JPH09190467A - リンク機構解析装置およびリンク機構関節データ演算装置 - Google Patents
リンク機構解析装置およびリンク機構関節データ演算装置Info
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Abstract
作成されたリンク機構の動作シミュレーションを行うこ
とによりそのリンク機構の機構解析を行うリンク機構解
析装置および機構解析に必要な関節データを生成するリ
ンク機構関節データ演算装置に関し、関節データの生成
およびリンク機構の機構解析を簡単な操作で実現する。 【解決手段】立体関節マークを、その位置、姿勢を調整
して配置することで関節データの生成に必要なデータを
入力し、各種リンク機構モデルについて順運動学および
逆運動学を予め解いて記憶させておき、GUIを用いて
所望のリンク機構モデルを選択して被解析用リンク機構
と対応づけ、駆動量(あるいは駆動力)を入力して、予
め記憶して置いた順運動学、逆運動学(あるいは動力
学)を数値的に解いてその結果を表示する。
Description
ステムを用いて作成したリンク機構のシミュレーション
的な動作確認を行なうリンク機構解析装置、および、そ
のリンク機構解析装置を用いてリンク機構のシミュレー
ション的な動作確認を行なうにあたって必要となる、例
えばDeravit−Hartenbergのリンクパ
ラメータ(以下、D−Hパラメータと略記する)と称さ
れるような、リンク機構のリンクおよび関節の結合関係
を表わすパラメータとそのパラメータのパラメータ値と
が記述された関節データを求めるリンク機構関節データ
演算装置に関する。
品設計を行なうことが多くなってきている。そのような
製品は一般的にはいくつかの可動部を持っているが、組
立て後、設計者の望むように動くかどうか、あるいは部
品どうしが干渉しないかどうかを確認する必要がある。
このような確認は、古くは試作して行なっていたが時間
やコストがかかっていた。
下、CGと略記する場合がある)とシミュレーション技
術の発達により、シミュレーションによって可動部を動
かし、それをCG画面に表示することにより、試作する
ことなく視覚的に動作確認を行なうことができるように
なってきた。その結果、設計の不具合を早期に発見して
修正を行なうことができ、設計時間短縮やコスト削減を
図ることができる。そのような目的で機構解析システム
が作られてきたが、以下に概略を説明するように、従来
の機構解析システムは、機構を定義して可動部を動かす
ための操作が極めて複雑であり、ユーザへの負担が大き
い。
i−DEAS等の三次元CADシステムでは、リンク機
構の動作確認にアセンブリ機能が使われており、部品間
の相対位置や姿勢のパラメータを変更してそれらの部品
の再配置を繰り返すことで動作確認が行なわれてきた。
しかし、これらのシステムでは、パラメータの変更に時
間がかかる。特に逆運動学がないので、そのシステムの
利用者が部品間の相対位置や姿勢を合わせるように配置
していくことが非常に大変である。
先端ないし途中の位置と姿勢の情報を与えたときに、そ
のリンク機構を構成する各リンクを連結する関節の角度
がどのようになるかを解く手法をいう。これと対比され
る用語に「順運動学」があり、この「順運動学」は、各
関節の角度を与えたときに、そのリンク機構の先端の位
置と姿勢がどうなるかを解く手法をいう。
ータが知られている。このロボットシミュレータには、
回転/直動関節を持った一般的な6自由度以下のリンク
について順運動学の解法が用意されており、またユーザ
が定義した順運動学の解法もそのシステムに組み入れる
ことができるよう構成されている。しかし、このロボッ
トシミュレータでは、各々のロボット毎にそのロボット
に適合した複雑な設定を行なう必要があり、このため、
このロボットシミュレータを様々なリンク機構の動作確
認に使うためには各リンク機構毎に複雑な設定をやり直
す必要があり作業性が悪いという問題がある。
三次元CADシステムを使って作成した部品のデータを
取り込んで動作確認を行なう機構解析用ソフトウェアが
存在するが、可動部の設定が繁雑である、順運動学、逆
運動学を定義する必要がありユーザの負担が大きい、リ
ンク機構のパラメータを入力する必要がある、厳密な解
析解を持つものが少なく特に閉ループ系リンク機構が厳
密に解けない場合がある等の問題点がある。
リンク機構を構成する複数の部品相互の結合状態、すな
わちリンク機構そのものを定義する必要があり、CAD
システム等を使って作成した部品どうしを結合する関節
(関節の種類、位置、姿勢)や、その関節で結合された
部品の移動限界(以下、この移動限界を「関節リミッ
ト」と称することがある)を定義し、これにより、その
リンク機構そのものを定義する必要がある。リンク機構
が定義されるということは、そのリンク機構を構成する
リンクおよび関節の結合関係を表わすパラメータ(例え
ばD−Hパラメータ)およびそのパラメータのパラメー
タ値が記述された関節データが求められることを意味
し、その関節データがそのリンク機構の解析に用いられ
る。
ニメーション作成を目的とする‘Softimage’
等では、スケルトンと呼ばれる骨組みをマウス操作で配
置し、球関節のリンクをいくつか接続することによりア
ニメーションとしての人間や動物の関節を設定し、その
後関節リミットの拘束を設けるという手順で関節および
関節リミットの定義を行なっている。ただしこの手法で
は厳密な定義を行なうことはできない。これは、アニメ
ーション作成を目的としており、人間や動物の関節は、
その形状のだいたいの位置に配置すればよく、厳密さを
要求されないのでこの方法で充分である。
は、関節の位置や姿勢の定義に厳密さが要求される。関
節の位置を厳密に指定すること自体は考えられるが、先
ず第1に、どのような手法を用いると関節の位置を厳密
に、かつ操作性良く指定することができるかということ
が問題であり、第2に、関節の位置は厳密に指定したと
して、その関節で結合された部品の動き方が画面上で直
感的に解りやすいかどうかということも問題である。
鑑み、簡単な操作でリンク機構の機構解析を行なうこと
のできるリンク機構解析装置を提供することを目的とす
る。また、本発明は、簡単な操作でかつ視認性良くリン
ク機構の関節定義を行なうことのできるリンク機構関節
データ演算装置を提供することも目的の1つである。
リンク機構解析装置の基本ブロック図である。上記目的
を達成する本発明の第1のリンク機構解析装置は、 (1−1)リンクおよび関節を有する複数種類のリンク
機構モデルそれぞれについての順運動学の解析的解法、
およびそれら複数種類のリンク機構モデルそれぞれにつ
いての、リンク機構モデルの有するリンクおよび関節そ
れぞれをそのリンク機構モデルを駆動する駆動源とした
ときの逆運動学の解析的解法が記述されたファイルを記
憶するファイル記憶手段101 (1−2)リンクおよび関節を有する被解析用リンク機
構の三次元形状を表わす形状データと、その被解析用リ
ンク機構を構成するリンクおよび関節の結合関係を表わ
すパラメータおよびそれらのパラメータのパラメータ値
が記述された関節データとを入力するデータ入力手段1
02 (1−3)上記複数種類のリンク機構のモデルの中か
ら、データ入力手段102により入力された形状データ
により表わされる三次元形状に対応するリンク機構モデ
ルを選択するための第1の操作子103 (1−4)データ入力手段により入力された形状データ
により表わされる三次元形状を有する被解析用リンク機
構を駆動する駆動源を指定する第2の操作子104 (1−5)第2の操作子104の操作により指定された
駆動源の駆動量を入力する第3の操作子105 (1−6)データ入力手段102により入力された関節
データに含まれるパラメータ値および上記第3の操作子
の操作により入力された駆動量を代入して、第1の操作
子103の操作により選択されたリンク機構モデルに対
応する順運動学の解析的解法、および、第2の操作子1
04の操作により指定された駆動源に対応する逆運動学
の解析的解法を数値的に解く演算手段106 を備えたことを特徴とする。
置の基本ブロック図でもある。上記目的を達成する本発
明の第2のリンク機構解析装置は、 (2−1)リンクおよび関節を有する複数種類のリンク
機構モデルそれぞれについての順運動学および動力学の
解析的解法が記述されたファイルを記憶するファイル記
憶手段101 (2−2)リンクおよび関節を有する被解析用リンク機
構の三次元形状を表わす形状データと、その被解析用リ
ンク機構を構成するリンクおよび関節の結合関係を表わ
すパラメータおよびそのパラメータのパラメータ値が記
述された関節データとを入力するデータ入力手段102 (2−3)上記複数種類のリンク機構のモデルの中か
ら、データ入力手段102により入力された形状データ
により表わされる三次元形状に対応するリンク機構モデ
ルを選択するための第1の操作子103 (2−4)上記データ入力手段102により入力された
形状データにより表わされる三次元形状を有する被解析
用リンク機構を駆動する駆動源を指定する第2の操作子
104 (2−5)第2の操作子104の操作により指定された
駆動源の駆動力を入力する第3の操作子、および (2−6)データ入力手段102により入力された関節
データに含まれるパラメータ値および第3の操作子10
5の操作により入力された駆動力を代入して、第1の操
作子103の操作により選択されたリンク機構モデルに
対応する順運動学および動力学を数値的に解く演算手段
106 を備えたことを特徴とする。
析装置、ないし第2のリンク機構解析装置において、第
1の操作子103、第2の操作子104、第3の操作子
105はその操作子の役割りにより名づけたものであっ
て、物理的には1つの操作子であってもよい。また、入
力手段102は、このリンク機構装置解析とは別体の例
えば三次元CADシステム等により既に作成済の形状デ
ータおよび関節データを外部から入力するものであって
もよく、あるいは、例えばそこに三次元CADシステム
等が組み込まれたものであってもよい。
は、予め、複数種類のリンク機構モデルそれぞれについ
ての順運動学の解析的解法のみならず、そのリンク機構
モデル駆動源に対応する運動学についても解析的解法が
用意されてファイル記憶手段に組み込まれているため、
ユーザは、被解析用リンク機構とリンク機構モデルとを
対応づけ、所望の駆動源を指定し、その駆動源の駆動量
を入力するだけで、あらかじめ用意された解析的解法を
用いた演算が行なわれる。
についても同様であり、予め、複数種類のリンク機構モ
デルそれぞれについての順運動学の解析的解法のみなら
ず、それら複数種類のリンク機構モデルそれぞれについ
ての動力学についても運動方程式のパラメータが用意さ
れてファイル記憶手段に組み込まれているため、ユーザ
は、被解析用リンク機構とリンク機構モデルとを対応づ
け、所望の駆動源を指定し、その駆動源の駆動力を入力
するだけで、あらかじめ用意された解析的解法を用いた
数値解析が行なわれる。
ンク機構解析装置によれば、ユーザに簡単な操作を要求
するだけで、リンク機構の機構解析を実行することがで
きる。ここで、本発明の第1ないし第2のリンク機構解
析装置において、データ入力手段102により入力され
た形状データにより表わされる三次元形状のグラフィッ
クス画面、および前記第1の操作子の操作により選択さ
れたリンク機構モデルを表わすリンク機構モデル画面を
表示する表示手段107を備えることが好ましい。これ
により、所望のリンク機構モデルの選択が容易となり、
また、数値解析の結果をグラフィックス画面として表示
して動作確認を行なうことができる。
装置において、表示手段107を備えた場合に、その表
示手段107が、順次指定されることにより所望のリン
ク機構モデルの指定に到達する複数のメニュータイトル
を表示するものであり、第1の操作子103が、表示手
段107に表示されたメニュータイトルを指定する操作
を行なうものであることが好ましい。
トルを表示してそれを指定することにより所望のリンク
機構モデルを指定するようにすると、ユーザによる、所
望のリンク機構モデルを指定する操作が簡単となり、よ
り使い勝手のよい、ユーザの負担の少ない装置が実現す
る。また、この場合に、上記複数のメニュータイトル
が、自由度で分類されてなるリンク機構モデルの各群を
表わすメニュータイトルを含むものであることがさらに
好ましい。
おくと、所望のリンク機構モデルを見つけ易くなり、メ
ニュータイトルの指定操作と相俟って、さらに使い勝手
の良い、ユーザの負担のさらに少ない装置が実現する。
また、上記本発明の第1ないし第2のリンク機構解析装
置において、第2の操作子104が、表示手段107に
表示されたグラフィックス画面上のリンクを指示する操
作と、そのリンクおよびそのリンクを連結する関節のい
ずれを駆動源とするかを指示する操作との双方の操作を
行なうことにより駆動源を指定するものであってもよ
く、あるいは、表示手段107が、上記リンク機構モデ
ル画面に、選択可能な駆動源を表わすマークを重畳させ
て表示するものであり、第2の操作子104が、それら
のマークのうちの1つを指定する操作を行なうものであ
ってもよい。
は、駆動源を指定する必要があるが、その駆動源の指定
は、上記のような2回の指定操作もしくは1回の指定操
作により容易に行なわれる。さらに、上記本発明の第1
ないし第2のリンク機構解析装置は、データ入力手段1
02により入力された形状データにより表わされる三次
元形状を有する被解析用リンク機構を構成するリンクの
うち最も根元に位置する第1リンクを指定する第4の操
作子108を備えることが好ましい。あるいは、この第
4の操作子108に代えて、もしくはこの第4の操作子
108を備えるとともに、データ入力手段102により
入力された関節データに含まれる上記パラメータに基づ
いて、データ入力手段102により入力された形状デー
タにより表わされる三次元形状を有する被解析用リンク
機構を構成するリンクのうち最後端に位置する第1リン
クを検出する第1リンク検出手段109を備えることも
好ましい態様である。
ンク機構の第1リンクを知る必要があるが、この第1リ
ンクの指定は、ユーザにより行なわれ、あるいは一義的
に定まる場合は好ましくは自動的に定められる。ユーザ
により指定される場合であっても、ユーザは、例えば表
示手段107にグラフィック画面として表示されている
被解析用リンク機構の第1リンクにマークを合わせてマ
ウスをクリックする等の簡単な操作で行なわれ、ユーザ
の負担は少ない。
構解析装置において、上記複数種類のリンク機構モデル
を構築する新リンク機構モデル構築手段110を備える
ことが好ましい。この新リンク機構モデル構築手段11
0を備えると、ユーザが自分で使いたいリンク機構モデ
ルを定義し、機構解析のベースとなるリンク機構モデル
を増やすことができるので、そのユーザにとってさらに
使い勝手の良い装置となる。
算装置の基本ブロック図である。上記目的を達成する本
発明のリンク機構関節データ演算装置は、 (3−1)リンクおよび関節を有するリンク機構を構成
する複数の部品の三次元形状を表わす形状データを入力
する形状データ入力手段201 (3−2)関節を種類別に三次元的にモデル化してなる
複数種類の立体関節マークの中からいずれかの立体関節
マークを選択して、選択した立体関節マークを、形状デ
ータ入力手段により入力された部品どうしが結合される
関節部分に、所定の位置および所定の姿勢に配置するこ
とにより、それらの部品どうしを結合する関節の種類、
位置および姿勢を定義する関節定義用操作子202 (3−3)形状データ入力手段により入力された部品お
よび前記立体関節マークを表示する表示手段203 (3−4)上記立体関節マークが関節部分に配置された
ことを受けて、その立体関節マークが配置された部品を
含むリンク機構のリンクおよび関節の結合関係を表わす
パラメータとそのパラメータのパラメータ値とが記述さ
れた関節データを求める関節データ演算手段202 を備えことを特徴とする。
は、立体関節マークを関節の種類毎に定義しておいて、
表示手段203により表示された画面を見ながら、関節
定義用操作子202を操作してその立体関節マークを所
定の位置および所定の姿勢に配置するだけで関節が定義
され、これを必要に応じてそのリンク機構の関節の数だ
け繰り返すだけでそのリンク機構の関節データが求めら
れる。すなわちそのリンク機構が定義される。また立体
関節マークを配置するため、その関節で結合された部品
の動きの仕方が画面上で直感的に解りやすく、この点か
らも操作性が向上する。このように、本発明の機構関節
データ演算装置は立体関節マークを配置する操作を行な
えばよく、簡単な操作でかつ直感的に解りやすくリンク
機構を定義することができる。
タ演算装置は、形状データ入力手段201が、相互に組
み立てられた状態の複数の部品の三次元形状を表わす形
状データを入力するものであって、関節定義用操作子2
02が、形状データ入力手段201により入力された、
相互に組み立てられた状態に配置された複数の部品の関
節部分に、立体関節マークを配置するものであってもよ
く、あるいは、上記本発明の機構関節データ演算装置
は、形状データ入力手段201が、組立前の状態の複数
の部品の三次元形状を表わす形状データを入力するもの
であって、関節定義用操作子202が、相互に結合され
る複数の部品の各関節部分それぞれに、位置および姿勢
が相互に対応することを示す各立体関節マークをそれぞ
れ配置するものであってもよい。
いて部品の組み立てに関するデータが生成されていると
きはその組立てデータを用いて関節を定義することもで
き、組立てデータが存在しないとき、もしくは組立てデ
ータが存在していてもそれを用いずに関節定義を行なう
