JPH09190311A - 情報処理装置並びにプリンタサーバ並びに印刷システムおよび印刷システムのデータ処理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 全ての情報処理装置からの印刷ジョブ情報を
画一的に受信し、該受信した印刷ジョブ情報の転送先指
定等のユーザによる操作指示負担を不要とした印刷処理
環境を容易に構築可能とすることである。 【解決手段】 プリンタサーバ２０３のＲＡＭに保持さ
れた各印刷ジョブ情報と記憶装置に記憶された各印刷装
置の資源情報とに基づいてプリンタサーバ２０３のＣＰ
Ｕが各印刷ジョブ情報中の印刷データを印刷すべきカラ
ープリンタ２０４，白黒高速プリンタ２０５を選択し、
該選択されたいずれかの印刷装置に対して通信部１０７
が前記印刷データを転送する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、複数の情報処理装置並
びにプリンタサーバ並びに複数の印刷装置とが所定の通
信媒体を介して通信し、プリンタサーバが複数の情報処
理装置から受信した印刷ジョブを保持し、ネットワーク
上のいずれかの印刷装置を選択して印刷データを転送制
御するための情報処理装置並びにプリンタサーバ並びに
印刷システムおよび印刷システムのデータ処理方法に関
するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、複数のクライアントマシンと複数
の種別の異なるプリンタがネットワークを介して通信可
能な印刷システムにおいては、印刷ジョブを指定するク
ライアントマシンが、プリンタ、あるいはプリンタと
１：１で割り当てられているプリントサーバを通して、
印刷するプリンタを直接指定して印刷処理を実行させて
いた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、印刷す
る内容の多様化に従い、印刷先を指定するクライアント
マシンで、印刷する内容に合わせてカラープリンタ，高
速モノクロプリンタ等、プリンタ、あるいはプリントサ
ーバをその都度個別的に指定しなければならないという
操作上の問題点があった。

【０００４】また、印刷ジョブの増加に従い、本来プラ
イオリティの低い印刷ジョブがプリンタを占有してしま
い、ネットワーク上の他の印刷装置で出力できる場合に
も、既に指定したプリンタの待ち行列に組み入れられて
しまうため、ネットワーク上の他の待機中の印刷装置を
利用できる場合でも、指定した印刷装置から印刷ジョブ
を得るまでに相当の待ち時間を要し、システムにおける
印刷処理効率が低下してしまうという問題点が有った。

【０００５】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明に係る第１の発明〜第６の発明
の目的は、いずれかの情報処理装置から受信した印刷ジ
ョブ情報と各印刷装置の資源情報とに基づいて印刷処理
可能な印刷装置候補を選択して印刷データを転送するこ
とにより、各情報処理装置はプリンタサーバを仮想的な
プリンタと見做して印刷ジョブ情報の転送先を無条件に
プリンタサーバに固定指定させ、全ての情報処理装置か
らの印刷ジョブ情報を画一的に受信し、該受信した印刷
ジョブ情報の転送先指定等のユーザによる操作指示負担
を不要とした印刷処理環境を容易に構築可能として、さ
らに、プリンタサーバが印刷装置資源から選択した印刷
装置の所在およびその印刷終了情報を該印刷ジョブ情報
の取得先となるいずれかの情報処理装置に通知して、ユ
ーザが印刷処理情報および印刷結果の取得先を示す印刷
装置を確実に認知できるユーザフレンドリな印刷環境を
自在に構築できる情報処理装置並びにプリンタサーバ並
びに印刷システムおよび印刷システムのデータ処理方法
を提供することである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明に係る第１の発明
は、所定の通信媒体を介して複数の情報処理装置と複数
の印刷装置と通信可能なプリンタサーバにおいて、各情
報処理装置から受信した印刷ジョブ情報を保持する保持
手段と、各印刷装置の資源情報を記憶する資源情報記憶
手段と、前記保持手段に保持された各印刷ジョブ情報と
前記資源情報記憶手段に記憶された各印刷装置の資源情
報とに基づいて各印刷ジョブ情報中の印刷データを印刷
すべき印刷装置を選択する選択手段と、前記選択手段に
より選択されたいずれかの印刷装置に対して前記印刷デ
ータを転送する第１の転送手段とを有するものである。

【０００７】本発明に係る第２の発明は、前記保持手段
により保持された印刷ジョブ情報に基づいて印刷終了通
知先を識別する識別手段と、前記第１の転送手段から転
送した前記印刷データを印刷する印刷装置の動作状態を
監視して印刷終了かどうかを判定する第１の判定手段
と、前記第１の判定手段が印刷終了と判定した場合に、
前記識別手段により識別された印刷終了通知先の情報処
理装置に対して印刷結果取得先を示す印刷装置情報が付
加された印刷終了情報を通知する通知手段とを設けたも
のである。

【０００８】本発明に係る第３の発明は、前記保持手段
により保持された印刷ジョブ情報を解析して出力時間指
定状態を判定する第２の判定手段を設け、前記第１の転
送手段は、前記第２の判定手段の判定結果および指定さ
れた出力時間に基づいて前記保持手段に保持された印刷
ジョブ中の印刷データを前記選択手段により選択された
印刷装置に対して転送するものである。

【０００９】本発明に係る第４の発明は、所定の通信媒
体を介して複数の印刷装置を管理するプリンタサーバと
通信可能な情報処理装置において、所定のアプリケーシ
ョンに基づく印刷データおよび所定の自己識別情報を付
加して印刷ジョブ情報を作成する作成手段と、前記作成
手段により作成された前記印刷ジョブ情報を前記プリン
タサーバに転送する第２の転送手段と、前記プリンタサ
ーバから転送される印刷終了情報に基づいて印刷終了お
よび印刷結果取得先となる印刷装置を報知する報知手段
とを設けたものである。

【００１０】本発明に係る第５の発明は、所定の通信媒
体を介して複数の情報処理装置と複数の印刷装置を管理
するプリンタサーバとが通信可能な印刷システムにおい
て、各情報処理装置から受信した印刷ジョブ情報を保持
する保持手段と、各印刷装置の資源情報を記憶する資源
情報記憶手段と、前記保持手段に保持された各印刷ジョ
ブ情報と前記資源情報記憶手段に記憶された各印刷装置
の資源情報とに基づいて各印刷ジョブ情報中の印刷デー
タを印刷すべき印刷装置を選択する選択手段と、前記選
択手段により選択されたいずれかの印刷装置に対して前
記印刷データを転送する第１の転送手段と、前記保持手
段により保持された印刷ジョブ情報に基づいて印刷終了
通知先を識別する識別手段と、前記第１の転送手段から
転送した前記印刷データを印刷する印刷装置の動作状態
を監視して印刷終了かどうかを判定する第１の判定手段
と、前記第１の判定手段が印刷終了と判定した場合に、
前記識別手段により識別された印刷終了通知先の情報処
理装置に対して印刷結果取得先を示す印刷装置情報が付
加された印刷終了情報を通知する通知手段とを備えるプ
リンタサーバと、所定のアプリケーションに基づく印刷
データおよび所定の自己識別情報を付加して印刷ジョブ
情報を作成する作成手段と、前記作成手段により作成さ
れた前記印刷ジョブ情報を前記プリンタサーバに転送す
る第２の転送手段と、前記プリンタサーバから転送され
る印刷終了情報に基づいて印刷終了および印刷結果取得
先となる印刷装置を報知する報知手段とを備えるもので
ある。

