JP2002515708A - 移動通信ネットワークの非透過的データ送信 - Google Patents

移動通信ネットワークの非透過的データ送信

Info

Publication number
JP2002515708A
JP2002515708A JP2000549049A JP2000549049A JP2002515708A JP 2002515708 A JP2002515708 A JP 2002515708A JP 2000549049 A JP2000549049 A JP 2000549049A JP 2000549049 A JP2000549049 A JP 2000549049A JP 2002515708 A JP2002515708 A JP 2002515708A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
link protocol
radio link
access network
switching center
mobile
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000549049A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4327355B2 (ja
Inventor
ユーハ レーセネン
Original Assignee
ノキア ネットワークス オサケ ユキチュア
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ノキア ネットワークス オサケ ユキチュア filed Critical ノキア ネットワークス オサケ ユキチュア
Publication of JP2002515708A publication Critical patent/JP2002515708A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4327355B2 publication Critical patent/JP4327355B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/14Reselecting a network or an air interface
    • H04W36/144Reselecting a network or an air interface over a different radio air interface technology
    • H04W36/1443Reselecting a network or an air interface over a different radio air interface technology between licensed networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/14Reselecting a network or an air interface

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Communication Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、無線システムに係り、特に、移動サービス交換センター及び無線アクセスネットワークが異なるシステム世代に属するような移動通信システムにおける非透過的データ送信に係る。第2世代の移動サービス交換センター(MSC/IWF)には、第3世代の無線アクセスネットワークの無線リンクプロトコル(LAC)をサポートするプロトコルユニットも設けられる。このような場合に、無線アクセスネットワークのインターワーキングユニット(IWU)に無線リンクプロトコル変換を伴わずに移動ステーションと移動サービス交換センターとの間に無線リンクプロトコル(LAC)が設定される。無線アクセスネットワークは、移動ステーションと移動サービス交換センターとの間で無線リンクプロトコル(LAC)を単に透過的に送信し、即ちそれを移動サービス交換センターへと延ばす。2つの無線アクセスネットワーク間で非透過的コールのハンドオーバーが実行されるときには、ハンドオーバーの後も、同じ無線リンクプロトコルユニットが保持される(移動ステーション及び移動サービス交換センターにおいて)。おそらく、選択的再送信の進行中シーケンス及び無線リンクプロトコル(LAC)の再送信要求は、中断も妨害もされず、従って、複雑な再送信や、ハンドオーバーの結果としてのデータの損失又はダブリを招くバッファ同期の取扱を回避することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本発明は、無線システムに係り、より詳細には、移動サービス交換センターと
無線アクセスネットワークが異なるシステム世代に属するような移動通信システ
ムにおける非透過的データ送信に係る。
【0002】
【背景技術】
移動通信システムとは、一般に、加入者がシステムエリアをローミングしなが
らパーソナルワイヤレスデータ送信を行えるようにする種々のテレコミュニケー
ションシステムを指す。典型的な移動通信システムは、公衆地上移動ネットワー
ク(PLMN)である。第1世代の移動通信システムは、従来の公衆交換電話ネ
ットワークと同様にスピーチ又はデータがアナログ形態で転送されるアナログシ
ステムであった。第1世代システムの一例は、ノルデック・モービル・テレホン
(NMT)である。
【0003】 移動通信用のグローバルシステム(GSM)のような第2世代の移動システム
では、スピーチ及びデータがデジタル形態で送信される。従来のスピーチ送信に
加えて、デジタル移動通信システムは、ショートメッセージ、ファクシミリ、デ
ータ送信等の複数の他のサービスを提供する。移動通信システムにより提供され
るサービスは、一般に、テレサービスとベアラサービスに分類できる。ベアラサ
ービスは、ユーザネットワークインターフェイス間に信号送信を与えるテレコミ
ュニケーションサービスである。例えば、モデムサービスは、ベアラサービスで
ある。テレサービスでは、ネットワークが加入者ターミナルサービスも与える。
重要なテレサービスは、スピーチ、ファクシミリ及びビデオテックスサービスを
含む。ベアラサービスは、通常、非同期及び同期ベアラサービスのような特性に
基づいてグループに分類される。これらグループ各々は、透過的サービス(T)
及び非透過的サービス(NT)のような多数のベアラサービスを含む。透過的サ
ービスでは、送信されるべきデータが未構成であり、送信エラーがチャンネルコ
ードのみによって修正される。非透過的サービスでは、送信されるべきデータが
プロトコルデータユニット(PDU)へと構成され、送信エラーは、(チャンネ
ルコードに加えて)自動再送信プロトコルを使用することにより修正される。例
えば、GSMシステムでは、このようなリンクプロトコルを無線リンクプロトコ
ル(RLP)と称する。又、この種のリンクプロトコルは、一般に、リンクアク
セス制御(LAC)とも称する。
【0004】 現在開発中であるのは、第3世代の移動通信システム、例えば、ユニバーサル
移動通信システム(UMTS)や、未来型公衆地上移動テレコミュニケーション
システム(FPLMTS)であり、これは、後に、インターナショナル移動テレ
コミュニケーション2000(IMT−2000)と改名された。UMTSは、
ヨーロピアン・テレコミュニケーション・スタンダード・インスティテュート(
ETSI)によって規格化され、一方、IMT−2000システムは、インター
ナショナル・テレコミュニーション・ユニオン(ITU)によって規格化されて
いる。これら将来のシステムは、基本的に、非常に類似している。例えば、UM
TSは、全ての移動通信システムとして、移動加入者にワイヤレスデータ送信サ
ービスを提供する。このシステムは、ローミングをサポートし、これは、UMT
SユーザがUMTSのカバレージエリア内にいる限りどこでもUMTSユーザに
到達してコールを行えることを意味する。
【0005】 現在の観点によれば、UMTSは、図1に示された2つ又は3つの部分、即ち
UMTSアクセスネットワーク1(又はUMTSベースステーションシステムU
MTS−BSS)と、コアネットワーク2、3、4及び5とで構成される。UM