こともできる。また、本発明のリンク機構関節データ演
算装置において、立体関節マークが部品に干渉したか否
かを検査する干渉チェック手段を備えることが好まし
い。
の表面に立体関節マークを容易に配置することができ、
立体関節マークを配置するための操作が一層簡単にな
る。また、上記本発明の機構関節データ演算装置におい
て、形状データ入力手段201が、上記形状データとと
もに関節位置を表わす関節位置データを入力するもので
あって、関節定義用操作子202が、上記関節位置デー
タが表わす関節位置に立体関節マークを配置する操作を
含む操作を行なうためのものであることも好ましい態様
である。
成されている場合は、それを用いることにより、一層簡
単な操作で立体関節マークを配置することができる。さ
らに、本発明の機構関節データ演算装置において、表示
手段203が、部品を所定の方向に投影した二次元形状
を表示するものであって、関節定義用操作子202が、
その二次元形状中の関節位置を指定することによりその
関節位置に立体関節マークを配置する操作を含む操作を
行なうためのものであることも好ましい態様である。
場合、その二次元形状の上で関節位置を指定する方が操
作が簡単だからである。さらに、本発明のリンク機構関
節データ演算装置においては、関節により結合された部
品の移動限界を定めるための関節リミット定義用操作子
202が備えられる。この関節リミット定義用操作子2
06は、ハードウェア上は、関節定義用操作子202と
同一のものであってもよい。
えるにあたり、上記立体関節マークが、関節により結合
された部品の移動位置を模擬するマーク部分を有し、こ
の関節リミット定義用操作子206が、そのマーク部分
を部品の移動限界位置に対応する位置に移動させること
によってその部品の移動限定を定めるものであることも
好ましい態様であり、あるいは、関節リミット定義用操
作子206が、表示手段203に表示された、関節によ
り結合された部品をその部品の移動限界に位置移動させ
ることによってその部品の移動限界を定めるものである
ことも好ましい態様である。
発明のリンク機構関節データ演算装置との関係について
説明する。例えばCADシステム等でリンク機構を構成
する複数の部品の形状データが形成され、その形状デー
タが、図2に示す、形状データ入力手段201により、
本発明のリンク機構関節データ演算装置に入力される。
本発明のリンク機構関節データ演算装置では、その入力
された形状データに基づく部品が表示された画面上に、
上述のように立体関節マークを配置することによりリン
ク機構を定義し、これにより関節データが生成される。
その生成された関節データは、形状データとともに、今
度は、図1に示すデータ入力手段102により本発明の
リンク機構解析装置に入力される。リンク機構解析装置
では、そのリンク機構の解析が行なわれる。
のリンク機構関節データ演算装置は、ハードウェア上は
同一の装置であってもよく、したがってそれらの操作の
全てもしくはいくつかはハードウェア上は同一の操作子
であってもよく、さらには、形状データを作成するCA
Dシステムも同一のハードウェアに組み込まれていても
良い。
説明する。ここでは、説明の都合上、先ず本発明のリン
ク機構解析装置の実施形態について先に説明し、その
後、本発明のリンク機構関節データ装置の実施形態につ
いて説明する。
第2のリンク機構解析装置では、共通的に説明できる部
分が多いため、以下では、本発明の第1のリンク機構解
析装置の実施形態について説明し、その後、第2のリン
ク機構解析装置の、第1のリンク機構解析装置との相違
点について説明する。図3は、本発明の第1のリンク機
構解析装置の一実施形態の外観図である。
析装置100はコンピュータシステムで構成されてお
り、CPUが内蔵された本体部11、キーボード12、
マウス13、およびCRT表示部14が備えられてい
る。本体部11には、CPUのほか、フロッピィディス
クが装填され、フロッピィディスクに記録されたデータ
を読み込んだり、フロッピィディスクにデータを記録し
たりするフロッピィディスクドライブ装置、大容量のデ
ータを保存しておく磁気ディスク装置等も内蔵されてい
る。
システムを使って設計した被解析用のリンク機構の三次
元形状を表わす形状データと、そのリンク機構を構成す
るリンクおよび関節の結合関係を表わすD−Hパラメー
タおよびそのパラメータ値が記述された関節データが、
三次元CAD側でフロッピィディスクにダウンロードさ
れ、そのフロッピィディスクがこの図3に示すリンク機
構解析装置100に装填されて、そのフロッピィディス
クから上記形状データおよび関節データが読み込まれ
る。
構解析装置100は通信ラインで接続されていて、三次
元CADシステムからその送信ラインを経由して入力さ
れた上記形状データおよび関節データを、このリンク機
構解析装置100に内蔵された磁気ディスク装置に格納
してもよく、あるいは、このリンク機構解析装置100
に三次元CADシステムが組み込まれていてもよい。
は、複数種類のリンク機構モデル(具体例は後述する)
それぞれを模式的に表示するためのリンク機構モデルの
イラスト、各リンク機構モデルの順運動学の解析的解法
および各リンク機構モデルの各駆動源を駆動したときの
逆運動学の解析的解法等が記述されたファイルが、本体
部11に内蔵された磁気ディスク装置に記憶されてい
る。
一態様を示す図である。本実施形態においては、CRT
表示部14上に種々の画面を開くことができるが、典型
的には、この図4に示すように、メニュータイトル群か
ら成るメニュー画面20、被解析用のリンク機構の形状
データに基づいて作成された、そのリンク機構の三次元
形状を表わすCG画面30、および、後述するようにし
てユーザにより選択された、その被解析用リンク機構に
対応するリンク機構モデルのイラストを表示するリンク
機構モデル画面40が表示される。
に描かれているが、このCG画面30は、被解析用リン
ク機構の三次元形状を表わす形状データに基づいて作成
されており、ユーザの指示に応じて、その三次元形状を
種々の方向から見たCG画面が表示される。図5は、メ
インメニューおよびサブメニューの一覧を表わした図で
ある。
メニューのみであり、このメインメニューで表示された
「リンク設定」、「駆動部設定」、「リンク機構情
報」、「拘束条件」のいずれかを図3に示すマウス13
を用いて選択すると、その選択されたメニュータイトル
に応じた各種のサブメニューが表示され、さらにそのサ
ブメニュー中の所望のメニュータイトルを選択するとい
う順序で、ユーザにより、このリンク機構解析装置に種
々の指示が入力される。各メニュータイトルの意味につ
いては、各操作に即しながら後述する。また、図3に示
すキーボード12によっても、種々の指示を入力するこ
とができる。
形態について説明を続ける。尚、ここでは被解析用リン
ク機構は、一例として、「平行クランク」であるとす
る。ただし、必要に応じて、平行クランクの他、「1リ
ンク」および「クランク」についても例示する。被解析
用リンク機構のデータ(形状データおよび関節データ)
がこのリンク機構解析装置100に入力されると、図3
に示すように、CRT表示部14に、その入力された形
状データに基づくCG画面30(ここでは平行クラン
ク)が表示される。
ユーザにより、複数種類のリンク機構モデルの中から、
このCG画面30に表われた平行クランクのCG画面3
0に対応する平行クランクのリンク機構モデルが選択さ
れる。この選択は以下のようにして行なわれる。図6
は、リンク機構モデルの選択、およびそれに続く第1リ
ンクの選択の操作手順を示す説明図、図7〜図9は、そ
れぞれ、「平行クランク」、「1リンク」、「クラン
ク」のリンク機構モデルのリンク座標系および親子関係
を示す図である。
「リンク設定」にマウス13のカーソルを合わせ、マウ
ス13をクリックすることにより、この「リンク設定」
のメニュータイトルを選択する。以下、この操作を単
に、「リンク設定」を選択する、ないし「リンク設定」
ボタンを押す、と称する。他のメニュータイトルについ
ても同様である。
「リンク設定」に対応するサブメニュー「リンク種選
択」、「第1リンク選択法」が現われる(図4参照)。
そこで、次にこの中から「リンク種選択」を選択する。
すると、図6に示すように、「1リンク」、「クラン
ク」、「平行クランク」、「2リンク」、「スライダ・
リンク」、「四節機構」、「クロススライダ・クランク
機構」、「パンタグラフ」等の種々のリンク機構モデル
それぞれに対応するメニュータイトルが表示される。
今度は、平行クランクに属する数種類のリンク機構モデ
ルのメニュータイトルが表示されるので、被解析用リン
ク機構の解析に適したリンク機構モデルのメニュータイ
トルが選択される。すると、その、最終的に選択された
平行クランクのイラスト画面40が表示される。また、
上記と同様にして、「リンク設定」を選択した後、「第
1リンク選択法」を選択すると、用意された複数種類の
第1リンク選択法それぞれに対応するメニュータイトル
が表示される。
係により定義された第1リンクの座標系、その第1リン
クとの接続関係により定義された第2リンクの座標系、
…、そのリンク機構の先端の座標系というように、座標
系の配列により定義される。ここでは、この座標系の配
列のセットを「リンク座標系」、そのリンク座標系を構
成する複数の座標系の接続関係を「親子関係」と称す
る。本実施形態では、関節データとして、リンク座標系
および親子関係がD−Hパラメータで記述されており、
さらにそのD−Hパラメータのパラメータ値(各リンク
の長さ等)が記述されている。D−Hパラメータは広く
知られたパラメータであり、詳細説明は省略する(例え
ば、「機械系のためのロボティクス」遠山茂樹著 総合
電子出版社参照)。
構モデルを選択しても、そのリンク機構モデルと被解析
用リンク機構との対応づけは不十分であり、被解析用リ
ンク機構を構成する各リンクおよび各関節が、選択した
リンク機構モデルの各リンクおよび各関節のどれに対応
しているかを指示する必要がある。ここでは、この対応
づけは、被解析用リンク機構の第1リンクを指定するこ
とで行なわれる。
ルが選択されてそのリンク機構モデル画面40が表示さ
れると、第1リンク選択法のデフォルト(初期状態)と
して「ピッキング選択」が選択され、リンク機構モデル
画面40の下に、図示のように、「対応する第1リンク
(赤色部)をCG上で選択してください」というメッセ
ージが表示される。また、リンク機構モデル画面40上
の第1リンクは、赤色で表示されている。そこで、ユー
ザは、CG画面30に表示された被解析用リンク機構の
第1リンクにマウスのマークを移動させてマウスをクリ
ックする。(以下では、この操作を「第1リンク」をピ
ッキングする、と称する。他の場面でも同様である。) CG画面30上で第1リンクがピッキングされると、C
G画面30上の第1リンクが赤色で表示され、そのリン
クが第1リンクとして選択されたことが明示される。
択法として、ここで説明した「ピッキング選択」のほ
か、上述の形状データおよび関節データとともに被解析
用リンク機構のデータとして読み込まれているリンク名
をボタンとともに表示しそのボタンをピッキングするこ
とにより第1リンクを選択する「リンク名選択」、キー
ボード12(図3参照)からリンク名を入力する「リン
ク名入力」、CG画面30上にマークが表示され、それ
らのマークのうち第1リンクに対応するマークをピッキ
ングすることにより第1リンクを選択する「関節マーク
表示&ピッキング選択」が用意されており、ユーザの好
みにより、いずれの選択法を使って第1リンクを選択し
てもよい。
対応するリンク機構モデルが選択され、被解析用リンク
機構の第1リンクが指定されることにより、被解析用リ
ンク機構の各リンクおよび各関節と、リンク機構モデル
の各リンクおよび各関節との対応づけが行なわれる。こ
の対応づけが行なわれると、リンク機構解析装置内部で
は、被解析用リンク機構の関節データからD−Hパラメ
ータのパラメータ値(例えば被解析リンク機構の各リン
クの長さ等)が、上記のようにして対応づけられたリン
ク機構モデルに対応する順運動学および逆運動学の解析
的解法(後で例を示す)に代入される。
の抽出法について例示的に説明する。 (平行クランクの場合;図7参照)平行クランクは、図
7に示すように、ワールド座標系Σwに固定されたリン
クlink1p、そのリンクlink1pの先に連結さ
れた第1リンクlink1、その第1リンクlink1
の先端に関節を介して連結された第2リンクlink
2、その第2リンクlink2の先端に関節を介して連
結された第3リンクlink3、その第3リンクlin
k3の先端に位置する仮想上のリンクlink3cから
構成されており、第1リンクlink1と第3リンクl
ink3は長さが等しくかつ常に平行であるという拘束
条件が付されている。
構モデルが選択され、さらに第1リンクがピッキングさ
れると、関節データが記述されたファイルにその第1リ
ンクのID番号が返され、そのID番号からそのファイ
ル中の、リンク座標系および親子関係が記述されたリン
ク情報が検索される。ここでは、図7に示すようにその
第1リンクの名前はlink1であるとする。
ンク情報中の親子関係の情報(図7参照)から、第1リ
ンクlink1、第2リンクlink2、第3リンクl
ink3の各リンク長を表わすパラメータ値L1,L
2,L1(平行クランクの場合、第1リンクlink1
の長さ=第3リンクlink3の長さである)が読み取
られ、平行クランクの順運動学および逆運動学の解析的
解法を表わす数式中の各リンクの長さを表わすパラメー
タに、それら読み取られたパラメータ値が代入される。
具体的には以下のとおりである。
ink1が特定されると、そのlink1の先のリンク
link2の情報が参照される。そこには、リンクli
nk2のD−Hパラメータのパラメータ値として、リン
クの長さai、リンク間距離di、リンクのねじれ角α
i、リンク間角度θi(iは第iリンクを示す。ここで
はi=2)の順に、それぞれ、L1,0.0,0.0,
0.0と記述されているものとする。そこで、このリン
クlink2のD−Hパラメータのパラメータ値からリ
ンクの長さを表わすパラメータ値L1(具体的な数値)
が読み出され、この平行クランクの順運動学および逆運
動学の解析的解法を表わす数式中の、第1リンクの長さ
を表わすリンクパラメータ、および第3リンクの長さを
表わすリンクパラメータにパラメータ値L1が代入され
る(平行クランクの場合、第1リンクの長さ=第3リン
クの長さである)。
クlink3の情報が参照される。リンクlink3の
D−Hパラメータのパラメータ値として、上記の順に、
L2,0.0,0.0,θoff が記述されているものと
する。L2は、第2リンクの長さ、θoff は、リンク間
角度を表わす所定のオフセット値を表わす。この情報か
ら、第2リンクの長さL2(具体的数値)が読み出さ
れ、この平行クランクの順運動学および逆運動学の解析
的解法を表わす数式中の第2リンクの長さを表わすリン
クパラメータにパラメータ値L2が代入される。 (1リンクの場合;図8参照)1リンクは、図8に示す
ように、ワールド座標系Σw、リンクlink1p、そ
のリンクlink1pの先に連結された第1リンクli
nk1、その第1リンクlink1の先頭に位置する仮
想上のリンクlink1cから構成されている。
ンクのID番号により第1リンクlink1が特定され
ると、そのlink1の先のリンクlink1cの情報
が参照される。そこには、リンクlink1cのD−H
パラメータのパラメータ値として、上記の順に、L1,
0.0,0.0,0.0が記述されており、第1リンク
link1の長さL1(具体的な数値)が読み出され、
この1リンクの順運動学および逆運動学を表わす数式中
の第1リンクの長さを表わすリンクパラメータにパラメ
ータ値L1が代入される。 (クランクの場合;図9参照)クランクは、図9に示す
ように、ワールド座標系Σw、リンクlink1p、そ
のリンクlink1pの先に連結された第1リンクli
nk1、その第1リンクlink1の先端に関節を介し
て連結された第2リンクlink2、その第2リンクl
ink2の先端に関節を介して連結された第3リンクl
ink3、その第3リンクlink3の先端に位置する
仮想上のリンクlink3cから構成されており、第3
リンクlink3の先端は、リンクlink1pの座標
Σ0の原点に対し図の上下方向(以下、上下方向をZ方
向、図の左右方向をX方向とする)にオフセット値Z
off だけ高さの異なる位置でX方向にのみスライドする
という拘束条件が付されている。
ンクのID番号により第1リンクlink1が特定され
ると、その第1リンクlink1の先の第2リンクli
nk2の情報が参照される。そこには第2リンクlin
k2のD−Hパラメータのパラメータ値として、上記の
順に、L1,0.0,0.0,0.0が記述されてお
り、第1リンクlink1の長さを表わすパラメータ値
L1(具体的な数値)が読み出され、このクランクの順
運動学および逆運動学の解析的解法を表わす数式中の第
1リンクの長さを表わすリンクパラメータにパラメータ
値L1が代入される。
クlink3の情報が参照される。そこには、第3リン
クlink3のD−Hパラメータのパラメータ値とし
て、上記の順に、L2,0.0,0.0,0.0が記述
されており、第2リンクlink2の長さを表わすパラ
メータ値L2(具体的な数値)が読み出され、このクラ
ンクの順運動学および逆運動学の解析的解法を表わす数
式中の第2リンクの長さを表わすリンクパラメータにパ
ラメータ値L2が代入される。
クlink3cの先のリンクlink3cの情報が参照
される。そこには、リンクlink3cのD−Hパラメ
ータのパラメータ値として、上記の順に、L3,0.
