JPH09191609A - 減速機付モータの軸受装置 - Google Patents

減速機付モータの軸受装置

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JPH09191609A
JPH09191609A JP122296A JP122296A JPH09191609A JP H09191609 A JPH09191609 A JP H09191609A JP 122296 A JP122296 A JP 122296A JP 122296 A JP122296 A JP 122296A JP H09191609 A JPH09191609 A JP H09191609A
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JP
Japan
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motor
motor shaft
metal plate
resin thrust
force
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Pending
Application number
JP122296A
Other languages
English (en)
Inventor
Michihiro Shimizu
道弘 清水
照幸 ▲吉▼田
Teruyuki Yoshida
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP122296A priority Critical patent/JPH09191609A/ja
Publication of JPH09191609A publication Critical patent/JPH09191609A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/02Gearboxes; Mounting gearing therein
    • F16H57/021Shaft support structures, e.g. partition walls, bearing eyes, casing walls or covers with bearings
    • F16H2057/0213Support of worm gear shafts

Landscapes

  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車用パワーウインドモータにおいて、作
動によるモータ全体の摩擦力低下を樹脂スラスト受け部
のブレーキ力増加で補うことで、窓下がりを防止する。 【解決手段】 樹脂スラスト受け30bは外径をテーパ
状とし、かつ金属プレート29との摺動面に勾配を有す
る凹部を設けることでモータ作動による摩耗により、こ
の部位のブレーキ力は増加する。このブレーキ力の増加
分がモータ全体の機械的摩擦力(フリクション)の低下
を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は減速機付モータの軸
受装置に関し、たとえば自動車用パワーウインドモータ
において、窓下がりを防止するためなど、無通電時に外
部負荷によって逆転するのを防止する必要がある場合に
有効な減速機付モータの軸受装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用パワーウインドモータに
おいては、モータの無通電時に、ウォーム減速機構に外
部負荷が加わった場合に、モータシャフトの逆転を防止
する手段として、モータシャフトの先端に樹脂スラスト
受けを配置し、外部負荷が加わった場合に、モータシャ
フトに固着された樹脂スラスト受けに圧接するように
し、接触面積を大きくしてその摩擦力でブレーキ力を発
生するようにしたものが知られており、特開平3−34
554号に開示されている。以下に従来の減速機付モー
タの軸受装置について図3を参照しながら説明する。
【0003】図3(a)は部分断面図であり、図3
(b)は軸端部の拡大断面図と、そのD−dの部分断面
図である。
【0004】図3(a)において21はギヤケース、2
2はモータシャフト、23はモータシャフト22の一端
近傍部の外周に形成されたウォームギヤ、24はウォー
ムホイール、25は緩衝部材、26は出力軸であり、モ
ータシャフト22は軸受メタル27,28にて回転自在
に支持されている。また、モータシャフト22の一端に
対向するようにギヤケース21内面に金属プレート29
が固定して配置され、モータシャフト22の一端と金属
プレート29の間に樹脂スラスト受け30が介装されて
いる。
【0005】樹脂スラスト受け30は、低摩耗性でかつ
摩擦係数の安定している樹脂を圧縮成形して構成されて
いる。また、その形状は軸芯方向から見た形状が外径お
よび内径が一定の円形またはリング状に形成され、その
一部がモータシャフト22の一端に圧入固定されるとと
もに金属プレート29に面接触している。
【0006】以上の構成において、出力軸26に外力負
荷すなわち窓下がりトルクTが加わると、このトルクT
は緩衝部材25に伝わり、これと連結しているウォーム
ホイール24にトルクが加わる。このウォームホイール
24と噛み合うウォームギヤ23はモータシャフト22
と一体であるため、モータシャフト22に金属プレート
29の方向に押し付ける力、すなわちスラスト力が働
く。このスラスト力により樹脂スラスト受け30と金属
プレート29との接触面との間に摩擦力が発生し、これ
が窓下がりを防止するブレーキ力として作用する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図3に示
した構成の軸受装置では、図3(b)に示すように樹脂
スラスト受け30がモータ作動により軸芯方向に摩耗し
ても、樹脂スラスト受け30の外径および金属プレート
29との摺動面積は一定不変であり、したがってモータ
作動によりモータ全体の機械的損失(摩擦力)が減少し
た場合、その摩擦力の低下分だけ窓下がりを防止するブ
レーキ力が低下するという問題点があった。
【0008】本発明は上記従来の問題点に鑑み、逆転を
防止するブレーキ力が確実に得られるとともに、モータ
作動によりモータ全体の機械的摩擦力が減少してもその
分を補填し、窓下がりを防止するブレーキ力を一定に保
持できる減速機付モータの軸受装置を提供することを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の減速機付モータ
の軸受装置は、ウォームギヤを一体的に配設されたモー
タシャフトの一端部を支持する軸受メタルと、モータシ
ャフトの一端に対向する金属プレートと、モータシャフ
ト一端に固着された樹脂スラスト受けとを備えた減速機
付モータの軸受装置において、樹脂スラスト受けの金属
プレートとの摺動部は円柱状で、かつその外径はテーパ
状に成形して構成したものである。好適には樹脂スラス
ト受けは、金属プレートとの摺動面に勾配を有した凹部
