JPH09189834A - レンズ鏡胴のカム筒のトルク調節装置 - Google Patents
レンズ鏡胴のカム筒のトルク調節装置Info
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- JPH09189834A JPH09189834A JP163596A JP163596A JPH09189834A JP H09189834 A JPH09189834 A JP H09189834A JP 163596 A JP163596 A JP 163596A JP 163596 A JP163596 A JP 163596A JP H09189834 A JPH09189834 A JP H09189834A
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- barrel
- friction ring
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- 239000000314 lubricant Substances 0.000 claims abstract description 7
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 15
- 239000004519 grease Substances 0.000 description 4
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Lens Barrels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】レンズ鏡胴のカム筒の端部周面に潤滑剤を介し
て接触可能な摩擦環を設け、摩擦環移動手段によってこ
の摩擦環を前後移動させて、摩擦環とカム筒の端部周面
との接触面積を可変してカム筒の回転トルクを調整する
ことにより、カム筒の回転トルクを容易に調整する。 【解決手段】ズームカム筒34の後端部外周面34Aと
摺接する位置に摩擦環46が配置される。摩擦環46は
突起46Aが形成され、突起46Aは縦溝10Aに嵌入
されていて前後方向に移動自在である。摩擦環46の後
方には摩擦環移動リング48が配置される。摩擦環移動
リング48は突片48Aが形成され、一方、摩擦環46
には、前記突片48Aに係合する長孔46Bが形成され
る。摩擦環移動リング48を回動すると、摩擦環46は
突片48Aと長孔46Bとの作用によって前後移動さ
れ、摩擦環46とズームカム筒34の後端部外周面34
Aとの接触面積が変化し、これにより、ズームカム筒3
4の回転トルクを容易に調整できる。
て接触可能な摩擦環を設け、摩擦環移動手段によってこ
の摩擦環を前後移動させて、摩擦環とカム筒の端部周面
との接触面積を可変してカム筒の回転トルクを調整する
ことにより、カム筒の回転トルクを容易に調整する。 【解決手段】ズームカム筒34の後端部外周面34Aと
摺接する位置に摩擦環46が配置される。摩擦環46は
突起46Aが形成され、突起46Aは縦溝10Aに嵌入
されていて前後方向に移動自在である。摩擦環46の後
方には摩擦環移動リング48が配置される。摩擦環移動
リング48は突片48Aが形成され、一方、摩擦環46
には、前記突片48Aに係合する長孔46Bが形成され
る。摩擦環移動リング48を回動すると、摩擦環46は
突片48Aと長孔46Bとの作用によって前後移動さ
れ、摩擦環46とズームカム筒34の後端部外周面34
Aとの接触面積が変化し、これにより、ズームカム筒3
4の回転トルクを容易に調整できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ鏡胴のカム
筒のトルク調節装置に係り、特にハンディーカメラ用撮
影レンズに適したレンズ鏡胴のカム筒のトルク調節装置
に関する。
筒のトルク調節装置に係り、特にハンディーカメラ用撮
影レンズに適したレンズ鏡胴のカム筒のトルク調節装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】ハンディーカメラ用撮影レンズでは、他
