JPH09188472A - 折った枚葉紙の処理装置 - Google Patents

折った枚葉紙の処理装置

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JPH09188472A
JPH09188472A JP8290595A JP29059596A JPH09188472A JP H09188472 A JPH09188472 A JP H09188472A JP 8290595 A JP8290595 A JP 8290595A JP 29059596 A JP29059596 A JP 29059596A JP H09188472 A JPH09188472 A JP H09188472A
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transport
path
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mounting
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Withdrawn
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JP8290595A
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Peter Lehmann
ペーター・レーマン
Ernst Luethi
エルンスト・リユチ
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Grapha Holding AG
Original Assignee
Grapha Holding AG
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    • B65H39/00—Associating, collating, or gathering articles or webs
    • B65H39/02—Associating,collating or gathering articles from several sources
    • B65H39/06—Associating,collating or gathering articles from several sources from delivery streams
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    • B65H2301/30—Orientation, displacement, position of the handled material
    • B65H2301/32—Orientation of handled material
    • B65H2301/323—Hanging
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    • B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00—Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/40—Type of handling process
    • B65H2301/44—Moving, forwarding, guiding material
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    • B65H2405/30—Other features of supports for sheets
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    • B65H2405/352—Means for moving support in closed loop

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  • Collation Of Sheets And Webs (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 通過する間に作業ステーションと捕集区間の
