JPH09192387A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 投入蓋をあける等に際して水槽内の水を洗濯
機外に排出することがなく、再使用できるので、余分な
水を使うことがなくなって水の無駄を無くす事ができと
共に、洗濯工程途中でも水を捨てることなく洗濯物の再
投入が可能になるドラム式洗濯機を提供する。 【解決手段】 底台２には、排水弁７を介して水槽３か
ら流れ出た水を一時的に溜めることができる貯溜槽８
と、水を水槽３内に送る循環ポンプ１０と、前記貯溜槽
８内の水を循環ポンプ１０あるいはそれ以外の排水経路
１２に向けるように流路を切り替える第１の切り替え弁
１１とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ドラム式洗濯機に
関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、水平軸を中心に回転する横型の回
転ドラム式洗濯機が提案されており、この形式の洗濯機
は、この回転ドラムを用いて脱水、乾燥を行うことが容
易なため、特に洗濯終了後に脱水、乾燥も行う洗濯機に
利用されている。

【０００３】この種の洗濯機には、特開昭５７−７５６
９５号公報に示されたように、洗濯液を収容した外槽内
で、洗濯物を収容した回転ドラムを回転して洗濯を行う
ものがある。そして、この公報の技術では、回転ドラム
が低回転するので、洗濯液の流れが遅くそれによる洗濯
能力の低さという問題点があるが、この問題点を解消す
るために、特開昭６４−２０８９７号公報が提案されて
いる。

【０００４】前記特開昭６４−２０８９７号公報の洗濯
機では、外槽で洗濯液を回収してタンクへ収容し、該タ
ンク内の洗濯液を洗濯物に噴射して洗濯する。この公報
によれば、外槽底部がタンクになっているので、水槽
（外槽）自体がタンク的な役目を持っていて、洗濯時は
洗濯物は洗濯液に浸からずにシャワーからの噴射のみで
洗浄をしていると言える。また、水槽へ水を溜めて回転
ドラム内に洗濯物が浸る状態で洗浄を行うものもある。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術のドラム式洗濯機のように、水槽とタンクを一体
形状にして仕切りを設けない場合や、ドラム内の衣類を
水に浸して洗浄する場合には、タンクのないものに比べ
ると、タンクが外槽の下方に備えられ、タンクと外槽と
が一連になっているため、タンク容量の分の水量が多く
必要になる。

【０００６】また、水槽にドラム内の衣類を水に浸して
洗浄する場合において、洗濯容量が多い場合には、水が
投入蓋の３分の１ぐらいまで入るため、通常、洗濯や、
給水が終了した後にそのままで投入蓋を開けると水が機
外にこぼれてしまう。したがって、洗濯および給水終了
後に投入蓋を開ける際には洗濯水やすすぎ水などの水を
捨てなければ衣類を追加することができず不便であると
共に、水が無駄になるという問題点があった。

【０００７】本発明は、前記従来の問題点を解消するべ
くなされたものであって、投入蓋を開ける等に際して水
槽内の水を洗濯機外に排出することがなく水の無駄を無
くす事ができると共に、洗濯工程途中でも水を捨てるこ
となく洗濯物の再投入が可能になるドラム式洗濯機を提
供することを課題とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため次の構成を有する。請求項１の発明は、外槽
と、外槽を支持する底台と、外槽内に保持された水槽
と、水槽内に回転可能に支持されかつ周側面部に多数の
小孔が形成された、洗濯物を収容しかつ回転するドラム
と、水槽底面からの水の流れ出しを制御する排水弁と、
水槽内に洗濯物を投入するための開放部を閉鎖あるいは
開放する投入蓋とを有して構成され、前記底台上には、
前記排水弁を介して前記水槽から流れ出た水を一時的に
溜めることができる貯溜槽と、水を水槽内に送る循環ポ
ンプと、前記貯溜槽内の水を循環ポンプあるいはそれ以
外のいずれかに向けるように流路を切り替える第１の切
り替え弁とを備えたことを特徴とするドラム式洗濯機で
ある。

