JPH09189084A - 可変式遮音壁 - Google Patents

可変式遮音壁

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Publication number
JPH09189084A
JPH09189084A JP8019407A JP1940796A JPH09189084A JP H09189084 A JPH09189084 A JP H09189084A JP 8019407 A JP8019407 A JP 8019407A JP 1940796 A JP1940796 A JP 1940796A JP H09189084 A JPH09189084 A JP H09189084A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
insulation wall
sound insulation
reflecting
connecting means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8019407A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomooki Kotani
朋央貴 小谷
Shigeki Wataya
重規 綿谷
Yukio Urushido
幸雄 漆戸
Masaaki Suga
昌昭 須賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujita Corp filed Critical Fujita Corp
Priority to JP8019407A priority Critical patent/JPH09189084A/ja
Publication of JPH09189084A publication Critical patent/JPH09189084A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
  • Building Environments (AREA)
  • Fencing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遮音効率が良く、舞台反射板として音を客席
に有効に反射させることが可能で、屋外イベント広場の
空間の利用形態にフレキシビリティがあり、景観を損な
わない屋外イベント施設等の遮音壁を提供する。 【解決手段】 基板1に立設した反射板2の上に複数枚
の反射板3、5、6を回転自在な連結手段4で連結し、
基板1の下に収納ボックス7を設けて、昇降手段8によ
り基板1と複数の反射板とを収納ボックス7内に収納で
きるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋外劇場で催され
る音楽会のように、限られた時間または期間のみに発生
する騒音を遮蔽するのに供する屋外イベント施設等の遮
音壁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、屋外イベント施設等の遮音壁は、
限られた時間または期間のみに発生する騒音や限られた
時間または期間内で騒音レベルが大きく変化する騒音を
反射させて遮音するため、屋外イベント施設等を囲繞す
るように地上に固定して遮音壁を設けている。その遮音
壁は、ある目標とする騒音低減量によって算定された一
定の高さで構築され、所定の防音効果が得られるものと
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記、従来の遮音壁
は、所定の防音効果が得られる高さで屋外イベント施設
等を囲繞するよう地上に固定して設けられているので、
より多くの減音量を必要とする場合には所定の防音効果
が得られず周辺に騒音を伝播させるとともに、舞台の反
射板としては音を客席に有効に反射させることが出来な
いという問題があった。また、遮音壁が固定されている
ため舞台の位置が制限される等、空間の利用形態にフレ
キシビリティを欠き、高い遮音壁が視界を遮断して屋外
イベント広場の景観上も好ましくないという問題があっ
た。本発明は、前記従来技術の問題点に鑑みて提案され
たもので、その目的とするところは、遮音効率が良く、
舞台反射板として音を客席に有効に反射させることが可
能で、屋外イベント広場の空間の利用形態にフレキシビ
リティがあり、景観を損なわない屋外イベント施設等の
遮音壁を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成した屋外イベント施設等の可変式遮音壁である。その
可変式遮音壁は、基板に立設した反射又は吸音板の上端
に複数枚の反射又は吸音板を次々に水平方向軸の回りに
回転自在な連結手段を介して連結し、複数の反射又は吸
音板の角度調整をできるようにしたことを特徴とする。
また基板の下に収納ボックスを設ければ、基板及び複数
枚の反射又は吸音板を収納ボックス内に収納することが
できる。さらに収納ボックスの下に昇降手段を設けて、
昇降手段の一端を基板に連結すれば、昇降手段の作動に
より複数の反射又は吸音板を収納ボックス内に容易に出
し入れすることができる。
【0005】本発明によれば、可変式遮音壁を構成する
各反射又は吸音板が回転自在な連結手段で連結されてい
るので、連結手段を操作して各反射又は吸音板を所定の
角度に屈折して騒音を所定の方向に反射させ、あるすは
吸音することが可能である。また、可変式遮音壁を地中
に埋設した収納ボックス内に下降させることにより、可
変式遮音壁を地中に収納することが出来、また昇降手段
を操作して可変式遮音壁の高さを調整することができ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図1乃至図3
により説明する。図1は、屋外イベント施設の可変式遮
音壁の一実施例を示しており、基板1上に設けた反射板
2の上に複数の反射板がそれぞれ回転自在な連結手段4
を介して連結されて、各反射板が連結手段4の回りに角
度調整できるように構成されている。なお、各反射板の
代わりに吸音性のある板材を使用することにより、可変
式吸音壁とすることができる。可変式遮音壁は、平板状
の基板1の表面長手方向の中央部に、短冊状の一段目の
反射板2の長手方向下側面を固定して立設する。その反
射板2の上側面に、短冊状の二段目の反射板3の下側面
を連結手段4で連結する。なお連結手段4は、水平方向
軸の回りに回転可能であって、任意の角度に回転させて
その角度位置で保持できるように構成されているが、所
定の角度位置に固定させるロック部材を設けるようにし
てもよい。以下同様にして二段目の反射板3と三段目の
反射板5及び三段目の反射板5と四段目の反射板6を連
結手段4で連結して構成されている。そして、連結手段
4を操作して回転させることにより、反射板3、5、6
を所定の角度に屈折して騒音を所定の方向に反射させる
ようにしている。なお、本事例では、可変遮音壁は鋼製
パネル製の四枚の反射板で構成されているが、反射板の
材質や枚数や形状及び寸法等は任意に設計することが出
来る。
【0007】基板1の下には、地中に配置される収納ボ
