JPH0918956A - 無線データ通信システム - Google Patents

無線データ通信システム

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JPH0918956A
JPH0918956A JP7167249A JP16724995A JPH0918956A JP H0918956 A JPH0918956 A JP H0918956A JP 7167249 A JP7167249 A JP 7167249A JP 16724995 A JP16724995 A JP 16724995A JP H0918956 A JPH0918956 A JP H0918956A
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JP
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data
database
mobile relay
data terminal
storage device
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JP7167249A
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English (en)
Inventor
Masahiro Nagata
正弘 永田
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データベースとデータ端末との間でデータ通
信を行う無線データ通信システムにおいて、回線の使用
効率を向上させると共に、データベース及びデータ端末
の処理効率を向上させる。 【解決手段】 データベース10と端末17間の、移動
中継センター12,移動中継局14,基地局16の何れ
かに記憶装置15を接続し、データベースと端末間で送
受されるデータをバッファリングすることで、データベ
ースと端末間の回線速度を調整し、この間の回線の使用
効率を高める。また、通信の失敗時には、記憶装置が接
続された移動中継センター,移動中継局,基地局の何れ
かがリトライ処理を分担するため、データベース及び端
末の処理効率を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ端末とデー
タベースとが無線回線を介してデータ通信を行う無線デ
ータ通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の無線データ通信システムでは、
例えばデータ端末がデータベースとデータ通信を行う場
合、通信手順としてデータ端末が予め発呼することによ
り、データベースとの間で回線を固定的に確保し、その
回線を介してデータベースとデータ通信を行う第1の方
式がある。また、第2の方式であるマルチチャネルアク
セス方式を用いる場合は、データ端末側で基地局からの
数回線の電波を受信できるようにし、通信を行うときに
はこれらの回線の中から空き回線を選択する。そして、
回線使用率を高めるためにデータ通信してから例えば3
分経過後に一旦回線を切断するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した第
1の方式にあっては、データ通信中は常時回線を占有し
ているため、回線の使用効率が低下するという問題があ
った。また、データベースとデータ端末とでは、データ
ベースの方が処理速度が速いため、データ通信中はデー
タベースがデータ端末の処理速度に合わせて処理してお
り、データベースの処理能力が相対的に低下するという
問題があった。即ち、この理由としては、上述したよう
にデータ端末よりデータベースの方が処理速度が速く、
またデータベース−移動中継局−基地局間の通信回線
と、基地局−データ端末間の通信回線とでは、データベ
ース−移動中継局−基地局間の通信回線の方が速度が速
く容量が大きいからである。
【0004】また、データベースとデータ端末との間の
接続が不可となる場合に、データ端末またはデータベー
スは再接続のために何度も発呼処理を行い、この結果、
データベースとデータ端末間ではその都度通信手順に関
する処理を行うことから、これらの通信手順処理が増加
し、従ってデータベース及びデータ端末の処理効率が低
下するという問題もあった。従って本発明は、データベ
ースとデータ端末との間でデータ通信を行う場合、回線
の使用効率を向上させると共に、データベース及びデー
