JPH0919085A - 電源切換回路 - Google Patents

電源切換回路

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JPH0919085A
JPH0919085A JP7162517A JP16251795A JPH0919085A JP H0919085 A JPH0919085 A JP H0919085A JP 7162517 A JP7162517 A JP 7162517A JP 16251795 A JP16251795 A JP 16251795A JP H0919085 A JPH0919085 A JP H0919085A
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健 平野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】メイン電源を負荷に供給するためのPMOSト
ランジスタの誤動作を防止でき、メイン電源とサブ電源
とを確実に切り換えることができる電源切換回路を提供
する。 【構成】PMOSトランジスタ3はメイン電源1を負荷
7に供給するためのものである。制御回路4は高電位電
源及び低電位電源を動作電源として供給され、第1の制
御信号S1に基づいて高電位電源又は低電位電源の電圧
の第2の制御信号S2を出力することによりPMOSト
ランジスタ3をオンオフさせる。比較回路5は、メイン
電源1の電圧Vmとサブ電源2の電圧Vsとの比較を行
う。選択回路6は、比較回路5の出力信号に基づいてメ
イン電源1及びサブ電源2のうち、電圧値の高い電源を
制御回路4に供給する高電位電源として選択し、選択し
た電源をその電圧を維持したまま制御回路4に供給す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源切換回路に係り、
詳しくはメイン電源とバックアップ用のサブ電源とのい
ずれかを択一的に負荷に供給するための電源切換回路に
関する。
【0002】マイクロコントローラ等の半導体集積回路
は半導体メモリを備えているため、通常の動作時に供給
されるメイン電源と、メイン電源のオフ時に半導体メモ
リに電源を供給するバックアップ用のサブ電源とを備え
ている。そのため、メイン電源のオフ時においてメイン
電源とサブ電源とを確実に切り換えることができる電源
切換回路が必要とされている。
【0003】
【従来の技術】図3は従来のマイクロコントローラにお
ける電源切換回路43を示す。マイクロコントローラは
メイン電源回路41、サブ電源回路42、電源切換回路
43、第1の負荷49及び第2の負荷としての半導体メ
モリ50を備える。
【0004】メイン電源回路41は、図示しない電源ス
イッチの入操作に基づいてオンされ、電源スイッチの切
操作に基づいてオフされる。メイン電源回路41がオン
すると、メイン電源回路41は電圧Vmのメイン電源を
第1の負荷49に供給する。メイン電源回路41には電
源切換回路43を介して半導体メモリ50が負荷49と
並列に接続されており、メイン電源回路41はオン時に
おいて、電源切換回路43を介して半導体メモリ50に
もメイン電源を供給する。メイン電源回路41がオフす
ると、メイン電源回路41はメイン電源の出力を停止す
る。
【0005】サブ電源回路42は、メイン電源回路41
のオフ時において、電圧Vs(<Vm)のサブ電源を半
導体メモリ50に供給してバックアップする。電源切換
回路43は、PMOSトランジスタ44と、CMOSイ
ンバータ45と、4つの逆流防止用のダイオードD3,
D4,D5,D6とを備える。PMOSトランジスタ4
4はメイン電源回路41と半導体メモリ50との間に直
列に接続され、同トランジスタ44のゲートにはCMO
Sインバータ45から出力される制御信号S4が入力さ
れている。
【0006】CMOSインバータ45は直列に接続され
たPMOSトランジスタ46及びNMOSトランジスタ
47からなる。PMOSトランジスタ46のソースは逆
流防止用ダイオードD3,D4を介してメイン電源回路
41及びサブ電源回路42に接続されており、NMOS
トランジスタ47のソースはグランドGNDに接続され
ている。従って、CMOSインバータ45にはメイン電
源及びサブ電源のうち、電圧値が高い方の電源の電圧よ
りも逆流防止用ダイオードD3,D4のベース・エミッ
タ間電圧VBEだけ低い電圧の電源が高電位電源として供
給され、グランドGNDが低電位電源として供給され
る。
