JPH09190377A - メモリアクセス制御回路 - Google Patents
メモリアクセス制御回路Info
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- JPH09190377A JPH09190377A JP8003653A JP365396A JPH09190377A JP H09190377 A JPH09190377 A JP H09190377A JP 8003653 A JP8003653 A JP 8003653A JP 365396 A JP365396 A JP 365396A JP H09190377 A JPH09190377 A JP H09190377A
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- space memory
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- memory
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 DSPのプログラム空間とデータ空間に対す
るアクセスを高速にする。 【解決手段】 CPU21は、2つのチップセレクト信
号CS1/,CS2/とリードライト信号RDor(WR/) を
送出し、それらはORゲート32〜36、スリーステー
トバッファァ38〜41、及びインバータ37で構成さ
れる回路を介して、各RAM23,24のチップイネー
ブル端子TCS/ 、書込み制御端子TWE/ 及び読出し制御
端子TOE/ にそれぞれ与えられる。これにより、RAM
23にはプログラム、RAM24にはデータがダウンロ
ードされる。DSP22はそれらRAM23,24に対
してアクセスを行って演算を実行する。ここで、DSP
22の送出するアクセス用のストローブ信号MSTRB/、読
出し選択信号PS/,DS/及びリードライト信号Ror
(W/) は、直接、各RAM23,24に端子TCS/ ,T
WE/ ,TOE/ にそれぞれ入力される。
るアクセスを高速にする。 【解決手段】 CPU21は、2つのチップセレクト信
号CS1/,CS2/とリードライト信号RDor(WR/) を
送出し、それらはORゲート32〜36、スリーステー
トバッファァ38〜41、及びインバータ37で構成さ
れる回路を介して、各RAM23,24のチップイネー
ブル端子TCS/ 、書込み制御端子TWE/ 及び読出し制御
端子TOE/ にそれぞれ与えられる。これにより、RAM
23にはプログラム、RAM24にはデータがダウンロ
ードされる。DSP22はそれらRAM23,24に対
してアクセスを行って演算を実行する。ここで、DSP
22の送出するアクセス用のストローブ信号MSTRB/、読
出し選択信号PS/,DS/及びリードライト信号Ror
(W/) は、直接、各RAM23,24に端子TCS/ ,T
WE/ ,TOE/ にそれぞれ入力される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホストの中央処理
装置(以下、CPUという)からライトが可能であり、
ターゲットのデジタル・シグナル・プロセッサユニット
(以下、DSPという)からリードとライトが可能であ
るメモリのメモリアクセス制御回路に関するものであ
る。
装置(以下、CPUという)からライトが可能であり、
ターゲットのデジタル・シグナル・プロセッサユニット
(以下、DSPという)からリードとライトが可能であ
るメモリのメモリアクセス制御回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来のアクセス制御回路を示す
回路である。このアクセス制御回路は、CPU1とDS
P2間に設けられたプログラム空間用ランダムアクセス
メモリ(以下、RAMという)3とデータ空間用RAM
4に対するCPU1及びDSP2のアクセスの制御を行
う回路である。CPU1は、RAM3に対してプログラ
ムを、RAM4に対してデータの初期値をそれぞれダウ
ンロードするものであり、DSP2は、各RAM3,4
上のプログラム空間とデータ空間を使用して演算を行う
ものである。DSP2は、プログラム空間及びデータ空
間に対する2つのアドレス空間を持つので、これらの供
給を2つの信号PS/,DS/(以下、/で示される信
号は、“L”レベルのとき有効となる信号を示す)で指
示するようになっている。DSP2はRAM3とRAM
4に対する共通のメモリストローブ信号としてMSTRB/を
出力すると共に、読出し(リード)または書込み(ライ
ト)を指示するリードライト信号Ror(W/)を出力するよ
うになっている。
回路である。このアクセス制御回路は、CPU1とDS
P2間に設けられたプログラム空間用ランダムアクセス
メモリ(以下、RAMという)3とデータ空間用RAM
4に対するCPU1及びDSP2のアクセスの制御を行
う回路である。CPU1は、RAM3に対してプログラ
ムを、RAM4に対してデータの初期値をそれぞれダウ
ンロードするものであり、DSP2は、各RAM3,4
上のプログラム空間とデータ空間を使用して演算を行う
ものである。DSP2は、プログラム空間及びデータ空
間に対する2つのアドレス空間を持つので、これらの供
給を2つの信号PS/,DS/(以下、/で示される信
号は、“L”レベルのとき有効となる信号を示す)で指
示するようになっている。DSP2はRAM3とRAM
4に対する共通のメモリストローブ信号としてMSTRB/を
出力すると共に、読出し(リード)または書込み(ライ
ト)を指示するリードライト信号Ror(W/)を出力するよ
うになっている。
【0003】一方、CPU1側からは、2つの空間を選
択するチップセレクト信号CS1/,CS2/と、リー
ドライト信号RDor(WR/) とを出力する構成である。図2
のアクセス制御回路には、CPU1側からRAM3,4
に対するアクセスをするか、DSP2からRAM3,4
にアクセスするかをそれぞれ“L”と“H”で示す方向
指示信号RAMDIRが入力されている。アクセス制御回路
は、ストローブ信号MSTRB/のレベルに応じて信号PS/
を通過させるORゲート5と、ストローブ信号MSTRB/の
レベルに応じて信号DS/を通過させるORゲート6と
を備えている。ORゲート5の出力側には、方向指示信
号RAMDIRを制御入力とするトライスートバッファ7が接
続され、このトライスートバッファ7の出力側が、RA
M3のチップセレクト端子TCS/ に接続されている。O
Rゲート6の出力側には、方向指示信号RAMDIRを制御入
力とするトライスートバッファ8が接続され、このトラ
イスートバッファ8の出力側が、RAM4のチップセレ
クト端子TCS/ に接続されている。なお、ストローブ信
号MSTRB/と信号PS/,DS/は、プルアップ抵抗9,
10,11でそれぞれレベルが設定される構成である。
リードライト信号Ror(W/)は、各RAM3,4の書込み
制御TWE/ にそれぞれ直接入力される接続である。一
方、CPU1から出力されるチップセレクト信号CS1
/は、RAM3のチップセレクト端子TCS/ に直接入力
され、チップセレクト信号CS2/はRAM4のチップ
セレクト端子TCS/ に直接入力される接続である。信号
リードライト信号RDor(WR/) は、各RAM3,4の書込
み制御端子TWE/ にそれぞれ直接入力される接続であ
る。各RAM3,4の読出し制御端子TOE/ はそれぞれ
接地され、いつでも読出しが可能になっている。また、
方向指示信号RAMDIRは、DSP2のホールド端子T
HOLD/ に入力されると共に、インバータ9を介してCP
U1のホールド端子THOLD/ に入力される接続である。
CPU1とDSP2は、ホールド端子THOLD/ のレベル
が“H”になると、アクセスの待機状態になる構成であ
る。
択するチップセレクト信号CS1/,CS2/と、リー
ドライト信号RDor(WR/) とを出力する構成である。図2
のアクセス制御回路には、CPU1側からRAM3,4
に対するアクセスをするか、DSP2からRAM3,4
にアクセスするかをそれぞれ“L”と“H”で示す方向
指示信号RAMDIRが入力されている。アクセス制御回路
は、ストローブ信号MSTRB/のレベルに応じて信号PS/
を通過させるORゲート5と、ストローブ信号MSTRB/の
レベルに応じて信号DS/を通過させるORゲート6と
を備えている。ORゲート5の出力側には、方向指示信
号RAMDIRを制御入力とするトライスートバッファ7が接
続され、このトライスートバッファ7の出力側が、RA
M3のチップセレクト端子TCS/ に接続されている。O
Rゲート6の出力側には、方向指示信号RAMDIRを制御入
力とするトライスートバッファ8が接続され、このトラ
イスートバッファ8の出力側が、RAM4のチップセレ
クト端子TCS/ に接続されている。なお、ストローブ信
号MSTRB/と信号PS/,DS/は、プルアップ抵抗9,