の撮影レンズと同様にズームリングを回動することによ
ってレンズ鏡胴内のズームレンズが移動し、焦点距離を
調節するようになっている。通常ズームリングはレンズ
鏡胴の側部に設けられたドライブユニットのモータから
の回転力をギア伝達機構によって伝達し、回転されるよ
うになっている。又ズーム調整のマニュアル操作時には
カメラマンは直接ズームリングを手動で回動し、ズーム
調整を行う。このようなマニュアル操作時のズーム調整
において、ズームリングの回転トルクが小さすぎると、
ズームリングを回転する操作感が軽すぎ、微妙なズーム
調整がしにくく、逆にズームリングの回転トルクが重
く、ズームリングを回転する操作感が重すぎると、ズー
ムリングの微妙な調整ができないという欠点がある。
の撮影レンズと同様にズームリングを回動することによ
ってレンズ鏡胴内のズームレンズが移動し、焦点距離を
調節するようになっている。通常ズームリングはレンズ
鏡胴の側部に設けられたドライブユニットのモータから
の回転力をギア伝達機構によって伝達し、回転されるよ
うになっている。又ズーム調整のマニュアル操作時には
カメラマンは直接ズームリングを手動で回動し、ズーム
調整を行う。このようなマニュアル操作時のズーム調整
において、ズームリングの回転トルクが小さすぎると、
ズームリングを回転する操作感が軽すぎ、微妙なズーム
調整がしにくく、逆にズームリングの回転トルクが重
く、ズームリングを回転する操作感が重すぎると、ズー
ムリングの微妙な調整ができないという欠点がある。
【0003】従来このようなマニュアル操作時のズーム
リングの操作感を調整するために、ドライブユニット側
のギア伝達手段を構成するギアの側面にスプリングを当
接し、又は前記ギヤの側面に独立したスリップ機構を設
けて、ギアに摩擦力を与えてズームリングの回転トルク
を調節するようにしている。また、本体を分解してグリ
ースの交換を行うことによりトルク調整を行なう場合も
ある。
リングの操作感を調整するために、ドライブユニット側
のギア伝達手段を構成するギアの側面にスプリングを当
接し、又は前記ギヤの側面に独立したスリップ機構を設
けて、ギアに摩擦力を与えてズームリングの回転トルク
を調節するようにしている。また、本体を分解してグリ
ースの交換を行うことによりトルク調整を行なう場合も
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のズ
ームリングの回転トルク調節装置は、ギア伝達手段のギ
アのバックラッシュの影響で操作感が悪く、又摩擦機構
が小さく摩擦力の作用点が点接触である(摩擦面が小さ
い)ため摩擦力が小さく摩擦力にむらがでて摩擦力が一
定でないという欠点があった。また、グリスの交換には
手間がかかるという欠点がある。
ームリングの回転トルク調節装置は、ギア伝達手段のギ
アのバックラッシュの影響で操作感が悪く、又摩擦機構
が小さく摩擦力の作用点が点接触である(摩擦面が小さ
い)ため摩擦力が小さく摩擦力にむらがでて摩擦力が一
定でないという欠点があった。また、グリスの交換には
手間がかかるという欠点がある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、安定した回転トルクを与えることができ、回
転トルクの調節を容易にできるレンズ鏡胴のカム筒のト
ルク調節装置を提案することを目的としている。
たもので、安定した回転トルクを与えることができ、回
転トルクの調節を容易にできるレンズ鏡胴のカム筒のト
ルク調節装置を提案することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、移動レンズ群が前後移動自在に配置され
たレンズ鏡胴と、レンズ鏡胴に回転自在に配置され、回
転されることによって前記移動レンズ群を前後移動させ
るカム筒と、カム筒の端部周面に潤滑剤を介して接触さ
れると共に前記レンズ鏡胴に前後移動自在に配置された
摩擦環と、前記摩擦環を前後移動させて該摩擦環と前記
カム筒との接触面積を可変することによりカム筒の回転
トルクを調節する摩擦環移動手段と、から成ることを特
徴としている。
成するために、移動レンズ群が前後移動自在に配置され
たレンズ鏡胴と、レンズ鏡胴に回転自在に配置され、回
