JPH09191106A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH09191106A
JPH09191106A JP180496A JP180496A JPH09191106A JP H09191106 A JPH09191106 A JP H09191106A JP 180496 A JP180496 A JP 180496A JP 180496 A JP180496 A JP 180496A JP H09191106 A JPH09191106 A JP H09191106A
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drain
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gate
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Akio Furukawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソースおよびドレインの拡散層を、接合を浅
くし、かつ低抵抗および低容量にできる半導体装置およ
びその製造方法を提供することである。 【解決手段】 シリコン基板1の素子形成領域に、チャ
ネル不純物層2、ゲート絶縁膜3、ゲート電極4、側壁
絶縁膜5、浅いソース6、浅いドレイン7、深いソース
8、深いドレイン9が形成された通常の構造に加えて、
ドレインと逆の導電型を有しその濃度がチャネル不純物
濃度より高いポケット領域10が、浅いソース6および
浅いドレイン7のゲート端部分の下側下部に一部を重ね
合わせて位置し、幅が狭くかつ深いソース8および深い
ドレイン9から離れて形成されている。この結果、浅い
ソース6および浅いドレイン7の一部が逆導電型に反転
し浅い接合深さとなり、また、ポケット領域が横方向お
よび深さ方向でソースおよびドレインと接する面積が少
なくなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MOS(Metal Ox
ide Semiconductor )構造による半導体装置およびその
製造方法に関し、特に、MOSFET(Field Effect T
ransistor )の微細化の際の短チャネル効果を改善する
ため、ソースおよびドレインそれぞれの拡散層の接合深
さを浅くし、かつ寄生抵抗および寄生容量を低減する半
導体装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、MOSFETを微細化する上で
問題となる短チャネル効果(特にゲート長0.3μm以
下で顕著となる)を改善するためには、ソースおよびド
レインそれぞれの構造において、その拡散層の接合深
さ、特にゲート端付近の拡散層を浅くしたり、ドレイン
から伸びる空乏層の厚さを薄くするなどの方法がある。
【0003】例えば、拡散層の接合深さを浅くする方法
として、低エネルギーイオン注入法がある。これは、ソ
ースおよびドレインの形成領域に、注入エネルギーを1
0keV程度に下げ、さらに不純物のドーズ量を1×1
13/cm2 程度に少なくして不純物イオンを導入する
方法であり、注入される不純物の深さを数十ナノメート
ル程度に浅くすることができる。
【0004】また、拡散層の接合深さを浅くする別の手
段として、固層拡散法を用いる方法がある(例えば、M.
Ono et al.“SUB-50 NM GATE LENGTH N-MOSFETS WITH 1
0NMPHOSPHORUS SOURCE AND DORAIN JUNCTIONS”,IEDM
93,119,(1993))。
【0005】この方法は、ソースおよびドレインの形成
領域のシリコン表面に不純物を含んだ絶縁膜(例えばボ
ロンシリケイトガラスやリンシリケイトガラス)をまず
形成し、次いで熱処理により絶縁膜中の不純物をシリコ
ン中に拡散する。これにより、拡散層の深さを10ナノ
メータから40ナノメータまで程度にでき、イオン注入
法に比べてより浅い拡散層を得ることができる。
【0006】しかし、上記方法のいずれにおいても、拡
散層の接合深さを浅くできる反面、抵抗が増加し素子特
性が劣化する。この理由は、いずれの方法においても不
純物濃度は表面から内部に向かって減少し、かつこの減
少の度合いは熱処理によりほぼ決まるからである。この
ため、チャネルの不純物濃度と等しいところを接合とす
れば、そこから表面側の総不純物量は不純物濃度の深さ
分布により決まってしまい、浅い接合ほど総不純物量は
減少するためである。
【0007】一方、接合深さを浅くし、かつ抵抗をより
改善する手段としてポケット注入法という方法がある。
これは、ソースおよびドレインの不純物濃度を増加する
ために不純物の注入量を多くし、その多くした分、接合
