JPH09189882A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09189882A
JPH09189882A JP1837496A JP1837496A JPH09189882A JP H09189882 A JPH09189882 A JP H09189882A JP 1837496 A JP1837496 A JP 1837496A JP 1837496 A JP1837496 A JP 1837496A JP H09189882 A JPH09189882 A JP H09189882A
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Minoru Sashita
実 指田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置全体の小型化を図りつつ高品位な画像を
プリントできる画像形成装置を得ること。 【解決手段】 照明手段LXで照明した投影画像Fを投
影レンズ6によりスクリーン11面上あるいは像担持体
15面上に投影する画像形成装置において、該像担持体
に入射する該投影画像に基づく光束の光学的中心上に回
転中心を持つ複数の遮光部108,110と、該複数の
遮光部に挟まれた通光部109とを有する露光制御部材
を具備し、該露光制御部材の転動によって該光束の像担
持体への入射又は遮光を制御する露光制御手段100
を、該像担持体近傍に設けたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置に関
し、特に縮小記録されたマイクロフィルム等の投影画像
(画像情報)を投影レンズによりスクリーン面上、ある
いは像担持体面上に拡大投影するようにした、例えばマ
イクロフィルムリーダープリンター等の装置に好適な画
像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より図11、図12に示すようにマ
イクロフィルムに縮小記録された投影画像(画像情報)
を原稿とする画像形成装置、即ちマイクロフィルムリー
ダープリンター(以下「リーダープリンター」と称す)
においては所定の位置にセットされたマイクロフィルム
Fを照明手段LXによって照明し、投影レンズ36によ
り該マイクロフィルムF上に記録された画像情報をスク
リーン41上に拡大投影するリーダー部と、拡大途中の
画像光(画像情報)をプリント用のスキャナー50によ
って走査し、該マイクロフィルムF上に記録された画像
情報を露光スリット44を介して像担持体としての感光
ドラム45に導き、露光、現像、転写そして定着等の電
子写真プロセスを行なうプリンター部と、から構成され
ている。
【0003】このようなリーダープリンターにおいて原
稿であるマイクロフィルムFは、一般的にはネガと言わ
れるタイプが用いられている場合が多い。従って装置か
ら排出される転写材にポジ像を形成する為には、一般に
反転現像と呼ばれる現像方式を用いることになる。
【0004】その場合、マイクロフィルムF上に記録さ
れた画像情報の周辺部に存在する光束が透過する部分は
黒枠として転写材上に表われてしまっていた。この黒枠
は現像剤を無駄に消費し、ランニングコストの上昇を招
く結果となっている。
【0005】又、投影されている画像情報の一部分のみ
をプリントする部分コピーの要求もあり、従来では以下
に示す方法(1) 〜(3) によって像担持体面上に形成され
る現像剤による可視像の制御が行なわれている。 (1)像担持体の移動方向に同期する方向(副走査方
向) (1-1) 露光シャッターを用いずに像担持体に形成された
潜像を現像しない、即ち現像装置の制御を行なう方法。
【0006】(1-2) 図12に示す像担持体45に不要な
画像光を入射させないようにスリット44の上方に設け
た1枚の露光シャッター46を用いる方法。
【0007】(1-3) 図11に示す像担持体45に不要な
画像光を入射させないように、その移動に同期してスラ
イドする露光シャッター47を用いる方法。 (2)像担持体の移動方向と直角な方向(主走査方向) (2-1) 像担持体に不要な画像光を入射させないように、
その移動方向と直角な方向に任意な量だけ移動可能なシ
ャッターを用いる方法。 (3)像担持体の移動方向に同期する方向(副走査方