タ端末の処理効率を向上させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、各種のサービスを提供するデータベ
ースと、データベースを収容する固定有線網と、固定有
線網に接続される移動中継センターと、移動中継センタ
ーに接続され無線通信のための各サービスエリアを有す
る複数の移動中継局と、移動中継局に接続される複数の
基地局と、基地局に無線接続されデータベースとの間で
データ通信を行うデータ端末と、移動中継センターに接
続されると共に各データ端末の位置情報を記録する位置
情報サーバーとからなる無線データ通信システムにおい
て、データベースからデータ端末へのデータ及びデータ
端末からデータベースへのデータを保存する記憶装置を
設けたものである。従って、データベースとデータ端末
間で送受されるデータがこの記憶装置によりバッファリ
ングされることで、データベースとデータ端末間の回線
の速度調整が行われるため、データベースとデータ端末
間の回線の使用効率を向上させることが可能になり、よ
り多くのデータを送受信できる。
【0006】また、記憶装置を移動中継センターに収容
し、移動中継センターはデータベース及びデータ端末の
何れか一方からデータを受信すると記憶装置に保存する
と共に、データベース及びデータ端末の何れか他方へこ
の保存されたデータを送信するようにしたものである。
この結果、データベースとデータ端末間の回線の使用効
率を同様に高めることが可能になると共に、データベー
スとデータ端末間でデータ通信が失敗した際の本来はデ
ータベース及びデータ端末で行われるリトライ処理等の
再接続のための通信処理を移動中継センターで肩代わり
できるため、データベース及びデータ端末の処理効率を
向上できる。また、記憶装置を移動中継局に収容し、移
動中継局はデータベース及びデータ端末の何れか一方か
らデータを受信すると記憶装置に保存すると共に、デー
タベース及びデータ端末の何れか他方へこの保存された
データを送信するようにしたものである。この結果、同
様にデータベースとデータ端末間の回線の使用効率を向
上でき、かつデータベース及びデータ端末の処理効率を
向上できる。また、記憶装置を基地局に収容し、基地局
はデータベース及びデータ端末の何れか一方からデータ
を受信すると記憶装置に保存すると共に、データベース
及びデータ端末の何れか他方へこの保存されたデータを
送信するようにしたものである。この結果、同様にデー
タベースとデータ端末間の回線の使用効率が向上し、か
つデータベース及びデータ端末の処理効率が向上する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明に係る無線データ通信シス
テムの第1の実施の形態を示すブロック図である。同図
において、10は各種のサービスを提供するデータベー
ス、11はデータベース10が接続される固定有線網、
12は固定有線網11に接続される移動中継センター、
13は後述のデータ端末の位置情報を記録する位置情報
サーバー、141 〜14n は移動中継センター102に
接続される移動中継局、15は移動中継センター12に
接続される記憶装置、1611〜161m,16n1〜16nm
は移動中継局14に接続される基地局、171 〜17n
は基地局16と無線通信を行うデータ端末、181 〜1
8n は移動中継局14がカバーするサービスエリアであ
る。
【0008】次に図1に示すシステムの動作を、図4及
び図5のシーケンス図に基づいて説明する。まず、デー
タベース10からデータ端末17へデータを送信する場
合の動作を図4のシーケンス図に基づき説明する。デー
タベース10が固定有線網11に対しデータ端末17宛
の発呼処理を行いデータ端末17への呼び出しを行った
場合(ステップS1)、固定有線網11とデータ端末1
7間に位置する移動中継センター12がその発呼処理に
基づく呼び出しを横取りしてデータベース10に仮接続
応答を返送する(ステップS2)。即ち、この場合はデ
ータベース10とデータ端末17とが接続可能であって
も、また接続不可能であっても良いため、移動中継セン
ター12はデータベース10に対し直ちに接続応答を返
送でき、従って、データベース10は再発呼処理等の再
接続処理を行う必要がない。
【0009】仮接続応答を受信したデータベース10
は、移動中継センター12からの仮データ転送要求(ス
テップS3)に対し、データをデータ端末17に送信す
る(ステップS4)。この送信データは移動中継センタ
ー12が記憶装置15に一時保存し、仮データ転送完了
応答をデータベース10へ返送して(ステップS5)、
回線を切断する。データベース10と移動中継センター