TSアクセスネットワークは、以下、無線アクセスネットワークと一般的に称す
る。UMTSアクセスネットワーク1は、主として、無線経路に関連した事柄に
対して役目を果たし、即ちワイヤレス動作に必要な無線アクセスをコアネットワ
ークに与える。コアネットワーク2、3、4又は5は、ワイヤレス通信において
UMTSアクセスネットワークを効率的に使用するように変更された従来又は将
来のテレコミュニケーションネットワークである。コアネットワークとして適用
できるテレコミュニケーションネットワークは、第2世代の移動通信システム、
例えば、GSM(移動通信用のグローバルシステム)、ISDN(サービス総合
デジタル網)、B−ISDN(広帯域サービス総合デジタル網)、パケットデー
タネットワークPDN、ATM(非同期転送モード)等を含む。
【0006】 それ故、UMTSアクセスネットワークは、おそらく将来開発されるであろう
ネットワークを含む異なるコアネットワークをサポートできねばならない。対応
的に、UMTSアクセスネットワークは、異なる無線インターフェイスをコアネ
ットワーク(狭帯域、広帯域、CDMA、TDMA等)に接続できねばならない
。現在の計画では、UMTSアクセスネットワークの機能は、無線アクセス機能
に厳密に限定される。それ故、ネットワークは、主として、無線リソースを制御
する機能(ハンドオーバー及びページング)及びベアラサービスを制御する機能
(無線ネットワークサービス制御)を含む。レジスタ、レジスタ機能、移動管理
及び位置管理といったより複雑な機能は、各コアネットワークに配置されるか、
又はコアネットワークに接続されて異なるサービスをUMTS加入者に与えるサ
ービスプロバイダーに配置される。
【0007】 UMTSという用語に基づき、UMTSアクセスネットワーク全体を「一般的
無線アクセスネットワーク(GRAN)」と称する。このGRANは、無線アク
セスネットワーク(RAN)及びインターワーキングユニット(IWU)に更に
分割される。原理的に、各コアネットワーク2−5とRANとの間には、例えば
図示されたIWU1−4のような個別のIWUがある。IWUの目的は、コアネ
ットワークとRANとの間に接続を与えることである。それ故、IWUは、必要
な適応及び他の考えられるインターワーキングファンクションを含む。IWUと
CNとの間のインターフェイスは、コアネットワークに特有である。これは、コ
アネットワーク及びRANを互いに独立して開発できるようにする。例えば、I
WUは、GSNネットワークにおいてベースステーションシステムBSSに接続
される。対応的に、IWU2は、例えば、ISDNネットワークにおいてローカ
ル交換機に接続される。図1は、コアネットワークCN2に接続されたサービス
プロバイダーSP2、SP3、SP4及びSP5も示している。
【0008】 図1において、無線アクセスネットワークRANは、搬送ネットワークTN、
無線ネットワークコントローラRNC、及びベースステーションBSを備えてい
る。図示されたネットワークアーキテクチャーでは、ベースステーションがTN
に接続され、このTNはユーザデータをIWUへ搬送すると共に、制御シグナリ
ングをRNCへ搬送する。GRANを制御する全てのインテリジェンスは、ベー
スステーションBS及び無線ネットワークコントローラRNCに配置される。上
述したように、この制御は、通常、無線アクセスに関連した制御機能及び搬送ネ
ットワークを通る接続の切り換えに限定される。TNは、例えば、ATMネット
ワークである。しかしながら、UMTSアクセスネットワークの1つの考えられ
る実施のみが上述されたことに注意されたい。
【0009】 第3世代の移動通信システムの使用への移行は、徐々に行なわれるであろう。
始めは、第3世代の無線アクセスネットワークが、第2世代の移動通信システム
のネットワークインフラストラクチャーに関連して使用されよう。このようなハ
イブリッドシステムが図2に示されている。第2世代の移動サービス交換センタ
ーMSCは、ベースステーションコントローラBSC及びベースステーションB
TSより成るGSMベースステーションシステムBSSのような第2世代の無線
アクセスネットワークに接続されると共に、例えば、無線ネットワークコントロ
ーラRNC、インターワーキングユニットIWU及びベースステーションBSよ
り成る第3世代の無線アクセスネットワークにも接続される。GMS MSCの
計画では、MSCと第3世代の無線アクセスネットワークとの間に標準的なAイ
ンターフェイスがあるのが好ましい。IWUは、ATMから一次レートへの(E
1/T1)及びそれとは逆の変換のような物理層の変換と、非透過的送信におい
て第3世代のレート適応及びリンクアクセスプロトコル(以下、リンクアクセス
制御プロトコルLACと称する)からGSMレート適応及びL2R/RLPプロ
トコルへの及びそれとは逆の変換のようなプロトコルレベルの変換と、第3世代
のシグナリングからGSMのAインターフェイスシグナリングへの及びそれとは
逆のシングナリングの変換を実行する。この構成(標準Aインターフェイス)に
より、第3世代のアクセスネットワークは、MSCにおいて何ら変更を伴うこと
なく既存の第2世代のMSCに接続することができる。又、これは、製造者間の
互換性も確保し、即ちある製造者のRNC/IWUを別の製造者のMSCに適合
させることができる。
【0010】 実際に、ネットワークサブシステムNSSレベルの共通のインフラストラクチ
ャーを共用する2つの異なる無線サブシステムRSSがある。第2世代の移動ス
テーションMS(GSMのような)は、第2世代の無線アクセスネットワークを
経て通信し、そして第3世代の移動ステーションMS(UMTSのような)は、
第3世代の無線アクセスネットワークを経て通信する。考えられる2重帯域電話
(GMS/UMTSのような)は、いずれかの無線アクセスネットワークを使用
して、それらの間でハンドオーバーを行うことができる。
【0011】 しかしながら、1つの問題は、無線アクセスネットワーク間のRNC間ハンド
オーバーにおいてこのネットワーク構成に関連している。RNC間ハンドオーバ
ーを行う場合には、RNC/IWUが変化し、それ故、第3世代のリンクプロト
コルユニット(RNC/IWUに配置された)も変化する。これは、RNC/I
WUのデータバッファの内容が失われることを意味する。それらは、(エンドユ
ーザ間の)アプリケーションレベルでしか回復できない。これは、送信中にデー
タの完全性を維持しなければならない非透過的送信の原理とは対照的である。実
際には、これは、上述したネットワーク構成がRNC間ハンドオーバーをサポー
トしないことを意味する。
【0012】
【発明の開示】
そこで、本発明の目的は、2つの無線アクセスネットワーク間の非透過的なコ
ールに対するハンドオーバーにおいてデータの完全性を維持するデータ送信方法
及びネットワーク構成を開発することである。 本発明は、請求項1に記載の移動通信システム、請求項9に記載の無線アクセ
スネットワークのインターワーキングユニット、請求項14に記載の移動サービ
ス交換センター、及び請求項18に記載のコール制御方法に係る。
【0013】 本発明の基本的な考え方は、第2世代の移動サービス交換センターに、第3世
代の無線アクセスネットワークの無線リンクプロトコルもサポートするプロトコ
ルユニットを設けることである。このような場合に、無線リンクプロトコルは、
無線アクセスネットワークのインターワーキングユニットにおいて無線リンクプ
ロトコル変換を行なわずに、移動ステーションと移動サービス交換センターとの
間に設定される。無線アクセスネットワークは、無線リンクプロトコルをMSと
MSCとの間で単に透過的に送信し、即ちプロトコルをMSCへと拡張する。非
透過的コールが無線アクセスネットワーク間のハンドオーバーを受けたときは、
ハンドオーバーの後も同じ無線リンクプロトコルユニットが(MS及びMSCに
おいて)使用される。おそらく、選択的再送信の進行中シーケンス及び無線リン
クプロトコルの再送信要求は中断も妨害もされず、それ故、再送信の複雑さや、
ハンドオーバーの結果としてのデータの損失又はダブリを招くことのあるバッフ
ァ同期の操作を回避することもできる。
【0014】 MSCにおける変更をできるだけ僅かにするために、MSCと第3世代の無線
アクセスネットワークとの間のインターフェイスを、無線リンクプロトコル以外
は、MSCと第2世代の無線アクセスネットワークとの間のインターフェイスと
