JPH0919018A - 曲がった管路への通線装置 - Google Patents

曲がった管路への通線装置

Info

Publication number
JPH0919018A
JPH0919018A JP16204695A JP16204695A JPH0919018A JP H0919018 A JPH0919018 A JP H0919018A JP 16204695 A JP16204695 A JP 16204695A JP 16204695 A JP16204695 A JP 16204695A JP H0919018 A JPH0919018 A JP H0919018A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rear end
wire
long tube
pipe
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16204695A
Other languages
English (en)
Inventor
Nariyuki Katahira
成幸 片平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP16204695A priority Critical patent/JPH0919018A/ja
Publication of JPH0919018A publication Critical patent/JPH0919018A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ばね弾性を有する長尺管11の先端に可撓管15
を介して先端部材17を取り付ける。長尺管11の肉厚内に
挿通したワイヤ23で先端部材17の向きを変えながら曲が
った管路に送り込む。送り込みは管路内の状態をライト
29とテレビカメラ27とモニタテレビ35で監視しながら行
う。先端部材17が管路の出口に達した後、呼び線21で光
ケーブルを長尺管11内に引き込み、その後、長尺管11を
管路の入口端に引き戻す。 【効果】 曲がった管路に容易に光ケーブルを通線でき
る。光ケーブルが管路の曲がり部の角でしごかれること
がないので、損傷を受けるおそれが少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、曲がった管路にケーブ
ル等を通線するのに使用される通線装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術とその課題】最近、下水道の配管などを利
用して各家庭に光ケーブルを配線することが検討されて
いる。しかし家庭につながる下水道の配管は屈曲部や分
岐部が多いため、目的のルートに光ケーブルを通線する
ことが困難である。また従来の通線方法は、管路にワイ
ヤを通線した後、ワイヤの後端に光ケーブルを接続し
て、管路内に光ケーブルを直接引き込む方式であるた
め、管路に例えば直角な曲がり部があると、光ケーブル
がそこで強くしごかれて損傷する危険性がある。
【0003】本発明の目的は、このような問題点に鑑
み、屈曲部や分岐部を有する管路に光ケーブル等の線状
体を、容易に、損傷させることなく通線することができ
る通線装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の通線装置は、外
力がかかると屈曲するが外力が除去されるとほぼ直線状
態に復元する程度のばね弾性を有し、肉厚内に周方向に
ほぼ等しい間隔をおいて、長手方向に延びる3本以上の
孔を有する長尺管と、この長尺管の先端に可撓管を介し
て取り付けられた全体として丸みを有する先端部材と、
前記長尺管内に通線され、先端が先端部材に仮止めさ
れ、後端が長尺管の後端から突出している呼び線と、前
記長尺管の各孔内に挿通され、先端が前記先端部材に接
続され、後端が長尺管の後端に設置された引張具に接続
されているワイヤと、前記先端部材に前方に向けて取り
付けられたテレビカメラおよびライトと、前記長尺管の
肉厚内に長手方向に配線され、先端がテレビカメラに接
続され、後端が長尺管の後端面から外部に引き出されて
いる信号ケーブルと、前記長尺管の肉厚内に長手方向に
配線され、先端がライトに接続され、後端が長尺管の後
端面から外部に引き出されている給電線とを備え、前記
ワイヤを引張具で後方に引っ張ることにより先端部材の