0,0.0,0.0が記述されており、第3リンクli
nk3の長さを表わすパラメータ値L3(具体的な数
値)が読み出され、このクランクの順運動学および逆運
動学の解析的解法を表わす数式中の第3リンクの長さを
表わすリンクパラメータにパラメータ値L3が代入され
る。
ク機構モデルを選択して第1リンクを指定するだけの簡
単な操作で、かつ、D−Hパラメータを用いて順運動学
および逆運動学用のリンクパラメータが設定されるた
め、このリンク機構解析用に新たにリンクパラメータを
入力することなく、その被解析用リンク機構解析用の順
運動学および逆運動学の数式の設定が行なわれる。
ク機構に対応するリンク解析モデルの設定を行なった
後、今度は実際にそのリンク機構をシミュレーション的
に動かしてその動作確認を行なう。そのために、本実施
形態では、先ず以下のようにして、その被解析用リンク
機構の駆動源となるべき関節もしくはリンクを指定す
る。
動部設定」を選択する。すると、CRT表示部にその
「駆動部設定」のサブメニューとして、図5に示すよう
に、「駆動部選択」、「駆動型」、「駆動量入力法」と
書かれたメニュータイトル群が表示される。そこで、こ
こでは「駆動部選択」を選択する。図10は、「駆動部
選択」を選択したときに表示されるCG画面と、「駆動
部選択のサブメニューを示した図である。
の図10に示すように、「ピッキング選択」、「リンク
名選択」、「リンク名入力」、「関節マーク表示&ピッ
キング選択」が用意されており、デフォルト(初期設
定)としては「ピッキング選択」が選択されている。こ
の「ピッキング選択」のとき、CRT表示部に、「CG
上で駆動部を選択してください」と表示され、その駆動
部としてのリンクをピッキングすると、そのCG画面上
の、選択された駆動部(リンク)が緑色に変化し、その
リンクが駆動部として選択されたことを表示する。
択されたリンクがそのリンク機構を動かす駆動源(その
リンクがその位置、姿勢を変化させ、他のリンクや関節
がそれに応じて動く)であるか、そのリンクとそのリン
クの親のリンクとの間の関節が駆動源(その関節が回転
し、それに応じてリンクや他の関節が動く)であるかは
不明である。
節)のいずれが駆動源であるかを入力する。但し、ここ
ではデフォルトとして、これら2つのうち駆動部である
として選択されたリンクが、駆動源であるとして設定さ
れており、関節を駆動源とする場合のみ駆動源の設定操
作を行なえばよい。ここでは、リンクと関節のうちのい
ずれを駆動源とするかを、「駆動型」と称す。
図5に示すサブメニュー中の「駆動型」を選択すると、
図11に示すような各種の駆動型選択法に対応するメニ
ュータイトル群が表示される。ここでは、「位置指令」
すなわち駆動部として選択されたリンクが駆動源であっ
て、駆動量を入力するにあたってはそのリンク位置が入
力されることがデフォルトとして設定されている。
が関節値指令である旨、すなわち、駆動部として選択さ
れたリンクの根元の関節が駆動源であって、駆動量を入
力するにあたっては、その関節の回転角(回転関節の場
合)、その関節の並進量(直動関節の場合)が入力され
る旨、選択される。尚、回転関節とはその関節がその関
節を介して連結されたリンクどうしの角度を変化させる
回転を行なう関節をいい、直動関節とはその関節の先に
連結されたリンクを並進させる関節をいう。
節、例えば球状の関節であってその先に連結されたリン
クの向きを三次元的に変化させることのできるユニバー
サルジョイント等を指すが、ここには、回転/直動関節
以外の関節の例は示されておらず、したがってこの「他
関節」を選択したときの動作については省略する。上記
の「駆動型設定」で「位置指令」(デフォルト)を選択
したときは、どのリンクを選択した場合であっても、そ
のリンク機構の先端を動かした場合の逆運動学が自動的
に選択され、以下に述べる駆動量の入力を待って、その
リンク機構の先端がその入力された駆動量だけ駆動され
た場合の関節角度が求められ、リンク機構が移動され、
その移動後のリンク機構の形状がCG画面として表示さ
れる。
動関節」を選択すると、その選択された駆動部および駆
動型(すなわち駆動源としての関節)に応じた逆運動学
が自動的に選択され、以下に述べる駆動量の入力を待っ
て、その駆動源としての関節以外の関節の角度が求めら
れてリンク機構が移動される。また、その駆動部および
駆動型に応じた順運動学が自動的に選択され、そのリン
ク機構の先頭の位置が求められる。その移動後のリンク
機構はCG画面として表示される。
12は、駆動量入力法を指示するメニュータイトル群を
示した図である。上記のようにして駆動部および駆動型
を設定した後、そのリンク機構をどれだけの量駆動する
かを示す駆動量が入力される。図5に示す「駆動部設
定」のサブメニュー中の「駆動量入力法」を選択する
と、図12に示すような、種々の駆動量入力法に対応す
るメニュータイトル群が表示され、ここでは「カーソル
位置」がデフォルトとして設定される。その他の選択枝
としては、「カーソル移動量」、「バリュエータ」、
「数値入力」、「マウスボタン」、「キー」、「ファン
クションキー」、「ダイヤル」が用意されている。以
下、駆動型として「回転/直動関節」を選択した場合を
例にして、これらの1つずつについて概要を説明する。 (カーソル位置)図13は、カーソル位置による、関節
角度入力法の説明図である。
場合、駆動部として選択されたリンクの根元の関節に対
する、図13の上方の位置を(X1,Z1)、ユーザが
マウスを操作して画面上に設定したカーソルの位置を
(X2,Z2)とすると、関節の回転角θref が、 θref =Tan-1[(Z2−Z1)/(X1−X2)] として求められる。 (カーソル移動量)ユーザがマウスを操作して、画面上
のカーソルを、選択されているリンクをそのカーソルで
引っぱるようにもしくは押すように移動させる。そのと
きのカーソルの初期位置を(X1,Z1)、終点位置を
(X2,Z2)としたとき、 ΔZ=Z2−Z1 ΔX=X2−X1 に比例する量を現在の回転角θに加算もしくは減算する
ことにより関節の移動後の回転角θref が、 θref =θ±ΔX・G もしくは θref =θ±ΔZ・G として求められる。但し、Gは、あらかじめ設定された
比例定数を表わす。 (バリュエータ)図14は、バリュエータによる関節角
度入力法の説明図である。
に示すバリュエータ画面が表示される。そこで、ユーザ
はマウスを操作して駆動源の関節に対応するバリュエー
タのボタンの位置にカーソルを移動させ、マウス操作に
よりそのカーソルでボタンをつまんで移動させる。その
移動量がその関節の回転角に対応する。 (数値入力)図15は、数値入力による関節角度入力法
の説明図である。
示すような数値画面が表示される。そこで、ユーザは、
図3に示すキーボード12を操作して駆動源の関節を選
びその関節の回転量を数値入力する。 (マウスボタン)図16は、マウスボタンによる関節角
度入力法を説明するための、各種マウスボタンの模式図
である。
うに、ボタン1〜3の3つのボタンを備えたもの、図1
6(B)に示すように、ボタン1〜2の2つのボタンを
備えたもの、図16(C)に示すようにボタン1のみを
備えたものがある。図16(A)のボタン1〜3の3つ
のボタンを備えたマウスが接続されたシステムでは、ボ
タン1とボタン3が用いられ、その関節の現在の回転角
をθ、マウスボタンを押している間の単位時間あたりの
回転量変化量をΔθ、そのボタンを押している時間をd
tとしたとき、駆動源としての関節の回転角θref が、 ボタン1の操作:θref =θ−Δθ・dt ボタン3の操作:θref =θ+Δθ・dt 図16(B)の、ボタン1〜2の2つのボタン備えたマ
ウスが接続されたシステムでは、ボタン1とボタン2が
用いられ、上記と同様に駆動源としての関節の回転角度
θref が、 ボタン1の操作:θref =θ−Δθ・dt ボタン3の操作:θref =θ+Δθ・dt として求められる。
ウスが接続されたシステムでは、ボタン1を1回だけΔ
tの時間押したままとしたとき、 θref =θ−Δθ・dt ボタン1をダブルクリック(1回押して直ぐ離しその後
直ちにもう1回押す)してΔtの時間押したままとした
とき、 θref =θ+Δθ・dt で求められる。
ーボード12の2つのキー(例えばjキーとkキー)が
用いられ、上記のマウスボタンの操作と同様にして、 jキーの操作:θref =θ−Δθ・dt kキーの操作:θref =θ+Δθ・dt が求められる。
キー」が選択されたときは、キーボード12の2つのフ
ァンクションキー(例えばF1キーとF2キー)が用い
られ、上記のマウスボタンの操作と同様に、 F1キーの操作:θref =θ−Δθ・dt F2キーの操作:θref =θ+Δθ・dt が求められる。
示すシステムに、操作子の1つとして、音量調整用ボリ
ウム等と同様なダイヤルが備えられているときに用いら
れ、そのダイヤルを回すことにより駆動源の関節の回転
量が入力される。本実施形態では、上記のような種々の
駆動量入力法が用意されており、ユーザの好みや使い勝
手に応じた駆動量入力法が選択される。尚、ここでは、
関節を駆動源とし、その関節の回転量を入力する場合に
ついて例示したが、リンクを駆動源とする場合は上記の
関節の回転量に代えて、そのリンクのZ方向ないしX方
向の移動量が入力される。リンクの移動量の入力法につ
いても、関節の回転量の入力法と同様に、上記の種々の
入力法が用意されているが、上記の説明と同様であるた
め、ここではそれらの説明は省略する。
ると、上述したようにその駆動量に応じた逆運動学、な
いし順運動学が数値的に解かれ、リンク機構の移動が行
われる。この移動後のリンク機構はCG画面に表示され
る。図17〜図19は、それぞれ、平行クランク、1リ
ンク、クランクの場合の、上記のようにして入力された
駆動量を表わす指令値入力と、それに対応した逆運動
学、順運動学を示した図である。
X,θ1 ,θ2 ,θ3 (θ1 〜θ3 の定義については図
7参照)が入力されると、それぞれ図17に示す、既に
解析的に解かれた逆運動学ないし順運動学にその指令値
が代入され、その指令値に基づいて移動した後のリンク
機構の形状が求められ、CG画面に表示される。図18
に示す1リンクの場合、図19に示すクランクの場合も
同様である。
したリンク機構駆動部、駆動型に応じてあらかじめ解い
た順運動学、逆運動学が選択されて数値的に解かれるた
め、ユーザは、順運動学、逆運動学を入力したり、順運
動学、逆運動学自体を選択するような複雑なことは何ら
意識せずに、そのリンク機構を容易に移動することがで
きる。
実施形態の基本事項についての説明を終え、以下では、
その一実施形態の一部に代えて採用し得る変形例、ある
いは、その一実施形態に追加される事項について説明す
る。ここでは、先ず、図5,図6を参照して説明したリ
ンク機構モデルの選択法に代わるリンク機構モデルの他
の選択法について説明する。
ルの選択法で用いられるメニュー画面を示す図、図21
は、1自由度の各種リンク機構モデルのメニュータイト
ル群を示す図である。図20に示すメインメニュー中の
「リンク設定」を選択すると、その「リンク設定」のサ
ブメニューとして「自由度選択」、「第1リンク選択
法」が表示される。「自由度選択」を選択すると、図2
1に示す「1自由度」、「2自由度」、「3自由度」と
いうメニュータイトル群が表示される。そこで、「1自
由度」を選択すると、1自由度のリンク機構モデルに対
応するメニュータイトル群、例えば「1リンク」、「ク
ランク」、「平行クランク」、……が表示される。「平
行クランク」を選択すると、平行クランクの中のいくつ
かの形状のリンク機構モデルのメニュータイトルが表示
されるため、それらの中から今回の被解析用リンク機構
に適合したリンク機構モデルが選択される。
分類しておいて、自由度で分類したメニューを表示する
ことで、リンク機構の選択時の効率化が図られる。次
に、図10、図11を参照して説明した駆動部、駆動型
設定法に代わる、駆動源の設定法について説明する。図
