JPH09191525A - 電線被覆ストリッパ - Google Patents

電線被覆ストリッパ

Info

Publication number
JPH09191525A
JPH09191525A JP8155737A JP15573796A JPH09191525A JP H09191525 A JPH09191525 A JP H09191525A JP 8155737 A JP8155737 A JP 8155737A JP 15573796 A JP15573796 A JP 15573796A JP H09191525 A JPH09191525 A JP H09191525A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric wire
wire
contact
cut
members
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8155737A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Araki
美弘 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP8155737A priority Critical patent/JPH09191525A/ja
Publication of JPH09191525A publication Critical patent/JPH09191525A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Removal Of Insulation Or Armoring From Wires Or Cables (AREA)
  • Processing Of Terminals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】防水栓の位置を変えずに防水栓を挿着した電線
端の皮剥ぎを行うことができる安価な電線被覆ストリッ
パを提供する。 【解決手段】回動ピン(550,560) を中心に回動する一対
の揺動部材(510,530)を対向配置し、これらの一端側の
間に挿脱軸(570) を挿脱可能とした。揺動部材(510,53
0) の他端側に、挟持刃を有する電線仮保持板(310,410)
を固定し、これと対向して電線当接ブロック(200) を
設けた。電線仮保持板(310,410) 間に電線(1) を挿入す
ると、電線(1) は電線当接ブロック(200) に当接するよ
うにした。挿脱軸(570) が挿入されると、揺動部材(51
0,530) が揺動し、挟持刃によって電線(1) の被覆部材
(3) を切断するようにした。電線(1) を挟み込む動作に
連動して押圧部材(600) によって電線(1) を押圧するよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、防水栓が備えら
れた電線の端末部分の被覆部を剥ぎ取るための電線被覆
ストリッパに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にコネクタの中には、嵌合部分を防
水する防水タイプのものがある。かかる防水タイプのコ
ネクタでは、筒状に形成された防水栓を被覆電線に予め
装着し、この状態で皮剥ぎ加工を施して端子挿入孔に挿
入するという手段が採用されている。図14は、電線1
に防水栓2を装着し、これに端子金具4を圧着する工程
を示す図である。図14(a)に示すように、予め電線
1を防水栓2に挿通しておく。次いで、図14(b)に
示すように、電線1の先端部1aの被覆3を剥ぎ取り、
芯線1bを露出させる。その後、図14(c)に示すよ
うに、端子金具4を圧着する。
【0003】この圧着作業における皮剥ぎ加工を行うに
当たり、一旦装着された防水栓を変位させることなく皮
剥ぎ加工を行って、皮剥ぎされた電線の端部と防水栓と
の位置関係を精緻に維持するために、特開平7−876
44号公報に開示された皮剥ぎ装置が提案されている。
この装置では、予め電線の端部近傍に防水栓を予め位置
決めし、位置決めされた防水栓をストッパに係止させる
ことによって皮剥ぎ刃に電線を位置決めし、位置決めさ
れた電線に上記皮剥ぎ刃で切込み加工を施し、その後、
電線から切除された被覆部の切除端を抜き取っていた。
【0004】電線に切込み加工を施すと共に電線から切
除端を抜き取るために、従来の装置では、皮剥ぎ刃をユ
ニット化して皮剥ぎ刃を切込み方向(電線と直交する方
向)に駆動するエアシリンダと、皮剥ぎ刃を抜き取り方
向(電線の長手方向)に駆動するエアシリンダとをそれ
ぞれ設けていた。そして、皮剥ぎ刃を上記切込み方向に
変位させた後、抜き取り方向に別のエアシリンダで変位
させることにより、防水栓を位置決めしているストッパ
との間で切除端を引っ張り出していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の皮
剥装置では、皮剥ぎ刃を切込み方向と抜き取り方向とに
駆動する必要がある。そのため、各駆動方向にそれぞれ
エアシリンダを設けていたので、構造が複雑なって装置
が大型化すると共に非常に高価なものとなっていた。そ
の結果、作業能率を向上させることができても、結局端
子圧着工程におけるコストダウンを図ることができない
という問題があった。
【0006】そこで、この発明の目的は、簡単な構造
で、防水栓を所定位置に配置したまま電線の皮剥ぎをす
ることができる安価な電線被覆ストリッパを提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ため、請求項1に係る電線被覆ストリッパは、防水栓が
予め所定位置に挿入装着された電線の端面が当接し得る
電線当接面を有する電線当接面部材と、電線の端面が電
線当接面に当接する当接方向と交差する方向に互いに接
離可能であり、電線が電線当接面に当接した状態で互い
に接近することにより電線を挟み込んで仮保持し得る一
対の電線仮保持部材と、各電線仮保持部材の対向し合う
面にそれぞれ形成され、仮保持された電線の被覆部を、
挿着された防水栓の端面近傍で周方向に沿って切断し得
る一対の皮剥ぎ刃と、電線仮保持部材同士を上記当接方
向と交差する方向に互いに近接/離反させる接離機構
と、電線当接面に当接した電線の端面に反当接方向から
当接し、電線の芯線を反当接方向に押圧し得る押圧部材
と、接離機構を介して互いに接近動作される電線仮保持
部材に連動させて押圧部材を上記反当接方向に移動させ
ると共に、接離機構を介して互いに離反動作される電線
仮保持部材に連動させて押圧部材を上記当接方向に移動
させる連動機構とを備えていることを特徴とするもので
ある。
【0008】この特定事項を含む発明によれば、次の作
用を奏する。被覆部を剥ぎ取ろうとする電線の端部の所
定位置に予め防水栓を挿着する。この状態で電線の端部
を電線当接面部材側へ移動させ、電線の端面を電線当接
面に当接させる。ここで、電線の端部の、電線当接面部
材側への移動を、電線の端部の、当接方向への移動と定
義する。次いで、接離機構を作動させると、電線仮保持
部材同士が上記当接方向と交差する方向に移動し、電線
を挟み込んで仮保持する。また、このとき、一対の皮剥
ぎ刃によって電線の被覆部を防水栓の端面近傍で周方向
に沿って切断することができる。一方、接離機構の動作
に連動して連動機構が作動する。具体的には、電線仮保
持部材同士が電線を仮保持する動作に連動して、押圧部
材を上記電線の端面に当接する方向(反当接方向)に移
動させることができる。つまり、一対の皮剥ぎ刃によっ
て電線の被覆部が切断されたときに、押圧部材が電線の
端面に当接され、この状態でさらに押圧部材が反当接方
向に移動する。その結果、電線の芯線のみが反当接方向
