JPH09189803A - ミラー - Google Patents
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- JPH09189803A JPH09189803A JP8001990A JP199096A JPH09189803A JP H09189803 A JPH09189803 A JP H09189803A JP 8001990 A JP8001990 A JP 8001990A JP 199096 A JP199096 A JP 199096A JP H09189803 A JPH09189803 A JP H09189803A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 反射像にぼけがなく、安価で軽量、割れない
投射型テレビジョン受信機用反射ミラーを提供する。 【解決手段】 粒子状の紫外線吸収剤を含まないPET
フィルム1にAg薄膜層3を蒸着で形成し、さらに表面
保護の目的で樹脂部材を印刷等で形成しトップコート4
とし、このフィルムを枠体14に張架した構成。
投射型テレビジョン受信機用反射ミラーを提供する。 【解決手段】 粒子状の紫外線吸収剤を含まないPET
フィルム1にAg薄膜層3を蒸着で形成し、さらに表面
保護の目的で樹脂部材を印刷等で形成しトップコート4
とし、このフィルムを枠体14に張架した構成。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投射型映像拡大装
置における、映像反射用ミラー(国際特許分類G02B
5/08)に関するものである。
置における、映像反射用ミラー(国際特許分類G02B
5/08)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、投射型映像拡大装置(プロジェク
ションテレビ)のミラーとしては、ガラスミラー、もし
くは反射層を形成したフィルム(フィルムミラーと呼
ぶ)を、金属部材等からなる枠体に接着剤を用いて固定
したミラーが用いられている。
ションテレビ)のミラーとしては、ガラスミラー、もし
くは反射層を形成したフィルム(フィルムミラーと呼
ぶ)を、金属部材等からなる枠体に接着剤を用いて固定
したミラーが用いられている。
【0003】ガラスミラー、特に表面鏡は平滑性、耐久
性、反射特性等にすぐれているが、割れる恐れと重いと
いう欠点がある。
性、反射特性等にすぐれているが、割れる恐れと重いと
いう欠点がある。
【0004】例えば、43インチプロジェクションテレ
ビ用に用いられているガラスミラーの場合、869mm
×583mmの大きさであり、その取り付け用の補強板
等の重さを合計すれば4Kgあまりになる。その為、セ
ット重量の軽量化とコストダウンに貢献できない。
ビ用に用いられているガラスミラーの場合、869mm
×583mmの大きさであり、その取り付け用の補強板
等の重さを合計すれば4Kgあまりになる。その為、セ
ット重量の軽量化とコストダウンに貢献できない。
【0005】一方、フィルムミラー張り付け構造の場
合、重量的には同様サイズで1Kg程度であり、軽量化
が図られているものの、基本性能である反射像の鮮明さ
に問題がある。
合、重量的には同様サイズで1Kg程度であり、軽量化
が図られているものの、基本性能である反射像の鮮明さ
に問題がある。
【0006】図4(a)に示すように、直径9mmφの
レーザー光を3.5mの位置に置いたフィルムミラー9
に照射し、レーザー発信位置近くに白板11を立てて反
射像を観察した。
レーザー光を3.5mの位置に置いたフィルムミラー9
に照射し、レーザー発信位置近くに白板11を立てて反
射像を観察した。
【0007】その結果、反射像は図4(b)の符号13
に示す様に中心部が直径150mmφ以上になり、さら
に周辺部にフレアー状の点の集合体が観察された。
に示す様に中心部が直径150mmφ以上になり、さら
に周辺部にフレアー状の点の集合体が観察された。
【0008】これは、図8に示すように、ベースフィル
ムを構成するポリエステルフィルム(PETフィルム)
23に含まれている、粒子状の紫外線吸収剤30によ
り、PETフィルム23表面の平滑性が損なわれ、その
上にAg等の金属薄膜層を形成しているため、結果的に
金属薄膜層表面が凹凸部31のように凹凸状になってい
る為である。
ムを構成するポリエステルフィルム(PETフィルム)
23に含まれている、粒子状の紫外線吸収剤30によ