22〜図24は、それぞれ、平行クランク、1リンク、
クランクの場合の、駆動源設定法の説明図である。
「駆動部選択」(図10)のサブメニューとして「駆動
部記号」が登録されているものとし、リンク機構モデル
および第1リンクを選択した後、「駆動部設定」→「駆
動部選択」→「駆動部記号」を選択する。すると、リン
ク機構モデル画面に、リンク機構モデルのイラストに重
畳されて、対応する位置に駆動部記号が表示される。こ
の駆動部記号はリンク(位置指令)と関節とに記号が分
かれており、それらのうちの1つをピッキングすること
により、図10,図11を参照した説明における駆動部
の選択と駆動型の選択が1回の操作で同時に行われる。
く、リンク機構モデル画面上で駆動部および駆動型の選
択が行われるが、この段階では既に被解析用リンク機構
の各リンクおよび各関節と、リンク機構モデルの各リン
クおよび各関節とが対応付けられているため、この例に
示すようにリンク機構モデル画面側で駆動部を設定する
ことができる。この駆動部記号により駆動部を選択した
場合も、リンク機構モデル画面およびCG画面双方にお
いて、選択された駆動部のリンクが緑色で表示される。
リンク機構モデルの選択法、ないし図20,図21を参
照して説明したリンク機構モデルの選択法の何れにおい
ても、解析用リンク機構に対応するリンク機構モデルを
その外観形状から選択しているが、外観形状からは、被
解析用リンク機構に対応するリンク機構モデルが一義的
には定められない場合がある。これは、外観形状は同一
であるがリンクどうしの結合関係の定義(関節定義と称
する)が相違する場合があるからである。平行クランク
を例に説明する。
望の形状の平行クランクが選択された状態のリンク機構
モデル画面を示す図、図26は、リンク機構モデル画面
に表示された2つのリンク機構モデルの順運動学、およ
びそれら2つのリンク機構モデルの、リンク座標系、親
子関係、指令値入力に対する逆運動学を示した図であ
る。
デルの外観は同一であっても、図26に示すように関節
定義の異なる複数のリンク機構モデルが存在する場合が
ある。そのときには、図25に示すように、メニュータ
イトルを選択して所望の形状の平行クランクが選択され
た状態で、形状はその選択された形状であるが関節定義
の異なる複数のリンク機構モデル画面を表示し、ユーザ
により、それら複数のリンク機構モデル画面のうちの1
つが選択される。その後、前述と同様にして、CG画面
上で第1リンクの選択が行われる。
ンク機構モデルが表示された段階で、CG画面上で第1
リンクを選択するだけで、それら複数のリンク機構モデ
ルのうちそのCG画面に表示された被解析用リンク機構
に対応するリンク機構モデルを特定することができると
きは、表示された複数のリンク機構モデルの中の1つを
選択することなくCG画面上で第1リンクを選択するこ
とにより、そのCG画面に表示された被解析用リンク機
構に対応するリンク機構モデルを特定してもよい。例え
ば、図25,図26に示す例では、被解析リンク機構の
リンク情報を参照し、その第3のリンクの根元の関節の
(図26に示すP点の関節に対応する)初期状態におけ
る座標をP(Xint ,Zint )としたとき、Zint >0
ならば図26(1)のリンク機構モデル、Zint <0な
らば図26(2)のリンク機構モデルが選択される。
尚、ここでは、図26に示すリンクlink1pの座標
Σ0の原点のZ座標をZ=0としている。CG画面上で
ピッキングされたリンクが第1リンク以外のリンクであ
ったときは、第1リンクとしては不適切であるため、第
1リンク選択をやり直すように「第1リンクを選択し直
してください」の文字が表示される。
機構モデルが存在する場合に、CG画面上で第1リンク
をピッキングするだけで自動的に、それら複数のリンク
機構モデルの中から適合する1つのリンク機構モデルを
選択するよう構成すると、ユーザは、関節定義の相違を
意識する必要がなく、使い勝手が一層向上する。図27
は、第1リンク選択の必要性を説明するためのCG画面
の例を示す図である。
組みを説明するために簡単な例を示している。しかし、
実際に動作解析を行いたい製品は、幾つものリンク機構
で構成されている場合がある。図27に示すように、こ
こでは少し複雑な例としてクランクが2つある例を考え
る。この場合、「リンク種選択」で「クランク」を選択
した後の第1リンクの選択の際に、クランクA1(cl
ankA1)かクランクB1(clankB1)かのど
ちらかをピッキングする必要があり、これは、一般的に
は自動判定は不可能である。他の種類のリンク機構の場
合でも同様のことが生じ得る。したがって、一般的に
は、CG画面上のリンク機構の第1リンクをユーザが選
択する必要がある。
っては、ユーザの手を煩わさずにCG画面上のリンク機
構の第1リンクを特定でき、本実施形態では、以下のよ
うな場合には、第1リンクが自動判定される。図28
は、図6と同様、リンク機構モデルの選択、およびそれ
に続く第1リンクの選択の操作手順を示す説明図であ
る。
リンク機構モデルを選択しそのリンク機構モデルのイラ
ストが表示された段階で、第1リンクを自動選択するこ
とができる場合は、「対応する第1リンク(赤色部)を
CG上で選択してください」というメッセージに並ん
で、「第1リンク自動選択」のメッセージが表示され
る。この「第1リンク自動選択」をピッキングするとC
G画面上に表示されたリンク機構の第1リンクの自動選
択が行われる。
ては、主として、CG画面上に表示されたリンク機構が
単体のリンク機構から成り立っている場合と、CG画面
上に表示されたリンク機構は複数のリンク機構から成り
立っている(例えば図27参照)が、1つのリンク機構
を除き他の全てのリンク機構の第1リンクが既に選択さ
れている場合とがある。以下、これら2つの場合につい
て説明する。
ンク機構、すなわち、それぞれ、平行クランク、1リン
ク、クランクが表示されている場合の第1リンクの自動
判定法の説明図である。図29〜図31に示すように、
平行クランク、1リンク、クランクのいずれにおいて
も、図29〜図31に示す各親子関係をワールド座標
(world)から順に辿っていったときに、最初にR
otateタイプ(回動軸を有するタイプ)のリンクが
第1リンクlink1であると判定される。
在するリンク機構が表示されている場合において、一方
のクランクの第1リンクが既に選択されている場合の第
1リンクの自動判定法の説明図である。クランクAとク
ランクBのいずれのクランクの第1リンクも選択されて
いない状態においては、クランクA1とクランクA2の
いずれも第1リンクになる可能性がある。しかし、例え
ばクランクA1が、既に、前述したユーザが第1リンク
を選択する方法により既に選択されている場合、クラン
クBの第1リンクを自動判定することができる。自動判
定の方法は、上述した方法と同様であり、親子関係にお
いてworldが辿ってきたときの最初のRotate
タイプのリンクのうち、第1リンクとして未だ選択され
ていないリンク(クランクB1)が第1リンクとして自
動選択される。クランクBがクランク以外の他のリンク
機構である場合も同様に判定できる。このように、第1
リンクを自動選択することができる場合に自動選択する
ように構成すると、ユーザによる操作を簡略化すること
ができる。
新たなリンク機構モデルを構築する手法について説明す
る。ここでは、あらかじめ用意されている多数のリンク
機構モデルの中の2リンクとクランクとを組み合わせて
新たなリンク機構モデルを構築する例について説明す
る。ここでは、先ず、前述と同様にして、2リンクとク
ランクとが組み合わされた被解析用リンク機構の形状デ
ータおよび関節データが読み込まれ、その形状データに
基づく三次元CGモデルがCG画面に表示される。
ル群(A)とCG画面に表示されたCGモデル(B)を
示した図、図34は、そのCGモデルを、クランクと2
リンクとに分解して示した図である。尚、ここに示した
CG画面のイラストには、CGモデルの他にリンク名等
の余計な情報も示されているが、それらの情報は説明の
目的で示したものであって、実際のCG画面には純粋に
形状データに基づくCGモデルが表示される。
に示すような、クランク(A)と2リンク(B)との組
合せと捉えることができる。ここでは、先ず、前述した
ようにして、クランクのリンク機構モデルを選択し、C
G画面上でクランクの部分の第1リンクclank1を
ピッキングする。それに次いで、今度は2リンクのリン
ク機構モデルを選択し、CG画面上で2リンクの部分の
第1リンク2link1をピッキングする。
機構モデルおよびその第1リンクの情報は、その後に2
リンクのリンク機構モデルを選択した段階でも保存され
ている。尚、前述した機構解析のためにリンク機構モデ
ルを選択した場合も同様であり、1つの解析用リンク機
構が複数のリンク機構の組合せから成る場合も多いため
複数のリンク機構モデルを同時に立ち上げることが可能
である。
「拘束条件」を選択し、その「拘束条件」の選択により
表示されたサブメニュー「編集」、「追加」、「削除」
の中から「追加」を選択し、さらにその「追加」のサブ
メニューの中から「回転拘束」を選択する。すると、図
33(B)に示すように、拘束条件(回転拘束)を示す
図形がCG画面上に現れる。ここで、回転拘束とは、回
転関節を介して連結することを意味する。
わちクランクのどのリンクのどの点と、2リンクのどの
リンクのどの点が回転拘束されているかを入力する。本
実施形態では、この拘束点位置の入力法として‘数値入
力’と‘マウスによる入力’との二種類の入力法が用意
されている。‘数値入力’の場合は、ユーザによりクラ
ンクの拘束点の存在するリンクのリンク名(ここではリ
ンク名:clank2)およびそのリンクclank2
の座標系Σ2c(図33(B)参照)からみたその拘束
点の座標(ここでは(0,0,Ld))と、2リンクの
拘束点の存在するリンクのリンク名(ここではリンク
名:clink2)およびその2link2の座標系Σ
2b(図33(B)参照)からみたその拘束点の座標
(ここでは(0,0,L2b))が数値入力される。こ
れにより、クランクの拘束点と2リンクの拘束点が指定
されそれらの拘束点どうしが回転関節を介して連結され
る。
である。‘マウスによる入力’の場合、CG画面に表示
された回転拘束を表わす図形をマウスで抓んで、その図
形を、クランクと2リンクが連結された回転拘束位置に
配置する。この配置操作の終了を受けて、装置内部で
は、クランクの、拘束点が位置するリンクの判定および
その判定されたリンクclank2の座標系Σ2cから
みたその拘束点の座標の計算と、2リンクの、拘束点が
位置するリンクの判定およびその判定されたリンク2l
ink2の座標系Σ2bからみた拘束点の座標の計算が
行われる。
転拘束の位置が装置に認識される。次に、このようにし
て認識された新リンク機構モデルの登録が行われる。図
36は、新規リンク機構モデルの登録法を示す説明図で
ある。図20に示すメインメニュー中の「リンク機構情
報」を選択し、そのサブメニュー中の「新規機構登録」
を選択し、ファイル名(ここでは「clank+2li
nk2」)とリンク種タイトル(ここでは「2リンク+
クランク」)を入力する。すると、上記のようにして構
築された新規のリンク機構モデルが、ファイルclan
k+2link.dataに保存される。ここでは、リ
ンク機構モデルを自由度で分類しておくシステムが想定
されており、クランクは1自由度、2リンクは2自由度
であって拘束条件が1自由度であるのでこの新規のリン
ク機構モデルの自由度は1自由度に分類される。
dataの例を、図36に示す。新規のリンク機構モデ
ルを既存のリンク機構モデルと同様な状態に登録するに
は、上記の、ファイルclank+2link2.da
taの保存だけでは不十分であり、以下に説明するよう
にして、その新規リンク機構モデル用のイラスト等を作
成する必要がある。ここで、〜.dataは文字列のフ
ァイルであり、そのファイル中に同じ名前〜を持つ〜.