に押され、切断された被覆部から電線を引き抜くことが
できる。
【0009】本発明の目的を達成するため、請求項2に
係る電線被覆ストリッパは、請求項1記載の電線被覆ス
トリッパにおいて、一対の電線仮保持部材は、対向配置
された一対の揺動部材のそれぞれの一端部により構成さ
れており、接離機構は、上記一対の揺動部材と、一方の
揺動部材を回動自在に支持すると共にシーソ状に揺動さ
せ得る第1の回動軸と、他方の揺動部材を回動自在に支
持すると共にシーソ状に揺動させ得る第2の回動軸と、
他端部同士が互いに近接する方向に、各揺動部材を弾性
的に回動付勢する付勢部材と、揺動部材の他端部同士の
間に挿脱自在に設けられ、当該他端部同士間に挿入して
他端部同士を離反させることによって一端部同士を接近
させると共に、他端部同士間から抜脱することによって
一端部同士を離反させる挿脱軸とを有することを特徴と
するものである。
【0010】この特定事項を含む発明によれば、手動操
作部を操作すると、挿脱軸が移動されて一対の揺動部材
の他端部同士間に挿入される。各揺動部材は、それぞ
れ、第1および第2の回動軸に回動自在に支持されてお
り、しかも、これら揺動部材の一端部に上記電線仮保持
部材が形成されている。従って、挿脱軸によって上記他
端部同士が押し退けられた状態で互いに離反されると、
一端部同士が互いに接近する。すなわち、電線仮保持部
材同士が互いに接近し、これにより、電線を挟み込むこ
とができる。一方、各揺動部材は、他端部同士が互いに
近接する方向に付勢されているから、揺動部材の他端部
同士の間から挿脱軸を抜脱すると、自動的に他端部同士
が近接する。すなわち、揺動部材の他端部同士の間から
挿脱軸を抜脱すると、各電線仮保持部材は、電線を自動
的に開放する。
【0011】本発明の目的を達成するため、請求項3に
係る電線被覆ストリッパは、請求項2記載の電線被覆ス
トリッパにおいて、挿脱軸は、上記当接方向および反当
接方向に沿って両揺動部材の他端部同士の間に挿脱され
る丸棒部材からなり、各揺動部材と対向する側に配置さ
れ、円錐状に形成されたテーパ部と、これに連続した円
柱部とを有していることを特徴とするものである。
【0012】この特定事項を含む発明によれば、挿脱軸
を一の方向に沿ってスライドさせるという簡単な動作
で、上記請求項2に係る発明と同様の作用を奏する。す
なわち、挿脱軸を反当接方向にスライドさせると、テー
パ部から揺動部材の他端部同士の間に挿入されてゆく。
これにより、挿脱軸の挿入動作にしたがって、電線仮保
持部材同士が漸次電線を挟み込むように変位してゆく。
そして、挿脱軸がテーパ部と円柱部との境界部分まで挿
入されると、各電線仮保持部材が電線を挟み込んで仮保
持すると共に、皮剥ぎ刃によって、電線の被覆部が切断
される。
【0013】この状態からさらに挿脱軸を挿入方向へ移
動させると、挿脱軸の円柱部が揺動部材間に挿入されて
ゆく。テーパ部と円柱部との境界部分を越えて挿脱軸を
挿入しても、円柱部は、その外径が一定であるから、揺
動部材は変位しない。従って、電線は、電線仮保持部材
に仮保持されたままで、押圧部材のみが反当接方向にス
ライドされる。これにより、電線の芯線のみが反当接方
向に押され、切断された被覆部から電線を引き抜くこと
ができる。
【0014】本発明の目的を達成するため、請求項4に
係る電線被覆ストリッパは、請求項2または3記載の電
線被覆ストリッパにおいて、上記連動機構は、上記押圧
部材と挿脱軸とを連結する連結部材を含んでいることを
特徴とするものである。この特定事項を含む発明によれ
ば、連結部材によって押圧部材と挿脱軸とを連結するこ
とにより、押圧部材を連動させるから、連動機構の構造
が極めて簡単である。
【0015】また、請求項5記載の発明は、所定の剛性
を有する芯線が被覆された、防水栓付きの被覆電線を皮
剥ぎするための電線被覆ストリッパにおいて、ハウジン
グと、ハウジングに装着され、皮剥ぎ位置に配置される
被覆電線の被覆部を切込む切込みポジションと、上記被
覆電線を開放する開放ポジションとに相対的に開閉する
一対の皮剥ぎ刃と、上記一対の皮剥ぎ刃を切込みポジシ
ョンと開放ポジションとの間に操作可能な駆動機構と、
駆動機構に連結され、開放ポジションから切込みポジシ
ョンに移行する過程において皮剥ぎ刃によって切り込ま
れた被覆部の切除端の内部に導入されることにより、被
覆電線の芯線を切り込まれた被覆部の切除端から離反す
る方向に押し込む押圧部材とを備えていることを特徴と
する電線被覆ストリッパである。
【0016】この特定事項を含む発明では、手作業で操
作可能な駆動機構を操作することにより、皮剥ぎ刃を開
閉して被覆電線の被覆部に切込みを入れることができ
る。次いで、駆動機構に連結された押圧部材が、開放ポ
ジションから切込みポジションに移行する過程において
切除端の内部に導入され、芯線を介して被覆電線を押圧
する。この結果、被覆電線は芯線から押圧部材の押圧力
を受け、切り込まれた被覆部の切除端から離反する。
【0017】また、請求項6記載の発明は、請求項5記
載の電線被覆ストリッパにおいて、上記皮剥ぎ刃は、ハ
ウジングに固定された固定金型と、固定金型に対しハウ
ジング内にて上下に変位可能に対向する可動金型とによ
り構成されているものである。この特定事項を含む発明
では、ハウジングに固定された固定金型に被覆電線を添
えるだけで被覆電線を位置決めすることが可能になる。
また、可動金型は、上下に沿う平行移動により被覆電線
の被覆部を切り込む。
【0018】また、請求項7記載の発明は、請求項5ま
たは6記載の電線被覆ストリッパにおいて、上記ハウジ
ングに設けられ、切込みポジションから開放ポジション
に移行した皮剥ぎ刃から被覆電線の切除端を除去する除
去部材をさらに備えているものである。この特定事項を
含む発明では、皮剥ぎ後の切除端が除去部材によって確
実に皮剥ぎ刃から除去される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て添付図面を参照して詳細に説明する。図1および図2
は、この発明の一実施形態に係る電線被覆ストリッパ
(以下、「ストリッパ」という。)Aの全体構成を示す
図であって、図1は、作動前の側面図であり、図2は、
作動後の一部断面側面図である。図1および図2を参照
して、このストリッパAは、電線1の端部の所定位置に
予め防水栓2を挿着し、この状態で被覆部3の皮剥ぎを
行うための装置である。本実施の形態に係る被覆電線1
は、後述する押圧部材600で押圧可能な剛性(外形)
を有する芯線12を有するものに適用される。
【0020】(1) ストリッパAの各部の説明 図示の実施の形態におけるストリッパAは、ステーシ
ョナリ部100、ステーショナリ部100に装着され
た一対の皮剥ぎ刃311、411、皮剥ぎ刃311、
411を手作業で操作可能な駆動機構を構成する接離機
構500および操作部700、および操作部700に
連結されて被覆部の切除端を抜き取るための押圧部材6
00を備えているものである。
【0021】以下、各部について詳しく説明する。ステーショナリ部 ステーショナリ部100は、底板110と、これに立設
された一対の立設板120、140を有している。な
お、図3および図4は、図1におけるI−矢視図であ
り、立設板120と揺動部材510、530との位置関
係を模式的に示している。図3は、揺動部材510、5
30の一端部同士が互いに離反した状態にあり、図1に
対応している。また、図4は、揺動部材510、530
の一端部同士が互いに接近した状態にあり、図2に対応
している。
【0022】図1を参照して、底板110は、平板から
なり、立設板120、140および操作部700の載置
台となっている。一対の立設板120、140は、略同
一形状に形成されており、図において左右に所定間隔を
あけて配置されている。これら立設板120、140同
士の間に、上記揺動部材510、530が介在されてい