転されることによって前記移動レンズ群を前後移動させ
るカム筒と、カム筒の端部周面に潤滑剤を介して接触さ
れると共に前記レンズ鏡胴に前後移動自在に配置された
摩擦環と、前記摩擦環を前後移動させて該摩擦環と前記
カム筒との接触面積を可変することによりカム筒の回転
トルクを調節する摩擦環移動手段と、から成ることを特
徴としている。
【0007】本発明によれば、レンズ鏡胴のカム筒の端
部周面に潤滑剤を介して接触可能な摩擦環を設け、摩擦
環移動手段によってこの摩擦環を前後移動させ、摩擦環
とカム筒の端部周面との接触面積を可変してカム筒の回
転トルクを調整する。これにより、カム筒の回転トルク
を容易に調整することができる。また、摩擦環とカム筒
の端部周面とは潤滑剤を介して接触しているので、接触
面積を大きくしてもカム筒は摩擦環に対して円滑に回動
する。
部周面に潤滑剤を介して接触可能な摩擦環を設け、摩擦
環移動手段によってこの摩擦環を前後移動させ、摩擦環
とカム筒の端部周面との接触面積を可変してカム筒の回
転トルクを調整する。これにより、カム筒の回転トルク
を容易に調整することができる。また、摩擦環とカム筒
の端部周面とは潤滑剤を介して接触しているので、接触
面積を大きくしてもカム筒は摩擦環に対して円滑に回動
する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係るレンズ鏡胴のカム筒のトルク調節装置の好ましい実
施の形態を詳説する。図1では本発明が適用されるハン
ディーカメラ用撮影レンズが示され、この撮影レンズの
レンズ鏡胴10にはフォーカスリング12、ズームリン
グ14、アイリスリング16が設けられている。更にレ
ンズ鏡胴10内にはフォーカスレンズ群18、移動ズー
ムレンズ群20、22、アイリス24、リレーレンズ群
26、マスタレンズ群28が設けられている。フォーカ
スレンズ群18はフォーカスリング12と一体に形成さ
れたフォーカス鏡胴13に支持され、前記フォーカス鏡
胴13は、レンズ鏡胴本体にヘリコイドネジ機構によっ
て前後方向に移動自在に支持されている。従って、フォ
ーカスリング12(即ち、フォーカス鏡胴13)を回す
ことで、前記フォーカスレンズ群18が前後方向に駆動
され、フォーカス調整が行われる。
係るレンズ鏡胴のカム筒のトルク調節装置の好ましい実
施の形態を詳説する。図1では本発明が適用されるハン
ディーカメラ用撮影レンズが示され、この撮影レンズの
レンズ鏡胴10にはフォーカスリング12、ズームリン
グ14、アイリスリング16が設けられている。更にレ
ンズ鏡胴10内にはフォーカスレンズ群18、移動ズー
ムレンズ群20、22、アイリス24、リレーレンズ群
26、マスタレンズ群28が設けられている。フォーカ
スレンズ群18はフォーカスリング12と一体に形成さ
れたフォーカス鏡胴13に支持され、前記フォーカス鏡
胴13は、レンズ鏡胴本体にヘリコイドネジ機構によっ
て前後方向に移動自在に支持されている。従って、フォ
ーカスリング12(即ち、フォーカス鏡胴13)を回す
ことで、前記フォーカスレンズ群18が前後方向に駆動
され、フォーカス調整が行われる。
【0009】移動ズームレンズ群20、22はそれぞれ
レンズ支持枠30、32で支持され、レンズ支持枠3
0、32は図示しないガイド棒又はレンズ鏡胴本体に形
成された縦溝によって前後方向に移動自在にレンズ鏡胴
10内で支持されている。一方、レンズ鏡胴10内には
ズームカム筒34が回動自在に配置され、このズームカ
ム筒34はピン36を介してズームリング14と連結さ
れ、従ってズームリング14が回動されると、これに伴
いズームカム筒34もズームリング14と一体に回転す
る。ズームカム筒34には詳細には図示しないがカム溝
38、40が形成され、カム溝38にはレンズ支持枠3
0に植立されたピン42が嵌入されてピン42がカム溝
38に案内され、又カム溝40にはレンズ支持枠32か
らのピン44が嵌入してピン44がカム溝40に案内さ
れるようになっている。従って移動ズームレンズ群2
0、22はズームカム筒34が回転されると、カム溝3
8、40に規制されながら前後移動し、ズーム調節する
ようになっている。
レンズ支持枠30、32で支持され、レンズ支持枠3