select,〜.drive等がある。
タの作成法の説明図である。画像処理ツールを用いて、
形状データに基づく、図36に模式的に示すような側面
図をCG画面に表示し、そのCG画面を2次元画面とし
て取り込んで、ファイルclank+2link2.i
mageに保存する。ここではclank+2link
2.dataと同じディレクトリにclank+2li
nk2.imageが保存されると、図37に示すよう
に、自由度に応じたリンク種類別メニューに、自動的
に、その新規リンク機構モデル用のメニュータイトルが
表示される。
ンク選択用画面の編集法の説明図である。ここでは、図
形描画ソフトウェアを用いて、先ず、クランクの第1リ
ンク選択画面を呼び出し、次いで2リンクの第1リンク
選択画面を呼び出してクランクの画面に編集することに
より、それらの画面が重なった2リンク+クランク用の
画面が作成される。この作成された2リンク+クランク
用の画面はclank+2link2.selectに
保存される。
記号選択画面の編集法の説明図である。図20に示すメ
インメニュー中の「駆動部設定」を選択し、そのサブメ
ニューの中から「駆動部記号編集」を選択し、キーボー
ド12(図3参照)を操作して第1リンク選択画面のフ
ァイル名clank+2link2.selectを入
力すると、その第1リンク選択画面と、関節指令および
位置指令の記号が表示される。これら関節指令、位置指
令は、マウスを操作して、その画面上の任意の位置に配
置することができる。関節指令の場合は、その関節指令
の記号をつまんで、その関節指令の記号を、第1リンク
選択画面として表示されたリンク機構のイラスト上の関
節に配置するとともに、キーボードからその関節の名
称、例えばθ1,θ2等を入力する。位置指令の場合
は、その位置指令の記号をつまんで、その位置指令の記
号を、第1リンク選択画面上のリンクに配置するととも
に、キーボードから対応するリンク機構の第1リンク名
を入力する。このようにして駆動記号選択画面が編集し
た後、この駆動部記号選択画面をファイルclank+
2link.driveに保存する。
lank+2link.data、clank+2li
nk.image、clank+2link.sele
ct、clank+2link.driveは決められ
たディレクトリに配置される。上記のようにして新たな
リンク機構モデルを作成して登録しておくことにより、
次回の解析では、既存のリンク機構モデルと同等に取り
扱うことができる。
順運動学、逆運動学の計算法の説明図である。 (クランクを駆動した場合)クランクの先端位置(X
c ,Zc )をクランクの順運動学で計算し、拘束点迄の
長さLdを考慮して回転拘束の位置(Xrc,Zrc)が計
算される。その後、2リンクの先端が(Xrc,Zrc)に
位置するように2リンクの逆運動学を計算してθ1b,θ
2bを求める。
運動学から、2リンクの先端位置、すなわち回転拘束の
位置(X rc,Zrc)が求められ、クランク側の拘束点迄
の長さLdを考慮してクランクの先端(Xc ,Zc )を
求める。その後、クランクの先端が、(Xc ,Zc )に
位置するようにクランクの逆運動学が解かれ、θ1 ,θ
2 が求められる。
モデルを追加登録することができるように構成しておく
ことによって、そのユーザにとってその後のリンク機構
モデル設定の時間の短縮化が図られる。次に、本発明の
第2のリンク機構解析装置の一実施形態、すなわち、こ
れまでの説明における逆運動学に代わり、動力学を用い
る手法について説明する。「動力学を用いる」とは、関
節トルクもしくはリンクに作用する力を入力して運動方
程式を解いて関節角度を求めることを意味する。ここで
は平行クランクを例にして説明する。尚、動力学自体に
ついては公知であり、簡単な説明にとどめる。
に書くことができる。この運動方程式は、ニュートンの
運動方程式とオイラーの運動方程式から導かれる(例え
ば、前掲の、「機械系のためのロボティクス」遠山茂樹
著 総合電子出版社 参照)。これらの運動方程式は、
剛体力学で用いられるものである。
τは関節トルクのn×1ベクトル、M(Θ)はn×nの
質量行列、
クトル、G(Θ)は重力などの外力を示すn×1ベクト
ルを表わし、Θ,τは、以下のように表わされる。
ことにより、関節角度θi(i=1,2,…,n)を求
める。これによって解析的な逆運動学の式を用いること
なく関節角度を求めることができる。ここで、式(1)
の
ある。予め、このパラメータをリンク機構毎に記録して
おく。以下、具体例として、平行クランクをとりあげて
説明する。図41は平行クランクの座標系を示す図であ
る。先ず、前述した、第1のリンク機構解析装置の実施
形態と同様にして、リンク設定、および第1リンク選択
を行なう。
ータから、リンク・パラメータ(リンク長:L1,L
2、オフセット:Θoff 等)が設定される。これは先端
位置を求める運動学に用いるパラメータである。このリ
ンク・パラメータに加え、予め用意してある運動方程式
用のパラメータの中から、選択されたリンク機構に対応
するパラメータが選択されて式(1)に代入される。
で説明する。 (駆動部選択)前述した、第1のリンク機構解析装置の
実施形態における駆動部選択と同様であり、例えば「ピ
ッキング選択により」第2リンクlink2を選択す
る。 (駆動型設定)ここでは、「駆動部選択」で選択された
リンク(ここでは第2リンクlink2)上のどの点に
どれだけの外力が加えられたか(これを「リンクへの外
力」と称する)と、「駆動部選択」で選択されたリンク
(ここでは第2リンクlink2)の根元の関節のトル
ク(これを「関節トルク」と称する)の二種類のメニュ
ータイトルがプルダウンメニュー形式で表示され、それ
ら二種類のメニュータイトルのうちの1つが選択され
る。
外力」が選択された場合の説明図である。 (指令値入力法)「リンクの外力」が選択された場合、
駆動部として選択されているリンク(ここでは第2リン
クlink2)上の任意の点をマウスでつまんで動か
し、その点からのマウスを動かした量(f1の矢印)に
比例する力が、そのリンクに加わったものとする。この
力f1を運動方程式(1)のG(Θ)(重力などの外
力)に代入する。この操作は、例えば図3に示すCG画
面30上で行ってもよい。
ク」の場合の図であり、この場合の指令値入力法は、前
述した第1のリンク機構解析装置の、関節角度の指令値
の入力法と同様である。ただし、この「関節トルク」の
場合、カーソル位置による入力法(図13参照)は除か
れる。この「関節トルク」の場合、「駆動部選択」で選
択したリンク(ここでは第2リンクlink2)の根元
にかかるトルクτ2を、運動方程式(1)(式(2)参
照)に代入する。
関節トルクを代入した運動方程式(1)を解く(積分す
る)ことにより、関節角度θi (i=1,2,…,n)
を求める。こうすることにより、解析的な逆運動学の式
を用いることなく、関節角度を求めることができる。運
動方程式(1)は、順次、各微小時間経過後のものが何
度も繰り返し解かれるが、運動方程式(1)を何度も解
いていくと、閉ループを有するリンク機構の場合、図4
3に示すように、link1,link2,link3
からなる閉ループ・リンク系の先端点P1が、この先端
点P2が本来固定されているべき点P2からずれること
がある。そこで、ここでは、先端点P1に固定点P2に
向かう方向の力f2を加えて先端点P1を固定点P2に
収束させる拘束力を発生させ、閉ループが保たれるよう
にする。ここで、力f2は、下記式(3)に示すよう
に、固定点P1と第3リンクlink3の先端点P2と
のずれ量ΔPに比例するバネ系の力と、先端点P2の速
度
ダンパー系の力との合成力とする。すなわち、
る。閉ループ系の場合、この力f2が運動方程式(1)
のG(Θ)に代入される。またリンクの外力もしくは関
節トルクも閉ループを含まない場合と同様に代入され
る。以上の、動力学を用いて関節角度を求めるフローを
図43に示す。
メータの中から、選択したリンク機構に応じた運動方程
式用のパラメータを選択して代入する。次に、運動方程
式(1)に、
た関節トルクτ(もしくはリンクへの外力f1)を入力
し、その運動方程式を解いて関節角加速度Θダブルドッ
トを数値的に求め、それを二重積分することにより関節
角度Θを求め、運動学によりリンク機構の先端点P1 を
求める。そのリンク機構が閉ループ系を含むならば拘束
力f2を発生させ、閉ループ系であるか否かに拘らず、
すなわち、拘束力f2を発生させるか否かに拘らず、運
動方程式の数値解法を繰り返す。その間に、関節トルク
τ(ないしリンクへの外力f1)が変更されたときはそ
の変更された関節トルクτ(ないしリンクへの外力f
1)を代入して運動方程式の数値解析を繰り返す。尚、
運動方程式の数値解法はいくつか知られており、ここで
はいずれの数値解法を用いてもよい。
解析が行われる。動力学を用いたリンク機構解析は、前
述した、逆運動学を用いたリンク機構解析と比べ、以下
の長所を有する。 (1)リンク機構の幾何学的逆運動学は、数学的に解く
ことが困難である場合も多いが、運動方程式を求める方
法はリンク機構の形状によらず一般性があり、その後の
関節角度を求める手法はリンク機構の形状によらず同一
であるので、動力学を用いる方法は、逆運動学をリンク
機構毎に個別に解く方法よりも、適応範囲が広い。
学を求めるより動力学で用いる運動方程式を求める方が
容易である。 (3)動力学の場合、積分の方法、パラメータの正確さ
(例えば、M(Θ)の値を1にする等の工夫)によっ
て、厳密性は欠くものの高速化を図ることもできる。
リンクを運動させ、その運動を表示することによって、
逆運動学を解いた場合と同様に、リンク機構の動きを視
覚的に検証することができる。次に、本発明のリンク機
構関節データ演算装置の一実施形態について説明する。
構解析装置の一実施形態の外観図であると説明したが、
この図2は、本発明のリンク機構関節データ演算装置の
一実施形態の外観図でもある。すなわち、ここでは、図
2に示すコンピュータシステム内に、本発明のリンク機
構解析装置の一実施形態と本発明のリンク機構関節デー
タ演算装置の一実施形態との双方が実現されており、図
示しないCADシステムからは被解析用リンク機構を構
成する複数の部品の三次元形状を表わす形状データが入
力され、図2に示すコンピュータシステム内に実現され
たリンク機構関節データ演算装置で、その入力された形
状データが表わす複数の部品の結合関係(関節)が定義
され、これによって、リンク座標系および親子関係を表
わすD−Hパラメータ、およびそのD−Hパラメータの
パラメータ値からなる関節データが求められ、このよう
にして求められた関節データと図示しないCADシステ
ムから入力された形状データが、図2に示すコンピュー
タシステム内に実現された、これまで説明してきたリン
ク機構解析装置に受け渡されるものとする。
装置は、大別して、CADシステムから、リンク機構を
構成する複数の部品を組み上げた状態の形状データを入
力する場合と、CADシステムからそれら複数の部品が
部品ごとにばらばらの状態の形状データを入力する場合
とのいずれにも対処可能なように構成されている。ま
た、以下では図示および説明の簡単のため、関節の種類
は、その関節で結合された部品がその関節を回動の中心
として回動することのできる回転型関節と、その関節で
結合された部品がその関節で直線的に移動することので
きる直動型関節と、その関節で部品が動かないように固
定される固定型関節との3種類の関節について説明す
る。
明図、図46は関節設定メニューのサブメニューを示し
た説明図、図47は、関節設定メニューのサブメニュー
の変形例を示した説明図、図48は、CADシステムか
ら入力された複数の部品の形状データに基づくCG画面
を表わした図である。先ず、図45に示す機構解析メイ
ンメニューにおいてメニュータイトル「CADファイル
呼込」を選択すると、そのプルダウンメニューとして、
メニュータイトル「組立状態」、「任意配置」、「部
品」が現れる。ここでは、組立状態のCADファイルを
読み出すものとし、メニュータイトル「組立状態」を選
択すると、そのCADファイルに格納されている製品名
が現れる。ここでは各「製品」が機構解析を行なうとし
ている、あるいは機構解析を行なった後のリンク機構を
表わす形状データを表わしている。そこで、所定の製品
(ここでは「製品2」とする)を選択すると、CG画面
上に例えば図48に示すような組立後の複数の部品から
なる「製品」の3次元形状を表わすCG画面が表示され
る。図48中の立体関節マークについては、以下に説明
する。
ー中のメニュータイトル「関節設定」を選択する。する
と、画面上に関節設定メニューが現れる。そこで、今度
は、その関節設定メニュー中のメニュータイトル「関節
種類」を選択する。するとメニュータイトル「関節種
類」のプルダウンメニューとして、図46に示すように
メニュータイトル「部品選択」、「親部品選択」、「立
体関節マーク選択」、「適用」が表示される。
択」を選択し、CG画面(図48)上で関節を定義しよ
うとする部品をマウスでクリックする。次に、メニュー
タイトル「親部品選択」を選択し、CG画面上で、その
関節を定義しようとしている部品がその定義される関節
で連結される親部品をクリックする。次に、メニュータ
イトル「立体関節マーク選択」を選択する。するとさら
に、メニュータイトル「立体関節マーク(組立状
態)」、「立体関節マーク(部品)」、「立体関節マー
ク(2次元)」、「スケール変換」が表示される。
選択すると、メニュータイトル「回転型関節」、「直動
型関節」、「固定型関節」が表示された、「立体関節マ
ーク」画面が現れる。ここでは「回転型関節」を選択す
る。すると、図48に示すように、CG画面上に回転型
関節の立体関節マークが現れる。この回転型関節の立体
関節マークは、立体的な矢印に矢羽根が付された形状と
しており、その矢印の方向で回転軸の方向を示し、その
矢羽根の方向で回転軸基準点、すなわち、その回転型関
節の関節角度零度の方向を示す。
ル「立体関節マーク選択」を選択した後、メニュータイ
トル「立体関節マーク(組立状態)」を選択したが、図
46に示す機構解析メニュー中のメニュータイトル「C
ADファイル呼込」を選択したときメニュータイトル
「組立状態」を選択しているため、この時点で、組立状
態の「もの」について関節を定義しようとしていること
がわかる。
ータイトル「立体関節マーク選択」を選択したときに、
いきなり、立体関節マークを選択するメニュータイトル
画面に移行するように構成してもよい。以上のようにし
て、関節を定義しようとする「部品」、その「親部品」
およびその関節の種類(ここでは「回転型関節」)を指
定した後、以下のようにして関節定義を行なう。
を示した説明図である。上述のようにして、回転型関節
の立体関節マークを選択すると、CG画面上に、図49
(A)に示すように、関節を定義しようとしている部品
の幾何基準座標系のxyzの3軸のうちの各2軸を含む
直交3平面(xy平面,yz平面、zx平面)が表示さ
れる。そこで、それらの3平面の中から、その定義しよ
うとしている回転型関節の回転軸がのるべき平面をピッ
キングし、あるいは、その平面の名前をキーボードから
入力することにより選択する。尚、回転型関節の回転軸
がこれらの3平面のいずれにものらない場合であって
も、とり合えず、それらの3平面の中から、その回転軸
を含む平面に近い平面を選んでおき、微調整は後で行な
う。
と、選択した平面を除く他の2平面は消え、代わりに、
図49(B)に示すように、その選択した平面上に45
°間隔で8つの方向を向いた8本の矢印(直線あるいは
立体)が表示される。なお、この矢印は、例えば30°
間隔で12の方向を向いた12本の矢印等であってもよ
い。この矢印は、回転型関節の、選択した平面内におけ