を設けている。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、モータシャフトと一体に形成されたウォームギヤ
と、出力軸を有しかつ前記ウォームギヤに噛合するウォ
ームホイールと、前記モータシャフトを回転自在に支持
する軸受メタルと、前記モータシャフトの端部に固着し
た樹脂スラスト受け板と、前記スラスト受け板と対向す
る位置でギヤケースに固定して設けた金属プレートとを
備え、前記スラスト受け板は前記モータシャフトの回転
により前記金属プレートと摺動する減速機付きモータに
おいて、前記樹脂スラスト受け板は径方向の断面積が前
記金属プレートとの摺動面から前記モータシャフト端面
の方向に向かって漸増する構成としたものであり、逆転
トルクが加わるとモータシャフトに金属プレートに向け
て押し付けるスラスト力が作用し、そのスラスト力によ
りモータシャフトの先端に固着された樹脂スラスト受け
と金属プレートとの接触面に摩擦力が発生し、モータの
逆転を防止するブレーキ力が確実に得られる。しかも樹
脂スラスト受けの径方向断面積が金属プレートとの摺動
面からモータシャフト端面に向かって漸増するように構
成しているので、モータ運転によるなじみのためモータ
各部の機械的摩擦力が減少しても同時に樹脂スラスト板
が摩耗することにより、金属プレートと樹脂スラスト板
の摺動面積が増加するので樹脂スラスト受け部の機械的
摩擦力は増加し、結果的にモータ全体の機械的摩擦は一
定となり、窓下がりを防止するブレーキ力をほぼ一定不
変に保持することができるという作用を有する。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
減速機付モータで、樹脂スラスト受け板を前記金属プレ
ートとの摺動面から前記モータシャフト端面の間で径方
向断面形状を円形に構成したものであり、請求項1の作
用に加えて樹脂スラスト受け板の製造工程である樹脂射
出成形時において樹脂の流れが急激に曲げられることの
ない円形断面形状とすることにより、充填不足などを発
生することのない高品質の成形を可能とする作用を有す
る。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
減速機付モータで、樹脂スラスト受け板を金属プレート
との摺動面にすり鉢形またはお椀形の凹部を設けた構成
としたものであり、請求項1の作用に加えて樹脂スラス
ト受け板の製造工程である樹脂射出成形時において、摺
動面に肉盗みとして凹部を設けることにより摺動面のひ
けを防止して良好な平面を確保できるという作用を有す
る。
【0013】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図2を用いて説明する。 (実施の形態1)図1(a)は本発明の一実施の形態に
よる減速機付モータの軸受装置の部分断面図であり、図
1(b)は軸端部の拡大断面図と、そのA−aの矢視断
面図である。
【0014】図1(a)において、21はギヤケース、
22はモータシャフト、23はモータシャフト22の一
端近傍部の外周に形成されたウォームギヤ、24はウォ
ームホイール、25は緩衝部材、26は出力軸であり、
モータシャフト22はウォームギヤ23とモータとの間
が軸受メタル27にて、一端部が軸受メタル28にてそ
れぞれ回転自在に支持されている。また、図1(b)に
示すようにモータシャフト22の一端に対向するように
ギヤケース21内面に金属プレート29が固定して配置
され、このモータシャフト22の一端に樹脂スラスト受
け30aが固着されている。
【0015】樹脂スラスト受け30aは、図1(b)に
示すように金属プレート29との接触部が円柱状で、そ
の外径がテーパ状に形成されており、耐摩耗性でかつ摩
擦係数の安定している樹脂を圧縮成形して構成されてい
る。
【0016】以上の構成において、出力軸26に窓下が
りトルクTが加わると、このトルクTは緩衝部材25を
介してこれと連結されているウォームホイール24に伝
わる。ウォームホイール24と噛み合っているウォーム
ギヤ23は、モータシャフト22と一体であるため、ト
ルクTによりモータシャフト22に金属プレート29の
方向に押し付けられる力、すなわちスラスト力が働く。
このスラスト力により、モータシャフト22の先端に固
着された樹脂スラスト受け30aと金属プレート29と
の接触面との間で摩擦力が発生するので、この力が逆転
防止力、すなわち窓下がりを防止するブレーキ力とな
る。
【0017】また、樹脂スラスト受け30aの外径をテ
ーパ形状に圧縮成形して構成しているので、モータが繰
り返し作動することによりモータ各部の機械的摩擦が減
少しても、相反して樹脂スラスト受けの外径および、金
属プレート29との接触面積は摩耗により増加するの
で、結果的にモータ全体の機械的摩擦力はほぼ一定不変
であり、窓下がりを防止するブレーキ力を一定に保持す
ることができる。
【0018】(実施の形態2)なお、樹脂スラスト受け
部のさらなる摩擦力増加手段として、図1における樹脂
スラスト受け30aの外径の増加による場合を説明し
た。
【0019】図2はその他の実施の形態を示している。
図2(a)は軸端部の部分断面図と、そのB−b矢視断
面図である。
【0020】図2(c)はさらにその他の実施の形態の
軸端部の部分断面図と、そのC−c矢視断面図である。
【0021】図2(a)における樹脂スラスト受け30
bおよび図2(b)における樹脂スラスト受け30cに
示すように、金属プレート29との接触面に勾配を有す
る凹部を設けることで、樹脂スラスト受けは摩耗により
接触面積を増加させることができ、同様の効果が得られ
る。
【0022】
【発明の効果】本発明の減速機付モータの軸受装置によ
れば、以上の説明から明らかなように逆転トルクが加わ
るとモータシャフトにスラスト力が作用して、モータシ
ャフトの先端に固着された樹脂スラスト受けと金属プレ
ートとの接触面に摩擦力が発生し、モータの逆転を防止
するブレーキ力が確実に得られ、またその樹脂スラスト
受けの外径形状はテーパ状になっているので、モータ作
動により各部の機械的摩擦力が減少しても、その分樹脂
スラスト受けの摩耗により樹脂スラスト受けの金属プレ
ートとの摩擦力は増加し、結果的にモータの作動回数に
関係なくブレーキ力を一定に確保することができるとい
う有利な効果が得られる。
【0023】なお、樹脂スラスト受けの金属プレートと
の接触面に勾配を有する凹部を設けても同様の効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施の形態における減速機付
モータの軸受装置の部分断面図 (b)は軸端部の部分拡大断面図
【図2】(a)本発明の他の実施の形態における減速機
付モータの軸受装置の部分断面図 (b)は軸端部の部分拡大断面図
【図3】(a)従来例における減速機付モータの軸受装
置の部分断面図 (b)は軸端部の部分拡大断面図
【符号の説明】
21 ギヤケース 22 モータシャフト 23 ウォームギヤ 24 ウォームホイール 25 緩衝部材 26 出力軸 28 軸受メタル 29 金属プレート 30,30a,30b,30c 樹脂スラスト受け

