JPH09192620A - ピグの洗浄方法及びピグ洗浄装置 - Google Patents

ピグの洗浄方法及びピグ洗浄装置

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JPH09192620A
JPH09192620A JP8007528A JP752896A JPH09192620A JP H09192620 A JPH09192620 A JP H09192620A JP 8007528 A JP8007528 A JP 8007528A JP 752896 A JP752896 A JP 752896A JP H09192620 A JPH09192620 A JP H09192620A
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pig
station
cleaning
transfer pipe
product transfer
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JP8007528A
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Masaru Shimada
優 嶋多
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TSUUHEN HAAGEN JAPAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管路をクローズド状態に保ったままで、ステ
ーションやピグ自体の洗浄を実施可能にして、設備の衛
生品質の維持を容易にする。 【解決手段】 ピグ35を製品移送管5に出入り可能に
収容保持するステーション37に隣接して、該ステーシ
ョン37よりも内径の大きな洗浄室44を設けておい
て、ピグ35やステーション37の洗浄が必要になった
ら、ステーション37内のピグ35を洗浄室44に移動
させて、ステーション37側から洗浄室44に洗浄液を
通して、ピグ35とステーション37との洗浄を実施す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流動製品を移送す
る製品移送管内で栓状のピグを移動させることによって
製品移送管内に残留する製品等の回収や除去を行うピグ
・システムにおけるピグの洗浄方法及びピグ洗浄装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ピグは、外径が製品移送管の内径に略等
しい栓状に合成ゴム等の可撓弾性材料を成形したもの
で、該ピグを製品移送管内で移動させることで、製品移
送管内に残留している製品等の回収や除去を行うピグ・
システムが開発されている。このピグ・システムを利用
すると、管内残液を製品として回収することができ
て、製品の歩留りを向上させることができ、また、管
内残液が少なくなるので、管内の洗浄に使用する洗浄液
量を節約できると同時に、洗浄処理に要する時間を短縮
することができ、更には、廃液処理設備の負荷を軽減す
ることができる。
【0003】この様な効果を有することから、例えば、
(1)高粘度の流体を取り扱い、水押しや圧縮ガスのフ
ラッシングが不向きなプロセス設備、(2)製品が高価
で回収率を高めなければならないプロセス設備、(3)
廃水の処理に費用がかかり、廃水処理設備の負荷を低減
するため、洗浄前の残留製品をできる限り回収除去しな
ければならないプロセス設備、(4)残留製品の除去に
より、洗浄液の消費量を低減したいプロセス設備、
(5)重力落下等の方法での製品回収・除去では時間が
かかり運転効率が悪くなるプロセス設備、等に広く普及
するようになってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ピグ・シス
テムが用いられるようなプロセス設備は、厳しい衛生管
理が要求される場合が多く、例えば、衛生品質を維持す
るために、管路の洗浄処理等も、管路を分解せずに実施
できるように整備することが多い。しかし、従来のピグ
・システムは、ピグを製品移送管に出入り可能に収容保
持するステーションやピグ自体の洗浄に対する配慮が十
分でなく、これらのステーションやピグ自体を十分に洗
浄するには、ステーションを分解してステーションから
ピグを取り出した上で実施しなければならず、手間がか
かるだけでなく、ステーションの分解時に製品移送管側