深さが深くなるのを防ぐ目的で逆導電型の不純物をソー
スおよびドレインそれぞれの下側に注入し、拡散層接合
面を表面側にもっていく方法である。これにより、浅く
かつ低抵抗な拡散層が形成できる。さらにまた、ドレイ
ンから伸びる空乏層を薄くでき、その結果、短チャネル
効果を改善することができる。
【0008】次に、図6を参照して従来から提案されて
いるポケット注入構造(例えば、S.Oguro et al.“A ha
lf micron MOSFET using double implanted LDD ”,IE
DM 82,718,(1982))について説明する。図6は、n型の
MOSFETにおけるポケット構造形成方法を示した工
程途中での断面模式図である。
【0009】まず、最初の工程は、図6(a)に示され
るように、P型のシリコン基板61上の素子形成領域に
P型のチャネル不純物層62をイオン注入により形成
し、その後、ゲート絶縁膜63を形成、次いでゲート電
極64を形成する。
【0010】次の工程は、図6(b)に示されるよう
に、ゲート電極64をマスクとしてP型不純物をチャネ
ル濃度より濃く注入し、P型不純物領域67を形成す
る。その後の工程は、P型不純物領域67より浅くN型
不純物を注入してN- ソース65およびN- ドレイン6
6を形成する。
【0011】次の工程は、図6(c)に示されるよう
に、側壁絶縁膜68を形成し、次いでN型不純物をP型
不純物領域67より深くイオン注入してN+ ソース69
およびN+ ドレイン70を形成する。これにより、N-
ソース65およびN- ドレイン66それぞれとN+ ソー
ス69およびN+ ドレイン70それぞれとチャネル不純
物層62とで周囲を囲まれたポケット領域71が形成で
きる。
【0012】以後の配線等の工程は、通常の従来方法に
より行なわれる。
【0013】しかし、この方法の問題点として次のこと
が挙げられる。まず、ポケット領域71のゲート方向へ
の回り込み(N- ソース65およびN- ドレイン66の
チャネル側に回り込む)による基板効果が大きくなる。
また、図6(c)に示されるように、ゲート長方向に対
して平行に切った断面で見た場合、N+ ドレイン70の
深さが少なくとも0.1μm程度あること、および側壁
絶縁膜68を少なくとも50nm程度はつけることを考
えると、ポケット領域71がドレイン拡散層(N- ドレ
イン66、N+ ドレイン70)に接する長さはこの断面
でみた場合に0.1μm以上ある。
【0014】ポケット領域71は、不純物量がチャネル
より高濃度のためそこにできる空乏層は薄く、しかもド
レイン拡散層との接触面積が多いため、この接合での容
量が大きく、したがって、素子のスイッチング速度は低
下する。
【0015】他方、ポケット注入の技術として従来提案
されているもう一つの方法が、例えば、特開昭63−3
02568号公報に説明されている。これについて、図
7を参照して説明する。これは図6の方法の問題点を改
善するために提案されたものである。
【0016】まず、最初の工程は、図7(a)に示され
るように、P型のシリコン基板61上の素子形成領域に
2種類のP型のチャネル不純物注入を行って、深いイオ
ン注入層72を形成した上に、浅いチャネル層73を形
成する。その後の工程は、ゲート絶縁膜74、ゲート電
極75、および側壁絶縁膜76を順次形成する。
【0017】次の工程は、露光工程を経た後、図7
(b)に示されるように、側壁絶縁膜76上でゲート電
極75から少し離れた位置にレジスト77を形成し、こ
のレジスト77をマスクに、深いイオン注入層72およ
び浅いチャネル層73より高濃度でかつ深いイオン注入
層72より深くなるように、P型不純物をイオン注入し
ポケット領域78を形成する。
【0018】その後の工程は、図7(c)に示されるよ
うに、レジスト77を剥離したのち、リンイオンおよび
ヒ素イオンを順次イオン注入してN+ ソース81および
+ドレイン82それぞれを形成する。次の工程は、熱
処理により、リンをゲート端方向へ拡散してソースおよ
びドレインそれぞれの端部をポケット領域78からゲー
ト電極75側まで延ばしN- ソース79およびN- ドレ
イン80それぞれを形成する。
【0019】この図7に示された方法は、図6を参照し
て説明した方法で問題点となるポケット領域のゲート方
向への回り込みによる基板効果を抑制でき、かつポケッ
ト領域形成に影響されたN- ソース79およびN- ドレ
イン80の高抵抗化を防止できる。
【0020】しかし問題点として、N- ソース79およ
びN- ドレイン80の接合深さは拡散により形成され、
かつゲート電極75端から離れた位置にポケット領域7
8があるため、接合は深くなり、ポケット領域を形成し
ても短チャネル効果改善に寄与しない。またポケット領
域形成のためのマスクはレジスト77を目合せで形成し
てつくることになるため、最低でも0.1μm程度はあ