【００１１】本発明に係る第６の発明は、所定の通信媒
体を介して複数の情報処理装置と複数の印刷装置を管理
する各情報処理装置から受信した印刷ジョブ情報を保持
する保持手段と、各印刷装置の資源情報を記憶する資源
情報記憶手段とを備えるプリンタサーバとが通信可能な
印刷システムのデータ処理方法において、前記保持手段
に保持された各印刷ジョブ情報と前記資源情報記憶手段
に記憶された各印刷装置の資源情報とに基づいて各印刷
ジョブ情報中の印刷データを印刷すべき印刷装置を選択
する選択工程と、該選択されたいずれかの印刷装置に対
して前記印刷データを転送する第１の転送工程と、前記
保持手段により保持された印刷ジョブ情報に基づいて印
刷終了通知先を識別する識別工程と、前記プリンタサー
バから転送された前記印刷データを印刷する印刷装置の
動作状態を監視して印刷終了かどうかを判定する第１の
判定工程と、第１の判定工程により印刷終了したと判定
した時、前記識別手段により識別された印刷終了通知先
の情報処理装置に対して印刷結果取得先を示す印刷装置
情報が付加された印刷終了情報を通知する通知工程とを
有するものである。

【００１２】

【作用】第１の発明においては、前記保持手段に保持さ
れた各印刷ジョブ情報と前記資源情報記憶手段に記憶さ
れた各印刷装置の資源情報とに基づいて選択手段が各印
刷ジョブ情報中の印刷データを印刷すべき印刷装置を選
択し、該選択されたいずれかの印刷装置に対して第１の
転送手段が前記印刷データを転送して、いずれの情報処
理装置も印刷ジョブ情報処理に際し、印刷ジョブ情報の
転送先を操作指示しなくても、印刷装置資源の構成の変
更等に左右されることなく、プリンタサーバを仮想的な
プリンタと見做し、現在の印刷装置資源内で印刷処理可
能な印刷装置に対して印刷ジョブ情報の転送先の決定お
よび転送を代替処理することを可能とする。

【００１３】第２の発明においては、前記第１の転送手
段から転送した前記印刷データを印刷する印刷装置の動
作状態を監視して第１の判定手段が印刷終了と判定した
場合に、前記識別手段により識別された印刷終了通知先
の情報処理装置に対して通知手段が印刷結果取得先を示
す印刷装置情報が付加された印刷終了情報を通知して、
選択した印刷装置による印刷終了状態およびその出力先
の所在を印刷ジョブ情報入手先の情報処理装置に対して
確実に認識させることを可能とする。

【００１４】第３の発明においては、前記保持手段によ
り保持された印刷ジョブ情報を解析して出力時間指定状
態を判定する第２の判定手段の判定結果および指定され
た出力時間に基づいて前記第１の転送手段が前記保持手
段に保持された印刷ジョブ中の印刷データを前記選択手
段により選択された印刷装置に対して転送して、出力時
間が指定された印刷ジョブ情報をスプールして、印刷装
置資源の使用環境に応じてユーザが指定した時間に選択
した印刷装置に転送して時差印刷処理させることを可能
とする。

【００１５】第４の発明においては、作成手段が所定の
アプリケーションに基づく印刷データおよび所定の自己
識別情報を付加して印刷ジョブ情報を作成したら、該作
成された前記印刷ジョブ情報を第２の転送手段が前記プ
リンタサーバに転送し、前記プリンタサーバから転送さ
れる印刷終了情報に基づいて報知手段が印刷終了および
印刷結果取得先となる印刷装置を報知して、プリンタサ
ーバが選択した印刷装置による印刷終了状態およびその
出力先の所在を印刷ジョブ情報入手先をユーザに確実に
認識させることを可能とする。

【００１６】第５の発明においては、作成手段が所定の
アプリケーションに基づく印刷データおよび所定の自己
識別情報を付加して印刷ジョブ情報を作成したら、該作
成された前記印刷ジョブ情報を第２の転送手段が前記プ
リンタサーバに転送し、該転送された印刷ジョブ情報を
保持手段に保持し、該保持された各印刷ジョブ情報と前
記資源情報記憶手段に記憶された各印刷装置の資源情報
とに基づいて選択手段が各印刷ジョブ情報中の印刷デー
タを印刷すべき印刷装置を選択し、該選択されたいずれ
かの印刷装置に対して第１の転送手段が前記印刷データ
を転送して、転送した前記印刷データを印刷する印刷装
置の動作状態を監視して第１の判定手段が印刷終了と判
定した場合に、前記識別手段により識別された印刷終了
通知先の情報処理装置に対して通知手段が印刷結果取得
先を示す印刷装置情報が付加された印刷終了情報を通知
して、前記プリンタサーバから転送される印刷終了情報
に基づいて報知手段が印刷終了および印刷結果取得先と
なる印刷装置を報知して、いずれの情報処理装置も印刷
ジョブ情報処理に際し、印刷ジョブ情報の転送先を操作
指示しなくても、印刷装置資源の構成の変更等に左右さ
れることなく、プリンタサーバを仮想的なプリンタと見
做し、現在の印刷装置資源内で印刷処理可能な印刷装置
に対して印刷ジョブ情報の転送先の決定および転送を代
替処理し、かつプリンタサーバが選択した印刷装置によ
る印刷終了状態およびその出力先の所在を印刷ジョブ情
報入手先のユーザに確実に認識させることを可能とす
る。

【００１７】第６の発明においては、前記保持手段に保
持された各印刷ジョブ情報と前記資源情報記憶手段に記
憶された各印刷装置の資源情報とに基づいて各印刷ジョ
ブ情報中の印刷データを印刷すべき印刷装置を選択し、
該選択されたいずれかの印刷装置に対して前記印刷デー
タを転送し、前記保持手段により保持された印刷ジョブ
情報に基づいて印刷終了通知先を識別し、前記プリンタ
から転送された前記印刷データを印刷する印刷装置の動
作状態を監視して印刷終了かどうかを判定し、印刷終了
したと判定した時、前記識別手段により識別された印刷
終了通知先の情報処理装置に対して印刷結果取得先を示
す印刷装置情報が付加された印刷終了情報を通知して、
いずれの情報処理装置も印刷ジョブ情報処理に際し、印
刷ジョブ情報の転送先を操作指示しなくても、印刷装置
資源の構成の変更等に左右されることなく、プリンタサ
ーバを仮想的なプリンタと見做し、現在の印刷装置資源
内で印刷処理可能な印刷装置に対して印刷ジョブ情報の
転送先の決定および転送を代替処理する制御を自動化す
ることを可能とする。

【００１８】

【実施例】

〔第１実施例〕図１は、本発明の第１実施例を示す印刷
システムの構成を説明するブロック図であり、該印刷シ
ステムは、複数の情報処理装置（クライアントマシ
ン），プリンタサーバ，複数のプリンタがネットワーク
を介して通信可能に構成されている場合に対応する。

【００１９】図において、２０１，２０２はクライアン
トマシン（情報処理装置）で、所定のアプリケーション
プログラムを記憶するハードディスク等を備えおり、該
ハードディスク等にインストールされたプリンタドライ
バを介して印刷ジョブをプリンタサーバ２０３に発行す
る。

【００２０】プリンタサーバ（情報処理装置）２０３
は、ネットワーク２０６上でクライアントマシン２０
１，２０２と通信するプロトコル，各クライアントマシ
ン２０１，２０２から発行された印刷ジョブを解析し
て、最適なプリンタに印刷ジョブを転送する制御を行
う。