10,11でそれぞれレベルが設定される構成である。
リードライト信号Ror(W/)は、各RAM3,4の書込み
制御TWE/ にそれぞれ直接入力される接続である。一
方、CPU1から出力されるチップセレクト信号CS1
/は、RAM3のチップセレクト端子TCS/ に直接入力
され、チップセレクト信号CS2/はRAM4のチップ
セレクト端子TCS/ に直接入力される接続である。信号
リードライト信号RDor(WR/) は、各RAM3,4の書込
み制御端子TWE/ にそれぞれ直接入力される接続であ
る。各RAM3,4の読出し制御端子TOE/ はそれぞれ
接地され、いつでも読出しが可能になっている。また、
方向指示信号RAMDIRは、DSP2のホールド端子T
HOLD/ に入力されると共に、インバータ9を介してCP
U1のホールド端子THOLD/ に入力される接続である。
CPU1とDSP2は、ホールド端子THOLD/ のレベル
が“H”になると、アクセスの待機状態になる構成であ
る。
【0004】図3は、図2中のCPUのRAMアクセス
を説明する信号波形図である。CPU1は、RAM3に
対してプログラムを、RAM4に対してデータの初期値
をそれぞれダウンロードする。ダウンロードのために、
CPU1は、チップセレクト信号CS1/またはCS2
/を“L”に設定すると共に、リードライト信号RDor(W
R/) を“L”にする。この状態で、CPU1がデータD
或いはプログラムPとアドレスAdと共に、RAM3及
びRAM4へ転送することで、クロック信号CKに同期
してダウンロードが行われる。なお、データD或いはプ
ログラムPとアドレスAdの転送は、図示しないアドレ
スバス及びデータバスを介して行われる。
を説明する信号波形図である。CPU1は、RAM3に
対してプログラムを、RAM4に対してデータの初期値
をそれぞれダウンロードする。ダウンロードのために、
CPU1は、チップセレクト信号CS1/またはCS2
/を“L”に設定すると共に、リードライト信号RDor(W
R/) を“L”にする。この状態で、CPU1がデータD
或いはプログラムPとアドレスAdと共に、RAM3及
びRAM4へ転送することで、クロック信号CKに同期
してダウンロードが行われる。なお、データD或いはプ
ログラムPとアドレスAdの転送は、図示しないアドレ
スバス及びデータバスを介して行われる。
【0005】図4は、図2中のDSPのRAMアクセス
を説明する信号波形図である。DSP2がRAM3上の
プログラムPを読出す場合、DSP2は、クロック信号
CKの立下がりでアドレスAdをアドレスバスに供給す
ると共に、信号PS/のレベルを“L”にし、リードラ
イト信号Ror(W/)を“H”にする。ここで、ストローブ
信号MSTRB/が“L”になると、RAM3からのリードが
可能になり、アドレスAdに対応するプログラムPが読
出される。DSP2がRAM4に対してデータDの書込
みを行う場合、クロック信号CKの立上りで、アドレス
Adをアドレスバスに供給すると共に、信号DS/のレ
ベルを“L”にし、リードライト信号Ror(W/)を“L”
にする。この状態でストローブ信号MSTRB/が“L”にな
ると、RAM4に対する書込みが可能になり、データD
がアドレスAdの示す位置に書込まれる。
を説明する信号波形図である。DSP2がRAM3上の
プログラムPを読出す場合、DSP2は、クロック信号
CKの立下がりでアドレスAdをアドレスバスに供給す
ると共に、信号PS/のレベルを“L”にし、リードラ
イト信号Ror(W/)を“H”にする。ここで、ストローブ
信号MSTRB/が“L”になると、RAM3からのリードが
可能になり、アドレスAdに対応するプログラムPが読
出される。DSP2がRAM4に対してデータDの書込
みを行う場合、クロック信号CKの立上りで、アドレス
Adをアドレスバスに供給すると共に、信号DS/のレ
ベルを“L”にし、リードライト信号Ror(W/)を“L”
にする。この状態でストローブ信号MSTRB/が“L”にな
ると、RAM4に対する書込みが可能になり、データD
がアドレスAdの示す位置に書込まれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
メモリアクセス制御回路では、次のような課題があっ
た。DSP2と各RAM3,4の間には、ORゲート
5,6とスリーステートバッファ6,8がそれぞれ設け
られている。そのため、DSP2が各RAM3,4に対
してアクセスを行うときのアクセス時間は、2素子分だ
け余計に必要となる。つまり、高速なアクセスができな
いという課題があった。
メモリアクセス制御回路では、次のような課題があっ
た。DSP2と各RAM3,4の間には、ORゲート
5,6とスリーステートバッファ6,8がそれぞれ設け
られている。そのため、DSP2が各RAM3,4に対
してアクセスを行うときのアクセス時間は、2素子分だ
け余計に必要となる。つまり、高速なアクセスができな
いという課題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するために、プログラム及びデータの初期値をダ
ウンロードするときにプログラム空間用メモリとデータ
空間用メモリに対してアクセスする第1の装置と、前記
プログラム空間用メモリへの書込みは行なわず、該プロ
グラム空間用メモリから読出したプログラムに基づき前
記データ空間用メモリにアクセスを行って動作する第2
の装置との間に設けられ、前記第1及び第2の装置の前
記プログラム空間用メモリと前記データ空間用メモリに
対するアクセスを制御するメモリアクセス制御回路にお
いて、次のような構成にしている。即ち、前記第2の装
置側から送出する前記プログラム空間用メモリ及び前記
データ空間用メモリに対するストローブ信号は、該前記
プログラム空間用メモリと前記データ空間用メモリのチ
ップセレクト端子にそれぞれ直接入力し、前記プログラ
ム空間用メモリからの読出しを選択する信号と前記デー
タ空間用メモリからの読出しを選択する信号とは、該プ
ログラム空間用メモリと該データ空間用メモリの読出し
制御端子にそれぞれ直接入力し、該データ空間メモリに
対する書込みを指示する信号は該データ空間用メモリの
書込み制御端子に直接入力する構成にしている。また、
前記第1の装置と前記プログラム空間用メモリ及びデー
タ空間用メモリとの間に、該第1の装置の送出するチッ
プセレクト信号に基づき該プログラム空間用メモリ及び
データ空間用メモリのチップセレクト端子を活性化する
信号を生成する回路と、該第1の装置の送出するチップ
セレクト信号とリードライト信号とに基づき該プログラ
ム空間用メモリの書込み制御端子または読出し制御端子
を選択的に活性化する信号を生成する回路と、該第1の
装置の送出するチップセレクト信号とリードライト信号
とに基づき該データ空間用メモリの書込み制御端子また
は読出し制御端子を選択的に活性化する信号を生成する
回路とを、設けている。
を解決するために、プログラム及びデータの初期値をダ
ウンロードするときにプログラム空間用メモリとデータ
空間用メモリに対してアクセスする第1の装置と、前記
プログラム空間用メモリへの書込みは行なわず、該プロ
グラム空間用メモリから読出したプログラムに基づき前
記データ空間用メモリにアクセスを行って動作する第2
の装置との間に設けられ、前記第1及び第2の装置の前
記プログラム空間用メモリと前記データ空間用メモリに
対するアクセスを制御するメモリアクセス制御回路にお
いて、次のような構成にしている。即ち、前記第2の装
置側から送出する前記プログラム空間用メモリ及び前記
データ空間用メモリに対するストローブ信号は、該前記
プログラム空間用メモリと前記データ空間用メモリのチ
ップセレクト端子にそれぞれ直接入力し、前記プログラ
ム空間用メモリからの読出しを選択する信号と前記デー
タ空間用メモリからの読出しを選択する信号とは、該プ
ログラム空間用メモリと該データ空間用メモリの読出し
制御端子にそれぞれ直接入力し、該データ空間メモリに
対する書込みを指示する信号は該データ空間用メモリの
書込み制御端子に直接入力する構成にしている。また、
前記第1の装置と前記プログラム空間用メモリ及びデー
タ空間用メモリとの間に、該第1の装置の送出するチッ
プセレクト信号に基づき該プログラム空間用メモリ及び
データ空間用メモリのチップセレクト端子を活性化する
信号を生成する回路と、該第1の装置の送出するチップ
セレクト信号とリードライト信号とに基づき該プログラ
ム空間用メモリの書込み制御端子または読出し制御端子
を選択的に活性化する信号を生成する回路と、該第1の
装置の送出するチップセレクト信号とリードライト信号
とに基づき該データ空間用メモリの書込み制御端子また
は読出し制御端子を選択的に活性化する信号を生成する
回路とを、設けている。
【0008】第2の発明は、プログラム及びデータの初
期値をダウンロードするときのみプログラム空間用メモ
リとデータ空間用メモリに対する書込みを行い、該プロ
グラム空間用メモリとデータ空間用メモリからの読出し