【０００９】請求項２の発明は、貯留槽を水槽底面に取
り付け、かつ貯溜槽の容積は、高水位のときの水量と投
入蓋が開放できる水位のときの水量の差に設定したこと
を特徴とする請求項１に記載のドラム式洗濯機である。

【００１０】請求項３の発明は、外槽と、外槽を支持す
る底台と、外槽内に保持された水槽と、水槽内に回転可
能に支持されかつ周側面部に多数の小孔が形成された、
洗濯物を収容しかつ回転するドラムと、水槽底面からの
水の流れ出しを制御する排水弁と、水槽内に洗濯物を投
入するための開放部を閉鎖あるいは開放する投入蓋とを
有して構成され、前記底台上には、前記水槽から流れ出
た水を一時的に溜めることができる貯溜槽と、水を水槽
内に送る循環ポンプと、前記貯溜槽内の水を循環ポンプ
あるいはそれ以外のいずれかに向けるように流路を切り
替える第１の切り替え弁と、前記水槽内の水を貯溜槽あ
るいは循環ポンプのいずれかに向けるように流路を切り
替える第２の切り替え弁とを備えたことを特徴とするド
ラム式洗濯機である。

【００１１】請求項４の発明は、貯留槽を水槽底面に取
り付け、かつ、貯溜槽の容積は、高水位のときの水量と
投入蓋が開放できる水位のときの水量の差に設定したこ
とを特徴とする請求項３に記載のドラム式洗濯機であ
る。

【００１２】したがって、請求項１の発明によれば、洗
濯時やすすぎに際して、水槽内の水が投入蓋にかかるぐ
らいの水位になっているときに、排水弁を介して水槽か
ら流れ出た水を一時的に貯溜槽に溜めることにより、水
槽内の水位を投入蓋（投入ドア）よりも下げて、投入蓋
を開けても水が出ないようにできる。そして、開放部か
らドラム内に洗濯物を取り出しあるいは投入した後に、
投入蓋を閉めて水を水槽内に入れるときには、第１の切
り替え弁を循環ポンプに向けて流路を切り替えると共
に、循環ポンプを作動させて水槽内に水を送る。これに
より、水槽内の水位を洗濯やすすぎに必要な水位に復帰
させる。

【００１３】以上により、投入蓋をあける等に際して水
槽内の水を洗濯機外に排出することがなく、再使用でき
るので、水の無駄を無くす事ができる。また、水が不要
になった時には、第１の切り替え弁により洗濯機外に向
けて流路を切り替えれば、貯溜槽内の水は洗濯機外に排
出できる。

【００１４】また、請求項３の発明によれば、前記請求
項１の発明の排水弁に併せて第２の切り替え弁（切れ替
え弁自体が排水弁の機能を併せ持ってもよい）を設けて
いるので、前記水槽内水位を下げたいときには、排水弁
を開けかつ第２の切り替え弁を切り替えて、請求項１と
同様の流路を形成して前記水槽内の水を貯溜槽に溜める
ことができる。そして、洗濯時などであって貯溜槽に水
を入れる必要の無いときには、前記第２の切り替え弁を
切り替えて水槽内から循環ポンプに向かう流路を形成し
て、水が貯溜槽を経由しないようにする。したがって、
洗濯時等の水を循環させるときに貯溜槽の容積分の水が
減水して、水槽内の水位が下がることを防止でき、結
局、貯溜槽容積分の水を節約することができ、水の使用
を効率良くできる。

【００１５】さらにまた、請求項２または請求項４の発
明によれば、貯留槽を水槽底面に取り付ける場合は、貯
溜槽の容積は、高水位のときの水量と投入ドアが開放で
きる水位のときの水量の差に設定するので、投入蓋を開
放するのに最低必要な貯溜水量に貯溜槽を形成できる。
したがって、貯溜槽は無駄な容積を有しないため小型化
を図ることができ、水槽への重量負担を抑えることがで
き、ひいては洗濯機の全体的な小型化を図ることができ
る。