同様に保持するのが好ましい。このような場合に、MSCにおける変更は、イン
ターワーキングファンクションの実施のみに限定することができる。しかしなが
ら、第3世代の無線アクセスネットワーク、及びこの無線アクセスネットワーク
とMSCとの間のインターフェイスは、異なるレート適応及び/又は物理的チャ
ンネル及び/又はシグナリング形式を含む。本発明の実施形態では、第3世代の
無線アクセスネットワークのインターワーキングユニットは、上記のレート適応
及び/又は物理的チャンネル及び/又はシグナリング形式の間で変換又は適応を
実行するように構成される。 しかしながら、実際には、全ての第2世代のMSCを、第3世代の無線リンク
プロトコルもサポートするよう構成することは困難である。同様に、全ての第3
世代の無線アクセスネットワークは、必ずしも無線リンクプロトコルをMSCへ
透過的に送信できるのではない。これは、異なる製造者の製品間で互換性の問題
を引き起こす。
【0015】 本発明の好ましい実施形態によれば、第3世代の無線アクセスネットワークの
インターワーキングユニットは、従来の第2世代の移動サービス交換センター、
及び本発明による移動サービス交換センターの両方を2つのプロトコルでサポー
トする。第1の動作状態において、インターワーキングユニットは、無線リンク
プロトコルの変換を実行せず、移動ステーションと移動サービス交換センターと
の間に無線リンクプロトコルを両方向に透過的に中継する。第2の動作状態にお
いて、インターワーキングユニットは、無線アクセスネットワークによりサポー
トされる無線リンクプロトコルと、移動サービス交換センターによりサポートさ
れる無線リンクプロトコルとの間でプロトコル変換を実行する。インターワーキ
ングユニットは、それに接続された移動サービス交換センターによりサポートさ
れる構成体を使用する。移動サービス交換センターが第2世代及び第3世代の両
無線リンクプロトコルをサポートする場合には、インターワーキングユニットが
第1の動作状態を使用して、無線アクセスネットワーク間に成功裡なハンドオー
バーを確保する。移動サービス交換センターが第2世代の無線リンクプロトコル
しかサポートしない場合には、インターワーキングユニットが第2の動作状態を
使用して、互換性を確保するが、無線アクセスネットワーク間に成功裡なハンド
オーバーは得られない。動作状態は、例えば、インストールに関連して固定にセ
ットすることができる。このような場合、動作状態を後で変更するときは、個別
の保守又はインストール手順が必要となる。或いは又、インターワーキングユニ
ットは、移動サービス交換センターの特性に基づいて動作状態を各コール特有に
動的に選択することができる。このような場合に、インターワーキングユニット
は、正しいプロトコルを自動的に使用し、保守要員によって何ら手順は必要とさ
れない。動的な選択は、例えば、移動サービス交換センターの帯域外シグナリン
グに含まれたデータ、パラメータ又はコマンドをベースとすることができる。又
、選択は、帯域内通信から他の当事者により使用されるプロトコルの識別をベー
スとすることもできる。
【0016】 本発明の好ましい実施形態によれば、第2世代及び第3世代の両無線リンクプ
ロトコルをサポートする移動サービス交換センターは、それが使用するプロトコ
ルを、コールが交換される無線アクセスネットワークによりサポートされる無線
リンクプロトコルに基づいて、各コール特有に動的に選択する。無線アクセスネ
ットワークが、移動サービス交換センターと無線アクセスネットワークとの間の
インターフェイスにおいても第2世代及び第3世代の両無線リンクプロトコルを
サポートする場合には、MSCは、無線アクセスネットワーク間に成功裡なハン
ドオーバーを確保するために第3世代のプロトコルを選択する。無線アクセスネ
ットワークが、移動サービス交換センターと無線アクセスネットワークとの間の
インターフェイスにおいて第2世代の無線リンクプロトコルしかサポートしない
場合には、MSCは、互換性を確保するために第2世代の無線リンクプロトコル
を選択する。動的な選択は、例えば、無線アクセスネットワークの帯域外シグナ
リングに含まれたデータ、パラメータ又は要求をベースとする。又、選択は、帯
域内通信から他の当事者によって使用されるプロトコルの識別をベースとしても
よい。更に、選択は、移動サービス交換センターがネットワーク構成に関連して
有している以前のデータ、即ちどの無線アクセスネットワークがどのプロトコル
をサポートするかをベースとすることもできる。
【0017】
【発明を実施するための最良の形態】
以下、添付図面を参照し、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。 本発明は、単一の無線リンクプロトコルをサポートする移動通信ネットワーク
が、異なる無線リンクプロトコルを使用する異なる形式の無線アクセスネットワ
ークに接続されるあらゆる状態に適用できる。無線アクセスネットワークの詳細
な構造は、本発明にとって重要ではない。「無線リンクプロトコル」とは、ここ
では、一般に、GSMシステムのRLPのような現在の第2世代プロトコルをカ
バーするだけでなく、考えられる第3世代又はその後世代のリンクアクセス制御
(LAC)プロトコル全部をカバーするものと理解されたい。
【0018】 本発明の第1の応用分野は、UMTSのような第3世代の無線アクセスネット
ワークを、GSMのような第2世代の移動通信ネットワークに接続することであ
る。以下、本発明の好ましい実施形態は、第2世代のGSMシステム及び第3世
代のUMTSを一例として使用することにより説明する。以下の説明では、GS
M無線リンクプロトコルは、RLPと称し、そしてUMTS無線リンクプロトコ
ルは、LACと称する。 図4は、UMTS無線アクセスネットワークが変形Aインターフェイスにより
GSMのMSCに接続された本発明によるハイブリッドネットワークを示す。こ
の変形Aインターフェイスは、標準Aインターフェイスと同じ物理的チャンネル
及びレート適応を使用するが、LACプロトコルを非透過的コールにおいて使用
する。
【0019】 GSMネットワークは、2つの基本的部分、即ちベースステーションシステム
BSS及びネットワークサブシステムNSSで構成される。BSS及び移動ステ
ーションMSは、無線接続を経て通信する。BSSにおいて、各セルは、ベース
ステーションBTSによってサービスされる。多数のBTSがベースステーショ
ンコントローラBSCに接続され、その機能は、BTSにより使用される高周波
及びチャンネルを制御することである。BSCは、移動サービス交換センターM
SCに接続される。幾つかのMSCが公衆交換電話ネットワーク(PSTN)の
ような他のテレコミュニケーションネットワークに接続され、そしてそれらMS
Cは、これらのネットワークに着信及びそこから発信するコールに対するゲート
ウェイ機能を含む。これらのMSCは、ゲートウェイMSC(GMSC)として
知られている。又、少なくとも2つのデータベース、即ちホーム位置レジスタH
LR及びビジター位置レジスタVLRもある。
【0020】 移動通信システムは、ネットワーク内データリンクを、ターミナル装置及び他
のテレコミュニケーションネットワークにより使用されるプロトコルに適応させ
るアダプタ機能を備えている。これらのアダプタ機能は、通常、移動ステーショ
ンと、それに接続されるデータターミナル装置との間のインターフェイスに配置
されるターミナル適応機能TAFと、通常MSCに関連して移動ネットワークと
別のテレコミュニケーションネットワークとの間のインターフェイスに配置され
るインターワーキングファンクションIWFとを含む。GSMシステムでは、M
SのTAFと移動ネットワークのIWFとの間にデータリンクが設定される。T
AFは、MSに接続されたデータターミナル装置DTEを、1つ又は多数のトラ
フィックチャンネルを用いて物理的接続を経て設定された上記GSMデータリン
クに適応させる。IWFは、GSMデータリンクを、例えば、ISDN又は別の
GSMネットワークのような別のテレコミュニケーションネットワーク、PST
Nのような他のトランジットネットワークに接続する。
【0021】 図3は、非透過的ベアラサービスに必要とされるプロトコル及び機能を示す。
GSMトラフィックチャンネルを経てのTAFとIWFとの間の非透過的な回路
交換接続は、これら全てのサービスに共通の多数のプロトコル層を含む。これら