【0007】CMOSインバータ45の入力端子は、抵
抗R5を介してグランドGNDに接続され、CMOSイ
ンバータ45の入力端子には直列接続された2つの逆流
防止用ダイオードD5,D6を介してコントロール端子
CTLから制御信号S3が入力されている。電源スイッ
チの入操作に基づいてメイン電源回路41がオンされる
とき、制御信号S3はHレベルとなる。逆に、電源スイ
ッチの切操作に基づいてメイン電源回路41がオフされ
るとき、制御信号S3はLレベルとなる。
【0008】CMOSインバータ45は制御信号S3の
レベルに基づいて高電位電源の電圧又はグランドGND
の電圧の制御信号S4を出力することによりPMOSト
ランジスタ44をオンオフさせる。すなわち、制御信号
S3がHレベルになると、CMOSインバータ45はL
レベル(グランドGNDの電圧)の制御信号S4を出力
する。このLレベルの制御信号S4に基づいてPMOS
トランジスタ44がオンし、メイン電源回路41のメイ
ン電源がPMOSトランジスタ44を介して半導体メモ
リ50に供給される。また、制御信号S3がLレベルに
なると、CMOSインバータ45はHレベル(高電位電
源の電圧)の制御信号S4を出力する。このHレベルの
制御信号S4に基づいてPMOSトランジスタ44がオ
フし、サブ電源回路42のサブ電源が半導体メモリ50
に供給されてバックアップされる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記電
源切換回路43は、CMOSインバータ45にメイン電
源及びサブ電源のうち、電圧値の高い方の電源を高電位
電源として供給するために、逆流防止用ダイオードD
3,D4を使用している。ダイオードD3,D4には高
温時においてリーク電流が流れたり、出力特性のばらつ
きによって常温時においてもリーク電流が流れたりし、
ダイオードD3,D4の電流値I3,I4が大きくな
る。すると、ダイオードD3,D4のベース・エミッタ
間電圧VBEが上昇し、CMOSインバータ45に供給さ
れる高電位電源の電圧が低下してしまう。
【0010】従って、メイン電源回路41がオフされる
とき、コントロール端子CTLにLレベルの制御信号S
3が入力されると、CMOSインバータ45はHレベル
の制御信号S4を出力する。すると、CMOSインバー
タ45にはサブ電源が逆流防止用ダイオードD4を介し
て供給される。このとき、リーク電流によってダイオー
ドD4のベース・エミッタ間電圧VBEが上昇してVBE
0.7ボルトになっているとすると、PMOSトランジ
スタ44のゲート電圧とソース側のサブ電源の電圧Vs
との間に0.7ボルトの電位差が発生する。その結果、
PMOSトランジスタ44は、バックアップ時にはオフ
であるべきものがオンするという誤動作が発生し、サブ
電源が第1の負荷49にも供給されてサブ電源の電流が
増加する。そのため、サブ電源回路42が電池の電圧を
昇圧してサブ電源を生成するものである場合には、電池
の消費電力が大きくなり、半導体メモリ50のバックア
ップ時間が短くなるという問題がある。
【0011】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、メイン電源を負荷に供
給するためのPMOSトランジスタの誤動作を防止で
き、メイン電源とサブ電源とを確実に切り換えることが
できる電源切換回路を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。PMOSトランジスタ3はメイン電源1を負
荷7に供給するためのものである。
【0013】制御回路4は高電位電源及び低電位電源を
動作電源として供給され、第1の制御信号S1に基づい
て高電位電源又は低電位電源の電圧の第2の制御信号S
2を出力することによりPMOSトランジスタ3をオン
オフさせる。
【0014】比較回路5は、メイン電源1の電圧Vmと
サブ電源2の電圧Vsとのレベル比較を行い、比較結果
に応じた信号を出力する。選択回路6は、比較回路5の
出力信号に基づいてメイン電源1及びサブ電源2のう
ち、電圧値の高い電源を制御回路4に供給する高電位電
源として選択し、選択した電源をその電圧を維持したま
ま制御回路4に供給する。
【0015】請求項2の発明は、選択回路を、メイン電
源と制御回路との間に接続され、かつ、比較回路の出力
信号に基づいてオンオフされる第2のスイッチ回路と、
サブ電源と制御回路との間に接続され、かつ、比較回路
の出力信号のレベルを反転した信号に基づいてオンオフ
される第2のスイッチ回路とを備えて構成した。