間で作用するのに必要なくわえ特性を簡単で確実に満た
せる、折った枚葉紙を処理する装置。 【解決手段】 載置部材４は搬送部材の上に移動可能に
支承され、載置部材の角部分８と共に搬送部材に対して
その都度運動軌跡に沿って案内される。この運動軌跡上
の作業ステーション１と協働する領域で、作業ステーシ
ョンに関する載置部材の角部分の相対速度の搬送路２に
平行に向いた成分を、搬送部材の輸送運動の作業ステー
ション１に関する相対速度より小さくなるように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、搬送路に配設さ
れた少なくとも一つの作業ステーションと、搬送路に沿
った向きの輸送運動へ駆動させる搬送部材と、サドル状
の載置部材とを用い、枚葉紙が前記載置部材の上の折り
目の領域でそれぞれ折り目の方向に延びる各載置部材の
載置部材の角部分に載せて支持され、前記載置部材が搬
送部材上で搬送路に沿ってこの搬送路に垂直に向いた載
置部材の角部分と共に相互間隔を保って順次作業ステー
ションを通過し、前記作業ステーションが通過期間中そ
の都度載置部材と協働する、折った枚葉紙を処理する装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の装置は、特に折った枚葉紙を集
め、場合によって、その後に集めた枚葉紙を仮綴じする
ために使用される。この場合、搬送路に沿って配設され
た多数の作業ステーションが枚葉紙装填部として形成さ
れ、この枚葉紙装填部により個々の枚葉紙がサドル状の
載置部材の上に載置される。搬送部材の輸送運動に関し
て上流に配置されている紙葉装填部により載置される枚
葉紙の上には、下流の隣にある枚葉紙載置部により次の
枚葉紙が載置される。こうして、枚葉紙は最終仕上がり
印刷品に関して内から外に集められる。個々の載置部材
に集めた枚葉紙の次の仮綴じは、枚葉紙装填部の下流に
配設され、仮綴じ装置として形成された作業ステーショ
ンで行われる。
【０００３】この種の装置では、一般に作業ステーショ
ンへ輸送する間にこの作業ステーションがサドル状の載
置部材と作用するという問題が生じる。生産効率を高め
るため、搬送路に固定配置しれている作業ステーション
に関して搬送部材の相対速度が小さくないので、作業ス
テーションと載置部材の間の作用領域で輸送運動を考慮
した作業ステーションの動作シーケンスの同期を生じさ
せる特別な処置が必要である。
【０００４】枚葉紙を集めるために使用される冒頭の述
べた種類の周知の装置では（欧州公開特許第 0 095 603
号明細書），枚葉紙の装填部として使用される作業ステ
ーションは搬送路に沿って整列された長手方向に延びる
くわえフィーダーの端部領域で形成されている。このく
わえ部は連続回転する牽引部材上に一定間隔に並べて送
られ、搬送路に導入すべき枚葉紙を折り目に保持する。
こうして得られたくわえフィーダーの導入運動と搬送部
材の送り運動の一様性により搬送路の方向に導入された
枚葉紙とサドル状の載置部材の間の動きに同期が生じ
る。もっとも、この構成は枚葉紙装填部として使用され
る作業ステーションの構造長さを搬送路の方向に比較的
長くするので、枚葉紙装填部が順次多数配置されている
場合、搬送路の長さが長くなる。その上、くわえフィー
ダーとサドル状の載置部材の間で作用する、枚葉紙をサ
ドル状の載置部材に移す前に開くために必要となる開放
装置が比較的複雑で壊れやすい構造を要求する。何故な
ら、開放装置はくわえフィーダーに沿って移動する枚葉
紙に開放過程を行う必要があるからである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】この発明の課題は、通
過する間に作業ステーションと捕集区間の間で作用する
のに必要なくわえ特性を簡単で確実に満たせる、冒頭に
述べた種類の装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、この発明
により、冒頭に述べた種類の装置にあって、載置部材が
搬送部材の上に移動可能に支承され、載置部材の角部分