る。なお、立設板120、140は、底板110と別体
に構成して底板110に固着しても良いし、底板110
と一体的に形成することもできる。
【0023】図3および図4を参照して、各立設板12
0、140の上方所定位置には、図において左右に所定
間隔をあけて挿通孔があけられている(図示せず)。こ
れら挿通孔は、回動ピン550、560を挿通すること
ができるようになっており、特に、立設板140側の挿
通孔には、雌ねじが形成されている。また、これら挿通
孔の中心は、紙面に垂直な方向の同一の軸線上に配置さ
れており、回動ピン550、560が両挿通孔に同時に
挿通することができるようになっている。
【0024】一方、各立設板120、140の下方中央
部には、挿通孔121、141(図1参照)が設けられ
ている。これら挿通孔121、141は、上記挿脱軸5
70を挿通させることができるようになっている。ま
た、これら挿通孔121、141の中心は、紙面に垂直
な方向の同一の軸線上に配置されており、挿脱軸570
が両者121、141に同時に挿脱することができるよ
うになっている。
【0025】電線当接ブロック 図5は、電線当接ブロック200の斜視図である。図1
および図5を参照して、電線当接ブロック200は、立
設板140の上面に取り付けられている(図1参照)。
電線当接ブロック200には、取り付け用の孔201、
202が設けられており(図5参照)、この孔201、
202にボルトB1が挿通されて立設板140の上面に
ねじ込まれている。これにより、電線当接ブロック20
0は、立設板140に締結固定されている。
【0026】電線当接ブロック200には、図1におい
て左右方向に貫通する貫通孔210が設けられている。
すなわち、電線当接ブロック200の前端面203から
後端面204に至る貫通孔210が設けられている。こ
の前端面203は、電線1が図1において白抜き矢印の
方向に移動された場合に、電線1の端面11が当接され
る電線当接面を構成している。また、貫通孔210の内
径は、電線1の外径よりも小さく、且つ電線1の芯線1
2の外径よりも大きく設定されている。つまり、電線1
を前端面203に当接させると、電線1の被覆部3が前
端面203に当接し、芯線12は、貫通孔210を臨む
状態となる。
【0027】なお、後に詳述するが、この貫通孔210
は、後端面204側から押圧部材600が挿入されるよ
うになっている。そして、貫通孔210は、後端面20
4側で漸次拡径されており、テーパ孔となっている。こ
れにより、押圧部材600の挿入を案内することがで
き、スムーズな挿入を行うことができるようになってい
る。
【0028】電線仮保持板 次に、電線仮保持板310、410について説明する。
電線仮保持板310、410は、接離機構500の揺動
部材510、530に取り付けられている。このため、
先ず、接離機構500の構成要素である揺動部材51
0、530について説明する。
【0029】再び図3を参照して、揺動部材510、5
30は、互いに左右対称な形状であって、立設板12
0、140の間で対向配置されている。各揺動部材51
0、530の上部所定位置には、それぞれ挿通孔(図示
せず)が形成されており、これら挿通孔に回動ピン55
0、560がそれぞれ挿通することができるようになっ
ている。
【0030】揺動部材510の下方には、円弧状の切欠
部511が設けられている。この切欠部511は、揺動
部材510の右縁部を切り欠くことにより形成されてい
る。また、揺動部材530の下方には、上記切欠部51
1と左右対称形の切欠部531が設けられている。この
切欠部531は、揺動部材530の左縁部を切り欠くこ
とにより形成されている。従って、両揺動部材510、
530が図のように対向配置されると、両切欠部51
1、531によって、略楕円形状の貫通孔540が構成
されるようになっている。後に詳述するが、上記挿脱軸
570は、この貫通孔540に紙面に垂直な方向に沿っ
て挿脱するようになっている。なお、両切欠部511、
531の周縁には、いわゆるC面加工が施されており、
挿脱軸570の挿脱を容易に行うことができるようにな
っている。
【0031】揺動部材510の上部512は、図におい
て左斜め上方へ延びるように形成されている。また、揺
動部材510の上部512は、図において右斜め上方へ
延びるように形成されている。従って、両揺動部材51
0、530が図のように対向配置されると、これら上部
512、532間には、略V字状の隙間が形成されるよ
うになっている。
【0032】次いで、電線仮保持板310、410につ
いて説明する。両電線仮保持板310、410は、共に
矩形の平板からなり、左右対称形状をしている。電線仮
保持板310は、上記揺動部材510の上部512に取
り付けられており、電線仮保持板410は、上記揺動部
材530の上部532に取り付けられている。図1を参
照して、これら電線仮保持板310、410は、それぞ
れ2本のボルトB2を用いて揺動部材510、530に
締結固定されている。なお、図1は側面図であるから、
電線仮保持板410を締結しているボルトは図示してい
ない。また、図3および図4においても、簡略化のため
にボルトB1は図示していない。
【0033】図3を参照して、電線仮保持板310の右
縁部には、略半円形状の皮剥ぎ刃311が設けられてい
る。また、電線仮保持板410の左縁部には、略半円形
状の皮剥ぎ刃411が設けられている。これら皮剥ぎ刃
311、411は、揺動部材510、530が回動すれ
ば、両電線仮保持板310、410が当接し合い(図4
参照)、その結果、略円形の電線切込み孔350を構成
するようになっている。
【0034】上記皮剥ぎ刃311および皮剥ぎ刃411
の曲率半径は、所定の曲率半径に設定されている。すな
わち、両電線仮保持板310、410が当接し合って構
成される電線切込み孔350の内径が、電線1の外径よ
りも小さく、電線1の芯線12の外径と略等しくなるよ
うに、所定の曲率半径が設定されている。従って、これ
ら皮剥ぎ刃311、411は、電線1の被覆部3を挟み
込んで切断することができる。つまり、図3において、
切欠部311、411の間に電線1を配置し、この状態
から図4に示すように、両電線仮保持板310、410
同士を当接させると、電線1は、電線切込み孔350に
挟み込まれ状態となるが、このとき、上記皮剥ぎ刃31
1、411によって、電線1の被覆部3に切り込みが入
れられ、被覆部3のみを周方向に沿って切断することが
できるようになっている。
【0035】さらに、図6は、両電線仮保持板310、
410が当接した状態での要部斜視図である。同図に示
すように、両電線仮保持板310、410の前面31
2、412(図4に表されている両電線仮保持板31
0、410の面と反対側の面)には、傾斜面313、4
13が形成されている。各傾斜面313、413には、
当該傾斜面313、413に沿って溝314、414が
設けられている。これら溝314、414は、それぞ
れ、上記皮剥ぎ刃311、411の形状に対応した内面
形状を有しており、皮剥ぎ刃311、411に連続して
形成されている。すなわち、これら溝314、414の
端部同士が交差する位置において、上記電線切込み孔3
50が構成されている。各傾斜面313、413および
溝314、414の作用効果については、後に詳しく説
明する。
【0036】接離機構 次に、接離機構500について説明する。再び図1を参
照して、上述したように接離機構500は、揺動部材5
10、530と、回動ピン550、560と、挿脱軸5
70と、両揺動部材510、530を、所定の方向に付
勢する図示していない付勢部材とを有している。揺動部
材510、530については、上述したので、その説明
は省略する。
【0037】本実施形態では、回動ピン550、560
は、それぞれ、ボルトにより構成されている。回動ピン
550は、立設板120側から挿通され、立設板120