【0016】
【作用】従って、メイン電源1のオフ時において、比較
回路5によってサブ電源2の電圧Vsがメイン電源1の
電圧Vmよりも高いと判定される。この比較結果に応じ
た出力信号に基づいて選択回路6によってサブ電源2が
選択され、サブ電源2が電圧Vsを維持したまま制御回
路4に高電位電源として供給される。負荷7にはサブ電
源2が供給されてバックアップされる。
【0017】このとき、第1の制御信号S1に基づいて
PMOSトランジスタ3をオフさせるために制御回路4
によって電圧Vsの第2の制御信号S2が出力される。
PMOSトランジスタ3のソース側にはサブ電源2の電
圧Vsが印加されているため、PMOSトランジスタ3
のゲート電圧とソース側の電圧との電位差は発生しな
い。従って、PMOSトランジスタ3はバックアップ時
において確実にオフし、PMOSトランジスタ3の誤動
作が防止される。
【0018】請求項2の発明では、メイン電源は第1の
スイッチ回路を介して制御回路に供給され、サブ電源は
第2のスイッチ回路を介して制御回路に供給されるの
で、メイン電源又はサブ電源はその電圧を維持したまま
制御回路に供給される。
【0019】
【実施例】以下、本発明をマイクロコントローラにおけ
る電源切換回路に具体化した一実施例を図2に従って説
明する。
【0020】マイクロコントローラはメイン電源回路1
1、サブ電源回路12、電源切換回路13、第1の負荷
35及び第2の負荷としての半導体メモリ36を備え
る。メイン電源回路11は、図示しない電源スイッチの
入操作に基づいてオンされ、電源スイッチの切操作に基
づいてオフされる。メイン電源回路11がオンすると、
メイン電源回路11は電圧Vmのメイン電源を第1の負
荷35に供給する。メイン電源回路11がオフすると、
メイン電源回路11はメイン電源の出力を停止する。
【0021】メイン電源回路11には電源切換回路13
を介して半導体メモリ36が負荷35と並列に接続され
ており、メイン電源回路11はオン時において、電源切
換回路13を介して半導体メモリ36にもメイン電源を
供給する。
【0022】サブ電源回路12は内蔵している電池(図
示略)の電圧を昇圧することにより電圧Vs(<Vm)
のサブ電源を生成し、このサブ電源を半導体メモリ36
に供給してバックアップする。なお、本実施例におい
て、サブ電源回路12は前記電源スイッチの入切操作と
は無関係にサブ電源を生成して出力する。
【0023】電源切換回路13は、PMOSトランジス
タ14、制御回路としてのCMOSインバータ15、比
較回路としてのコンパレータ18及び選択回路19を備
える。
【0024】PMOSトランジスタ14はメイン電源回
路11と半導体メモリ36との間に直列に接続され、同
トランジスタ14のゲートにはCMOSインバータ15
の出力信号が入力されている。
【0025】コンパレータ18の非反転入力端子(+入
力端子)はメイン電源回路11に接続されており、非反
転入力端子にはメイン電源の電圧Vmが入力されてい
る。コンパレータ18の反転入力端子(−入力端子)は
サブ電源回路12に接続されており、反転入力端子には
サブ電源の電圧Vsが入力されている。
【0026】コンパレータ18には逆流防止用ダイオー
ドD1,D2を介して高電位電源が供給されるととも
に、低電位電源としてグランドGNDが供給されてい
る。この高電位電源は、メイン電源又はサブ電源のう
ち、電圧値が高い方の電源の電圧よりも逆流防止用ダイ
オードD1,D2のベース・エミッタ間電圧VBEだけ低
い電圧となる。従って、メイン電源回路11がオンして
いるときには、メイン電源がコンパレータ18に高電位
電源として供給され、その電圧は(Vm−VBE)とな
る。また、メイン電源回路11がオフしているときに
は、サブ電源回路12のサブ電源が高電位電源としてコ
ンパレータ18に供給され、その電圧は(Vs−V BE
となる。
【0027】そして、コンパレータ18は非反転入力端
子の入力信号(Vm)と反転入力端子の入力信号(V
s)とのレベル比較を行い、比較結果に応じた信号を選
択回路19に出力する。すなわち、コンパレータ18は
電圧Vmが電圧Vsよりも高いと判定すると、電圧(V
m−VBE)のHレベルの信号を出力する。逆に、コンパ
レータ18は電圧Vsが電圧Vmよりも高いと判定する
と、Lレベル(グランドGND)の信号を出力する。
【0028】選択回路19は、コンパレータ18の出力
信号に基づいてメイン電源及びサブ電源のうち、電圧値
の高い電源をCMOSインバータ15に供給するための
