JPH09189715A - 加速度センサの製造方法 - Google Patents

加速度センサの製造方法

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JPH09189715A
JPH09189715A JP1821596A JP1821596A JPH09189715A JP H09189715 A JPH09189715 A JP H09189715A JP 1821596 A JP1821596 A JP 1821596A JP 1821596 A JP1821596 A JP 1821596A JP H09189715 A JPH09189715 A JP H09189715A
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polarization
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electrode
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JP1821596A
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Tadayoshi Noguchi
忠良 野口
Masamitsu Amano
昌光 天野
Hisashi Nakano
寿 中野
Kousuke Gotou
亢亮 後藤
Takahiro Imamura
孝浩 今村
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FDK Corp
Fujitsu Ltd
Original Assignee
FDK Corp
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 XY方向の計測が可能な加速度センサを製造
する方法を提供すること 【解決手段】 圧電体シート30の表面にX方向分極用
電極31a〜31eとY方向分極用電極32a,32
b,…を形成し、まずX方向分極用電極に交互に逆極性
となるように電圧を印加し、分極用電極31b,31d
を挟んで両側の領域を反対方向に分極P1する。次いで
X方向分極用電極を除去後同様にY方向分極用電極に交
互に逆極性の電圧を印加し、分極する。誘電体シートの
上面に、前記反対方向に分極された一対の領域にまたが
って覆うように金属膜を形成するとともに、圧電体シー
トの下面に、一対の領域に対し、その領域の境界で分離
されるようにそれぞれ金属膜を形成し、その後圧電体シ
ートの上面におもりシートを取り付けた後、図中二点鎖
線部分が切り出されるように所定位置を切断する。領域
はX方向の検知部となり領域がY方向の検知部とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加速度センサの製
造方法に関するもので、より具体的には外部からの振
動、衝撃を検知する圧電型加速度センサの製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の圧電セラミックスを用いた加速度
センサは、図26(A)のように板状の圧電素子1の上
におもり2を取り付け、外部からの加速度によりおもり
2に慣性力を発生させ、おもり2の慣性力により圧電素
子1に応力を与えて電圧を発生させ、発生電圧の大きさ
によって加速度を検知している。
【0003】より具体的には、平板状の圧電素子1は、
その剪断方向(図中矢印方向)に分極されるとともに、
その上下両面には、それぞれ全面に導体(金等)が蒸着
されて電極3a,3bが形成される。そして、おもり2
は導電製材料から構成することにより、その電極3aと
おもり2の表面2aとを同電位にして、係るおもり2の
表面2aを圧電素子1の一方の取り出し電極として使用
している。また、圧電素子1の下面が他方の取り出し電
極3bとなる。
【0004】そして係る構成の加速度センサをプリント
配線板4上に実装するには、プリント配線板4上の電極
パターン5aの上に圧電素子1の下面の電極3bとが面
接触するように配置して、導電性接着剤などにより固定
する。また、プリント配線板4上の他の電極パターン5
bと、おもり2の上面2aとをリード線6を介して接続
する。
【0005】この状態で加速度センサに対して圧電素子
の分極方向と平行な方向(正逆方向を含む)に力が加わ
ると、おもり2の慣性力により圧電素子1が剪断方向に
変形し、それにともない分極方向と直交する上下方向に
電圧が発生する。そして、係る発生する電圧値は、一定
の範囲内で加わった力と比例関係がある。従って、係る
電圧が、両電極パターン5a,5b間に生じるので、そ
の両電極パターン5a,5b間の電圧を検出することに
より、加速度を検出することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
従来の圧電センサは、圧電素子1の一方の電極3aから
の出力をリード線6で取り出すようにしているため、リ
フローによる自動的なはんだ付けができず、プリント配
線板への取り付けに時間がかかるとともに、係る接続処
理が煩雑でコスト高につながる。
【0007】さらに、実装時の作業性を考慮すると、上
記の様に実際のプリント配線板4にリード線6を取り付
けるのは煩雑であるので、例えば同図(B)に示すよう
に、ベースプレート7の上の一方の電極パターン8a上
に圧電素子1を載置するとともに導電性接着剤などによ
り接着する。また、ベースプレート7上の所定位置に形
成した他の電極パターン8bに上記リード線6を接続す
る。このようにしてユニット化しておき、実際のプリン
ト配線板4上に実装する際には、ベースプレート7をプ
リント配線板4上の所定位置に配置し、はんだ9を介し
て圧電素子1とプリント配線板4上の回路パターンとの
導通を図るようにする。すると、圧電素子1とおもり2
に加え、ベースプレート7が必須の構成となり、3層構
造となる。その結果、素子の大型化(嵩が張る)を招く
ばかりか、部品点数の増加に伴うコスト高も招く。
【0008】また、同図(A),(B)に示すいずれの
構造のセンサも、リード線の取り出しのための空間が必
要となり、プリント配線板4上に実装するには、圧電素
子1の平面形状よりもさらに一回り以上大きな空間が必
要となる。
【0009】さらに、同一加速度に対する圧電素子1の
上下両面間に発生する出力電圧は、おもり2の比重や厚
み寸法,並びに圧電素子1の厚み等により定まる。した
がって、出力電圧を高くして感度を増すためには、上記
各値を大きく(厚く)する必要がある。しかし、圧電素
子1に対して所定方向の分極を行うには、その圧電素子
の表面に一定の距離をおいて形成した分極用の電極間に
所定の分極電圧を印加することにより、正極から負極に
向けて電界を発生させ、その電界方向に分極を生じさせ
る。したがって、圧電素子1の厚さを増すと、表面付近
に電界が集中して厚み方向の中間部分にまで電界を発生
させることができずに十分な分極が行えず、その結果厚