り、PETフィルム23表面の平滑性が損なわれ、その
上にAg等の金属薄膜層を形成しているため、結果的に
金属薄膜層表面が凹凸部31のように凹凸状になってい
る為である。
【0009】従って、レーザーの入射光27が反射光2
8以外の乱反射29をおこしフレアーを生じたものであ
る。
8以外の乱反射29をおこしフレアーを生じたものであ
る。
【0010】通常用いられている粒子状の紫外線吸収剤
としては、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、
アクリラート系、サリシラート系、オキザニリド系、ヒ
ンダードアミン系、Ni系などがある。これらの系のう
ち、針状結晶、および粉末のものが主に用いられてい
る。
としては、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、
アクリラート系、サリシラート系、オキザニリド系、ヒ
ンダードアミン系、Ni系などがある。これらの系のう
ち、針状結晶、および粉末のものが主に用いられてい
る。
【0011】また、従来、特開平4−339642号公
報に記載のように、フィルムミラーのAg薄膜層の上
に、表面保護として異種の金属薄膜層を形成して、硫化
防止を行っている。
報に記載のように、フィルムミラーのAg薄膜層の上
に、表面保護として異種の金属薄膜層を形成して、硫化
防止を行っている。
【0012】しかし、上記構成では、Ag薄膜層の上に
表面保護層を形成したのち、さらにAg薄膜層と表面保
護用異種金属層を形成するという方法、つまり複数回A
g薄膜層と異種金属層とを重ねるという方法をとらねば
所望の信頼性を得ることができず、極めてコストがかか
る構成である。しかも、湿度によるさびに対しては保護
層が金属であるため充分ではなく、条件によっては腐食
が保護層からAg薄膜層にまで進行する可能性があり、
充分に信頼性が高いとは言い難い。
表面保護層を形成したのち、さらにAg薄膜層と表面保
護用異種金属層を形成するという方法、つまり複数回A
g薄膜層と異種金属層とを重ねるという方法をとらねば
所望の信頼性を得ることができず、極めてコストがかか
る構成である。しかも、湿度によるさびに対しては保護
層が金属であるため充分ではなく、条件によっては腐食
が保護層からAg薄膜層にまで進行する可能性があり、
充分に信頼性が高いとは言い難い。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】金属部材等からなる枠
体に従来の蒸着フィルムを接着固定する構造のもので
は、フィルムの表面状態の影響から、反射像のぼけが発
生し、そのため画像の鮮明さに欠け、コントラストや解
像度が悪化した。
体に従来の蒸着フィルムを接着固定する構造のもので
は、フィルムの表面状態の影響から、反射像のぼけが発
生し、そのため画像の鮮明さに欠け、コントラストや解
像度が悪化した。
【0014】さらに、湿度等による金属薄膜層の劣化が
起こり、信頼性が高いとは言えずプロジェクションテレ
ビ用として、充分な性能を持ち得ていない。
起こり、信頼性が高いとは言えずプロジェクションテレ
ビ用として、充分な性能を持ち得ていない。
【0015】また、ガラスミラーは、性能的には良好で
あるが、非常に重いため取りつけ構造が複雑になるう
え、割れる恐れがあるため使用が難しく、また大型化に
ともない価格も大幅に上昇する。
あるが、非常に重いため取りつけ構造が複雑になるう
え、割れる恐れがあるため使用が難しく、また大型化に
ともない価格も大幅に上昇する。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、薄膜部材蒸着用PETフィルムが粒子状の
紫外線吸収剤を含まない構成とすることにより、表面平
滑性を向上させている。プロジェクションテレビにおい
て、投射用CRTから出る光線には紫外線はほとんど含
まれておらず、紫外線によるフィルムの劣化は皆無とな
る。
に本発明は、薄膜部材蒸着用PETフィルムが粒子状の
紫外線吸収剤を含まない構成とすることにより、表面平
滑性を向上させている。プロジェクションテレビにおい
て、投射用CRTから出る光線には紫外線はほとんど含
まれておらず、紫外線によるフィルムの劣化は皆無とな
る。
【0017】勿論、万一の紫外線劣化を考慮して、含浸
型の紫外線吸収剤を用いることも可能である。この場合
もフィルムの表面状態は同様に平滑であり、蒸着された
金属面も同様に平滑になる。このベースフィルムの上