12間の有線網は、データ端末17と移動中継センター
12間の回線に比べて高速であるため、データベース1
0とデータ端末17との間でデータを送受する場合に比
べて短時間でデータを送受信できる。これにより、デー
タベース10と移動中継センター12間の回線の使用効
率を向上できる。
【0010】移動中継センター12は、記憶装置15に
一旦保存したデータをデータ端末17に送信するため、
位置情報サーバー13から該当のデータ端末17の位置
情報を取り出し、該当の移動中継局14及び基地局16
を介してデータ端末17への呼び出しを行う発呼処理を
実行する(ステップS6)。ここで、データ端末17と
の接続が不可となった場合は移動中継センター12がデ
ータ端末17との間で再接続処理を行う。このため、デ
ータベース10における再接続のための通信手順処理等
が不要となり、データベースの負担が軽減される。
【0011】移動中継センター12の発呼処理が完了し
てデータ端末17との間で回線が接続されると(ステッ
プS7)、移動中継センター12は、記憶装置15のデ
ータを読み出してデータ端末17へ送信する(ステップ
S8)。データ端末17はデータを全て受信すると、デ
ータ受信完了応答を返送して直ちに回線を切断する(ス
テップS9)。このデータ受信完了応答は、移動中継セ
ンター12で受信される。この場合、移動中継センター
12は固定有線網11に対してデータベース10宛の発
呼を行ってデータベース10と再接続し、データベース
10へ全処理完了応答を送信する(ステップS10)。
データベース10はこの全処理完了応答を受信すると、
データが正しく送信できたことを認識する。
【0012】次に、データ端末17からデータベース1
0へデータを送信する場合の動作を図5のシーケンス図
に基づき説明する。まずデータ端末17が基地局16に
対しデータベース10宛の発呼処理を行って呼び出した
場合(ステップS11)、この発呼処理に基づく基地局
16からの呼出信号は、移動中継局14を経て移動中継
センター12に達する。この場合、移動中継センター1
2はその呼出信号を横取りして、データ端末17に対し
あたかもデータベース10に接続できたかのような仮接
続応答を返送する(ステップS12)。即ち、この場
合、データ端末17とデータベース10とが接続できる
か否かは関係がないので、移動中継センター12はデー
タ端末17に対して直ちに接続応答を返送できる。従っ
て、データ端末17はデータベース10の動作状態に依
らずに常にデータベース10に接続できたかのように振
る舞えるので、リトライ処理(再接続処理)等の負担が
軽減される。
【0013】仮接続応答を受信したデータ端末17は、
データをデータベース10に送信する(ステップS1
3)。すると、この送信データは移動中継センター12
で受信されて記憶装置15に一時保存される。この場
合、移動中継センター12は仮データ転送完了応答をデ
ータ端末17へ返送して(ステップS14)、回線を切
断する。次に移動中継センター12は、記憶装置15に
一旦保存したデータをデータベース10に送信するた
め、固定有線網11に対しデータベース10宛の発呼処
理を行って、データベース10との間の回線を接続する
(ステップS15)。
【0014】この発呼処理による呼び出しに対しデータ
ベース10から接続応答が返送されると(ステップS1
6)、移動中継センター12は、記憶装置15のデータ
を読み出してデータベース10へ送信する(ステップS
17)。データベース10はデータを全て受信すると、
データ受信完了応答を返送して直ちに回線を切断する
(ステップS18)。ここで、データベース10−移動
中継センター12間の回線は、移動中継センター12−
データ端末17間の回線より高速であるため、データベ
ース10とデータ端末17間を接続してデータ通信を行
った場合に比べ高速にデータを転送することができる。
これにより、データベース10−移動中継センター12
間の回線の占有率が低下し、従って回線を効率よく使用
できる。移動中継センター12は、データベース10か
らデータ受信完了応答を受信すると、データ端末17と
再接続して全処理完了応答を送信する(ステップS1
9)。データ端末17は全処理完了応答を受信すると、
データが正しく送信できたことを認識する。
【0015】このように第1の実施形態では、データベ
ース10からみると、常にデータ端末17と接続できる
ように見え、しかもデータ端末17のデータ送受信速度
が速くなったように見える。これにより、データベース
10−移動中継センター12間の回線の使用効率を向上
でき、かつデータベース10のリトライ処理等の負担が