は行わない第1の装置と、前記プログラム空間用メモリ
への書込みは行なわず、該プログラム空間用メモリから
読出したプログラムに基づき前記データ空間用メモリに
アクセスを行って動作する第2の装置との間に設けら
れ、前記第1及び第2の装置の前記プログラム空間用メ
モリと前記データ空間用メモリに対するアクセスを制御
するメモリアクセス制御回路において、次のような構成
にしている。即ち、前記第2の装置側から送出する前記
プログラム空間用メモリ及び前記データ空間用メモリに
対するストローブ信号は、該前記プログラム空間用メモ
リと前記データ空間用メモリのチップセレクト端子にそ
れぞれ直接入力し、前記プログラム空間用メモリからの
読出しを選択する信号と前記データ空間用メモリからの
読出しを選択する信号とは、該プログラム空間用メモリ
と該データ空間用メモリの読出し制御端子にそれぞれ直
接入力し、該データ空間メモリに対する書込みを指示す
る信号は該データ空間用メモリの書込み制御端子に直接
入力する構成にしている。そして、前記第1の装置と前
記プログラム空間用メモリ及びデータ空間用メモリとの
間に、該第1の装置の送出するチップセレクト信号に基
づき該プログラム空間用メモリ及びデータ空間用メモリ
のチップセレクト端子を活性化する信号を生成する回路
と、該第1の装置の送出するチップセレクト信号とリー
ドライト信号とに基づき該プログラム空間用メモリの書
込み制御端子を活性化する信号を生成する回路と、該第
1の装置の送出するチップセレクト信号とリードライト
信号とに基づき該データ空間用メモリの書込み制御端子
を活性化する信号を生成する回路とを、設けている。
期値をダウンロードするときのみプログラム空間用メモ
リとデータ空間用メモリに対する書込みを行い、該プロ
グラム空間用メモリとデータ空間用メモリからの読出し
は行わない第1の装置と、前記プログラム空間用メモリ
への書込みは行なわず、該プログラム空間用メモリから
読出したプログラムに基づき前記データ空間用メモリに
アクセスを行って動作する第2の装置との間に設けら
れ、前記第1及び第2の装置の前記プログラム空間用メ
モリと前記データ空間用メモリに対するアクセスを制御
するメモリアクセス制御回路において、次のような構成
にしている。即ち、前記第2の装置側から送出する前記
プログラム空間用メモリ及び前記データ空間用メモリに
対するストローブ信号は、該前記プログラム空間用メモ
リと前記データ空間用メモリのチップセレクト端子にそ
れぞれ直接入力し、前記プログラム空間用メモリからの
読出しを選択する信号と前記データ空間用メモリからの
読出しを選択する信号とは、該プログラム空間用メモリ
と該データ空間用メモリの読出し制御端子にそれぞれ直
接入力し、該データ空間メモリに対する書込みを指示す
る信号は該データ空間用メモリの書込み制御端子に直接
入力する構成にしている。そして、前記第1の装置と前
記プログラム空間用メモリ及びデータ空間用メモリとの
間に、該第1の装置の送出するチップセレクト信号に基
づき該プログラム空間用メモリ及びデータ空間用メモリ
のチップセレクト端子を活性化する信号を生成する回路
と、該第1の装置の送出するチップセレクト信号とリー
ドライト信号とに基づき該プログラム空間用メモリの書
込み制御端子を活性化する信号を生成する回路と、該第
1の装置の送出するチップセレクト信号とリードライト
信号とに基づき該データ空間用メモリの書込み制御端子
を活性化する信号を生成する回路とを、設けている。
【0009】第1及び第2の発明によれば、以上のよう
にメモリアクセス制御回路を構成したので、プログラム
及びデータの初期値が、第1の装置側からダウンロード
されてプログラム空間用メモリとデータ空間用メモリに
格納される。第2の装置側が、プログラム空間用メモリ
とデータ空間用メモリに対してアクセスを行って動作す
る。ここで、第1の装置側からのプログラム空間メモリ
とデータ空間メモリに対するアクセスは、それらの間に
設けられた各回路によって制御され、第2の装置側から
出力されるアクセスに必要な信号は、該第2の装置から
直接、そのプログラム空間メモリ或いはデータ空間メモ
リに与えられる。
にメモリアクセス制御回路を構成したので、プログラム
及びデータの初期値が、第1の装置側からダウンロード
されてプログラム空間用メモリとデータ空間用メモリに
格納される。第2の装置側が、プログラム空間用メモリ
とデータ空間用メモリに対してアクセスを行って動作す
る。ここで、第1の装置側からのプログラム空間メモリ
とデータ空間メモリに対するアクセスは、それらの間に
設けられた各回路によって制御され、第2の装置側から
出力されるアクセスに必要な信号は、該第2の装置から
直接、そのプログラム空間メモリ或いはデータ空間メモ
リに与えられる。
【0010】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本発明の第1の実施形態を示すメモリアクセス
制御回路の回路図である。このメモリアクセス制御回路
は、第1の装置であるCPU21と第2の装置であるD
SP22間に設けられ、プログラム空間用RAM23と
データ空間用RAM24に対するそれらCPU21及び
DSP22のアクセスの制御を行う回路である。CPU
21は、RAM23にプログラムを、RAM24に対し
てデータの初期値をそれぞれダウンロードするものであ
る。DSP22は、各RAM23,24上のプログラム
空間とデータ空間を使用して演算を行うものであり、R
AM23上のプログラム空間に対する書込みを行わない
ものとする。即ち、CPU21からのRAMアクセス
は、DSP22からのRAMアクセスに比べて、高速性
は必要がない使用環境にある。
制御回路の回路図である。このメモリアクセス制御回路
は、第1の装置であるCPU21と第2の装置であるD
SP22間に設けられ、プログラム空間用RAM23と
データ空間用RAM24に対するそれらCPU21及び
DSP22のアクセスの制御を行う回路である。CPU
21は、RAM23にプログラムを、RAM24に対し
てデータの初期値をそれぞれダウンロードするものであ
る。DSP22は、各RAM23,24上のプログラム
空間とデータ空間を使用して演算を行うものであり、R
AM23上のプログラム空間に対する書込みを行わない
ものとする。即ち、CPU21からのRAMアクセス
は、DSP22からのRAMアクセスに比べて、高速性
は必要がない使用環境にある。
【0011】CPU21側からは、2つの空間を選択す
るチップセレクト信号CS1/,CS2/と、リードラ
イト信号RDor(WR/) とを出力する構成である。DSP2
2は、読出しのためにプログラム空間とデータ空間の2
つのアドレス空間を指示する2つの信号PS/,DS/
と、RAM23とRAM24の共通のメモリストローブ
信号MSTRB/と、リードまたはライトを指示するリードラ
イト信号Ror(W/)とを出力するようになっている。メモ
リアクセス制御回路には、CPU21側からRAM2
3,24に対するアクセスをするか、DSP22側から
RAM23,24にアクセスするかをそれぞれ“L”と
“H”で示す、従来と同様の方向指示信号RAMDIRが入力
されている。メモリアクセス制御回路は、ストローブ信
号MSTRB/のレベルを設定するプルアップ抵抗25と各信
号PS/,DS/のレベルをそれぞれ設定するプルアッ
プ抵抗26,27と、リードライト信号Ror(W/)のレベ
ルを設定するプルアップ抵抗28を有している。プルア
ップ抵抗25によってレベル設定されたストローブ信号
MSTRB/は、RAM23,24の両方のチップセレクト端
子TCS/ に直接入力されるようになっている。プルアッ
プ抵抗26,27によってレベル設定された各信号PS
/,DS/は、RAM23,24の読出し制御端子T
OE/ にそれぞれ直接入力されるようになっている。プル
アップ抵抗28によってレベル設定されたリードライト
信号Ror(W/)は、RAM24の書込み制御端子TWE/ に
直接入力されるようになっている。
るチップセレクト信号CS1/,CS2/と、リードラ
イト信号RDor(WR/) とを出力する構成である。DSP2
2は、読出しのためにプログラム空間とデータ空間の2
つのアドレス空間を指示する2つの信号PS/,DS/
と、RAM23とRAM24の共通のメモリストローブ
信号MSTRB/と、リードまたはライトを指示するリードラ
イト信号Ror(W/)とを出力するようになっている。メモ
リアクセス制御回路には、CPU21側からRAM2
3,24に対するアクセスをするか、DSP22側から
RAM23,24にアクセスするかをそれぞれ“L”と
“H”で示す、従来と同様の方向指示信号RAMDIRが入力
されている。メモリアクセス制御回路は、ストローブ信
号MSTRB/のレベルを設定するプルアップ抵抗25と各信
号PS/,DS/のレベルをそれぞれ設定するプルアッ
プ抵抗26,27と、リードライト信号Ror(W/)のレベ
ルを設定するプルアップ抵抗28を有している。プルア