り、拡散層容量は大きくなる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の半導体
装置およびその製造方法のうち、低エネルギーイオン注
入法または固相拡散法では、接合深さを浅くして短チャ
ネル効果を改善しているが、この場合、ソースおよびド
レインそれぞれの抵抗が大きくなっている。この結果、
MOSFETの電流が減少して素子のスピードが低下す
るという問題点がある。
【0022】また、ポケット注入法では、ポケット領域
がソースおよびドレインそれぞれで幅広く接し、また深
いソースおよび深いドレインそれぞれと深さ方向に長く
接しているために寄生容量が大きくなり素子のスピード
が低下するという問題点がある。
【0023】本発明の課題は、MOSFET(Field Ef
fect Transistor )の微細化の際の短チャネル効果を改
善するため、ソースおよびドレインそれぞれの拡散層の
接合深さを浅くし、かつ寄生抵抗および寄生容量を低減
する半導体装置およびその製造方法を提供することにあ
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体装置
の第1の形態は、MOS構造による半導体装置におい
て、ソースおよびドレインそれぞれが接続して形成され
る深さの異なる浅い接合層および深い接合層の2層と、
チャネル不純物と同じ導電型かつチャネルより高濃度の
不純物領域であり、浅い接合層からなるソースおよびド
レインそれぞれの領域のゲート端近傍の下部に位置する
と共に、深い接合層からなるソースおよびドレインそれ
ぞれから離間して位置するポケット領域とを備えてい
る。
【0025】本発明による半導体装置の第2の形態は、
MOS構造による半導体装置において、チャネル不純物
と同じ導電型かつチャネルより高濃度の不純物領域であ
り、ソースおよびドレインそれぞれのゲート端近傍の下
部に位置し、かつゲート長の30%以下の幅を有するポ
ケット領域を備えている。
【0026】本発明による半導体装置の製造方法の第1
の態様は、上記第1および第2の形態による半導体装置
の製造方法において、前記ポケット領域を、ゲートの横
に絶縁膜、シリコン(Si)および導電膜のいずれか1
つを利用してV字型溝およびゲート長の30%以下の幅
の矩形の溝のいずれか1つを形成したのち、チャネル不
純物と同じ導電型かつチャネルより高濃度の所要不純物
イオンを所要エネルギーで照射により注入して形成して
いる。
【0027】本発明による半導体装置の製造方法の第2
の態様は、導電型の半導体基板の素子形成領域表面にチ
ャネル層を形成し、該チャネル層の表面上にゲート絶縁
膜を形成し、該ゲート絶縁膜の表面上にゲート電極を形
成する工程と、該ゲート電極の側面に薄い第1の絶縁膜
を形成し、所要の不純物イオンを前記半導体基板の表面
に照射により注入して所要の第1の導電型薄膜を形成す
る工程と、前記第1の絶縁膜の前記ゲート電極と反対側
の半導体の表面上にファセットをつけながら半導体を選
択成長させる工程と、所要の不純物イオンを照射により
注入して、前記第1の導電型薄膜と逆の導電型の領域
を、ゲート電極端の下側で前記第1の導電型薄膜の下部
に形成する工程と、前記第1の絶縁膜の側面に第2の絶
縁膜を形成し、所要の不純物イオンを照射により注入し
て、前記第1の導電型薄膜と同じ導電型の高濃度の導電
型薄膜を、前記選択成長させた半導体および前記半導体
基板の表面に形成する工程とを有している。
【0028】本発明による半導体装置の製造方法の第3
の態様は、導電型の半導体基板の素子形成領域表面にチ
ャネル層を形成し、該チャネル層の表面上にゲート絶縁
膜を形成し、該ゲート絶縁膜の表面上にゲート電極を形
成する工程と、該ゲート電極の側面に薄い第1の絶縁膜
を形成し、所要の不純物イオンを前記半導体基板の表面
に照射により注入して、所要の第1の導電型薄膜を形成
する工程と、前記第1の絶縁膜の前記ゲート電極と反対
側の半導体の表面に該第1の絶縁膜に接するように半導
体を選択成長させる工程と、前記第1の絶縁膜を除去
し、所要不純物イオンを照射により注入して、前記第1
の導電型薄膜と逆の導電型の領域を、ゲート電極端の下
側で前記第1の導電型薄膜の下部に形成する工程と、前
記第1の絶縁膜の側面に第2の絶縁膜を形成し、所要不
純物イオンを照射により注入して、前記第1の導電型薄
膜と同じ導電型の高濃度の導電型薄膜を、前記選択成長
させた半導体および前記半導体基板の表面に形成する工
程とを有している。
【0029】本発明による半導体装置の製造方法の第4
の態様は、導電型の半導体基板の素子形成領域表面にチ
ャネル層を形成し、該チャネル層の表面上にゲート絶縁
膜を形成し、該ゲート絶縁膜の表面上にゲート電極を形
成する工程と、該ゲート電極の側面に薄い第1の絶縁膜
を形成し、所要の不純物イオンを前記半導体基板の表面
