JPH09188815A - 難燃性シリコーンゴム組成物及びそれを用いた難燃性シリコーンゴム成形品 - Google Patents
難燃性シリコーンゴム組成物及びそれを用いた難燃性シリコーンゴム成形品Info
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- JPH09188815A JPH09188815A JP8017106A JP1710696A JPH09188815A JP H09188815 A JPH09188815 A JP H09188815A JP 8017106 A JP8017106 A JP 8017106A JP 1710696 A JP1710696 A JP 1710696A JP H09188815 A JPH09188815 A JP H09188815A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トランスファー成形が可能で、難燃性及び熱
伝導性に優れたシリコーンゴム組成物、及び該組成物を
硬化してなるシリコーンゴム成形品の提供。 【解決手段】 難燃性付与成分と加硫剤を含有する難燃
性シリコーンゴム組成物であって、前記加硫剤が、半減
期10時間を得るための分解温度が110℃以上の有機
過酸化物であると共に、前記難燃性付与成分として塩素
化安息香酸を含有することを特徴とする、難燃性シリコ
ーンゴム組成物、及び、該組成物を硬化してなるシリコ
ーンゴムの成形品。
伝導性に優れたシリコーンゴム組成物、及び該組成物を
硬化してなるシリコーンゴム成形品の提供。 【解決手段】 難燃性付与成分と加硫剤を含有する難燃
性シリコーンゴム組成物であって、前記加硫剤が、半減
期10時間を得るための分解温度が110℃以上の有機
過酸化物であると共に、前記難燃性付与成分として塩素
化安息香酸を含有することを特徴とする、難燃性シリコ
ーンゴム組成物、及び、該組成物を硬化してなるシリコ
ーンゴムの成形品。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は難燃性シリコーンゴ
ム組成物に関し、特に熱伝導性トランスファー成形物に
おいて難燃性を付与する組成物及びその成形品に関す
る。
ム組成物に関し、特に熱伝導性トランスファー成形物に
おいて難燃性を付与する組成物及びその成形品に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ、ワードプロセッサー等の
機器内のパワートランジスタ、サイリスタを始め、I
C、LSI、CPU、MPU等の集積回路素子(以下単
に素子という)の発熱性部品は、熱の発生により特性が
低下するので、これらの部品の放熱が円滑に行われるよ
うに、電子機器内に放熱物品を設置する必要がある。し
かしながら、電子機器の高集積化に伴い、従来の冷却方
式では不十分な場合が生ずる。
機器内のパワートランジスタ、サイリスタを始め、I
C、LSI、CPU、MPU等の集積回路素子(以下単
に素子という)の発熱性部品は、熱の発生により特性が
低下するので、これらの部品の放熱が円滑に行われるよ
うに、電子機器内に放熱物品を設置する必要がある。し
かしながら、電子機器の高集積化に伴い、従来の冷却方
式では不十分な場合が生ずる。
【0003】特に近年では、携帯可能なラップトップ型
やノートブック型のパーソナルコンピュータのようにコ
ンパクト化が進むに連れ、筐体の関係で、IC、LS
I、CPU、MPU等の素子が密集するために、発熱量
が増加し、かなりの高熱となる可能性がある。また、こ
れらの電子機器ではプリント基板上に素子が設置されて
いるが、基板の材質として熱伝導性に劣るガラス補強エ
ポキシ樹脂やポリイミド樹脂が用いられるようになり、
従来のように、放熱シートを介して基板に熱を逃すこと
ができなくなったので、前記素子による発熱がカラー液
晶板に影響を与えるという欠点があった。
やノートブック型のパーソナルコンピュータのようにコ
ンパクト化が進むに連れ、筐体の関係で、IC、LS
I、CPU、MPU等の素子が密集するために、発熱量
が増加し、かなりの高熱となる可能性がある。また、こ
れらの電子機器ではプリント基板上に素子が設置されて
いるが、基板の材質として熱伝導性に劣るガラス補強エ
ポキシ樹脂やポリイミド樹脂が用いられるようになり、
従来のように、放熱シートを介して基板に熱を逃すこと
ができなくなったので、前記素子による発熱がカラー液
晶板に影響を与えるという欠点があった。
【0004】そこで、素子の放熱を円滑に行うために、
熱伝導性、耐熱性、及び難燃性に優れたシリコーンゴム
に対する需要が増大している。従来における、熱伝導性
のシリコーンゴム組成物には、オルガノポリシロキサン