軽減される。また、データ端末17から見ると、データ
ベース10と常に接続されているように見え、この結
果、リトライ処理等の負担が軽減される。
【0016】図2は無線データ通信システムの第2の実
施の形態を示すブロック図である。図1に示す無線デー
タ通信システムでは、移動中継センター12に記憶装置
15を接続していたのに対し、この第2の実施の形態で
は、各移動中継局141 〜14n に各々記憶装置151
〜15n を接続する。次に図2に示すシステムの動作
を、図6及び図7のシーケンス図に基づいて説明する。
【0017】まず、データベース10からデータ端末1
7へデータを送信する場合の動作を図6のシーケンス図
に基づき説明する。データベース10が発呼処理を行い
データ端末17に対する呼び出しを行った場合(ステッ
プS21)、固定有線網11を介してデータ端末17へ
の呼出を検知した移動中継センター12は、位置情報サ
ーバー17から該当端末17の位置情報を割り出し、該
当の移動中継局14を指定する。この場合、該当端末1
7とデータベース10間に存在する指定された移動中継
局14は、その発呼処理に基づく呼出を横取りしてデー
タベース10に仮接続応答を返送する(ステップS2
2)。この時、データ端末17と接続できるか否かは関
係がないので直ちに接続応答を返送でき、データベース
10は再接続処理を行う必要が無い。
【0018】仮接続応答を受信したデータベース10
は、データをデータ端末17に送信しようとする(ステ
ップS23,S24)。この送信データは移動中継局1
4が記憶装置15に一時保存し、仮データ転送完了応答
をデータベース10へ返送して(ステップS25)、回
線を切断する。データベース10と移動中継局14間の
有線回線は、データ端末17と移動中継局14間の回線
に比べて高速であるため、データベース10とデータ端
末17との間でデータを送受する場合に比べて短時間で
データを送受信できる。これにより、データベース10
と移動中継局14間の回線の使用効率を向上できる。
【0019】移動中継局14は、記憶装置15に一旦保
存したデータをデータ端末17に送信するため、該当の
基地局16を介してデータ端末17への発呼処理を行う
(ステップS26)。ここで、データ端末17との接続
が不可となった場合は、移動中継局14がデータ端末1
7との間で再接続処理を行うためデータベース10の再
接続処理が不要となり、データベース10の負担が軽減
される。
【0020】移動中継局14の発呼処理が完了してデー
タ端末17との間で回線が接続されると、移動中継局1
4は、記憶装置15のデータを読み出してデータ端末1
7へ送信する(ステップS27,S28)。データ端末
17はデータを全て受信すると、データ受信完了応答を
返送して直ちに回線を切断する(ステップS29)。デ
ータベース10は、この完了応答に基づく全処理完了応
答を受信すると、データが正しく送信できたことを認識
する(ステップS30)。
【0021】次に、図2のシステムにおいて、データ端
末17からデータベース10へデータを送信する場合の
動作を図7のシーケンス図に基づき説明する。まずデー
タ端末17が発呼処理を行ってデータベース10を呼び
出した場合(ステップS31)、移動中継局14は、基
地局16から出力される呼出信号を横取りして、基地局
16を介してデータ端末17に対しあたかもデータベー
ス10に接続できたかのような仮接続応答を返送する
(ステップS32)。この時、データベース10と接続
できるか否かは関係がないので直ちに接続応答を返送で
きる。従って、データ端末17は、データベース10の
動作状態に依らずに常にデータベース10に接続できた
かのように振る舞えるので、リトライ処理等の負担が軽
減される。
【0022】仮接続応答を受信したデータ端末17は、
データをデータベース10に対し送信する(ステップS
33)。すると、この送信データは移動中継局14が記
憶装置15に一時保存し、仮データ転送完了応答をデー
タ端末17へ返送して(ステップS34)、回線を切断
する。移動中継局14は、記憶装置15に一旦保存した
データをデータベース10に送信するため、データベー
ス10に対する発呼処理を行って、回線を接続する(ス
テップS35)。
【0023】この発呼処理に対しデータベース10から
接続応答が返送されると(ステップS36)、移動中継
局14は、記憶装置15のデータを読み出してデータベ
ース10へ送信する(ステップS37)。データベース
10はデータを全て受信すると、データ受信完了応答を
返送して直ちに回線を切断する(ステップS38)。こ
こで、データベース10−移動中継局14間の回線は、