に照射により注入して、所要の第1の導電型薄膜を形成
する工程と、前記第1の絶縁膜の側面に第2の絶縁膜を
形成し、所要不純物イオンを照射により注入して、前記
第1の導電型薄膜と同じ導電型の高濃度の導電型薄膜を
前記半導体基板の表面に形成する工程と、前記第1の絶
縁膜を除去し、所要不純物イオンを照射により注入し
て、前記第1の導電型薄膜と逆の導電型の領域を、ゲー
ト電極端の下側で前記第1の導電型薄膜の下部に形成す
る工程とを有している。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0031】図1は、本発明の第1の実施の形態として
の半導体装置を示す断面模式図である。
【0032】まず、図1を参照して第1の実施の形態に
よる半導体装置について説明する。この構造は、図示さ
れるように、通常のMOSFETの構造に加えてポケッ
ト領域10を有している。
【0033】図1に示されているMOSFETの通常の
構造部分では、不純物濃度1×1014cm-3程度のP型
のシリコン基板1の表面の所定位置に、フィールド絶縁
膜、N型ウェルおよびP型ウェル(名称符号の図示を省
略)、5×1017cm-3程度の濃度のチャネル不純物層
2、厚さ7nm程度のゲート絶縁膜3、例えばポリシリ
コンとタングステンなどの金属の積層構造で形成された
ゲート電極4、ゲート長程度の幅の側壁絶縁膜5、深さ
50nm程度の浅いソース6、深さ50nm程度の浅い
ドレイン7、深さ200nm程度の深いソース8、およ
び深さ200nm程度の深いドレイン9が形成されてい
る。
【0034】加えられたポケット領域10は、ドレイン
と逆の導電型をもちその不純物濃度が2×1018cm-3
程度であり、また、浅いソース6および浅いドレイン7
それぞれのゲート端部分の下側でチャネル不純物層2と
の間に位置し、それぞれの一部に重なり合っている。こ
のため、浅いソース6および浅いドレイン7それぞれで
は、一部が逆導電型に反転したこととなり、接合深さは
20nmから30nmまでと浅い。また、ポケット領域
10は、幅が狭くかつ深いソース8およびドレイン9そ
れぞれから離れて形成されており、この結果、横方向お
よび深さ方向でソースおよびドレインそれぞれと接する
面積が少なくなっている。
【0035】この浅い結合により短チャネル効果が改善
されるとともに、高濃度のポケット領域がソース及びド
レインそれぞれと接する面積が少ないため、拡散層容量
の低減を図ることができる。
【0036】次に、図2の断面模式図を参照して、第2
の実施の形態による半導体装置について説明する。この
構造は、図示されるように、上述の第1の実施の形態と
異なる通常のMOSFETの構造の中で、異なる位置に
ポケット領域10を有している。
【0037】図2に示されるMOSFETの通常の構造
部分では、不純物濃度1×1014cm-3程度のP型のシ
リコン基板1の表面の所定位置に、フィールド絶縁膜、
N型ウェルおよびP型ウェル(名称符号の図示を省
略)、5×1017cm-3程度の濃度のチャネル不純物層
2、厚さ7nm程度のゲート絶縁膜3、例えばポリシリ
コンとタングステンなどの金属の積層構造で形成された
ゲート電極4、ゲート長程度の幅の側壁絶縁膜5、深さ
100nm程度の深さのソース21、深さ100nm程
度の深さのドレイン22が形成されている。
【0038】図2に示されるポケット領域10は、ドレ
インと逆の導電型をもちその不純物濃度が2×1018
-3程度で、ゲート長の30%程度の幅をもち、ソース
21およびドレイン22それぞれとチャネル不純物層2
との間でゲート端部分の下側に配置されており、ソース
21およびドレイン22それぞれの一部に重なってい
る。このため、ソース21およびドレイン22それぞれ
では、その一部が逆導電型に反転したことになり、接合
深さは40nmから50nmまでと浅い。また、ポケッ
ト領域10の幅がゲート長の30%以下と狭いため、ソ
ースおよびドレインそれぞれと接する面積は少なくなっ
ている。
【0039】この結果、この浅い接合により短チャネル
効果が改善されるとともに、高濃度のポケット領域がソ
ースおよびドレインそれぞれと接する面積が少ないた
め、拡散層容量の低減を図ることができる。
【0040】上記説明では、ソースおよびドレインそれ
ぞれが一つの深さの層の場合について述べたが、上述の
第1の実施の形態のような深さの異なる2つの層から形
成されたソースおよびドレインの場合において、ポケッ
ト領域と深いソースおよび深いドレインそれぞれとが離
間した場合でも接触した場合でも、本実施の形態を適用
して、ポケット領域の幅をゲート長の30%以下に抑え
ることにより容量低減を図ることができる。
【0041】次に、図3の工程別の断面模式図を参照し
て第3の実施の形態による半導体装置の製造方法につい
て説明する。この第3の実施の形態は、シリコンの選択
成長を利用してゲートの横にV字型の溝をつくり、この