に熱伝導性の良い金属粉末や金属酸化物を充填剤として
用いたり、絶縁性の必要なところではアルミナや窒化ホ
ウ素等を充填剤として用いることが多い。
熱伝導性、耐熱性、及び難燃性に優れたシリコーンゴム
に対する需要が増大している。従来における、熱伝導性
のシリコーンゴム組成物には、オルガノポリシロキサン
に熱伝導性の良い金属粉末や金属酸化物を充填剤として
用いたり、絶縁性の必要なところではアルミナや窒化ホ
ウ素等を充填剤として用いることが多い。
【0005】これらの熱伝導性シリコーンゴム組成物
は、充填剤が多いため比較的燃焼し難いものの難燃性は
まだ十分ではなく、従って、難燃性を付与するには、更
に、カーボンブラックや白金化合物等の難燃剤、及び、
ベンゾトリアゾール等の窒素化合物等、公知の難燃助剤
等を添加することが多い。
は、充填剤が多いため比較的燃焼し難いものの難燃性は
まだ十分ではなく、従って、難燃性を付与するには、更
に、カーボンブラックや白金化合物等の難燃剤、及び、
ベンゾトリアゾール等の窒素化合物等、公知の難燃助剤
等を添加することが多い。
【0006】しかしながら、これら難燃助剤の難燃性効
果は、多くのシリコーンゴムの架橋剤である有機過酸化
物に悪影響を与えるため、成形不良になったり、目的と
する硬化成形品が入手できない事態にもなる。但し、有
機過酸化物の中には、難燃剤の影響を受け難く迅速にシ
リコーンゴムを硬化させるものがあるが、この種の有機
過酸化物は、多くのシリコーンゴムの成形加工方法に適
さず、生産性が悪いという欠点があった。
果は、多くのシリコーンゴムの架橋剤である有機過酸化
物に悪影響を与えるため、成形不良になったり、目的と
する硬化成形品が入手できない事態にもなる。但し、有
機過酸化物の中には、難燃剤の影響を受け難く迅速にシ
リコーンゴムを硬化させるものがあるが、この種の有機
過酸化物は、多くのシリコーンゴムの成形加工方法に適
さず、生産性が悪いという欠点があった。
【0007】例えば、トランスファー成形を始めとする
成型法では、難燃剤の影響を受けないような硬化速度の
早い有機過酸化物を使用すると、製品部ではないランナ
ーやポット部にまで増粘が見られ、次ショットの時にス
コーチ現象が現れて、金型の細部まで材料が廻らなくな
ったり変形して不良品となり、生産性が低下するという
欠点があった。従って、各種の加工方法に用いられる有
機過酸化物に対して、悪影響を与えない難燃剤を開発す
ることが課題とされているのが現状である。
成型法では、難燃剤の影響を受けないような硬化速度の
早い有機過酸化物を使用すると、製品部ではないランナ
ーやポット部にまで増粘が見られ、次ショットの時にス
コーチ現象が現れて、金型の細部まで材料が廻らなくな
ったり変形して不良品となり、生産性が低下するという
欠点があった。従って、各種の加工方法に用いられる有
機過酸化物に対して、悪影響を与えない難燃剤を開発す
ることが課題とされているのが現状である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記の
欠点を解決すべく鋭意検討した結果、シリコーンゴム組
成物に、難燃化剤として塩素化安息香酸を用いると共
に、10時間の半減期を得るための分解温度が110℃
以上の過酸化物系架橋剤を組み合わせて用いることによ
り、トランスファー成形が可能であると共に、難燃性の
熱伝導性シリコーンゴム成形体を得る事ができることを
見い出し、本発明に至った。従って、本発明の第1の目
的は、トランスファー成形が可能であると共に、難燃性
及び熱伝導性に優れたシリコーンゴム組成物を提供する
ことにある。本発明の第2の目的は、トランスファー成
形が可能であると共に、難燃性及び熱伝導性に優れたシ
リコーンゴム成形品を提供することにある。
欠点を解決すべく鋭意検討した結果、シリコーンゴム組
成物に、難燃化剤として塩素化安息香酸を用いると共
に、10時間の半減期を得るための分解温度が110℃
以上の過酸化物系架橋剤を組み合わせて用いることによ
り、トランスファー成形が可能であると共に、難燃性の
熱伝導性シリコーンゴム成形体を得る事ができることを
見い出し、本発明に至った。従って、本発明の第1の目
的は、トランスファー成形が可能であると共に、難燃性
及び熱伝導性に優れたシリコーンゴム組成物を提供する
ことにある。本発明の第2の目的は、トランスファー成
形が可能であると共に、難燃性及び熱伝導性に優れたシ
リコーンゴム成形品を提供することにある。
【0009】
【発明が課題を解決するための手段】本発明の上記の諸
目的は、難燃性付与成分と加硫剤を含有する難燃性シリ
コーンゴム組成物であって、前記加硫剤が、半減期10
時間を得るための分解温度が110℃以上の有機過酸化
