JPH09189136A - ナット、建物の補修方法及び基礎部構造 - Google Patents

ナット、建物の補修方法及び基礎部構造

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JPH09189136A
JPH09189136A JP410396A JP410396A JPH09189136A JP H09189136 A JPH09189136 A JP H09189136A JP 410396 A JP410396 A JP 410396A JP 410396 A JP410396 A JP 410396A JP H09189136 A JPH09189136 A JP H09189136A
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JP
Japan
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nut
foundation
building
floor beam
bolt
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JP410396A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Nakamura
嘉宏 中村
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 間隔が狭い間であっても、ボルト同士の継ぎ
足しが可能なナット、及びこのナットを用いた建物の補
修方法及び基礎部構造を提供する。 【解決手段】 軸方向での両端面が平坦な六角ナット部
13と円柱状の丸ナット部12とが、それぞれの軸心を
同一にして一体に形成されたナット10であって、上記
丸ナット部12の外径が六角ナット部13の対向辺間の
距離より小さく設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅等建物等の構
築に用いられるナット、建物の補修方法及び基礎部構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、長さのあるナット、所謂高ナット
は、住宅等の建物等の構築や補修に際して、ボルトの接
続用として用いられてきた(実開昭63−107994
号公報、実開平1−56742号公報)。この高ナット
は、例えば図7に示すようにして使用される。即ち、住
宅等の建物において、建物の基準レベルを調整する際
に、上方の構造材である床梁100の高さを調整して基
礎200との間隔を設け、基礎200より突出したアン
カーボルト300に別途にボルト400を用い、六角高
ナット500により継ぎ足して床梁100を基礎200
に固定するような場合に用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような高ナットの使用例において、図8に示すように、
基礎200から突出するアンカーボルト300の先端と
床梁100の下面までの距離H2 が狭い時には、高ナッ
トを介入させる余裕がなく、建物を持ち上げる必要があ
る。又、H1 より高さの低い高ナットをどうにかして用
いたとしても、強度上必要な螺着ネジ山数が確保できな
いといった問題がある。
【0004】本発明は、上記のこのような問題点に着目
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、間隔が狭い間であっても、ボル
ト同士の継ぎ足しが可能なナット、及びこのナットを用
いた建物の補修方法及び基礎部構造を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
ナットにおいては、軸方向での両端面が平坦な六角ナッ
ト部と円柱状の丸ナット部とが、それぞれの軸心を同一
にして一体に形成されたナットであって、上記丸ナット
部の外径が六角ナット部の対向辺間の距離より小さく設
けられていることを特徴とする。
【0006】請求項2記載の本発明の建物の補修方法に
おいては、基礎の沈下により、建物の床梁をジャッキア
ップして基準レベルに復帰させる建物の補修方法におい
て、上記床梁を浮かせた状態にして、基礎上面に突出す
るアンカーボルトに請求項1記載の上記ナットの六角ナ
ット部を螺着し、床梁のボルト孔に上記ナットの丸ナッ
ト部を貫通させるとともに、基準レベルの位置調整を行