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータシャフトと一体に形成されたウォー
    ムギヤと、出力軸を有しかつ前記ウォームギヤに噛合す
    るウォームホイールと、前記モータシャフトを回転自在
    に支持する軸受メタルと、前記モータシャフトの端部に
    固着した樹脂スラスト受け板と、前記スラスト受け板と
    対向する位置でギヤケースに固定して設けた金属プレー
    トとを備え、前記スラスト受け板は前記モータシャフト
    の回転により前記金属プレートと摺動する減速機付きモ
    ータにおいて、前記樹脂スラスト受け板は径方向の断面
    積が前記金属プレートとの摺動面から前記モータシャフ
    ト端面の方向に向かって漸増することを特徴とする減速
    機付モータの軸受装置。
  2. 【請求項2】樹脂スラスト受け板が前記金属プレートと
    の摺動面から前記モータシャフト端面の間で径方向断面
    形状を円形としたものである請求項1記載の減速機付モ
    ータの軸受装置。
  3. 【請求項3】樹脂スラスト受け板が金属プレートとの摺
    動面にすり鉢形またはお椀形の凹部を設けたものである
    請求項1記載の減速機付モータの軸受装置。
JP122296A 1996-01-09 1996-01-09 減速機付モータの軸受装置 Pending JPH09191609A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9822819B2 (en) 2016-03-21 2017-11-21 Hyundai Motor Company Bearing unit for drive motor

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9822819B2 (en) 2016-03-21 2017-11-21 Hyundai Motor Company Bearing unit for drive motor

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040601

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