【００２１】図２は、図１に示した印刷システムの情報
処理装置の構成を説明するブロック図である。

【００２２】図において、１０１はＣＰＵで、ＲＯＭ１
０２，記憶装置１０４またはその他の記憶媒体に記憶さ
れたプログラムに従って、後述するフローチャートに示
すような判断処理を行い、この装置全体の制御および演
算処理等を行うものである。

【００２３】ＲＯＭ１０２は、システム起動プログラム
および文字パターンデータ、文字コード情報、後述する
フローチャートに示すプログラム等の記憶領域である。
１０３はＲＡＭで、使用制限のないデータ記憶領域であ
り、様々な処理毎に後述のフローチャートで表される本
発明の各々のプログラムおよびデータがロードされ、実
行されるＣＰＵ１０１の作業領域である。

【００２４】１０４はハードディスク等の記憶装置で、
本発明のプログラムや各種データが保存される領域であ
る。１０５は操作部で、キーボードやマウス等によりユ
ーザが装置に対し操作，設定を行う領域である。

【００２５】１０６は例えばＣＲＴ等で構成される表示
部で、ＣＰＵ１０１の演算結果や各種データの表示を行
う。１０７は通信部で、ネットワーク２０６を介して他
の装置と通信を行う領域である。

【００２６】なお、本実施例ではネットワーク２０６上
にカラープリンタ２０４および白黒高速プリンタ２０５
を備える構成となっているが、プリンタ台数，プリンタ
言語の種別には限定されることはない。また、ネットワ
ーク２０６は、イーサネット（商品名）等のＬＡＮで構
成されるが、他のネットワークであってもよい。

【００２７】以下、本実施例と第１，第２，第５の発明
の各手段との対応およびその作用について図１，図２等
を参照して説明する。

【００２８】第１の発明は、所定の通信媒体（ネットワ
ーク２０６）を介して複数の情報処理装置（クライアン
トマシン２０１，２０２）と複数の印刷装置（カラープ
リンタ２０４，白黒高速プリンタ２０５）と通信可能な
プリンタサーバ（プリンタサーバ２０３）において、各
クライアントマシン２０１，２０２から受信した印刷ジ
ョブ情報を保持する保持手段（ＲＡＭ１０３，記憶装置
１０４等）と、各印刷装置の資源情報（全てのプリンタ
の種類（カラープリンタ，高速白黒プリンタ等の種
別），特徴，設定（インタフェースの設定，ＰＤＬ等の
設定等））を記憶する資源情報記憶手段（ＲＡＭ１０
３，記憶装置１０４等）と、前記保持手段に保持された
各印刷ジョブ情報と前記資源情報記憶手段に記憶された
各印刷装置の資源情報とに基づいて各印刷ジョブ情報中
の印刷データを印刷すべき印刷装置を選択する選択手段
（ＣＰＵ１０１がＲＯＭ１０２，記憶装置１０４等に記
憶されたあるいは記憶媒体からロードされた選択プログ
ラムを実行して選択する）と、前記選択手段により選択
されたいずれかの印刷装置に対して前記印刷データを転
送する第１の転送手段（通信部１０７がＣＰＵ１０１か
らの指示で転送する）とを有し、例えばＲＡＭ１０３に
保持された各印刷ジョブ情報と記憶装置１０４に記憶さ
れた各印刷装置の資源情報とに基づいてＣＰＵ１０１が
各印刷ジョブ情報中の印刷データを印刷すべきカラープ
リンタ２０４，白黒高速プリンタ２０５を選択し、該選
択されたいずれかの印刷装置に対して通信部１０７が前
記印刷データを転送して、いずれの情報処理装置も印刷
ジョブ情報処理に際し、印刷ジョブ情報の転送先を操作
指示しなくても、印刷装置資源の構成の変更等に左右さ
れることなく、プリンタサーバ２０３を仮想的なプリン
タと見做し、現在の印刷装置資源内で印刷処理可能な印
刷装置に対して印刷ジョブ情報の転送先の決定および転
送を代替処理することを可能とする。

【００２９】第２の発明は、前記保持手段により保持さ
れた印刷ジョブ情報に基づいて印刷終了通知先を識別す
る識別手段（ＣＰＵ１０１がＲＯＭ１０２，記憶装置１
０４等に記憶されたあるいは記憶媒体からロードされた
識別プログラムを実行して選択する）と、前記第１の転
送手段から転送した前記印刷データを印刷する印刷装置
の動作状態を監視して印刷終了かどうかを判定する第１
の判定手段（ＣＰＵ１０１がＲＯＭ１０２，記憶装置１
０４等に記憶されたあるいは記憶媒体からロードされた
選択プログラムを実行して判定する）と、前記第１の判
定手段が印刷終了と判定した場合に、前記識別手段によ
り識別された印刷終了通知先の情報処理装置に対して印
刷結果取得先を示す印刷装置情報が付加された印刷終了
情報を通知する通知手段（通信部１０７がＣＰＵ１０１
からの指示でクライアントマシンに通知する）とを設
け、通信部１０７から転送した前記印刷データを印刷す
るカラープリンタ２０４または白黒高速プリンタ２０５
の動作状態を監視してＣＰＵ１０１が印刷終了と判定し
た場合に、ＣＰＵ１０１により識別された印刷終了通知
先のクライアントマシンに対して通信部１０７が印刷結
果取得先を示す印刷装置情報が付加された印刷終了情報
を通知して、選択したカラープリンタ２０４または白黒
高速プリンタ２０５による印刷終了状態およびその出力
先の所在を印刷ジョブ情報入手先のクライアントマシン
に対して確実に認識させることを可能とする。