は、異なるレート適応RA機能、例えば、TAFと、BSSに配置されたチャン
ネルコーデックユニットCCUとの間のRA1’、CCUとIWFとの間のRA
1、CCUと、ベースステーションから離れて配置されたトランスコーダユニッ
トTRAUとの間のRAA(又は14.4kビット/sチャンネル用のRAA’
)、及びTRAUとIWFとの間のRA2を含む。レート適応機能RAは、GS
M推奨勧告04.21及び08.20に規定されている。CCUとTRAUとの
間の通信は、GSM推奨勧告08.60に規定されている。無線インターフェイ
スにおいてRA1’レート適応された情報は、GSM推奨勧告5.03に規定さ
れたようにチャンネルコード化もされ、これは、MS及びCCUのブロックFE
Cにより示されている。又、IWF及びTAFは、各サービスに特有の高レベル
プロトコルも含む。非同期の非透過的ベアラサービスでは、IWFは、L2R(
層2中継)プロトコル、無線リンクプロトコルRLP及び固定ネットワークに向
かうモデム又はレートアダプタを必要とする。非透過的なキャラクタ指向のプロ
トコルに対するL2R機能は、例えば、GSM推奨勧告07.02に規定されて
いる。RLPは、GSM推奨勧告04.22に規定されている。RLPは、フレ
ーム構造のバランス型(HDLC型)データ送信プロトコルで、エラー修正は、
受信者の要求があったときに歪んだフレームを再送信することに基づく。IWF
と、例えば、音声モデムMODEMとの間のインターフェイスは、CCITT
V24に規定されており、図3にL2で示されている。この非透過的構成は、イ
ンターネットにアクセスするのにも使用される。
【0022】 RA1及びRA1’レート適応は、各240ビットのRLPフレームを4つの
変形80ビットV.110フレーム(MSCとBSSとの間)にマップするか、
又は4つの変形60ビットV.110フレーム(無線インターフェイスにおける
)にマップする。「フレームスタート識別子」と称するビットシーケンスを使用
して、ビット流内のどのV.110フレームが特定のRLPフレームに対する最
初のフレームであるかを指示する。RLPフレームの最初の1/4は、このV.
110フレームにおいて送信され、第2の1/4は、次のフレームにおいて送信
され、第3の1/4は、第3フレームにおいて送信され、そして最後の1/4は
、第4フレームにおいて送信され、その後、新たなRLPフレームが始まる。
【0023】 GSMシステムのHSCSD概念においては、高速データ信号は、個別のデー
タ流に分割され、このデータ流は、次いで、無線インターフェイスにおいてN個
のサブチャンネル(N個のトラフィックチャンネルタイムスロット)を経て送信
される。データ流が分割されると、それらは、IWF又はMSにおいて再び合成
されるまで、あたかも相互に独立しているかのようにサブチャンネルで搬送され
る。しかしながら、論理的に、これらN個のサブチャンネルは、同じHSCSD
接続に属し、即ち1つのHSCSDトラフィックチャンネルを形成する。GSM
推奨勧告によれば、データ流の分割及び合成は、変形RLPにおいて行なわれ、
従って、これは全てのサブチャンネルに共通である。この共通のRLPの下で、
各サブチャンネルは、同じプロトコルスタックRA1’−FEC−FEC−RA
1’−RAA−RAA−RA2−RA2−RA1を別々に備え、これは、MS/
TAFとMSC/IWFとの間の1つのトラフィックチャンネルについて図3に
示されている。それ故、GSM推奨勧告に基づくHSCSDトラフィックチャン
ネルは、たとえ単一サブチャンネルのビットレートが64kビット/sという高
さであっても、異なるサブチャンネルに対して共通のRLPを依然として使用す
る。
【0024】 第3世代のネットワークの一例が、まだ開発中のUMTSである。UMTSア
クセスネットワークの詳細な構造は、本発明にとって重要でないことに注意され
たい。最も簡単な計画では、UMTSは、その機能が無線アクセス機能に厳密に
限定されたアクセスネットワークである。それ故、これは、主として、無線リソ
ースを制御する機能(ハンドオーバー、ページング)及びベアラサービスを制御
する機能(無線ネットワークサービス制御)を含む。レジスタ、レジスタ機能、
移動管理及び位置管理といった更に複雑な機能は、個別のネットワークサブシス
テムNSS又はコアネットワークに配置される。NSS又はコアネットワークは
、例えば、GSMインフラストラクチャーである。図4において、第3世代の無
線アクセスネットワークは、ベースステーションBS及び無線ネットワークコン
トローラRNCを備えている。第3世代のシステムは、RLPのような第2世代
の無線リンクプロトコルとは異なるリンクアクセス制御LACプロトコルを使用
すると更に仮定する。物理的なトラフィックチャンネルは、下位プロトコルを含
み、そのフレームにおいてLACフレームが送信される。原理的に、第3世代の
移動通信システムのプロトコルスタックは、RLPがLACに置き換えられたこ
と以外、GSMシステムについて上述したものと同様である。
【0025】 図4を参照すれば、本発明の原理に基づき、MSCには、LACプロトコル及
びRLPプロトコルの両方をサポートするインターワーキングファンクションI
WFが設けられる。従って、無線アクセスネットワークのアダプタユニットRN
C/IWUは、MSとMC/IWFとの間にLACプロトコルを透過的に送信す
るように構成される。しかしながら、図4に示す実施形態では、RNC/IWF
は、UMTSトラフィックチャンネルの下位層とGSMチャンネルの下位層(レ
ート適応のような)との間の変換又は適応を実行する。変形Aインターフェイス
では、LACは、RLPプロトコルではなくGSMトラフィックチャンネルの下
位層に適応される。或いは又、RNC/IWUとMSC/IWUとの間にRLP
プロトコルを設定し、そしてRLPフレームのデータフィールドにおいてAイン
ターフェイスを経てLACフレームを送信することもできる。しかしながら、R
LPフレームは、RLPプロトコルの原理に基づき、例えば、UI(番号付けさ
れない情報)フレームによって再送信及び確認を伴わずに送信される。後者の形
態は、オーバーヘッドが大きくなるために、あまり有用でない。
【0026】 上述したように、実際には、本発明による機能をサポートするように全てのG
SM MSC及びUMTSアクセスネットワークを構成することは困難である。
それ故、本発明の好ましい実施形態では、RNC/IWUは、従来のGSM M
SCと、2つのプロトコルより成る本発明のGSM MSCの両方をサポートす
る。同様に、MSCは、各コール特有の正しい無線リンクプロトコルを選択する
ことができる。図5は、非透過的データ送信のための本発明の好ましい実施形態
によるプロトコル構造を示す。
【0027】 図5を参照すれば、第3世代の移動ステーションMSにおけるターミナル適応
機能TAFは、LACプロトコルユニット500を備え、これは、LACフレー
ムを発生し、これらフレームは、ユニット501において第3世代トラフィック
チャンネルの下位層プロトコルに挿入されそして無線経路を経て送信される。対
応的に、無線経路を経て受信されたLACフレームは、ユニット501において
下位層プロトコルから分離され、そしてLACプロトコルユニット500へ送信
される。
【0028】 RNC/IWUは、下位層に対する対応するプロトコルユニット414を備え
、これは、(MS/TAFからの)無線経路から受信したLACフレームをトラ
フィックチャンネルの下位層プロトコルから分離し、そして対応的に、無線経路
へ送信されるべきLACフレームを下位層プロトコルに挿入する。プロトコルユ
ニット414は、スイッチング手段S1により、プロトコル変換ユニット410
、411(位置I)又はバッファ及び適応ユニット412(位置II)のいずれ
かに接続することができる。次いで、スイッチング手段S2は、プロトコル変換
ユニット410、411(位置I)又はバッファ及び適応ユニット412(位置
II)のいずれかをGSMレート適応ユニット415へ接続する。スイッチS1
及びS2の状態は、制御ユニット413により制御される。
【0029】 従って、RNC/IWUは、MSC/IWFがどの無線リンクプロトコルをサ
ポートするかに基づいて、使用無線リンクプロトコルに対して2つの異なる動作
状態を有する。RLPプロトコルのみをサポートする従来の第2世代のMSC/