向)、像担持体の移動方向と直角な方向(主走査方向)
を同時に行なう (3-1) 液晶シャッター 液晶を露光シャッターとして用いる方法。 等が挙げられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記に示した従来例に
おいて像担持体の移動方向と同期する方向の露光制御に
関しては、下記に示す問題点がある。
【0009】(4-1) 像担持体に形成された潜像を現像し
ない、即ち現像装置の制御を行なう方法では、該像担持
体に形成される潜像に対して任意の位置から現像を始め
る、あるいは現像を止めることにより不要な潜像を現像
しないようにしているが、この場合、現像の始まり、あ
るいは現像の終りに現像装置の立上り、立下りによって
生じる可視像のダレ部分が発生する。更には現像装置の
持つ現像幅も可視像のダレとなる。これはプリントの品
位を落とし、又現像の始め、現像の終りの制御のタイミ
ングが難しくなってしまうという問題点を持つ。
【0010】(4-2) 図12に示す像担持体45に不要な
画像光を入射させないようにスリット44の上方に設け
た1枚の露光シャッター46を用いる方法は、簡単な構
成である為、比較的多くの装置に用いられることが多い
が、電子写真プロセスが高速になるにつれて、露光シャ
ッター46の先端が像担持体45の回転方向と逆に移動
する場合に画像端部のダレが大きくなってしまい、プリ
ントの品位が低下してしまうという問題点がある。
【0011】(4-3) 像担持体に不要な画像光を入射させ
ないように、その移動に同期した露光シャッターを用い
る方法では、例えば図12に示すような走査方法を用い
る場合にシャッター部材が像担持体45に近接して設け
られれば良いが、実際には該像担持体45近傍には種々
の装置、例えば一次帯電器、現像装置、転写装置等が配
設されており、従ってシャッター部材は該像担持体45
から、やや離れた所に配置されることになる。図11に
示すような走査光学系(走査露光系)においては、像担
持体45に入射する光束(走査光)の入射角が該像担持
体45の表面近傍を中心として大きく振れる為、シャッ
ター部材が大きくなり、又該シャッター部材を動かす動
力源も、よりパワーのあるものが必要となる。更にプリ
ンタ部が高速化すると露光シャッター47を動かす速度
も速くしなければならなくなり、この傾向はますます顕
著になりコストアップを招くことになる。
【0012】また像担持体の移動方向と直角な方向の露
光制御に関しては、下記に示す問題点がある。
【0013】(5-1) 像担持体に不要な画像光を入射させ
ないように、その移動方向と直角な方向に任意な量だけ
移動可能なシャッターを用いる方法は、上記に示した(1
-3)と同様に像担持体に入射する光束(走査光)の入射
角が該像担持体の表面近傍を中心として大きく振れる
為、シャッター部材が大きくなり、又該シャッター部材
を動かす動力源も、よりパワーのあるものが必要とな
り、更にはプリンタ部が高速化するとシャッターを動か
す速度も速くしなければならないという問題点がある。
【0014】また像担持体の移動方向に同期する方向及
び像担持体の移動方向と直角な方向とを同時に行なう露
光制御に関しては、下記に示す問題点がある。
【0015】(6-1) 液晶を露光シャッターとして用いる
場合には液晶の特性上、光量がかなり落ちてしまい像担
持体にコントラストの良い潜像を形成するには不十分と
なってしまうことになる。又照明光源の輝度アップ等に
より光量の問題点を解決したとしても、例えば従来用い
られているハロゲンランプを光源とした場合、画像形成
装置内の機内温度の上昇や、フィルム面の温度上昇等の
問題、更には輝度アップの為のランプ電源の強化による
コストアップは必至である。
【0016】本発明は光束の像担持体への入射又は遮光
を制御する露光制御手段の一要素を構成する露光制御部
材を回転式にし、その回転支点を像担持体に入射する光
束(走査光)の光学中心上に設け、露光スリットの作用
を兼用することにより、小型化した露光制御手段を像担
持体近傍に設けることができ、又複写画像の先端、後端
の画像エッジが明確な高品位なプリントを得る為の露光
制御を確実に行なうことができる画像形成装置の提供を
目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の画像形成装置