物であると共に、前記難燃性付与成分として塩素化安息
香酸を含有することを特徴とする、難燃性シリコーンゴ
ム組成物、及び、該組成物を硬化してなるシリコーンゴ
ム成形品によって達成された。
目的は、難燃性付与成分と加硫剤を含有する難燃性シリ
コーンゴム組成物であって、前記加硫剤が、半減期10
時間を得るための分解温度が110℃以上の有機過酸化
物であると共に、前記難燃性付与成分として塩素化安息
香酸を含有することを特徴とする、難燃性シリコーンゴ
ム組成物、及び、該組成物を硬化してなるシリコーンゴ
ム成形品によって達成された。
【0010】本発明における難燃性シリコーンゴム組成
物は下記の成分を含有することが好ましい。 (イ)オルガノポリシロキサン、(ロ)充填剤、(ハ)
白金化合物、(ニ)塩素化安息香酸、(ホ)半減期10
時間を得るための分解温度が110℃以上の有機過酸化
物
物は下記の成分を含有することが好ましい。 (イ)オルガノポリシロキサン、(ロ)充填剤、(ハ)
白金化合物、(ニ)塩素化安息香酸、(ホ)半減期10
時間を得るための分解温度が110℃以上の有機過酸化
物
【0011】本発明で使用する成分(イ)のオルガノポ
リシロキサンは、下記一般式で表されたオルガノポリシ
ロキサンであることが好ましい。 R1 a SiO(4-a)/2 但し、式中のR1 はメチル基、エチル基、フェニル基、
トルフルオロプロピル基、及びビニル基から選択され
た、同種、又は異種の基を表すが、その内少なくとも5
0モル%がメチル基であると共に、0〜5モル%、好ま
しくは0.001〜0.5モル%のビニル基を含有し、
aは1.9〜2.1の数を表わす。
リシロキサンは、下記一般式で表されたオルガノポリシ
ロキサンであることが好ましい。 R1 a SiO(4-a)/2 但し、式中のR1 はメチル基、エチル基、フェニル基、
トルフルオロプロピル基、及びビニル基から選択され
た、同種、又は異種の基を表すが、その内少なくとも5
0モル%がメチル基であると共に、0〜5モル%、好ま
しくは0.001〜0.5モル%のビニル基を含有し、
aは1.9〜2.1の数を表わす。
【0012】成分(イ)のオルガノポリシロキサンは、
直鎖状もしくは分岐状又はこれらの混合物の何れであっ
ても良いが、本発明においては直鎖状のオルガノポリシ
ロキサンを用いることが好ましい。また、該オルガノポ
リシロキサンは、通常の工業的重合によって得ることが
できる。その重合度は特に限定されるものではないが、
作業性や硬化物の機械的強度等の観点から、平均重合度
が300〜10,000であることが好ましい。
直鎖状もしくは分岐状又はこれらの混合物の何れであっ
ても良いが、本発明においては直鎖状のオルガノポリシ
ロキサンを用いることが好ましい。また、該オルガノポ
リシロキサンは、通常の工業的重合によって得ることが
できる。その重合度は特に限定されるものではないが、
作業性や硬化物の機械的強度等の観点から、平均重合度
が300〜10,000であることが好ましい。
【0013】本発明で使用する成分(ロ)の充填剤は、
通常シリコーンゴムコンパウドに用いられる公知のもの
の中から適宜選択して使用することができる。具体的に
は、煙霧質シルカ、沈降シリカ、溶融シリカなどの補強
性充填剤、石英粉末、珪藻土、アルミナ、窒化ほう素、
珪酸アルミ、炭酸カルシウム、酸化鉄、酸化チタン、酸
化亜鉛、カーボンブラックなどの機能性充填剤、アルミ
粉、銀粉等の金属粉、金属酸化物、及び、ウィスカー等
が挙げられる。これらは、単独で用いても、2種以上を
併用しても良い。
通常シリコーンゴムコンパウドに用いられる公知のもの
の中から適宜選択して使用することができる。具体的に
は、煙霧質シルカ、沈降シリカ、溶融シリカなどの補強
性充填剤、石英粉末、珪藻土、アルミナ、窒化ほう素、
珪酸アルミ、炭酸カルシウム、酸化鉄、酸化チタン、酸
化亜鉛、カーボンブラックなどの機能性充填剤、アルミ
粉、銀粉等の金属粉、金属酸化物、及び、ウィスカー等
が挙げられる。これらは、単独で用いても、2種以上を
併用しても良い。
【0014】また、これらの充填剤は、必要に応じて、
その表面をポリジメチルシロキサンやオクタメチルシク
ロテトラシロキサンなどのポリオルガノシロキサン類、
ヘキサメチルジシラザンや、1,1,3,3−テトラメ
チル1,3−ジビニルジシラザンなどのシラザン類、及
び、ビニルトリエトキシシランなどのオルガノシラン
類、等の有機珪素化合物で処理したものを用いることも
できる。
その表面をポリジメチルシロキサンやオクタメチルシク
ロテトラシロキサンなどのポリオルガノシロキサン類、
ヘキサメチルジシラザンや、1,1,3,3−テトラメ
チル1,3−ジビニルジシラザンなどのシラザン類、及
び、ビニルトリエトキシシランなどのオルガノシラン