ップ抵抗25によってレベル設定されたストローブ信号
MSTRB/は、RAM23,24の両方のチップセレクト端
子TCS/ に直接入力されるようになっている。プルアッ
プ抵抗26,27によってレベル設定された各信号PS
/,DS/は、RAM23,24の読出し制御端子T
OE/ にそれぞれ直接入力されるようになっている。プル
アップ抵抗28によってレベル設定されたリードライト
信号Ror(W/)は、RAM24の書込み制御端子TWE/ に
直接入力されるようになっている。
【0012】さらに、メモリアクセス制御回路には、C
PU21側のチップセレクト信号CS1/のレベルを設
定するプルアップ抵抗29と、チップセレクト信号CS
2/のレベルを設定するプルアップ抵抗30と、リード
ライト信号RDor(WR/) のレベルを設定するプルアップ抵
抗31とが、設けられている。プルアップ抵抗29によ
ってレベルの設定されたチップセレクト信号CS1/
は、3つの2入力ORゲート32,33,34の各一方
の入力端子に共通に入力され、プルアップ抵抗30によ
ってレベルの設定されたチップセレクト信号CS2/
は、2つの2入力ORゲート35,36の各一方の入力
端子に共通に入力されると共に、ORゲート32の他方
の入力端子に入力される接続である。プルアップ抵抗3
1によってレベルの設定されたリードライト信号RDor(W
R/) は、ORゲート33,36の他方の入力端子に入力
されると共に、インバータ37を介して各ORゲート3
4,35の他方の入力端子にそれぞれ入力される接続で
ある。
PU21側のチップセレクト信号CS1/のレベルを設
定するプルアップ抵抗29と、チップセレクト信号CS
2/のレベルを設定するプルアップ抵抗30と、リード
ライト信号RDor(WR/) のレベルを設定するプルアップ抵
抗31とが、設けられている。プルアップ抵抗29によ
ってレベルの設定されたチップセレクト信号CS1/
は、3つの2入力ORゲート32,33,34の各一方
の入力端子に共通に入力され、プルアップ抵抗30によ
ってレベルの設定されたチップセレクト信号CS2/
は、2つの2入力ORゲート35,36の各一方の入力
端子に共通に入力されると共に、ORゲート32の他方
の入力端子に入力される接続である。プルアップ抵抗3
1によってレベルの設定されたリードライト信号RDor(W
R/) は、ORゲート33,36の他方の入力端子に入力
されると共に、インバータ37を介して各ORゲート3
4,35の他方の入力端子にそれぞれ入力される接続で
ある。
【0013】ORゲート32及び各ORゲート34〜3
6の出力側には、方向指示信号RAMDIRの反転信号を制御
入力とするスリーステートバッファ38〜41がそれぞ
れ接続されている。ORゲート32とスリーステートバ
ッファ38は、プログラム空間用RAM23及びデータ
空間用RAM24のチップセレクト端子TCS/ を活性化
する信号を生成する回路である。スリーステートバッフ
ァ38の出力側はプルアップ抵抗25に接続され、プル
アップ抵抗25によってレベルの設定されたスリーステ
ートバッファ38の出力信号が、RAM23のチップセ
レクト端子TCS / に入力される接続である。ORゲート
33はRAM23の書込み制御端子TWE / を活性化する
信号を生成する回路である。ORゲート33の出力側は
プルアップ抵抗42に接続され、該プルアップ抵抗42
によってレベルの設定されたORゲート33の出力信号
が、RAM23の書込み制御端子TWE/ に入力される接
続である。インバータ37とORゲート34とスリース
テートバッファ39は、RAM23の読出し制御端子T
OE/ を活性化する信号を生成する回路である。スリース
テートバッファ39の出力側は、プルアップ抵抗26に
接続され、該プルアップ抵抗26によってレベルの設定
されたスリーステートバッファ39の出力信号が、RA
M23の読出し制御端子TOE/ に入力される接続であ
る。
6の出力側には、方向指示信号RAMDIRの反転信号を制御
入力とするスリーステートバッファ38〜41がそれぞ
れ接続されている。ORゲート32とスリーステートバ
ッファ38は、プログラム空間用RAM23及びデータ
空間用RAM24のチップセレクト端子TCS/ を活性化
する信号を生成する回路である。スリーステートバッフ
ァ38の出力側はプルアップ抵抗25に接続され、プル
アップ抵抗25によってレベルの設定されたスリーステ
ートバッファ38の出力信号が、RAM23のチップセ
レクト端子TCS / に入力される接続である。ORゲート
33はRAM23の書込み制御端子TWE / を活性化する
信号を生成する回路である。ORゲート33の出力側は
プルアップ抵抗42に接続され、該プルアップ抵抗42
によってレベルの設定されたORゲート33の出力信号
が、RAM23の書込み制御端子TWE/ に入力される接
続である。インバータ37とORゲート34とスリース
テートバッファ39は、RAM23の読出し制御端子T
OE/ を活性化する信号を生成する回路である。スリース
テートバッファ39の出力側は、プルアップ抵抗26に
接続され、該プルアップ抵抗26によってレベルの設定
されたスリーステートバッファ39の出力信号が、RA
M23の読出し制御端子TOE/ に入力される接続であ
る。
【0014】ORゲート36とスリーステートバッファ
40は、RAM24の書込み制御端子TWE/ を活性化す
る信号を生成する回路である。スリーステートバッファ
36の出力側はプルアップ抵抗28に接続され、該プル
アップ抵抗28によってレベルの設定されたスリーステ
ートバッファ40の出力信号が、RAM24の書込み制
御端子TWE/ に入力される接続である。ORゲート35
とスリーステートバッファ41は、RAM24の読出し
制御端子TOE/ を活性化する信号を生成する回路であ
る。スリーステートバッファ41の出力側はプルアップ
抵抗27に接続され、該プルアップ抵抗27によってレ
ベルの設定されたスリーステートバッファ41の出力信
号が、RAM24の読出し制御端子TOE/ に入力される
接続である。方向指示信号RAMDIRは、インバータ43を
介してCPU21のホールド端子THOLD/ に入力される
と共に、直接、DSP22のホールド端子THOLD/ に入
力される構成である。
40は、RAM24の書込み制御端子TWE/ を活性化す
る信号を生成する回路である。スリーステートバッファ
36の出力側はプルアップ抵抗28に接続され、該プル
アップ抵抗28によってレベルの設定されたスリーステ
ートバッファ40の出力信号が、RAM24の書込み制
御端子TWE/ に入力される接続である。ORゲート35
とスリーステートバッファ41は、RAM24の読出し
制御端子TOE/ を活性化する信号を生成する回路であ
る。スリーステートバッファ41の出力側はプルアップ
抵抗27に接続され、該プルアップ抵抗27によってレ
ベルの設定されたスリーステートバッファ41の出力信
号が、RAM24の読出し制御端子TOE/ に入力される
接続である。方向指示信号RAMDIRは、インバータ43を
介してCPU21のホールド端子THOLD/ に入力される
と共に、直接、DSP22のホールド端子THOLD/ に入
力される構成である。
【0015】図5は、図1中のRAMとCPUとDSP
を接続するバスを示す図である。CPU21とDSP2
2とRAM23,24とは、データバスB1とアドレス
バスB2とで接続され、RAM23,24がCPU21
とDSP22の両側からアクセス可能なように配線され
ている。図6は、図1の真理値とアクセス内容を説明す
る図であり、この図6を参照しつつ、図1のメモリアク
セス制御回路の動作を説明する。図6には、図1におけ
る各信号のレベルと、端子のレベルとが示されている。
例えば、方向指示信号RAMDIRが“H”のとき、CPU2
1のホールド端子THOLD / のレベルは“L”となり、C
PU21の送出するチップセレクト信号CS1/,CS
2/及びリードライト信号RDor(WR/) は、すべてハイイ
ンピーダンス状態となる。このとき、トライステートバ
ッファ38〜41の出力信号もすべて、ハイインピーダ
ンス状態になっている。そのため、RAM23のチップ
セレクト端子TCS/ と書込み制御端子TWE/ と読出し制
御端子TOE/ は、ストローブ信号MSTRB/と、プルアップ
抵抗42にレベルの設定されたORゲート33の出力信
号の“H”と、信号PS/の値をそれぞれ反映する。R
AM24のチップセレクト端子TCS/ と書込み制御端子
TWE/ と読出し制御端子TOE/ は、ストローブ信号MSTR
B/と、プルアップ抵抗28にレベルの設定されたリード
ライト信号Ror(W/) と、信号DS/の値を反映する。D
SP22側からRAM23のプログラム空間の読出し
(リード)を行う場合、各信号MSTRB/,PS/,DS
/,Ror(W/) のレベルは、それぞれ“L”,“L”,
“H”,“H”になり、RAM23の各端子TCS/ ,T
WE/ ,TOE/ のレベルはそれぞれ“L”,“H”,