【００１６】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図１〜図２は本発明の実施
形態１に係るドラム式洗濯機の説明断面図であって、図
１は洗濯機の正面から見たもの、図２は側面から見たも
のである。

【００１７】図１および図２に示すように、外槽１は、
箱体であって、剛性の高い底台２により固定・保持され
ている。外槽１内には、水槽３が保持されており、水槽
３は、横向きのドラム形状のものであり、一側面に洗濯
物２０を出し入れするための円形の開口部（開放部に相
当）３ａが形成されている。また、水槽３は、スプリン
グ等からなる防振機構４により外槽１内の上底部に吊り
下げられて外槽１に支持されている。

【００１８】水槽３の開口部３ａに対応するように、外
槽１にも開口部１ａがあり、それら開口部３ａ，１ａ同
士はドーナツ状のパッキン（パッキング）５により連結
されシールされる。また、外槽１の開口部１ａには、開
閉自在なる投入蓋（投入ドア）６が枢支され、投入蓋６
が閉まるときには、前記パッキン５により投入蓋６周縁
部と開口部１ａ縁部との面接触部分がシールされて水密
が保たれるようになっている。

【００１９】水槽３の下方部の底面にも開口部３ｂが形
成され、この開口部３ｂに対応する部分に排水弁７が結
合される。また、水槽３の下方であって洗濯機の前端側
の底台２に貯溜槽８が配置される。前記排水弁７は、排
水弁開閉機構７ａにより洗濯水（すすぎ水も含む）を自
在に貯溜槽８に連通パイプ９により導くようになってお
り、貯留槽８には前記排水弁７を介して前記水槽３から
流れ出た洗濯水を一時的に溜めることができる。

【００２０】また、貯溜槽８には、第１の切り替え弁１
１が連結されており、この切り替え弁１１を切り替え機
構（図示省略）により切り替え作動させることにより、
底台２に取り付けられている循環ポンプ１０と、排水ホ
ース１２とへの流路（経路）が切り替え可能になってい
る。この循環ポンプ１０は、循環パイプ１０ａにより水
槽３内へと連結されて前記貯溜槽８内の洗濯水を水槽３
内に戻す。

【００２１】前記水槽３の内部には、洗濯物２０を収容
して回転する洗濯用ドラム１３が回転中心をほぼ水平方
向に沿わせて収納・配置されている。洗濯用ドラム１３
は、その回転中心軸方向の片側が開口されこの開口部１
３ａは、前記水槽３の開口部３ａと外槽１の開口部１ａ
とに対応するように位置しており、反対側には回転駆動
軸１４が固定されている。この回転駆動軸１４は軸受け
１５により軸支されている。また、回転駆動軸１４には
プーリ１６が固定され、ベルト１７がプーリ１６と巻き
かかってモータ１８の動力を伝達して回転駆動軸１４さ
らには洗濯用ドラム１３を回転するようになっている。
洗濯用ドラム１３には、図示しないが周側面部に多数の
小孔が形成されており、この小孔を介して水槽３内の洗
濯水が前記ドラム１３の内外を流通するようになってい
る。

【００２２】次に実施形態１の作用を説明する。実施形
態１のドラム式洗濯機において、まず、洗濯工程が開始
後には投入蓋６は開かないようにロックされて給水が行
われる。給水は、洗濯物２０の量に合わせて規定水量を
自動的に供給される。この場合の水は洗濯物２０が多い
場合は水槽３の１／３ぐらいまで溜まり、洗濯用ドラム
１３の周側面部に小孔が開いているため水が浸入し、該
ドラム１３内の洗濯物２０が浸される。洗濯用ドラム１
３内には予め洗濯洗剤が投入されてあるいは水と並行し
て自動投入されて、水は洗濯水になる。洗濯水は、パッ
キン５および投入蓋６によりシールされているため、外
部に漏れることはない。

【００２３】しかしながら、上記の洗濯水の状態で洗濯
物２０を追加投入しようとすると、一度、洗濯水を水槽
３内から排出しないと投入蓋６を開けたときに水がこぼ
れるので、洗濯水の水位をこぼれない所まで下げる必要
がある。