類、等の有機珪素化合物で処理したものを用いることも
できる。
【0015】本発明で使用する成分(ロ)の配合量は、
成分(イ)100重量部に対して、5〜1,000重量
部であることが好ましい。また、煙霧質シリカのように
比表面積が大きいものでは5〜100重量部であること
が好ましく、比重の大きい金属粉やウィスカー、アルミ
ナのような金属酸化物等の場合は、100〜1,000
重量部であることが好ましい。特に高い熱伝導性を必要
とする場合には、窒化ほう素、アルミナ等の高熱伝導性
付与剤を、100〜1,000重量部配合することが好
ましい。
成分(イ)100重量部に対して、5〜1,000重量
部であることが好ましい。また、煙霧質シリカのように
比表面積が大きいものでは5〜100重量部であること
が好ましく、比重の大きい金属粉やウィスカー、アルミ
ナのような金属酸化物等の場合は、100〜1,000
重量部であることが好ましい。特に高い熱伝導性を必要
とする場合には、窒化ほう素、アルミナ等の高熱伝導性
付与剤を、100〜1,000重量部配合することが好
ましい。
【0016】本発明で使用する成分(ハ)の白金化合物
は、シリコーンゴムに難燃性を付与する成分であり、そ
の具体例としては、白金黒、あるいは、アルミナやシリ
カなどの単体に固体白金を担持させた化合物の他、塩化
白金酸、アルコール変性塩化白金酸、塩化白金酸とオレ
フィンとの錯体、白金とビニルシロキサンとの錯体など
が挙げられる。これらは、単独で用いても、2種以上を
併用しても良い。
は、シリコーンゴムに難燃性を付与する成分であり、そ
の具体例としては、白金黒、あるいは、アルミナやシリ
カなどの単体に固体白金を担持させた化合物の他、塩化
白金酸、アルコール変性塩化白金酸、塩化白金酸とオレ
フィンとの錯体、白金とビニルシロキサンとの錯体など
が挙げられる。これらは、単独で用いても、2種以上を
併用しても良い。
【0017】これらの触媒の使用に当たっては、比表面
積を大きくすると共に分散性を良くするために、固体触
媒である場合には、細かく砕いたり、その担体の粒子を
小さくすることが好ましく、また、その添加量は(イ)
成分に対する白金量に換算して、30〜1,000pp
mの範囲とすることが好ましい。一方、塩化白金酸やそ
のオレフィンとの錯体は、アルコール、ケトン、エーテ
ルあるいは炭化水素系などの溶剤に溶解して使用するこ
とが好ましく、その添加量は(イ)成分に対し、白金量
で1〜300ppmの範囲とすることが好ましい。
積を大きくすると共に分散性を良くするために、固体触
媒である場合には、細かく砕いたり、その担体の粒子を
小さくすることが好ましく、また、その添加量は(イ)
成分に対する白金量に換算して、30〜1,000pp
mの範囲とすることが好ましい。一方、塩化白金酸やそ
のオレフィンとの錯体は、アルコール、ケトン、エーテ
ルあるいは炭化水素系などの溶剤に溶解して使用するこ
とが好ましく、その添加量は(イ)成分に対し、白金量
で1〜300ppmの範囲とすることが好ましい。
【0018】本発明で使用する成分(ニ)の塩素化安息
香酸は、成分(ハ)と相乗的にシリコーンゴムに難燃性
を付与する成分であるが、特に、加硫速度を変えること
なく難燃性を向上させることができるので、本発明の組
成物においては必須の成分である。このような塩素化安
息香酸の中でも、特に、パラクロロ安息香酸、及び、
2,4−ジクロロ安息香酸等が本発明の難燃性シリコー
ンゴム成形品に適する。
香酸は、成分(ハ)と相乗的にシリコーンゴムに難燃性
を付与する成分であるが、特に、加硫速度を変えること
なく難燃性を向上させることができるので、本発明の組
成物においては必須の成分である。このような塩素化安
息香酸の中でも、特に、パラクロロ安息香酸、及び、
2,4−ジクロロ安息香酸等が本発明の難燃性シリコー
ンゴム成形品に適する。
【0019】また、UL規格に合格している有機過酸化
物を用いての成型が難しい場合でも、この塩素化安息香
酸を用いることにより別の有機過酸化物の使用が可能と
なり、難燃性を低下させることなく、かつ、低い加硫温
度によるスコーチを免れることができる。尚、ここ言う
UL規格とはシリコーンゴムの難燃性を判断する指標で
あり、難燃性に優れる指標はV−0、難燃性に劣る指標
はV−1で表される。
物を用いての成型が難しい場合でも、この塩素化安息香
酸を用いることにより別の有機過酸化物の使用が可能と
なり、難燃性を低下させることなく、かつ、低い加硫温
度によるスコーチを免れることができる。尚、ここ言う
UL規格とはシリコーンゴムの難燃性を判断する指標で
あり、難燃性に優れる指標はV−0、難燃性に劣る指標
はV−1で表される。
【0020】例えば、ある難燃性のシリコーンゴムコン