みを増すことによる出力電圧の増加には限界がある。
【0010】また、与えられた加速度により圧電素子1
が剪断方向に変形するためにはある程度の大きさが必要
であるが、圧電素子を分極させる際に印加する分極電圧
は、およそ2kV/mm程度であり、圧電素子を大きく
することは分極をする際の電極間距離が長くなることに
なり、その結果印加電圧が大きくなり取扱いが危険で煩
雑となる。
【0011】さらに、従来の加速度センサは、一方向の
み検出することができる。しかし、多くの場合、加わる
加速度は2次元空間内の任意の方向となる。従って、加
速度の大きさ及び方向を正確に知るためには、少なくと
も2個の加速度センサを用意し、検出感度の良好な方向
を直交するように各加速度センサを配置する。そして、
2つのセンサに対し配線を行い、得られた出力から演算
処理するようにしている。このように複数部品を用意す
ることから、取り付け(組み立て)工程が煩雑でコスト
高となるばかりでなく、2つの加速度センサの相対的な
位値関係を正確に行わないと測定誤差の要因となる。
【0012】そこで本出願人は、上記した問題を解決す
るために、先に圧電素子の両面にある電極構造を工夫す
ることにより、よりシンプルな構造で、しかもリード線
等を用いることなくプリント配線板の上に直接配置で
き、対象型でプリント配線板の上に方向性をさほど考え
ることなく直接実装することができ、出力電圧が高くて
高感度にすることができ、分極させる際の分極電圧も小
さく押さえることができ、さらに加速度が加わった時の
圧電素子の伸縮・変形の動作が安定的で、2次元方向に
加わる加速度を検出可能な加速度センサを創案し、特願
平6−295943号にて出願した。そして、実際に係
る構造の加速度センサを量産するためには係るセンサを
効率よく製造する方法の開発が必要となった。
【0013】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、従来の問題点を解決
するために創案した高出力・高感度でしかも2次元方向
の計測を行える加速度センサを効率良く、また、簡単な
プロセスで製造することのできる加速度センサの製造方
法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明に係る加速度センサの製造方法では、圧電
体シートの表面に少なくとも3本のX方向分極用電極を
所定の間隔をおいて形成するととも、そのX方向分極用
電極と直交する方向に伸びる少なくとも3本のY方向分
極用電極を所定の間隔をおいて形成する。このX方向,
Y方向分極用電極の形成面は、圧電シートの同一平面上
でも良く(請求項3)、異なる面に形成しても良い(請
求項4)。
【0015】次に、前記X方向分極用電極に対して前記
3本の隣接する分極用電極を1組とした際に両端に位置
する分極用電極を同一極、中央の分極用電極を異なる極
になるように電圧を印加して、中央の分極電極を挟んで
両側の領域を反対方向に分極させ、次いで前記X方向分
極用電極を除去後、前記Y方向分極用電極に対して前記
3本の隣接するY方向分極用電極を1組とした際に両端
に位置する分極用電極を同一極、中央の分極用電極を異
なる極になるように電圧を印加して、中央の分極電極を
挟んで両側の領域を反対方向に分極させる。
【0016】そして、Y方向分極用電極を残したまま、
或いは除去後(請求項6)に前記圧電体シートの片面
に、前記反対方向に分極された一対の領域にまたがって
覆うとともにX方向用の領域とY方向用の領域が分離さ
れるように導体膜を形成する(最終製品での共通電極と
なる)とともに、前記圧電体シートの反対面に、前記一
対の領域に対し、その領域の境界で分離され、かつX方
向用の領域とY方向用の領域が分離されるようにるよう
にそれぞれ導体膜を形成する。
【0017】さらに少なくとも前記圧電体シートの前記
片面側におもりシートを取り付けた後、X方向検知用の
一対の領域と、Y方向検知用の一対の領域が少なくとも
1対ずつ含む所定位置を切断するようにした(請求項
1)。
【0018】また、別の解決手段としては、圧電体シー
トの表面に少なくとも3本のX方向分極用電極を所定の
間隔をおいて形成するとともに、そのX方向分極用電極
と直交する方向に伸びるとともに、そのX方向分極用電
極から所定の距離だけ離反状態で少なくとも3本のY方
向分極用電極を所定の間隔をおいて形成する。
【0019】そして、前記X方向分極用電極に対して前
記3本の隣接する分極用電極を1組とした際に両端に位
置する分極用電極を同一極、中央の分極用電極を異なる
極になるように電圧を印加して、中央の分極電極を挟ん
で両側の領域を反対方向に分極させる工程をX方向分極
工程とし、前記Y方向分極用電極に対して前記3本の隣
接する分極用電極を1組とした際に両端に位置する分極
用電極を同一極、中央の分極用電極を異なる極になるよ
うに電圧を印加して、中央の分極電極を挟んで両側の領
域を反対方向に分極させる工程をY方向分極工程とした
場合に、前記X方向分極工程とY方向分極工程を同時ま
たは所定の順で行なう。その後、上記した請求項1と同
様に導体膜形成工程移行の処理を行うようにしてもよい
(請求項2)。
【0020】そして好ましくは、前記反対方向に分極さ
れた前記一対の領域を複数形成し、前記圧電体シートの
片面に形成する導体膜は、一対の領域ごとに分離される
ように形成し、前記圧電体シートの反対面に形成する導
体膜は、隣接する所定の領域に形成された導体膜と連続
するように形成し、前記切断処理をX方向とY方向の少
なくとも一方を検出するための領域を複数対を含むよう
に行うことである(請求項7)。
【0021】上記手段の作用を説明すると圧電体シート
の表面に形成したX方向分極用電極に、隣接する電極に
逆極性となるように電圧を印加する。たとえば中央の分
極用電極を電源の負極に接続し、両隣りの分極用電極を
正極に接続する。すると、電界が中央の分極用電極にむ
くように印加されるので、たとえば図6に示すように中
央の分極用電極(31b,31d)の両側の領域では分
極方向が異なる(互いに向き合う)。正負を逆に接続す
れば、互いに反発する方向に分極される。
【0022】次に、Y方向検知用の分極を行うが、X方
向分極用電極とY方向分極用電極は直交は位置されてい
るので、そのままの状態でY方向分極用電極に通電する
と、X方向分極用電極が悪影響を与える。そこでまずX
方向分極用電極を除去し、係る影響を排除した後Y方向
分極用に所定の電圧を印加し(電圧の印加仕方はX方向
分極用と同様に交互に逆極性になるようにする)、分極
する。
【0023】そして、圧電体シートの両面に所定パター
ンの導体膜を形成するとともにおもりシートを貼り付
け、所定領域で切断する。すると、上記した片面側に形
成した導体膜は、1対の領域をまたがる共通電極とな
り、反対側に形成した導体膜は各領域が分離するように
形成された第1,第2電極となる。しかも、X方向用の
領域とY方向用の領域に形成される各電極同士は互いに
分離され、非導通状態となる。
【0024】本発明の加速度センサは、外部からの加速