【００３０】第５の発明は、所定の通信媒体を介して複
数の情報処理装置と複数の印刷装置を管理するプリンタ
サーバ２０３とが通信可能な印刷システムにおいて、各
クライアントマシン２０１，２０２から受信した印刷ジ
ョブ情報を保持する保持手段（ＲＡＭ１０３，記憶装置
１０４等）と、各印刷装置の資源情報（全てのプリンタ
の種類（カラープリンタ，高速白黒プリンタ等の種
別），特徴，設定（インタフェースの設定，ＰＤＬ等の
設定等））を記憶する資源情報記憶手段（ＲＡＭ１０
３，記憶装置１０４等）と、前記保持手段に保持された
各印刷ジョブ情報と前記資源情報記憶手段に記憶された
各印刷装置の資源情報とに基づいて各印刷ジョブ情報中
の印刷データを印刷すべき印刷装置を選択する選択手段
（ＣＰＵ１０１がＲＯＭ１０２，記憶装置１０４等に記
憶されたあるいは記憶媒体からロードされた選択プログ
ラムを実行して選択する）と、前記選択手段により選択
されたいずれかの印刷装置に対して前記印刷データを転
送する第１の転送手段（通信部１０７がＣＰＵ１０１か
らの指示で転送する）と、前記保持手段により保持され
た印刷ジョブ情報に基づいて印刷終了通知先を識別する
識別手段（ＣＰＵ１０１がＲＯＭ１０２，記憶装置１０
４等に記憶されたあるいは記憶媒体からロードされた選
択プログラムを実行して識別する）と、前記第１の転送
手段から転送した前記印刷データを印刷する印刷装置の
動作状態を監視して印刷終了かどうかを判定する第１の
判定手段（ＣＰＵ１０１がＲＯＭ１０２，記憶装置１０
４等に記憶されたあるいは記憶媒体からロードされた選
択プログラムを実行して判定する）と、前記第１の判定
手段が印刷終了と判定した場合に、前記識別手段により
識別された印刷終了通知先の情報処理装置に対して印刷
結果取得先を示す印刷装置情報が付加された印刷終了情
報を通知する通知手段（通信部１０７がＣＰＵ１０１か
らの指示で通知する）とを備えるプリンタサーバ２０３
と、所定のアプリケーションに基づく印刷データおよび
所定の自己識別情報を付加して印刷ジョブ情報を作成す
る作成手段（クライアントマシン２０１，２０２のＣＰ
Ｕ１０１が記憶装置１０４等に基づいて作成する（所謂
プリンタドライバ等のプリンタ制御プログラム））と、
前記作成手段により作成された前記印刷ジョブ情報を前
記プリンタサーバに転送する第２の転送手段（クライア
ントマシン２０１，２０２のＣＰＵ１０１からの指示で
通信部１０７が転送する）と、前記プリンタサーバから
転送される印刷終了情報に基づいて印刷終了および印刷
結果取得先となる印刷装置を報知する報知手段（クライ
アントマシン２０１，２０２のＣＰＵ１０１が表示部１
０６に報知する）とを備え、クライアントマシン２０
１，２０２が所定のアプリケーションに基づく印刷デー
タおよび所定の自己識別情報を付加して印刷ジョブ情報
を作成したら、該作成された前記印刷ジョブ情報をクラ
イアントマシン２０１，２０２側の転送手段が前記プリ
ンタサーバ２０３に転送し、該転送された印刷ジョブ情
報をプリンタサーバ２０３の記憶装置１０４等に保持
し、該保持された各印刷ジョブ情報とプリンタサーバ２
０３の記憶装置１０４等に記憶された各印刷装置の資源
情報とに基づいて選択手段が各印刷ジョブ情報中の印刷
データを印刷すべき印刷装置としてカラープリンタ２０
４または白黒高速プリンタ２０５を選択し、該選択され
たいずれかの印刷装置に対してプリンタサーバ２０３側
の転送手段が前記印刷データを転送して、該転送した前
記印刷データを印刷する印刷装置の動作状態を監視して
プリンタサーバ２０３のＣＰＵ１０１が印刷終了と判定
した場合に、プリンタサーバ２０３のＣＰＵ１０１によ
り識別された印刷終了通知先のクライアントマシン２０
１またはクライアントマシン２０２に対して通知手段が
印刷結果取得先を示す印刷装置情報が付加された印刷終
了情報を通知して、前記プリンタサーバ２０３から転送
される印刷終了情報に基づいてクライアントマシン２０
１またはクライアントマシン２０２のＣＰＵ１０１が表
示部１０６が印刷終了および印刷結果取得先となる印刷
装置を報知して、いずれの情報処理装置も印刷ジョブ情
報処理に際に、印刷ジョブ情報の転送先を操作指示しな
くても、印刷装置資源の構成の変更等に左右されること
なく、プリンタサーバ２０３を仮想的なプリンタと見做
し、現在の印刷装置資源内で印刷処理可能な印刷装置に
対して印刷ジョブ情報の転送先の決定および転送を代替
処理し、かつプリンタサーバ２０３が選択した印刷装置
による印刷終了状態およびその出力先の所在を印刷ジョ
ブ情報入手先をユーザに確実に認識させることを可能と
する。

【００３１】以下、図３，図４のフローチャートを参照
して本発明に係る印刷システムにおけるデータ処理動作
について説明する。

【００３２】図３，図４は、本発明に係る印刷システム
におけるデータ処理方法の第１実施例を示すフローチャ
ートであり、図３は、図１に示したクライアントマシン
２０１，２０２の印刷ジョブ発信制御処理手順に対応
し、図４は、プリンタサーバ２０３の印刷データ発信制
御処理手順に対応する。なお、図３において、（１）〜
（３）は各ステップを示し、図４において、（１１）〜
（１６）は各ステップを示す。

【００３３】先ず、図３において、ユーザがクライアン
トマシン２０１，２０２の操作部１０５より印刷指示を
行うと、ステップ（１）において、ジョブ情報を作成
し、印刷するデータに基づいてプリンタサーバ２０３に
指示する情報を作成する。本実施例では印刷するデータ
がカラーデータか、白黒データかを判別する情報を作成
するものとする。

【００３４】次いで、ステップ（２）において、ステッ
プ（１）で作成したジョブ情報を印刷データに付加す
る。そして、ステップ（３）において、ステップ（２）
でジョブ情報が追加された印刷データをプリンタサーバ
２０３に送信し、全ての処理を終了する。

【００３５】上記図３のステップ（３）でクライアント
マシン２０１，２０２から送信された印刷データをプリ
ンタサーバ２０３が受信したら、図４に示す処理を開始
し、ステップ（１１）において、受信したデータをＲＡ
Ｍ１０３、あるいは記憶装置１０４に一時的に記憶す
る。

【００３６】次いで、ステップ（１２）において、クラ
イアントマシン２０１，２０２から受信したジョブ情報
を解析し、ステップ（１３）において、ステップ（１
２）で解析された解析結果とプリンタサーバ２０３上の
ＲＡＭ１０３または記憶装置１０４に予め登録されてい
るプリンタの情報と照合し、受信した印刷データがカラ
ー印刷であるか否かを判断し、印刷データがカラー印刷
であると判断された場合は、ステップ（１４）におい
て、カラープリンタ２０４を選択し、ステップ（１６）
において、クライアントマシン２０１，２０２から送ら
れ、ステップ（１１）で記憶されたデータの中から印刷
データのみを、ステップ（１４）で選択したカラープリ
ンタ２０４に送信し、全ての処理を終了する。

【００３７】一方、ステップ（１３）において、受信し
た印刷データがカラー印刷でないと判断された場合は、
ステップ（１５）において、白黒高速プリンタ２０５を
選択し、ステップ（１６）において、クライアントマシ
ン２０１，２０２から送られ、ステップ（１１）で記憶
されたデータの中から印刷データのみを、ステップ（１
５）で選択した白黒高速プリンタ２０５に送信して、処
理を終了する。

【００３８】以下、本実施例と第６の発明の各工程との
対応およびその作用について図３〜図５等を参照して説
明する。

【００３９】第６の発明は、所定の通信媒体（ネットワ
ーク２０６）を介して複数の情報処理装置と複数の印刷
装置を管理する各情報処理装置（クライアントマシン２
０１またはクライアントマシン２０２）から受信した印
刷ジョブ情報を保持する保持手段（記憶装置１０４）
と、各印刷装置の資源情報を記憶する資源情報記憶手段
（記憶装置１０４）とを備えるプリンタサーバ２０３と
が通信可能な印刷システムのデータ処理方法において、
プリンタサーバ２０３の記憶装置１０４に保持された各
印刷ジョブ情報と前記資源情報記憶手段に記憶された各
印刷装置の資源情報とに基づいて各印刷ジョブ情報中の
印刷データを印刷すべき印刷装置を選択する選択工程
（図４のステップ（１２）〜（１５））と、該選択され
たいずれかの印刷装置に対して前記印刷データを転送す
る第１の転送工程（図４のステップ（１６））と、前記
保持手段により保持された印刷ジョブ情報に基づいて印
刷終了通知先を識別する識別工程（後述する図５のステ
ップ（２））と、前記プリンタサーバ２０３から転送さ
れた前記印刷データを印刷する印刷装置の動作状態を監
視して印刷終了かどうかを判定する第１の判定工程（後
述する図５のステップ（３））と、第１の判定工程によ
り印刷終了したと判定した時、前記識別手段により識別
された印刷終了通知先の情報処理装置に対して印刷結果
取得先を示す印刷装置情報が付加された印刷終了情報を
通知する通知工程（後述する図５のステップ（４））と
を実行し、いずれの情報処理装置も印刷ジョブ情報処理
に際し、印刷ジョブ情報の転送先を操作指示しなくて
も、印刷装置資源の構成の変更等に左右されることな
く、プリンタサーバ２０３を仮想的なプリンタと見做
し、現在の印刷装置資源内で印刷処理可能な印刷装置に
対して印刷ジョブ情報の転送先の決定および転送を代替
処理する制御を自動化することを可能とする。