パウンドと2,4−ジクロロパーオキサイド(半減期1
0時間を得るための分解温度が53℃)とを組み合わせ
た場合のUL規格がV−0であっても、この組み合わせ
では加硫温度が低いので、トランスファー成型の場合な
どには、組成物のスコーチ現象が現れて、材料ロスが多
くなることがある。
パウンドと2,4−ジクロロパーオキサイド(半減期1
0時間を得るための分解温度が53℃)とを組み合わせ
た場合のUL規格がV−0であっても、この組み合わせ
では加硫温度が低いので、トランスファー成型の場合な
どには、組成物のスコーチ現象が現れて、材料ロスが多
くなることがある。
【0021】かかる場合に、後記する成分(ホ)の10
時間半減期の分解温度が110℃以上の有機過酸化物を
加硫剤として使用することが必要になる。しかしなが
ら、これらの加硫剤を使用するとトランスファー成型が
収率良く成型できるようになる一方、難燃性が低下する
ことがたびたびある。これに対して、本発明では成分
(ニ)と成分(ホ)を併用するので、加硫速度が早くな
ることも、難燃性が低下することもなく、難燃性シリコ
ーンゴム成形品を得ることができる。
時間半減期の分解温度が110℃以上の有機過酸化物を
加硫剤として使用することが必要になる。しかしなが
ら、これらの加硫剤を使用するとトランスファー成型が
収率良く成型できるようになる一方、難燃性が低下する
ことがたびたびある。これに対して、本発明では成分
(ニ)と成分(ホ)を併用するので、加硫速度が早くな
ることも、難燃性が低下することもなく、難燃性シリコ
ーンゴム成形品を得ることができる。
【0022】本発明で使用する成分(ホ)の、10時間
半減期を得るための分解温度が110℃以上の有機過酸
化物は、(イ)成分のオルガノポリシロキサンを架橋さ
せる有機過酸化物であり、その具体例は表1に挙げられ
ている。これらは、単独で用いても、2種以上を併用し
ても良い。但し、クミル系有機過酸化物は難燃性に有効
ではあるが、分解物が独特の臭いを放ち加工業者に敬遠
されがちなので、分解物がアルコール系のものであるこ
とが好ましい。かかる観点から、本発明においては、特
に2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオ
キシ)−ヘキサンを使用することが好ましい。
半減期を得るための分解温度が110℃以上の有機過酸
化物は、(イ)成分のオルガノポリシロキサンを架橋さ
せる有機過酸化物であり、その具体例は表1に挙げられ
ている。これらは、単独で用いても、2種以上を併用し
ても良い。但し、クミル系有機過酸化物は難燃性に有効
ではあるが、分解物が独特の臭いを放ち加工業者に敬遠
されがちなので、分解物がアルコール系のものであるこ
とが好ましい。かかる観点から、本発明においては、特
に2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオ
キシ)−ヘキサンを使用することが好ましい。
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の難燃性シリコーンゴム組
成物は、多くのシリコーンゴムの架橋剤である有機過酸
化物を適宜用いる事が出来るため、容易に目的とする硬
化成形品を得ることができる。また、その成形品は難燃
性に優れる上、コンピュータ、ワードプロセッサ等、特
に、携帯可能なラップトップ型やノートブック型のパー
ソナルコンピュータ等に使われている、かなりの高熱を
発する、IC、LSI、CPU、MPU等の素子の放熱
材として好適である。
成物は、多くのシリコーンゴムの架橋剤である有機過酸
化物を適宜用いる事が出来るため、容易に目的とする硬
化成形品を得ることができる。また、その成形品は難燃
性に優れる上、コンピュータ、ワードプロセッサ等、特
に、携帯可能なラップトップ型やノートブック型のパー
ソナルコンピュータ等に使われている、かなりの高熱を
発する、IC、LSI、CPU、MPU等の素子の放熱
材として好適である。
【0025】
【発明の効果】本発明の難燃性シリコーンゴム組成物
は、高温成型によって成形品を製造しても、収率を下げ
ることがない上、難燃性も良好であるので、トランスフ
ァー成型などに最適である。また、その硬化成形品は、
電子機器等の放熱材として広範囲に使用することができ
るので、コンピュータを始めとする電子機器の高性能
化、コンパクト化等を促進することに貢献することがで
きる。
は、高温成型によって成形品を製造しても、収率を下げ
ることがない上、難燃性も良好であるので、トランスフ
ァー成型などに最適である。また、その硬化成形品は、
電子機器等の放熱材として広範囲に使用することができ
るので、コンピュータを始めとする電子機器の高性能