に設けられた一方側の挿通孔および揺動部材510に設
けられた挿通孔を貫通して立設板140に設けられた一
方側の挿通孔にねじ込まれている。これにより、揺動部
材510は、回動ピン550を中心に回動自在となって
おり、回動ピン550を中心にシーソ状に揺動すること
ができるようになっている。
【0038】一方、回動ピン560は、回動ピン550
と同様に、立設板120側から挿通され、立設板120
に設けられた他方側の挿通孔および揺動部材530に設
けられた挿通孔を貫通して立設板140に設けられた他
方側の挿通孔にねじ込まれている。これにより、揺動部
材530は、回動ピン560を中心に回動自在となって
おり、回動ピン560を中心にシーソ状に揺動すること
ができるようになっている。
【0039】つまり、各揺動部材510、530は、図
3の状態と図4の状態との間で揺動変位自在となってい
る。このとき、上記各電線仮保持板310、410は、
それぞれ、揺動部材510、530に締結されているか
ら、揺動部材510、530の揺動に伴って変位する。
すなわち、各電線仮保持板310、410は、互いに離
反した状態(図3参照)と、互いに当接した状態(図4
参照)との間で変位可能となっている。
【0040】ここで、図4に示す各電線仮保持板31
0、410の位置を、挟持位置と定義し、図3に示す各
電線仮保持板310、410の位置を、開放位置と定義
する。なお、回動ピン550、560としては、上記ボ
ルトに代えて、通常の円柱状のピンを用いることもでき
る。この場合には、ピンの両端を、たとえば止め輪によ
り係止することができ、また、立設板140側に設ける
挿通孔に雌ねじを形成する必要はない。
【0041】上述の付勢部材は、各電線仮保持板31
0、410が、常時図3に示す位置、すなわち開放位置
に配置されるように、両揺動部材510、530を弾性
付勢するものである。具体的には、付勢部材として、一
対のねじりコイルばねを採用することができる。すなわ
ち、一方のねじりコイルばねを回動ピン550と同芯状
に配置し、その両端を揺動部材510と立設板120ま
たは立設板140とに連結すれば良い。他方のねじりコ
イルばねについても同様に、回動ピン560と同芯状に
配置し、その両端を揺動部材510と立設板120また
は立設板140とに連結すれば良い。
【0042】また、付勢部材として、引張コイルばねを
用いることもできる。すなわち、たとえば図3におい
て、揺動部材510、530の、対向して当接し合った
部分(回動ピン550、560と貫通孔540との中間
部分)の対向面同士に、図において左右に延びる、一対
のばね収容室を設ける。そして、引張コイルばねの一方
側を一方のばね収容室に挿入し、引張コイルばねの一端
を当該ばね収容室の内壁に固定する。また、引張コイル
ばねの他方側を他方のばね収容室に挿入し、引張コイル
ばねの他端を当該ばね収容室の内壁に固定する。これに
より、揺動部材510、530の、上記対向面同士は、
常に近接状態にされ、その結果、各電線仮保持板31
0、410は、常時開放位置に配置されることとなる。
【0043】図1を参照して、挿脱軸570は、両揺動
部材510、530間に挿入することによって両揺動部
材510、530を揺動させるものである。具体的に
は、上記付勢部材によって付勢されることにより形成さ
れている貫通孔540(図3参照)に挿脱軸570を挿
入し、付勢部材の弾性力に抗して貫通孔540を押し広
げる。これにより、回動ピン550、560を中心にし
て両揺動部材510、530を揺動させる。その結果、
電線仮保持板310、410は、挟持位置に変位される
(図4参照)。また、この状態においても、両揺動部材
510、530は、付勢部材に付勢されているから、挿
脱軸570を抜脱することによって、付勢部材の弾性力
で回動され、もとの状態に戻る(図3参照)。
【0044】図1を参照して、挿脱軸570は、丸棒に
より構成されており、揺動部材510、530と対向配
置されている。また、挿脱軸570は、円錐状に形成さ
れたテーパ部571と、これに連続した円柱部572と
を有している。円柱部572の外径は、所定の寸法に設
定されており、挿通孔121、141に対して挿脱自在
となっている。テーパ部571は、円柱部572から図
において左側に漸次縮径されている。なお、円柱部57
2には、取付片573が設けられている。この取付片5
73は、円柱部572の端面575の略中央部に突設さ
れている。また、取付片573は、丸棒状のもので、そ
の周囲には図示しない雄ねじが形成されている。
【0045】挿脱軸570は、操作部700によって移
動されるようになっている。従って、図1の状態から左
側に移動されると、先ず、テーパ部571は、挿通孔1
41を貫通して貫通孔540に挿入する。これにより、
テーパ部571の先端部側が貫通孔540の内周面に当
接する。このまま挿脱軸570を移動させると、テーパ
部571の外周面と貫通孔540の内周面とが相対的に
摺接移動し、次第に貫通孔540が押し広げられてゆ
く。その結果、電線仮保持板310、410同士が、開
放位置から次第に挟持位置へ変位され、貫通孔540に
円柱部572が挿入された時点で、電線仮保持板31
0、410同士は、挟持位置に配置される(図4参
照)。
【0046】押圧部材および連結板 図1を参照して、押圧部材600は、細長丸棒により構
成されており、電線当接ブロック200と対向配置され
ている。この押圧部材600は、平板状の連結板650
を介して接離機構500(具体的には、挿脱軸570)
に連結されている。つまり、この連結板650は、押圧
部材600を接離機構500の動作に連動させるための
連動機構を構成している。
【0047】押圧部材600の基端部601は、雄ねじ
602が形成されている。一方、連結板650の先端部
651は、図示しない雌ねじが形成された取付孔が設け
られている。押圧部材600の基端部601は、この取
付孔にねじ込まれており、連結板650から電線当接ブ
ロック200側に突出した状態となっている。なお、押
圧部材600をその軸線回りに回すことによって、連結
板650からの突出量を調整することができるようにな
っている。また、押圧部材600の基端部601側から
ロックナット603がかけられており、これにより、押
圧部材600は連結板650に固定されている。
【0048】連結板650の基端部652には、挿脱軸
570の取付片573を挿通させることができる穴65
3が設けられている。そして、この穴653に取付片5
73を挿通し、ナット654を締め付けることによっ
て、連結板650は、挿脱軸570に締結固定されてい
る。なお、連結板650と、挿脱軸570とを一体的に
形成することもできる。
【0049】押圧部材600の外径は、所定の寸法に設
定されており、押圧部材600は、貫通孔210に挿脱
自在となっている。挿脱軸570が移動されると、連結
板650を介して押圧部材600も移動し、上記貫通孔
210内に挿入されてゆく。また、これと同時に上記揺
動部材510、530が揺動され、電線仮保持板31
0、410が挟持位置へ変位してゆく。そして、電線仮
保持板310、410が挟持位置へ変位した状態では、
図2に示すように、押圧部材600の端面605は、電
線仮保持板310、410の後面315、415(図2
は側面図であるから、一方の電線仮保持板310の後面
315のみ図示しているが、実際には、紙面に垂直な方
向の向う側に他方の電線仮保持板410が配置されてい
る。)と略面一状態となるように調整されている。この
調整は、押圧部材600を回して電線当接ブロック20
0側への突出量を変えることによって行うことができ
る。
【0050】操作部 図1を参照して、操作部700は、ステーショナリ部1
00に取り付けられた支持フレーム710と、支持フレ
ーム710にスライド自在に支持され、挿脱軸570の