は、 (1)照明手段で照明した投影画像を投影レンズにより
スクリーン面上あるいは像担持体面上に投影する画像形
成装置において、該像担持体に入射する該投影画像に基
づく光束の光学的中心上に回転中心を持つ複数の遮光部
と、該複数の遮光部に挟まれた通光部とを有する露光制
御部材を具備し、該露光制御部材の転動によって該光束
の像担持体への入射又は遮光を制御する露光制御手段
を、該像担持体近傍に設けたことを特徴としている。
【0018】特に(1−1)前記複数の遮光部は回転中
心を同じくする一体となって転動することができる2つ
の部材より成っていることや、(1−2)前記複数の遮
光部は回転中心を同じくするそれぞれ独立して転動する
ことができる2つの部材より成っていることや、(1−
3)前記2つの部材は前記光束の像担持体への遮光時に
は、該2つの部材の少なくとも一部が互いに重なること
や、(1−4)前記2つの部材は露光中に該2つの部材
の相対角度を可変することができることや、(1−5)
前記複数の遮光部は回転中心を同じくするそれぞれ独立
して転動することができる第1、第2の2つの部材より
成り、該第1の部材は2つの遮光部材と、該2つの遮光
部材に挟まれた通光部とより成り、該第2の部材は該第
1の部材の通光部を光学的に遮蔽できることや、(1−
6)前記第1、第2の2つの部材は露光中に該第1、第
2の2つの部材の相対角度を可変することができること
や、(1−7)前記通光部は前記像担持体に露光される
光量を制限する露光スリットを兼ねていること、等を特
徴としている。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態1の要部
概略図である。
【0020】同図において3は光源手段であり、例えば
ハロゲンランプや螢光灯等より成っている。4は球面ミ
ラーであり、光源手段3からマイクロフィルムF側とは
逆方向に出射した光束を集光し照明効率を高めている。
5はコンデンサーレンズであり、光源手段3から出射し
た光束を集光している。尚本実施形態では光源手段3、
球面ミラー4そしてコンデンサーレンズ5等の各要素で
照明手段(照明光学系)LXを構成している。
【0021】Fは透過型の投影画像(画像情報)であ
り、例えばマイクロフィルム等から成っている。6は投
影レンズであり、投影画像Fをスクリーン11面上又は
像担持体としての感光ドラム(記録媒体)15面上に拡
大投影している。本実施形態では投影レンズ6の入射瞳
位置近傍に光源手段3からの光束が集束するように、即
ちケーラー照明するように各要素を設定している。
【0022】7,8は各々光路折り曲げ用の固定の反射
ミラーである。9,10は各々リーダー用の固定の反射
ミラー、11はスクリーンである。
【0023】20は移動可能なプリント用の走査部(以
下「スキャナー」と称す。)であり、走査用の第1ミラ
ー12と第2ミラー13とを有しており、プリント時に
光路内に位置するように図中矢印Wの如く移動し、リー
ダー時には光路外へ退避している。
【0024】100は本発明に関わる露光制御手段であ
り、感光ドラム15真上近傍に設けている。本実施形態
における露光制御手段100は後述するように感光ドラ
ム15に入射する画像情報に基づく光束(走査光)の光
学的中心(後述する嵌合穴105,107に相当)上に
回転中心を同じくする一体となって転動することができ
る第1、第2の2つの遮光部材(遮光部)と、該2つの
遮光部材に挟まれた通光部とより成る露光制御部材を有
し、該露光制御部材の転動(回動)によって該光束の感
光ドラム15への入射又は遮光を制御しており、かつ該
感光ドラム15面に露光される光量を制限する露光スリ
ットの作用をも兼用している。
【0025】尚、光学的中心上の回転中心とは走査する
光束の走査断面に対して垂直で、かつ走査する光束の中
心光線が交差する点(軸)をいう。
【0026】感光ドラム15の周辺には不図示の帯電装
置、現像装置、転写装置そしてクリーニング装置がそれ
ぞれ配設されており、公知の電子写真プロセスにより複
写画像が得られる。
【0027】1はA4判カセットであり、A4判サイズ
の転写紙を収納しており、2はA3判カセットであり、
A3判サイズの転写紙を収納しており、これらの転写紙
は公知の給紙カセットに収納しており、プリント指令に
基づいて選択された給紙カセットから給紙される。