度によっておもりに慣性力を発生させ、この慣性力で圧
電素子に応力を与えると、圧電素子の上面に形成した共
通電極と下面に形成した第1電極との間および共通電極
と第2電極との間にそれぞれ所定の電圧が発生する。そ
の際に、圧電素子の分極方向が同一方向でなく互いに正
反対としていることにより、第1電極側と第2電極側で
発生する電圧も正反対となり、しかも、第1,第2電極
は、共通電極を介して直列接続されているので、第1,
第2電極間には上記両電圧が加算された大きさの出力電
圧が発生する。これにより、下面(同一平面)からの電
圧取り出しが可能で、しかも、出力電圧も従来のものに
比し少なくとも約2倍となり高感度となる。
【0025】このようにして製造される加速度センサ
は、以下のように動作する。外部からの加速度によって
おもりに慣性力を発生させ、この慣性力で圧電素子に応
力を与えると、圧電素子の上面に形成した共通電極と下
面に形成した第1電極との間および共通電極と第2電極
との間にそれぞれ所定の電圧が発生する。その際に、圧
電素子の分極方向が同一方向でなく互いに正反対として
いることにより、第1電極側と第2電極側で発生する電
圧も正反対となり、しかも、第1,第2電極は、共通電
極を介して直列接続されているので、第1,第2電極間
には上記両電圧が加算された大きさの出力電圧が発生す
る。これにより、下面(同一平面)からの電圧取り出し
が可能で、しかも、出力電圧も従来のものに比し約2倍
となり高感度となる。
【0026】そして、分極用電極を異なる方向に配置し
たため、X−Y平面内での所定方向に加速度が加わる
と、その加速度のX成分,Y成分の大きさに応じてそれ
ぞれ両検知部内の第1,第2電極間に出力電圧が発生す
る。従って、1つの素子(センサ)で面内加速度が測定
できる。
【0027】なおY方向分極用電極は、そのまま残して
おいても良く、或いは請求項6のように除去しても良
い。すなわち、残しておいた場合には、除去工程が不要
であるため製造が簡易に行えるが、その後に形成する導
体膜が分極用電極を覆う部分があると、その部分が盛り
上がってしまう。一方、分極用電極を除去するようにす
ると、除去工程が1つ増えるが、その後の導体膜を形成
する面は平坦となるので、綺麗に蒸着などすることがで
きる。しかも同一平面上に位置する他の電極との間の離
反間隔を狭くでき、電極面積の増大にともない容量の増
加、ひいては出力電圧の増加を招くことができ、より性
能が向上する。
【0028】一方、請求項2のようにすると、分極用電
極を除去する工程が無くなるので、製造が簡易化され、
短時間で行える。特に、X方向分極工程とY方向分極工
程を同時に行うようにすれば、工程数をさらに削減でき
る。
【0029】また、切断位置を複数対の領域が切り出さ
れるように行うと(請求項7)、各対の領域が直列接続
され、所定方向に加速度が加わったときに生じる出力電
圧は、直列接続した数に応じて高くなるので、より高感
度となる。
【0030】さらに、同一方向を検出するための一対の
分極を備えたブロックを複数設けるとともに、各一対の
領域に存在する電極同士を適宜接続すると、その方向に
加速度が加わったときに生じる出力電圧は、接続した一
対の領域の数の正数倍となり、より高感度となる。
【0031】また、切断位置を複数対の領域が切り出さ
れるように行うと(請求項6)、各対の領域が直列接続
され、所定方向に加速度が加わったときに生じる出力電
圧は、直列接続した数に応じて高くなるので、より高感
度となる。
【0032】
【発明の実施の形態】まず、本発明に係る加速度センサ
の製造方法の実施の形態の説明の前に、製造する対象で
ある先願に係る加速度センサの構成の一例を説明する。
図1,図2に示すように、同一平面形状・同一厚さから
なる板状の圧電素子11上におもり12を積層し、接着
剤(エポキシ樹脂等)にて接着一体化することにより構
成されている。本実施例では1つのセンサ(圧電素子)
でもって直交するX−Yの2方向を検出可能としてい
る。これにともない1枚の圧電素子11内に直交する2
つの方向の加速度をそれぞれ検知するX方向検知部,
Y方向検知部を備えており、各検知部,は、圧電
素子11の長手方向中央で2分割された各領域に配置さ
れている。
【0033】そして、X方向検知部内では、圧電素子
11の上下面並びに圧電素子11の長手方向と平行で、
互いに向き合う方向に分極(P1)されている。また、
Y方向検知部内では、圧電素子11の上下面に平行か
つ圧電素子11の長手方向と直交する方向で、互いに向
き合う方向に分極(P2)されている。
【0034】さらに、上記分極に対応して、圧電素子1
1の上下両面には、それぞれ所定形状の電極が形成され
ている。すなわち、図3(A)に示すように、圧電素子
11の上面には、上記X方向検知部の領域全面に金が
蒸着されて第1共通電極15が形成され、同様にY方向
検知部の領域全面に金が蒸着されて第2共通電極16
が形成されている。
【0035】一方、同図(B)に示すように、圧電素子
11の下面には、X方向検知部の領域では、分極方向
に沿って2分割されるように金が蒸着されてX方向用の
第1,第2電極17a,17bが形成され、また、Y方
向検知部の領域では、分極方向に沿って2分割される
ように金が蒸着され、Y方向用の第1,第2電極18
a,18bが形成される。
【0036】なお、本例では、おもり12を、圧電素子
11と同一の圧電材料で構成したが、この材質は任意で
あり、導電性の有無も問わない。また、両者11,12
の厚さも同じにしたが、これも必ずしも同じにする必要
はない。
【0037】係る構成にすると、X方向の加速度が生じ
ると、圧電素子11の中で、それと同一の分極方向P1
を有するX方向検知部の領域で出力電圧が発生するた
め、加速度に応じた出力電圧が第1,第2電極17a,
17b間に発生する。この時、Y方向検知部の領域で
は分極方向P2が加速度の方向と直交するため、電圧は
発生しない。
【0038】また、Y方向の加速度が生じると、圧電素
子11の中で、それと同一の分極方向P2を有するY方
向検知部の領域で出力電圧が発生するため、加速度に
応じた出力電圧が第1,第2電極18a,18b間に発
生する。この時、X方向検知部の領域では分極方向P
1が加速度の方向と直交するため、電圧は発生しない。
【0039】よって、1つの圧電素子11(加速度セン
サ)により、直交する2方向(X,Y方向)の加速度を
検出することができる。従って、両出力電圧は、圧電素
子11と同一の2次平面内での加速度のX成分,Y成分
に対応するため、それらをベクトル合成することによ
り、1つのセンサで面内加速度の検知が可能となる。こ
のように1つのセンサで面内加速度の検知が可能になる
ため、部品点数の削減並びに装置内での占有面積の低減
により、さらなる小型化が容易となる。
【0040】ところで、上記構成の等価回路を考える
と、たとえばX方向検知部は、図4に示すようにな
る。すなわち、X方向用の第1電極17aと、第1共通
電極15との間に容量C1が存在し、X方向用の第2電
極17bと第1共通電極15との間には容量C2が存在