と共に搬送部材に対してその都度運動軌跡に沿って案内
され、この運動軌跡上の作業ステーションと協働する領
域で、作業ステーションに関する載置部材の角部分の相
対速度の搬送路に平行に向いた成分が搬送部材の輸送運
動の作業ステーションに関する相対速度より小さいこと
によって解決されている。
【０００７】この発明による他の有利な構成は、特許請
求の範囲の従属請求項に記載されている。
【０００８】
【発明の実施の形態】この発明では、搬送部材にサドル
状の載置部材を通常しっかりと固定し、次いでこれ等の
載置部材を搬送部材の輸送運動の相対速度で作業ステー
ションに移すが、この固定が載置部材を搬送部材に移動
保管することに置き換えている。この移動保管は、搬送
部材の輸送運動の相対速度に比べて載置部材の相対速度
の搬送路に平行な成分を低下させる運動通路に沿ってサ
ドル状の載置部材の少なくとも角部分を案内でき、サド
ル状の載置部材が作業ステーションと協働する領域を貫
通するようにされている。相対速度の搬送路に平行な成
分の低下の程度に応じて、載置部材の滞留時間が当該装
填ステーションと作用する領域で、場合によっては、載
置部材と作業ステーションの間で一時的に相対停止する
まで、引き延ばされる。これにより、大抵の場合、載置
部材に作用する部材を再度案内する処置を作業ステーシ
ョンに設ける必要はない。特殊な場合、そのような処置
が未だ有用であるか必要である限り、相対速度が下がる
ためこれ等の処置は非常に簡単に行える。
【０００９】この発明の有利な実施態様では、載置部材
の角部分の相対速度の搬送路に平行な成分が協働領域で
ほぼ零になるまで低下するにされている。これにより、
協働領域内でその時のサドル状の載置部材の角部分が短
期間、作業ステーションに対して完全にまたはほぼ止ま
る。これは、載置部材と当該作業ステーションの間の同
期に関して特に問題になる協働期間中に利用できる。
【００１０】この発明の付加的な観点によれば、搬送部
材に載置部材を移動保管するこの種の構成も、載置部材
の角部分の移動経路が搬送路に垂直な運動成分のある部
分を有し、協働領域に載置部材の角部分が入るところで
前記運動成分が作業ステーションへ向き、載置部材の角
部分が出るところで前記運動成分が作業ステーションか
ら離れるように向くようにしている。搬送路に垂直に向
く載置部材あるいは載置部材の角部分の運動成分は、多
くの応用で、作業ステーションを搬送路に向ける作用を
支援する。作業ステーションが例えば枚葉紙の装填ステ
ーションであり、この装填ステーションにより枚葉紙を
折り目に対向する開いた側で広げ、載置部材の上に載置
する場合、作業ステーションに向く運動成分が載置部材
の角部分を広がっている枚葉紙に入れることを助ける
が、それに続く反対運動は載置部材の上にある枚葉紙を
有する載置部材を装填ステーションの作用領域から確実
に引き出す。
【００１１】載置部材を搬送部材に移動保管し、移動経
路に沿って案内を行う駆動部の構成には、種々の単純さ
あるいは複雑さの多数の可能性が考えられる。最も好ま
しい形状の選択は作業ステーションの具体的な構成およ
び所要の作業速度に合わせると効果的である。構造上特
に簡単な構成では、載置部材が搬送部材にそれぞれ載置
部材の角部分から一定間隔で、この角部分に平行に延び
る旋回軸により旋回可能に結合し、この旋回軸の周りに
載置部材がそれぞれ協働領域を通過して輸送される間、
搬送部材の送り方向とは反対に益々傾く。載置部材を送
り方向とは逆向きに傾けることを進めると、搬送部材の
送り速度の作業ステーションに対する相対速度とは逆向
きの載置部材の角部分の運動速度となる。これにより、
傾きの角速度を適当に選べば、載置部材の角部分の作業
ステーションに対する相対速度の搬送路に平行な成分が
零にむけて低下する。載置部材が搬送路に沿って作業ス
テーションと協働する領域に入る前に、載置部材は搬送
路の輸送運動に関して前方に傾く位置となるので、協働
領域を通過する間に行われる反対向きの傾きの後、搬送
路の輸送運動とは逆向きの傾き姿勢となって協働領域を
離れ、場合によっては、次の作業ステーションに達する
まで、協働領域に入るのに適した初期姿勢へ新たに傾
く。
【００１２】上記に関連して、この発明の他の有利な構
成は、旋回軸が搬送部材の上でその方向に対して垂直