に、蒸着もしくはスパッタリング法で所望の金属薄膜層
を形成してなる。
型の紫外線吸収剤を用いることも可能である。この場合
もフィルムの表面状態は同様に平滑であり、蒸着された
金属面も同様に平滑になる。このベースフィルムの上
に、蒸着もしくはスパッタリング法で所望の金属薄膜層
を形成してなる。
【0018】さらに、前記金属薄膜層に重ねて酸化防止
用の樹脂部材からなるトップコート層を印刷あるいはフ
ィルムラミネート等の工法で形成してなる。
用の樹脂部材からなるトップコート層を印刷あるいはフ
ィルムラミネート等の工法で形成してなる。
【0019】本発明によれば、軽量で安価な構成で、プ
ロジェクションテレビ全体の重量低減に寄与するととも
に、反射像のぼけがなくコントラストや解像度の良い極
めて鮮明な映像を反射させるフィルムミラーを提供する
ことができる。
ロジェクションテレビ全体の重量低減に寄与するととも
に、反射像のぼけがなくコントラストや解像度の良い極
めて鮮明な映像を反射させるフィルムミラーを提供する
ことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、全光線透過率が90%以上のフィルムに金属薄膜層
を配設し、このフィルムを枠体に張架したことを特徴と
する映像反射用ミラーとしたもので、光散乱をほとんど
起こさず鮮明な反射映像を得るという作用を有する。
は、全光線透過率が90%以上のフィルムに金属薄膜層
を配設し、このフィルムを枠体に張架したことを特徴と
する映像反射用ミラーとしたもので、光散乱をほとんど
起こさず鮮明な反射映像を得るという作用を有する。
【0021】請求項2に記載の発明は、粒子状の紫外線
吸収剤を含まないポリエステルフィルムにAg部材から
なる薄膜層と樹脂部材からなるトップコート層とを順次
配設し、該フィルムを枠体に張架したことを特徴とする
ミラーとしたもので、鮮明な映像をスクリーンに反射
し、コントラストと解像度の高い画像を得るという作用
を有する。
吸収剤を含まないポリエステルフィルムにAg部材から
なる薄膜層と樹脂部材からなるトップコート層とを順次
配設し、該フィルムを枠体に張架したことを特徴とする
ミラーとしたもので、鮮明な映像をスクリーンに反射
し、コントラストと解像度の高い画像を得るという作用
を有する。
【0022】請求項3に記載の発明は、粒子状の紫外線
吸収剤を含まないポリエステルフィルムにAL部材から
なる薄膜層と樹脂部材からなるトップコート層とを順次
配設し、該フィルムを枠体に張架したことを特徴とする
ミラーとしたもので、鮮明な映像をスクリーンに反射
し、コントラストと解像度の高い画像を得るという作用
を有する。
吸収剤を含まないポリエステルフィルムにAL部材から
なる薄膜層と樹脂部材からなるトップコート層とを順次
配設し、該フィルムを枠体に張架したことを特徴とする
ミラーとしたもので、鮮明な映像をスクリーンに反射
し、コントラストと解像度の高い画像を得るという作用
を有する。
【0023】請求項4に記載の発明は、含浸型の紫外線
吸収剤を含んだポリエステルフィルムにAg部材からな
る薄膜層と樹脂部材からなるトップコート層とを順次配
設し、該フィルムを枠体に張架したことを特徴とするミ
ラーとしたもので、鮮明な映像をスクリーンに反射し、
コントラストと解像度の高い画像を得ることができると
いう作用を有する。
吸収剤を含んだポリエステルフィルムにAg部材からな
る薄膜層と樹脂部材からなるトップコート層とを順次配
設し、該フィルムを枠体に張架したことを特徴とするミ
ラーとしたもので、鮮明な映像をスクリーンに反射し、
コントラストと解像度の高い画像を得ることができると
いう作用を有する。
【0024】請求項5に記載の発明は、含浸型の紫外線
吸収剤を含んだポリエステルフィルムにAL部材からな
る薄膜層と樹脂部材からなるトップコート層とを順次配
設し、該フィルムを枠体に張架したことを特徴とするミ
ラーとしたもので、鮮明な映像をスクリーンに反射し、
コントラストと解像度の高い画像を得ることができると
いう作用を有する。
吸収剤を含んだポリエステルフィルムにAL部材からな
る薄膜層と樹脂部材からなるトップコート層とを順次配
設し、該フィルムを枠体に張架したことを特徴とするミ
ラーとしたもので、鮮明な映像をスクリーンに反射し、
コントラストと解像度の高い画像を得ることができると
いう作用を有する。
【0025】以下、本発明の実施の形態について図1か
ら図7を用いて説明する。 (実施の形態1)以下、本発明の請求項1、請求項2に