る回転軸方向を選択するためのものである。この図49
(B)のように表示された複数の矢印のうちの1つの矢
印を、ピッキングにより、あるいはその矢印の番号をキ
ーボードで入力することにより、あるいは、デフォルト
値としてある1本の矢印のみ変色させておいてキーボー
ドの矢印キーを押して、矢印の変色を順次隣接する矢印
に移動させることにより選択する。
ように、回転型関節の回転軸方向の微調整を行なう。こ
の微調整を行なうには、図45に示す関節設定メニュー
中のメニュータイトル「編集」を選択する。するとメニ
ュータイトル「位置」、「姿勢」、「基準点設定」がプ
ルダウンされ、ここでは、関節の姿勢を微調整するため
のメニュータイトル「姿勢」を選択する。すると、図4
5に示すような「関節姿勢設定」画面が表示される。そ
こで、マウスを操作して、その画面中のバリュエータの
つまみをつまんで移動させることにより、あるいは、そ
の画面中のRx,Ry,Rzのいずれかをマウスでピッ
キングした後、キーボードから数値を入力し、あるい
は、その画面中のRx,Ry,Rzのいずれかをマウス
ピッキングした後、図16を参照して説明した回転角度
θref の値の増減と同様なマウス操作を行なうことによ
り、回転型関節の回転軸の姿勢を微調整する。尚,R
x,Ry,Rzは、それぞれ、x軸,y軸,z軸のまわ
りの回転角度を表わす。「関節姿勢設定」画面中のメニ
ュータイトル「適用」を選択すると、関節姿勢が微調整
され、CG画面が図49(D)の画面に移る。関節姿勢
の微調整が不要のときは「関節姿勢設定」の画面を開く
ことなく、関節設定メニュー(図46参照)中の「適
用」ボタンをピッキングすることにより、図49(D)
の画面に移る。
転軸の基準点、すなわち関節角度零度の方向を定める。
この回転軸基準点を定めるために図49(D)に示すよ
うな45°間隔の8方向を表わす平面が表示され、その
うちの1つの平面を、ピッキング、番号入力、キーボー
ドの矢印キーによる変色した平面の移動のいずれかによ
り選択する。この回転軸基準点の微調整を行なうには、
図45に示す関節設定メニュー中のメニュータイトル
「編集」を選択し、さらにメニュータイトル「基準点設
定」を選択して、「基準点設定」画面を開く。図45に
例示する「基準点設定」画面は複数の関節についてまと
めて調整を行なう画面であり、ここでは、図48に示す
「関節1」を指定しているため、「関節1」をピッキン
グし、マウス操作により、あるいはキーボードからの数
値入力により、その回転軸基準点を微調整する。尚、こ
こでは、回転型関節の回転方向は右ねじの方向を正方向
としている。このようにして回転軸基準点を微調整した
場合は「基準点設定」画面中の「適用」ボタンを押すこ
とにより、あるいは微調整が不要なときは関節設定メニ
ュー中の「適用」ボタン(図48参照)を押すことによ
り、図49(E)の、回転軸設定画面に移る。ここで
は、回転軸の位置が調整される。これまでの調整と同
様、図45に示す関節設定メニュー中のメニュータイト
ル「編集」を選択し、さらにメニュータイトル「位置」
を選択して「関節位置設定」画面を表示し、上述の関節
姿勢の微調整と同様にして関節位置調整を行なう。この
「関節位置設定」画面中の「適用」ボタンをピッキング
することにより、あるいは関節位置調整が不要の場合
は、この「関節位置設定」画面を開くことなく関節設定
メニュー中の「適用」ボタンを押すことにより、図49
(F)に示すように、これまでの手順で選んだ回転軸の
位置、姿勢に適合するように立体関節マークが配置され
る。
部品について順次関節が定義され、全ての部品について
の全ての関節の定義が終了すると、図3に示すコンピュ
ータシステム内ではその定義したリンク機構についての
関節データ、すなわちD−HパラメータやそのD−Hパ
ラメータのパラメータ値が求められる。この求められた
関節データは、そのリンク機構の形状データと共に、前
述したリンク機構解析に用いられる。
の説明図である。立体関節マークの寸法RLは、部品の
大きさに合わせて見やすい寸法に設定することが好まし
い。そこでここでは、その立体関節マークを配置しよう
とする部品を包む最小包絡球を考え、その半径をRと
し、その半径Rを定数K倍することにより、立体関節マ
ークの寸法RL=K・Rを定める(・は乗算を示す)。
うにあたっては、先ず、図45に示す関節設立メニュー
のメニュータイトル「関節種類」を選択し、図46に示
す、「関節種類」のプルダウンメニュー中のメニュータ
イトル「立体関節マーク選択」を選択し、そのプルダウ
ンメニュー中のメニュータイトル「スケール変換」を選
択する。すると、図50に示す「立体関節マークスケー
ル変換」の画面が表示される。そこで、その「立体関節
マークスケール変換」画面中の「関節選択」ボタンを押
した上で、CG画面上の、定義された関節の位置、姿勢
に配置された立体関節マーク(各関節ごとに立体関節マ
ークが配置されるため、複数の立体関節マークが配置さ
れていることもある)のうち、スケール変換を行おうと
する立体関節マークをピッキングにより指定する。ある
いは、「関節選択」ボタンを押した上で関節名(例えば
図50の例では「関節1」)をキーボードで入力するこ
とにより、スケール変換を行なうべき立体関節マークを
指定する。
ケール変換を行なうかを指定した上で、マウス操作によ
り「立体関節マークスケール変換」画面中のバリュエー
タのつまみをつまんで動かすことにより、あるいはキー
ボードからの数値入力により、上述の係数のKの値を入
力する。その後、「立体関節マークスケール変換」画面
中の「適用」ボタンを押すことにより、その指定した立
体関節マークが指定した寸法RL=K・Rにスケール変
換される。部品との関係で立体関節マークが小さすぎ、
あるいは大きすぎたときは、定数Kを再設定する。
ある。図45に示す機構解析メインメニューに戻り、こ
の機構解析メインメニュー中のメニュータイトル「視点
等」を選択すると、そのプルダウンメニューとしてメニ
ュータイトル「視点方向」、「三面図表示」、「部品表
示」が表示される。その中の「部品表示」を選択する
と、図51に示す「部品表示特性」画面が表示される。
この画面中には、「部品選択」ボタンと、「ポリゴン」
と「線画」との切り替えボタンと、透明度を指示するバ
リュエータがあり、先ず「部品選択」ボタンを押して、
CG画面上の所望の部品をピッキングし、あるいは部品
名を入力することで部品を選択する。次に、「ポリゴ
ン」ボタンを押して、あるいは「ポリゴン」ボタンが押
されている状態で透明度バリュエータを動かすと、その
値が、部品の透明度を指示する透明度パラメータに代入
されて、CG描画ツールに引き渡される。CG描画ツー
ルは、その透明度パラメータが’1’のときはその部品
は完全に不透明、その透明度パラメータが’0’のとき
はその部品は完全な透明であって中が透けて見えるよう
に、その透明度パラメータの値によってその指定された
部品の中が透けて見える程度を変更して描画する。この
ようにして、部品を半透明状態にして表示すると、立体
関節マークが部品の中に埋もれてしまって見えなくなっ
てしまうのを避けることができる。一方、「ポリゴン」
に代え「線画」を選択すると、その部品を、その部品の
裏側が見えないように陰線処理した線画を表示する。
する。図52は、CADシステムから入力された形状デ
ータに基づくCG画面を表わした図、図53は、直動型
関節の定義を行なう手順を示した図である。前述の回転
型関節を定義する場合と同様にして、CG画面上に、図
52に示すような組立後の「製品」の三次元グラフィッ
ク画像を表示し、さらに、前述の回転型関節の場合と同
様にして、ここで定義しようとしている直動型関節が配
置される部品の選択、その親部品の選択、直動型関節の
立体関節マークの選択を行なう。
画面上に、図53(A)に示すような直交3平面が表示
され、それらの3平面の中から直動関節の直動方向を含
む平面が選択され、図53(B)に示すような複数(こ
こでは8つ)の方向を向いた複数の矢印が表示され、そ
のうちの1本を選ぶことにより直動関節の直動方向を指
定する。次に、必要に応じて、図53(C)に示すよう
に、その直動方向の姿勢の微調整を行ない、さらに、図
53(D)に示すように直動基準点を設定し「適用」ボ
タンを押すことにより、その設定した位置に、直動型関
節の立体関節マークが配置される。
形状データに基づくCG画面を表わした図である。ここ
では、固定型関節の定義について説明する。上述と同様
にして「部品選択」、「親部品選択」、「立体関節マー
ク選択」(ここでは固定型関節の立体関節マークの選
択)を行なう。ここでは組立後のグラフィック画像が表
示されており、固定型関節は選択した部品を選択した親
部品に固定するためのものであるため、固定型関節の立
体関節マークは任意の位置に任意の姿勢で配置してよ
い。したがって、上述の回転型関節や直動型関節の場合
のような、回転軸ないし直動の方向を決定する作業は不
要であり、ここでは、この固定型関節の立体関節マーク
は、この固定型関節を定義しようとした部品の親部品の
基準座標の原点に配置される。
の定義、固定型関節の定義に分けて説明を行なったが、
1つのリンク機構中に複数種類の関節が混在していても
よい。以上のようにして全ての関節の定義が完了した時
点で、関節設定メニュー中の「適用」ボタンないし「関
節計算」ボタンを押すと、そのリンク機構の関節データ
が求められる。
読み込んだ状態で関節定義を行なう手法について説明す
る。図55、図56は、ばらばらな部品について関節を
定義する手法の説明図である。図45に示す機構解析メ
インメニューにおいて、「CADファイル呼込」を選択
し、「部品」を選択し、いずれかの部品名(ここの例で
は「部品2」)を選択して、その部品をCG画面上に表
示する。これを繰り返し、CG画面上に複数の部品を表
示する。
ニュー画面を開き、その関節設定メニュー中の「関節種
類」を選択し、図46に示す関節設定メニューのプルダ
ウンメニュー中の「部品選択」を選択してCG画面上の
部品を指定し、「親部品選択」を選択してCG画面上の
親部品を指定する。さらに「立体関節マーク選択」を選
択し、そのプルダウンメニュー中から「立体関節マーク
(部品)」を選択する。すると、図46に示す立体関節
結合マーク」画面が表示されるので、定義しようとする
関節の種類(ここでは「回転型関節」とする)を選択す
る。
体関節結合マーク」画面内、および図55に示すよう
に、親部品用の立体結合マーク(立体関節マーク)と子
部品用の立体結合マーク(立体関節マーク)とで構成さ
れており、図55に示すように、ある1つの部品iに
は、自分が子部品となって、その親部品i−1と結合す
る関節に子部品用の立体結合マークJi.Cが配置さ
れ、自分が親部品となって、自分に対する子部品i+1
と結合する関節に親部品用の立体結合マークJi+1 .P
が配置される。それら子部品用立体関節マークJi.C
と親部品用立体結合マークとの間の距離DH.Lがその
部品iのリンクの長さとなる。
D−Hパラメータの表記規則に従った値を計算してD−
Hパラメータに代入する。CG画面上に、図56に示す
ように、CG画面上に複数の部品を表示しておいて、自
分(部品1とする)に対する親部品(部品0)の、自分
(部品1)と結合する位置、姿勢に親部品用の立体結合
マークJ1.Pを配置し、自分(部品1)には、その親
部品(部品0)と結合する関節の位置、姿勢に子部品用
の立体関節マークJ1.Cを配置し、同様に、自分(部
品1)に、自分(部品1)に対する子部品(部品2)と
結合する親部品用の立体結合マークJ2.Pを配置し、
自分(部品1)に対する子部品(部品2)には、自分
(部品1)と結合する子部品用の立体結合マークJ2.
Cを配置する。各親部品用、各子部品用の立体結合マー
クの配置の仕方は、図49を参照して説明した、親部品
用、子部品用とに分かれていない立体関節マークの配置
の仕方と同じであり、ここでは重複説明は省略する。
ークと子部品用の立体結合マークを配置しておいて、図
46の関節設定メニュー中の「適用」ボタンを押すと、
CG画面内で、親部品用立体結合マークないし子部品用
立体結合マークが、そのマークが配置された部品と一緒
に移動し、図56に示すように、相互に対応する親部品
用立体結合マークと子部品用立体結合マークとが結合し
た状態となる。
をばらばらに読み込んでも、親部品用の立体結合マーク
と子部品用の立体結合マークを用いることにより、関節
を定義することができる。この親部品用の立体結合マー
クと子部品用の立体結合マークを用いる場合、親部品
用、子部品用の立体結合マークは、部品の表面と接触す
るように配置されることが多い。この場合、立体関節マ
ーク(親部品用、子部品用の立体結合マークを含む)の
部品表面への配置を容易に実現するために「干渉チェッ
ク」を行なうことが好ましい。
チェックの説明図である。「干渉チェック」とは、立体
関節マークが、部品から離れているか、あるいは干渉し
ている(接触ないし重なっている)かを、それら立体関
節マークと部品の形状データ、位置データ等に基づいて
自動的にチェックすることをいい、この「干渉チェッ
ク」を採用すると、立体関節マークを部品に近づけてい
ったときに立体関節マークが部品表面に接触した位置
で、立体関節マークを部品内に入り込まないように自動
的に停止させたり、立体関節マークが部品に接触した状
態のまま、その立体関節マークを部品表面上を滑らせる
ことができ、立体関節マークを部品表面と接触した所望
の位置に容易に配置することができる。
5に示す機構解析メインメニュー中の「干渉チェック」
ボタンを押してそのプルダウンメニューを開き「対象選
択」を選択する。この「対象選択」を選択した上で、C
G画面上で、干渉チェックを行なおうとする部品(図5
7の例では部品1)と立体関節マークをマウス操作でピ
ッキングする。次いで、「干渉チェック」のプルダウン
メニュー中の「オン」を選択すると、それらピッキング
した2つの図形(ここの例では部品1と立体関節マー
ク)の間の干渉チェックが開始される。この干渉チェッ
クが開始されると、CG画面上に、それら2つの図形ど
うしを最短距離で結んだ線が表示される。立体関節マー
クは、その立体関節マークをマウス操作でつまんだり、
図45に示す「関節位置設定」画面を開いてそのバリュ
エータを動かすことによって、CG画面内で移動させる
ことができるが、干渉(それら2つの図形どうしの距離
が零)が生じると、その立体関節マークを部品1へさら
に近づける方向に移動させようとしてもそれ以上は移動
しないようにすることで、立体関節マークが、部品に入
り込むことなくその部品表面に容易に配置される。
て直動型関節を定義する手法の説明図、図60,図61
は、ばらばらな部品について固体型関節を定義する手法
の説明図である。図46に示す「立体関節結合マーク」
画面において、図55、図56を参照して説明した時の
「回転型関節」の選択に代えて、「直動型関節」あるい
は「固定型関節」を選択する点が異なるのみであり、詳
細説明は省略する。1つのリンク機構中に複数種類の関
節が混在していてもよいことは前述の通りである。
合された部品の移動限界(「関節リミット」と称する)
の設定の手法について説明する。図62は、関節リミッ
ト設定用の立体関節マーク(回転型関節の立体関節マー
ク)を示した図である。図45に示す関節設定メニュー
中のメニュータイトル「可動範囲」を選択してそのプル
ダウンメニュー「可動制限(部品)」、「可動制限(組
立)」、「関節角度」を開き、「可動制限(部品)」を
選択する、すると、CG画面上に配置した立体関節マー
ク(固定型関節の立体関節マークは除く)の全て、ある
いは、CG画面上に配置した子部品用立体結合マークの
全てについて、図62に示すように、各立体関節マーク
(子部品立体結合マークを含む)の先端の円錐部に最大