【００４０】なお、上記の印刷データに関しては、予め
クライアントマシン上でイメージデータに展開されたも
のでもよいし、クライアントマシンとプリンタサーバで
共通のデータ形式を持ち、プリンタサーバがプリンタを
選択してからイメージに展開してもよいし、ＰＤＬ等を
用いてプリンタに展開させてもよい。また、ネットワー
ク上にそれぞれ複数のカラープリンタ，白黒プリンタが
存在する場合、プリンタを把握するデータの項目数を増
やすことにより対応するようにしてもよい。

【００４１】〔第２実施例〕上記第１実施例では、クラ
イアントマシン２０１，２０２から送信されたデータに
対しプリンタサーバ２０３が最適のプリンタを選択し、
印刷する場合について説明したが、プリンタサーバ２０
３が選択したプリンタの動作状況を監視し、印刷終了
後、前記選択されたプリンタをクライアントマシン２０
１，２０３を通してユーザにメッセージとして通知する
ように構成してもよい。以下、本実施例と第４の発明の
各手段との対応およびその作用について図１，図２等を
参照して説明する。

【００４２】第４の発明は、所定の通信媒体を介して複
数の印刷装置を管理するプリンタサーバ２０３と通信可
能な情報処理装置（クライアントマシン２０１，２０２
等）において、所定のアプリケーションに基づく印刷デ
ータおよび所定の自己識別情報を付加して印刷ジョブ情
報を作成する作成手段（クライアントマシン２０１，２
０２のＣＰＵ１０１が記憶装置１０４等に記憶されたプ
ログラムを実行して作成する）と、前記作成手段により
作成された前記印刷ジョブ情報を前記プリンタサーバ２
０３に転送する第２の転送手段（クライアントマシン２
０１，２０２のＣＰＵ１０１で通信部１０７が転送す
る）と、前記プリンタサーバ２０３から転送される印刷
終了情報に基づいて印刷終了および印刷結果取得先とな
る印刷装置を報知する報知手段（クライアントマシン２
０１，２０２のＣＰＵ１０１が表示部１０６に報知す
る）とを設け、クライアントマシン２０１またはクライ
アントマシン２０２のＣＰＵ１０１が所定のアプリケー
ションに基づく印刷データおよび所定の自己識別情報を
付加して印刷ジョブ情報を作成したら、該作成された前
記印刷ジョブ情報を通信部１０７が前記プリンタサーバ
２０３に転送し、前記プリンタサーバ２０３から転送さ
れる印刷終了情報に基づいてＣＰＵ１０１が印刷終了お
よび印刷結果取得先となる印刷装置を表示部１０６に報
知して、プリンタサーバ２０３が選択した印刷装置によ
る印刷終了状態およびその出力先の所在を印刷ジョブ情
報入手先をユーザに確実に認識させることを可能とす
る。

【００４３】以下、図５のフローチャートを参照して本
実施例に係る印刷システムにおける印刷制御動作手順に
ついて説明する。

【００４４】図５は、本発明に係る印刷システムのデー
タ処理方法の第２実施例を示すフローチャートであり、
プリントサーバ側の処理に対応する。なお、（１）〜
（５）は各ステップを示す。

【００４５】本実施例は第１実施例を拡張したものであ
り、前記第１実施例において、プリンタサーバ２０３の
記憶装置１０４に対してネットワーク上に接続されてい
る全クライアントマシン（本実施例ではクライアントマ
シン２０１，２０２）を登録する。またはクライアント
マシンの作成するジョブ情報に、自分のクライアントマ
シンを示す情報を付加し、選択したプリンタと印刷ジョ
ブを対応付けて管理するものとする。

【００４６】先ず、ステップ（１）において、プリンタ
に発信した印刷ジョブ数をチェックし、該印刷ジョブ数
が「０」であるか否かを判断し、印刷ジョブ数が「０」
であると判断された場合は、処理を終了する。

【００４７】一方、ステップ（１）において、印刷ジョ
ブ数が「０」でないと判断された場合は、ステップ
（２）において、発行した印刷ジョブを解析し、プリン
タを選択する。

【００４８】次いで、ステップ（３）において、ステッ
プ（２）で特定されたプリンタが動作中であるか否かを
判断し、プリンタが動作中でない（動作終了）と判断さ
れた後、ステップ（４）において、ステップ（２）で選
択したプリンタの印刷処理が終了した旨を当該印刷処理
を受信した印刷ジョブ中のクライアントマシンを示す情
報に基づいて指定したクライアントマシンに通知する。

【００４９】次いで、ステップ（５）において、全ての
印刷ジョブが終了したか否かを判断し、全ての印刷ジョ
ブが終了していない（まだ未処理の印刷ジョブがある）
と判断された場合は、再び、ステップ（２）以降の処理
を繰り返す。

【００５０】一方、ステップ（５）において、全ての印
刷ジョブが終了したと判断された場合は、本処理を終了
する。

【００５１】なお、プリントサーバから印刷終了通知を
受信したクライアントマシンは、表示部１０６に特定の
メッセージを表示し、ユーザに印刷の終了を通知する。

【００５２】〔第３実施例〕上記第１，第２実施例で
は、各クライアントマシン２０１，２０２から送信され
たデータに対しプリンタサーバ２０３が最適のプリンタ
を選択して、該選択したプリンタによる印刷および該印
刷終了後、前記選択されたプリンタをクライアントマシ
ンを通してユーザにメッセージとして通知する場合につ
いて説明したが、ユーザがクライアントマシンに印刷を
指示する際に、印刷時刻またはタインミングを指示でき
るように構成してもよい。以下、その実施例について説
明する。

【００５３】以下、本実施例と第３の発明の各手段との
対応およびその作用について図１，図２等を参照して説
明する。

【００５４】第３の発明は、前記保持手段（プリンタサ
ーバ２０３側の記憶装置１０４等）により保持された印
刷ジョブ情報を解析して出力時間指定状態を判定する第
２の判定手段（プリンタサーバ２０３側のＣＰＵ１０１
が記憶装置１０４等に記憶されたプログラムを実行して
判定する）を設け、プリンタサーバ２０３の通信部１０
７は、ＣＰＵ１０１の判定結果および指定された出力時
間に基づいて記憶装置１０４に保持された印刷ジョブ中
の印刷データを選択された印刷装置（本実施例ではカラ
ープリンタ２０４または白黒高速プリンタ２０５）に対
して転送して、記憶装置１０４により保持された印刷ジ
ョブ情報を解析して出力時間指定状態を判定するＣＰＵ
１０１の判定結果および指定された出力時間に基づいて
通信部１０７が保持された印刷ジョブ中の印刷データを
選択された印刷装置に対して転送して、出力時間が指定
された印刷ジョブ情報をスプールして、印刷装置資源の
使用環境に応じてユーザが指定した時間に選択した印刷
装置に転送して時差印刷処理させることを可能とする。