IWFの場合には、スイッチS1及びS2が位置IIにある。この場合には、M
S/TAFとRNC/IWUとの間に第3世代のLACプロトコルが適用され、
そしてRNC/IWUとMSC/IWFとの間にGSM RLPが使用される。
プロトコル変換ユニット410、411は、無線経路から受信したLACフレー
ムをRLPフレームに変換し、そして対応的に、MSCから受信したRLPフレ
ームをLACフレームに変換する。このプロトコル構成は、公知のプロトコル構
造に対応し、そしてRNC間ハンドオーバーにおいて公知構成と同様の問題を有
する。
【0030】 RNC/IWUが、RLP及びLACプロトコルの両方をサポートする本発明
のMSC/IWF(図5のMSC/IWFのような)に接続される場合には、ス
イッチング手段S1及びS2がRNC/IWUにおいて位置IIにある。個のよ
うな場合には、RNC/IWUは、無線経路から受信したLACフレームをMS
C/IWFへ透過的に送信すると共にその逆にも送信するように構成される。バ
ッファ及び適応ユニット412は、転送レートの考えられる差及び変動を均等化
するためにLACフレームをバッファする。又、ユニット412は、プロトコル
ユニット414と415との間でLACフレームを送信するのに必要な他の適応
機能を含むこともできる。GSMレート適応ユニット415は、上述したように
、例えば、RLPフレームではなくLACフレームをGSMトラフィックチャン
ネルに適応させる。このプロトコル構成は、MS/TAFとMSC/IWFとの
間にLACプロトコルを使用するが、MS/TAFとRNC/IWUとの間及び
RNC/IWUとMSC/IWFとの間には異なる下位層プロトコルが適用され
る。本発明によるプロトコル構成は、非透過的コールに対して成功裡なRNC間
ハンドオーバーを確保する。
【0031】 MSCのIWFは、RNC/IWUのレート適応ユニット415に対応するG
SMレート適応ユニット513を備え、これは、GSM推奨勧告に基づくレート
適応を実行する。このレート適応ユニット513は、スイッチ手段S3により、
RLPプロトコルユニット510(位置I)又はLACプロトコルユニット51
1(位置II)に接続することができる。第2のスイッチング手段S4は、次い
で、RLP制御ユニット510(位置I)又はLACプロトコルユニット511
(位置II)を固定のネットワークアダプタユニット514に接続し、このアダ
プタユニットは、例えば、モデム及び/又はレートアダプタである。スイッチン
グ手段S3及びS4の状態は、制御ユニット512によって制御される。
【0032】 スイッチS1及びS2の状態は、制御ユニット413により制御される。本発
明の実施形態では、RNC/IWUは、LAC/RLPプロトコル変換が実行さ
れる動作状態I、又はLACフレームがMS/TAFとMSC/IWFとの間に
透過的に送信される動作状態IIのいずれかに永久的に構成される。スイッチS
1及びS2の固定設定は、例えば、RNC/IWUが移動ネットワークにインス
トールされるとき、又はその後にMSC/IWFの形式が変化するときに、手動
で行うことができる。このような場合に、設置又は保守要員は、MSC/IWF
によりサポートされる無線リンクプロトコルを知る。RNC/IWUを動作状態
I又はIIに固定設定することは、ソフトウェア構成でも実行できる。このよう
な場合に、RNC/IWUは、ソフトウェアのパラメータに基づくか又はロード
されたソフトウェアの特性により動作状態の一方のみをサポートする。
【0033】 本発明の別の実施形態では、RNC/IWUは、例えば、各コールに関連して
それ自身を動作状態I又はIIに自動的に構成する。この自動構成は、例えば、
MSCがサポートするプロトコルに関連してMSCから到達するシグナリングを
ヒントとすることができる。このヒントは、例えば、コール設定メッセージ又は
確認メッセージにおけるパラメータである。制御ユニット413は、RNCコー
ル制御からのシグナリングに含まれたプロトコルヒントに関するデータを受信し
、そしてそれに応じてスイッチS1及びS2を誘導する。例えば、LACプロト
コルをサポートするMSCのシグナリングのみにこのようなパラメータが含まれ
ると仮定する。パラメータが受信された場合に、RNC/IWUは、動作状態I
Iを選択する。パラメータがない場合には、MSCは、L2R RLPのみを伴
う純粋な第2世代のMSCであり、この場合に、RNC/IWUは、動作状態I
を選択する。
【0034】 本発明の更に別の実施形態では、RNC/IWUは、MSC/IWFによりサ
ポートされるプロトコルを、プロトコルリンク設定中に送信される無線リンクプ
ロトコルフレームに基づいて識別する。例えば、コールの始めにおける制御ユニ
ット413のデフォールト値は、動作状態IIである。このような場合に、RN
C/IWUは、MS/TAFから到着するLACプロトコル設定フレームをMS
C/IWFへ透過的に送信する。その後、制御ユニット413は、MSC/IW
Fによる応答を探索する。RNC/IWFが所定の時間インターバル中になんの
応答も受信しないか、又はリンク設定試みの数が指定のスレッシュホールド値を
越えるか、或いはRNC/IWUがMSC/IWFからトラフィックチャンネル
を経てRLPフレームを受信する場合には、制御ユニット413が動作状態Iに
スイッチし、その際に、RNC/IWUは、MSに向かうLACプロトコルの設
定と、MSC/IWFに向かうL2R RLPプロトコルの設定をアクチベート
する。RNC/IWFがMSC/IWFからLACプロトコル設定メッセージを
受信する場合には、制御ユニット413が動作状態IIを維持し、その際には、
LACプロトコル設定メッセージがMS/TAFへ透過的に転送される。
【0035】 又、本発明によるMSC/IWFは、使用する無線リンクプロトコル即ちRL
P又はLACを、RNC/IWUがどの無線リンクプロトコルをサポートするか
に基づいて各コール特有に選択する。RNC/IWUがRLPプロトコル(動作
状態I)と、LACプロトコルの透過的送信(動作状態II)の両方をサポート
する場合には、MSCは、成功裡なRNCハンドオーバーを確保するためにLA
Cプロトコル(動作状態II)を選択する。一方、RNC/IWUがMSCに向
かうRLPプロトコル(動作状態I)しかサポートしない場合には、MSCは、
RLPプロトコル(動作状態I)を選択する。
【0036】 MSC又は制御ユニット512が各状態に使用されるプロトコルを終了できる
ようにする異なる方法がある。1つの方法は、RNCがコールのソースであるか
ターゲットであるかに関する情報を使用することである。例えば、コールがMS
CのAインターフェイスにおいて第3世代の送信経路から発信されるか、又はこ
のような送信経路にルート指定されるときには、MSCのコール制御は、これを
例えばIWF設定メッセージにおいて制御ユニット512に指示するか、又はM
SC内のコールを、第3世代プロトコル(LAC)をサポートできるIWFへル
ート指定する。このような場合に、MSCは、RLPプロトコルに対する個別の
IWFと、LACプロトコルに対する個別のIWFとを含むことができる。又、
ターゲット又はソースRNCに基づくプロトコルの選択は、ネットワーク構成に
関する記憶情報に基づいて行うことができる。
【0037】 RNC/IWUによりサポートされるプロトコルを識別する別のやり方は、プ
ロトコルに関してRNC/IWUにより送信されるシグナリングヒントである。
このヒントは、例えば、コール設定又は確認メッセージにおけるパラメータであ
る。 プロトコルを識別する更に別の方法は、リンクプロトコル設定を監視すること
である。例えば、MSC/IWFは、LAC設定メッセージをMSに向けて送信
することができる。その後、制御ユニット512は、RNC/IWUによる応答
を探索する。所定の時間切れまでに応答が受け取られないか、又は設定試みの数
が特定の最大数を越えるか、或いはIWFがRNC/IWUからトラフィックチ
ャンネルを経てRLP設定メッセージを受信する場合には、MSC/IWFは、
MSに向かうRLPプロトコルの設定をアクチベートする。MSC/IWFは、
これがLAC応答を受信する場合には、LACプロトコルで動作を続ける。
【0038】 図4を参照し、本発明によるRNC間ハンドオーバーについて説明する。RN
C/IWU41、43及びMSC/IWFは、図5に示した通りであると仮定す
る。又、MSは、RNC/IWU41を経て非透過的コールを設定し、MSとM