おける実施の形態について、図1および図4から図7を
用いて説明する。
ら図7を用いて説明する。 (実施の形態1)以下、本発明の請求項1、請求項2に
おける実施の形態について、図1および図4から図7を
用いて説明する。
【0026】図1は本発明の一実施の形態におけるフィ
ルムの断面図である。符号1は25μm厚のPETフィ
ルムで、厚みは張りやすさの観点から、15〜100μ
mの厚みとしている。
ルムの断面図である。符号1は25μm厚のPETフィ
ルムで、厚みは張りやすさの観点から、15〜100μ
mの厚みとしている。
【0027】PETフィルム1は従来の紫外線吸収剤を
含まず、滑剤も最小限にとどめた構成としている。次
に、蒸着薄膜層とPETフィルムとの接着力を向上させ
る為、接着促進層2を厚さ1μm前後に印刷工法で形成
してなる。
含まず、滑剤も最小限にとどめた構成としている。次
に、蒸着薄膜層とPETフィルムとの接着力を向上させ
る為、接着促進層2を厚さ1μm前後に印刷工法で形成
してなる。
【0028】次に、Ag薄膜層3を約1000Åの厚さ
になるように蒸着により形成した。Agの厚みは500
Å〜3000Å程度が適当である。500Å以下の場
合、光線反射率が80%以下に劣化し、ミラーとしての
基本性能を達しえない。
になるように蒸着により形成した。Agの厚みは500
Å〜3000Å程度が適当である。500Å以下の場
合、光線反射率が80%以下に劣化し、ミラーとしての
基本性能を達しえない。
【0029】また、3000Åを超えると、フィルムの
腰が強くなりすぎて作業性が悪化すると共に、少しの扱
いしわによりきつい折れ目が入るようになる。しかも、
コストアップの大きな要因となってしまう。
腰が強くなりすぎて作業性が悪化すると共に、少しの扱
いしわによりきつい折れ目が入るようになる。しかも、
コストアップの大きな要因となってしまう。
【0030】上記構成により、図7に示すように反射率
97.5%のフィルムミラーを得ることができた(島津
製作所製UV3000積分球による全反射光測定によ
る)。
97.5%のフィルムミラーを得ることができた(島津
製作所製UV3000積分球による全反射光測定によ
る)。
【0031】次に、金属の酸化防止とミラー枠との接着
性向上の目的から、樹脂系のトップコート層4をグラビ
アコート法で形成した。本発明では、熱可塑性のポリエ
ステル系と熱硬化型のエポキシ・メラミン系の樹脂を用
いた。塗膜形成後に170℃5分の加熱硬化を行った
が、本来の完全硬化にはならないようにしている。これ
は、後工程での接着剤の塗布乾燥工程で、初めて完全硬
化するものである。これにより、PETフィルムとミラ
ー枠体とのより強固な接着を可能としている。前記トッ
プコート層は2層印刷を行い2〜5μmの厚みを確保し
た。
性向上の目的から、樹脂系のトップコート層4をグラビ
アコート法で形成した。本発明では、熱可塑性のポリエ
ステル系と熱硬化型のエポキシ・メラミン系の樹脂を用
いた。塗膜形成後に170℃5分の加熱硬化を行った
が、本来の完全硬化にはならないようにしている。これ
は、後工程での接着剤の塗布乾燥工程で、初めて完全硬
化するものである。これにより、PETフィルムとミラ
ー枠体とのより強固な接着を可能としている。前記トッ
プコート層は2層印刷を行い2〜5μmの厚みを確保し
た。
【0032】トップコート層にピンホール等による塗膜
欠陥がないかを、塩水噴霧試験を行って確認した。この
試験は、塩水噴霧16時間(以下、hと記す。)、無噴
霧8hを繰り返すものである。その結果、トップコート
を行わなかったサンプルの場合、840h時点でAgが
腐食流失したのに対し、トップコートを施したサンプル
は、外観および反射率が全く変化しなかったため、ピン
ホールは存在しないと判定できる。
欠陥がないかを、塩水噴霧試験を行って確認した。この
試験は、塩水噴霧16時間(以下、hと記す。)、無噴
霧8hを繰り返すものである。その結果、トップコート
を行わなかったサンプルの場合、840h時点でAgが
腐食流失したのに対し、トップコートを施したサンプル
は、外観および反射率が全く変化しなかったため、ピン
ホールは存在しないと判定できる。
【0033】また、厚みも数μmから数十μmまでで十
分であるが、特に規定するものではない。ただし、10
0μm以上厚く形成すると蒸着フィルム全体の腰にも影
響するうえ、必要性能以上のコストをかけることにもな
る。
分であるが、特に規定するものではない。ただし、10