【００２４】そこで、実施形態の洗濯機では、ユーザが
図示しない一時停止スイッチを押すと排水弁７が排水機
構７ａにより開放され、洗濯水が連通パイプ９を経由し
て貯溜槽８に流れ込み、水槽３の水位を投入蓋６が開け
られるところまで下げた後に、洗濯物２０を投入する。
この場合に、洗濯物２０投入のために投入蓋６を開けら
れる水位は、水位センサ等を用いて該水位を検出する。
水位が下がると排水弁７を閉じて貯溜槽８の洗濯水を切
り替え弁１１の切り替えで循環ポンプ１０に導く。投入
蓋６の閉じたことを条件に、洗濯水は循環ポンプ１０に
より圧送されて循環パイプ１０ａを通り水槽１へ供給さ
れる。

【００２５】再スタートすると、通常工程へ復帰し、洗
い・濯ぎ・脱水の工程を行う。なお、排水は排水弁７を
開放して切り替え弁１１の経路を排水ホース１２へ切り
替えることにより、洗濯機の外部に排水される。

【００２６】以上のような構成・機能を採用することに
より、投入蓋６をあける等に際して水槽３内の水を洗濯
機外に排出することがなく、洗濯水を２度使ったり脱水
工程中に水を循環させてすすぎを行い節水をすることが
できる。

【００２７】次に実施形態１の変形例について説明す
る。前記実施形態１と同様のドラム式洗濯機において、
図３に示すように、貯溜槽８を水槽３の底部に取り付け
る場合、貯溜槽８の容量を洗濯時に使用する水を全て貯
溜できる容量にすると水槽３への負担および水槽３を支
持している外槽１にも重量負担が増大する。また、防振
機構４への影響も大きい。

【００２８】したがって、水槽３の底部に貯溜槽８を取
り付ける場合は、前記規定量の給水の終了後に洗濯水を
減水させ投入蓋６を開閉しても洗濯水がこぼれない水量
を調査し、決定しておく。その決定した水量に対応して
予め貯溜槽８の内容積を設定する。すなわち、貯溜槽８
の容積は、高水位のときの水量と投入蓋６が開放できる
水位のときの水量の差に設定する。これにより、投入蓋
を開放するのに最低必要な貯溜水量に貯溜槽８を設定で
きる。したがって、貯溜槽８は無駄な容積を有しないた
め小型化を図って、水槽３の重量負担を抑えて防振機構
４への影響を少なくして、洗濯物２０を追加可能にでき
る。

【００２９】次に、図４に本発明の実施形態２を示す。
図４に示すように、前記実施形態１の排水弁７に代えて
水槽３内の洗濯水流れ出しを閉鎖・開放すると共に、洗
濯水を貯溜槽８あるいは循環ポンプ１０のいずれかに向
けるように流路を切り替える第２の切り替え弁３１を水
槽３の底部に設けている。なお、排水弁を切換弁と別に
設けてもよい。

【００３０】前記洗濯物２０を投入しようとするときに
は、第２の切り替え弁３１を切り替えて、図４中に実線
で示すように実施形態１の排水弁７と同様の流路を形成
して前記水槽３内の水を貯溜槽８に一時的に溜めて水槽
３内の水位を下げる。この場合のその他の作動は実施形
態１と同様のため省略する。

【００３１】そして、洗い・濯ぎ工程時などには、前記
第２の切り替え弁３１を切り替えて水槽内から循環ポン
プに向かう流路を形成して、図４中に破線で示すよう
に、循環ポンプ１０へ導く水が貯溜槽８を経由しないよ
うにする。これにより、貯溜槽８に洗濯水が流れないた
め、貯溜槽８の容積分を水槽の減水ができ、効率の良い
洗濯水の循環が可能になる。