い、しかる後、ボルトを上記ナットの丸ナット部に締結
して床梁を基礎に固定することを特徴とする。
【0007】請求項3記載の本発明の建物の基礎部構造
においては、基礎の上面に突出するアンカーボルトに六
角ナット部側より螺着された請求項1記載の上記ナット
の丸ナット部が床梁のボルト孔に挿通され、基準レベル
の位置調整が行われた上、ボルトが上記ナットの丸ナッ
ト部に締結されて床梁が基礎に固定されていることを特
徴とする。
【0008】請求項4記載の本発明の建物の基礎部構造
においては、請求項1記載の上記ナットの丸ナット部が
床梁のボルト孔に貫通され、基礎の上面に突出するアン
カーボルトに締結されていることを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1記載の本発明のナットにおいては、軸
方向での両端面が平坦な六角ナット部と円柱状の丸ナッ
ト部とが、それぞれの軸心を同一にして一体に形成され
たナットであって、上記丸ナット部の外径が六角ナット
部の対向辺間の距離より小さく設けられているので、六
角ナット部を本来のナットとしてのボルトの締め付けに
用いる他、丸ナット部をボルト孔等の丸孔に挿通して回
動させることができるので、使用範囲を大幅に拡大する
ことが可能である。
【0010】請求項2記載の本発明の建物の補修方法に
おいては、床梁を浮かせた状態にして、基礎上面に突出
するアンカーボルトに請求項1記載の上記ナットの六角
ナット部を螺着し、上記ナットの丸ナット部を床梁のボ
ルト孔(丸孔)に貫通させ、ボルトを上記ナットの丸ナ
ット部に締結するようにしたので、基礎上面と床梁の下
面との距離の如何に係わらず、建物の床梁の基準レベル
の調整を行うことが可能である。
【0011】請求項3記載の本発明の建物の基礎部構造
においては、基礎の上面に突出するアンカーボルトに六
角ナット部側より螺着された請求項1記載の上記ナット
の丸ナット部が床梁のボルト孔に挿通され、ボルトが上
記ナットの丸ナット部に締結されるようになっているの
で、基礎上面と床梁の下面との距離を上記ナットにより
行うようにしたり、或いは、上記ナットの丸ナット部に
必要に応じてスペーサー等を敷設して床梁を基礎に固定
することができ、基礎への床梁の固定や、基準レべルの
補修の構造として好適である。。
【0012】請求項4記載の本発明の建物の基礎部構造
においては、請求項1記載の上記ナットの丸ナット部が
床梁のボルト孔に貫通され、基礎の上面に突出するアン
カーボルトに締結されているので、余分な継ぎ足しのた
めのボルト等を用いる必要がなく、基礎への床梁の固定
や、基準レべルの補修の構造として好適である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明のナットの一例を
示す斜視図である。図1において、このナット10は、
両端面13a、13bが平坦な短尺の六角ナット部13
と、この六角ナット部13の対向する辺間の距離Lより
小さい直径Dの長尺の丸ナット部12とが軸心を同一線
として一体に形成されたものであり、従来の高ナットと
ほぼ同様の高さを有し、中心部には雌ネジ11が貫通し
て設けられている。
【0014】即ち、このような構造とすることにより、
上記丸ナット部12は、建物の構造材のボルト孔等に挿
通されて回動することが可能であり、又、六角ナット部
13は、ナットとしての締め付け作業を行うことができ
る。従って、ボルト等を継ぎ足す任意の空間において、
従来の六角高ナットと違って、対応性が向上したものと
なっている。
【0015】例えば、丸ナット部12でボルトに対する
継ぎ足しに強度上必要な螺着のネジ山数を確保すること
ができるとともに、六角ナット部13を締め付けの作業
に利用できるため、ボルトの接続部の間隔が狭い場合で
あっても、又、広い場合であっても任意に対応でき、場
合によっては締結側の六角ボルトの代わりとして用いる
ことも可能である。
【0016】(実施例1)図2は、本発明の建物の補修
方法の一例を示す断面図である。本実施例は、地盤沈下
等に伴って建物基礎が沈下したために、建物の床梁をジ
ャッキアップして基準レベルに復帰させる建物の補修方
法の例であり、本発明の上記ナットを用いた補修方法の
一例を示すものであり、この補修に際しては、従来のボ
ルト孔を拡大して行うものである。
【0017】図2において、建物の基礎21の上面に
は、アンカーボルト22が突出して設けられている。
又、23aは、上記基礎21の上面においてジャッキ等