SC/IWFとの間にLACプロトコルが設定される(RNC/IWU41及び
MSC/IWFの両方が動作状態II(図5)にある)と仮定する。 コール中にハンドオーバーが行なわれ、RNC/IWU43を経てコールが切
り換えられる。たとえコールのルートが変化しても、MS及びMSCにおけるL
ACプロトコルユニットは同じに保たれ、このときには、再送信及び確認のシー
ケンスは中断されない。それ故、ハンドオーバーにはデータの損失もダブリも生
じない。本発明は、新たなENCが同じ移動サービス交換センターのもとにある
か異なる移動サービス交換センターのもとにあるかに関わりなく有効である。と
いうのは、コールの第1のMSCが全コール中にアンカーポイントとして動作す
るからである。 技術の進歩につれて、本発明の基本的な考え方は、多数の異なるやり方で実施
できることが明らかであろう。それ故、本発明及びその実施形態は、上述した例
に限定されるものではなく、請求の範囲内で種々変更し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 UMTSアクセスネットワークの考えられる構造を示す図である。
【図2】 第3世代の無線アクセスネットワークが標準Aインターフェイスによって第2
世代の移動サービス交換センターに接続されたネットワーク構成を示す図である
【図3】 GSMシステムにおける非透過的データサービスのプロトコルスタックを示す
図である。
【図4】 第3世代の無線アクセスネットワークが本発明による変形Aインターフェイス
によって第2世代の移動サービス交換センターに接続されたネットワーク構成を
示す図である。
【図5】 本発明による非透過的データ送信のプロトコル構造を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW 【要約の続き】 ンス及び無線リンクプロトコル(LAC)の再送信要求は、 中断も妨害もされず、従って、複雑な再送信や、ハンド オーバーの結果としてのデータの損失又はダブリを招く バッファ同期の取扱を回避することができる。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非透過的データ送信のための第1無線リンクプロトコル(RLP
    )を伴う第1無線アクセスネットワーク(BTS,BSC)と、非透過的データ送信のため
    の、上記第1無線リンクプロトコルとは異なる第2無線リンクプロトコル(LAC)
    を伴う第2無線アクセスネットワーク(BS,RNC)と、上記第1無線リンクプロトコ
    ルをサポートする移動サービス交換センターであって、その1つに各々の無線ア
    クセスネットワークが接続されている移動サービス交換センター(MSC)と、各々
    の第2無線アクセスネットワークにおけるインターワーキングユニット(IWU)と
    を備えた移動通信システムにおいて、 上記移動サービス交換センター(MSC)の少なくとも幾つかは、第1無線リンク
    プロトコル(RLP)及び第2無線リンクプロトコル(LAC)の両方をサポートするよう
    に構成され、そして 上記第2無線アクセスネットワークにおけるインターワーキングユニット(IWU
    )の少なくとも幾つかは、その第2無線アクセスネットワークが接続された移動
    サービス交換センターが第1及び第2の両無線リンクプロトコルをサポートする
    場合に、移動ステーション(MS)と移動サービス交換センターとの間に第2の無線
    リンクプロトコル(LAC)を透過的に送信するように構成されたことを特徴とする
    移動通信システム。
  2. 【請求項2】 上記第2無線アクセスネットワークにおけるインターワーキ
    ングユニット(IWU)は、それに接続された移動サービス交換センター(MSC)が第1
    無線リンクプロトコル(RLP)しかサポートしない場合に、第2無線リンクプロト
    コル(LAC)と第1無線リンクプロトコル(RLP)との間でプロトコル変換を行うよう
    に構成された請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 【請求項3】 上記無線アクセスネットワーク、及びその無線アクセスネッ
    トワークと移動サービス交換センター(MSC)との間のインターフェイスは、異な
    るレート適応及び/又は物理的チャンネル及び/又はシグナリング形式を含み、
    そして第2無線アクセスネットワークにおけるインターワーキングユニット(IWU
    )は、上記レート適応及び/又は物理的チャンネル及び/又はシグナリング形式
    の間で変換又は適応を行うように構成された請求項1又は2に記載の移動通信シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 上記インターワーキングユニット(IWU)は、対応する第2の
    無線アクセスネットワークが接続された移動サービス交換センター(MSC)が第2
    無線リンクプロトコル(LAC)をサポートするかどうかに基づいて、無線リンクプ
    ロトコル変換(410,411)が行なわれる第1の動作状態(I)、又は第2無線リンク
    プロトコル(LAC)が透過的に送信される第2の動作状態(II)に固定に又は動的
    にセット(S1,S2)することができる請求項1、2又は3に記載の移動通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 上記インターワーキングユニット(IWU)は、移動サービス交
    換センター(MSC)により送信されるシグナリングに応答して、或いは移動サービ
    ス交換センター(MSC)が第1無線リンクプロトコル(RLP)の設定を開始するか又は
    第2無線リンクプロトコル(LAC)の設定を開始するかに基づいて、上記第1動作
    状態(I)又は第2動作状態(II)を動的に選択するように構成される請求項4に
    記載の移動通信システム。
  6. 【請求項6】 上記移動サービス交換センター(MSC)は、その移動サービス
    交換センター(MSC)が接続された無線アクセスネットワークにおいてインターワ
    ーキングユニット(IWU)が第2無線リンクプロトコル(LAC)の透過的送信をサポー
    トするかどうかに基づいて、第2無線リンクプロトコル(LAC)又は第1無線リン
    クプロトコル(RLP)のいずれかを動的に選択するよう構成された請求項1ないし
    5のいずれかに記載の移動通信システム。
  7. 【請求項7】 上記移動サービス交換センター(MSC)は、無線アクセスネッ
    トワークにより送信されるシグナリングに応答するか、或いは無線アクセスネッ
    トワークのインターワーキングユニット(IWU)から受信される通信に対してどの
    無線リンクプロトコルが使用されるかに基づき、第1無線リンクプロトコル(RLP
    )又は第2無線リンクプロトコル(LAC)を動的に選択するように構成される請求項
    6に記載の移動通信システム。
  8. 【請求項8】 上記移動サービス交換センター(MSC)は、記憶されたネット
    ワーク構成データに基づいて、第1無線リンクプロトコル(RLP)又は第2無線リ
    ンクプロトコル(LAC)を動的に選択するように構成される請求項6に記載の移動
    通信システム。
  9. 【請求項9】 無線アクセスネットワークの無線リンクプロトコルを、移動
    サービス交換センター(MSC)によりサポートされる無線リンクプロトコルに適応
    させるための無線アクセスネットワークのインターワーキングユニット(IWU)に
    おいて、 第2無線アクセスネットワークが接続された移動サービス交換センターが無線
    アクセスネットワークの無線リンクプロトコル(LAC)をサポートする場合に移動
    ステーション(MS)と移動サービス交換センター(MSC)との間に第2無線リンクプ
    ロトコル(LAC)を透過的に送信するようにインターワーキングユニット(IWU)が構
    成される第1の動作状態(II,412)と、 無線アクセスネットワーク、及びこの無線アクセスネットワークが接続された
    移動サービス交換センターが異なる無線リンクプロトコルをサポートする場合に