向きを変えられるようになっていることを特徴とするも
のである。
【0005】
【作用】この通線装置は次のように使用される。信号ケ
ーブルの後端にモニタテレビを接続し、給電線の後端に
電源を接続した状態で、長尺管を先端部材の方から管路
内に送り込んでいく。管路内の状態はライトによる照明
とテレビカメラとモニタテレビで監視することができ
る。先端部材が管路の屈曲部や分岐部に達したときは、
後方でいずれかのワイヤを引っ張ることにより先端部材
を進行方向に向け、さらに長尺管を送り込んでいく。こ
れにより管路の屈曲部や分岐部を容易に通過することが
できる。
【0006】先端部材が管路の出口端に達したら、呼び
線の後端に光ケーブル等の線状体を接続すると共に、呼
び線の先端を先端部材から引き出して引っ張る。これに
より線状体を長尺管内に引き込むことができる。この
後、線状体の先端を管路の出口端に保持したまま、長尺
管を管路の入口端の方へ引き戻せば、管路内に線状体が
通線された状態を得ることができる。
【0007】本発明の通線装置は、管路に光ケーブル等
の線状体を直接引き込むのではなく、管路にまず通線装
置の長尺管を通し、その長尺管の中に線状体を引き込ん
だ後、長尺管を引き戻すという操作をするので、線状体
が管路の曲がり部の角などでしごかれることがなく、損
傷を受けるおそれが少ない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1ないし図4は本発明の一実施例を示
す。この通線装置は、外力がかかると屈曲するが外力が
除去されるとほぼ直線状態に復元する程度のばね弾性を
有する長尺管11を備えている。長尺管11は図1およ
び図2に示すように、肉厚内に周方向にほぼ等しい間隔
をおいて、長手方向に延びる3本の孔13を有してい
る。また長尺管11の先端には蛇腹状の可撓管15を介
して先端部材17が取り付けられている。先端部材17
は長尺管11と同方向にほぼ同径の穴を有するが、この
穴は蓋19によって塞がれている。先端部材17は蓋1
9を含めて全体として丸みのある形状になっている。こ
れは管路内で凸部や角部などに突き当たっても、それを
避けて前進できるようにするためである。
【0009】長尺管11内には呼び線21が通線されて
いる。呼び線21の先端は先端部材17の例えば蓋19
に仮止めされ、後端は長尺管11の後端から外部に引き
出してある。呼び線21は長尺管11内に光ケーブル等
を引き込むためのものである。
【0010】長尺管11の前記孔13内にはそれぞれワ
イヤ23が挿通されている。ワイヤ23の先端は先端部
材17の後端に接続され、かつワイヤ23の後端は長尺
管11の後端に設置された引張具25に接続されてい
る。3本のワイヤ23に張力がかかっていないときは先
端部材17は長尺管11の軸線方向に向いている。1本
のワイヤを引っ張ると先端部材17はそのワイヤの側に
傾く。また2本のワイヤを同時に引っ張ると先端部材1
7はその2本のワイヤの中間の側に傾く。したがって3
本のワイヤ23の引張具合により先端部材17を任意の
方向に向けることが可能である。
【0011】先端部材17にはテレビカメラ27とライ
ト29が前方に向けて取り付けられている。また長尺管
11の肉厚内には長手方向に信号ケーブル31が配線さ
れている。信号ケーブル31の先端はテレビカメラ27
に接続され、後端は長尺管11の後端面から外部に引き
出されている。信号ケーブル31の後端にはコネクタ3
3が取り付けられており、このコネクタ33は通線装置
の使用時に図1のようにモニタテレビ35に接続され
る。
【0012】また長尺管11の肉厚内には長手方向に給
電線37が配線されている。給電線37の先端はライト
29に接続され、後端は長尺管11の後端面から外部に
引き出されている。給電線37の後端にはコネクタ39
が取り付けられており、このコネクタ39は通線装置の
使用時に図1のようにバッテリー等の電源41に接続さ
れる。
【0013】この通線装置は以上のような構成である。
次にこの通線装置を用いて管路内に光ケーブルを通線す
る方法を説明する。まず図1のようにモニタテレビ35
および電源41接続した状態で、長尺管11を先端部材
17の方から管路内に送り込んでいく。管路内の状態
は、ライト29の光を当ててテレビカメラ27で撮影し
た映像をモニタテレビ35に映し出すことにより監視す
ることができる。先端部材17が管路の屈曲部や分岐部