0μm以上厚く形成すると蒸着フィルム全体の腰にも影
響するうえ、必要性能以上のコストをかけることにもな
る。
【0034】さらに、連続40時度×90%Rhの高湿
試験、連続60度の高温試験、連続−40度の低温試
験、−20度〜60度のヒートサイクル試験を1400
h行ったが、反射率は初期に比べ変化がなく極めて安定
していた。
試験、連続60度の高温試験、連続−40度の低温試
験、−20度〜60度のヒートサイクル試験を1400
h行ったが、反射率は初期に比べ変化がなく極めて安定
していた。
【0035】このようにして作成した蒸着フィルム16
を、図5に示すようにアルミの枠体14に張力をかけた
状態で側面15に接着剤を用いて張りつけ張架した。こ
の際、蒸着フィルム16はアルミ枠体14の外周部にあ
る高さ3mm、厚み2mmのリブにより高さを規制され
ており、アルミ枠体14の外周全てが、ミラーの有効面
積になっている。
を、図5に示すようにアルミの枠体14に張力をかけた
状態で側面15に接着剤を用いて張りつけ張架した。こ
の際、蒸着フィルム16はアルミ枠体14の外周部にあ
る高さ3mm、厚み2mmのリブにより高さを規制され
ており、アルミ枠体14の外周全てが、ミラーの有効面
積になっている。
【0036】このようにして作成したフィルムミラーに
図4(a)のようにレーザー光を反射させてその像を観
察した。その結果、図4(b)に示す符号11のように
直径10mmの鮮明な反射像が観察できた。これによ
り、出光時のレーザー径9mmが、ほとんど拡大せず、
ミラー面の乱反射が極めて少ないことが判明した。
図4(a)のようにレーザー光を反射させてその像を観
察した。その結果、図4(b)に示す符号11のように
直径10mmの鮮明な反射像が観察できた。これによ
り、出光時のレーザー径9mmが、ほとんど拡大せず、
ミラー面の乱反射が極めて少ないことが判明した。
【0037】つまり、粒子状の紫外線吸収剤を廃したこ
とにより、図1のようにPETフィルム表面の平滑性が
向上し、それにつれてAg蒸着膜表面の平滑性も向上
し、レーザー光の乱反射が大幅に減少する。
とにより、図1のようにPETフィルム表面の平滑性が
向上し、それにつれてAg蒸着膜表面の平滑性も向上
し、レーザー光の乱反射が大幅に減少する。
【0038】なお、ベースフィルムの材質に関しては、
PETに限らずポリカーボネート、ポリブチレンテレフ
タレート、PEN等、透明性にすぐれ一定以上の張力に
長期間安定して耐えられるフィルムなら特にこだわらな
い。
PETに限らずポリカーボネート、ポリブチレンテレフ
タレート、PEN等、透明性にすぐれ一定以上の張力に
長期間安定して耐えられるフィルムなら特にこだわらな
い。
【0039】また、蒸着に限らず、スパッタリング法
で、フィルムに連続スパッタ蒸着を行っても構わない。
で、フィルムに連続スパッタ蒸着を行っても構わない。
【0040】トップコート材料に関しても、前記材料に
限らず、緻密な膜を形成し得て、熱挙動がベースフィル
ムと類似しているものであれば苛酷な環境にも耐え得る
と考えられ、使用可能である。
限らず、緻密な膜を形成し得て、熱挙動がベースフィル
ムと類似しているものであれば苛酷な環境にも耐え得る
と考えられ、使用可能である。
【0041】さらに、印刷方法としてロールコーター法
やディッピング法ダイコート法等、前記厚みを均一に形
成できれば特にこだわるものではない。
やディッピング法ダイコート法等、前記厚みを均一に形
成できれば特にこだわるものではない。
【0042】また、トップコートとして、別のフィル
ム、例えばPET,PBT,PEN,PMMA,ポリカ
ーボネート等の熱可塑性フィルムを加熱圧着することも
できる。従ってトップコート用のラミネートフィルムと
ベースフィルムとの物理特性が類似していることを条件
にこの方法を使用することも有効である。
ム、例えばPET,PBT,PEN,PMMA,ポリカ
ーボネート等の熱可塑性フィルムを加熱圧着することも
できる。従ってトップコート用のラミネートフィルムと
ベースフィルムとの物理特性が類似していることを条件
にこの方法を使用することも有効である。
【0043】また、蒸着フィルム16をアルミ枠体14
に張架する方法としては、今回のこの方法に限るわけで
はない。アルミ枠体14の天面もしくは裏面で蒸着フィ
ルム16を接着剤で固定しても良く、また、接着剤を使
わずとも、太鼓の皮を張るように、金属枠で、蒸着フィ
ルム16をアルミ枠体14にしめつけて固定しても構わ
ない。