移動中継局14−データ端末17間の回線よりも高速で
あるため、データベース10とデータ端末17間を接続
してデータ通信を行った場合に比べ高速にデータを転送
することができる。これにより、データベース10−移
動中継局14間の回線の占有率が低下して、回線をより
効率良く使用できる。移動中継局14は、データベース
10からデータ受信完了応答を受信すると、データ端末
17に再接続して全処理完了応答を送信(ステップS3
9)した後、直ちに回線を切断する。データ端末17は
全処理完了応答を受信すると、データが正しく送信でき
たことを認識する。
【0024】このように第2の実施形態では、データベ
ース10からみると、常にデータ端末17と接続できる
ように見え、しかもデータ端末17のデータ送受信速度
が速くなったように見える。これにより、データベース
10−移動中継局14間の回線の使用効率を向上でき、
かつデータベース10のリトライ処理等の負担が軽減さ
れる。また、データ端末17から見ると、データベース
10と常に接続されているように見え、この結果、リト
ライ処理等の負担が軽減される。
【0025】図3は無線データ通信システムの第3の実
施の形態を示すブロック図である。図1または図2のシ
ステムでは、移動中継センター12または移動中継局1
4に記憶装置を接続したのに対し、第3の実施の形態で
は各基地局1611〜161m,16n1〜16nmに各記憶装
置1511〜151m,15n1〜15nmを接続する。次に図
3に示すシステムの動作を、図8及び図9のシーケンス
図に基づいて説明する。
【0026】まず、データベース10からデータ端末1
7へデータを送信する場合の動作を図8のシーケンス図
に基づき説明する。データベース10がデータ端末17
に対し発呼処理を行った場合(ステップS41)、移動
中継センター12は位置情報サーバー17から該当端末
17の位置情報を割り出し、該当の移動中継局14及び
基地局16を指定する。この場合、該当データ端末17
及びデータベース10間に存在する指定された基地局1
6はその発呼処理を横取りしてデータベース10に仮接
続応答を返送する(ステップS42)。この時データ端
末17と接続できるか否かは関係がないので直ちに接続
応答を返送でき再発呼処理を行う必要が無い。
【0027】仮接続応答を受信したデータベース10
は、データをデータ端末17に送信しようとする(ステ
ップS43,S44)。この送信データは該当基地局1
6が記憶装置15に一時保存し、この場合、仮データ転
送完了応答をデータベース10へ返送して(ステップS
45)、回線を切断する。データベース10と該当基地
局16間の有線回線は、データ端末17と該当基地局1
6間の無線回線に比べて高速であるため、データベース
10とデータ端末17間でデータを送受する場合に比べ
短時間でデータを送受信できる。これにより、データベ
ース10と該当基地局16間の回線の使用効率を向上で
きる。
【0028】基地局16は、記憶装置15に一旦保存し
たデータをデータ端末17に送信するため、該当のデー
タ端末17への発呼処理を行う(ステップS46)。こ
こでデータ端末17との接続が不可となった場合は、該
当基地局16がデータ端末17との間で再接続処理を行
うためデータベース10の再接続処理が不要となり、デ
ータベース10の負担が軽減される。
【0029】基地局16の発呼処理が完了しデータ端末
17との間で回線が接続されると、基地局16は、記憶
装置15のデータを読み出してデータ端末17へ送信す
る(ステップS47,S48)。データ端末17は、デ
ータを全て受信すると、データ受信完了応答を返送して
直ちに回線を切断する(ステップS49)。データベー
ス10は、この完了応答に基づく全処理完了応答を受信
すると、データが正しく送信できたことを認識する(ス
テップS50)。
【0030】次に、図3のシステムにおいて、データ端
末17からデータベース10へデータを送信する場合の
動作を図9のシーケンス図に基づき説明する。まずデー
タ端末17がデータベース10に対する発呼処理を行っ
た場合(ステップS51)、その間に存在する該当基地
局16がその発呼処理を横取りしてデータ端末17に対
しあたかもデータベース10に接続できたかのような仮
接続応答を返送する(ステップS52)。この時データ
ベース10と接続できるか否かは関係がないので直ちに
接続応答を返送できる。従って、データ端末17は、デ
ータベース10の動作状態に依らずに常にデータベース
10に接続できたかのように振る舞えるので、リトライ
処理等の負担が軽減される。
【0031】仮接続応答を受信したデータ端末17は、