の衛生品質を低下させてしまう虞があった。
【0005】そこで、本発明の目的は上記課題を解消す
ることにあり、ステーションを分解してピグを取り出し
たりせずとも、管路をクローズド状態に保ったままで、
ステーションやピグ自体の洗浄を実施でき、設備の衛生
品質の維持の点でも優れたピグの洗浄方法及びピグ洗浄
装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、流
動製品を移送する製品移送管内を移動させることによっ
て、前記製品移送管内に残留する製品等の回収や除去を
行う栓状のピグを洗浄する方法であって、前記製品移送
管に分岐接続されて前記ピグを製品移送管に出入り可能
に収容保持するステーションから、該ステーションに隣
接する洗浄室にピグを移し、該洗浄室内に洗浄液を流す
ことによってピグを洗浄することを特徴とするピグの洗
浄方法により達成される。
【0007】また、本発明の上記目的は、ピグを製品移
送管に出入り可能に収容保持する略筒状のステーション
よりも大きな内径を有して前記ステーションに隣接され
た洗浄室と、前記ステーションと洗浄室との間でピグを
往来させるピグ移動機構と、前記製品移送管の洗浄に使
われる洗浄液を前記洗浄室に通す洗浄液送給機構と、こ
れらのピグ移動機構や洗浄液送給機構の動作を自動制御
する信号処理装置とを備えたことを特徴とするピグ洗浄
装置により達成される。
【0008】
【作用】本発明の上記構成によれば、ステーションやピ
グを洗浄する場合には、ピグ移動機構を作動させてステ
ーション内のピグをステーションに隣接された洗浄室に
移し、次いで、洗浄液送給機構を作動させてステーショ
ン及び洗浄室に洗浄液を流せばよく、ステーションを分
解してピグを取り出したりせずとも、管路をクローズド
状態に保ったままで、ステーションやピグ自体の洗浄を
実施できる。
【0009】また、洗浄処理が終了したら、ピグ移動機
構によって洗浄室内のピグをステーションに戻せば、再
び、ピグを製品移送管に送り出すことが可能になる。そ
して、このようなピグやステーションの洗浄時に必要と
なるピグ移動機構や洗浄液送給機構の動作は、信号処理
装置によって自動制御されるため、手間がかからない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図示実施形態により、本発
明を説明する。図1乃至図3は本発明の一実施形態を示
したもので、図1は本発明の一実施形態のピグ洗浄装置
を装備したプロセス設備の概略構成図、図2は本発明の
一実施形態のピグ洗浄装置の構成要素である洗浄室の拡
大断面図、図3は図2のA−A線に沿う断面図である。
図示のプロセス設備1は、第1のタンク2に貯留してい
る液状の製品3を、製品移送管5によって第2のタンク
7に移送する。
【0011】ここに、第1のタンク2は、2重シール構
造の3方弁9、開閉弁11、T字管13を介して製品移
送管5の一端に接続されている。また、第2のタンク7
は、2重シール構造の3方弁15、ピグ受取ステーショ
ン17を介して製品移送管5の他端に接続されている。
第1のタンク2に接続された3方弁9の残りのポートに
は、前記製品移送管5の一端に洗浄液を送り込む洗浄液
供給管19が、2重シール構造の3方弁21を介して接
続されている。また、3方弁21の残りのポートに接続
された配管23は、余った洗浄液を回収する洗浄液回収
容器25に接続されている。第2のタンク7に接続され
た3方弁15の残りのポートには、製品移送管5の一端
側から供給された洗浄液を前記3方弁15を通して洗浄
液回収容器27に導く洗浄液回収管29が接続され、こ
の洗浄液回収管29は開閉弁31によって開閉可能にさ
れている。
【0012】以上の構成をなすプロセス設備1には、製
品移送管5内の残液の回収・除去を目的として、本発明
を適用したピグ・システム33が装備されている。この
ピグ・システム33は、前記製品移送管5内を移動させ
るためのピグ35と、前記T字管13を介して前記製品
移送管5の一端に分岐接続されてピグ35を製品移送管
5に出入り可能に収容保持する略円筒状のピグ射出ステ
ーション37と、前記製品移送管5の他端に接続されて
ピグ35を製品移送管5に出入り可能に収容保持する略
円筒状のピグ受取ステーション17と、前記製品移送管
5に沿って適宜間隔で配置されて磁石の接近を検出する
複数個の近接センサS1〜S7と、これらの各近接セン
サS1〜S7の出力を監視して製品移送管5内のピグ3