値マークと最小値マークが表示される。また、これと同
時に「関節リミット」画面を表示する。
ト」画面の各例を示す図である。これらの「関節リミッ
ト」画面のいずれか1種類のみを用意しておいてもよい
が、これらの「関節リミット」画面全てを用意してお
き、表示を切り替えて使用できるように構成しておくこ
とが好ましい。尚、親部品用の立体結合マークは、この
関節リミットの設定の際は、子部品用の立体結合マーク
と結合して一体的な立体関節マークを形成しており、親
部品用の立体結合マークに対し関節リミットを設定する
必要はない。
うに表示された立体関節マーク(子部品用立体結合マー
クを含む)をマウス操作でピッキングして選択し、ある
いは、キーボードを操作して関節名(例えば「関節
2」)を入力することにより、どの関節について関節リ
ミットを設定しようとしているのかを入力する。する
と、図63に示す「関節リミット」画面(ここでは図6
3(A)に示す「関節リミット」画面とする)に「関節
2」が表示される。次いで、そのようにして選択した立
体関節マーク中の最大値マーク(最小値マーク)をつま
んで開くようにマウスを移動させる。するとそのマウス
の動きに合わせてCG画面上で最大値マーク(最小値マ
ーク)が移動する。
画面が表示されているものとし、上記のようにして最大
値マーク(最小値マーク)を移動させると、その移動量
に応じた角度値が、図63(A)の「関節リミット」に
表示される。このようにしてマウス操作で関節リミット
の最大値、最小値のおおまかな設定を行ない、正確な値
とずれているときはキーボードにより正確な数値を入力
する。
ット」画面を表示しておいてバリュエータを動かすこと
によっても、関節リミットの最大値、最小値が設定され
る。このバリュエータによる方法は、立体関節マークの
最大値マーク、最小値マークをマウス操作によるピッキ
ングで選択することが困難な場合に有効である。バリュ
エータを操作すると、最大値マークないし最小値マーク
はそのバリュエータの操作につれて移動する。
も、CG画面上に表示された立体関節マークの最大値マ
ーク、最小値マークをマウスでピッキングするのが困難
な場合に効果的であり、この「関節リミット」画面内の
最大値マーク、最小値マーク(円上を移動するバリュエ
ータのつまみ)をマウスでつまんで動かすことにより、
関節リミットの最大値、最小値が設定される。
(A),(B)の2つの方式の場合と比べ、最大値、最
小値の角度が視覚的に直感できるという長所もある。図
64,図65は、立体関節マークに付された最大値マー
ク、最小値マークの各例を示す図である。最大値マー
ク、最小値マークは、本実施形態では、図62,図6
4,図65のバリエーションを有しており、見やすい形
状のものが採用される。
ミット設定用の立体関節マークを示した図、図67
(A),(B)は、直動型関節についての「関節リミッ
ト」画面の表示例を示した図である。直動型関節の場
合、部品は直進するので、直動型関節については、回転
型関節についての図63(C)に相当する「関節リミッ
ト」画面は用意されていない。
立体関節マークに付された最大値マーク、最小値マーク
の各例を示す図である。本実施形態では、直動型関節に
ついても、最大値マーク、最小値マークとして、図6
6,図68,図69に示すバリエーションを有してお
り、見やすい形状のものが採用される。図70は、関節
リミット設定を行なう他の手法の説明図である。
(図45参照)を押すと、CG画面内の全ての立体関節
マークが消える。その後、図45に示すメニューの流れ
の中で、関節設定メニューの「可動範囲」のボタンを押
してそのプルダウンメニューを開き、「可動制限(組
立)」を選択すると、図70に示す「関節リミット」画
面が表示される。次に、図45に示すメニューの流れの
中で「関節角度」を選択すると、「関節角度」画面が表
示される。この「関節角度」画面中の「関節選択」ボタ
ンを押してからCGを画面上の部品をマウスでピッキン
グする。ここではCG画面上の「部品2」をピッキング
したものとすると、図45中に示す「関節角度」画面お
よび図70中に示す「関節リミット」画面に「部品2」
と表示される。尚、図45の「関節角度」画面中では、
「部品」となっているが、ここでは「部品2」と読み替
えるものとする。あるいは、CG画面上で部品をピッキ
ングする代わりに、キーボードから部品名を入力しても
よい。
すことにより、あるいはキーボードからの数値入力によ
り関節角度を入力する。するとCG画面上の指定した部
品(ここでは「部品2」)がその入力された角度に移動
する。またその入力された角度は「関節角度」画面中に
数値で表示される。オペレータがその角度を関節リミッ
トの最小値として設定するのが適切であると判断する
と、図70に示す「関節リミット」画面中の最小値の角
度入力位置に数値入力のためのカーソル(図70ではア
ンダーラインで示されている)を動かしておきキーボー
ドからその角度を数値入力する。
(ここでは「部品2」)を動かして、今度は最大値を数
値入力する。これにより、その指定した部品(部品2)
の関節についての関節リミットが設定される。以上の手
順を各関節について順次行なう。図71は、図70を参
照して説明した関節リミット設定方法の変形例を示す図
である。
は、「最大値」、「最小値」の欄に指定用の枠が設けら
れている。図45に示す「関節角度」画面中のバリュエ
ータを動かすことにより、あるいはキーボードからの数
値入力により、回転角度を入力し、その角度を最小値な
いし最大値として設定しようとするとき、図71に示す
「関節リミット」画面中の最大値ないし最大値に対する
枠をマウス操作でピッキングする。そうすると、「関節
角度」画面中に表示された角度が、「関節リミット」画
面中の、最小値ないし最大値の数値入力の欄に入力され
て表示される。
が、直動型関節についても同様の手法で関節リミットを
設定することができる。ここではその説明およびその説
明のための図の掲載は省略する。次に、関節設定の他の
手法について説明する。図72は、CG画面上に二次元
的に表示された部品を示す模式図、図73は、CG画面
上に二次元的に表示された部品に、二次元的に表示され
た立体関節マークを配置する様子を示した模式図であ
る。
「視点等」のボタンを押してプルダウンメニューを開
き、「三面図表示」を選択すると、CG表面上にそれぞ
れが二次元的に描かれた三面図(x−y平面図,y−z
平面図,x−z平面図)が表示される。但し、図72に
はx−z平面図のみ示されている。三面図は、x,y,
zの各方向毎に立体関節マーク(ここでは二次元表示さ
れた立体関節マーク)を正確に位置合わせすることがで
きるため好ましい。
「関節種類」のボタンを押して図46に示すプルダウン
メニューを開き、「立体関節マーク選択」を選択してさ
らにそのプルダウンメニューを開き、「立体関節マーク
(2次元)」を選択して「立体関節マーク」画面を開
き、所望の関節(ここでは「回転型関節」とする)を選
択する。
図面(例えば図72、図73の例ではx−z平面)上の
回転軸上にマウスのカーソルを移動させてマウスボタン
を押すと、そのときのカーソル位置が回転型関節の回転
軸の位置として定められ、その位置に回転型関節の立体
関節マークが表示される。図72に示すx−z平面上で
回転軸を指定したとき、図73のx−y平面,y−z平
面に示すように、表示された立体関節マークが部品から
離れ過ぎている場合がある。このときは、図45に示す
「関節位置設定」画面を開き、バリュエータ等で、その
立体関節マークを、その回転軸方向にのみ移動させる。
(ここではx−z平面)上で手前方向(紙面(画面)の
表面に向いた方向)をデフォルト値とし、マウスボタン
操作で奥行き方向(紙面(画面)の裏面が向いた方向)
に反転させる。回転方向は、前述したように、右ねじが
進む方向が正である。ここでは、回転軸のみ定まってお
り、回転軸基準点(関節の回転角度が零度の方向)は未
だ設定されておらず、またこの回転軸をもつ関節で結合
されるべき、部品(子部品)および親部品は未だ指定さ
れていない。回転軸基準点の方向は、図49(D)を参
照して説明した手法と同じ手法で設定される。
と親部品の選択も、前述と同様に、図6に示す「部品選
択」ないし「親部品選択」を選択した後にCG画面上の
部品をピッキングすること等により、指定される。ある
いは、以下に説明する手法で、部品(子部品)、親部品
を選択してもよい。
定の一手法の説明図である。図46に示すメニュー中の
「スケール変換」を選択する。すると、図74に示す
「立体関節マークスケール変換」画面が表示されるとと
もに、立体関節マークと干渉している部品の一覧(図7
4(a)の例では、「部品0」、「部品1」、「部品
3」の3つ)が表示される。そこで、その立体関節マー
クの寸法を縮めると、図74(b)のように、その立体
関節マークと干渉している部品は「部品」と「部品1」
との2つのみとなる。この段階で、その2つの部品のう
ちの一方の部品をピッキング、部品名入力等により親部
品として指定すると、その残りの部品は自動的に、子部
品として指定される。
を配設した後、図46に示す「適用」ボタンを押すか、
あるいは図45に示す「関節計算」を選択すると、その
リンク機構の関節データ(D−Hパラメータとそのパラ
メータ値)が算出される。図75、図76は、CG画面
上に二次元的に表示された部品に、二次元的に表示され
た立体関節マーク(ここでは直動型関節用の立体関節マ
ーク)を配置する様子を示した模式図である。
おり、図46に示す「立体関節マーク」画面で「直動型
関節」を選択した後、図75に示すy−z平面上の関節
点にカーソルを移動して指定すると、その指定された位
置に直動型関節の立体関節マークが配置される。y−z
平面以外の、x−y平面、x−z平面上での立体関節マ
ークの位置がずれている時は、図45に示す「関節位
置」画面を開いて、その立体関節マークを直動方向に移
動させることによって位置合わせを行なう。以下の処理
も回転型関節の場合と同様であり説明は省略する。また
固定型関節についても同様の手順により配置することが
できるため、説明図の掲載および説明の双方を省略す
る。固定型関節の場合、その配置位置、姿勢は任意でよ
いことは前述したとおりである。
構成する部品の形状データだけでなく、その部品の関節
の位置、姿勢を座標系で指定し、形状データとともにそ
の関節を表わす座標系のデータも入力される場合の、関
節定義の手順について説明する。ここでも、先ず複数の
部品が組み立てられた状態の形状データを入力する場合
について説明し、次いで、ばらばらな状態の部品の形状
データを入力する場合について説明する。
図78は関節設定メニューのプルダウンメニューを示す
図、図79は関節座標系の作成規則を示す説明図であ
る。また、図80は、組み立てられた状態の形状データ
を入力する場合の関節定義方式の説明図である。ここで
は、図80に示すように、CADシステムには、以下の
条件が課されているものとする。
節、直動型関節の位置、姿勢に座標を配置する。関節座
標を配置する際には、図79に示すような、以下の規則
に従う。すなわち、回転型関節の場合は、z軸を回転軸
の方向とし、回転方向は、右まわり方向を正方向とす
る。また、x軸を回転基準点(関節角度が零度の方向)
とする。直動型関節の場合は、Z軸を正の進行方向と
し、xy平面を直動基準点とする。
系の名、位置、姿勢の情報をファイル出力する。CAD
システムに上記の条件を課した上で、本実施形態では以
下の手順により関節を定義する。 (1)組み立てられた状態の部品の形状データを含むC
ADファイルの呼び込み図77に示す機構解析メインメ
ニュー中の「CADファイル呼込」を選択してプルダウ
ンメニューを開き、「組立状態」のボタンを押すと「製
品名」のメニューが表示される。そこで、所望の製品名
(例えば「製品2」)を選択して、その製品の組み立て
た状態の形状データを呼び込み、CG画面に表示する。
タンを押してプルダウンメニューを開き、「関節用座標
系」のボタンを押すと、CADファイルのデータを基
に、CG画面上に、図80に示すような関節用標座標系
が表示される。 (3)関節設定 図77に示す関節設定メニュー中の「関節種類」のボタ
ンを押すと、図78に示すようなプルダウンメニューが
表示され、「関節種類選択」を選択すると「関節種類選
択」画面が表示される。そこで所望の型の関節(例えば
「回転型関節」)を選択し、ついで、CG画面上に表示
されている関節用座標系のうち、今回選択した型の関節
を配置しようとする関節用座標系をマウス操作によりピ
ッキングで指定する。指定された関節用座標系は、指定
されたことを明示するために、例えば赤色に変色する。
し、図80に示すCG画面上で対応する部品(例えば
「部品1」)をマウス操作によりピッキングすることに
よりその部品を選択する。同様に、図78に示す「親部
品選択」を選択し、図80に示すCG画面上で対応する
部品(例えば「部品0」をピッキングにより選択する。
に、所望の型の関節の立体関節マークが表示される。上
記の手順を繰り返し全ての関節用座標系に各所望の型の
関節の立体関節マークを表示させた後、図77に示す
「関節計算」ボタンを押すと、D−Hパラメータおよび
そのパラメータ値からなる関節データが求められる。
を呼び込む場合について説明する。この場合、CADシ
ステムには、上述の組立て後の形状データを呼び込む場
合にCADシステムに課した条件のうち、(2)の部品
の組立てデータの作成という条件は免除される。図81
〜図85は、ばらばらな状態の部品の形状データを呼び
込んで関節を設定する手順の説明図である。
「CADファイル呼込」を選択し、そのプルダウンメニ
ュー中から「部品」ボタンを押し、CADシステムで作
成された3次元形状データのファイルを呼び込む。部品
毎に読み込んで、それらの部品を、例えばバリュエータ
や数値入力により、CG画面内の任意の位置、姿勢に配
置する(図81参照)。あるいは「CADファイル呼
込」のプルダウンメニューから「任意配置」ボタンをマ
ウスで選択し、ファイルの製品名を選択すると、その製
品を構成する複数の部位品が、CADシステムの出力フ
ァイル中に書かれた位置、姿勢に配置されて、その製品
表示される。
のボタンを押してプルダウンメニューを開き「関節用座
標系」のボタンを押すと、CADファイルのデータを基
に、図82のように、CG画面上に関節用座標系が表示
される。次に、関節設置メニューの「関節設置」のボタ
ンを押してプルダウンメニューを開き、「関節種類選
択」を選択し、「関節種類選択」画面の中から、「回転
型関節」(または「直動型関節」、「固定型関節」)を
メニューから選択する。ここでは「回転型関節」が選択
されるものとする。次いで、座標系Σ11(図82参
照)をマウスでピッキングする。さらに、座標系Σ01
をマウスでキッピングすると、D−Hパラメータおよび
そのパラメータ値を算出してΣ01に座標系を重ねるよ
うに部品を再配置する(図83参照)。
なう。回転軸(デフォルトはZ軸)と基準点(デフォル
トはX軸)を自動的に表示する。設計者がCADシステ
ムで回転軸を意識して座標系を配置した場合は、ほとん
どの場合、座標系は正しく設定されているものと考えら
れているが、もし意図した座標系と異なっているとき
は、関節設定メニューの「編集」のボタンを押してプル
ダウンメニューを開き、「位置」ないし「姿勢」のボタ
ンを押して、「関節位置設定」もしくは「関節姿勢設
定」の画面を開き、バリュエータ等により設置し直す。
この微調整を含む「編集」については後で詳細に説明す
る。尚、図77に示すこれらの画面では「適用」ボタン
は図示が省略されている。他の画面についても図示が省
略されているものもある。
準点のデフォルトを表示すると同時、にそれで良いかど
うかを確認するメニューを画面に出し、「Yes」また
は「No」のボタンをマウスで選択することでユーザの