【0028】17は供給リールであり、マイクロフィル
ムFを供給している。18は給送用モータであり、供給
リール17を保持する供給軸(不図示)に連結してい
る。19は巻き取りリールであり、マイクロフィルムF
を巻き取っている。20は巻き取りモータであり、巻き
取り軸(不図示)に連結している。21はフィルム押え
部材であり、マイクロフィルムFを押えている。22は
正転、逆転可能なキャプスタンローラであり、マイクロ
フィルムFは供給リール17と巻き取りリール19間に
巻きかけられて、該キャプスタンローラ22の正逆転に
よって巻き取りリール19に巻き取られ、あるいは供給
リール17に巻き戻されている。
【0029】本実施形態においてマイクロフィルムFは
照明手段LXからの光束で照明され、該照明されたマイ
クロフィルムF上に記録された画像(画像情報)は、投
影レンズ6及び反射ミラー7,8,9,10から成るリ
ーダー部光学系によりスクリーン11上に投影レンズ6
による所定の倍率で拡大投影される。このときプリント
用のスキャナー20はスクリーン11に対する投影光路
aを遮断しない位置まで図中矢印Wの方向に後退してい
る。
【0030】又、マイクロフィルムF上の画像を複写
(コピー)する場合には、反射ミラー8と反射ミラー9
との間の光路上に走査用の第1ミラー12が配され、該
走査用の第1ミラー12及び第2ミラー13とを一体と
して感光ドラム15の周速の1/2で図中矢印Wの方向
へ移動して、反射ミラー8上のマイクロフィルムFから
の画像光(画像情報)を走査して感光ドラム15面の露
光位置に投影している。そして感光ドラム15面上に形
成された潜像を現像剤により可視化し、その後転写材に
転写、定着し排出している。
【0031】次に本発明に関わる露光制御手段の構成に
ついて図2を用いて説明する。図2は露光制御手段周辺
の要部斜視図である。
【0032】同図において100は露光制御手段、10
1はステッピングモータ、102はギヤであり、ステッ
ピングモータ101の軸に取り付けられている。104
は回転部材であり、回転部材保持軸(不図示)に嵌合し
ている。105は嵌合穴であり、回転部材104に設け
られている。103はギヤであり、回転部材104に設
けられており、ステッピングモータ101に取り付けた
ギヤ102と噛合している。106は回転部材であり、
回転部材保持軸(不図示)に嵌合している。107は嵌
合穴であり、回転部材106に設けられている。この回
転部材104,106に設けた両嵌合穴105,107
は対向している。
【0033】108,110は各々遮光部としての第
1、第2の遮光部材であり、回転部材104,106に
取り付けられており、該第1、第2の2つの遮光部材1
08,110は、その間に露光スリットを兼ねた通光部
109を形成している。
【0034】次にこの露光制御手段の動作について図3
を用いて説明する。図3において図2に示した要素と同
一要素には同符番を付している。
【0035】同図においてL1,L2,L3は各々プリ
ント用のスキャナー(不図示)の位置に対応した光束
(走査光)であり、L1はスキャン開始時の光束、L2
はスキャン中央部での光束、L3はスキャン終了時の光
束である。
【0036】図3(A)は露光開始前の状態を示してお
り、この状態では第1の遮光部材108によってスキャ
ナー(不図示)からの全ての光束L1〜L3が遮光され
ている。ここで走査が開始するとスキャナーからの光束
はL1〜L3へ向けて次第に変化していく。A3,A4
などの定形紙サイズ、又は不図示の公知の黒枠検知手段
又はプリント領域指定手段等によって定められた複写開
始位置にスキャナーが到達すると制御部(不図示)によ
ってステッピングモータ101が駆動され、第1の遮光
部材108のエッジ部108aが感光ドラム15の周速
に略等しい速度で移動し、該感光ドラム15面に光束を
照射し始める。
【0037】次いで図3(B)に示すように通光部10
9がL1〜L3のいずれの光束も遮らない位置にくると
ステッピングモータ101は一旦動作を停止し、感光ド
ラム15面に光束を入射させ続ける。上記のようなA
3,A4などの定形紙サイズ、又は不図示の公知の黒枠
検知手段又はプリント領域指定手段等によって定められ
た複写終了位置にスキャナーが到達すると制御部(不図
示)によってステッピングモータ101が再び駆動さ
れ、第2の遮光部材110のエッジ110aが感光ドラ