ックス7が設けられて、基板1及び複数の反射板2、
3、5、6が収納されるようになっている。収納ボック
ス7は、可変式遮音壁の基板1が水平を保って下降でき
る平面寸法で、複数の反射板を地中内に収納する深さを
有するボックス状の形状をしており、コンクリート製の
側壁11と底板12及び鋼製で開放自在な蓋板13とで
構成されている。なお、収納ボックス7の材質等は収納
ボックスとしての機能を損なわない限り自由に選択して
よい。また、収納ボックス7の底板12に、排水用の孔
を設けるようにしてもよい。
【0008】基板1の下に昇降手段8が設けられ、その
昇降手段8は収納ボックスの底板12の下に配置されて
固定され、また昇降手段の作動する一端が基板1に連結
されている。昇降手段8は、例えば公知の油圧ジャッキ
を用いて内部シリンダー21の頭部を可変式遮音壁の基
板1の下面に固定し、収納ボックス7の底板12の下部
に外部シリンダー22を埋設する。そして、油圧ジャッ
キを操作して内部シリンダ21を伸縮させて可変式遮音
壁を昇降させることにより、可変式遮音壁の高さを調整
したり、地中に収納することができる。なお、昇降手段
8の代わりに、基板1を支持する支持部材を収納ボック
ス7内に設け、その取り外しにより複数の反射板を収納
ボックス7内に収納させるようにしてもよい。また、図
2では、各反射板を直立した状態で収納しているが、各
反射板を連結手段4の回りに任意角度で屈折させた状態
で収納すれば収納ボックス7の深さを小さくさせること
ができる。
【0009】図3は可変式遮音壁aの機能様態を示し、
可変式遮音壁aの直立した場合の高さH1 が目標とする
騒音低減量によって算定され所定の防音効果が得られる
直立高さと仮定すると、反射板3、5、6を騒音源Bに
対して所定の角度に屈折して騒音を所定の方向(図3の
矢印方向)に反射させて同じ防音効果が得られるように
した可変反射壁a’の高さはH2 となる。このため、直
立した可変反射壁aの高さH1 より屈折させた可変反射
壁a’の高さH2 を引いたHの高さだけ、遮音壁の高さ
を低減させることが出来る。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、可変式遮音壁を構成す
る各反射又は吸音板を所定の角度に屈折して騒音を所定
の方向に反射させあるいは吸音し、可変反射壁を昇降さ
せて遮音壁の高さを調整させるようにしたので、より多
くの減音量に対応して必要な防音効果を得ることを可能
とした。また、遮音壁の可変反射壁の各反射板を騒音源
に対して所定の角度に屈折して騒音を所定の方向に反射
させるようにしたので、舞台の反射板として音を客席に
有効に反射させることが出来き、かつ舞台の位置に応じ
て反射板の角度を変更することにより空間の利用形態に
フレキシビリティを持たせることが出来る。さらに、騒
音の発生がない時には遮音壁の可変反射壁を収納ボック
ス内に収納することにより、屋外イベント広場の視界を
遮断することがないので景観上も好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の屋外イベント施設等の可変式遮音壁の
一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1の可変式遮音壁を収納した様態を示す縦断
面図である。
【図3】図1の可変式遮音壁の機能様態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 基板 2 反射板 3 反射板 5 反射板 6 反射板 4 連結手段 7 収納ボックス 8 昇降手段
フロントページの続き (72)発明者 須賀 昌昭 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号株式 会社フジタ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋外イベント施設等で発生する騒音を遮
    蔽するのに供する遮音壁であって、基板に立設した反射
    又は吸音板の上端に複数枚の反射又は吸音板を次々に水
    平方向軸の回りに回転自在な連結手段を介して連結し、
    複数の反射又は吸音板の角度調整をできるようにしたこ
    とを特徴とする可変式遮音壁。
  2. 【請求項2】 基板の下に収納ボックスを設け、基板及
    び複数枚の反射又は吸音板を収納ボックス内に収納でき
    るようにしたことを特徴とする請求項1に記載の可変式
    遮音壁。
  3. 【請求項3】 収納ボックスの下に昇降手段を設けて、
    昇降手段の一端を基板に連結したことを特徴とする請求
    項2に記載の可変式遮音壁。
JP8019407A 1996-01-10 1996-01-10 可変式遮音壁 Pending JPH09189084A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8019407A JPH09189084A (ja) 1996-01-10 1996-01-10 可変式遮音壁

Applications Claiming Priority (1)

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JP8019407A JPH09189084A (ja) 1996-01-10 1996-01-10 可変式遮音壁

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JPH09189084A true JPH09189084A (ja) 1997-07-22

Family

ID=11998411

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JP8019407A Pending JPH09189084A (ja) 1996-01-10 1996-01-10 可変式遮音壁

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JP (1) JPH09189084A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100388920B1 (ko) * 2000-11-22 2003-06-27 엠엠기어 주식회사 다용도 음향판
JP2007304446A (ja) * 2006-05-13 2007-11-22 Yamaha Corp パーティション設備およびパーティション
JP2010229782A (ja) * 2009-03-30 2010-10-14 Kumagai Gumi Co Ltd 防音壁装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100388920B1 (ko) * 2000-11-22 2003-06-27 엠엠기어 주식회사 다용도 음향판
JP2007304446A (ja) * 2006-05-13 2007-11-22 Yamaha Corp パーティション設備およびパーティション
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