0、32は図示しないガイド棒又はレンズ鏡胴本体に形
成された縦溝によって前後方向に移動自在にレンズ鏡胴
10内で支持されている。一方、レンズ鏡胴10内には
ズームカム筒34が回動自在に配置され、このズームカ
ム筒34はピン36を介してズームリング14と連結さ
れ、従ってズームリング14が回動されると、これに伴
いズームカム筒34もズームリング14と一体に回転す
る。ズームカム筒34には詳細には図示しないがカム溝
38、40が形成され、カム溝38にはレンズ支持枠3
0に植立されたピン42が嵌入されてピン42がカム溝
38に案内され、又カム溝40にはレンズ支持枠32か
らのピン44が嵌入してピン44がカム溝40に案内さ
れるようになっている。従って移動ズームレンズ群2
0、22はズームカム筒34が回転されると、カム溝3
8、40に規制されながら前後移動し、ズーム調節する
ようになっている。
【0010】図2乃至図5では本発明に係るカム筒のト
ルク調節装置の詳細な構造が示されている。摩擦環46
はズームカム筒34の後端部外周面34Aに摺接する位
置でレンズ鏡胴10内に配置されている。また、摩擦環
46は、グリス35を介してズームカム筒34の後端部
外周面34Aに接触支持されると共に、光軸に沿って前
後方向移動に支持されている。この摩擦環46は図3に
示すように突起46Aが形成されており、この突起46
Aは鏡胴10に形成された縦溝10A(図2参照)に嵌
入され、この突起46Aが縦溝10Aに案内されること
により摩擦環46が光軸方向に沿って前後移動する。
ルク調節装置の詳細な構造が示されている。摩擦環46
はズームカム筒34の後端部外周面34Aに摺接する位
置でレンズ鏡胴10内に配置されている。また、摩擦環
46は、グリス35を介してズームカム筒34の後端部
外周面34Aに接触支持されると共に、光軸に沿って前
後方向移動に支持されている。この摩擦環46は図3に
示すように突起46Aが形成されており、この突起46
Aは鏡胴10に形成された縦溝10A(図2参照)に嵌
入され、この突起46Aが縦溝10Aに案内されること
により摩擦環46が光軸方向に沿って前後移動する。
【0011】前記摩擦環46の後方には摩擦環移動リン
グ48が配置され、この摩擦環移動リング48は図2、
図3に示すようにピン50を介してつまみ52と連結さ
れ、このつまみ52を回動することにより、摩擦環移動
リング48は回転する。また、摩擦環移動リング48の
縁部には、突片48Aが2か所傾斜して形成されてお
り、一方、摩擦環46には前記2か所の突片48Aに係
合する長孔46B、46Bが形成されている。
グ48が配置され、この摩擦環移動リング48は図2、
図3に示すようにピン50を介してつまみ52と連結さ
れ、このつまみ52を回動することにより、摩擦環移動
リング48は回転する。また、摩擦環移動リング48の
縁部には、突片48Aが2か所傾斜して形成されてお
り、一方、摩擦環46には前記2か所の突片48Aに係
合する長孔46B、46Bが形成されている。
【0012】従って、図4の状態で摩擦環移動リング4
8が下方向に回動すると、摩擦環46は摩擦環移動リン
グ48の突片48Aに引き込まれて右方向に移動され、
これにより摩擦環46とズームカム筒34の後端部外周
面34Aとの接触長L1が、図5に示すようにL2に変
わり、即ち接触面積が変わる。従って、ズームカム筒3
4の摩擦環46に対する摩擦力が変化する。
8が下方向に回動すると、摩擦環46は摩擦環移動リン
グ48の突片48Aに引き込まれて右方向に移動され、
これにより摩擦環46とズームカム筒34の後端部外周
面34Aとの接触長L1が、図5に示すようにL2に変
わり、即ち接触面積が変わる。従って、ズームカム筒3
4の摩擦環46に対する摩擦力が変化する。
【0013】前記の如く構成された本発明に係るレンズ
鏡胴のカム筒のトルク調節装置の実施の形態の作用は次
のとおりである。マニュアル操作時に、カメラマンがズ
ームリング14の操作感が軽いと判断した場合には、つ
まみ52を図3上で矢印A方向に回転すると、長孔46
Bが突片48Aに押されることにより摩擦環46がズー
ムカム筒34に近づく方向Cに移動する。これにより、
摩擦環46とズームカム筒34の後端部外周面34Aと