を用いて浮上させた床梁23の下フランジである。
【0018】この下フランジ23aには、本来アンカー
ボルト22が貫通されていたボルト孔23bが設けられ
ており、このボルト孔23bに床梁23の基準レベルを
調整するため、ナット10の丸ナット部12が挿通され
ている。このナット10は、六角ナット部13を回転さ
せてアンカーボルト22に強度上必要なネジ山数を確保
して螺着されるとともに、床梁23の基準レベルが調整
された状態となされている。
【0019】上記ナット10の丸ナット部12の突出高
さは、アンカーボルト22の突出高さと、ボルト25の
ネジ部の高さによるものであり、ボルト孔23bより突
出する場合には、その調整のために、丸ナット部12の
突出高さに合わせて、スペーサー24が敷設されてい
る。この状態で、頭が大きいボルト25をナット10の
丸ナット部12に締結することにより、上記スペーサー
24がボルト25の頭で押さえ付けられながら、床梁2
3は基礎21に固定され、床梁23の基準レベルが調整
されて、建物の補修が完了される。
【0020】(実施例2)図3は、本発明の建物の基礎
部構造の一例を示す断面図である。本実施例は、地盤沈
下等に伴って建物基礎が沈下したために、建物の床梁を
ジャッキアップして基準レベルに復帰させた場合の建物
の基礎部構造の例であり、本発明の上記ナットを用いた
場合の一例を示すものであり、この補修に際しては、従
来のボルト孔を拡大して行うものである。
【0021】図3において、建物の基礎31の上面に
は、アンカーボルト32が突出して設けられている。
又、33aは、上記基礎31の上面においてジャッキ等
を用いて浮上させた床梁33の下フランジである。
【0022】この下フランジ33aには、本来アンカー
ボルト32が貫通されていたボルト孔33bが設けられ
ており、このボルト孔33bに床梁33の基準レベルを
調整するため、ナット10の丸ナット部12が挿通され
ている。このナット10は、六角ナット部13を回転さ
せてアンカーボルト32に強度上必要なネジ山数を確保
し、六角ナット部13の下面を基礎31の上面に当接指
せた状態で螺着されるとともに、床梁33の基準レベル
が調整された状態となされている。
【0023】上記ナット10の丸ナット部12のボルト
孔33bよりの突出高さは、アンカーボルト32の突出
高さと、ボルト35のネジ部の高さによるものであり、
ボルト孔33bより突出する場合には、その調整のため
に、丸ナット部12の突出高さに合わせて、スペーサー
34が敷設されている。この状態で、頭の大きいボルト
35をナット10の丸ナット部12に締結することによ
り、ボルト35の頭によりスペーサー34が押さえ付け
られた状態で、床梁33は基礎31に固定され、床梁3
3の基準レベルが調整されて、建物の補修が完了され
る。この実施例は、基礎31の上面と床梁33の下フラ
ンジ33aとの間隔が狭い場合であり、ナット10は、
基礎31の上方に浮上することなく、基礎31の上面に
六角ナット部13が当接された状態となった場合であ
る。
【0024】(実施例3)図4は、本発明の建物の基礎
部構造の一例を示す断面図である。本実施例は、地盤沈
下等に伴って建物基礎が沈下したために、建物の床梁を
ジャッキアップして基準レベルに復帰させた場合の建物
の基礎部構造の例であり、本発明の上記ナットを用いた
場合の一例を示すものである。図4において、建物の基
礎41の上面には、アンカーボルト42が突出して設け
られている。又、43aは、上記基礎41の上面におい
てジャッキ等を用いて浮上させた床梁43の下フランジ
である。
【0025】この下フランジ43aには、本来アンカー
ボルト42が貫通されていたボルト孔43bが設けられ
ている。
【0026】ナット10は、六角ナット部13を回転さ
せてアンカーボルト42に強度上必要なネジ山数を確保
し、六角ナット部13の下面を基礎41の上面より浮上
させた位置に螺着されるとともに、床梁43は基準レベ
ルが調整された状態となされている。 この状態では、
ナット10の上端と床梁43の下フランジ43aの下面
との間には、隙間が残った状態となっている。
【0027】この状態で、ボルト44をナット10の丸
ナット部に締結することにより、床梁43は基礎41に
固定され、床梁43の基準レベルが調整されて、建物の
補修が完了される。この実施例は、基礎41の上面と床
梁43の下フランジ43aとの間隔が特に広い場合であ
り、ナット10は、基礎41の上方に浮上した状態で用