化、コンパクト化等を促進することに貢献することがで
きる。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳述する
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
又、特に断らない限り、以下に記載する「部」は「重量
部」を意味する。尚、表中のV−0及びV−1は、前述
した難燃性の指標である。また、C−2(信越化学株式
会社製の商品名)は、半減期10時間を得るための温度
が53℃のビス・2,4−ジクロロベンゾイルパーオキ
サイドの50%オルガノポリシロキサンオイルペースト
溶液であり、C−8(信越化学株式会社製の商品名)
は、半減期10時間を得るための温度が118℃の2,
5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)
−ヘキサンの25%オルガノポリシロキサン生ゴムペー
ストである。
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
又、特に断らない限り、以下に記載する「部」は「重量
部」を意味する。尚、表中のV−0及びV−1は、前述
した難燃性の指標である。また、C−2(信越化学株式
会社製の商品名)は、半減期10時間を得るための温度
が53℃のビス・2,4−ジクロロベンゾイルパーオキ
サイドの50%オルガノポリシロキサンオイルペースト
溶液であり、C−8(信越化学株式会社製の商品名)
は、半減期10時間を得るための温度が118℃の2,
5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)
−ヘキサンの25%オルガノポリシロキサン生ゴムペー
ストである。
【0027】実施例1〜3.両末端をジメチルビニルシ
ロキシ単位で停止した、99.85%のジメチルシロキ
サン単位及び0.15モル%のメチルビニルシロキサン
単位からなると共に、平均重合度が約8,000のメチ
ルビニルポリシロキサン生ゴム100部、両末端をメチ
ルジエトキシシロキサン単位で停止した、粘度が18c
sのジメチルポリシロキサン5部、比表面積300m2
/gの煙霧質シリカをヘキサメチルジシザンにて表面処
理したシリカ30部、及び平均粒径が3μmのアルミナ
350部をニーダにて混練し、170℃で2時間熱処理
して、ベースコンパウンドを得た。
ロキシ単位で停止した、99.85%のジメチルシロキ
サン単位及び0.15モル%のメチルビニルシロキサン
単位からなると共に、平均重合度が約8,000のメチ
ルビニルポリシロキサン生ゴム100部、両末端をメチ
ルジエトキシシロキサン単位で停止した、粘度が18c
sのジメチルポリシロキサン5部、比表面積300m2
/gの煙霧質シリカをヘキサメチルジシザンにて表面処
理したシリカ30部、及び平均粒径が3μmのアルミナ
350部をニーダにて混練し、170℃で2時間熱処理
して、ベースコンパウンドを得た。
【0028】得られたベースコンパウンド100部、煙
霧質酸化チタン6部、カーボンブラック0.4部、ベン
ゾトリアゾール0.1部、及び、アルコール変性塩化白
金酸(白金濃度2%)0.6部を2本ロールにより混練
してから、加硫剤としてC−8を表2に示した配合量、
及び、添加剤として、表2に示した配合量の2,4−ジ
クロロ安息香酸を添加混練し、トランスファー成型によ
って1mmのシートを造り、UL94規格下で、難燃性
を判断する試験を行った。その結果は表2に示した通り
である。また、シート成型時に、型内スコーチの有無を
確認した。
霧質酸化チタン6部、カーボンブラック0.4部、ベン
ゾトリアゾール0.1部、及び、アルコール変性塩化白
金酸(白金濃度2%)0.6部を2本ロールにより混練
してから、加硫剤としてC−8を表2に示した配合量、
及び、添加剤として、表2に示した配合量の2,4−ジ
クロロ安息香酸を添加混練し、トランスファー成型によ
って1mmのシートを造り、UL94規格下で、難燃性
を判断する試験を行った。その結果は表2に示した通り
である。また、シート成型時に、型内スコーチの有無を
確認した。
【0029】
【表2】
【0030】比較例1〜2.添加剤及び加硫剤を表2の
ように変えた他は、実施例1〜3と全く同様にしてシー
トを作製し、難燃性試験を行った。結果は表2に示した
通りである。尚、比較例1のものの場合には、トンスフ
ァー成型金型のポット部の材料にスコーチが確認された
ため、次の成型に使用することができなかった。
ように変えた他は、実施例1〜3と全く同様にしてシー
トを作製し、難燃性試験を行った。結果は表2に示した
通りである。尚、比較例1のものの場合には、トンスフ
ァー成型金型のポット部の材料にスコーチが確認された