5の位置を検出する信号処理装置39とを備えた構成を
なしている。
【0013】前記ピグ35は、図2に示すように、外径
が前記製品移送管5の内径よりも僅かに大きい栓状に成
形された可撓弾性体41と、該可撓弾性体41に埋め込
まれた磁石42とを具備した構成をなしている。可撓弾
性体41は、例えば、シリコンゴム等を所定の形状(両
端外周に丸みを持たせた鼓形)に成形したもので、外周
を弾性変形させた状態で製品移送管5内を移動する。
【0014】前記ピグ射出ステーション37は、前記T
字管13の直管部に連なる円筒体で、内径が前記製品移
送管5及びT字管13の直管部と同一にされている。こ
のピグ射出ステーション37の端部には、該ピグ射出ス
テーション37よりも大きな内径を有した円筒形で本発
明の一実施形態のピグ洗浄装置71の構成要素となる洗
浄室44が装備されている。また、洗浄室44を介して
ピグ射出ステーション37の端部に連通する管路46に
は、前記ピグ射出ステーション37内のピグ35の位置
を規制する押し棒48と、前記ピグ射出ステーション3
7内のピグ35を製品移送管5内に圧送する加圧流体を
供給する射出用流体供給管50と、圧送時に製品移送管
5内に溜まった加圧流体を抜くための流体抜き管52
と、前記洗浄室44内の洗浄液を抜くための洗浄液排出
管54とが装備されている。
【0015】また、前記射出用流体供給管50、流体抜
き管52、洗浄液排出管54には、これらの管路を開閉
する開閉弁56,57,58が装備されている。前記押
し棒48は、前記ピグ35の端部に当接することによっ
て、前記ピグ35の動きを規制するもので、前記ピグ射
出ステーション37及び洗浄室44の中心軸線上を進退
することができ、図示のように、ピグ35が洗浄室44
側に入ることを防止するストッパとして機能する。
【0016】また、押し棒48は、図2に示すように、
管路46側に引き下がることで、ピグ35を洗浄室44
内に移動可能にする。ピグ35をピグ射出ステーション
37から洗浄室44内に押し込む力としては、前記洗浄
液供給管19からT字管13内に送給される洗浄液の圧
力が利用される。そして、前記洗浄室44内には、図2
及び図3に示すように、ピグ射出ステーション37から
洗浄室44に進入したきたピグ35の周囲に外接する6
本のガイド軸70が装備されている。これらのガイド軸
70は、ピグ射出ステーション37の中心軸に同心の円
周上に等間隔で配置されていて、ピグ射出ステーション
37と洗浄室44との間におけるピグ35の出入りを円
滑になるように、ピグ35をピグ射出ステーション37
の中心軸上に位置決めしている。即ち、前記押し棒4
8、洗浄液供給管19から供給されるピグ35に作用す
る洗浄液の液圧、ガイド軸70などが、ピグ射出ステー
ション37と洗浄室44との間でピグ35を往来させる
ピグ移動機構として機能する。
【0017】開閉弁56,57,58,64や、3方弁
15などの各弁は、製品移送管5内における洗浄液の流
れ方向を制御し、前記製品移送管5の洗浄に使われる洗
浄液をピグ射出ステーション37から洗浄室44に通す
洗浄液送給機構としても機能している。
【0018】前記ピグ受取ステーション17は、内径が
前記製品移送管5と同一の円筒状をなしており、内部に
はピグ35を受け止めるストッパ59が立設されてい
る。そして、前記ピグ受取ステーション17上でストッ
パ59よりも3方弁15寄りの位置には、該ピグ受取ス
テーション17に到達したピグ35をピグ射出ステーシ
ョン37に返送する加圧流体を供給する返送用流体供給
管61が、2重シール構造の3方弁63、開閉弁64を
介して接続されている。また、3方弁63の残りのポー
トには、製品移送管5の一端側から送給された洗浄液の
一部を洗浄液回収容器66に回収する配管67が装備さ
れている。なお、通常、ピグ35を製品移送管5内に射
出したり返送する加圧流体としては、殺菌エアーが利用
される。その場合、前記開閉弁56は、エア抜き弁であ
る。
【0019】前記信号処理装置39は、いわゆる制御用
コンピュータで、プロセス設備1内の全ての弁の開閉を
制御することができ、製品移送管5を介しての製品3の
移送、ピグ35による製品移送管5内の残液の回収、回
収処理後のピグ35の返送、洗浄液供給管19から供給
される洗浄液による製品移送管5内の洗浄、同じく洗浄
液供給管19から供給される洗浄液を洗浄室44に供給
するピグ35の洗浄等の諸動作を実現する。本発明の一
実施形態のピグ洗浄装置71は、この信号処理装置39