データをデータベース10に対し送信する(ステップS
53)。すると、この送信データは該当基地局16が記
憶装置15に一時保存し、この場合、仮データ転送完了
応答をデータ端末17へ返送して(ステップS54)、
回線を切断する。基地局16は、記憶装置15に一旦保
存したデータをデータベース10に送信するため、移動
中継局14,移動中継センター12を介してデータベー
ス10に対する発呼処理を行って、回線を接続する(ス
テップS55)。
【0032】この発呼処理に対しデータベース10から
接続応答が返送されると(ステップS56)、基地局1
6は、記憶装置15のデータを読み出してデータベース
10へ送信する(ステップS57)。データベース10
はデータを全て受信すると、データ受信完了応答を返送
して直ちに回線を切断する(ステップS58)。ここ
で、データベース10−該当基地局16間の回線は、該
当基地局16−データ端末17間の無線回線よりも高速
であるため、データベース10とデータ端末17間を接
続してデータ通信を行った場合に比べ高速にデータを転
送することができる。これにより、データベース10−
該当基地局16間の回線の占有率が低下して、回線をよ
り効率良く使用できる。基地局16は、データベース1
0からデータ受信完了応答を受信すると、データ端末1
7と再接続して全処理完了応答を送信(ステップS5
9)した後、直ちに回線を切断する。データ端末17は
全処理完了応答を受信すると、データが正しく送信でき
たことを認識する。
【0033】このように第3の実施形態では、データベ
ース10からみると、常にデータ端末17と接続できる
ように見え、しかもデータ端末17のデータ送受信速度
が速くなったように見える。これにより、データベース
10−該当基地局16間の回線の使用効率を向上でき、
かつデータベース10のリトライ処理等の負担が軽減さ
れる。また、データ端末17から見ると、データベース
10と常に接続されているように見え、この結果、リト
ライ処理等の負担が軽減される。
【0034】以上説明したように、データベース10と
データ端末17間に位置する、移動中継センター12,
移動中継局,及び基地局16の何れかに記憶装置15を
接続し、データベース10とデータ端末17間で送受さ
れるデータをバッファリングすることで、データベース
10とデータ端末17間の回線速度を調整するため、デ
ータベース10とデータ端末17間の通信回線の使用効
率を高めることが可能になり、より多くのデータの送受
信を行うことができる。また、移動中継センター12,
移動中継局,及び基地局16の何れかがリトライ処理等
の通信にかかる負担を分担するため、データベース10
及びデータ端末17において処理効率を向上できる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
種のサービスを提供するデータベースと、データベース
を収容する固定有線網と、固定有線網に接続される移動
中継センターと、移動中継センターに接続され無線通信
のための各サービスエリアを有する複数の移動中継局
と、移動中継局に接続される複数の基地局と、基地局に
無線接続されデータベースとの間でデータ通信を行うデ
ータ端末と、移動中継センターに接続されると共に各デ
ータ端末の位置情報を記録する位置情報サーバーとから
なる無線データ通信システムにおいて、データベースか
らデータ端末へのデータ及びデータ端末からデータベー
スへのデータを保存する記憶装置を設けたので、データ
ベースとデータ端末間で送受されるデータがこの記憶装
置によりバッファリングされることで、データベースと
データ端末間の回線の速度調整が行われるため、データ
ベースとデータ端末間の回線の使用効率を向上させるこ
とが可能になり、より多くのデータを送受信できる。
【0036】また、記憶装置を移動中継センターに収容
し、移動中継センターはデータベース及びデータ端末の
何れか一方からデータを受信すると記憶装置に保存する
と共に、データベース及びデータ端末の何れか他方へこ
の保存されたデータを送信するようにしたので、データ
ベースとデータ端末間の回線の使用効率を同様に高める
ことが可能になると共に、データベースとデータ端末間
でデータ通信が失敗した際の本来はデータベース及びデ
ータ端末で行われるリトライ処理等の再接続のための通
信処理を移動中継センターで肩代わりできるため、デー
タベース及びデータ端末の処理効率を向上できる。ま
た、記憶装置を移動中継局に収容し、移動中継局はデー
タベース及びデータ端末の何れか一方からデータを受信
すると記憶装置に保存すると共に、データベース及びデ