意志を確認し、「No」の場合には直ちに編集モードに
入り、バリュエータ等を表示してもよい。基準点(関節
の回転角度零度の点)は以下のようにして設定する。
「関節角度」画面を開いた状態で、例えば「関節1」を
キーボードで入力する。CG画面を見ながら、バリュエ
ータまたは数値入力で関節角度を入力して、部品を移動
させる。
を押してプルダウンメニューを開き「基準点設定」のボ
タンを押すと、「基準点設定」画面が表示される。「基
準点設定」ボタンを押すと、その角度が新たな基準点と
なる。図77の「関節計算のボタンを選択すると、リン
クパラメータであるD−Hパラメータおよびそのパラメ
ータ値が算出される。
節設定メニューの「編集」のボタンを押してプルダウン
メニューを開いて、「位置」ないし「姿勢」のボタンを
押した場合、あるいは、回転軸と基準点のデフォルトを
表示すると同時にそれで良いかどうかを確認するメニュ
ーを表示しその画面上で「No」のボタンが押された場
合に関節の「編集」が行なわれる。CADシステムで定
義された関節用座標系は、±90°、±180°などの
角度で間違えて配置されている可能性が高い。そこで、
まず、関節設定メニューの「編集」のボタンを押してプ
ルダウンメニューを開き「姿勢(簡易)」を選択する。
すると、6個の回転軸方向のボタンを持つメニューが表
示される。
転軸は、対応する軸の方向に向きを変えて表示される。
それらでは表わせない姿勢に変更したい場合は、「その
他」のボタンを押すか、あるいは関節設定メニューの
「編集」のボタンを押してプルダウンメニューを開き
「姿勢」のボタンを押すことにより、「関節姿勢設定メ
ニュー」画面を開き、あるいは数値入力で回転軸を移動
させる。位置を変更したい場合には、関節設定メニュー
の「編集」のボタンを押してプルダウンメニューを開
き、「位置」のボタンを押して、「関節位置設定」画面
を開き、バリュエータ、数値入力で移動させる。この
時、機構解析メインメニューの「視点等」を選択し、
「三面図表示」を選択すると、x,y,z軸方向から見
た三面図が表示され、各方向の位置、姿勢合わせを正確
に行ない易くなる。
と繰り上げの表示手法の説明図である。基準座標から適
度に離れてみた(適度に縮小された)部品が、CADフ
ァイルに書かれた順、または呼び込まれた順に各サブウ
インドウに表示される。関節設定により部品が結合され
ると、その結合された部品はメインウインドウに移り、
空になったサブウインドウに残りの部品が表示される。
やすい画面となり関節設定が一層容易となる。図87
は、仮想的な関節モデルを含むCG画面の例を示す図で
ある。上述の説明では、CADシステムで関節座標系が
定義されるとして説明したがCADシステムで、関節座
標系の代わりに関節の位置、姿勢を模擬した仮想的な関
節モデルを作成し、CADシステムからその関節モデル
の位置、姿勢のデータを受け取ってその位置、姿勢に立
体関節モデルを配置し、その後の手順を進めてもよい。
この仮想的な関節モデルは、作成が簡単な形状(円錐、
円柱など)でよく、色データ(例えばRGB値が0.1
1,0.11,0.11など)により、部品の部分と関
節モデルとを区別することが好ましい。
構解析装置によれば、リンク機構の機構解析を、簡単な
操作で行うことができる。また、本発明のリンク機構関
節データ演算装置によれば、関節の種類やその動きが直
感的に解り易く、表示される画面を見ながら、簡単な操
作で、リンク機構の関節データを生成するために必要と
なる関節に関するデータを入力することができる。
の基本ブロック図である。
ロック図である。
観図である。
図である。
わした図である。
1リンクの選択の操作手順を示す説明図である。
系および親子関係を示す図である。
よび親子関係を示す図である。
よび親子関係を示す図である。
CG画面と、「駆動部選択」のサブメニューとを示した
図である。
を示した図である。
図である。
である。
る。
るための、各種マウスボタンの模式図である。
の、駆動量を表わす指令値入力に対応した逆運動学を示
した図である。
を表わす指令値入力に対応した逆運動学を示した図であ
る。
を表わす指令値入力に対応した逆運動学を示した図であ
る。
表わした図である。
タイトル群を示す図である。
図である。
ある。
ある。
ンク機構モデルの順運動学、およびそれら2つのリンク
機構モデルの、リンク座標系、親子関係、指令値入力に
対する逆運動学を示した図である。
G画面の例を示す図である。
第1リンクの選択の操作手順を示す説明図である。
ている場合の第1リンクの自動判定法の説明図である。
る場合の第1リンクの自動判定法の説明図である。
る場合の第1リンクの自動判定法の説明図である。
機構が表示されている場合において、一方のクランクの
第1リンクが既に選択されている場合の第1リンクの自
動判定法の説明図である。
されたCGモデル(B)を示した図である。
クに分解して示した図である。
である。
る。
像データの作成法の説明図である。
面の編集法の説明図である。
の編集法の説明図である。
の計算法の説明図である。
力学を用いて、リンクに外力を加えた場合の関節角度を
求める手法の説明図である。
力学を用いて、関節にトルクを発生させた場合の関節角
度を求める手法の説明図である。
ループ系リンク機構における拘束力発生の説明図であ
る。
す図である。
明図である。
示した説明図である。
形状データに基づくCG画面を表わした図である。
図である。
る。
基づくCG画面を表わした図である。
ある。
基づくCG画面を表わした図である。
の説明図である。
の説明図である。
明図である。
る手法の説明図である。
る手法の説明図である。
る手法の説明図である。
る手法の説明図である。
型関節の立体関節マーク)を示した図である。
る。
小値マークの例を示す図である。
小値マークの例を示す図である。
の立体関節マークを示した図である。
の表示例を示した例である。
れた最大値マーク、最小値マークの例を示す図である。
れた最大値マーク、最小値マークの例を示す図である。
る。
方法の変形例を示す図である。
す模式図である。
二次元的に表示された立体関節マークを配置する様子を
示した模式図である。
説明図である。
す模式図である。
二次元的に表示された立体関節マーク(ここでは直動型
関節用の立体関節マーク)を配置する様子を示した模式
図である。
す図である。
場合の関節定義方式の説明図である。
んで関節を設定する手順の説明図である。
んで関節を設定する手順の説明図である。
んで関節を設定する手順の説明図である。
んで関節を設定する手順の説明図である。
んで関節を設定する手順の説明図である。
表示手法の説明図である。
す図である。
Claims (19)
- 【請求項1】 リンクおよび関節を有する複数種類のリ
ンク機構モデルそれぞれについての順運動学の解析的解
法、および該複数種類のリンク機構モデルそれぞれにつ
いての該リンク機構モデルの有するリンクおよび関節そ
れぞれを該リンク機構モデルを駆動する駆動源としたと
きの逆運動学の解析的解法が記述されたファイルを記憶
するファイル記憶手段、 リンクおよび関節を有する被解析用リンク機構の三次元
形状を表わす形状データと、該被解析用リンク機構を構
成するリンクおよび関節の結合関係を表わすパラメータ
および該パラメータのパラメータ値が記述された関節デ
ータとを入力するデータ入力手段、 前記複数種類のリンク機構のモデルの中から、前記デー
タ入力手段により入力された形状データにより表わされ
る三次元形状に対応するリンク機構モデルを選択するた
めの第1の操作子、 前記データ入力手段により入力された形状データにより
表わされる三次元形状を有する被解析用リンク機構を駆
動する駆動源を指定する第2の操作子、 前記第2の操作子の操作により指定された駆動源の駆動
量を入力する第3の操作子、および前記データ入力手段
により入力された関節データに含まれる前記パラメータ
値および前記第3の操作子の操作により入力された駆動
量を代入して、前記第1の操作子の操作により選択され
たリンク機構モデルに対応する順運動学の解析的解法、
および、前記第2の操作子の操作により指定された前記
被解析用リンク機構の駆動源に対応する逆運動学の解析
的解法を数値的に解く演算手段を備えたことを特徴とす
るリンク機構解析装置。 - 【請求項2】 リンクおよび関節を有する複数種類のリ
ンク機構モデルそれぞれについての順運動学および動力
学の解析的解法が記述されたファイルを記憶するファイ
ル記憶手段、 リンクおよび関節を有する被解析用リンク機構の三次元
形状を表わす形状データと、該被解析用リンク機構を構
成するリンクおよび関節の結合関係を表わすパラメータ
および該パラメータのパラメータ値が記述された関節デ
ータとを入力するデータ入力手段、 前記複数種類のリンク機構のモデルの中から、前記デー
タ入力手段により入力された形状データにより表わされ
る三次元形状に対応するリンク機構モデルを選択するた
めの第1の操作子、 前記データ入力手段により入力された形状データにより
表わされる三次元形状を有する被解析用リンク機構を駆
動する駆動源を指定する第2の操作子、 前記第2の操作子の操作により指定された駆動源の駆動
力を入力する第3の操作子、および前記データ入力手段
により入力された関節データに含まれる前記パラメータ
値および前記第3の操作子の操作により入力された駆動
力を代入して、前記第1の操作子の操作により選択され
たリンク機構モデルに対応する順運動学および動力学を
数値的に解く演算手段を備えたことを特徴とするリンク
機構解析装置。 - 【請求項3】 前記データ入力手段により入力された形
状データにより表わされる三次元形状のグラフィックス
画面、および前記第1の操作子の操作により選択された
リンク機構モデルを表わすリンク機構モデル画面を表示
する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2
記載のリンク機構解析装置。 - 【請求項4】 前記表示手段が、順次指定されることに
より所望のリンク機構モデルの指定に到達する複数のメ
ニュータイトルを表示するものであり、前記第1の操作
子が、前記表示手段に表示されたメニュータイトルを指
定する操作を行なうものであることを特徴とする請求項
3記載のリンク機構解析装置。 - 【請求項5】 前記複数のメニュータイトルが、自由度
で分類されてなるリンク機構モデルの各群を表わすメニ
ュータイトルを含むものであることを特徴とする請求項
4記載のリンク機構解析装置。 - 【請求項6】 前記第2の操作子が、前記表示手段に表
示された前記グラフィックス画面上のリンクを指示する
操作と、該リンク、および該リンクを連結する関節のい
ずれを駆動源とするかを指示する操作との双方の操作を
行うものであることを特徴とする請求項3記載のリンク
機構解析装置。 - 【請求項7】 前記表示手段が、前記リンク機構モデル
画面に、選択可能な駆動源を表わすマークを重畳させて
表示するものであり、前記第2の操作子が、前記マーク
のうちの1つを指定する操作を行なうものであることを
特徴とする請求項3記載のリンク機構解析装置。 - 【請求項8】 前記データ入力手段により入力された形
状データにより表わされる三次元形状を有する被解析用
リンク機構を構成するリンクのうち最も根元に位置する
第1リンクを指定する第4の操作子を備えたことを特徴
とする請求項1又は2記載のリンク機構解析装置。 - 【請求項9】 前記データ入力手段により入力された前
記関節データに含まれる前記パラメータに基づいて、該
データ入力手段により入力された形状データにより表わ
される三次元形状を有する被解析用リンク機構を構成す
るリンクのうち最も根元に位置する第1リンクを検出す
る第1リンク検出手段を備えたことを特徴とする請求項
1又は2記載のリンク機構解析装置。 - 【請求項10】 前記複数種類のリンク機構モデルのう
ちの複数のリンク機構モデルを組み合わせることによ
り、新たな種類のリンク機構モデルを構築する新リンク
機構モデル構築手段を備えたことを特徴とする請求項1
又は2記載のリンク機構解析装置。 - 【請求項11】 リンクおよび関節を有するリンク機構
を構成する複数の部品の三次元形状を表わす形状データ
を入力する形状データ入力手段、 関節を種類別に三次元的にモデル化してなる複数種類の
立体関節マークの中からいずれかの立体関節マークを選
択して、選択した立体関節マークを、前記形状データ入
力手段により入力された部品どうしが結合される関節部
分に、所定の位置および所定の姿勢に配置することによ
り、該部品どうしを結合する関節の種類、位置および姿
勢を定義する関節定義用操作子、 前記形状データ入力手段により入力された部品および前
記立体関節マークを表示する表示手段、および前記立体
関節マークが前記関節部分に配置されたことを受けて、
該立体関節マークが配置された部品を含むリンク機構の
リンクおよび関節の結合関係を表わすパラメータと該パ
ラメータのパラメータ値とが記述された関節データを求
める関節データ演算手段を備えことを特徴とするリンク
機構関節データ演算装置。 - 【請求項12】 前記形状データ入力手段が、相互に組
み立てられた状態の複数の部品の三次元形状を表わす形
状データを入力するものであって、 前記関節定義用操作子が、前記形状データ入力手段によ
り入力された、相互に組み立てられた状態に配置された
複数の部品の関節部分に、前記立体関節マークを配置す
るものであることを特徴とする請求項11記載のリンク
機構関節データ演算装置。 - 【請求項13】 前記形状データ入力手段が、組立前の
状態の複数の部品の三次元形状を表わす形状データを入
力するものであって、 前記関節定義用操作子が、相互に結合される複数の部品
の各関節部分それぞれに、位置および姿勢が相互に対応
することを示す各立体関節マークをそれぞれ配置するも
のであることを特徴とする請求項11記載のリンク機構
関節データ演算装置。 - 【請求項14】 前記立体関節マークが前記部品に干渉
したか否かを検査する干渉チェック手段を備えたことを
特徴とする請求項11記載のリンク機構関節データ演算
装置。 - 【請求項15】 前記形状データ入力手段が、前記形状
データとともに関節位置を表わす関節位置データを入力
するものであって、 前記関節定義用操作子が、前記関節位置データが表わす
関節位置に前記立体関節マークを配置する操作を含む操
作を行なうためのものであることを特徴とする請求項1
1記載のリンク機構関節データ演算装置。 - 【請求項16】 前記表示手段が、前記部品を所定の方
向に投影した二次元形状を表示するものであって、 前記関節定義用操作子が、前記二次元形状中の関節位置
を指定することにより該関節位置に前記立体関節マーク
を配置する操作を含む操作を行なうためのものであるこ
とを特徴とする請求項11記載のリンク機構関節データ
演算装置。 - 【請求項17】 関節により結合された部品の移動限界
を定めるための関節リミット定義用操作子を備えたこと
を特徴とする請求項11記載のリンク機構関節データ演
算装置。 - 【請求項18】 前記立体関節マークが、関節により結
合された部品の移動位置を模擬するマーク部分を有し、
前記関節リミット定義用操作子が、前記マーク部分を該
部品の移動限界位置に対応する位置に移動させることに
よって該部品の移動限定を定めるものであることを特徴
とする請求項17記載のリンク機構関節データ演算装
置。 - 【請求項19】 前記関節リミット定義用操作子が、前
記表示手段に表示された、関節により結合された部品を
該部品の移動限界位置に移動させることによって該部品
の移動限界を定めるものであることを特徴とする請求項
17記載のリンク機構関節データ演算装置。
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