“L”になる。よって、RAM23の内容が読出せるよ
うになる。このとき、RAM24の各端子TCS/ ,T
WE/ ,TOE/ のレベルはそれぞれ“L”,“H”,
“H”であり、RAM24に対するアクセスは、行われ
ない。
を接続するバスを示す図である。CPU21とDSP2
2とRAM23,24とは、データバスB1とアドレス
バスB2とで接続され、RAM23,24がCPU21
とDSP22の両側からアクセス可能なように配線され
ている。図6は、図1の真理値とアクセス内容を説明す
る図であり、この図6を参照しつつ、図1のメモリアク
セス制御回路の動作を説明する。図6には、図1におけ
る各信号のレベルと、端子のレベルとが示されている。
例えば、方向指示信号RAMDIRが“H”のとき、CPU2
1のホールド端子THOLD / のレベルは“L”となり、C
PU21の送出するチップセレクト信号CS1/,CS
2/及びリードライト信号RDor(WR/) は、すべてハイイ
ンピーダンス状態となる。このとき、トライステートバ
ッファ38〜41の出力信号もすべて、ハイインピーダ
ンス状態になっている。そのため、RAM23のチップ
セレクト端子TCS/ と書込み制御端子TWE/ と読出し制
御端子TOE/ は、ストローブ信号MSTRB/と、プルアップ
抵抗42にレベルの設定されたORゲート33の出力信
号の“H”と、信号PS/の値をそれぞれ反映する。R
AM24のチップセレクト端子TCS/ と書込み制御端子
TWE/ と読出し制御端子TOE/ は、ストローブ信号MSTR
B/と、プルアップ抵抗28にレベルの設定されたリード
ライト信号Ror(W/) と、信号DS/の値を反映する。D
SP22側からRAM23のプログラム空間の読出し
(リード)を行う場合、各信号MSTRB/,PS/,DS
/,Ror(W/) のレベルは、それぞれ“L”,“L”,
“H”,“H”になり、RAM23の各端子TCS/ ,T
WE/ ,TOE/ のレベルはそれぞれ“L”,“H”,
“L”になる。よって、RAM23の内容が読出せるよ
うになる。このとき、RAM24の各端子TCS/ ,T
WE/ ,TOE/ のレベルはそれぞれ“L”,“H”,
“H”であり、RAM24に対するアクセスは、行われ
ない。
【0016】DSP22側から、RAM24のデータ空
間に対して書込みを行う場合、DSP22から送出する
各信号MSTRB/,PS/,DS/,Ror(W/) のレベルは、
それぞれ“L”,“H”,“L”,“L”になるので、
RAM23の各端子TCS/ ,TWE/ ,TOE/ のレベルは
それぞれ“L”,“H”,“H”となり、該RAM23
に対するアクセスは行われない。このとき、RAM24
の各端子TCS/ ,TWE / ,TOE/ のレベルはそれぞれ
“L”,“L”,“L”となり、RAM24に対して書
込みが行われる。DSP22側から、RAM24のデー
タ空間に対して読出しを行う場合、DSP22から送出
する各信号MSTRB/,PS/,DS/,Ror(W/) のレベル
は、それぞれ“L”,“H”,“L”,“H”になるの
で、RAM23の各端子TCS/ ,TWE/ ,TOE/ のレベ
ルはそれぞれ“L”,“H”,“H”となり、該RAM
23に対するアクセスは行われない。このとき、RAM
24の各端子TCS/ ,TWE / ,TOE/ のレベルは、それ
ぞれ“L”,“H”,“L”となり、RAM24から読
出しが行われる。
間に対して書込みを行う場合、DSP22から送出する
各信号MSTRB/,PS/,DS/,Ror(W/) のレベルは、
それぞれ“L”,“H”,“L”,“L”になるので、
RAM23の各端子TCS/ ,TWE/ ,TOE/ のレベルは
それぞれ“L”,“H”,“H”となり、該RAM23
に対するアクセスは行われない。このとき、RAM24
の各端子TCS/ ,TWE / ,TOE/ のレベルはそれぞれ
“L”,“L”,“L”となり、RAM24に対して書
込みが行われる。DSP22側から、RAM24のデー
タ空間に対して読出しを行う場合、DSP22から送出
する各信号MSTRB/,PS/,DS/,Ror(W/) のレベル
は、それぞれ“L”,“H”,“L”,“H”になるの
で、RAM23の各端子TCS/ ,TWE/ ,TOE/ のレベ
ルはそれぞれ“L”,“H”,“H”となり、該RAM
23に対するアクセスは行われない。このとき、RAM
24の各端子TCS/ ,TWE / ,TOE/ のレベルは、それ
ぞれ“L”,“H”,“L”となり、RAM24から読
出しが行われる。
【0017】一方、方向指示信号RAMDIRが“L”のと
き、DSP22の出力する信号MSTRB/,PS/,DS
/,Ror(W/) はすべてハイインピーダンス状態になり、
各トライステートバッファ38〜41はいずれも導通状
態になる。よって、RAM23の各端子TCS/ ,
TWE/ ,TOE/ のレベルは、ORゲート32,33,3
4の出力信号のレベルを反映する。また、RAM24の
各端子TCS/ ,TWE/ ,TOE/ のレベルは、ORゲート
32,35,36の出力信号のレベルを反映する。その
ため、図6のように、CPU21側からRAM23のプ
ログラム空間の読出しを行うと、CPU21の出力する
各信号CS1/,CS2/,RDor(WR/) がそれぞれ
“L”,“H”,“H”になり、RAM23の各端子T
CS/ ,TWE/ ,TOE/ のレベルは、それぞれ“L”,
“H”,“L”になり、RAM23の内容が読出せる。
また、このとき、RAM24の各端子TCS/ ,TWE/ ,
TOE/ のレベルは、それぞれ“L”,“H”,“H”と
なり、RAM24に対するアクセスは行われない。CP
U21側からRAM23の書込みつまりダウンロードを
行うとき、CPU21の送出する各信号CS1/,CS
2/,RDor(WR/) のレベルはそれぞれ“L”,“H”,
“L”になるので、RAM23の各端子TCS/ ,
TWE/ ,TOE/ のレベルはそれぞれ“L”,“H”,
“L”となり、RAM23に対してライトが行われる。
このとき、RAM24の各端子TCS/ ,TWE/ ,TOE/
のレベルは、それぞれ“L”,“H”,“H”となり、
RAM24に対するアクセスは行われない。
き、DSP22の出力する信号MSTRB/,PS/,DS
/,Ror(W/) はすべてハイインピーダンス状態になり、
各トライステートバッファ38〜41はいずれも導通状
態になる。よって、RAM23の各端子TCS/ ,
TWE/ ,TOE/ のレベルは、ORゲート32,33,3
4の出力信号のレベルを反映する。また、RAM24の
各端子TCS/ ,TWE/ ,TOE/ のレベルは、ORゲート
32,35,36の出力信号のレベルを反映する。その
ため、図6のように、CPU21側からRAM23のプ
ログラム空間の読出しを行うと、CPU21の出力する
各信号CS1/,CS2/,RDor(WR/) がそれぞれ
“L”,“H”,“H”になり、RAM23の各端子T
CS/ ,TWE/ ,TOE/ のレベルは、それぞれ“L”,
“H”,“L”になり、RAM23の内容が読出せる。
また、このとき、RAM24の各端子TCS/ ,TWE/ ,
TOE/ のレベルは、それぞれ“L”,“H”,“H”と
なり、RAM24に対するアクセスは行われない。CP
U21側からRAM23の書込みつまりダウンロードを
行うとき、CPU21の送出する各信号CS1/,CS
2/,RDor(WR/) のレベルはそれぞれ“L”,“H”,
“L”になるので、RAM23の各端子TCS/ ,
TWE/ ,TOE/ のレベルはそれぞれ“L”,“H”,
“L”となり、RAM23に対してライトが行われる。
このとき、RAM24の各端子TCS/ ,TWE/ ,TOE/
のレベルは、それぞれ“L”,“H”,“H”となり、
RAM24に対するアクセスは行われない。
【0018】CPU21側からRAM24のデータ空間
の読出しを行うとき、CPU21の送出する各信号CS
1/,CS2/,RDor(WR/) のレベルはそれぞれ
“H”,“L”,“H”になるので、RAM23の各端
子TCS/ ,TWE/ ,TOE/ のレベルはそれぞれ“L”,
“H”,“H”となり、RAM23に対するアクセスは
行われない。このとき、RAM24の各端子TCS/ ,T
WE/ ,TOE/ のレベルは、それぞれ“L”,“H”,
“L”となり、RAM24の内容が読出せる。CPU2
1側からRAM24のデータ空間に対して書込みを行う
とき、CPU21の送出する各信号CS1/,CS2
/,RDor(WR/) のレベルはそれぞれ“H”,“L”,
“L”になるので、RAM23の各端子TCS/ ,
TWE/ ,TOE/ のレベルはそれぞれ“L”,“H”,
“H”となり、RAM23に対するアクセスは行われな
い。このとき、RAM24の各端子TCS/ ,TWE/ ,T
OE/ のレベルはそれぞれ“L”,“L”,“H”であ
り、RAM24に対する書込みが行われる。
の読出しを行うとき、CPU21の送出する各信号CS