いられた例である。
【0028】(実施例4)図5は、本発明の建物の基礎
部構造の一例を示す断面図である。本実施例は、地盤沈
下等に伴って建物基礎が沈下したために、建物の床梁を
ジャッキアップして基準レベルに復帰させた場合の建物
の基礎部構造の例であり、本発明の上記ナットを用いた
場合の一例を示すものである。図5において、建物の基
礎51の上面には、アンカーボルト52が突出して設け
られている。又、53aは、上記基礎51の上面におい
てジャッキ等を用いて浮上させた床梁53の下フランジ
である。
【0029】この下フランジ53aには、本来アンカー
ボルト52が貫通されていたボルト孔53bが設けられ
ている。
【0030】本実施例は、建物の基準レベルの調整によ
り床梁が上方に移動されたため、本来であれば、アンカ
ーボルト52の頂部が下フランジ53aの上方に突出
し、従来の六角ナットによって締結されていたわけであ
るが、これが不可能となったための対応を示すものであ
る。
【0031】即ち、本発明のナット10は、丸ナット部
12を下にしてボルト孔53bよりアンカーボルト52
に向かって挿通され、頂部の六角ナット部13を回転さ
せてアンカーボルト52に強度上必要なネジ山数を確保
し、六角ナット部13の下面を下フランジ53aに当接
させた状態で、床梁53を基礎51に固定したものであ
る。
【0032】このようにして、ナット10をアンカーボ
ルト52に直接締結することにより、床梁53は基礎5
1に固定され、床梁53の基準レベルが調整されて、建
物の補修が完了される。この実施例は、基礎51の上面
と床梁53の下フランジ53aとの間隔が比較的に狭い
場合に適用されて好適である。
【0033】(実施例5)図6は、本発明の建物の基礎
部構造の一例を示す断面図である。本実施例は、上記実
施例と同様、地盤沈下等に伴って建物基礎が沈下したた
めに、建物の床梁をジャッキアップして基準レベルに復
帰させた場合の建物の基礎部構造の例であり、本発明の
上記ナットを用いた場合の一例を示すものである。図6
において、建物の基礎61の上面には、アンカーボルト
62が突出し、且つ、上記基礎61の上面においてジャ
ッキ等を用いて浮上させた床梁63の下フランジのボル
ト孔63bを貫通した状態となっている。
【0034】本実施例は、下フランジ63aのボルト孔
63bには、本来アンカーボルト62が貫通され、従来
の六角ナットにより締結されていたが、床梁63の基準
レベルを調整するために取り外され、これに代わって本
発明のナット10が用いられた例を示すものである。
【0035】即ち、本発明のナット10は、丸ナット部
12を下にしてボルト孔63bよりアンカーボルト62
に螺着され、六角ナット部13の下面を下フランジ53
aに当接させた状態で、床梁53を基礎51に固定した
ものである。
【0036】このようにして、ナット10をアンカーボ
ルト62に直接締結することにより、床梁63は基礎6
1に固定され、床梁63の基準レベルが調整されて、建
物の補修が完了される。この実施例は、基礎51の上面
に突出するアンカーボルト62が長く、床梁53の下フ
ランジ53aの上方に十分な長さを残して突出した場合
に適用された例を示すものであり、アンカーボルト62
にナット10の雌ネジ11が完全に螺着され、締結に必
要な強度は、従来の六角ナットに比較して十二分に確保
されている。
【0037】以上、本発明のナット10を用いた建物の
補修方法、及びその基礎部構造の数例を説明したが、こ
れらの建物の補修方法、及びその基礎部構造上記実施例
に限定されるものではなく、全ての変形例は、本発明の
範疇に包含されるものである。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の本発明のナットにおいて
は、軸方向での両端面が平坦な六角ナット部と円柱状の
丸ナット部とが、それぞれの軸心を同一にして一体に形
成されたナットであって、上記丸ナット部の外径が六角
ナット部の対向辺間の距離より小さく設けられているの
で、六角ナット部を本来のナットとしてのボルトの締め
付けに用いる他、丸ナット部をボルト孔等の丸孔に挿通
して回動させることができるので、使用範囲を大幅に拡
大することが可能である。
【0039】請求項2記載の本発明の建物の補修方法に
おいては、床梁を浮かせた状態にして、基礎上面に突出
するアンカーボルトに請求項1記載の上記ナットの六角
ナット部を螺着し、上記ナットの丸ナット部を床梁のボ
ルト孔(丸孔)に貫通させ、ボルトを上記ナットの丸ナ