ム15の周速に略等しい速度で移動し、スキャナーから
の光束L1〜L3を完全に遮る図3(C)に示すような
状態になる。その後に、プリントが終了した時点で露光
制御部材はステッピングモータ101によって図3
(A)に示す状態に復帰する。
【0038】図4は本発明の実施形態2の主要部分であ
る露光制御手段周辺の要部斜視図である。同図において
図2に示した要素と同一要素には同符番を付している。
【0039】本実施形態において前述の実施形態1と異
なる点は露光制御部材を回転中心を同じくするそれぞれ
独立して動作(転動)が可能な第1、第2の2つの遮光
部材より構成したことである。その他の構成及び光学的
作用は前述した実施形態1と略同様である。
【0040】即ち、同図において200は露光制御手
段、201はステッピングモータ、202はギヤであ
り、ステッピングモータ201の軸に取り付けられてい
る。203は回転部材であり、回転部材保持軸(不図
示)に嵌合する嵌合穴(不図示)を有している。204
はギヤであり、回転部材203に設けられており、ステ
ッピングモータ201に取り付けたギヤ202と噛合し
ている。205は回転部材であり、回転部材保持軸(不
図示)に嵌合している。206は嵌合穴であり、回転部
材205に設けられている。この回転部材203,20
5に取り付けた嵌合穴は対向している。
【0041】211はステッピングモータ、212はギ
ヤであり、ステッピングモータ211の軸に取り付けら
れている。213は回転部材であり、回転部材保持軸
(不図示)に嵌合する嵌合穴(不図示)を有している。
214はギヤであり、回転部材213に設けられてお
り、ステッピングモータ211に取り付けたギヤ212
と噛合している。215は回転部材であり、回転部材保
持軸(不図示)に嵌合している。216は嵌合穴であ
り、回転部材215に設けられている。この回転部材2
13,215に取り付けた嵌合穴は対向している。
【0042】207は遮光部としての第1の遮光部材で
あり、回転部材203,205に取り付けられている。
217は遮光部としての第2の遮光部材であり、回転部
材213,215に取り付けられている。本実施形態に
おける第1、第2の2つの遮光部材207,217は回
転中心を同じくするそれぞれ独立して転動(回動)する
ことができるように構成している。又全ての回転部材は
同一軸線上に回転可能にして設けている。
【0043】次にこの露光制御手段の動作について図5
を用いて説明する。図5において図3、図4に示した要
素と同一要素には同符番を付している。
【0044】図5(A)は露光開始前の状態を示してお
り、この状態では第1の遮光部材207によってスキャ
ナー(不図示)からの全ての光束L1〜L3が遮光され
ている。ここで走査が開始するとスキャナーからの光束
はL1〜L3へ向けて次第に変化していく。A3,A4
などの定形紙サイズ、又は不図示の公知の黒枠検知手段
又はプリント領域指定手段等によって定められた複写開
始位置にスキャナーが到達すると制御部(不図示)によ
ってステッピングモータ201(不図示),211が駆
動され、第1の遮光部材207と第2の遮光部材217
とが同時に感光ドラム15の周速に略等しい速度で移動
し始める。その後、図5(B)に示す位置に第2の遮光
部材217が到達するとステッピングモータ211は動
作を停止する。
【0045】一方、ステッピングモータ201は動作を
続け、第1の遮光部材207のエッジ部207aが感光
ドラム15の周速に略等しい速度で移動し、該感光ドラ
ム15に光束を照射し始める。第1の遮光部材207が
第2の遮光部材217に対して所定の相対角度に達する
図5(B)に示す位置までステッピングモータ201が
駆動され、図5(B)に示すように露光スリットを兼ね
た通光部220が第1の遮光部材207のエッジ部20
7aと第2の遮光部材217のエッジ部217aとによ
って形成される。この通光部220が所定の位置に形成
されるとステッピングモータ201は一旦動作を停止
し、感光ドラム15に光束を入射させ続ける。
【0046】上記のようなA3,A4などの定形紙サイ
ズ、又は不図示の公知の黒枠検知手段又はプリント領域
指定手段等によって定められた複写終了位置にスキャナ
ーが到達すると制御部(不図示)によってステッピング
モータ211が駆動され、第2の遮光部材217のエッ