と、洗浄室44と、前述したピグ移動機構および洗浄液
送給機構とで構成されるものである。
【0020】また、信号処理装置39には、各近接セン
サS1〜S7の出力から検出されたピグ35位置の経時
に伴う変化から製品移送管5内におけるピグ35の移動
速度を逆算する速度検出機能と、製品移送管5内のピグ
35の移動速度が理想値となるように前記ピグ35の圧
送に使う圧送流体の圧力や流量を前記速度検出機能によ
って算出した移動速度に応じて調整する速度調整機能が
装備されている。
【0021】以上のピグ・システム33の動作を以下に
説明する。製品3の移送の際には、洗浄液供給管19,
洗浄液回収管29,開閉弁56,57,58,64,は
全て閉じられた状態とされ、また、ピグ35はピグ射出
ステーション37に収容保持された状態に維持される。
そして、3方弁9,開閉弁11を介して第1のタンク2
が製品移送管5に連通する一方、ピグ受取ステーション
17および3方弁15を介して製品移送管5の他端が第
2のタンク7に連通した状態とされて、第1のタンク2
内の製品3が第2のタンク7に移送される。
【0022】製品3の移送後には、前記開閉弁11を閉
じると共に、前記開閉弁57を開いて、射出用流体供給
管50から基準圧の殺菌エアをピグ射出ステーション3
7に送り込むことで、ピグ35を製品移送管5内に発射
して、製品移送管5内の残液を第2のタンク7におく
る。ピグ35がピグ受取ステーション17に到達して、
残液の回収が終了したら、第2のタンク7に接続されて
いる3方弁15や射出用流体供給管50の開閉弁57を
閉じる一方、開閉弁56,64を開き、また、3方弁6
3を開いて、返送用流体供給管61から殺菌エアーをピ
グ受取ステーション17に送り込んで、ピグ35をピグ
射出ステーション37に戻す。
【0023】ピグ35の射出時や返送時には、製品移送
管5内におけるピグ35の移動に伴って各近接センサS
1〜S7の出力が順に変化するため、製品移送管5内に
おけるピグ35の位置を逐次検出して、製品移送管5内
におけるピグ35の移動状況を把握することができる。
そして、製品移送管5内におけるピグ35の位置の経時
に伴う変化から実際のピグ35の移動速度を検出するこ
とで、現在の移動速度の是非を判定することが可能にな
り、ピグ35の移動速度が最適値となるように、ピグ3
5を圧送する加圧流体の圧力や流量を調整して、ピグ3
5の移動による残液の回収・除去効果を最大限に引き出
すことが可能になる。
【0024】製品移送管5やピグ射出ステーション37
やピグ35自体の洗浄は、次のようにして行う。まず、
製品移送管5の他端側に位置している3方弁15及び開
閉弁64の双方を閉じて、製品移送管5の他端部をクロ
ーズド状態にする。そして、製品移送管5の一端がに位
置している開閉弁56,57を閉じると共に、開閉弁5
8を開く。さらに、押し棒48を図2に示したように管
路46側に引き下げた状態にしたら、洗浄液供給管19
から製品移送管5に洗浄液を送給させる。洗浄液供給管
19から送給された洗浄液が製品移送管5内に充満する
と、製品移送管5内の洗浄が成されるとともに、充満し
た洗浄液の液圧でピグ35は洗浄室44内に押し込まれ
る。
【0025】そして、更に洗浄液供給管19から送給さ
れる洗浄液は、図2に矢印(イ)で示すように、ピグ射
出ステーション37から洗浄室44に入り、ピグ35の
外面を洗って管路46に出て、洗浄液排出管54を出て
回収される。このように、製品移送管5側の洗浄液をピ
グ射出ステーション37から洗浄室44に通すことで、
ピグ射出ステーション37とピグ35との洗浄が自動実
行される。また、このようなピグ35とピグ射出ステー
ション37の洗浄時に、前記開閉弁56を間欠的に開け
ば、流体抜き管52を洗浄することもできる。
【0026】ピグ35とピグ射出ステーション37の洗
浄が済んだら、前記洗浄液供給管19からの洗浄液の送
給を停止させ、製品移送管5の一端側の各開閉弁56,
57,58を閉じた状態にする一方で、製品移送管5の
他端側の開閉弁31を開いて、製品移送管5の他端側を
洗浄液回収管29に連通させる。そして、前記押し棒4
8を押し出して、ピグ35をピグ射出ステーション37
内に戻したら、製品移送管5の一端側の開閉弁57を開
いて射出用流体供給管50から加圧流体をピグ35に作
用させ、ピグ35をピグ受取ステーション17側に射出
する。このピグ35の移動は、製品移送管5内に残留す
る洗浄液を洗浄液回収容器27に排出する役割を果た