取付片573に連結された連接棒720と、連接棒72
0をスライドさせるためのレバー730とを備えてい
る。
【0051】支持フレーム710は、固定部711と、
連接棒720を支持するボス部712と、レバー730
を支持する支持板713とを有している。固定部711
は、平板状のものであって、ボルトB3を用いてステー
ショナリ部100の底板110に締結固定されている。
ボス部712には、断面円形の貫通孔が設けられてい
る。支持板713は、固定部711から上方に突設され
ており、ピンP1を介してレバー730の先端部が回動
自在に連結されている。
【0052】連接棒720は、丸棒からなり、図中左右
方向にスライド自在な状態で上記ボス部712に挿通支
持されている。連接棒720の一端部には、ねじ穴が設
けられている。このねじ穴に上記取付片573がねじ込
まれており、これにより、挿脱軸570と連接棒720
とが連結されている。連接棒720の他端部には、ピン
挿通孔が設けられており、このピン挿通孔にピンP2が
挿通されている。また、連接棒720の他端部には、こ
のピンP2を介してリンク部材731の一端が回動自在
に連結されている。このリンク部材731の他端は、ピ
ンP3を介して回動自在な状態でレバー730に連結さ
れている。
【0053】つまり、レバー730と連接棒720と
は、いわゆる二重ヒンジ構造により連結されている。従
って、レバー730を手で把持し、ピンP1を中心にし
て回動させると、上記二重ヒンジを介して連接棒720
が左側へスライドするようになっている(図2参照)。
なお、レバー730の先端部および連接棒720の他端
部は、いわゆるクレビス状に形成されており、リンク部
材731の両端を挟み込んだ状態でリンク部材731と
連結されている。また、本実施形態では、上記二重ヒン
ジ構造を採用したが、設計変更により既知の他の構造に
することは容易である。
【0054】(2) 作用・効果 次に、図7ないし図9を参照して、本実施形態に係るス
トリッパAの使い方について、ストリッパAの作用効果
と共に説明する。 図7を参照して、先ず、電線1の先端部分の所定位
置に予め防水栓2を挿入装着する(図1参照)。この状
態で電線1の端部を電線当接ブロック200側へ移動さ
せる(電線当接ブロック200側への移動を、「当接方
向への移動」と定義する。)。これにより、電線1の端
部は、電線仮保持板310、410および揺動部材51
0、530の間を通過する。このまま電線1を当接方向
へ移動させると、電線1の端面11は、電線当接ブロッ
ク200の前端面203に当接する。
【0055】 図8を参照して、続いてレバー730
を手動操作すると、接離機構500を介して電線仮保持
板310、410が挟持位置に変位する。これにより、
電線1は、電線切込み孔350(図6参照)に挟み込ま
れた状態となると共に、電線仮保持部材310、410
によって仮保持される。詳しく説明すると、電線切込み
孔350の内径は、電線1の外径よりも小さく、芯線1
2の外径と略等しいから、電線仮保持板310、410
が挟持位置に変位すると、電線1は、被覆部3のり端部
が切除された状態(以下、この部位を「切除端3A」と
いう)で仮保持される。
【0056】また、電線1が仮保持された状態では、電
線1は、電線仮保持板310、410に形成された皮剥
ぎ刃311、411間に挟み込まれ、被覆部3のみが切
断される。しかも、挿着された防水栓2の端面21の近
傍において被覆部3の周方向に沿って切込み31が入れ
られ、被覆部3のみが切断される。図6および図7を参
照してさらに詳しく説明する。先ず、電線1の被覆部3
は、防水栓2の端面21の近傍において切断する必要が
ある。なぜなら、皮剥き後に、防水栓2と電線1の芯線
12とを端子金具によって一緒に圧着するからである。
ところで、電線仮保持板310、410を挟持位置に変
位させて被覆部3を切断しようとすると、防水栓2が電
線仮保持板310、410に干渉してしまい、防水栓2
の端面21から電線仮保持板310、410の板厚の寸
法分だけ皮剥きができなくなるおそれがある。しかしな
がら、本実施形態では、電線仮保持板310、410
は、それぞれ上記傾斜面313、413を有しており、
しかも、各傾斜面313、413は、それぞれ上記溝3
14、414が形成されている。従って、これら傾斜面
313、413および溝314、414によって、防水
栓2との干渉を避けることができるから、被覆部3を、
防水栓2の端面21の近傍で切断することができる。
【0057】一方、連結板650を介して、接離機構5
00の動作に連動して押圧部材600が作動する。すな
わち、電線仮保持板310、410が挟持位置へ変位す
る動作に連動して、押圧部材600が反当接方向に移動
される。具体的には、皮剥ぎ刃311、411によって
電線1の被覆部3が切断されたときに、押圧部材600
が電線1の端面11に当接する(図8の状態)。その
後、押圧部材600がさらに反当接方向に移動し(図9
参照)、電線1の芯線12のみが反当接方向に押され、
切断された被覆部3から電線1を引き抜くことができ
る。
【0058】 以上の電線仮保持板310、410お
よび押圧部材600の動きを、さらに詳しく説明する。
図1を参照して、レバー730の操作により、挿脱軸5
70が左側にスライドされる。これにより、テーパ部5
71が、その先端から図3に示す貫通孔540に挿入さ
れてゆくと共に、押圧部材600が、電線当接ブロック
200側に移動される。
【0059】このまま挿脱軸570を左側にスライドさ
せると、テーパ部571の外周面が貫通孔540の内周
面に当接し、付勢部材の弾性力に抗してテーパ部571
の外周面が貫通孔540の内周面に摺接しながら貫通孔
540が押し広げられてゆくと共に、押圧部材600
は、貫通孔210に挿入されてゆく。そして、テーパ部
571が貫通孔540に完全に挿入された時点で(図4
の状態)、電線仮保持板310、410が挟持位置に変
位すると共に、図8に示すように、押圧部材600の端
面605が電線1の端面11に当接する。このとき、貫
通孔210の内径は、電線1の外径よりも小さく、電線
1の芯線12は、貫通孔210を臨む状態となっている
から、押圧部材600の端面605は、芯線12に当接
する。
【0060】次いで、さらにレバー730を操作して挿
脱軸570を左側にスライドさせる。これにより、押圧
部材600は、さらに電線1側にスライドされる。この
とき、貫通孔540に挿入するのは、外径が一定してい
る円柱部572であるから、揺動部材510、530は
回動しない。従って、電線仮保持板310、410は、
挟持位置に保持されたままである。さらに、電線仮保持
板310、410が挟持位置に変位した時点では、既に
電線1の被覆部3は切断されている。従って、図8の状
態からさらに挿脱軸570を左側にスライドさせると、
図9に示すように、切断された被覆部3を残して電線1
が排出される。
【0061】 このように、本実施形態に係るストリ
ッパAによれば、予め電線1に防水栓2を挿着し、電線
1の端面11を電線当接ブロック200の前端面203
に当接させてレバー730を操作するだけで、電線1の
保持および所要位置での被覆部3の切断、並びに押圧部
材600による切断した被覆部3からの電線1の抜き取
りを、防水栓2の位置を変えることなく一連の作業とし
て行うことができる。しかも、この作業は、レバー73
0を手動操作するだけで簡単且つ確実に行うことができ
る。従って、シリンダ等の駆動動力源を必要とせず、ス
トリッパAの構造を簡素化でき、ストリッパAをコスト
安価に提供することができる。
【0062】特に、本実施形態によれば、次のような特
有の作用効果を奏する。 挿脱軸570を揺動部材510、530間から抜脱
すると、引張コイルばねの弾性力によって、各電線仮保
持板310、410は、自動的に開放位置へ戻ることが
できる。これにより、作業を連続して行う場合であって