溝を利用してポケット構造を形成する第1の製造方法で
ある。
【0042】まず、最初の工程による結果構造が図3
(a)に示されている。この工程は、不純物濃度1×1
14cm-3程度のP型のシリコン基板1の表面の所定位
置に、フィールド絶縁膜、N型ウェル、およびP型ウェ
ル(名称符号の図示を省略)を形成し、素子形成領域を
決める。次の工程は、例えばN型MOSFETを形成す
る場合、この素子形成領域のうちP型ウェル表面にボロ
ンをエネルギー50keV、5×1012cm-2でイオン
注入し、深さ300nm程度のチャネル不純物層2を形
成する。続いて工程は、熱酸化により厚さ7nm程度の
ゲート絶縁膜3、次いで気相成長により厚さ150nm
のポリシリコンを形成したのち、レジスト塗布、ゲート
露光および前記ポリシリコンのエッチング(図示せず)
を順次処理して、ゲート電極4を形成する。
【0043】次の工程による結果構造が図3(b)に示
されている。この工程は、上部の全表面に気相成長によ
り酸化シリコン膜を厚さ20nmに成長させたのち、異
方性エッチングし、第1側壁絶縁膜31を形成する。続
く工程は、ヒ素イオンをエネルギー15keV、5×1
14cm-2でチャネル不純物層2に照射してイオン注入
し、第1ソース32および第1ドレイン33それぞれを
形成する。このとき、ヒ素イオン注入により形成される
第1ソース32および第1ドレイン33それぞれの接合
深さは50nm程度である。その後の工程は、気相成長
によりシリコンをシリコン表面のみに選択的にファセッ
ト(30度あるいは45度)を付けながら厚さ30nm
に成長させ、選択エピ成長層34を形成する。
【0044】上記説明では第1側壁絶縁膜31を形成し
てからヒ素をイオン注入して第1ソース32および第1
ドレイン33それぞれを形成したが、この順序は逆にし
てもよく、本発明の効果は損なわれない。また、選択エ
ピ成長層はここではシリコンとしたが、ゲルマニウムで
もシリコンゲルマニウムでもよい。
【0045】次の工程による結果構造が図3(c)に示
されている。この工程は、表面にフッ化ボロン(B
2 )イオンをエネルギー30keV、1×1014cm
-2で照射してイオン注入する。この結果、第1側壁絶縁
膜31および選択エピ成長層34の形状を反映したボロ
ン分布ができ、かつ第1ソース32および第1ドレイン
33のヒ素分布と重なるため、第1ソース32および第
1ドレイン33それぞれの一部がP型に反転してP型の
ポケット注入領域35ができる。
【0046】この結果、拡散層である第1ソース32お
よび第1ドレイン33それぞれのゲート電極4の端部近
傍は、下部30nm程度がP型に反転し、20nm程度
の接合深さとなり、かつポケット注入領域35と第1ド
レイン33との接触部分の長さは、断面で見た場合、4
0nm程度と小さくなる。
【0047】次の工程による結果構造が図3(d)に示
されている。この工程は、気相成長により酸化シリコン
膜を80nm成長させて異方性エッチングし、第2側壁
絶縁膜36を形成する。続く工程は、表面にヒ素イオン
をエネルギー50keV、5×1015cm-2で照射して
イオン注入し、熱処理(例えば1000℃、10秒)し
て第2ソース37および第2ドレイン38を形成する。
【0048】この結果、上記図3(c)を参照して説明
した工程でBF2 のイオン注入によりP型になっていた
選択エピ成長層34およびゲート電極4それぞれの大部
分は、このヒ素イオン注入と熱処理とでN型に反転す
る。また第2ソース37および第2ドレイン38の深さ
は200nm程度である。
【0049】この後の配線等を行なう工程は、従来のと
おりである。
【0050】上記第3の実施の形態、すなわち第1の製
造方法によれば、ゲート端付近のソースおよびドレイン
拡散層の接合深さを20nm程度に浅くでき、かつその
不純物量も4×1014cm-2に多くでき従来法より1桁
以上抵抗を改善できる。またポケット注入領域とドレイ
ンとの接触部分は断面で見た場合40nm程度となり、
従来法に比べて半分以下にできる。
【0051】次に、図4の工程別の断面模式図を参照し
て、第4の実施の形態による半導体装置の製造方法につ
いて説明する。この第4の実施の形態は第2の製造方法
になる。
【0052】まず、最初の工程による結果構造が図4
(a)に示されている。このゲート電極4の作製までの
工程は、上記図3(a)を参照して説明した内容と同じ
なので説明を省略する。
【0053】次の工程による結果構造が図4(b)に示
されている。この工程は、上部の全表面に、気相成長に
より窒化シリコン膜を20nm成長させたのち異方性エ
ッチングし、第1側壁絶縁膜31を形成する。続く工程
は、ヒ素イオンをエネルギー15keV、5×1014
-2でチャネル不純物層2に照射してイオン注入し、第
1ソース32および第1ドレイン33を形成する。この