1/,CS2/,RDor(WR/) のレベルはそれぞれ
“H”,“L”,“H”になるので、RAM23の各端
子TCS/ ,TWE/ ,TOE/ のレベルはそれぞれ“L”,
“H”,“H”となり、RAM23に対するアクセスは
行われない。このとき、RAM24の各端子TCS/ ,T
WE/ ,TOE/ のレベルは、それぞれ“L”,“H”,
“L”となり、RAM24の内容が読出せる。CPU2
1側からRAM24のデータ空間に対して書込みを行う
とき、CPU21の送出する各信号CS1/,CS2
/,RDor(WR/) のレベルはそれぞれ“H”,“L”,
“L”になるので、RAM23の各端子TCS/ ,
TWE/ ,TOE/ のレベルはそれぞれ“L”,“H”,
“H”となり、RAM23に対するアクセスは行われな
い。このとき、RAM24の各端子TCS/ ,TWE/ ,T
OE/ のレベルはそれぞれ“L”,“L”,“H”であ
り、RAM24に対する書込みが行われる。
【0019】以上のように、この第1の実施形態では、
プログラム及びデータの初期値をダウンロードするとき
RAM23とRAM24にアクセスするCPU21と、
RAM23への書込みは行なわないDSP22とに対す
るメモリアクセス制御回路において、CPU21とRA
M23,24の間に、RAM23の各端子TCS/ ,T
WE/ ,TOE/ とRAM24の各端子TCS/ ,TWE/ ,T
OE/ をそれぞれ活性化する信号を生成する回路を設け、
DSP22側からの各信号MSTRB/、DS/,PS/,Ro
r(W/) は、各RAM23,24の各端子TCS/ ,
TWE/ ,TOE/ に直接入力する構成にしている。そのた
め、DSP22とRAM23,24間のゲートが省略で
き、該DSP22側からのRAM23,24に対するア
クセスに遅延がなくなり、演算処理が高速になる。
プログラム及びデータの初期値をダウンロードするとき
RAM23とRAM24にアクセスするCPU21と、
RAM23への書込みは行なわないDSP22とに対す
るメモリアクセス制御回路において、CPU21とRA
M23,24の間に、RAM23の各端子TCS/ ,T
WE/ ,TOE/ とRAM24の各端子TCS/ ,TWE/ ,T
OE/ をそれぞれ活性化する信号を生成する回路を設け、
DSP22側からの各信号MSTRB/、DS/,PS/,Ro
r(W/) は、各RAM23,24の各端子TCS/ ,
TWE/ ,TOE/ に直接入力する構成にしている。そのた
め、DSP22とRAM23,24間のゲートが省略で
き、該DSP22側からのRAM23,24に対するア
クセスに遅延がなくなり、演算処理が高速になる。
【0020】第2の実施形態 図7は、本発明の第2の実施形態を示すメモリアクセス
制御回路の回路図であり、図1中の共通の要素には、共
通の符号が付されている。このメモリアクセス制御回路
は、第1の装置であるCPU51と第2の装置であるD
SP52間に設けられ、プログラム空間用RAM53と
データ空間用RAM54に対する該CPU51及びDS
P52のアクセスの制御を行う回路である。CPU51
は、RAM53にプログラムを、RAM54に対してデ
ータの初期値をそれぞれダウンロードし、RAM53,
54の内容は読出さないものである。つまり、CPU5
1はダウンロードのときだけRAM53,54にアクセ
スするものである。DSP52は、各RAM53,54
上のプログラム空間とデータ空間を使用して演算を行う
ものであり、RAM53上のプログラム空間に対する書
込みを行わないものとする。即ち、CPU51からのR
AMアクセスは、DSP52からのRAMアクセスに比
べて、高速性は必要がない使用環境にある。
制御回路の回路図であり、図1中の共通の要素には、共
通の符号が付されている。このメモリアクセス制御回路
は、第1の装置であるCPU51と第2の装置であるD
SP52間に設けられ、プログラム空間用RAM53と
データ空間用RAM54に対する該CPU51及びDS
P52のアクセスの制御を行う回路である。CPU51
は、RAM53にプログラムを、RAM54に対してデ
ータの初期値をそれぞれダウンロードし、RAM53,
54の内容は読出さないものである。つまり、CPU5
1はダウンロードのときだけRAM53,54にアクセ
スするものである。DSP52は、各RAM53,54
上のプログラム空間とデータ空間を使用して演算を行う
ものであり、RAM53上のプログラム空間に対する書
込みを行わないものとする。即ち、CPU51からのR
AMアクセスは、DSP52からのRAMアクセスに比
べて、高速性は必要がない使用環境にある。
【0021】CPU51側からは、チップセレクト信号
CS1/,CS2/と、リードライト信号RDor(WR/) と
を出力する構成であり、DSP52側からは、読出しの
ためにプログラム空間とデータ空間をそれぞれ指示する
信号PS/,DS/と、各RAM53,54の共通のメ
モリストローブ信号MSTRB / と、リードまたはライトを
指示するリードライト信号Ror(W/)とを出力するように
なっている。メモリアクセス制御回路は、第1の実施形
態と同様に各信号MSTRB/,PS/,DS/,Ror(W/)の
レベルをそれぞれ設定するプルアップ抵抗55,56,
5758を有している。プルアップ抵抗55によってレ
ベル設定されたストローブ信号MSTRB/は、RAM53,
54の両方のチップセレクト端子TCS/ に直接入力さ
れ、プルアップ抵抗56,57によってレベル設定され
た各信号PS/,DS/が、RAM53,54の読出し
制御端子TOE/ にそれぞれ直接入力されるようになって
いる。プルアップ抵抗58によってレベル設定されたリ
ードライト信号Ror(W/)は、RAM54の書込み制御端
子TWE/ に直接入力されるようになっている。即ち、D
SP54とRAM53,54間の接続は、第1の実施形
態と同様になっている。
CS1/,CS2/と、リードライト信号RDor(WR/) と
を出力する構成であり、DSP52側からは、読出しの
ためにプログラム空間とデータ空間をそれぞれ指示する
信号PS/,DS/と、各RAM53,54の共通のメ
モリストローブ信号MSTRB / と、リードまたはライトを
指示するリードライト信号Ror(W/)とを出力するように
なっている。メモリアクセス制御回路は、第1の実施形
態と同様に各信号MSTRB/,PS/,DS/,Ror(W/)の
レベルをそれぞれ設定するプルアップ抵抗55,56,
5758を有している。プルアップ抵抗55によってレ
ベル設定されたストローブ信号MSTRB/は、RAM53,
54の両方のチップセレクト端子TCS/ に直接入力さ
れ、プルアップ抵抗56,57によってレベル設定され
た各信号PS/,DS/が、RAM53,54の読出し
制御端子TOE/ にそれぞれ直接入力されるようになって
いる。プルアップ抵抗58によってレベル設定されたリ
ードライト信号Ror(W/)は、RAM54の書込み制御端
子TWE/ に直接入力されるようになっている。即ち、D
SP54とRAM53,54間の接続は、第1の実施形
態と同様になっている。
【0022】CPU51とRAM53,54間には、C
PU51側の送出する各信号CS1/,CS2/,RDor
(WR/) のレベルをそれぞれ設定するプルアップ抵抗5
9,60,61とが、設けられている。プルアップ抵抗
59によってレベルの設定されたチップセレクト信号C
S1/は、2つの2入力ORゲート62,63の各一方
の入力端子に共通に入力され、プルアップ抵抗60によ
ってレベル設定されたチップセレクト信号CS2/は、
2入力ORゲート64の一方の入力端子に入力されると
共に、前記ORゲート62の他方の入力端子に入力され
る接続である。プルアップ抵抗61によってレベル設定
されたリードライト信号RDor(WR/) は、ORゲート6
3,64の他方の入力端子に入力される接続である。O
Rゲート62及びORゲート64の出力側には、方向指
示信号RAMDIRの反転信号を制御入力とするスリーステー
トバッファ65,66がそれぞれ接続されている。OR
ゲート62とスリーステートバッファ65は、プログラ
ム空間用RAM53及びデータ空間用RAM54のチッ
プセレクト端子TCS/ を活性化する信号を生成する回路
である。スリーステートバッファ65の出力側はプルア
ップ抵抗55に接続され、プルアップ抵抗55によって
レベル設定されたスリーステートバッファ65の出力信
号が、RAM53のチップセレクト端子TCS/ に入力さ
れる接続である。ORゲート63はRAM53の書込み
制御端子TWE/ を活性化する信号を生成する回路であ
る。ORゲート63の出力側はプルアップ抵抗67に接
続され、該プルアップ抵抗67によってレベルの設定さ
れたORゲート63の出力信号は、RAM53の書込み
制御端子TWE/ に入力される接続である。
PU51側の送出する各信号CS1/,CS2/,RDor
(WR/) のレベルをそれぞれ設定するプルアップ抵抗5
9,60,61とが、設けられている。プルアップ抵抗