【００５５】図６は、図２に示したクライアントマシン
２０１，２０２の表示部１０６に表示される印刷時刻指
定画面の一例を示す図である。

【００５６】図において、７０１は時刻指定解除指示コ
ントロールエリア（エリア）で、時刻指定の解除有無を
指示するエリアとして機能し、該エリア７０１がカーソ
ルＫで指示された場合には、チェックマークが設定さ
れ、通常の即時の印刷処理、即ち第１実施例に示した印
刷処理に移行し、該エリア７０１がカーソルＫで指示さ
れない場合には、時刻指定印刷処理に移行する。

【００５７】７０２は印刷時刻入力コントロールエリア
で、印刷時刻を操作部１０５より所望とする印刷時刻デ
ータをユーザが入力する。７０３は処理確定コントロー
ルエリアで、表示部１０６の印刷時刻指定画面上におけ
る諸設定を確定指示するためのエリアとして機能し、該
エリア７０３がカーソルＫにより選択指示されると、後
述するジョブ情報作成処理に移行する。７０４は処理中
断コントロールエリアで、該エリア７０４がカーソルＫ
により選択指示されると、印刷処理を中断する。

【００５８】図７〜図９は、本発明に係る印刷システム
におけるデータ処理方法の第３実施例を示すフローチャ
ートであり、図７はクライアントマシン２０１，２０２
による印刷時刻指定処理手順に対応し、図８はプリンタ
サーバ２０３によるプリンタ選択処理手順に対応し、図
９はプリンタサーバ２０３による時刻指定印刷処理手順
に対応する。なお、図７において、（１）〜（４）は各
ステップを示し、図８において、（１１）〜（１７）は
各ステップを示し、図９において、（２１）〜（２８）
は各ステップを示す。

【００５９】以下、図７に基づいて印刷時刻指定処理動
作について説明する。

【００６０】ユーザがクライアントマシン２０１，２０
２の操作部１０５より印刷指示を行うと、ステップ
（１）において、クライアントマシン２０１，２０２
は、図６に示したように印刷時刻入力コントロールエリ
ア７０２を表示部１０６に表示し、ユーザの入力待機状
態となり、ユーザがエリア７０３をカーソルＫで指示す
ると、印刷時刻指定が終了し、ステップ（２）におい
て、ジョブ情報（印刷するデータに基づいてプリンタサ
ーバ２０３に指示する情報）を作成する。なお、本実施
例では印刷するデータがカラーデータか、白黒データか
を判別する情報、およびステップ（１）で入力された印
字時刻の情報を含めジョブ情報を作成する。

【００６１】次いで、ステップ（３）において、ステッ
プ（２）で作成したジョブ情報を印刷データに付加し、
ステップ（４）において、ステップ（３）でジョブ情報
が追加された印刷データ（印刷ジョブ）をプリンタサー
バ２０３に送信し、処理を終了する。

【００６２】なお、本実施例ではジョブ情報として、カ
ラー／白黒データを取り扱うが、情報の内容については
特に制限するものではない。また、印刷データにジョブ
データを付加し、一括してサーバに送信しているが、ジ
ョブ情報と印刷データとを分割して送信する構成として
もよい。

【００６３】以下、図８に基づいて、プリンタサーバ２
０３によるプリンタ選択処理動作について説明する。

【００６４】先ず、クライアントマシン２０１，２０２
から印刷ジョブを受信すると、ステップ（１１）におい
て、プリンタサーバ２０３は受信した印刷ジョブ中の印
刷データをＲＡＭ１０３あるいは記憶装置１０４に一時
的に記憶する。

【００６５】次いで、ステップ（１２）において、ジョ
ブ情報を解析し、ステップ（１３）において、時刻指定
された印刷ジョブがあるか否かを判断し、時刻指定され
た印刷ジョブがあると判断された場合は、本処理を終了
する。

【００６６】一方、ステップ（１３）において、時刻指
定された印刷ジョブがないと判断された場合は、ステッ
プ（１４）において、ステップ（１２）で解析された解
析結果とプリンタサーバ２０３上のＲＡＭ１０３または
記憶装置１０４に予め登録されているプリンタの資源情
報（プリンタエンジン情報を含む）と照合し、印刷デー
タがカラー印刷であるか否かを判断し、印刷データがカ
ラー印刷であると判断された場合は、ステップ（１５）
において、カラープリンタ２０４を選択し、ステップ
（１７）において、クライアントマシン２０１，２０２
から送られ、ステップ（１１）でＲＡＭ１０３等に一時
的に記憶された印刷ジョブ中から印刷データのみを、ス
テップ（１５）で選択したカラープリンタ２０４に送信
し、処理を終了する。

【００６７】一方、ステップ（１４）において、受信し
た印刷データがカラー印刷でないと判断された場合は、
ステップ（１６）において、白黒高速プリンタ２０５を
選択し、ステップ（１７）において、クライアントマシ
ン２０１〜２０２から送られ、ステップ（１１）でＲＡ
Ｍ１０３等に一時的に記憶された印刷ジョブ中から印刷
データのみを、ステップ（１６）で選択した白黒高速プ
リンタ２０５に送信し、全ての処理を終了する。

【００６８】以下、図９に基づいてプリンタサーバ２０
３による印刷時刻指定印刷処理について説明する。

【００６９】先ず、ステップ（２１）において、印刷し
ていない印刷ジョブがあるか否かを判断し、印刷してい
ない印刷ジョブがないと判断された場合は、本処理を終
了する。

【００７０】一方、ステップ（２１）において、印刷し
ていない印刷ジョブがあると判断された場合は、ステッ
プ（２２）において、クライアントマシン２０１，２０
２で作成されたジョブ情報を解析し、ステップ（２３）
において、印刷指定時刻と現時刻（プリンタサーバ２０
３はＣＰＵ１０１に図示しないバックアップ機能付のタ
イマ回路を有し、計時刻処理を行っている）を比較し、
印刷指定時刻に達しているか否かを判断し、印刷指定時
刻に達したと判断された場合は、ステップ（２４）にお
いて、ステップ（２２）で解析された解析結果とプリン
タサーバ２０３上のＲＡＭ１０３または記憶装置１０４
に予め登録されているプリンタの資源情報とを照合し、
印刷データがカラー印刷であるか否かを判断し、印刷デ
ータがカラー印刷であると判断された場合は、ステップ
（２５）において、カラープリンタ２０４を選択し、ス
テップ（２７）において、クライアントマシン２０１，
２０２から送られ、ステップ（２１）でＲＡＭ１０３等
に一時的に記憶された印刷ジョブ中から印刷データのみ
を、ステップ（２５）で選択したカラープリンタ２０４
に送信する。

【００７１】次いで、ステップ（２８）において、全て
の印刷ジョブのチェックが終了したか否か判断し、ＹＥ
Ｓならば処理を終了し、ＮＯならば、すなわち、全ての
ジョブのチェックが終了していない（ジョブが残ってい
る）と判断された場合は、再びステップ（２２）以降の
処理を繰り返す。

【００７２】一方、ステップ（２４）において、受信し
た印刷データがカラー印刷でないと判断された場合は、
ステップ（２６）において、白黒高速プリンタ２０５を
選択し、ステップ（２７）において、クライアントマシ
ン２０１，２０２から送られ、ステップ（２１）でＲＡ
Ｍ１０３等に一時的に記憶された印刷ジョブ中から印刷
データのみを、ステップ（２６）で選択した白黒高速プ
リンタ２０５に送信し、ステップ（２８）以降の処理を
行う。