する。この容量C1,C2は第1共通電極15を介して
導通され、第1電極17aから第2電極17bへの直列
回路が構成される。さらに、第1,第2電極17a,1
7b間にも容量C3が存在する。そして、本例では、第
1電極17aと第2電極17bの大きさを等しくしたた
め、第1共通電極15との対向面積は等しく、また同一
の圧電素子11を挟んで第1共通電極15と対向してい
るので、電極間距離並びにその間の誘電率も等しい。よ
って、C1とC2は等しくなる。
【0041】この状態で加速度センサが分極方向Pと同
一方向(X方向)に加速度を外部から受けると、おもり
12に慣性力が発生し、この慣性力で圧電素子11に応
力が与えられる。すると、その応力の大きさに応じて圧
電素子11の第1共通電極15と第1電極17aとの間
および第1共通電極15と第2電極17bとの間に電圧
V1,V2を発生する。但し、上記したように分極方向
Pを反対方向にしているため、上記各電極間に発生する
電圧V1,V2の極性も正反対となる。よって、同図
(B)に示すように、2つの電圧V1,V2は第1共通
電極15を介して直列接続され、互いに加算された電圧
V(=V1+V2)が第1,第2電極17a,17b間
に発生する。そして、このようにある加速度が加わった
時に生じる出力電圧は、圧電素子及びおもりそれぞれの
材質、厚み寸法が同じとなるためV1,V2もほぼ等し
くなり、出力電圧Vは、2×V1となり、従来の同一形
状のセンサに対して、同一加速度が与えられた時の出力
電圧は約2倍となる。そして、係る構成・作用効果はY
方向用検知部でも同様である。
【0042】上記のように、加速度センサでは、与えら
れた加速度にともない発生する電圧を外部回路に取り出
すための電極が第1,第2電極17a,17b,18
a,18bとなり、圧電素子11の下面に配置すること
ができ、圧電素子11の上面すなわちおもり12との接
合面に形成された第1,第2共通電極15,16は、単
に容量C1,C2を接続する導通路となっていればよい
ので、外部に取り出す必要がない。
【0043】そして、加速度センサの取り出し電極とな
る第1,第2電極17a,17b,18a,18bが同
一平面である圧電素子11の下面に位置するため、面実
装が可能となる。すなわち、図1に示すように、第1,
第2電極17a,17b,18a,18bを、プリント
配線板20の上面所定位置に形成された回路パターン2
1と接触する様にプリント配線板20の上に実装するこ
とにより面実装される。
【0044】なお、各電極17a,17b,18a,1
8bと回路パターン21の接続は、導電性接着剤等によ
り行う。このように、加速度センサの出力用の電極が下
面に位置するので、面実装が可能でプリント配線板20
上への実装処理が容易であるとともに、従来のようにリ
ード線による引出しが不要で、係るリード線接続用の空
間が不要となるので、占有面積を小さくすることができ
る。また、圧電素子やおもりの内部にスルーホールやビ
ヤなどの導電性通路を設けたり、圧電素子等の外周囲に
電極パターンを設ける必要がないため、構成が簡単で、
電極形成も簡便となる。しかも、圧電素子全体を加速度
検出に利用できるとともに、加速度を受けた際に均一に
変形するため、精度並びに感度が良くなる。
【0045】次に、上記構成の加速度センサの製造方法
の一例(第1の形態)について説明する。全体の処理フ
ローを示すと図5のようになっている。すなわち、まず
所定の大きさ・形状からなる圧電体シート(この時は分
極はされていない)を用意し、その片面に複数の分極用
電極パターンを形成する(ST10,ST11)。具体
的には、図6に示すように一枚の圧電体シート30の表
面中央部に、複数の帯状のX方向分極用電極31a〜3
1eを所定間隔をおいて平行に配置する。また両端にあ
るこのX方向分極用電極31a,31eの外側に、これ
と直交する方向に所定間隔をおいてY方向分極用電極3
2a,32b,…を配置する。そして、各分極用電極3
1a〜31e,32a,32b,…は、例えば所定形状
のスクリーンを用いて銀ペーストを印刷し、焼付をする
ことにより所定パターンに形成する。
【0046】次に、上記したX方向分極用電極31a〜
31eに対して、交互に反対極性になるように電極間に
直流電圧を印加し、圧電体シート30に対してX方向の
分極を行う(ST12)。具体的にはX方向分極用電極
31a,31c,31eが正極、X方向分極用電極31
b,31dが負極というように隣接する分極用電極を交
互に反対極性になるように各電極を直流電源に接続し、
その状態で数千ボルトの直流電圧を印加する。すると、
隣接する分極用電極間に所定方向の電界が発生し、その
方向(図6中矢印P1で示す)に分極される。これによ
り、X方向検知部用の分極P1が形成される。
【0047】またこの時、分極用電極の配置間隔は、最
終的に製造される加速度センサの幅の約半分となるた
め、分極電圧も約半分で済み、小さな電圧で確実に分極
させることができる。このように分極電圧を小さくする
ことができるので、分極するための装置も小型化でき
て、設置スペースの縮小並びにコスト安となるばかりで
なく、作業の安全性も向上する。
【0048】このようにしてX方向の分極が行われたな
ら、上記X方向分極用電極31a〜31eを除去する
(ST13)。この除去の方法としては、電極部分を切
削したり、溝切りしたり、薬品などにより当該部分のみ
除去する方法が採られる。このようにX方向分極用電極
31a〜31eを除去するのは、図6から明らかなよう
に、Y方向分極用電極32a,32b,…は、両端のX
方向分極用電極31a,31eによって短絡されている
ため、そのままの状態で隣接するY方向分極用電極32
a,32b,…間に電圧を印加しても電極間に存在する
圧電素子内を電界が通らず分極が行なえなくなるからで
ある。また、直接接続されていない残りのX方向分極用
電極31b〜31dも併せて除去するのは、たとえ離れ
ていてもY方向分極用電極間に電圧を印加した差異に生
じる電界の一部が係るX方向分極用電極31b〜31d
に引き寄せられ、湾曲した経路をとるおそれがあるから
である。また、除去作業の容易性も理由のひとつであ
る。これにより、図7に示すように、ステップ11で形
成した分極用電極のうち、Y方向分極用電極32a,3
2b,32c,…が残る。
【0049】次いで、Y方向分極用電極32a,32
b,32c,32d,…に対し、交互に反対極性になる
ように電極間に直流電圧を印加し、圧電体シート30に
対してY方向の分極を行う(ST14)。具体的にはY
方向分極用電極32a,32c,…に正極、分極用電極
32b,32d,…に負極というように隣接する分極用
電極を交互に反対極性になるように直流電源に接続し
(図7参照)、その状態で数千ボルトの直流電圧を印加
する。すると、隣接する分極用電極間に所定方向の電界
が発生し、その方向(図中矢印P2で示す)に分極され
る。これにより、Y方向検知部用の分極P2が形成され
る。このようにして、直交する2方向に対して、互いに
対向する分極を形成することができる。
【0050】次に各電極15,16,17a,17b,