に張架する方法としては、今回のこの方法に限るわけで
はない。アルミ枠体14の天面もしくは裏面で蒸着フィ
ルム16を接着剤で固定しても良く、また、接着剤を使
わずとも、太鼓の皮を張るように、金属枠で、蒸着フィ
ルム16をアルミ枠体14にしめつけて固定しても構わ
ない。
【0044】(実施の形態2)以下に、本発明の請求項
3における実施の形態について図2を用いて説明する。
3における実施の形態について図2を用いて説明する。
【0045】この場合の構成は、実施の形態1でにおけ
るAg薄膜層をAL薄膜層に置き換えた構成としてい
る。
るAg薄膜層をAL薄膜層に置き換えた構成としてい
る。
【0046】即ち、AL薄膜層7を約1000Åの厚さ
に蒸着した。ALの蒸着厚さは500Å〜3000Å程
度が適当である。500Å以下の場合、光線反射率が8
0%に劣化し、ミラーとしての基本性能を達しえない。
また、3000Åを超えると、フィルムの剛性が強くな
りすぎ作業性が悪化すると共に、少しの扱い皺でもきつ
い折れ目が入るようになる。しかも、コストアップの大
きな要因と成ってしまう。
に蒸着した。ALの蒸着厚さは500Å〜3000Å程
度が適当である。500Å以下の場合、光線反射率が8
0%に劣化し、ミラーとしての基本性能を達しえない。
また、3000Åを超えると、フィルムの剛性が強くな
りすぎ作業性が悪化すると共に、少しの扱い皺でもきつ
い折れ目が入るようになる。しかも、コストアップの大
きな要因と成ってしまう。
【0047】上記構成により、図7のように反射率94
%のフィルムミラーを得ることができた(測定器は実施
の形態1と同一)。
%のフィルムミラーを得ることができた(測定器は実施
の形態1と同一)。
【0048】この他、トップコート層の材料、工法およ
びフィルム張り等の諸条件は実施の形態1と全く同一で
ある。さらに、実施の形態1で行った、レーザー光によ
る反射像の観察を行ったところ、図4(b)の反射像1
2と同じ大きさになり、乱反射成分が極めて少ないこと
が確認できた。
びフィルム張り等の諸条件は実施の形態1と全く同一で
ある。さらに、実施の形態1で行った、レーザー光によ
る反射像の観察を行ったところ、図4(b)の反射像1
2と同じ大きさになり、乱反射成分が極めて少ないこと
が確認できた。
【0049】上記のように、反射率はAgの蒸着フィル
ムに比べて、数%反射率は落ちるが、価格が大幅に安価
なため、投射光の輝度を上げることのできる投射型テレ
ビジョン受信機や、低価格帯の商品には充分使用可能で
ある。
ムに比べて、数%反射率は落ちるが、価格が大幅に安価
なため、投射光の輝度を上げることのできる投射型テレ
ビジョン受信機や、低価格帯の商品には充分使用可能で
ある。
【0050】(実施の形態3)以下本発明の請求項4に
ついて図3を用いて説明する。
ついて図3を用いて説明する。
【0051】実施の形態1および実施の形態2にでは、
針状もしくは粒子状の紫外線吸収剤を含まないPETフ
ィルムを用いているのに対し、本実施の形態では図3に
示す様に、含浸型の紫外線吸収剤を含んだベースフィル
ムを構成要件としている。
針状もしくは粒子状の紫外線吸収剤を含まないPETフ
ィルムを用いているのに対し、本実施の形態では図3に
示す様に、含浸型の紫外線吸収剤を含んだベースフィル
ムを構成要件としている。
【0052】具体的には、アクリラート系の2−エチル
ヘキシル−2−シアノ−3、3’−ジフェニルアクリラ
ートを用いた。この紫外線吸収剤をPETフィルムに含
浸させ、それ以外の構成は実施の形態1と同様で、前記
ベースフィルムに接着促進層2を介し、Ag薄膜層とト
ップコート層とを順次重ねて構成し、枠体に張架して所
望のフィルムミラーを形成した。
ヘキシル−2−シアノ−3、3’−ジフェニルアクリラ
ートを用いた。この紫外線吸収剤をPETフィルムに含
浸させ、それ以外の構成は実施の形態1と同様で、前記
ベースフィルムに接着促進層2を介し、Ag薄膜層とト
ップコート層とを順次重ねて構成し、枠体に張架して所
望のフィルムミラーを形成した。
【0053】この場合の可視光反射率は、実施の形態1
のフィルムが97.5%(550nm)なのに対し9
7.0%であり、ほとんど差がなく実用上問題はない。
のフィルムが97.5%(550nm)なのに対し9
7.0%であり、ほとんど差がなく実用上問題はない。
【0054】以下、実施の形態1と同等の評価を行った
が、この蒸着フィルムの対環境信頼性および反射像の鮮
明度等は、全く同レベルであった。