結果、ヒ素イオン注入により形成される第1ソース32
および第1ドレイン33それぞれの接合深さは50nm
程度である。その後の工程は、気相成長によりシリコン
をシリコン表面のみに選択的に第1側壁絶縁膜31に接
するように30nm成長させ、選択エピ成長層41を形
成する。
【0054】上記説明では、第1側壁絶縁膜31を形成
してからヒ素をイオン注入して第1ソース32および第
1ドレイン33を形成したが、この順序は逆にしてもよ
い。また、選択エピ成長層はシリコンと説明したが、ゲ
ルマニウムでもシリコンゲルマニウムでもよい。
【0055】次の工程のよる結果構造が図4(c)に示
されている。この工程は、第1側壁絶縁膜31をリン酸
によりエッチングして除去して、上部表面にBF2 イオ
ンをエネルギー30keV、1×1014cm-2で照射し
てイオン注入する。この際、ゲート電極4および選択エ
ピ成長層41の形状を反映したボロン分布ができ、かつ
第1ソース32および第1ドレイン33のヒ素分布と重
なるため、第1ソース32および第1ドレイン33それ
ぞれの一部がP型に反転し、P型のポケット注入領域4
2ができる。
【0056】この結果、拡散層である第1ソース32お
よび第1ドレイン33で、ゲート電極4の端部近傍は下
部30nm程度がP型に反転し、20nm程度の接合深
さとなり、かつポケット注入領域42と第1のドレイン
33との接触部分は断面で見た場合、40nm程度と小
さくなる。
【0057】次の工程の結果構造が図4(d)に示され
ている。この工程は、ゲート部分の側面に気相成長によ
り酸化シリコン膜を80nm成長させて異方性エッチン
グし、第2側壁絶縁膜43を形成する。続く工程は、選
択エピ成長層41およびゲート電極4にヒ素イオンをエ
ネルギー50keV、5×1015cm-2で照射してイオ
ン注入し、熱処理(例えば1000℃、10秒)して第
2ソース44および第2ドレイン45それぞれを形成す
る。上記図4(c)で説明された工程でBF2のイオン
注入によりP型になっていた選択エピ成長層41および
ゲート電極4は、このヒ素イオン注入と熱処理で大部分
がN型に反転する。また、第2ソース44および第2ド
レイン45の深さは200nm程度である。
【0058】この後の工程は、配線等を形成する通常の
工程であり、説明を省略する。
【0059】上記第4の実施の形態による製造方法は、
ゲート端付近でソースおよびドレインそれぞれの拡散層
の接合深さを20nm程度に浅くでき、かつその不純物
量も4×1014cm-2に多くできるので、従来法より1
桁以上抵抗値を改善できる。またポケット注入領域とド
レインとの接触部分は断面で見た場合40nm程度とな
り、従来法に比べて半分以下にできる。
【0060】次に、図5の工程別の断面模式図を参照し
て、第5の実施の形態による半導体装置の製造方法につ
いて説明する。この第5の実施の形態は第3の製造方法
になる。
【0061】まず、最初の工程による結果構造が図5
(a)に示されている。このゲート電極4の作製までの
工程は上記図3(a)を参照して説明した内容と同じな
ので説明を省略する。
【0062】次の工程による結果構造が図5(b)に示
されている。この工程は、まず、上部の全表面に気相成
長により窒化シリコン膜を20nm成長させて異方性エ
ッチングし、第1側壁絶縁膜31を形成する。続く工程
は、チャネル不純物層2にヒ素イオンをエネルギー15
keV、5×1014cm-2で照射してイオン注入し、第
1ソース32および第1ドレイン33を形成する。この
際、ヒ素イオン注入により形成される第1ソース32お
よび第1ドレイン33の接合深さは50nm程度であ
る。
【0063】上記説明では、第1側壁絶縁膜31を形成
してからヒ素をイオン注入して第1ソース32および第
1ドレイン33を形成すると説明したが、この順序は逆
にしてもよい。
【0064】次の工程による結果構造が図5(c)に示
されている。この工程は、まずゲート側面に気相成長に
より酸化シリコン膜を80nm成長させて異方性エッチ
ングし、第2側壁絶縁膜51を形成する。続く工程は、
上部表面にヒ素イオンをエネルギー50keV、5×1
15cm-2で照射してイオン注入し、第2ソース52お
よび第2ドレイン53を形成する。
【0065】次の工程による結果構造が図5(d)に示
されている。この工程は、第1側壁絶縁膜31をリン酸
によりエッチングして除去したのち、BF2 イオンをエ
ネルギー30keV、1×1014cm-2で照射してイオ
ン注入する。この際、ゲート電極4や第2側壁絶縁膜5
1の形状を反映したボロン分布ができ、かつ第1ソース
32および第1ドレイン33のヒ素分布と重なるため、
第1ソース32および第1ドレイン33それぞれの一部
がP型に反転し、P型のポケット注入領域54ができ
る。この後の工程は、熱処理(例えば1000℃、10
秒)して不純物を活性化する。
【0066】この結果、拡散層である第1ソース32お