も、作業者が一々揺動部材510、530を基に戻す必
要がなく、円滑に行うことができる。
【0063】 揺動部材510、530間に挿入する
挿脱軸570の形状を工夫することによって、すなわ
ち、テーパ部571と円柱部572との組み合わせによ
って、電線1を挟持したままで押圧部材600のみをス
ライドさせ、電線1の被覆部3の切断と剥ぎ取りとを同
時に行うことができる。従って、接離機構500の構造
が簡単であり、ストリッパAのコストの上昇を抑えるこ
とができる。
【0064】 押圧部材600を連動させるために、
当該押圧部材600と挿脱軸570とを直接連結する連
結板650を用いている。すなわち、連動機構の構造が
極めて簡単であり、押圧部材600を確実に連動させる
ことができる。しかも、かかる簡単な構造を採用したこ
とから、ストリッパAのコストをなお一層低減させるこ
とができる。
【0065】次に、図10ないし図13に示す別の実施
の形態について説明する。図10は本発明の別の実施の
形態における電線被覆ストリッパの側面図であり、作動
前の状態を示している。また、図11は図10の電線被
覆ストリッパの要部を示す分解斜視図であり、図12は
図10の電線被覆ストリッパの側面図であり、作動中の
状態を示している。また、図13は皮剥ぎ動作の工程を
示す断面部分略図である。なお、以下の説明では、図1
の実施の形態の各部と対応する部材に同一の符号を付し
て説明を省略している。
【0066】これらの図を参照して、図示の具体例で
は、ステーショナリ100を構成する底板110の上
に、ハウジングとしてのブロック150が図示しないボ
ルトで一体的に立設されている。ブロック150が被覆
電線1と対向(以下、この対向する方向を仮に「前方」
とする)する面151には、後述する一対の皮剥ぎ刃と
しての金型51、52を収容する矩形の凹部152が区
画されており、上記凹部152には、上下に分離して前
後に貫通する挿通孔153、154が形成されている。
【0067】下側に形成された一方の挿通孔153は、
後述するカム部材580を挿通するためのものである。
上側に形成された他方の挿通孔154は、押圧部材60
0を挿通するためのものである。図示の具体例におい
て、他方の挿通孔154は、後ろ側が広く開くように下
面が傾斜しており、これによって後述する切除端3Aが
ブロック150の後ろ側に排出されるようになってい
る。
【0068】図示の具体例において、ブロック150の
背面には、ガイド板20がボルト21で固定されてお
り、その下面に形成されたテーパ状のガイド溝22によ
って、押圧部材600をガイドしている。ブロック15
0の前面には、その四隅に螺設されたねじ孔155に螺
合するボルト156によりカバー枠160が固定されて
おり、カバー枠160と上記凹部152の前面との間で
上記金型51、52の抜け止めを図っている。
【0069】上記金型51、52は、互いに上下に噛み
合う姿勢で上記ブロック150の凹部152内に収容さ
れており、その対向面に、皮剥ぎ用エッジ51A、52
Aと、皮剥ぎ用エッジ51A、52Aによって切除され
る切除端3Aを挟持するための挟持部51B、52Bと
を一体に備えている。一方の金型51は、皮剥ぎ用エッ
ジ51Aを下向きにした状態で凹部152の上端部にボ
ルト157で固定されている固定金型である。また、他
方の金型52は、皮剥ぎ用エッジ52Aを上向きにした
状態で凹部152の下側に配置され、上下に変位可能に
収容されている可動金型である。これにより、各金型5
1、52は、図10に示す開放ポジションと図12に示
す切込みポジションとに相対的に変位できるようになっ
ている。図示の具体例では、可動金型52を常時開放ポ
ジションに付勢するために、ブロック150の前下面に
固定されたボルト53と可動金型52の前面に固定され
たボルト54との間に引っ張りコイルばね55を設けて
いる。図示の例では引っ張りコイルばね55が前面に露
出しているが、この引っ張りコイルばね55はブロック
150内に内蔵されていてもよい。
【0070】可動金型52を変位させるためのカム部材
580は、図1の実施の形態における操作部700と同
様の機構によって前後に往復移動可能に構成されてい
る。図示の具体例では、操作部700の連接棒720が
ボルト721によって直接連結板650と連結されてい
る。カム部材580には、上記可動金型52を載置させ
ることにより、当該可動金型52が開放ポジションに位
置するように薄肉に形成された先端薄肉カム部581
と、当該可動金型52が切込みポジションに位置するよ
うに厚肉に形成された基端厚肉カム部582と、両カム
部581、582間に連続する傾斜カム部583とを一
体に備えており、常時、各カム部581〜583の何れ
かに可動金型52が載置されるように設定されている。
これにより、図1の実施の形態における接離機構500
の挿抜軸570と同様に、皮剥ぎ刃としての各金型5
1、52を相対的に変位させて、切込み動作をすること
ができると共に、このカム部材580と一体に変位する
押圧部材600によって、被覆電線1の芯線12を押込
み、切除された切除端3Aの除去動作を同時に行うこと
ができる。なお、図示の具体例において、厚肉カム部5
82のカム面582Aは、皮剥ぎ動作が開始すると同時
に可動金型52を若干開放する方向に動作するよう、図
10において右下りの傾斜または段差を設けている。
【0071】図示の具体例におけるカム部材580は、
前後に延びる逃がし溝584を有する二股のフォーク状
に形成されており、この逃がし溝584によって、カム
部材580が前方へ変位した際に、上述した引っ張りコ
イルばね55との干渉を避けている(図12参照)。さ
らに、図示の実施の形態では、切除後の切除端3Aをブ
ロック150に形成された上側の挿通孔154から排出
するために、ブロック150の側部には、左右に貫通す
るピン80が固定されていると共に、可動金型52に
は、ピン80との干渉を回避するための逃げ溝52Cが
形成されている。図13の(A)〜(C)に示すよう
に、ピン80は、切込みポジションから開放ポジション
に可動金型52が戻った際、可動金型52の挟持部52
Bと一水平面上で交差可能な位置に設定されており、こ
れによって、挟持部52Bに付着した切除端3Aを挟持
部52Bから除去して、挿通溝154へ落とし込めるよ
うになっている。
【0072】上述した図10ないし図13に示す実施の
形態においても、図1の実施の形態と同様に、手作業で
簡単にゴム栓2付きの被覆電線1に皮剥ぎ加工を施すこ
とが可能になる。しかも、図10以下の実施の形態で
は、皮剥ぎ刃として、ブロック150に固定された固定
金型51と、固定金型51に対して上下に変位可能に対
向する可動金型52とを採用しているので、ブロック1
50に固定された固定金型51に被覆電線1を添えるだ
けで被覆電線1を位置決めすることが可能になるので、
被覆電線1の位置決めが容易になる結果、一層作業性が
向上する。また、可動金型52は、上下に沿う平行移動
により被覆電線1の被覆部を切り込むので、切込み動作
の挙動が安定するという利点もある。また、被覆電線1
を固定金型51に添えるだけで被覆電線1の位置決めが
できる結果、図1の実施の形態における電線当接ブロッ
ク等のような位置決め部材を廃止することが可能にな
る。加えて図示の具体例では押圧部材600との対向間
隔を可及的に低減しているので、連結板650が撓む等
の不具合を防止することができるという利点がある。
【0073】さらに、図10以下の実施の形態では、ブ
ロック150に除去部材としてのピン80を設け、切込
みポジションから開放ポジションに移行した可動金型5
2の挟持部52Bから被覆電線1の切除端3Aを除去す
るようにしているので、皮剥ぎ後の切除端3Aがピン8
0によって確実に可動金型52の挟持部52Bから除去
される結果、連続的に皮剥ぎ作業を行っても、可動金型