ジ部217aが感光ドラム15の周速に略等しい速度で
移動し、通光部220は次第に小さくなり、そして該エ
ッジ部217aは第1の遮光部材207と接し通光部2
20は無くなる。そしてその瞬間からステッピングモー
タ211も動作を始め第1の遮光部材207と第2の遮
光部材217とが連なって移動し、スキャナーからの光
束L1〜L3を完全に遮る図5(C)に示すような状態
になる。その後に、第1の遮光部材207のエッジ部2
07aと第2の遮光部材217のエッジ部217aとが
オーバーラップした状態で保持しつつ図5(A)に示す
状態に復帰する。
【0047】本実施形態においては露光の始めと終りと
がそれぞれ独立に任意に行なえる為、例えば通光部22
0の開口時間を自由に制御することができ、例えばライ
ンコピー等も実現することができる。更に通光部220
が存在しない状態で図5(C)の状態から図5(A)の
状態に復帰できることから図6に示すような中抜きプリ
ントも可能になる。尚図6はシャッターを閉じたままリ
ターンさせることにより画像情報の一部を中抜きした画
像情報の様子を示している。
【0048】更に本実施形態においては前述の如く第1
の遮光部材207と第2の遮光部材217とをそれぞれ
独立して転動させることができるので、該第1の遮光部
材207のエッジ部207aと該第2の遮光部材217
のエッジ部217aとによって形成される通光部22
0、即ち露光スリットの幅を、投影レンズごとに、ある
いは近年多く用いられるズーム式投影レンズの投影倍率
の変化などによって生じる投影光量の変化を公知のレン
ズ検知手段やレンズ倍率検知手段等の検知手段により検
知した情報に基づいて予め設定した通光部の幅に変化さ
せることにより、より感光ドラムの露光量を均一に確保
することもできる。
【0049】又、図7(A)に示すように照明光学系と
投影レンズとの関係によってシェーディングが発生した
場合には、図7(B)に示すように通光部、即ち露光ス
リットの幅を感光ドラムへの光束の露光中に、その第1
の遮光部材207と第2の遮光部材217のどちら一
方、例えば第2の遮光部材217を転動することで可変
することにより、シェーディング補正を行なうこともで
きる。
【0050】図8は本発明の実施形態3の主要部分であ
る露光制御手段周辺の要部斜視図である。同図において
図2に示した要素と同一要素には同符番を付している。
【0051】本実施形態において前述の実施形態1と異
なる点は露光制御部材を回転中心を同じくするそれぞれ
独立して転動が可能な第1、第2の2つの部材より構成
し、該第1の部材を第1、第2の2つの遮光部材と、該
2つの遮光部材に挟まれた通光部とより構成し、第2の
部材を第1の部材の通光部を光学的に遮蔽できるように
構成したことである。その他の構成及び光学的作用は前
述した実施形態1と略同様である。
【0052】即ち、同図において300は露光制御手
段、301はステッピングモータ、302はギヤであ
り、ステッピングモータ301の軸に取り付けられてい
る。303は回転部材であり、回転部材保持軸(不図
示)に嵌合する嵌合穴304を有しており、該回転部材
303の廻りに設けられたギヤ305はステッピングモ
ータ301に取り付けたギヤ302と噛合している。3
06は回転部材であり、回転部材保持軸(不図示)に嵌
合する嵌合穴(不図示)を有している。この回転部材3
03,306に設けた嵌合穴は対向している。
【0053】311はステッピングモータ、312はギ
ヤであり、ステッピングモータ311の軸に取り付けら
れている。313は回転部材であり、回転部材保持軸
(不図示)に嵌合する嵌合穴314を有している。31
5はギヤであり、回転部材313に設けられており、ス
テッピングモータ311に取り付けたギヤ312と噛合
している。316は回転部材であり、回転部材保持軸
(不図示)に嵌合する嵌合穴(不図示)を有している。
この回転部材313,316に設けた嵌合穴は対向して
いる。
【0054】307,308は各々第1の部材を構成す
る遮光部としての第1、第2の遮光部材であり、回転部
材303,306に取り付けられており、該第1、第2
の2つの遮光部材307,308は、その間に露光スリ
ットを兼ねた通光部309を形成している。317は第
2の部材を構成する遮光部としての第3の遮光部材であ
り、回転部材313,316に取り付けられており、第