59によってレベルの設定されたチップセレクト信号C
S1/は、2つの2入力ORゲート62,63の各一方
の入力端子に共通に入力され、プルアップ抵抗60によ
ってレベル設定されたチップセレクト信号CS2/は、
2入力ORゲート64の一方の入力端子に入力されると
共に、前記ORゲート62の他方の入力端子に入力され
る接続である。プルアップ抵抗61によってレベル設定
されたリードライト信号RDor(WR/) は、ORゲート6
3,64の他方の入力端子に入力される接続である。O
Rゲート62及びORゲート64の出力側には、方向指
示信号RAMDIRの反転信号を制御入力とするスリーステー
トバッファ65,66がそれぞれ接続されている。OR
ゲート62とスリーステートバッファ65は、プログラ
ム空間用RAM53及びデータ空間用RAM54のチッ
プセレクト端子TCS/ を活性化する信号を生成する回路
である。スリーステートバッファ65の出力側はプルア
ップ抵抗55に接続され、プルアップ抵抗55によって
レベル設定されたスリーステートバッファ65の出力信
号が、RAM53のチップセレクト端子TCS/ に入力さ
れる接続である。ORゲート63はRAM53の書込み
制御端子TWE/ を活性化する信号を生成する回路であ
る。ORゲート63の出力側はプルアップ抵抗67に接
続され、該プルアップ抵抗67によってレベルの設定さ
れたORゲート63の出力信号は、RAM53の書込み
制御端子TWE/ に入力される接続である。
【0023】ORゲート64とスリーステートバッファ
66は、RAM54の書込み制御端子TWE/ を活性化す
る信号を生成する回路である。スリーステートバッファ
66の出力側はプルアップ抵抗58に接続され、該プル
アップ抵抗58によってレベルの設定されたスリーステ
ートバッファ66の出力信号が、RAM54の書込み制
御端子TWE/ に入力される接続である。方向指示信号RA
MDIRは、インバータ68を介してCPU51のホールド
端子THOLD/ に入力されると共に、直接、DSP52の
ホールド端子THOLD/ に入力される構成である。即ち、
この第2の実施形態のメモリアクセス制御回路は、第1
の実施形態におけるORゲート34,35、スリーステ
ートバッファ39,41及びインバータ37で形成され
る回路を省略した構成である。なお、CPU51とDS
P52とRAM53,54とは、図5と同様に、データ
バスとアドレスバスとで接続され、RAM53,54が
CPU51とDSP52の両側からアクセス可能なよう
に配線されている。
66は、RAM54の書込み制御端子TWE/ を活性化す
る信号を生成する回路である。スリーステートバッファ
66の出力側はプルアップ抵抗58に接続され、該プル
アップ抵抗58によってレベルの設定されたスリーステ
ートバッファ66の出力信号が、RAM54の書込み制
御端子TWE/ に入力される接続である。方向指示信号RA
MDIRは、インバータ68を介してCPU51のホールド
端子THOLD/ に入力されると共に、直接、DSP52の
ホールド端子THOLD/ に入力される構成である。即ち、
この第2の実施形態のメモリアクセス制御回路は、第1
の実施形態におけるORゲート34,35、スリーステ
ートバッファ39,41及びインバータ37で形成され
る回路を省略した構成である。なお、CPU51とDS
P52とRAM53,54とは、図5と同様に、データ
バスとアドレスバスとで接続され、RAM53,54が
CPU51とDSP52の両側からアクセス可能なよう
に配線されている。
【0024】次に、図7のメモリアクセス制御回路の動
作を説明する。CPU51側からRAM54上のデータ
空間を読出す動作とRAM53上のプログラム空間を読
出す動作以外は第1の実施形態と同様である。CP51
側からRAM53のプログラムを読出そうとすると、C
PU51の送出する各チップセレクト信号CS1/,C
S2/とリードライト信号RDor(WR/) のレベルは、それ
ぞ“L”,“H”,“H”になる。RAM53の読出し
制御端子TOE/ のレベルはプルアップ抵抗56で設定さ
れ、RAM53のチップセレクト端子TCS/ と書込み制
御端子TWE/ と読出し制御端子TOE/ のレベルは、それ
ぞれ“L”,“H”,“H”になる。そのため、RAM
53からの読出しは行なわれない。また、このとき、R
AM54の読出し制御端子TOE/ のレベルはプルアップ
抵抗57で設定され、RAM54のチップセレクト端子
TCS/ と書込み制御端子TWE/ と読出し制御端子TOE/
のレベルはそれぞれ“L”,“H”,“H”となる。よ
ってRAM54も動作しない。CPU51からRAM5
4のデータ空間の読出しを行うと、CPU51の送出す
る各信号CS1/,CS2/,RDor(WR/) のレベルは、
それぞれ“H”,“L”,“H”になる。そのため、各
RAM53,54の各端子TCS/ ,TWE/ ,TOE/ のレ
ベルは、共に“L”,“H”,“H”になる。そのた
め、RAM53,54からは読出しが行なわれない。
作を説明する。CPU51側からRAM54上のデータ
空間を読出す動作とRAM53上のプログラム空間を読
出す動作以外は第1の実施形態と同様である。CP51
側からRAM53のプログラムを読出そうとすると、C
PU51の送出する各チップセレクト信号CS1/,C
S2/とリードライト信号RDor(WR/) のレベルは、それ
ぞ“L”,“H”,“H”になる。RAM53の読出し
制御端子TOE/ のレベルはプルアップ抵抗56で設定さ
れ、RAM53のチップセレクト端子TCS/ と書込み制
御端子TWE/ と読出し制御端子TOE/ のレベルは、それ
ぞれ“L”,“H”,“H”になる。そのため、RAM
53からの読出しは行なわれない。また、このとき、R
AM54の読出し制御端子TOE/ のレベルはプルアップ
抵抗57で設定され、RAM54のチップセレクト端子
TCS/ と書込み制御端子TWE/ と読出し制御端子TOE/
のレベルはそれぞれ“L”,“H”,“H”となる。よ
ってRAM54も動作しない。CPU51からRAM5
4のデータ空間の読出しを行うと、CPU51の送出す
る各信号CS1/,CS2/,RDor(WR/) のレベルは、
それぞれ“H”,“L”,“H”になる。そのため、各
RAM53,54の各端子TCS/ ,TWE/ ,TOE/ のレ
ベルは、共に“L”,“H”,“H”になる。そのた
め、RAM53,54からは読出しが行なわれない。
【0025】以上のように、本実施形態では、プログラ
ムとデータの初期値をRAM53,54にそれぞれダウ
ンロードし、RAM53,54の内容は読出さないCP
U51と、RAM53上のプログラム空間に対する書込
みを行わないDSP52との、RAM53,54に対す
るアクセスを制御するメモリアクセス制御回路におい
て、第1の実施形態のORゲート34,35、スリース
テートバッファ39,41及びインバータ37で形成さ
れる各回路を省略している。そのため、第1の実施形態
と同様に、高速な処理が可能となるばかりでなく、回路
構成が簡素化できる。
ムとデータの初期値をRAM53,54にそれぞれダウ
ンロードし、RAM53,54の内容は読出さないCP
U51と、RAM53上のプログラム空間に対する書込
みを行わないDSP52との、RAM53,54に対す
るアクセスを制御するメモリアクセス制御回路におい
て、第1の実施形態のORゲート34,35、スリース
テートバッファ39,41及びインバータ37で形成さ
れる各回路を省略している。そのため、第1の実施形態
と同様に、高速な処理が可能となるばかりでなく、回路
構成が簡素化できる。
【0026】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず種々の変形が可能である。その変形例としては、例え
ば次のようなものがある。 (1) 上記実施形態では、プログラム及びデータの初
期値をダウンロードするダウンロード元をCPU21,
51、それを使用するダウンロード先をDSP22,5
2にした例を説明しているが、ダウンロード元とダウン
ロード先は、それぞれCPUとDSPに限定されず、他
の情報処理装置でもよい。 (2) CPU21,51とRAM23,53,24,
54間の各回路の構成は、図1及び図7の回路に限定さ
れない。例えば、チップセレクト信号CS1/CS2/
のレベルを、直接RAM23,53,24,54の端子
TCS/ のレベルに反映するように、回路を構成してもよ
い。
ず種々の変形が可能である。その変形例としては、例え
ば次のようなものがある。 (1) 上記実施形態では、プログラム及びデータの初
期値をダウンロードするダウンロード元をCPU21,
51、それを使用するダウンロード先をDSP22,5
2にした例を説明しているが、ダウンロード元とダウン
ロード先は、それぞれCPUとDSPに限定されず、他
の情報処理装置でもよい。 (2) CPU21,51とRAM23,53,24,
54間の各回路の構成は、図1及び図7の回路に限定さ