が、この蒸着フィルムの対環境信頼性および反射像の鮮
明度等は、全く同レベルであった。
【0055】なお、含浸型の紫外線吸収剤に関しては上
記材料に限らず、液体型で樹脂に含浸するタイプであれ
ば、例えばヒンダードアミン系のビス−(N−メチル−
2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)セ
バケート(LS−765)等としてよい。
記材料に限らず、液体型で樹脂に含浸するタイプであれ
ば、例えばヒンダードアミン系のビス−(N−メチル−
2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)セ
バケート(LS−765)等としてよい。
【0056】(実施の形態4)以下本発明の請求項5に
ついて、図3を用いて説明する。この場合の構成は、実
施の形態1でにおけるAg薄膜層をAL薄膜層に置き換
えた構成としている。即ち、実施の形態3と同様に、含
浸型の紫外線吸収剤を含浸させたPETフィルムにAL
蒸着を行い、その他は実施の形態2と同様に構成しフィ
ルムミラーを形成した。
ついて、図3を用いて説明する。この場合の構成は、実
施の形態1でにおけるAg薄膜層をAL薄膜層に置き換
えた構成としている。即ち、実施の形態3と同様に、含
浸型の紫外線吸収剤を含浸させたPETフィルムにAL
蒸着を行い、その他は実施の形態2と同様に構成しフィ
ルムミラーを形成した。
【0057】可視光反射率は実施の形態3のフィルムが
94.0%(550nm)なのに対し93.8%であ
り、ほとんど差がなく実用上問題はない。また、実施の
形態1と同等の評価を行ったが、対環境信頼性および反
射像の鮮明度等は、全く同一レベルであった。
94.0%(550nm)なのに対し93.8%であ
り、ほとんど差がなく実用上問題はない。また、実施の
形態1と同等の評価を行ったが、対環境信頼性および反
射像の鮮明度等は、全く同一レベルであった。
【0058】なお、含浸型の紫外線吸収剤に関しては、
実施の形態3に記載した以外に任意の紫外線吸収剤を用
いてよいことは言うまでもない。
実施の形態3に記載した以外に任意の紫外線吸収剤を用
いてよいことは言うまでもない。
【0059】
【発明の効果】上記構成のフィルムミラーを図6に示す
プロジェクションテレビに取り付けることにより、より
安価に、よりコントラストが高く、解像度の良い鮮明な
映像を得られる。また、製品重量の低減に貢献する。
プロジェクションテレビに取り付けることにより、より
安価に、よりコントラストが高く、解像度の良い鮮明な
映像を得られる。また、製品重量の低減に貢献する。
【図1】本発明の実施の形態1における蒸着フィルムの
断面図
断面図
【図2】実施の形態2における蒸着フィルムの断面図
【図3】実施の形態3、実施の形態4における蒸着フィ
ルムの断面図
ルムの断面図
【図4】本発明の評価に用いる反射像測定法の原理図と
反射像図
反射像図
【図5】本発明の一実施の形態におけるフィルムミラー
の斜視図
の斜視図
【図6】投射型テレビジョン受信機にフィルムミラーを
取り付けた縦断面図
取り付けた縦断面図
【図7】本発明の実施の形態におけるフィルムの反射率
特性図
特性図
【図8】従来の蒸着フィルムの断面図
1,31 PETフィルム 2 接着促進層 3 Ag薄膜層 4 トップコート層 5 入射光 6 反射光 7 AL薄膜層 8 含浸タイプ紫外線吸収剤 9 フィルムミラー 10 レーザー光発信機 11 白板 12 本発明の反射像 13 従来例の反射像 14 枠体 15 フィルム接着部 16 蒸着フィルム 17 フィルムミラー 18 投射用CRT 19 透過型スクリーン 20 プロジェクションテレビ本体 21 Ag蒸着フィルムの反射率曲線 22 AL蒸着フィルムの反射率曲線
Claims (5)
- 【請求項1】 全光線透過率が90%以上のフィルムに
金属薄膜層を配設し、このフィルムを枠体に張架したこ
とを特徴とする映像反射用ミラー。 - 【請求項2】 粒子状の紫外線吸収剤を含まないポリエ
ステルフィルムにAg部材からなる薄膜層と樹脂部材か
らなるトップコート層とを順次配設し、該フィルムを枠
体に張架したことを特徴とするミラー。 - 【請求項3】 粒子状の紫外線吸収剤を含まないポリエ
ステルフィルムにAL部材からなる薄膜層と樹脂部材か
らなるトップコート層とを順次配設し、該フィルムを枠
体に張架したことを特徴とするミラー。 - 【請求項4】 含浸型の紫外線吸収剤を含んだポリエス
テルフィルムにAg部材からなる薄膜層と樹脂部材から