高電位電源として選択し、選択した電源をその電圧を維
持したままCMOSインバータ15に供給する。
【0029】選択回路19はCMOSインバータ20
と、第1及び第2のスイッチ回路24A,24Bとを備
える。CMOSインバータ20は直列に接続されたPM
OSトランジスタ21及びNMOSトランジスタ22か
らなる。PMOSトランジスタ21のソースは前記逆流
防止用ダイオードD1,D2を介してメイン電源回路1
1及びサブ電源回路12に接続されており、NMOSト
ランジスタ22のソースはグランドGNDに接続されて
いる。従って、CMOSインバータ20にはメイン電源
及びサブ電源のうち、電圧値が高い方の電源の電圧より
も逆流防止用ダイオードD1,D2のベース・エミッタ
間電圧VBEだけ低い電圧の電源が高電位電源として供給
される。CMOSインバータ20には前記コンパレータ
18の出力信号が入力され、CMOSインバータ20は
その入力信号を反転した信号を第2のスイッチ回路24
Bに出力する。
【0030】第1のスイッチ回路24Aは、2つのPM
OSトランジスタ25,26と、2つのNMOSトラン
ジスタ27,28と、2つのプルアップ抵抗R1,R2
とを備える。2つのPMOSトランジスタ25,26は
メイン電源回路11とノードN1との間に直列に接続さ
れている。PMOSトランジスタ25,26のゲートは
それぞれNMOSトランジスタ27,28を介してグラ
ンドGNDに接続されている。NMOSトランジスタ2
7,28のゲートには前記コンパレータ18の出力信号
が入力されている。
【0031】PMOSトランジスタ25のソース及びゲ
ート間にはプルアップ抵抗R1が接続され、PMOSト
ランジスタ26のドレイン及びゲート間にはプルアップ
抵抗R2が接続されている。プルアップ抵抗R1,R2
はNMOSトランジスタ27,28のオフ時においてP
MOSトランジスタ25,26のソース・ゲート間に電
位差が発生するのを防止する。
【0032】第2のスイッチ回路24Bも第1のスイッ
チ回路24Aと同様の構成であり、2つのPMOSトラ
ンジスタ29,30と、2つのNMOSトランジスタ3
1,32と、2つのプルアップ抵抗R3,R4とを備え
る。2つのPMOSトランジスタ29,30はサブ電源
回路12とノードN1との間に直列に接続されている。
PMOSトランジスタ29,30のゲートはそれぞれN
MOSトランジスタ31,32を介してグランドGND
に接続されている。NMOSトランジスタ31,32の
ゲートにはCMOSインバータ20を介してコンパレー
タ18の出力信号を反転した信号が入力されている。
【0033】PMOSトランジスタ29のソース及びゲ
ート間にはプルアップ抵抗R3が接続され、PMOSト
ランジスタ30のドレイン及びゲート間にはプルアップ
抵抗R4が接続されている。プルアップ抵抗R3,R4
はNMOSトランジスタ31,32のオフ時においてP
MOSトランジスタ29,30のソース・ゲート間に電
位差が発生するのを防止する。
【0034】従って、メイン電源の電圧Vmがサブ電源
の電圧Vsよりも高く、コンパレータ18の出力信号が
Hレベルであるとき、第1のスイッチ回路24AのNM
OSトランジスタ27,28がオンし、PMOSトラン
ジスタ25,26がオンする。その結果、メイン電源が
PMOSトランジスタ25,26によってその電圧Vm
を維持したまま、ノードN1に伝達される。このとき、
第2のスイッチ回路24BのNMOSトランジスタ3
1,32はオフする。PMOSトランジスタ30のドレ
イン及びゲートにはノードN1の電圧Vmが印加されて
同トランジスタ30のドレイン及びゲート間に電位差が
生じないため、PMOSトランジスタ30はオフし、P
MOSトランジスタ29もオフする。
【0035】また、サブ電源の電圧Vsがメイン電源の
電圧Vmよりも高く、コンパレータ18の出力信号がL
レベルであるとき、第2のスイッチ回路24BのNMO
Sトランジスタ31,32がオンし、PMOSトランジ
スタ29,30がオンする。その結果、サブ電源がPM
OSトランジスタ29,30によってその電圧Vsを維
持したまま、ノードN1に伝達される。このとき、第1
のスイッチ回路24AのNMOSトランジスタ27,2
8はオフする。PMOSトランジスタ26のドレイン及
びゲートにはノードN1の電圧Vsが印加されて同トラ
ンジスタ26のドレイン及びゲート間に電位差が生じな
いため、PMOSトランジスタ26はオフし、PMOS
トランジスタ25もオフする。
【0036】CMOSインバータ15は直列に接続され
たPMOSトランジスタ16及びNMOSトランジスタ