ータ端末の何れか他方へこの保存されたデータを送信す
るようにしたので、同様にデータベースとデータ端末間
の回線の使用効率を向上でき、かつデータベース及びデ
ータ端末の処理効率を向上できる。また、記憶装置を基
地局に収容し、基地局はデータベース及びデータ端末の
何れか一方からデータを受信すると記憶装置に保存する
と共に、データベース及びデータ端末の何れか他方へこ
の保存されたデータを送信するようにしたので、同様に
データベースとデータ端末間の回線の使用効率が向上
し、かつデータベース及びデータ端末の処理効率が向上
するという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る無線データ通信システムの第1
の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】 上記システムの第2の実施の形態を示すブロ
ック図である。
【図3】 上記システムの第3の実施の形態を示すブロ
ック図である。
【図4】 図1に示すシステム内の各部の動作を示すシ
ーケンス図である。
【図5】 図1に示すシステム内の各部の動作を示すシ
ーケンス図である。
【図6】 図2に示すシステム内の各部の動作を示すシ
ーケンス図である。
【図7】 図2に示すシステム内の各部の動作を示すシ
ーケンス図である。
【図8】 図3に示すシステム内の各部の動作を示すシ
ーケンス図である。
【図9】 図3に示すシステム内の各部の動作を示すシ
ーケンス図である。
【符号の説明】
10…データベース、11…固定有線網、12…移動中
継センター、13…位置情報サーバー、141 〜14n
…移動中継局、15,151 〜15n ,1511〜151
m,15n1〜15nm…記憶装置、1611〜161m,16n
1〜16nm…基地局、171 〜17n …データ端末、1
81 〜18n …サービスエリア。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種のサービスを提供するデータベース
    と、データベースを収容する固定有線網と、固定有線網
    に接続される移動中継センターと、移動中継センターに
    接続され無線通信のための各サービスエリアを有する複
    数の移動中継局と、移動中継局に接続される複数の基地
    局と、基地局に無線接続され前記データベースとの間で
    データ通信を行うデータ端末と、前記移動中継センター
    に接続されると共に各データ端末の位置情報を記録する
    位置情報サーバーとからなる無線データ通信システムに
    おいて、 データベースからデータ端末へのデータ及びデータ端末
    からデータベースへのデータを保存する記憶装置を設け
    たことを特徴とする無線データ通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の無線データ通信システム
    において、 記憶装置を移動中継センターに収容し、移動中継センタ
    ーはデータベース及びデータ端末の何れか一方からデー
    タを受信すると記憶装置に保存すると共に、データベー
    ス及びデータ端末の何れか他方へこの保存されたデータ
    を送信することを特徴とする無線データ通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の無線データ通信システム
    において、 記憶装置を移動中継局に収容し、移動中継局はデータベ
    ース及びデータ端末の何れか一方からデータを受信する
    と記憶装置に保存すると共に、データベース及びデータ
    端末の何れか他方へこの保存されたデータを送信するこ
    とを特徴とする無線データ通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の無線データ通信システム
    において、 記憶装置を基地局に収容し、基地局はデータベース及び
    データ端末の何れか一方からデータを受信すると記憶装
    置に保存すると共に、データベース及びデータ端末の何
    れか他方へこの保存されたデータを送信することを特徴
    とする無線データ通信システム。
JP7167249A 1995-07-03 1995-07-03 無線データ通信システム Pending JPH0918956A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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