に達したときは、長尺管11の後端側でいずれかのワイ
ヤ23を引っ張ることにより先端部材17を進行方向に
向け、さらに長尺管11を送り込んでいく。これにより
管路の屈曲部や分岐部を容易に通過することができる。
【0014】先端部材17が管路の出口端に達したら、
呼び線21の後端に光ケーブルを接続した後、先端部材
17の蓋19を開いて呼び線21の先端を引き出して、
呼び線21を引っ張る。これにより光ケーブルを長尺管
11内に引き込むことができる。長尺管11はばね弾性
を有するため管路が直角に曲がっている部分でも円弧状
に屈曲する。したがって光ケーブルは曲がり部で強くし
ごかれることなく長尺管11内に引き込まれることにな
り、損傷を受けるおそれが少ない。なお長尺管11の内
面にローラーやボールを回転自在に取り付けておけば、
光ケーブルをさらに少ない抵抗で引き込むことが可能で
ある。
【0015】この後、光ケーブルの先端を管路の出口端
に保持したまま、長尺管11を管路の入口端の方へ引き
戻せば、管路内に光ケーブルを通線した状態が得られ
る。
【0016】本発明の通線装置は光ケーブルの通線だけ
でなく、管路内に洗浄用の管や細長いブラシ等を通線す
るのにも使用することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明の通線装置を
使用すれば、途中に曲がりや分岐のある管路に光ケーブ
ル等の線状体を、容易に、損傷させることなく通線する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る通線装置の一部切開
側面図。
【図2】 図1のA−A線における断面図。
【図3】 図1の通線装置の後端側の端面図。
【図4】 図1の通線装置の先端側の端面図。
【符号の説明】
11:長尺管 13:孔 15:可撓管 17:先端部材 21:呼び線 23:ワイヤ 25:引張具 27:テレビカメラ 29:ライト 31:信号ケーブル 37:給電線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外力がかかると屈曲するが外力が除去され
    るとほぼ直線状態に復元する程度のばね弾性を有し、肉
    厚内に周方向にほぼ等しい間隔をおいて、長手方向に延
    びる3本以上の孔(13)を有する長尺管(11)と、 長尺管(11)の先端に可撓管(15)を介して取り付
    けられた全体的に丸みのある先端部材(17)と、 長尺管(11)内に通線され、先端が先端部材(17)
    に仮止めされている呼び線(21)と、 長尺管(11)の各孔(13)内に挿通され、先端が先
    端部材(17)に接続され、後端が長尺管(11)の後
    端に設置された引張具(25)に接続されているワイヤ
    (23)と、 先端部材(17)に前方に向けて取り付けられたテレビ
    カメラ(27)およびライト(29)と、 長尺管(11)の肉厚内に長手方向に配線され、先端が
    テレビカメラ(27)に接続され、後端が長尺管(1
    1)の後端面から外部に引き出されている信号ケーブル
    (31)と、 長尺管(11)の肉厚内に長手方向に配線され、先端が
    ライト(29)に接続され、後端が長尺管(11)の後
    端面から外部に引き出されている給電線(37)とを備
    え、 ワイヤ(23)を引張具(25)で後方に引っ張ること
    により先端部材(17)の向きを変えられるようになっ
    ていることを特徴とする曲がった管路への通線装置。
JP16204695A 1995-06-28 1995-06-28 曲がった管路への通線装置 Pending JPH0919018A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16204695A JPH0919018A (ja) 1995-06-28 1995-06-28 曲がった管路への通線装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16204695A JPH0919018A (ja) 1995-06-28 1995-06-28 曲がった管路への通線装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0919018A true JPH0919018A (ja) 1997-01-17