1の部材の通光部309を光学的に遮蔽している。又全
ての回転部材は同一軸線上に回転可能にして設けてい
る。
【0055】次にこの露光制御手段の動作について図
9、図10を用いて説明する。図9、図10において図
3、図8に示した要素と同一要素には同符番を付してい
る。
【0056】図9(A)は露光開始前の状態を示してお
り、この状態では第1の遮光部材307によってスキャ
ナー(不図示)からの全ての光束L1〜L3が遮光され
ている。ここで走査が開始するとスキャナーからの光束
はL1〜L3へ向けて次第に変化していく。A3,A4
などの定形紙サイズ、又は不図示の公知の黒枠検知手段
又はプリント領域指定手段等によって定められた複写開
始位置にスキャナーが到達すると制御部(不図示)によ
ってステッピングモータ301(不図示),311が駆
動され、第1の遮光部材307と第3の遮光部材317
とが同時に感光ドラム15の周速に略等しい速度で移動
し始める。その後、図9(B)に示す位置に第3の遮光
部材317が到達するとステッピングモータ311は動
作を停止する。
【0057】一方、ステッピングモータ301は動作を
続け、第1の遮光部材307のエッジ部307aが感光
ドラム15の周速に略等しい速度で移動し、該感光ドラ
ム15に光束を照射し始める。第1の遮光部材307が
第3の遮光部材317に対して所定の相対角度に達する
図9(B)に示す位置までステッピングモータ311が
駆動され、図9(B)に示すように露光スリットを兼ね
た通光部320が第1の遮光部材307のエッジ部30
7aと第3の遮光部材317のエッジ部317aとによ
って形成される。この通光部320が所定の位置に形成
されるとステッピングモータ301は一旦動作を停止
し、感光ドラム15に光束を入射させ続ける。
【0058】上記のようなA3,A4などの定形紙サイ
ズ、又は不図示の公知の黒枠検知手段又はプリント領域
指定手段等によって定められた複写終了位置にスキャナ
ーが到達すると制御部(不図示)によってステッピング
モータ311が駆動され、第3の遮光部材317のエッ
ジ部317aが感光ドラム15の周速に略等しい速度で
移動し、スキャナーからの光束L1〜L3を完全に遮る
図9(C)に示すような状態になる。その後に、プリン
トが終了した時点で露光制御部材はステッピングモータ
301,311によって図9(A)に示す状態に復帰す
る。
【0059】更に本実施形態では前記図6に示したよう
な中抜きのプリントやラインコピーに対応する為に、こ
れらの変則プリントが指示されたときにはステッピング
モータ301,311が指示に応じて、例えば図10
(A),(B)に示すように第3の遮光部材317のエ
ッジ部317bと第2の遮光部材308のエッジ部30
8aとで露光スリット(通光部)321を形成するよう
に、あるいはスキャナーからの光束L1〜L3を完全に
遮るように感光ドラム15の周速に略等しい速度で転動
する。これは前述の実施形態2よりも更にきめの細かい
プリントが可能で、例えば中抜きプリントの中抜きの最
低幅やラインコピーを1枚の転写紙の中に2本行なうな
どのプリントが可能になり、ユーザーの要望に幅広く応
えることができる。
【0060】又、本実施形態においても前述の実施形態
2と同様に投影レンズによる露光量の補正やシェーディ
ング補正を行なえることは言うまでもない。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば前述の如く露光制御手段
の一要素を構成する露光制御部材を回転式にし、その回
転支点を像担持体に入射する光束(走査光)の光学中心
上に設け、該露光制御部材を転動させることによって、
光束の像担持体への入射又は遮光を制御し、かつ露光ス
リットの作用をも兼用させることにより、小型化した露
光制御手段を像担持体近傍に設けることができ、これに
より複写画像の先端、後端のエッジが明確な高品位なプ
リントを得る為の露光制御を確実に行なうことができ、
更に露光制御手段の小型化及びその駆動源の小型化をも
図ることによって装置全体の小型化を図ることができ
る、例えばリーダープリンター等の装置に好適な画像形
成装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の要部概略図
【図2】 図1に示した露光制御手段周辺の斜視図
【図3】 図1に示した露光制御手段の動作説明図