す。そして、ピグ35がピグ受取ステーション17に到
達したら、洗浄液の回収は終了する。後は、ピグ受取ス
テーション17のピグ35をピグ射出ステーション37
に戻せばよい。
【0027】以上に説明したように、一実施形態のピグ
洗浄装置71を装備したピグ・システム33では、ピグ
射出ステーション37を分解してピグ35を取り出した
りせずとも、製品移送管5をクローズド状態に保ったま
まで、ピグ射出ステーション37やピグ35自体の洗浄
を実施できる。したがって、ピグ35やピグ射出ステー
ション37の洗浄のために、設備の衛生品質が損なわれ
ることを防止できる。
【0028】また、洗浄処理が終了したら、ピグ移動機
構によって洗浄室44内のピグ35をピグ射出ステーシ
ョン37に戻せば、再び、ピグ35を製品移送管5に送
り出すことが可能になる。そして、このようなピグ35
やピグ射出ステーション37の洗浄時に必要となるピグ
移動機構や洗浄液送給機構の動作は、信号処理装置39
によって自動制御されるため、手間がかからず、優れた
取り扱い性を得ることができる。
【0029】なお、本発明を利用するに応用するに際し
て、ピグ射出ステーション37やピグ受取ステーション
17の具体的な構造や、これらのステーション17,3
7への加圧流体を供給するための構造、更には、ピグ3
5の可撓弾性体41の外郭形状等は、いずれも一実施形
態の構造に限るものではない。また、近接センサの装備
数、装備する位置も、上記の一実施形態のものに限らな
い。ただし、少なくとも、それぞれのステーション、製
品移送管5の折曲部、負荷が変る傾斜部等には、近接セ
ンサを装備した方が好ましい。
【0030】
【発明の効果】本発明のピグの洗浄方法及びピグ洗浄装
置によれば、ステーションやピグを洗浄する場合には、
ピグ移動機構を作動させてステーション内のピグをステ
ーションに隣接された洗浄室に移し、次いで、洗浄液送
給機構を作動させてステーション及び洗浄室に洗浄液を
流せばよく、ステーションを分解してピグを取り出した
りせずとも、管路をクローズド状態に保ったままで、ス
テーションやピグ自体の洗浄を実施できる。したがっ
て、ステーションやピグの洗浄のために、設備の衛生品
質が損なわれることを防止できる。また、洗浄処理が終
了したら、ピグ移動機構によって洗浄室内のピグをステ
ーションに戻せば、再び、ピグを製品移送管に送り出す
ことが可能になる。そして、このようなピグやステーシ
ョンの洗浄時に必要となるピグ移動機構や洗浄液送給機
構の動作は、信号処理装置によって自動制御されるた
め、手間がかからず、優れた取り扱い性を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のピグ洗浄装置を装備した
プロセス設備の概略構成図である。
【図2】本発明の一実施形態のピグ洗浄装置の構成要素
である洗浄室の拡大断面図である。
【図3】図3は図2のA−A線に沿う断面図である。
【符号の説明】
2 第1のタンク 5 製品移送管 7 第2のタンク 13 T字管 17 ピグ受取ステーション 33 ピグ・システム 35 ピグ 39 信号処理装置 41 可撓弾性体 42 磁石 44 洗浄室 48 押し棒 56,57,58 開閉弁 59 ストッパ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流動製品を移送する製品移送管内を移動
    させることによって、前記製品移送管内に残留する製品
    等の回収や除去を行う栓状のピグを洗浄する方法であっ
    て、 前記製品移送管に分岐接続されて前記ピグを製品移送管
    に出入り可能に収容保持するステーションから、該ステ
    ーションに隣接する洗浄室にピグを移し、該洗浄室内に
    洗浄液を流すことによってピグを洗浄することを特徴と
    するピグの洗浄方法。
  2. 【請求項2】 ピグを製品移送管に出入り可能に収容保
    持する略筒状のステーションよりも大きな内径を有して
    前記ステーションに隣接された洗浄室と、前記ステーシ
    ョンと洗浄室との間でピグを往来させるピグ移動機構
    と、前記製品移送管の洗浄に使われる洗浄液を前記洗浄
    室に通す洗浄液送給機構と、これらのピグ移動機構や洗
    浄液送給機構の動作を自動制御する信号処理装置とを備
    えたことを特徴とするピグ洗浄装置。
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