ため、次の成型に使用することができなかった。
【0031】実施例4.両末端をジメチルブチルシロキ
シ単位で停止した、99.85モル%のジメチルシロキ
サン単位、及び、0.15モル%のメチルビニルシロキ
サン単位からなり、平均重合度が約8,000のメチル
ビニルポリシロキサン生ゴム100部、平均粒径10μ
mの窒素ホウ素190部、及び、アルコール変性塩化白
金酸のアルコール溶液(白金濃度2%)1.0部を混練
してから、加硫剤としてC−8(信越化学株式会社製の
商品名)を2.3部、添加剤として2,4−ジクロロ安
息香酸を2.8部添加混練し、プレス成型にて1mmの
シートを造り、実施例1と全く同様の難燃性試験を行っ
た。その結果は表2に示した通りであった。
シ単位で停止した、99.85モル%のジメチルシロキ
サン単位、及び、0.15モル%のメチルビニルシロキ
サン単位からなり、平均重合度が約8,000のメチル
ビニルポリシロキサン生ゴム100部、平均粒径10μ
mの窒素ホウ素190部、及び、アルコール変性塩化白
金酸のアルコール溶液(白金濃度2%)1.0部を混練
してから、加硫剤としてC−8(信越化学株式会社製の
商品名)を2.3部、添加剤として2,4−ジクロロ安
息香酸を2.8部添加混練し、プレス成型にて1mmの
シートを造り、実施例1と全く同様の難燃性試験を行っ
た。その結果は表2に示した通りであった。
【0032】比較例3.添加剤を加えない他は、実施例
4と全く同様にしてシートを作製し、難燃性の試験を行
った。その結果は表2に示した通りであった。
4と全く同様にしてシートを作製し、難燃性の試験を行
った。その結果は表2に示した通りであった。
【0033】実施例5、6及び比較例4.両末端をジメ
チルビニルシロキシ単位で停止した、99.85%のジ
メチルシロキサン単位及び0.15モル%のメチルビニ
ルシロキサン単位からなり、平均重合度が約8,000
のメチルビニルポリシロキサン生ゴム100部、両末端
をジメチルビニルシロキシ単位で停止した、粘度が10
0,000csであるジメチルシロキサンオイル25
部、両末端をメチルジエトキシシロサン単位で停止し
た、粘度が18csのジメチルポリシロキサン5部、及
び、平均粒径3μmのアルミナ750部をニーダにて混
練し、170℃で2時間熱処理をしてベースコンパウン
ドを得た。
チルビニルシロキシ単位で停止した、99.85%のジ
メチルシロキサン単位及び0.15モル%のメチルビニ
ルシロキサン単位からなり、平均重合度が約8,000
のメチルビニルポリシロキサン生ゴム100部、両末端
をジメチルビニルシロキシ単位で停止した、粘度が10
0,000csであるジメチルシロキサンオイル25
部、両末端をメチルジエトキシシロサン単位で停止し
た、粘度が18csのジメチルポリシロキサン5部、及
び、平均粒径3μmのアルミナ750部をニーダにて混
練し、170℃で2時間熱処理をしてベースコンパウン
ドを得た。
【0034】得られたベースコンパウンド100部、及
びアルコール変性塩化白金酸(白金濃度2%)0.2部
を2本ロールにより混練してから、加硫剤としてC−2
及びC−8(信越化学株式会社製の商品名)を表2の配
合量、添加剤として2,4−ジクロロ安息香酸及びp−
クロロ安息香酸を表2の配合量となるように添加混練
し、トランスファー成型にて1mmのシートを造り、実
施例1と全く同様の難燃性試験を行った。その結果は表
2に示した通りであった。実施例5と6の難燃性はV−
0であったのに対し、比較例4の難燃性はV−1であっ
た。
びアルコール変性塩化白金酸(白金濃度2%)0.2部
を2本ロールにより混練してから、加硫剤としてC−2
及びC−8(信越化学株式会社製の商品名)を表2の配
合量、添加剤として2,4−ジクロロ安息香酸及びp−
クロロ安息香酸を表2の配合量となるように添加混練
し、トランスファー成型にて1mmのシートを造り、実
施例1と全く同様の難燃性試験を行った。その結果は表
2に示した通りであった。実施例5と6の難燃性はV−
0であったのに対し、比較例4の難燃性はV−1であっ
た。
Claims (5)
- 【請求項1】 難燃性付与成分と加硫剤を含有する難燃
性シリコーンゴム組成物であって、前記加硫剤が、半減
期10時間を得るための分解温度が110℃以上の有機
過酸化物であると共に、前記難燃性付与成分として塩素
化安息香酸を含有することを特徴とする、難燃性シリコ
ーンゴム組成物。 - 【請求項2】 下記の成分を含有する、請求項1に記載
された難燃性シリコーンゴム組成物; イ.オルガノポリシロキサン 100重量部 ロ.充填剤 5〜1,000重量部 ハ.白金化合物 1〜1,000ppm ニ.塩素化安息香酸 0.1〜15重量部 ホ.半減期10時間を得るための分解温度が110℃以