【００３２】

【発明の効果】以上説明した通り請求項１の発明によれ
ば、洗い・すすぎ等の洗濯工程を浸し洗いで行っている
ときに、投入蓋をあける等に際して水槽内の水を洗濯機
外に排出することがなく、再使用できるので、余分な水
を使うことがなくなって水の無駄を無くす事ができと共
に、洗濯工程途中でも水を捨てることなく洗濯物の再投
入が可能になる。

【００３３】また、請求項３の発明によれば、洗い・す
すぎなどの洗濯工程時等の水を循環させるときに貯溜槽
の容積分の水が減水して、水槽内の水位が下がることを
防止でき、結局、貯溜槽容積分の水を節約することがで
き、水の使用を効率良くできる。

【００３４】また請求項２または請求項４の発明によれ
ば、投入蓋を開放するのに最低必要な貯溜水量に貯溜槽
を形成できる。したがって、貯溜槽は投入蓋を開けるの
に必要な分だけの容積があれば良く、無駄な容積を有し
ないため小型化を図ることができ、ひいては洗濯機の全
体的な小型化を図ることができる。また、水槽下部に貯
溜槽を設けるのに水が入った状態の貯溜槽の重量が重く
ならず、水槽の重量負担を抑えることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態１に係るドラム式洗濯機の説
明断面図であって、洗濯機の正面から見た図である。

【図２】図１の洗濯機を側面から見た説明断面図であ
る。

【図３】実施形態１の変形例の説明図である。

【図４】本発明の実施形態２のドラム式洗濯機の側面か
らみた説明断面図である。

【符号の説明】

１ 外槽 ２ 底台 ３ 水槽 ５ パッキン ６ 投入蓋 ７ 排水弁 ８ 貯溜槽 ９ 連通パイプ １０ 循環ポンプ １０ａ 循環パイプ １１ 第１の切り替え弁 １２ 排水経路 １３ 洗濯用ドラム ３１ 第２の切り替え弁

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 外槽と、外槽を支持する底台と、外槽内
   に保持された水槽と、水槽内に回転可能に支持されかつ
   周側面部に多数の小孔が形成された洗濯物を収容しかつ
   回転するドラムと、水槽底面からの水の流れ出しを制御
   する排水弁と、水槽内に洗濯物を投入するための開放部
   を閉鎖あるいは開放する投入蓋とを有して構成され、 前記底台上には、前記排水弁を介して前記水槽から流れ
   出た水を一時的に溜めることができる貯溜槽と、水を水
   槽内に送る循環ポンプと、前記貯溜槽内の水を循環ポン
   プあるいはそれ以外のいずれかに向けるように流路を切
   り替える第１の切り替え弁とを備えたことを特徴とする
   ドラム式洗濯機。
2. 【請求項２】 貯留槽を水槽底面に取り付け、かつ、貯
   溜槽の容積は、高水位のときの水量と投入蓋が開放でき
   る水位のときの水量の差に設定したことを特徴とする請
   求項１に記載のドラム式洗濯機。
3. 【請求項３】 外槽と、外槽を支持する底台と、外槽内
   に保持された水槽と、水槽内に回転可能に支持されかつ
   周側面部に多数の小孔が形成された、洗濯物を収容しか
   つ回転するドラムと、水槽底面からの水の流れ出しを制
   御する排水弁と、水槽内に洗濯物を投入するための開放
   部を閉鎖あるいは開放する投入蓋とを有して構成され、 前記底台上には、前記水槽から流れ出た水を一時的に溜
   めることができる貯溜槽と、水を水槽内に送る循環ポン
   プと、前記貯溜槽内の水を循環ポンプあるいはそれ以外
   のいずれかに向けるように流路を切り替える第１の切り
   替え弁と、前記水槽内の水を貯溜槽あるいは循環ポンプ
   のいずれかに向けるように流路を切り替える第２の切り
   替え弁とを備えたことを特徴とするドラム式洗濯機。
4. 【請求項４】 貯留槽を水槽底面に取り付け、かつ、貯
   溜槽の容積は、高水位のときの水量と投入蓋が開放でき
   る水位のときの水量の差に設定したことを特徴とする請
   求項３に記載のドラム式洗濯機。