18a,18bの形成処理に移行する。すなわち、圧電
素子の分極用電極パターン面との対向面に所定のマスク
パターンを形成する(ST15)。具体的には、図8に
示すように、所定の分極用電極と対向する位置に帯状に
延長形成する。同図(A)は圧電素子11の上面側に形
成するマスクパターンを示しており、マスクパターン3
3aは、X方向分極用電極31aが形成されていた箇所
に設け、マスクパターン33bは、X方向分極用電極3
1eが形成されていた場所に設ける。つまり、最終製品
でX方向検知部になる領域とY方向検知部になる領域の
境界部分に上記マスクパターン33a,33bを形成す
る。
【0051】また、同図(B)に示すように、圧電体シ
ート30の下面には、X方向分極用電極31a,31
b,31d,31eが形成されていた部分に対向する位
置にマスクパターン34aが形成され、さらにY方向分
極用電極のうち、負極に接続された電極32b,32
d,…に対向する位置にもマスクパターン34bが形成
される。なお、各図において、破線で示す部分が最終的
に製品として取り出す部分である。
【0052】この状態で、圧電体シート30の両面に
金,ニッケル,銅等の所定の金属(導体)を蒸着する
(ST16)。これにより、圧電体シート30の上下両
面は、その全面に金属膜が成膜される。この時、圧電体
シート30上に残っているY方向分極用電極32a,3
2b,32c,…およびマスクパターン33a,33
b,34a,34bも金属膜で覆われる。尚、実施の形
態では蒸着としたが、スパッタその他の種々の方式によ
り成膜することができる。
【0053】その後上記したマスク材(マスクパターン
33a,33b,34a,34b)を除去する(ST1
7)。すると、図9(A)に示すように圧電体シート3
0の上面(分極用電極が形成された面)は、マスクパタ
ーン33a,33bを除去することにより、金属膜35
(第1,第2共通電極になる)の一部に細長な帯状の未
形成部分35aが形成され、最終製品ではその部分で金
属膜35(第1,第2共通電極)が分離され非導通とな
る。また、本実施例では、Y方向分極用電極32a,3
2b,32c,…を残しているが、その分極用電極の上
面を覆うようにして全面に金属膜が形成されるので、仮
に分極用電極を残しても特性上問題はない。但し、分極
用電極の部分だけ厚みを増すので、膨らむ。
【0054】同様に圧電体シート30の下面は、同図
(B)に示すようにマスクパターン33a,33bを除
去することにより、金属膜36(第1,第2電極にな
る)の一部に細長な帯状の未形成部分36aが形成さ
れ、最終製品ではその部分で金属膜36(第1,第2電
極)が分離されて非導通となる。
【0055】その後、図10に示すように圧電体シート
30の上に、その圧電体シート30と同一形状からなる
おもりとなるシート38を重ねるとともにエポキシ樹脂
等の接着剤を用いて両者を一体化する(ST18)。な
お、図10では便宜上1個の加速度センサーとなる部分
のみ抽出して示している。そして、図8中に破線で示し
た部分が切り出されるように、おもり用のシート38と
電極が形成された圧電体シート30を切断することによ
り、図1に示す加速度センサを得ることができる。
【0056】図11,図12は、本発明の別の実施の形
態(第2の形態)の要部を示している。すなわち、上記
した第1の形態では、図5に示すフローチャート中のス
テップ11のパターン生成処理で、圧電シート30の片
面側にX方向とY方向の分極用電極を同時に形成するよ
うにしたが、本例ではX方向分極用電極とY方向分極用
電極をそれぞれ別の面に形成するようにした。一例を示
すと、図11に示すように圧電シート30の上面にX方
向分極用電極31′a〜31′eを形成し、図12に示
すように圧電シート30の下面にY方向分極用電極3
2′a,32′b,…を形成する。そして、両電極の相
対的な位置関係は、第1実施例における図6のようにな
っている。
【0057】そして、このように分極用電極を圧電シー
ト30の両面に分けて形成したため、ステップ13にお
けるX方向分極用電極の除去が容易に行なえる。すなわ
ち、第1実施例の場合には、Y方向分極用電極が同一平
面にあるため、X方向分極用電極のみを選択的に除去し
なければならなかったため、除去処理を正確に行なった
り、必要に応じてY方向分極用電極をマスキングしたり
する必要があったが、本実施例では、X方向分極用電極
を除去する処理は、圧電体シート30の上面全面に対し
て一様に所定の除去処理を行えばよいので、ラフに行な
うことができる。但し、本実施例では分極用電極のパタ
ーン形成処理(ST11)が、圧電体シートの両面に行
なうため2工程必要であるが、第1の形態では1回の印
刷で済むというメリットがある。
【0058】また、この実施例では、Y方向分極用電極
32′a,32′b,…が圧電体シート30の下面に残
ったまま、ステップ16で第1,第2電極のために金属
膜を蒸着するが、この時残ったY方向分極用分極によっ
て第1,第2共通電極が短絡されないように、ステップ
15で行うマスク材のパターンを変える必要がある。具
体的には、ステップ15で行うマスクパターンを、図1
3(B)に示すように分極用電極32′bを覆うように
してマスクパターン34bを幅広に形成することにより
対応する。これにより、その次に行う蒸着工程(ST1
6)では圧電体シート30の下面及びマスクパターン3
4bの上に金属膜36,36′が蒸着され、その後マス
ク材を除去(ST17)することによりマスクパターン
34b上の金属膜36′も同時に除去される。したがっ
て、その後おもりを接着するとともに所定位置を切断す
ることにより図13(A)に示すように分極用電極3
2′bと第1,第2電極18a,18bは離反され非導
通状態となる。なお、その他の処理工程は、第1の形態
と同様であるのでその説明を省略する。
【0059】図14は、本発明に係る加速度センサの製
造方法の第3の形態を示すフローチャートである。同図
に示すように、本実施例では上記した第1,第2の形態
と相違して、形成したY方向分極用電極も、製造プロセ
スの途中で除去するようにしている。すなわち、圧電体
シートに対して、分極用電極パターンを形成し、その分
極用電極パターンに対して所定の電圧を印加し、X方向
に分極させる(ST20〜22)。その後X方向分極用
電極を除去し、残ったY方向分極用電極に対して所定の
電圧を印加し、Y方向に分極させる(ST23,2
4)。この各処理は、上記した第1実施例におけるステ
ップ10〜14までの処理と同様である。
【0060】次に、上記Y方向の分極処理のために形成
した、分極用電極パターンの除去工程を行う(ST2
5)。これにより、圧電体シート20の表面はその両面
とも平坦面となる。以後、上記した第1実施例における
ステップ15〜19の処理と同様のステップ26〜30
を実行することにより、所定形状からなる加速度センサ
が製造される。
【0061】このようにY方向分極用電極も除去したた
め、蒸着対象の処理面が平坦となるので、一部が膨らむ
ことがない。よって、第1の形態と比較するとおもりと