に、しかも搬送路に対して垂直に移動可能に延び、載置
部材が旋回軸から一定間隔で搬送部材上に配設されてい
るクランク駆動部の旋回軸に平行なクランク軸に結合し
ていることで優れている。旋回軸の移動可能な軸受と連
動して回転するクランク軸により載置部材を案内するこ
とは載置部材の角部分の運動経路を与える。この経路は
搬送路に平行な軌道成分とこれに垂直な軌道成分を有す
る。前者は作業ステーションに対する相対速度を低下さ
せるためにあるが、後者は作業ステーションの方向ある
いはその逆方向の搬送路に垂直な載置部材の角部分の動
きを引き起こす。
【００１３】特別な実施例に基づき説明した載置部材の
上記の傾きの代わりに、載置部材の搬送路に対する角度
位置が一定に維持された移動軌跡に沿って傾きを案内す
ることもできる。これに関連して、効果的で構造上単純
な実施態様は、載置部材が搬送部材に配設された二つの
クランク駆動部の、互いに間隔をおき、載置部材の角部
分に平行で、同期してしかも搬送部材の送り方向に逆方
向に回転する二つのクランク軸にそれぞれ結合してい
る。この場合、載置部材は搬送路の方向とこれに垂直な
方向に交互に揺れ動き、載置部材の角度位置は搬送路に
対して同じように維持されている。この揺動運動の搬送
部材の送り運動とは逆の期間では、載置部材の角部分の
相対速度の搬送路に平行な成分が低下する。
【００１４】サドル状の載置部材が搬送路に対して直角
に延びている、つまり載置部材の角部分の両側で垂れ下
がる枚葉紙の側部に対して対称な中心面が搬送路に直交
して延びていると少なくとも効果的である。その時は、
二つのクランク軸を接続線が搬送路に直交して延びてい
ると効果的である。旋回・クランク機構に基づき上で例
示的に説明したように、載置部材を移動保管し、移動路
に沿って案内する種々の手段を駆動するにも、多くの可
能性が考えられる。駆動動力を搬送部材の送り運動から
引き出すと効果的である。これに適した実施例は、作業
ステーションの領域の搬送路に搬送部材に関して静止し
ている駆動経路を配置し、載置部材を結合し、運動軌跡
に沿って載置部材の駆動部として働く制御カムが搬送部
材によりその送り運動で前記駆動経路に沿って案内され
る。搬送部材と一緒に移動する制御カムが搬送部材によ
り静止している制御軌道に沿って案内されるので、制御
カムは制御軌道の曲線形状に合った動きをする。従っ
て、この動きは載置部材をその移動軌跡に沿って駆動す
るためにある。
【００１５】この発明の応用は、以下の装置で特に重要
である。つまり、少なくとも一つの作業ステーションが
枚葉紙装着部により形成され、この装着部により個々の
枚葉紙が折り目に対向する側で開き、搬送路に垂直に向
いた装着方向でそれぞれ一つの載置部材に装填される装
置および／または少なくとも一つの作業ステーションが
仮綴じ装置により形成され、この装置により載置部材の
上に載っている枚葉紙が折り目で綴じられる装置で重要
である。
【００１６】両方の場合、載置部材の角部分の相対速度
の搬送路に平行な成分の低下は搬送路に沿った搬送運動
に関して作業ステーションと捕集区間の間でほぼ停止状
態の十分に長い時間間隔を与える。このほぼ停止状態は
枚葉紙を載置部材に移す時に、あるいは綴じクランプを
セットする時に問題となる期間を通過するために利用さ
れる。こうして、早い処理速度となり、作業ステーショ
ン自体を経費のかかる方法で搬送部材の搬送運動に再導
入する必要はない。
【００１７】
【実施例】以下、図面を参照して実施例でこの発明をよ
り詳しく説明する。折り畳んだ枚葉紙を処理する装置の
実施例の図１に示す領域により、模式的に示す全紙装填
部１で形成される作業ステーションを、この全紙装填部
１の領域で直線的に進み、一点鎖線で模式的に示す搬送
路２に見ることができる。搬送路２に沿って連続的に循
環する牽引部材の形に形成されている搬送部材（図示せ
ず）が延びている。この搬送部材は搬送路２に沿って矢
印３で示す搬送運動の方向へ駆動される。
【００１８】搬送部材には、模式的に示す旋回軸５によ
りサドル状の載置部材４が相互間隔を一定に保って連結
されている。図１の最左部に示すサドル状の載置部材４
5 から分かるように、サドル状の載置部材４はほぼ中央
を折り畳んだ枚葉紙６を載せて受け入れるためにあり、