【００７３】一方、ステップ（２３）において、印刷指
定時刻と現時刻を比較し印刷指定時刻に達していないと
判断された場合は、本処理を終了する。

【００７４】また、本実施例ではジョブ情報として、カ
ラー／白黒データを取り扱うが、情報の内容については
特に制限するものではない。また、印刷データにジョブ
データを付加し、一括してサーバに送信しているが、ジ
ョブ情報と印刷データを分割して送信してもよい。

【００７５】なお、ステップ（２３）において、指定時
刻に達したと判断された場合、時刻指定情報を時刻指定
されていない情報に修正し、図８に示したフローチャー
トの処理を呼び出すように構成してもよく、指定時刻に
印刷ジョブを実行できるのであれば処理の手順について
は特に限定するものではない。

【００７６】また、上記の印刷データに関しては、予め
クライアントマシン２０１，２０２上でイメージデータ
に展開されるものでもよいし、クライアントマシン２０
１，２０２とプリンタサーバ２０３で共通のデータ形式
を持ち、プリンタサーバ２０３がプリンタを選択してか
らイメージに展開してもよいし、ページ記述言語（ＰＤ
Ｌ）等を用いてプリンタに展開させる構成としてもよ
い。

【００７７】さらに、ネットワーク上にそれぞれ複数の
カラープリンタ（カラーレーザプリンタ，インクジェッ
トプリンタ），白黒プリンタ（インクジェットプリン
タ，レーザプリンタ）が存在する場合、プリンタを把握
する資源データの項目数（エンジン構成を示す仕様デー
タ等）を増やすことにより、より最適なカラープリン
タ，白黒プリンタを選択できるように構成してもよい。

【００７８】さらに、本発明は、複数の機器から構成さ
れるシステムに適用しても、１つの機器からなる装置に
適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装
置にプログラムを供給することによって達成される場合
にも適用できることは言うまでもない。この場合、本発
明を達成するためのソフトウエアによって表されるプロ
グラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。

【００７９】さらに、本発明を達成するためのソフトウ
エアによって表されるプログラムをネットワーク上のデ
ータベースから通信プログラムによりダウンロードして
読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、
本発明の効果を享受することが可能となる。

【００８０】

【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第１
の発明によれば、前記保持手段に保持された各印刷ジョ
ブ情報と前記資源情報記憶手段に記憶された各印刷装置
の資源情報とに基づいて選択手段が各印刷ジョブ情報中
の印刷データを印刷すべき印刷装置を選択し、該選択さ
れたいずれかの印刷装置に対して第１の転送手段が前記
印刷データを転送するので、いずれの情報処理装置も印
刷ジョブ情報処理に際し、印刷ジョブ情報の転送先を操
作指示しなくても、印刷装置資源の構成の変更等に左右
されることなく、プリンタサーバを仮想的なプリンタと
見做し、現在の印刷装置資源内で印刷処理可能な印刷装
置に対して印刷ジョブ情報の転送先の決定および転送を
代替処理することができる。

【００８１】第２の発明によれば、前記第１の転送手段
から転送した前記印刷データを印刷する印刷装置の動作
状態を監視して第１の判定手段が印刷終了と判定した場
合に、前記識別手段により識別された印刷終了通知先の
情報処理装置に対して通知手段が印刷結果取得先を示す
印刷装置情報が付加された印刷終了情報を通知するの
で、選択した印刷装置による印刷終了状態およびその出
力先の所在を印刷ジョブ情報入手先の情報処理装置に対
して確実に認識させることができる。

【００８２】第３の発明によれば、前記保持手段により
保持された印刷ジョブ情報を解析して出力時間指定状態
を判定する第２の判定手段の判定結果および指定された
出力時間に基づいて前記第１の転送手段が前記保持手段
に保持された印刷ジョブ中の印刷データを前記選択手段
により選択された印刷装置に対して転送するので、出力
時間が指定された印刷ジョブ情報をスプールして、印刷
装置資源の使用環境に応じてユーザが指定した時間に選
択した印刷装置に転送して時差印刷処理させることがで
きる。

【００８３】第４の発明によれば、作成手段が所定のア
プリケーションに基づく印刷データおよび所定の自己識
別情報を付加して印刷ジョブ情報を作成したら、該作成
された前記印刷ジョブ情報を第２の転送手段が前記プリ
ンタサーバに転送し、前記プリンタサーバから転送され
る印刷終了情報に基づいて報知手段が印刷終了および印
刷結果取得先となる印刷装置を報知するので、プリンタ
サーバが選択した印刷装置による印刷終了状態およびそ
の出力先の所在を印刷ジョブ情報入手先をユーザに確実
に認識させることができる。

【００８４】第５の発明によれば、作成手段が所定のア
プリケーションに基づく印刷データおよび所定の自己識
別情報を付加して印刷ジョブ情報を作成したら、該作成
された前記印刷ジョブ情報を第２の転送手段が前記プリ
ンタサーバに転送し、該転送された印刷ジョブ情報を保
持手段に保持し、該保持された各印刷ジョブ情報と前記
資源情報記憶手段に記憶された各印刷装置の資源情報と
に基づいて選択手段が各印刷ジョブ情報中の印刷データ
を印刷すべき印刷装置を選択し、該選択されたいずれか
の印刷装置に対して第１の転送手段が前記印刷データを
転送して、前記第１の転送手段から転送した前記印刷デ
ータを印刷する印刷装置の動作状態を監視して第１の判
定手段が印刷終了と判定した場合に、前記識別手段によ
り識別された印刷終了通知先の情報処理装置に対して通
知手段が印刷結果取得先を示す印刷装置情報が付加され
た印刷終了情報を通知して、前記プリンタサーバから転
送される印刷終了情報に基づいて報知手段が印刷終了お
よび印刷結果取得先となる印刷装置を報知するので、い
ずれの情報処理装置も印刷ジョブ情報処理に際し、印刷
ジョブ情報の転送先を操作指示しなくても、印刷装置資
源の構成の変更等に左右されることなく、プリンタサー
バを仮想的なプリンタと見做し、現在の印刷装置資源内
で印刷処理可能な印刷装置に対して印刷ジョブ情報の転
送先の決定および転送を代替処理し、かつプリンタサー
バが選択した印刷装置による印刷終了状態およびその出
力先の所在を印刷ジョブ情報入手先のユーザに確実に認
識させることができる。

【００８５】第６の発明によれば、前記保持手段に保持
された各印刷ジョブ情報と前記資源情報記憶手段に記憶
された各印刷装置の資源情報とに基づいて各印刷ジョブ
情報中の印刷データを印刷すべき印刷装置を選択し、該
選択されたいずれかの印刷装置に対して前記印刷データ
を転送し、前記保持手段により保持された印刷ジョブ情
報に基づいて印刷終了通知先を識別し、前記第１の転送
手段から転送した前記印刷データを印刷する印刷装置の
動作状態を監視して印刷終了かどうかを判定し、印刷終
了したと判定した時、前記識別手段により識別された印
刷終了通知先の情報処理装置に対して印刷結果取得先を
示す印刷装置情報が付加された印刷終了情報を通知する
ので、いずれの情報処理装置も印刷ジョブ情報処理に際
し、印刷ジョブ情報の転送先を操作指示しなくても、印
刷装置資源の構成の変更等に左右されることなく、プリ
ンタサーバを仮想的なプリンタと見做し、現在の印刷装
置資源内で印刷処理可能な印刷装置に対して印刷ジョブ
情報の転送先の決定および転送を代替処理する制御を自
動化することができる。