の接触面積が大きくなり(図4に示した状態)、ズーム
カム筒34の回転トルクが重くなる。従って、ズームカ
ム筒34の操作感が重くなる。
鏡胴のカム筒のトルク調節装置の実施の形態の作用は次
のとおりである。マニュアル操作時に、カメラマンがズ
ームリング14の操作感が軽いと判断した場合には、つ
まみ52を図3上で矢印A方向に回転すると、長孔46
Bが突片48Aに押されることにより摩擦環46がズー
ムカム筒34に近づく方向Cに移動する。これにより、
摩擦環46とズームカム筒34の後端部外周面34Aと
の接触面積が大きくなり(図4に示した状態)、ズーム
カム筒34の回転トルクが重くなる。従って、ズームカ
ム筒34の操作感が重くなる。
【0014】逆につまみ52を矢印B方向に回転する
と、長孔46Bが突片48Aに引き込まれることにより
摩擦環46がズームカム筒34から遠ざかる方向Dに移
動する。これにより、摩擦環46とズームカム筒34の
後端部外周面34Aとの接触面積が小さくなり(図5に
示した状態)、ズームカム筒34の回転トルクが軽くな
る。従って、ズームカム筒34の操作感が軽くなる。
と、長孔46Bが突片48Aに引き込まれることにより
摩擦環46がズームカム筒34から遠ざかる方向Dに移
動する。これにより、摩擦環46とズームカム筒34の
後端部外周面34Aとの接触面積が小さくなり(図5に
示した状態)、ズームカム筒34の回転トルクが軽くな
る。従って、ズームカム筒34の操作感が軽くなる。
【0015】従って、本実施の形態では、ズームカム筒
34の回転トルクを容易に調整することができる。ま
た、本実施の形態では、摩擦環46とズームカム筒34
の後端部外周面34Aとをグリス35を介して接触させ
ているので、接触面積を大きくしても、ズームカム筒3
4は摩擦環46に対して円滑に回動する。
34の回転トルクを容易に調整することができる。ま
た、本実施の形態では、摩擦環46とズームカム筒34
の後端部外周面34Aとをグリス35を介して接触させ
ているので、接触面積を大きくしても、ズームカム筒3
4は摩擦環46に対して円滑に回動する。
【0016】前記実施の形態では、摩擦環46を移動す
るのに、摩擦環移動リング48に突片48Aを2か所形
成して移動したのであるが、これに限定されるものでは
なく、摩擦環46の外周にねじ部を形成し、このねじ部
を鏡胴10の内面に形成されたねじ部にねじ込むことに
より、摩擦環46の移動量を調整し、ズームカム筒34
の後端部外周面34Aに与える摩擦力を調節してもよ
い。
るのに、摩擦環移動リング48に突片48Aを2か所形
成して移動したのであるが、これに限定されるものでは
なく、摩擦環46の外周にねじ部を形成し、このねじ部
を鏡胴10の内面に形成されたねじ部にねじ込むことに
より、摩擦環46の移動量を調整し、ズームカム筒34
の後端部外周面34Aに与える摩擦力を調節してもよ
い。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るレンズ
鏡胴のカム筒のトルク調節装置によれば、レンズ鏡胴の
カム筒の端部周面に潤滑剤を介して接触可能な摩擦環を
設け、摩擦環移動手段によってこの摩擦環を前後移動さ
せ、摩擦環とカム筒の端部周面との接触面積を可変して
カム筒の回転トルクを調整するようにしたので、カム筒
の回転トルクを容易に調整することができる。また、摩
擦環とカム筒の端部周面とを潤滑剤を介して接触させて
いるので、接触面積を大きくしても、カム筒は摩擦環に
対して円滑に回動する。
鏡胴のカム筒のトルク調節装置によれば、レンズ鏡胴の
カム筒の端部周面に潤滑剤を介して接触可能な摩擦環を
設け、摩擦環移動手段によってこの摩擦環を前後移動さ
せ、摩擦環とカム筒の端部周面との接触面積を可変して
カム筒の回転トルクを調整するようにしたので、カム筒
の回転トルクを容易に調整することができる。また、摩
擦環とカム筒の端部周面とを潤滑剤を介して接触させて
いるので、接触面積を大きくしても、カム筒は摩擦環に
対して円滑に回動する。
【図1】本発明が適用されるハンディーカメラ用撮影レ
ンズの断面図
ンズの断面図
【図2】本発明に係るレンズ鏡胴のカム筒のトルク調節
装置の要部を示す拡大断面図