この枚葉紙６は折り目７の領域で各載置部材の前記折り
目に対して平行に延びる載置部材の角部分８の上に支持
され、載置部材の角部分８は搬送路３に垂直で、図１の
紙面に垂直に延びている。折り目７で垂れ下がっている
枚葉紙６の側部９と１０は、載置部材４の上に載ってい
る位置で、載置部材の角部分８と各旋回軸５を通過する
各載置部材４の中心面１１の両側に延びている。
【００１９】作業ステーションを形成する全紙装填部１
は、枚葉紙６を折り目７とは反対の自由な角部分１２で
開放し、その都度一つの載置部材４に移すことにより、
矢印３の方向に向いた輸送運動により生じる通過期間に
サドル状の載置部材４に作用を及ぼす。これに対して、
詳しくは、図１の全紙装填部１の図面に模式的に示すよ
うに、貯蔵マガジン１３に保管されている枚葉紙６が、
図示していないくわえ装置により貯蔵マガジン１３から
その都度最下部の枚葉紙６を引き出す引出ドラム１４に
より間引きされ、次いで開放装置１５に導入される。こ
こから、間引きされた枚葉紙６は二つの自由な角部分１
２（一方の角部分は予備折り目を形成して他方の角部分
の上に幾分突出する）で逆方向に回転する開口本体１
６，１７に配設され駆動されている加え装置（図示せ
ず）によりくわえられ、二つの自由な角部分１２が搬送
路２に沿って開口本体１６，１７の間に形成されるロー
ラ隙間１８に丁度対峙して移動するサドル状の載置部材
４3 の両側にそれぞれ配設されように、開かれる。この
運動期間には、開口本体１６，１７の制御されたくわえ
装置が開放した枚葉紙の自由な角部分１２を緩める。こ
うして、枚葉紙はローラ隙間１８を通過時に搬送路２に
垂直に延びる載置方向でサドル状の当該載置部材４に載
る。このようなローラ隙間１８を備えていない実施例で
は、開放した枚葉紙６の載置運動が重力の影響の下での
み行われ、この重力は枚葉紙６を重力の方向に見て搬送
路２の上に配置された全紙装填部１から落下させる。
【００２０】更に図１から分かることは、全紙装填部１
の方を向いた載置部材４の角部分８が、矢印３の方向に
行われる全紙装填部１を通過する間、図１で最も右にあ
る載置部材４1 に示してある角度位置から出発し、この
角度位置で中心面１１が搬送路２に直交して延び、一定
の移動軌跡に沿って案内される。これは、最初に中心面
を搬送路２に直交方向に向いている載置部材４1 が全紙
装填部１と作用する領域に入る前に、載置部材４2 に対
して示してある角度位置に傾き、この角度位置で中心面
１１が搬送路２に対して矢印３の方向に開いた鋭角をな
して延びている。その後に行われる載置部材４が作用領
域へ進入する間、この載置部材は搬送部材の輸送方向３
とは逆向きに益々戻り傾斜し、作用領域の中心では、載
置部材４ 3 に対して示してある中心面１１の直交する角
度位置に達する。更に、載置部材４が載置部材４2 に対
して示す角度位置に対してほぼ鏡面対称となっている、
載置部材４4 に対して示す角度位置で作用領域を再び離
れるまで、輸送運動とは逆向きの傾きが続く。搬送部材
の輸送運動が更に進むと、載置部材４は作用領域の外で
再び載置部材４5 に対して示す直交位置に移行する。
【００２１】それ故、載置部材の角部分８が上に説明し
た移動軌跡を通過すると、載置部材の角部分８は全紙装
填部１と作用する領域で、搬送部材の輸送運動３とは反
対に移動する。そのため、静止している全紙装填部１と
特にその静止開放装置１５に対する載置部材の角部分８
の相対速度の搬送路２に平行な向きの成分は、搬送部材
の輸送運動３の相対速度より小さく、載置部材４の傾き
運動の角速度を適当に選べば、一時的に零値まで低減さ
せることができる。これは、実際の移行期間中に当該載
置部材４3 が輸送運動３の方向に見て枚葉紙６に対して
静止していることを意味する。
【００２２】図２(a) と (b)には、載置部材４の傾き運
動が搬送路２に対して直交の向きの運動成分にも重なっ
ている場合に対して、搬送部材にサドル状の載置部材４
が保持される詳細が示してある。搬送路２に直交する図
２(a) の横断面には、先ずレール１９で案内される連続
牽引部材２０により形成される搬送部材を見ることがで
きる。この搬送部材には、図２(b) の平面図でも目視で
きる軸受板２１が運動止めされて結合している。載置部
材の角部分８に対して一定間隔を保ち、この角部分に対