よび第1ドレイン33のゲート端近傍は下側30nm程
度がP型に反転し、接合深さは20nm程度となり、か
つポケット注入領域とドレインとの接触の長さは断面で
見た場合、40nm程度と小さくなる。
【0067】この後の工程は、配線等を形成する通常の
工程であり、図示および説明を省略する。
【0068】上記第5の実施の形態によれば、ゲート端
付近のソースおよびドレインそれぞれの拡散層の接合深
さは20nm程度に浅く、かつその不純物量も4×10
14cm-2に多くできるので、抵抗値は従来法より1桁以
上を改善できる。またポケット注入領域とドレインとの
接触部分は断面で見た場合、40nm程度の長さとな
り、従来法に比べて半分以下にできる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の実
施の形態による半導体装置の構造および全ての実施の形
態による製造方法によれば、ソースおよびドレインそれ
ぞれがゲート端部近傍で浅い接合層とこの接合層に続く
深い接合層とから形成されている場合、製造工程がポケ
ット領域を深い接合層から離して形成しているので、ソ
ースおよびドレインそれぞれの拡散層接合をポケット構
造により低抵抗にすることができると共に、深さ方向の
接合面積の低減により拡散層容量を低減することができ
る。
【0070】また、本発明の第2の実施の形態による半
導体装置の構造によれば、ポケット領域が深い接合、ま
たはソースおよびドレインが1つの接合深さの層で形成
されている場合、ポケット領域をゲート長の30%以下
の幅に限定して生成している。このことは、ゲート長に
対して、従来の通常のMOSFETのソースおよびドレ
インでの拡散層の幅が3倍であるのに対して、ポケット
領域の幅が10%以内であることを意味し、この結果、
本発明によるポケット構造では、ソースおよびドレイン
の拡散層での寄生容量は従来と比較して1/2に抑える
ことができる。
【0071】また、本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、ポケット領域の形成を不純物イオンの注入で形成
する際、このマスクとなるV字型構造または矩形の溝を
自己整合的に作り、ポケット領域の長さ(チャネル長方
向にみて)を任意にでき、かつ接合が深いN+ ドレイン
から離して形成することができる。この結果、目合わせ
を不要にできると共に、ポケット領域とドレインとの接
合面積を少なく抑えることにより拡散層容量の低減をは
かることができる。
【0072】すなわち、MOSFETのソース、ドレイ
ンの形成において、拡散層接合深さは従来の半分以下
に、また拡散層抵抗は不純物のドーズ量により相違する
が、従来より1桁以下にそれぞれ改善でき、かつ拡散層
の容量は従来の半分程度にすることができる。このた
め、微細化に伴う短チャネル効果の改善やスイッチング
速度の向上が期待できる。
【0073】また、この発明は短チャネル効果が顕著と
なるゲート長0.3μm以下のMOSFETで特に効果
が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態である半導体装置を
示す断面模式図である。
【図2】本発明の実施の第2の形態である半導体装置を
示す断面模式図である。
【図3】本発明の実施の第3の形態である半導体装置の
製造方法を示す工程別の断面模式図である。
【図4】本発明の実施の第4の形態である半導体装置の
製造方法を示す工程別の断面模式図である。
【図5】本発明の実施の第5の形態である半導体装置の
製造方法を示す工程別の断面模式図である。
【図6】従来の半導体装置の製造方法の一例を示す断面
模式図である。
【図7】従来の半導体装置の製造方法の別の一例を示す
断面模式図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 チャネル不純物層 3 ゲート絶縁膜 4 ゲート電極 5 側壁絶縁膜 6 浅いソース 7 浅いドレイン 8 深いソース 9 深いドレイン 10 ポケット領域 21 ソース 22 ドレイン 31 第1側壁絶縁膜 32 第1ソース 33 第1ドレイン 34,41 選択エピ成長層 35,42,54 ポケット注入領域 36,43,51 第2側壁絶縁膜 37,44,52 第2ソース 38,45,53 第2ドレイン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MOS(Metal Oxide Semiconductor )
    構造による半導体装置において、ソースおよびドレイン
    それぞれが接続して形成される深さの異なる浅い接合層
    および深い接合層の2層と、チャネル不純物と同じ導電
    型かつチャネルより高濃度の不純物領域であり、浅い接
    合層からなるソースおよびドレインそれぞれの領域のゲ