装置の要部を示す拡大断面図
【図3】摩擦環と摩擦環移動リングとを示す斜視図
【図4】回転トルク最大時の摩擦環とズームカム筒との
位置関係を示す説明図
位置関係を示す説明図
【図5】回転トルク最小時の摩擦環とズームカム筒との
位置関係を示す説明図
位置関係を示す説明図
10…レンズ鏡胴 12…フォーカスリング 14…ズームリング 20、22…移動ズームレンズ群 34…ズームカム筒 46…摩擦環 46B…長孔 48…摩擦環移動リング 48A…突片 52…つまみ
Claims (1)
- 【請求項1】移動レンズ群が前後移動自在に配置された
レンズ鏡胴と、 レンズ鏡胴に回転自在に配置され、回転されることによ
って前記移動レンズ群を前後移動させるカム筒と、 カム筒の端部周面に潤滑剤を介して接触されると共に前
記レンズ鏡胴に前後移動自在に配置された摩擦環と、 前記摩擦環を前後移動させて該摩擦環と前記カム筒との
接触面積を可変することによりカム筒の回転トルクを調
節する摩擦環移動手段と、 から成ることを特徴とするレンズ鏡胴のカム筒のトルク
調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP163596A JPH09189834A (ja) | 1996-01-09 | 1996-01-09 | レンズ鏡胴のカム筒のトルク調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP163596A JPH09189834A (ja) | 1996-01-09 | 1996-01-09 | レンズ鏡胴のカム筒のトルク調節装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09189834A true JPH09189834A (ja) | 1997-07-22 |
Family
ID=11506997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP163596A Pending JPH09189834A (ja) | 1996-01-09 | 1996-01-09 | レンズ鏡胴のカム筒のトルク調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09189834A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010014766A (ja) * | 2008-07-01 | 2010-01-21 | Cosina Co Ltd | レンズ装置及び光学機器 |
GB2530807A (en) * | 2014-10-03 | 2016-04-06 | Vitec Group Plc | A focus control device |
-
1996
- 1996-01-09 JP JP163596A patent/JPH09189834A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010014766A (ja) * | 2008-07-01 | 2010-01-21 | Cosina Co Ltd | レンズ装置及び光学機器 |
GB2530807A (en) * | 2014-10-03 | 2016-04-06 | Vitec Group Plc | A focus control device |
WO2016051128A1 (en) * | 2014-10-03 | 2016-04-07 | The Vitec Group Plc | A manual focus control device |
GB2530807B (en) * | 2014-10-03 | 2017-01-18 | Vitec Group Plc | A Focus Control Device |
US10393989B2 (en) | 2014-10-03 | 2019-08-27 | The Vitec Group Plc | Manual focus control device |
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