して平行に配設されているサドル状の載置部材４の旋回
軸５′は軸受ローラ２２により軸受板２１内に形成され
た案内溝２３内を長手方向に案内される。この案内溝は
図２の紙面内に、しかも搬送路２に垂直に延びている。
【００２３】更に、軸受板２１にはクランク駆動部２５
の駆動される中心軸２４が回転可能に支承されている。
旋回軸５′に対して偏心して平行に延びるクランク駆動
部の偏心クランク軸２６が旋回軸５′に対して一定間隔
を保ち、これに比べて載置部材の角部分８のより近くに
ある領域で載置部材４に連結している。軸受板２１の載
置部材４とは反対側の側部には旋回軸５′に平行に延び
る回転軸２７により歯セグメント２８が回転可能に支承
され、このセグメントの歯部分２９がクランク駆動部２
５の中心軸２４に回転止めされた配設されているピニオ
ン３０に嵌まる。回転軸２７のところから延びる歯セグ
メント２８のレバー状のジブ３１はその自由端のところ
で引張部材２０に向いているこの端部の側に制御カムと
して働く案内ローラ３２を有する。このローラは作業ス
テーションのところで搬送路２に固定配置されている制
御軌跡３３に案内されて移動し、引張部材２０によりこ
の部材と連結する軸受板２１を用いて生じる制御軌跡３
３を通過する過程の間に歯セグメント２８を回転させて
制御する。こうして、クランク駆動部は作業ステーショ
ン１と作用する領域を載置部材４が通過する間、引張部
材２０の輸送運動３とは反対の載置部材の角部分８の移
動成分を引き起こす回転方向に操作され、この載置部材
の角部分８により作業ステーション１に対する相対速度
の搬送路２に平行に向く成分がほぼ値零まで低下する。
同時に、搬送路２に垂直な向きの運動成分により載置部
材の角部分８が動く。この運動成分は作業ステーション
１の作用領域に入る過程でこの作業ステーションに向く
が、作用領域から出る過程で作業ステーション１を離れ
ように向いている。この付加的な運動成分により、例え
ば全紙装填部１の場合、枚葉紙６を載置部材４に移すこ
とが更に支援される。
【００２４】図３に示す実施例では、搬送部材を形成す
る無限循環引張部材２０が模式的に細線で示してある。
これは、引張部材２０が一緒に移動するサドル状の載置
部材４と共に偏向ホィール３４により図示していない駆
動ホィールに戻される。載置部材４の各々に対して引張
部材２０に二つのクランク駆動部３５，３５′が回転止
めされて配設されている。この駆動部のクランク軸３
６，３６′はそれぞれ模式的に示す中間ホィールにより
同じ位相で駆動される。各載置部材４の角部分８に対し
て一定間隔で互いに平行なクランク軸３６，３６′は各
載置部材４に結合している。駆動が同じ位相であるた
め、二つのクランク軸３６，３６′の想定される接続線
が空間内で一定で、図３に示す実施例の場合、搬送路２
に垂直に延びている。二つのクランク軸３６，３６′の
連結点は載置部材４の中心面１１上で互いに一定間隔と
なっている。こうして、載置部材４は必ず搬送路２に対
して直交するように向いている。
【００２５】図２の場合のように、クランク駆動部３
５，３５′の駆動動力は位置決めされた制御軌跡に嵌ま
る制御カムにより運動伝達部から引張部材２０の輸送運
動へ導入される。制御軌跡は連続する各載置部材４が運
動期間中に互いに 180°ほどずれているような状態にな
っている。これは、仮綴装置３８または３８′の位置
が、図３に示すようにクランク駆動部３５，３５′の運
動期間に応じて適当に選択される限り、搬送路２０に配
置され、仮綴装置として使用される二つの作業ステーシ
ョン３８または３８′がそれぞれ傍を通過する第二の載
置部材４のそれぞにのみ仮綴状態で作用する。
【００２６】図３では、偏向ホィール３４が逆時計方向
に回転するので、載置部材４は左ら右の方向に仮綴装置
３８，３８′のところを通過する。これに反して、クラ
ンク駆動部３５，３５′は時計方向に回転する。そのた
め、載置部材４が仮綴装置３８，３８′と作用する領域
で、仮綴装置３８または３８′に関して載置部材４の相
対速度の搬送路２に平行な成分が一時的に零値に近くな
る。
【００２７】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による装
置を用いると、通過する間に作業ステーションと捕集区