    は、無線アクセスネットワークによりサポートされる無線リンクプロトコルと、
    移動サービス交換センターによりサポートされる無線リンクプロトコルとの間で
    プロトコル変換を実行するようにインターワーキングユニット(IWU)が構成され
    る第2の動作状態(I,410,411)と、 を備えたことを特徴とするインターワーキングユニット(IWU)。
  10. 【請求項10】 上記無線アクセスネットワーク、及びその無線アクセスネ
    ットワークと移動サービス交換センターとの間のインターフェイスは、異なるレ
    ート適応及び/又は物理的チャンネル及び/又はシグナリング形式を含み、そし
    てインターワーキングユニット(IWU)は、上記第1及び第2の両方の動作状態に
    おいて上記レート適応及び/又は物理的チャンネル及び/又はシグナリング形式
    の間で変換又は適応(415)を行うように構成された請求項9に記載のインターワ
    ーキングユニット。
  11. 【請求項11】 上記インターワーキングユニット(IWU)は、無線アクセス
    ネットワークが移動サービス交換センター(MSC)に接続されたときに第1又は第
    2の動作状態に固定にセットされる請求項9又は10に記載のインターワーキン
    グユニット。
  12. 【請求項12】 上記インターワーキングユニットは、移動サービス交換セ
    ンターが第1無線リンクプロトコルをサポートするか第2無線リンクプロトコル
    をサポートするかに基づいて、第1の動作状態又は第2の動作状態のいずれかを
    各コール特有に動的に選択する手段(413,S1,S2)を備えている請求項9、10又
    は11に記載のインターワーキングユニット。
  13. 【請求項13】 上記インターワーキングユニットは、移動サービス交換セ
    ンターにより送信されるシグナリングに応答して、或いは移動サービス交換セン
    ターが第1無線リンクプロトコルの設定を開始するか又は第2無線リンクプロト
    コルの設定を開始するかに基づいて、上記第1動作状態又は第2動作状態を動的
    に選択するように構成される請求項12に記載のインターワーキングユニット。
  14. 【請求項14】 非透過的データ送信のための第1無線リンクプロトコル(R
    LP)を伴う第1無線アクセスネットワークと、非透過的データ送信のための、上
    記第1無線リンクプロトコルとは異なる第2無線リンクプロトコル(LAC)を伴う
    第2無線アクセスネットワーク(BS,RNC)とが接続された移動サービス交換センタ
    ーであって、上記第1無線リンクプロトコル(RLP)をサポートするインターワー
    キング手段(IWF)を備えた移動サービス交換センター(MSC)において、上記第2無
    線リンクプロトコル(LAC)をサポートするインターワーキング手段(IWF)と、無線
    アクセスネットワークによりサポートされる無線リンクプロトコルに基づいて各
    コール特有に動的に適当な無線リンクプロトコルを選択する手段(512,S3,S4)と
    を更に備えたことを特徴とする移動サービス交換センター。
  15. 【請求項15】 上記移動サービス交換センター(MSC)は、無線アクセスネ
    ットワークにより送信されるシグナリングに応答して第1無線リンクプロトコル
    (RLP)又は第2無線リンクプロトコル(LAC)を動的に選択するように構成された請
    求項14に記載の移動サービス交換センター。
  16. 【請求項16】 上記移動サービス交換センター(MSC)は、第1無線リンク
    プロトコル(RLP)及び第2無線リンクプロトコル(LAC)の両方をサポートする一体
    化されたインターワーキングユニットを備え、そしてこの一体化されたインター
    ワーキングユニットは、無線アクセスネットワークから到着するチャンネルに使
    用される無線リンクプロトコルを識別すると共に、この識別された無線リンクプ
    ロトコルに基づいて上記一体化されたインターワーキングユニットのプロトコル
    を選択するように構成される請求項15に記載の移動サービス交換センター。
  17. 【請求項17】 上記移動サービス交換センター(MSC)は、記憶されたネッ
    トワーク構成データに基づいて第1又は第2の無線リンクプロトコルを動的に選
    択するように構成される請求項16に記載の移動サービス交換センター。
  18. 【請求項18】 非透過的データ送信のための第1無線リンクプロトコルを
    伴う第1無線アクセスネットワークと、非透過的データ送信のための、上記第1
    無線リンクプロトコルとは異なる第2無線リンクプロトコルを伴う第2無線アク
    セスネットワークと、上記第1無線リンクプロトコルをサポートする移動サービ
    ス交換センターとを備え、各無線アクセスネットワークは、上記移動サービス交
    換センターの1つに接続され、そして更に、各第2無線アクセスネットワークの
    インターワーキングユニットを備えた移動通信システムにおいて非透過的データ
    コールを制御する方法であって、第2無線アクセスネットワークを経て移動ステ
    ーションと移動サービス交換センターとの間に送信リンクを設定し、このリンク
    は、移動ステーションとインターワーキングユニットとの間の第1脚と、インタ
    ーワーキングユニットと移動サービス交換センターとの間の第2脚とを含み、そ
    して上記第1脚には第2無線アクセスネットワークの下位プロトコルを、そして
    第1脚には第1無線アクセスネットワークの下位プロトコルを使用する段階を含
    む方法において、 移動サービス交換センターが第1及び第2の両方の無線リンクプロトコルをサ
    ポートする場合には移動ステーションと移動サービス交換センターとの間に上記
    第2無線リンクプロトコルを設定し、そして 上記第1及び第2脚の下位プロトコルに適応された移動サービス交換センター
    と移動ステーションとの間の無線アクセスネットワークのインターワーキングユ
    ニットを経て上記第2無線リンクプロトコルを透過的に送信する、 という段階を含むことを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】 現在の第2無線アクセスネットワークから新たな第2無線
    アクセスネットワークへハンドオーバーにより非透過的コールを送信し、このハ
    ンドオーバーは、 移動ステーションと移動サービス交換センターとの間で新たな無線アクセスネ
    ットワークを経て送信リンクを設定し、このリンクは、移動ステーションとイン
    ターワーキングユニットとの間の第1脚、及びインターワーキングユニットと移
    動サービス交換センターとの間の第2脚を含むものであり、 第1脚には第2無線アクセスネットワークの下位プロトコルを使用し、そして
    第2脚には第1無線アクセスネットワークの下位プロトコルを使用し、 上記第2無線リンクプロトコルを移動ステーション及び移動サービス交換セン
    ターに保持し、 上記新たな無線アクセスネットワークを経て上記第2無線リンクプロトコルを
    ルート指定し、そして 上記第1及び第2脚の下位プロトコルに適応された移動サービス交換センター
    と移動ステーションとの間で新たな無線アクセスネットワークのインターワーキ
    ングユニットを経て透過的に上記第2無線リンクプロトコルを送信する、 という段階を含む請求項18に記載の方法。
JP2000549049A 1998-05-11 1999-05-10 移動通信ネットワークの非透過的データ送信 Expired - Lifetime JP4327355B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FI981042 1998-05-11
FI981042A FI107364B (fi) 1998-05-11 1998-05-11 Ei-transparentti datasiirto matkaviestinverkossa
PCT/FI1999/000386 WO1999059354A2 (en) 1998-05-11 1999-05-10 Non-transparent data transmission in mobile communication network