Family

ID=15747070

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16204695A Pending JPH0919018A (ja) 1995-06-28 1995-06-28 曲がった管路への通線装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0919018A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100826889B1 (ko) * 2005-09-30 2008-05-06 에스엠시 가부시키가이샤 항온액 순환장치 및 상기 장치에 있어서의 온도제어방법
EP2194625A2 (en) * 2008-12-02 2010-06-09 Swisscom AG Cable pusher guiding system, method and device
CN112003197A (zh) * 2020-08-24 2020-11-27 国网安徽省电力有限公司安庆供电公司 多关节可视化弱电穿线器
CN116365424A (zh) * 2023-06-01 2023-06-30 国网山东省电力公司阳谷县供电公司 一种电网施工用电线穿线器

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100826889B1 (ko) * 2005-09-30 2008-05-06 에스엠시 가부시키가이샤 항온액 순환장치 및 상기 장치에 있어서의 온도제어방법
EP2194625A2 (en) * 2008-12-02 2010-06-09 Swisscom AG Cable pusher guiding system, method and device
WO2010063738A2 (de) 2008-12-02 2010-06-10 Swisscom Ag Einzieheinrichtung für ein kabel in ein bestehendes rohrnetz
WO2010063580A3 (en) * 2008-12-02 2010-08-26 Swisscom Ag Cable pusher guiding system, method and device
WO2010063738A3 (de) * 2008-12-02 2010-09-16 Swisscom Ag Einzieheinrichtung für ein kabel in ein bestehendes rohrnetz
EP2194625A3 (en) * 2008-12-02 2011-03-30 Swisscom AG Cable pusher guiding system, method and device
US20110227010A1 (en) * 2008-12-02 2011-09-22 Swisscom Ag Insertion device for a cable in an existing pipe network
JP2012510790A (ja) * 2008-12-02 2012-05-10 スイスコム アーゲー 既存のパイプ網へのケーブル挿入装置
AU2009321658B2 (en) * 2008-12-02 2013-05-16 Swisscom Ag Cable pusher guiding system, method and device
US8616526B2 (en) 2008-12-02 2013-12-31 Swisscom Ag Insertion device for a cable in an existing pipe network
RU2510112C2 (ru) * 2008-12-02 2014-03-20 Свисском Аг Устройство для втягивания кабеля в существующую трубную сеть
CN112003197A (zh) * 2020-08-24 2020-11-27 国网安徽省电力有限公司安庆供电公司 多关节可视化弱电穿线器
CN116365424A (zh) * 2023-06-01 2023-06-30 国网山东省电力公司阳谷县供电公司 一种电网施工用电线穿线器
CN116365424B (zh) * 2023-06-01 2023-09-05 国网山东省电力公司阳谷县供电公司 一种电网施工用电线穿线器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4246604A (en) Pipe inspection apparatus
EP0529821A1 (en) Endoscope
EP1247484A4 (en) DEVICE FOR WASHING ENDOSCOPE OBSERVATION WINDOW
JP2009060781A (ja) 2つの部材を導管の中に同時に導入する装置
ATE366889T1 (de) Anschlussstück für flexible kunststoffleitungen mit sensoranordnung
JPH0919018A (ja) 曲がった管路への通線装置
JP2002048983A (ja) 遠隔点検装置
US20050028307A1 (en) Snake
JP4414508B2 (ja) 内視鏡装置
JPH10336829A (ja) 通線ロッド用の先端ガイド
JPH0349727A (ja) 内視鏡
JP2628283B2 (ja) 可撓管ガイド用治具
JP2004016725A (ja) 超音波内視鏡
JP4441070B2 (ja) 内視鏡の先端部
JP2003190092A (ja) 内視鏡用掃除ブラシ
JPH11252733A (ja) 配線用呼び線導入具
JP2015031335A (ja) 管内作業装置
CN213787312U (zh) 一种医用硬性电子内窥镜
JP4250307B2 (ja) 管内抽水装置
JP2583680B2 (ja) 通線装置
JP3213922U (ja) 位置検出用プローブ、および内視鏡
JP3477275B2 (ja) 内視鏡
JP2005027398A (ja) 電線管、受口継手及びそれを用いたケーブル敷設方法
JP2002306404A (ja) 内視鏡の内蔵物保護構造
JPH0426082Y2 (ja)