容易に面接触すため、接続が確実にとれる。また、第2
の形態と比較すると、面実装が容易になるばかりでな
く、マスク材によって分極用電極を被覆する必要がない
ので、対となる第1,第2電極間距離を短くすることが
できるとともに、各電極の面積も大きくなるので、出力
がより高くなる。
【0062】なお、上記した各例では、圧電素子11に
形成する対となる分極方向が互いに中央に向う構成のも
のを製造する方法についてのものであるが、製造プロセ
スを一部変えることにより、対となる分極方向が互いに
外側に向くように構成しても良い。そして、係る構成の
加速度センサを製造するには、たとえば各分極用電極に
印加する極性を反転すれば良い。
【0063】なお、所定のパターン形状の電極を形成す
るためには、上記したようにマスクパターンを印刷する
ものに限ることなく、たとえば電極形成部分が開口され
たフィルム材(マスクパターンに相当する部分にフィル
ム部分があり、各フィルム部分は外枠に接続され一体化
されている)を用いてもよく、種々の手段を用いること
ができる。
【0064】ところで、上記した各製造方法は、いずれ
もX方向検知部とY方向検知部のそれぞれに対して
1対の電極(対となる分極の領域が1組)が設けられて
なる加速度センサを製造する方法についての発明であっ
たが、本発明はこれに限ることなく、対となる分極(電
極方向が向き合う/反対方向を向く)の領域を1つのブ
ロックとし、複数ブロックを一体に形成した加速度セン
サを製造する方法にも適用できる。係る製造方法の実施
の形態を説明する前に、まず、製造対象となる複数ブロ
ックを有する加速度センサの構成について説明する。
【0065】一例を示すと、図15,図16に示すよう
に、圧電素子11内に直交する2つの方向の加速度をそ
れぞれ検知するX方向検知部,Y方向検知部を備え
ており、各検知部,は、圧電素子11の長手方向中
央で2分割された各領域に配置されている。そして、各
検知部,では、それぞれ互いに分極方向が向き合う
2個のブロック′,″,′,″が設定され、同
一検知部内のブロックの分極方向P1,P2はそれぞれ
平行になるように配置している。
【0066】そして、圧電素子11の上面には図16
(A)に示すように、各ブロックの領域全面を覆うよう
にしてそれぞれ共通電極が形成される。すなわち、X方
向検知部の領域を2分割するブロック′,″の上
には、X方向用第1,第2共通分極15,15′が形成
され、また、Y方向検知部の領域を2分割するブロッ
ク′,″の上には、Y方向用第1,第2共通電極1
6,16′が形成される。そして、各共通電極の寸法形
状は等しくしている。
【0067】一方、圧電素子11の下面には、同図
(B)に示すように、各ブロック′,″,′,
″の領域を分極方向に沿って2分割するようにしてX
方向用第1,第2電極17aと17b,17′aと1
7′b並びにY方向用第1,第2電極18aと18b,
18a′と18b′を形成する。
【0068】そして、各第1,第2電極の寸法形状は、
ともに略正方形で等しくしている。さらに、X方向検知
部側では、一方(領域′側)の第1電極17aと他
方(領域″側)の第2電極17′bを電極パターンで
接続する。そして、一方の第1電極17bと他方の第1
電極17′aが、X方向検知部側の取出し電極とな
り、外部回路に接続されるようになる。
【0069】同様に、Y方向検知部側では、一方(領
域′側)の第2電極18bと他方(領域″側)の第
1電極18′aを電極パターンで接続する。そして、一
方の第1電極18aと他方の第2電極18′bが、Y方
向検知部側の取出し電極となり、外部回路に接続され
るようになる。
【0070】そして、図15に示すように、圧電素子1
1の上側にはおもり12がエポキシ樹脂等により接着一
体化されている。これにより、X方向検知部側並びに
Y方向検知部側では、それぞれ同一加速度が加わった
場合の図1に示す構成のものに比べ2倍の出力電圧が得
られ、感度が向上する。
【0071】次に、上記構成の加速度センサを製造する
本発明方法の実施の形態を説明する。全体的な処理フロ
ーとしては、上記した第1〜第3の形態と同様に行える
が、各ステップ番号での具体的な処理や使用するマスク
等のパターンが変わる。ここでは第2の形態(図14に
示すフロー)の方法にしたがって、上記2倍の電圧を取
り出すことのできる加速度センサを製造する方法につい
て説明する。
【0072】まず、ステップ21〜ステップ25を実施
することにより、各領域ごとに所定方向に分極された圧
電体シート30が形成される(分極方向は図6,図7等
を参照)。この圧電体シート30の表面は、分極用電極
が除去されているので平坦面となる。次に、マスク材を
印刷工程(ST26)に移る。この時使用するマスク材
のパターンが異なる。
【0073】すなわち、上面側は図17(A)に示すよ
うに、縦・横方向に伸びる直線状のマスクパターン4
0,41からなるマスク材を用いる。このマスクパター
ン40のうち、図中縦方向に伸びるパターン40は、X
方向領域とY方向領域を区分けするためのもので、図中
横方向に伸びるパターン41はX方向検出用,Y方向検
出用の各第1,第2共通電極を分離するためのものであ
る。
【0074】一方、下面側は同(B)に示すように、Y
方向検出部用のマスクパターン42は基本的に第2の形
態と同じであるが、X方向検出部用のマスクパターン4
3は、適宜位置(一対の領域(ブロック)の分離部分)
で折曲された形状からなる。
【0075】この状態で圧電体シート30の両面に所定
の金属を蒸着し、次いでマスク材を除去する(ST2
7,28)。すると、マスクパターン40〜43が形成
されていた部分を除いて金属膜が形成されるため、上面
側は図18(A)に示すように格子状に未形成領域35
aを有する金属膜35が形成され、下面側は適宜パター
ンの未形成領域36aを有する金属膜36が形成され
る。
【0076】次いで、圧電体シートの上におもり用のシ
ートを接着し(ST29)、所定位置で切断する(ST
30)。そして、係る切断処理は、たとえば図19中一
点鎖線で示す位置を切断することにより行われる。これ
により、図15,16に示した加速度センサが形成され
る。
【0077】また、第1の形態のように、Y方向分極用
電極を除去しない場合には、その残ったY方向分極用電
極によって隣接する所定の共通電極が短絡されないよう
に、所定の分極用電極をマスキングすることにより対応
できる。具体的には図17(A)に示すマスクパターン
41の幅を広くすることにより対応する。それ以外の工
程は、上記した実施例と同様である。
【0078】なお、上記した例では、X,Y方向の加速
度に対して、それぞれ2倍の出力を得るものの例を示し
たが、マスク材のパターン形状を適宜変えるとともに、
切断処理の際の切り出し位置を変えることで、一つの圧
電素子に含まれる一対の領域数を3個以上にしても良い
(図20参照)。さらにはX方向検知部側とY方向検知
部側で形成するブロック数(正数倍の数)が異なってい
てももちろんよい。なお、金属膜を形成する際のマスク