【図4】 本発明の実施形態2の主要部分である露光制
御手段周辺の斜視図
【図5】 本発明の実施形態2の露光制御手段の動作説
明図
【図6】 本発明の実施形態2の中抜プリントの例を示
す説明図
【図7】 本発明の実施形態2のシェーディング補正を
行なう場合の動作の説明図
【図8】 本発明の実施形態3の主要部分である露光制
御手段周辺の斜視図
【図9】 本発明の実施形態3の露光制御手段の動作説
明図
【図10】 本発明の実施形態3の露光制御手段の動作
説明図
【図11】 従来の画像形成装置の要部概略図
【図12】 従来の画像形成装置の要部概略図
【符号の説明】
LX 照明手段 1,2 カセット 3 光源手段 4 球面ミラー 5 コンデンサーレンズ F 投影画像 6 投影レンズ 7,8,9,13 反射ミラー 10 回動ミラー 11 スクリーン 12 走査用ミラー 15 像担持体(感光ドラム) 20 走査部(スキャナー) 100,200,300 露光制御手段 101,201,211,301,311 ステッピン
グモータ 102,103,202,204,212 ギヤ 214,302,305,312,315 ギヤ 104,106,203,205,213 回転部材 215,303,306,313,316 回転部材 105,107,206,216,304,314 嵌
合穴 108,110,207,217 遮光部材 307,308,317 遮光部材 109,220,320,321 通光部 207a,217a,307a,308a エッジ部 317a,317b エッジ部 321 露光スリッ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明手段で照明した投影画像を投影レン
    ズによりスクリーン面上あるいは像担持体面上に投影す
    る画像形成装置において、 該像担持体に入射する該投影画像に基づく光束の光学的
    中心上に回転中心を持つ複数の遮光部と、該複数の遮光
    部に挟まれた通光部とを有する露光制御部材を具備し、 該露光制御部材の転動によって該光束の像担持体への入
    射又は遮光を制御する露光制御手段を、該像担持体近傍
    に設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の遮光部は回転中心を同じくす
    る一体となって転動することができる2つの部材より成
    っていることを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の遮光部は回転中心を同じくす
    るそれぞれ独立して転動することができる2つの部材よ
    り成っていることを特徴とする請求項1の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記2つの部材は前記光束の像担持体へ
    の遮光時には、該2つの部材の少なくとも一部が互いに
    重なることを特徴とする請求項3の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記2つの部材は露光中に該2つの部材
    の相対角度を可変することができることを特徴とする請
    求項3の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記複数の遮光部は回転中心を同じくす
    るそれぞれ独立して転動することができる第1、第2の
    2つの部材より成り、該第1の部材は2つの遮光部材
    と、該2つの遮光部材に挟まれた通光部とより成り、該
    第2の部材は該第1の部材の通光部を光学的に遮蔽でき
    ることを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記第1、第2の2つの部材は露光中に
    該第1、第2の2つの部材の相対角度を可変することが
    できることを特徴とする請求項6の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記通光部は前記像担持体に露光される
    光量を制限する露光スリットを兼ねていることを特徴と
    する請求項1又は6の画像形成装置。
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