【００８６】従って、各情報処理装置はプリンタサーバ
を仮想的なプリンタと見做して印刷ジョブ情報の転送先
を無条件にプリンタサーバに固定指定させ、全ての情報
処理装置からの印刷ジョブ情報を画一的に受信し、該受
信した印刷ジョブ情報の転送先指定等のユーザによる操
作指示負担を不要とした印刷処理環境を容易に構築可能
として、さらに、プリンタサーバが印刷装置資源から選
択した印刷装置の所在およびその印刷終了情報を該印刷
ジョブ情報の取得先となるいずれかの情報処理装置に通
知して、ユーザが印刷処理情報および印刷結果の取得先
を示す印刷装置を確実に認知できるユーザフレンドリな
印刷環境を自在に構築できる等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施例を示す印刷システムの構成
を説明するブロック図である。

【図２】図１に示した印刷システムの情報処理装置の構
成を説明するブロック図である。

【図３】本発明に係る印刷システムにおけるデータ処理
方法の第１実施例を示すフローチャートである。

【図４】本発明に係る印刷システムにおけるデータ処理
方法の第１実施例を示すフローチャートである。

【図５】本発明に係る印刷システムのデータ処理方法の
第２実施例を示すフローチャートである。

【図６】図２に示したクライアントマシンの表示部に表
示される印刷時刻指定画面の一例を示す図である。

【図７】本発明に係る印刷システムにおけるデータ処理
方法の第３実施例を示すフローチャートである。

【図８】本発明に係る印刷システムにおけるデータ処理
方法の第３実施例を示すフローチャートである。

【図９】本発明に係る印刷システムにおけるデータ処理
方法の第３実施例を示すフローチャートである。

【符号の説明】

１０１ ＣＰＵ １０２ ＲＯＭ １０３ ＲＡＭ １０４ 記憶装置 １０５ 操作部 １０６ 表示部 １０７ 通信部 ２０１ クライアントマシン ２０２ クライアントマシン ２０３ プリンタサーバ

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 所定の通信媒体を介して複数の情報処理
   装置と複数の印刷装置と通信可能なプリンタサーバにお
   いて、各情報処理装置から受信した印刷ジョブ情報を保
   持する保持手段と、各印刷装置の資源情報を記憶する資
   源情報記憶手段と、前記保持手段に保持された各印刷ジ
   ョブ情報と前記資源情報記憶手段に記憶された各印刷装
   置の資源情報とに基づいて各印刷ジョブ情報中の印刷デ
   ータを印刷すべき印刷装置を選択する選択手段と、前記
   選択手段により選択されたいずれかの印刷装置に対して
   前記印刷データを転送する第１の転送手段とを有するこ
   とを特徴とするプリンタサーバ。
2. 【請求項２】 前記保持手段により保持された印刷ジョ
   ブ情報に基づいて印刷終了通知先を識別する識別手段
   と、前記第１の転送手段から転送した前記印刷データを
   印刷する印刷装置の動作状態を監視して印刷終了かどう
   かを判定する第１の判定手段と、前記第１の判定手段が
   印刷終了と判定した場合に、前記識別手段により識別さ
   れた印刷終了通知先の情報処理装置に対して印刷結果取
   得先を示す印刷装置情報が付加された印刷終了情報を通
   知する通知手段とを具備したことを特徴とする請求項１
   記載のプリンタサーバ。
3. 【請求項３】 前記保持手段により保持された印刷ジョ
   ブ情報を解析して出力時間指定状態を判定する第２の判
   定手段を設け、前記第１の転送手段は、前記第２の判定
   手段の判定結果および指定された出力時間に基づいて前
   記保持手段に保持された印刷ジョブ中の印刷データを前
   記選択手段により選択された印刷装置に対して転送する
   ことを特徴とする請求項１記載のプリンタサーバ。
4. 【請求項４】 所定の通信媒体を介して複数の印刷装置
   を管理するプリンタサーバと通信可能な情報処理装置に
   おいて、所定のアプリケーションに基づく印刷データお
   よび所定の自己識別情報を付加して印刷ジョブ情報を作
   成する作成手段と、前記作成手段により作成された前記
   印刷ジョブ情報を前記プリンタサーバに転送する第２の
   転送手段と、前記プリンタサーバから転送される印刷終
   了情報に基づいて印刷終了および印刷結果取得先となる
   印刷装置を報知する報知手段とを具備したことを特徴と
   する情報処理装置。
5. 【請求項５】 所定の通信媒体を介して複数の情報処理
   装置と複数の印刷装置を管理するプリンタサーバとが通
   信可能な印刷システムにおいて、各情報処理装置から受
   信した印刷ジョブ情報を保持する保持手段と、各印刷装
   置の資源情報を記憶する資源情報記憶手段と、前記保持
   手段に保持された各印刷ジョブ情報と前記資源情報記憶
   手段に記憶された各印刷装置の資源情報とに基づいて各
   印刷ジョブ情報中の印刷データを印刷すべき印刷装置を
   選択する選択手段と、前記選択手段により選択されたい
   ずれかの印刷装置に対して前記印刷データを転送する第
   １の転送手段と、前記保持手段により保持された印刷ジ
   ョブ情報に基づいて印刷終了通知先を識別する識別手段
   と、前記第１の転送手段から転送した前記印刷データを
   印刷する印刷装置の動作状態を監視して印刷終了かどう
   かを判定する第１の判定手段と、前記第１の判定手段が
   印刷終了と判定した場合に、前記識別手段により識別さ
   れた印刷終了通知先の情報処理装置に対して印刷結果取
   得先を示す印刷装置情報が付加された印刷終了情報を通
   知する通知手段とを備えるプリンタサーバと、所定のア
   プリケーションに基づく印刷データおよび所定の自己識
   別情報を付加して印刷ジョブ情報を作成する作成手段
   と、前記作成手段により作成された前記印刷ジョブ情報
   を前記プリンタサーバに転送する第２の転送手段と、前
   記プリンタサーバから転送される印刷終了情報に基づい
   て印刷終了および印刷結果取得先となる印刷装置を報知
   する報知手段とを備える複数の情報処理装置とを有する
   ことを特徴とする印刷システム。
6. 【請求項６】 所定の通信媒体を介して複数の情報処理
   装置と複数の印刷装置を管理する各情報処理装置から受
   信した印刷ジョブ情報を保持する保持手段と、各印刷装
   置の資源情報を記憶する資源情報記憶手段とを備えるプ
   リンタサーバとが通信可能な印刷システムのデータ処理
   方法において、前記保持手段に保持された各印刷ジョブ
   情報と前記資源情報記憶手段に記憶された各印刷装置の
   資源情報とに基づいて各印刷ジョブ情報中の印刷データ
   を印刷すべき印刷装置を選択する選択工程と、該選択さ
   れたいずれかの印刷装置に対して前記印刷データを転送
   する第１の転送工程と、前記保持手段により保持された
   印刷ジョブ情報に基づいて印刷終了通知先を識別する識
   別工程と、前記プリンタサーバから転送された前記印刷
   データを印刷する印刷装置の動作状態を監視して印刷終
   了かどうかを判定する第１の判定工程と、第１の判定工
   程により印刷終了したと判定した時、前記識別手段によ
   り識別された印刷終了通知先の情報処理装置に対して印
   刷結果取得先を示す印刷装置情報が付加された印刷終了
   情報を通知する通知工程とを有することを特徴とする印
   刷システムのデータ処理方法。