パターンや、それにともない製造される共通電極や第
1,第2電極の形状は、上記したものに限られることな
く、適宜変更実施可能であるのはもちろんである。
【0079】さらに上記した各例では、圧電体シートを
分極する際に用いる分極用電極として、Y方向分極用電
極32a,32b,…の一端をX方向分極用電極31
a,31b,…に接続(第2の形態(図11〜)の場合
は圧電体シートの表裏面で一致している)するようにし
た。これにより、最終的に製品となったときの圧電体に
おいて分極されない部分をなくし、効率・性能の向上及
び小型化を図れるようになる。
【0080】しかし本発明はこれに限られることなく、
例えば図21に示すように、Y方向分極用電極32a,
32b,…の端部をX方向分極用電極31a,31b,
…から離してパターン形成してもよい。そして、係るパ
ターンを用いてX方向・Y方向の分極を行うには、例え
ばX方向分極用電極31a,31b,…に電圧印加して
X方向の分極を行った後、X方向の電極を除去すること
なくY方向分極用電極32a,32b,…に電圧を印加
してY方向の分極処理を行う。
【0081】すなわち、Y方向分極処理時にX方向分極
用電極が影響を与えないため、上記した各例のように途
中でX方向分極用電極の除去工程が不要となる。よって
工程数が削減でき、簡易になる。
【0082】またX方向分極用電極が影響を与えないの
でX,Y方向を同時に分極したり、Y方向を先に分極す
るようにしてもよい。つまり、図22に示すフローチャ
ートに示すような処理ステップにしたがって実施され
る。つまり図5と比較すると明らかなように、パターン
形成した(ST11)後に、X,Y方向の分極工程を同
時に行う(ST12′)。従って、図5に示す方法で
は、X方向分極(ST12),X方向用電極除去(ST
13),Y方向分極(ST14)と3工程必要であった
のが、図22では1工程で済む。
【0083】そして、X方向とY方向を同時に分極する
際に、互いに相手方に影響を与えないようにするため
に、ステップ11におけるパターン形成処理の際に、図
23に示すように、X方向用電極31a,31eとY方
向用電極32a,32b,…との離反距離Aを大きくす
るのが好ましい。但し、あまり長くすると、製造される
センサが大きくなるので、実際には、寸法形状を考慮し
つつ適宜な距離に設定する。
【0084】また、分極処理後に行うマスク材印刷工程
(ST15)も、上記した各実施の形態と同様である
が、上記したように離反距離Aを長く採ったことに対応
して当該部分(分極されない部分)に電極(金属膜)が
形成されないようにするのが好ましい。そこで、マスク
パターンの一例を示すと図24や図25に示すようなマ
スクパターン33′b,34′a,34′bとすること
ができる。なお、この図24,図25は、上記した図8
に対応するもので、便宜上1個のセンサ領域部分につい
て示している。従って、全体のパターンとしては、図8
に示すマスクパターン33a,33b,34aの幅を広
くしたものとなる。
【0085】なお、その他の各工程は上記した各例と基
本的に同様であるので、各工程の詳細な説明は省略す
る。
【0086】なおまた、このように切り離した状態のX
方向,Y方向分極用電極を圧電体シートの表裏面に別々
に形成してももちろんよい。
【0087】さらにまた、上記した各実施の形態では、
導体膜を金やニッケル等の金属を用いて成膜した例を説
明したが、本発明はこれに限ることはなく、導電性を有
する材質の物であれば金属以外の物でももちろん良い。
【0088】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る加速度セン
サの製造方法では、高出力・高感度で、しかもX−Y方
向(2次元)についての加速度を検出できる加速度セン
サを効率良く製造することができる。そして、分極用電
極を除去後に導体膜(最終製品で各電極になる)を形成
すると(請求項6)、導体膜形成面が平坦となるので、
その後のおもり等との接着処理が確実に行える。そし
て、分極用電極により最終製品の各電極が短絡されるこ
とがないので、可能な限り同一平面上に位置する隣接す
る電極間距離を短くすることができ、製品のさらなる小
型化を図ったり、或いは電極面積の増大にともなう高出
力化を図ることができる。また、X方向分極用電極とY
方向分極用電極とを同一面に形成するようにした場合に
は(請求項3)、その分極用電極のパターンニング(形
成処理)が一度に行え簡略化する。一方、X方向分極用
電極とY方向分極用電極とを別々の面に形成するように
した場合には(請求項4)、X方向分極用電極の除去処
理が簡単に行える。さらに、請求項2の方法にすると、
分極用電極の削除工程が不要となるので、より短時間で
製造することができる。さらにまた、請求項7のように
すると、さらに高出力な加速度センサを製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により製造される加速度センサの一例を
示す図である。
【図2】(A)は、加速度センサの圧電素子の部分を示
す平面図で、分極された領域(二点鎖線で区分けしてい
る)を示している。(B)は圧電素子とおもりの部分を
示すその正面図である。(C)はその側面図である。
【図3】圧電素子の両面に形成される電極パターンを示
す図である。
【図4】その加速度センサの動作原理を説明する図であ
る。
【図5】本発明の第1の形態を示すフローチャートであ
る。
【図6】分極用電極及びX方向の分極処理の一例を示す
図である。
【図7】Y方向の分極処理の一例を示す図である。
【図8】マスクパターンの一例を示す図である。
【図9】圧電シートに形成される金属膜を示す図であ
る。
【図10】おもりシートの取り付け工程を説明する図で
ある。
【図11】本発明の第2の形態の要部であるX方向分極
用電極及びその分極方法を示す図である。
【図12】本発明の第2の形態の要部であるY方向分極
用電極及びその分極方法を示す図である。
【図13】本発明の第2の形態におけるマスキング工程
(残った分極用電極に対するマスキング)の一部を説明
する図である。
【図14】本発明の第3の形態を示すフローチャートで
ある。
【図15】第3の形態の方法により製造される加速度セ
ンサの一例を示す図である。
【図16】第3の形態の方法により製造される加速度セ
ンサの圧電素子に形成される電極パターンの一例を示す
図である。
【図17】マスクパターンの一例を示す図である。
【図18】圧電シートに形成される金属膜を示す図であ
る。
【図19】切断工程を説明する図である。
【図20】本発明により製造される加速度センサの一例
を示す図である。
【図21】本発明のさらに別の形態を説明する図であ
る。
【図22】本発明のさらに別の形態を示すフローチャー
トである。
【図23】分極用電極及びX,Y方向の分極処理の一例
を示す図である。
【図24】マスクパターンの一例を示す図である。
【図25】マスクパターンの一例を示す図である。
【図26】従来技術を説明する図である。
【符号の説明】