52が切除端3Aを噛み込む等の不具合を未然に防止す
ることができるという利点がある。
【0074】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、電線の端
部の所定位置に予め防水栓を挿着し、この電線の端面を
電線当接面に当接させた後、上記挿着された防水栓を動
かすことなく、電線の保持および所要位置での被覆部の
切断、並びに押圧部材による切断した被覆部からの電線
の抜き取りを一連の作業として行うことができる。従っ
て、電線の皮剥き後に、煩わしい作業である防水栓の位
置合わせをする必要がない。しかも、上記一連の作業
は、シリンダ等の駆動動力源を必要とするものではない
から、電線被覆ストリッパの構造を簡素化することがで
き、安価な電線被覆ストリッパを提供することができ
る。
【0075】請求項2に係る発明によれば、請求項1に
係る発明と同様の効果を奏する。加えて、本請求項に係
る発明では、手動操作部を操作すると、挿脱軸が揺動部
材の他端部同士間に挿入され、各揺動部材が第1および
第2の回動軸を中心にして揺動することによって、各揺
動部材の一端部に形成された電線仮保持部材同士が接近
して上記一連の作業を行うことができる。このように、
揺動部材の単純な動作によって電線の被覆部の剥取作業
を行うことができ、当該電線被覆ストリッパの構造の簡
略化と低コスト化に一層寄与することができるという利
点がある。また、揺動部材の他端部同士の間から挿脱軸
を抜脱すると、付勢部材の弾性力によって電線仮保持部
材同士が離反して自動的に電線を開放することができる
から、被覆部の剥取作業を連続して行う場合であって
も、作業者が一々揺動部材を基に戻す必要がなく、連続
した作業を円滑に行うことができる。
【0076】請求項3に係る発明によれば、請求項2に
係る発明と同様の効果を奏する。加えて、本請求項に係
る発明では、挿脱軸を揺動部材側へスライドさせると、
テーパ部が揺動部材間に挿入されることによって各電線
仮保持部材が変位して、電線の保持および所要位置での
被覆部の切断作業をし、さらに円柱部が挿入されること
によって、押圧部材による電線の抜き取り作業をするこ
とができる。このように、揺動部材間に挿入する挿脱軸
の形状を工夫することによって、電線の保持と被覆部の
剥ぎ取りとを同時に行うことができる。従って、接離機
構の構造を簡略化して、なお一層コストダウンを図るこ
とができる。
【0077】請求項4に係る発明よれば、請求項2また
は3に係る発明と同様の効果を奏する。加えて、押圧部
材と挿脱軸とを連結部材により連結することによって押
圧部材を連動させるので、連動機構の構造が極めて簡単
であり、電線被覆ストリッパのコストの上昇を抑えるこ
とができると共に、確実に連動させることができるとい
う利点がある。
【0078】また、請求項5記載の発明では、手作業で
簡単に皮剥ぎ動作を行うことができるという利点があ
る。また、請求項6記載の発明では、被覆電線の位置決
めが容易になるので、一層作業性が向上する。また、可
動金型は、上下に沿う平行移動により被覆電線の被覆部
を切り込むので、切込み動作の挙動が安定するという利
点もある。
【0079】また、請求項7記載の発明では、皮剥ぎ後
の切除端が除去部材によって確実に皮剥ぎ刃から除去さ
れるので、連続的に皮剥ぎ作業を行っても、皮剥ぎ刃が
切除端を噛み込む等の不具合を未然に防止することがで
きるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るストリッパの側面図
であり、作動前の状態を示している。
【図2】本発明の一実施形態に係るストリッパの側面図
であり、作動後の状態を示している。
【図3】図1におけるI−矢視図であり、電線仮保持板
が開放位置にある状態を示している。
【図4】図1におけるI−矢視図であり、電線仮保持板
が挟持位置にある状態を示している。
【図5】電線当接ブロックの斜視図である。
【図6】挟持位置にある状態での電線仮保持板の斜視図
である。
【図7】電線の端面が電線当接ブロックに当接した状態
を示す平面図である。
【図8】電線当接ブロックに当接した電線の端面に、押
圧部材が当接した状態を示す平面図である。
【図9】押圧部材に押圧されて、切断された被覆部から
電線が抜き取られた状態を示す平面図である。
【図10】本発明の別の実施の形態における電線被覆ス
トリッパの側面図であり、作動前の状態を示している。
【図11】図10の電線被覆ストリッパの要部を示す分
解斜視図である。
【図12】図10の電線被覆ストリッパの側面図であ
り、作動中の状態を示している。
【図13】皮剥ぎ動作の工程を示す断面部分略図であ
る。
【図14】電線に防水栓を装着したまま端子金具を圧着
する作業を示す図である。 (a) 電線に防水栓を挿入した状態を示す図である。 (b) 電線の端部の皮剥ぎをした状態を示す図である。 (c) 防水栓と共に端子金具を圧着した状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
A ストリッパ 1 電線 11 端面 12 芯線 2 防水栓 21 端面 3 被覆部 200 電線当接ブロック 203 前端面 310 電線仮保持板 311 切欠部 313 傾斜面 410 電線仮保持板 411 切欠部 413 傾斜面 500 接離機構 510 揺動部材 530 揺動部材 550 回動ピン 560 回動ピン 570 挿脱軸 571 テーパ部 572 円柱部 600 押圧部材 650 連結板 700 操作部 710 支持フレーム 720 連接棒 730 レバー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防水栓が予め所定位置に挿入装着された電
    線の端面が当接し得る電線当接面を有する電線当接面部
    材と、 電線の端面が電線当接面に当接する当接方向と交差する
    方向に互いに接離可能であり、電線が電線当接面に当接
    した状態で互いに接近することにより電線を挟み込んで
    仮保持し得る一対の電線仮保持部材と、 各電線仮保持部材の対向し合う面にそれぞれ形成され、
    仮保持された電線の被覆部を、挿着された防水栓の端面
    近傍で周方向に沿って切断し得る一対の皮剥ぎ刃と、 電線仮保持部材同士を上記当接方向と交差する方向に互
    いに近接/離反させる接離機構と、 電線当接面に当接した電線の端面に反当接方向から当接
    し、電線の芯線を反当接方向に押圧し得る押圧部材と、 接離機構を介して互いに接近動作される電線仮保持部材
    に連動させて押圧部材を上記反当接方向に移動させると
    共に、接離機構を介して互いに離反動作される電線仮保
    持部材に連動させて押圧部材を上記当接方向に移動させ
    る連動機構とを備えていることを特徴とする電線被覆ス
    トリッパ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電線被覆ストリッパにおい
    て、 一対の電線仮保持部材は、対向配置された一対の揺動部
    材のそれぞれの一端部により構成されており、 接離機構は、 上記一対の揺動部材と、 一方の揺動部材を回動自在に支持すると共にシーソ状に
    揺動させ得る第1の回動軸と、 他方の揺動部材を回動自在に支持すると共にシーソ状に
    揺動させ得る第2の回動軸と、 他端部同士が互いに近接する方向に、各揺動部材を弾性
    的に回動付勢する付勢部材と、 揺動部材の他端部同士の間に挿脱自在に設けられ、当該
    他端部同士間に挿入して他端部同士を離反させることに
    よって一端部同士を接近させると共に、他端部同士間か
    ら抜脱することによって一端部同士を離反させる挿脱軸
    とを有することを特徴とする電線被覆ストリッパ。
  3. 【請求項3】請求項2記載の電線被覆ストリッパにおい