17からなる。PMOSトランジスタ16のソースはノ
ードN1に接続されており、NMOSトランジスタ17
のソースはグランドGNDに接続されている。従って、
CMOSインバータ15にはメイン電源及びサブ電源の
うち、選択回路19によって選択された電圧値の高い方
の電源が高電位電源として供給され、グランドGNDが
低電位電源として供給される。すなわち、メイン電源の
電圧Vmがサブ電源の電圧Vsよりも高いときには、メ
イン電源が高電位電源としてCMOSインバータ15に
供給される。逆に、サブ電源の電圧Vsがメイン電源の
電圧Vmよりも高いときには、サブ電源が高電位電源と
してCMOSインバータ15に供給される。
【0037】CMOSインバータ15の入力端子にはコ
ントロール端子CTLから第1の制御信号S1が入力さ
れている。電源スイッチの入操作に基づいてメイン電源
回路11がオンされるとき、第1の制御信号S1はHレ
ベルとなる。逆に、電源スイッチの切操作に基づいてメ
イン電源回路11がオフされるとき、制御信号S1はL
レベルとなる。
【0038】CMOSインバータ15は第1の制御信号
S1のレベルに基づいて高電位電源の電圧又はグランド
GNDの電圧の第2の制御信号S2を出力することによ
りPMOSトランジスタ14をオンオフさせる。
【0039】上記のように構成された電源切換回路13
において、電源スイッチが入操作されると、メイン電源
回路11がオンしてメイン電源が出力され、メイン電源
が第1の負荷35に供給される。メイン電源の電圧Vm
がサブ電源の電圧Vsよりも高くなると、コンパレータ
18の出力信号はHレベルとなる。これに伴って、第1
のスイッチ回路24Aはオンし、第2のスイッチ回路2
4Bはオフし、CMOSインバータ15には第1のスイ
ッチ回路24Aによってメイン電源がその電圧Vmを維
持したまま供給される。
【0040】また、電源スイッチの入操作に基づいてC
MOSインバータ15にはコントロール端子CTLから
Hレベルの第1の制御信号S1が入力される。すると、
CMOSインバータ15からはLレベル(グランドGN
Dの電圧)の第2の制御信号S2が出力される。このと
き、PMOSトランジスタ14のソースにはメイン電源
の電圧Vmが供給されているため、PMOSトランジス
タ14はオンし、PMOSトランジスタ14を介して半
導体メモリ36にメイン電源が供給される。
【0041】逆に、電源スイッチが切操作されると、メ
イン電源回路11がオフして第1の負荷35へのメイン
電源の供給が停止される。メイン電源の供給停止に伴っ
てメイン電源の電圧VmがグランドGNDの電圧まで低
下する。サブ電源の電圧Vsがメイン電源の電圧Vmよ
りも高くなると、コンパレータ18の出力信号はLレベ
ルとなる。これに伴って、第2のスイッチ回路24Bは
オンし、第1のスイッチ回路24Aはオフし、CMOS
インバータ15には第2のスイッチ回路24Bによって
サブ電源がその電圧Vsを維持したまま供給される。ま
た、電源スイッチの切操作に基づいてCMOSインバー
タ15にはコントロール端子CTLからLレベルの第1
の制御信号S1が入力される。すると、CMOSインバ
ータ15からはHレベル(サブ電源の電圧Vs)の第2
の制御信号S2が出力される。このとき、PMOSトラ
ンジスタ14のドレインにはサブ電源の電圧Vsが供給
されているため、PMOSトランジスタ14のドレイン
及びゲート間に電位差が生じず、PMOSトランジスタ
14はオフする。そのため、サブ電源が半導体メモリ3
6に供給されてバックアップされる。PMOSトランジ
スタ14がオフすることによってサブ電源の第1の負荷
35への供給が遮断されるため、サブ電源回路12の電
池の電力消費の増加が抑制される。
【0042】なお、選択回路19のCMOSインバータ
20には、メイン電源又はサブ電源のうち、電圧値の高
い方の電源が逆流防止用ダイオードD1又はD2を介し
て供給されている。逆流防止用ダイオードD1及びD2
のベース・エミッタ間電圧V BEは、高温時のリーク電流
や、特性のばらつきによるリーク電流によって大きくな
り、CMOSインバータ20に供給する電圧がダイオー
ドD1及びD2のベース・エミッタ間電圧VBEだけ低下
する。ところが、CMOSインバータ20はLレベルの
出力信号としてグランドGNDの電圧を出力できるた
め、第2のスイッチ回路24BのNMOSトランジスタ
31,32を確実にオフさせることができるため、問題
はない。
【0043】このように、本実施例の電源切換回路13