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002515708A true JP2002515708A (ja) 2002-05-28
JP4327355B2 JP4327355B2 (ja) 2009-09-09

Family

ID=8551697

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000549049A Expired - Lifetime JP4327355B2 (ja) 1998-05-11 1999-05-10 移動通信ネットワークの非透過的データ送信

Country Status (10)

Country Link
US (1) US6594486B1 (ja)
EP (1) EP1078539B1 (ja)
JP (1) JP4327355B2 (ja)
AT (1) ATE399440T1 (ja)
AU (1) AU4042299A (ja)
DE (1) DE69938963D1 (ja)
ES (1) ES2310038T3 (ja)
FI (1) FI107364B (ja)
PT (1) PT1078539E (ja)
WO (1) WO1999059354A2 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FI981407A (fi) * 1998-05-11 1999-11-12 Nokia Networks Oy Handover ja verkkosovitus radiojärjestelmässä
US6853648B1 (en) * 1999-09-08 2005-02-08 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method, apparatus, and system for enabling communication between second generation and third generation packet data networks
US7149193B2 (en) * 1999-12-15 2006-12-12 Nortel Networks Limited Dynamic, dual-mode wireless network architecture with a split layer 2 protocol
EP1122959A1 (en) * 2000-02-03 2001-08-08 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson Handling of circuit-switched data services in IP-based GSM networks
ATE425647T1 (de) * 2001-02-22 2009-03-15 Ericsson Telefon Ab L M Verfahren zum anpassen einer anzahl von trägern an einen dienst
FR2827452B1 (fr) * 2001-07-16 2003-12-05 Nortel Networks Ltd Procede de communication de flux atm, et relais pour la mise en oeuvre du procede
FI112141B (fi) * 2001-08-23 2003-10-31 Nokia Corp Ei-transparentti datasiirto matkaviestinverkossa
DE60229879D1 (de) * 2001-11-28 2008-12-24 Ericsson Telefon Ab L M Verfahren und system zur weiterübertragung
KR100466928B1 (ko) * 2001-12-29 2005-01-24 에스케이 텔레콤주식회사 듀얼 스텍 이동 통신 시스템
KR100657258B1 (ko) * 2002-07-02 2006-12-14 삼성전자주식회사 블루투스 무선 랜 연결 장치 및 방법
JP4458247B2 (ja) * 2004-05-12 2010-04-28 日本電気株式会社 無線基地局装置設定システムおよび無線基地局装置設定方法
CN1332578C (zh) * 2005-07-12 2007-08-15 上海华为技术有限公司 基站和无线网络控制器间的传输系统及其方法
CN101198150B (zh) * 2006-12-06 2012-08-15 华为技术有限公司 在多制式无线网络中实现分路传输的方法、装置及系统
ES2463095T3 (es) * 2008-02-04 2014-05-27 Lg Electronics Inc. Método de comunicación inalámbrica para transmitir una secuencia de unidades de datos entre un dispositivo inalámbrico y una red
CN101345709B (zh) * 2008-08-18 2012-02-22 中兴通讯股份有限公司 一种非透明数据业务切换的实现方法及一种td-scdma终端
DE102012207597A1 (de) * 2012-05-08 2013-11-14 Müller-BBM VibroAkustik Systeme GmbH Messsystem und Datenverarbeitungsinfrastruktur
US10051536B2 (en) * 2012-11-23 2018-08-14 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Network offloading
FR3017762A1 (fr) * 2014-02-14 2015-08-21 Orange Notification d'une information de consommation de bande passante a un fournisseur de service dans un reseau de telecommunications

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5260987A (en) * 1990-06-18 1993-11-09 Northern Telecom Limited Mobile communications
SE9401879L (sv) * 1994-05-31 1995-12-01 Ericsson Telefon Ab L M Anordning vid telekommunikationssystem
DE19541398A1 (de) * 1995-11-07 1997-05-15 Sel Alcatel Ag Netzanpassungszentrale für ein Mobilfunknetz
US5873035A (en) * 1996-01-30 1999-02-16 Motorola, Inc. Conducting handoff of a data transmission
US6167279A (en) * 1996-03-13 2000-12-26 Telcordia Technologies, Inc. Method and system for supporting PACS using a GSM mobile switching center
FI103247B1 (fi) * 1996-06-28 1999-05-14 Nokia Telecommunications Oy Menetelmä ja järjestely datapuhelun muodostamiseksi sekä sovitinlaitteisto
CA2200787A1 (en) * 1996-07-09 1998-01-09 Gregory M. Durant Mobile-assisted hand-off across multiple wireless data networks
GB9621247D0 (en) * 1996-10-11 1996-11-27 Nokia Mobile Phones Ltd Dect/gsm interworking
GB9621252D0 (en) * 1996-10-11 1996-11-27 Nokia Mobile Phones Ltd Dect/gsm interworking
US6073018A (en) * 1997-12-11 2000-06-06 Ericsson Inc System and method for interworking of wireless communication systems with ISDN networks
KR100281083B1 (ko) * 1998-01-23 2001-02-01 서평원 이동데이터단말기간무선데이터통신방법
USH1880H (en) * 1998-09-25 2000-10-03 Dsc/Celcore, Inc. System and method for processing wireless voice and data telecommunications

Also Published As

Publication number Publication date
FI981042A0 (fi) 1998-05-11
JP4327355B2 (ja) 2009-09-09
ATE399440T1 (de) 2008-07-15
PT1078539E (pt) 2008-07-09
US6594486B1 (en) 2003-07-15
EP1078539B1 (en) 2008-06-25
FI981042A (fi) 1999-11-12
FI107364B (fi) 2001-07-13
WO1999059354A3 (en) 2000-01-06
ES2310038T3 (es) 2008-12-16
DE69938963D1 (de) 2008-08-07
WO1999059354A2 (en) 1999-11-18
AU4042299A (en) 1999-11-29
EP1078539A2 (en) 2001-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6996079B1 (en) Handover and interworking in radio system
US5949773A (en) Method for transferring a data signal in a wireless communications system
EP1625701B1 (en) Systems and methods for seamlessly roaming between a wireless wide area network and a wireless local area network
JP5335942B2 (ja) 周波数分割二重および時間分割二重通信システム間のソフトハンドオフを実行するためのシステムおよび方法
JP4327355B2 (ja) 移動通信ネットワークの非透過的データ送信
JPH11512889A (ja) 移動通信システム及びデータコールを確立する方法
JPH07500468A (ja) デジタルセル式無線ネットワークのファクシミリ送信構成
JP3448564B2 (ja) 通信制御方法及び通信システム
JPH07212818A (ja) セルラ通信システムにおけるハンドオフ方法
JP2002524942A (ja) パケット交換データのcdma伝送
JP2003501906A (ja) 送信及び相互接続方法
JP2003502963A (ja) パケット交換トラフィックを中継する無線システムにおいて接続を確立する方法
US20050099998A1 (en) System and method for establishing mobile station-to-mobile station packet data calls between mobile stations in different wireless networks
JP2000500300A (ja) 移動通信ネットワークへの固定ネットワークプロトコルの適用
JP2003503980A (ja) テレコミュニケーションネットワーク及びルーティング方法
EP1112665B1 (en) Procedure to obtain a communication route between a transmitting computer and a mobile gprs-node via ggsn
EP1023783B1 (en) Method and system for transmitting a data communication from a calling communication unit
US20070165600A1 (en) Method for management of communications, telecommunication system for carrying out said method and associated equipment
JP2002504780A (ja) 移動ステーションからtcp/ipネットワークへの高速アクセス
JP2003526997A (ja) サービス情報伝送方法及び無線システム
US20020013151A1 (en) Wireless communication apparatus
KR100581267B1 (ko) Umts 회선 교환 데이터 사용자 플레인
EP1175798B1 (en) Transmission of gsm circuit-switched data over a cdma link
JP2003513568A (ja) 移動通信ネットワークにおけるパケットベースによる通信のためにメディアパケットをスイッチするためのシステムと方法
WO1998042153A2 (en) Method for establishing an incoming connection in a data transfer system and a terminal

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060509

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060509

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081009

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081014

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090114

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090121

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090413

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090518

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090611

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130619

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term