38 おもりシート 30,45 圧電体シート 31a,31b X方向分極用電極 32a,32b,… Y方向分極用電極 33a,33b,33′b,34a,34b,34′
a,34′b,41,51,52 マスクパターン 25,27 金属膜 X方向検知部 Y方向検知部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 天野 昌光 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内 (72)発明者 中野 寿 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内 (72)発明者 後藤 亢亮 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内 (72)発明者 今村 孝浩 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電体シートの表面に少なくとも3本の
    X方向分極用電極を所定の間隔をおいて形成するととも
    に、そのX方向分極用電極と直交する方向に伸びる少な
    くとも3本のY方向分極用電極を所定の間隔をおいて形
    成し、 前記X方向分極用電極に対して前記3本の隣接する分極
    用電極を1組とした際に両端に位置する分極用電極を同
    一極、中央の分極用電極を異なる極になるように電圧を
    印加して、中央の分極電極を挟んで両側の領域を反対方
    向に分極させ、 次いで前記X方向分極用電極を除去後、前記Y方向分極
    用電極に対して前記3本の隣接する分極用電極を1組と
    した際に両端に位置する分極用電極を同一極、中央の分
    極用電極を異なる極になるように電圧を印加して、中央
    の分極電極を挟んで両側の領域を反対方向に分極させ、 前記圧電体シートの片面に、前記反対方向に分極された
    一対の領域にまたがって覆うとともにX方向用の領域と
    Y方向用の領域が分離されるように導体膜を形成すると
    ともに、 前記圧電体シートの反対面に、前記一対の領域に対し
    て、その領域の境界で分離され、かつX方向用の領域と
    Y方向用の領域が分離されるように導体膜を形成し、 次いで少なくとも前記圧電体シートの前記片面側におも
    りシートを取り付けた後、 X方向検知用の一対の領域と、Y方向検知用の一対の領
    域が少なくとも1対ずつ含む所定位置を切断するように
    した加速度センサの製造方法。
  2. 【請求項2】 圧電体シートの表面に少なくとも3本の
    X方向分極用電極を所定の間隔をおいて形成するととも
    に、そのX方向分極用電極と直交する方向に伸びるとと
    もに、そのX方向分極用電極から所定の距離だけ離反状
    態で少なくとも3本のY方向分極用電極を所定の間隔を
    おいて形成し、 前記X方向分極用電極に対して前記3本の隣接する分極
    用電極を1組とした際に両端に位置する分極用電極を同
    一極、中央の分極用電極を異なる極になるように電圧を
    印加して、中央の分極電極を挟んで両側の領域を反対方
    向に分極させる工程をX方向分極工程とし、 前記Y方向分極用電極に対して前記3本の隣接する分極
    用電極を1組とした際に両端に位置する分極用電極を同
    一極、中央の分極用電極を異なる極になるように電圧を
    印加して、中央の分極電極を挟んで両側の領域を反対方
    向に分極させる工程をY方向分極工程とした場合に、前
    記X方向分極工程とY方向分極工程を同時または所定の
    順で行ない、 次いで、前記圧電体シートの片面に、前記反対方向に分
    極された一対の領域にまたがって覆うとともにX方向用
    の領域とY方向用の領域が分離されるように導体膜を形
    成するとともに、 前記圧電体シートの反対面に、前記一対の領域に対し
    て、その領域の境界で分離され、かつX方向用の領域と
    Y方向用の領域が分離されるように導体膜を形成し、 次いで少なくとも前記圧電体シートの前記片面側におも
    りシートを取り付けた後、 X方向検知用の一対の領域と、Y方向検知用の一対の領
    域が少なくとも1対ずつ含む所定位置を切断するように
    した加速度センサの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記X方向分極用電極と前記Y方向分極
    用電極とを同一面に形成するようにした請求項1または
    2に記載の加速度センサの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記X方向分極用電極と前記Y方向分極
    用電極とを反対面に形成するようにした請求項1または
    2に記載の加速度センサの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記導体膜の形成が、前記圧電体シート
    の表面所定位置にマスクパターンを印刷したり、或いは
    所定の開口部を有するフィルムを貼り付けた後、 前記圧電シートの表面に一面に所定の導体を成膜し、そ
    の後前記マスクパターンまたはフィルムを取り外すこと
    により行うようにした請求項1〜4のいずれか1項に記
    載の加速度センサの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記Y方向分極用電極に電圧印加して分
    極処理を行った後、前記Y方向分極用電極を除去し、そ
    の後前記導体膜の形成処理を行うようにした請求項1,
    3〜5のいずれか1項に記載の加速度センサの製造方
    法。
  7. 【請求項7】 前記反対方向に分極された前記一対の領
    域を複数形成し、 前記圧電体シートの片面に形成する導体膜は、一対の領
    域ごとに分離されるように形成し、 前記圧電体シートの反対面に形成する導体膜は、隣接す
    る所定の領域に形成された導体膜と連続するように形成
    し、 前記切断処理をX方向とY方向の少なくとも一方を検出
    するための領域を複数対を含むように行うようにした請
    求項1〜6のいずれか1項に記載の加速度センサの製造
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110299248A (zh) * 2019-06-28 2019-10-01 清华大学 一种具有双轴冲击传感的超级电容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110299248A (zh) * 2019-06-28 2019-10-01 清华大学 一种具有双轴冲击传感的超级电容器
CN110299248B (zh) * 2019-06-28 2020-07-14 清华大学 一种具有双轴冲击传感的超级电容器

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