ット部に締結するようにしたので、基礎上面と床梁の下
面との距離の如何に係わらず、建物の床梁の基準レベル
の調整を行うことが可能である。
【0040】請求項3記載の本発明の建物の基礎部構造
においては、基礎の上面に突出するアンカーボルトに六
角ナット部側より螺着された請求項1記載の上記ナット
の丸ナット部が床梁のボルト孔に挿通され、ボルトが上
記ナットの丸ナット部に締結されるようになっているの
で、基礎上面と床梁の下面との距離を上記ナットにより
行うようにしたり、或いは、上記ナットの丸ナット部に
必要に応じてスペーサー等を敷設して床梁を基礎に固定
することができ、基礎への床梁の固定や、基準レべルの
補修の構造として好適である。。
【0041】請求項4記載の本発明の建物の基礎部構造
においては、請求項1記載の上記ナットの丸ナット部が
床梁のボルト孔に貫通され、基礎の上面に突出するアン
カーボルトに締結されているので、余分な継ぎ足しのた
めのボルト等を用いる必要がなく、基礎への床梁の固定
や、基準レべルの補修の構造として好適である。従っ
て、ナット、建物の補修方法及び基礎部構造として好適
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のナットの一例を示す斜視図。
【図2】本発明の建物の補修方法の一例を示す断面図。
【図3】本発明の建物の基礎部構造の一例を示す断面
図。
【図4】本発明の建物の基礎部構造の一例を示す断面
図。
【図5】本発明の建物の基礎部構造の一例を示す断面
図。
【図6】本発明の建物の基礎部構造の一例を示す断面
図。
【図7】従来の高ナットの使用例を示す断面図。
【図8】従来の高ナットの使用例を説明する断面図。
【符号の説明】
10 ナット 11 雌ネジ 12 丸ナット部 13 六角ナット部 21、31、41、51、61 基礎 22、32、42、52、62 アンカーボ
ルト 23、33、43、53、63 床梁 23a、33a、43a、53a、63a 下フランジ 23b、33b、43b、53b、63b ボルト孔 24、34 スペーサー 25、35 ボルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向での両端面が平坦な六角ナット部
    と円柱状の丸ナット部とが、それぞれの軸心を同一にし
    て一体に形成されたナットであって、上記丸ナット部の
    外径が六角ナット部の対向辺間の距離より小さく設けら
    れていることを特徴とするナット。
  2. 【請求項2】 基礎の沈下により、建物の床梁をジャッ
    キアップして基準レベルに復帰させる建物の補修方法に
    おいて、上記床梁を浮かせた状態にして、基礎上面に突
    出するアンカーボルトに請求項1記載の上記ナットの六
    角ナット部を螺着し、床梁のボルト孔に上記ナットの丸
    ナット部を貫通させるとともに、基準レベルの位置調整
    を行い、しかる後、ボルトを上記ナットの丸ナット部に
    締結して床梁を基礎に固定することを特徴とする建物の
    補修方法。
  3. 【請求項3】 基礎の上面に突出するアンカーボルトに
    六角ナット部側より螺着された請求項1記載の上記ナッ
    トの丸ナット部が床梁のボルト孔に挿通され、基準レベ
    ルの位置調整が行われた上、ボルトが上記ナットの丸ナ
    ット部に締結されて床梁が基礎に固定されていることを
    特徴とする建物の基礎部構造。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の上記ナットの丸ナット部
    が床梁のボルト孔に貫通され、基礎の上面に突出するア
    ンカーボルトに締結されていることを特徴とする建物の
    基礎部構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018204419A (ja) * 2017-01-25 2018-12-27 オリエンタル白石株式会社 既設コンクリート桁の支承取替工法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018204419A (ja) * 2017-01-25 2018-12-27 オリエンタル白石株式会社 既設コンクリート桁の支承取替工法

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