上の有機過酸化物 0.1〜20重量部 - 【請求項3】 充填剤が熱伝導性を有する金属粉、ウィ
スカー、及び、金属酸化物の中から選択される少なくと
も1種の充填剤である、請求項2に記載された難燃性シ
リコーンゴム組成物。 - 【請求項4】 塩素化安息香酸が2,4−ジクロル安息
香酸である、請求項1〜3のいずれかに記載された難燃
性シリコーンゴム組成物。 - 【請求項5】 請求項1〜4の何れかに記載された難燃
性シリコーンゴム組成物を硬化させてなる、難燃性シリ
コーンゴム成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01710696A JP3493258B2 (ja) | 1996-01-05 | 1996-01-05 | 難燃性シリコーンゴム組成物及びそれを用いた難燃性シリコーンゴム成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01710696A JP3493258B2 (ja) | 1996-01-05 | 1996-01-05 | 難燃性シリコーンゴム組成物及びそれを用いた難燃性シリコーンゴム成形品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09188815A true JPH09188815A (ja) | 1997-07-22 |
JP3493258B2 JP3493258B2 (ja) | 2004-02-03 |
Family
ID=11934788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01710696A Expired - Fee Related JP3493258B2 (ja) | 1996-01-05 | 1996-01-05 | 難燃性シリコーンゴム組成物及びそれを用いた難燃性シリコーンゴム成形品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3493258B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006182902A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 高耐熱性シリコーンゴム組成物 |
CN100374490C (zh) * | 2003-05-30 | 2008-03-12 | 信越化学工业株式会社 | Rtv导热硅橡胶组合物 |
JP2008305817A (ja) * | 2007-06-05 | 2008-12-18 | Shin Etsu Chem Co Ltd | Fpc製造用クッションシート |
JP2012096361A (ja) * | 2010-10-29 | 2012-05-24 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | シリコーン構造体の製造方法及び半導体装置 |
JP2018076423A (ja) * | 2016-11-09 | 2018-05-17 | 信越化学工業株式会社 | 熱伝導性シリコーン組成物及びその硬化物、ならびに電子装置及びその製造方法 |
-
1996
- 1996-01-05 JP JP01710696A patent/JP3493258B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|---|---|---|
CN100374490C (zh) * | 2003-05-30 | 2008-03-12 | 信越化学工业株式会社 | Rtv导热硅橡胶组合物 |
JP2006182902A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 高耐熱性シリコーンゴム組成物 |
JP2008305817A (ja) * | 2007-06-05 | 2008-12-18 | Shin Etsu Chem Co Ltd | Fpc製造用クッションシート |
JP2012096361A (ja) * | 2010-10-29 | 2012-05-24 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | シリコーン構造体の製造方法及び半導体装置 |
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---|---|
JP3493258B2 (ja) | 2004-02-03 |
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