は、半導体メモリ36のバックアップ時において、PM
OSトランジスタ14を確実にオフさせてその誤動作を
防止することができ、サブ電源回路12の電池の電力消
費の増加を抑制して通常のバックアップ時間を維持する
ことができる。
【0044】また、本実施例の選択回路19における第
1及び第2のスイッチ回路24A,24BはPMOSト
ランジスタを介してメイン電源及びサブ電源をCMOS
インバータ15に供給するようにしているので、簡単な
構成でメイン電源の電圧Vm及びサブ電源の電圧Vsを
維持したまま、メイン電源及びサブ電源をCMOSイン
バータ15に供給することができる。
【0045】なお、本発明は次のように任意に変更して
具体化することも可能である。 (1)前記実施例におけるサブ電源回路12を、第1の
制御信号S1がLレベルのときにのみオンされてサブ電
源を生成するように構成するとともに、選択回路19に
おける第2のスイッチ回路24BのPMOSトランジス
タ30、NMOSトランジスタ32及びプルアップ抵抗
R4を省略してもよい。この場合には、サブ電源回路の
オフ時において第2のスイッチ回路24BのPMOSト
ランジスタ29がオンしても、サブ電源回路は半導体メ
モリ36と絶縁されているため、メイン電源によるサブ
電源回路への影響がないためである。
【0046】(2)制御回路はその制御回路に供給され
ている高電位電源又は低電位電源の電圧の第2の制御信
号を出力できるものであればよく、例えば、前記実施例
におけるCMOSインバータ15を2つ用意し、2つの
CMOSインバータ15を直列に接続したバッファとし
てもよい。この場合には、メイン電源を半導体メモリ3
6に供給するときに第1の制御信号S1をLレベルと
し、サブ電源を半導体メモリ36に供給するときに第1
の制御信号S1をHレベルとすればよい。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1及び2の
発明によれば、メイン電源を負荷に供給するためのPM
OSトランジスタの誤動作を防止でき、メイン電源とサ
ブ電源とを確実に切り換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】一実施例の電源切換回路を示す回路図
【図3】従来例の電源切換回路を示す回路図
【符号の説明】
1 メイン電源 2 サブ電源 3 PMOSトランジスタ 4 制御回路 5 比較回路 6 選択回路 7 負荷 24A 第1のスイッチ回路 24B 第2のスイッチ回路 S1 第1の制御信号 S2 第2の制御信号 Vm メイン電源電圧 Vs サブ電源電圧

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メイン電源を負荷に供給するためのPM
    OSトランジスタを有し、前記メイン電源がオンとなっ
    たときに外部から入力される第1の制御信号に基づいて
    前記PMOSトランジスタをオンさせることにより前記
    メイン電源を前記負荷に供給し、前記メイン電源がオフ
    となったときに第1の制御信号に基づいて前記PMOS
    トランジスタをオフさせることによりサブ電源を前記負
    荷に供給するようにした電源切換回路であって、 高電位電源及び低電位電源が動作電源として供給され、
    かつ、前記第1の制御信号に基づいて高電位電源又は低
    電位電源の電圧レベルの第2の制御信号を出力すること
    により前記PMOSトランジスタをオンオフさせるため
    の制御回路と、 前記メイン電源の電圧と前記サブ電源の電圧とのレベル
    比較を行い、比較結果に応じた信号を出力する比較回路
    と、 前記比較回路の出力信号に基づいて前記メイン電源及び
    前記サブ電源のうち、電圧値の高い電源を前記制御回路
    に供給するための高電位電源として選択し、選択した電
    源をその電圧を維持したまま前記制御回路に供給するた
    めの選択回路とを備える電源切換回路。
  2. 【請求項2】 前記選択回路は、前記メイン電源と前記
    制御回路との間に接続され、かつ、前記比較回路の出力
    信号に基づいてオンオフされる第1のスイッチ回路と、 前記サブ電源と前記制御回路との間に接続され、かつ、
    前記比較回路の出力信号のレベルを反転した信号に基づ
    いてオンオフされる第2のスイッチ回路とを備える請求
    項1に記載の電源切換回路。
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