れない。例えば、チップセレクト信号CS1/CS2/
のレベルを、直接RAM23,53,24,54の端子
TCS/ のレベルに反映するように、回路を構成してもよ
い。
【0027】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1,第2
の発明によれば、プログラム及びデータの初期値をプロ
グラム空間用メモリとデータ空間用メモリにダウンロー
ドする第1の装置と、プログラム空間用メモリへの書込
みは行なわず、該プログラム空間用メモリから読出した
プログラムに基づきデータ空間用メモリにアクセスを行
って動作する第2の装置との間に設けられ、プログラム
空間用メモリとデータ空間用メモリに対するアクセスを
制御するメモリアクセス制御回路において、第2の装置
から出力されるアクセスに必要な信号は、直接プログラ
ム空間用メモリとデータ空間用メモリの書込み制御端
子、読出し制御端子、及びチップセレクト端子に与える
構成にしている。そのため、第2の装置側からプログラ
ム空間用メモリとデータ空間用メモリへのアクセスに遅
延がなくなり、処理の高速化が可能になる。
の発明によれば、プログラム及びデータの初期値をプロ
グラム空間用メモリとデータ空間用メモリにダウンロー
ドする第1の装置と、プログラム空間用メモリへの書込
みは行なわず、該プログラム空間用メモリから読出した
プログラムに基づきデータ空間用メモリにアクセスを行
って動作する第2の装置との間に設けられ、プログラム
空間用メモリとデータ空間用メモリに対するアクセスを
制御するメモリアクセス制御回路において、第2の装置
から出力されるアクセスに必要な信号は、直接プログラ
ム空間用メモリとデータ空間用メモリの書込み制御端
子、読出し制御端子、及びチップセレクト端子に与える
構成にしている。そのため、第2の装置側からプログラ
ム空間用メモリとデータ空間用メモリへのアクセスに遅
延がなくなり、処理の高速化が可能になる。
【図1】本発明の第1の実施形態を示すメモリアクセス
制御回路の回路図である。
制御回路の回路図である。
【図2】従来のメモリアクセス制御回路を示す回路であ
る。
る。
【図3】図2中のCPUのRAMアクセスを説明する信
号波形図である。
号波形図である。
【図4】図2中のDSPのRAMアクセスを説明する信
号波形図である。
号波形図である。
【図5】図1中のRAMとCPUとDSPを接続するバ
スを示す図である。
スを示す図である。
【図6】図1の真理値とアクセスを説明する図である。
【図7】本発明の第2の実施形態を示すメモリアクセス
制御回路の回路図である。
制御回路の回路図である。
21,51 CPU 22,52 DSP 23,53 プログラム空間用RAM 24,54 データ空間用RAM 32〜36,62〜64 ORゲート 38〜41,65,66 トライステートバッファ 37,43,68 インバータ TCS/ チップセレクト端子 TWE/ 書込み制御端子 TOE/ 読出し制御端子
Claims (2)
- 【請求項1】 プログラム及びデータの初期値をダウン
ロードするときにプログラム空間用メモリとデータ空間
用メモリに対してアクセスする第1の装置と、前記プロ
グラム空間用メモリへの書込みは行なわず該プログラム
空間用メモリから読出したプログラムに基づき前記デー
タ空間用メモリにアクセスを行って動作する第2の装置
との間に設けられ、前記第1及び第2の装置の前記プロ
グラム空間用メモリと前記データ空間用メモリに対する
アクセスを制御するメモリアクセス制御回路において、 前記第2の装置側から送出する前記プログラム空間用メ
モリ及び前記データ空間用メモリに対するストローブ信
号は、該前記プログラム空間用メモリと前記データ空間
用メモリのチップセレクト端子にそれぞれ直接入力し、
前記プログラム空間用メモリからの読出しを選択する信
号と前記データ空間用メモリからの読出しを選択する信
号とは、該プログラム空間用メモリと該データ空間用メ
モリの読出し制御端子にそれぞれ直接入力し、該データ
空間メモリに対する書込みを指示する信号は該データ空
間用メモリの書込み制御端子に直接入力する構成とし、 前記第1の装置と前記プログラム空間用メモリ及びデー
タ空間用メモリとの間に、該第1の装置の送出するチッ
プセレクト信号に基づき該プログラム空間用メモリ及び
データ空間用メモリのチップセレクト端子を活性化する
信号を生成する回路と、該第1の装置の送出するチップ
セレクト信号とリードライト信号とに基づき該プログラ
ム空間用メモリの書込み制御端子または読出し制御端子
を選択的に活性化する信号を生成する回路と、該第1の
装置の送出するチップセレクト信号とリードライト信号
とに基づき該データ空間用メモリの書込み制御端子また
は読出し制御端子を選択的に活性化する信号を生成する
回路とを、 設けたことを特徴とするメモリアクセス制御回路。 - 【請求項2】 プログラム及びデータの初期値をダウン
ロードするときのみプログラム空間用メモリとデータ空
間用メモリに対する書込みを行い、該プログラム空間用
メモリとデータ空間用メモリからの読出しは行わない第
1の装置と、前記プログラム空間用メモリへの書込みは
行なわず、該プログラム空間用メモリから読出したプロ
グラムに基づき前記データ空間用メモリにアクセスを行
って動作する第2の装置との間に設けられ、前記第1及
び第2の装置の前記プログラム空間用メモリと前記デー
タ空間用メモリに対するアクセスを制御するメモリアク
セス制御回路において、 前記第2の装置側から送出する前記プログラム空間用メ
モリ及び前記データ空間用メモリに対するストローブ信
号は、該前記プログラム空間用メモリと前記データ空間
用メモリのチップセレクト端子にそれぞれ直接入力し、
前記プログラム空間用メモリからの読出しを選択する信
号と前記データ空間用メモリからの読出しを選択する信
号とは、該プログラム空間用メモリと該データ空間用メ
モリの読出し制御端子にそれぞれ直接入力し、該データ
空間メモリに対する書込みを指示する信号は該データ空
間用メモリの書込み制御端子に直接入力する構成とし、 前記第1の装置と前記プログラム空間用メモリ及びデー
タ空間用メモリとの間に、該第1の装置の送出するチッ
プセレクト信号に基づき該プログラム空間用メモリ及び
データ空間用メモリのチップセレクト端子を活性化する
信号を生成する回路と、該第1の装置の送出するチップ
セレクト信号とリードライト信号とに基づき該プログラ
ム空間用メモリの書込み制御端子を活性化する信号を生
成する回路と、該第1の装置の送出するチップセレクト
信号とリードライト信号とに基づき該データ空間用メモ
リの書込み制御端子を活性化する信号を生成する回路と
を、 設けたことを特徴とするメモリアクセス制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8003653A JPH09190377A (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | メモリアクセス制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8003653A JPH09190377A (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | メモリアクセス制御回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09190377A true JPH09190377A (ja) | 1997-07-22 |
Family
ID=11563439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8003653A Withdrawn JPH09190377A (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | メモリアクセス制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09190377A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100369480B1 (ko) * | 2001-02-19 | 2003-01-30 | (주)씨앤에스 테크놀로지 | Dsp 코어를 기반으로 하는 다중 프로그램 실장 아키텍쳐 |
-
1996
- 1996-01-12 JP JP8003653A patent/JPH09190377A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100369480B1 (ko) * | 2001-02-19 | 2003-01-30 | (주)씨앤에스 테크놀로지 | Dsp 코어를 기반으로 하는 다중 프로그램 실장 아키텍쳐 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030401 |