    て、 挿脱軸は、 上記当接方向および反当接方向に沿って両揺動部材の他
    端部同士の間に挿脱される丸棒部材からなり、 各揺動部材と対向する側に配置され、円錐状に形成され
    たテーパ部と、これに連続した円柱部とを有しているこ
    とを特徴とする電線被覆ストリッパ。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載の電線被覆ストリッ
    パにおいて、 上記連動機構は、 上記押圧部材と挿脱軸とを連結する連結部材を含んでい
    ることを特徴とする電線被覆ストリッパ。
  5. 【請求項5】所定の剛性を有する芯線が被覆された、防
    水栓付きの被覆電線を皮剥ぎするための電線被覆ストリ
    ッパにおいて、 ハウジングと、 ハウジングに装着され、皮剥ぎ位置に配置される被覆電
    線の被覆部を切込む切込みポジションと、上記被覆電線
    を開放する開放ポジションとに相対的に開閉する一対の
    皮剥ぎ刃と、 上記一対の皮剥ぎ刃を切込みポジションと開放ポジショ
    ンとの間に操作可能な駆動機構と、 駆動機構に連結され、開放ポジションから切込みポジシ
    ョンに移行する過程において皮剥ぎ刃によって切り込ま
    れた被覆部の切除端の内部に導入されることにより、被
    覆電線の芯線を切り込まれた被覆部の切除端から離反す
    る方向に押し込む押圧部材とを備えていることを特徴と
    する電線被覆ストリッパ。
  6. 【請求項6】請求項5記載の電線被覆ストリッパにおい
    て、 上記皮剥ぎ刃は、ハウジングに固定された固定金型と、
    固定金型に対しハウジング内にて上下に変位可能に対向
    する可動金型とにより構成されているものである電線被
    覆ストリッパ。
  7. 【請求項7】請求項5または6記載の電線被覆ストリッ
    パにおいて、 上記ハウジングに設けられ、切込みポジションから開放
    ポジションに移行した皮剥ぎ刃から被覆電線の切除端を
    除去する除去部材をさらに備えている電線被覆ストリッ
    パ。
JP8155737A 1995-11-09 1996-06-17 電線被覆ストリッパ Pending JPH09191525A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8155737A JPH09191525A (ja) 1995-11-09 1996-06-17 電線被覆ストリッパ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29126195 1995-11-09
JP7-291261 1995-11-09
JP8155737A JPH09191525A (ja) 1995-11-09 1996-06-17 電線被覆ストリッパ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09191525A true JPH09191525A (ja) 1997-07-22

Family

ID=26483663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8155737A Pending JPH09191525A (ja) 1995-11-09 1996-06-17 電線被覆ストリッパ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09191525A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016134940A (ja) * 2015-01-15 2016-07-25 住友電気工業株式会社 電力ケーブルの芯線露出装置、および、電力ケーブルの芯線露出方法
CN110601094A (zh) * 2019-08-20 2019-12-20 国网山东省电力公司昌邑市供电公司 一种电缆中间接头制作支架及其使用方法
CN110943355A (zh) * 2019-12-16 2020-03-31 国网北京市电力公司 一种分体式输电导线电动剥线机
JP2021040409A (ja) * 2019-09-03 2021-03-11 日立金属株式会社 ストリップブレード及びケーブルストリップ装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016134940A (ja) * 2015-01-15 2016-07-25 住友電気工業株式会社 電力ケーブルの芯線露出装置、および、電力ケーブルの芯線露出方法
CN110601094A (zh) * 2019-08-20 2019-12-20 国网山东省电力公司昌邑市供电公司 一种电缆中间接头制作支架及其使用方法
JP2021040409A (ja) * 2019-09-03 2021-03-11 日立金属株式会社 ストリップブレード及びケーブルストリップ装置
CN110943355A (zh) * 2019-12-16 2020-03-31 国网北京市电力公司 一种分体式输电导线电动剥线机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI722087B (zh) 用於模組電氣連接器的壓接工具
EP1484824B1 (en) Cable terminating apparatus and method
JP3562405B2 (ja) レバー式コネクタ
US20060230608A1 (en) T5 termination tool
US4429451A (en) Hand tool for applying electrical connectors
US4861278A (en) Connector for drop wire and other conductors
US6872090B2 (en) Cable terminating apparatus and method
KR102242258B1 (ko) 커넥터를 머시닝하기 위한 탈부착 가능한 카세트 및 이를 포함하는 크림프 도구
US20060277746A1 (en) Multiple-wire termination tool with translatable jack and cutting blade precision alignment carrier
JP7153421B2 (ja) 可変カムを有する圧着工具
JPH09191525A (ja) 電線被覆ストリッパ
EP1387446A2 (en) Resin-molded connector assembly and method of making same
JP2003317867A (ja) コネクタの離脱構造及びコネクタ離脱用治具
JP3909053B2 (ja) 手動式コネクタ圧接機
JP2009021042A (ja) 圧接装置
JPH0864332A (ja) 多重ストランドコアの絶縁導体の外皮の一部をはぎとった端部を捩じるためのペンチ状工具
US10020630B2 (en) Methods to use cable crimp and trim device
KR960007868Y1 (ko) 단자압착기
JP2003208948A (ja) レバー式コネクタ
US4986106A (en) Multipurpose crimper for cable connection
US7887340B2 (en) Fixing structure of relay connector
JP3855834B2 (ja) レバー式コネクタ
WO2023120114A1 (ja) 端子圧着装置
JP2002101524A (ja) 電線用接続ボックス
JP2004512659A (ja) 端末処理工具