なるトップコート層とを順次配設し、該フィルムを枠体
に張架したことを特徴とするミラー。 - 【請求項5】 含浸型の紫外線吸収剤を含んだポリエス
テルフィルムにAL部材からなる薄膜層と樹脂部材から
なるトップコート層とを順次配設し、該フィルムを枠体
に張架したことを特徴とするミラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8001990A JPH09189803A (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | ミラー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8001990A JPH09189803A (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | ミラー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09189803A true JPH09189803A (ja) | 1997-07-22 |
Family
ID=11516923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8001990A Pending JPH09189803A (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | ミラー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09189803A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005326434A (ja) * | 2004-05-12 | 2005-11-24 | Hitachi Ltd | 反射ミラー及びそれを用いた背面投射型映像表示装置 |
US7838134B2 (en) | 2004-11-23 | 2010-11-23 | Lawrence Livermore National Security, Llc | Durable silver mirror with ultra-violet thru far infra-red reflection |
WO2011077816A1 (ja) * | 2009-12-21 | 2011-06-30 | コニカミノルタオプト株式会社 | フィルムミラー、その製造方法及び太陽熱発電用反射装置 |
JP2014154589A (ja) * | 2013-02-05 | 2014-08-25 | Fujifilm Corp | 太陽光集光用反射鏡 |
CN105403938A (zh) * | 2015-12-25 | 2016-03-16 | 巨洋神州(苏州)数字技术有限公司 | 一种光学消光反射片及背投影系统 |
-
1996
- 1996-01-10 JP JP8001990A patent/JPH09189803A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005326434A (ja) * | 2004-05-12 | 2005-11-24 | Hitachi Ltd | 反射ミラー及びそれを用いた背面投射型映像表示装置 |
US7316482B2 (en) | 2004-05-12 | 2008-01-08 | Hitachi, Ltd. | Reflecting mirror and projection image display apparatus using the same |
US7838134B2 (en) | 2004-11-23 | 2010-11-23 | Lawrence Livermore National Security, Llc | Durable silver mirror with ultra-violet thru far infra-red reflection |
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CN105403938A (zh) * | 2015-12-25 | 2016-03-16 | 巨洋神州(苏州)数字技术有限公司 | 一种光学消光反射片及背投影系统 |
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