    ート端近傍の下部に位置すると共に、深い接合層からな
    るソースおよびドレインそれぞれから離間して位置する
    ポケット領域とを備えることを特徴とす半導体装置。
  2. 【請求項2】 MOS構造による半導体装置において、
    チャネル不純物と同じ導電型かつチャネルより高濃度の
    不純物領域であり、ソースおよびドレインそれぞれのゲ
    ート端近傍の下部に位置し、かつゲート長の30%以下
    の幅を有するポケット領域を備えることを特徴とす半導
    体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のMOS
    構造による半導体装置の製造方法において、前記ポケッ
    ト領域は、ゲートの横に絶縁膜、シリコン(Si)およ
    び導電膜のいずれか1つを利用してV字型溝およびゲー
    ト長の30%以下の幅の矩形の溝のいずれか1つを形成
    したのち、チャネル不純物と同じ導電型かつチャネルよ
    り高濃度の所要不純物イオンを所要エネルギーで照射し
    て形成されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 導電型の半導体基板の素子形成領域表面
    にチャネル層を形成し、該チャネル層の表面上にゲート
    絶縁膜を形成し、該ゲート絶縁膜の表面上にゲート電極
    を形成する工程と、 該ゲート電極の側面に薄い第1の絶縁膜を形成し、所要
    の不純物イオンを前記半導体基板の表面に照射して所要
    の第1の導電型薄膜を形成する工程と、 前記第1の絶縁膜の前記ゲート電極と反対側の半導体の
    表面上にファセットをつけながら半導体を選択成長させ
    る工程と、 所要の不純物イオンを照射して、前記第1の導電型薄膜
    と逆の導電型の領域を、ゲート電極端の下側で前記第1
    の導電型薄膜の下部に形成する工程と、 前記第1の絶縁膜の側面に第2の絶縁膜を形成し、所要
    の不純物イオンを照射して、前記第1の導電型薄膜と同
    じ導電型の高濃度の導電型薄膜を、前記選択成長させた
    半導体および前記半導体基板の表面に形成する工程とを
    有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 導電型の半導体基板の素子形成領域表面
    にチャネル層を形成し、該チャネル層の表面上にゲート
    絶縁膜を形成し、該ゲート絶縁膜の表面上にゲート電極
    を形成する工程と、 該ゲート電極の側面に薄い第1の絶縁膜を形成し、所要
    の不純物イオンを前記半導体基板の表面に照射して、所
    要の第1の導電型薄膜を形成する工程と、 前記第1の絶縁膜の前記ゲート電極と反対側の半導体の
    表面に該第1の絶縁膜に接するように半導体を選択成長
    させる工程と、 前記第1の絶縁膜を除去し、所要不純物イオンを照射し
    て、前記第1の導電型薄膜と逆の導電型の領域を、ゲー
    ト電極端の下側で前記第1の導電型薄膜の下部に形成す
    る工程と、 前記第1の絶縁膜の側面に第2の絶縁膜を形成し、所要
    不純物イオンを照射して、前記第1の導電型薄膜と同じ
    導電型の高濃度の導電型薄膜を、前記選択成長させた半
    導体および前記半導体基板の表面に形成する工程とを有
    することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 導電型の半導体基板の素子形成領域表面
    にチャネル層を形成し、該チャネル層の表面上にゲート
    絶縁膜を形成し、該ゲート絶縁膜の表面上にゲート電極
    を形成する工程と、 前記ゲート電極の側面に薄い第1の絶縁膜を形成し、所
    要の不純物イオンを前記半導体基板の表面に照射して、
    所要の第1の導電型薄膜を形成する工程と、 前記第1の絶縁膜の側面に第2の絶縁膜を形成し、所要
    不純物イオンを照射して、前記第1の導電型薄膜と同じ
    導電型の高濃度の導電型薄膜を前記半導体基板の表面に
    形成する工程と、 前記第1の絶縁膜を除去し、所要不純物イオンを照射し
    て、前記第1の導電型薄膜と逆の導電型の領域を、ゲー
    ト電極端の下側で前記第1の導電型薄膜の下部に形成す
    る工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項4、請求項5または請求項6にお
    いて、前記第1の絶縁膜形成工程と前記第1の導電型薄
    膜の形成工程との順序が逆であることを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
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