間の間で作用するのに必要なくわえ特性が簡単で確実に
満たされている。
【図面の簡単な説明】
【図１】 折り曲げた枚葉紙を処理する装置のこの枚葉
紙を集めるために使用される領域を示す模式側面図、
【図２】 枚葉紙を載せて受け取るためにあるサドル状
の載置部材とその位置の断面図（ａ）とその軸受部分の
側面図（ｂ），
【図３】 折り曲げた枚葉紙を処理する装置の集めた枚
葉紙を仮綴するためにある領域を示す模式側面図。
【符号の説明】
１ 全紙装填部 ２ 搬送路 ４，４1 〜４4 載置部材 ５，５′ 旋回軸 ６ 枚葉紙 ７ 折り目 ８ 載置部材の角部分 ９，１０ 印刷側 １２ 角部分 １３ 装填マガジン １４ 引出ドラム １５ 開放装置 １６，１７ 開口部材 １８ ローラ隙間 ２０ 引張部材 ２１ 軸受板 ２２ 軸受ローラ ２３ 案内溝 ２４ 中心軸 ２５ クランク駆動部 ２７ 回転軸 ２８ 歯セグメント ２９ 歯領域 ３０ ピニオン ３１ ジブ ３２ 案内ローラ ３３ 制御軌跡 ３４ 偏向ホィール ３５，３５′ クランク駆動部 ３６，３６′ クランク軸 ３８，３８′ 作業ステーション
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成８年１２月１８日
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図１
【補正方法】変更
【補正内容】
【図１】
【手続補正２】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図２
【補正方法】変更
【補正内容】
【図２】

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 搬送路（２）に配設された少なくとも一
    つの作業ステーション（１，３８，３８′）と、搬送路
    （２）に沿った向きの輸送運動（３）へ駆動させる搬送
    部材（２０）と、サドル状の載置部材（４）とを用い、
    枚葉紙（６）が前記載置部材の上の折り目（７）の領域
    でそれぞれ折り目の方向に延びる各載置部材（４）の載
    置部材の角部分（８）に載せて支持され、前記載置部材
    が搬送部材上で搬送路（２）に沿ってこの搬送路に垂直
    に向いた載置部材の角部分（８）と共に相互間隔を保っ
    て順次作業ステーション（１，３８，３８′）を通過
    し、前記作業ステーションが通過期間中その都度載置部
    材（４）と協働する、折った枚葉紙（６）を処理する装
    置において、載置部材（４）が搬送部材（２０）の上に
    移動可能に支承され、載置部材の角部分（８）と共に搬
    送部材（２０）に対してその都度運動軌跡に沿って案内
    され、この運動軌跡上の作業ステーション（１，３８，
    ３８′）と協働する領域で、作業ステーション（１，３
    ８，３８′）に関する載置部材の角部分（８）の相対速
    度の搬送路（２）に平行に向いた成分が搬送部材（２
    ０）の輸送運動の作業ステーション（１，３８，３
    ８′）に関する相対速度より小さいことを特徴とする装
    置。
  2. 【請求項２】 載置部材の角部分（８）の相対速度の搬
    送路（２）に平行に向いた成分は、協働領域でほぼ値零
    まで低下することを特徴とする請求項１に記載の装置。
  3. 【請求項３】 載置部材の角部分（８）の運動軌跡に
    は、載置部材の角部分（８）が搬送路（２）に垂直に向
    いた運動成分を有する部分があり、前記運動成分は協働
    領域の載置部材の角部分（８）が入る領域で作業ステー
    ション（１，３８，３８′）へ向き、載置部材の角部分
    （８）が出る領域で作業ステーション（１，３８，３
    ８′）から離れるように向くことを特徴とする請求項１
    または２に記載の装置。
  4. 【請求項４】 載置部材（４）は搬送部材（２０）へそ
    れぞれ載置部材の角部分（８）から一定間隔を保ちこの
    角部分に平行に延びる旋回軸（５）により結合し、この
    旋回軸の周りで載置部材（４）が協働領域を通過して輸
    送される間、搬送部材（２０）の輸送方向（３）とは反
    対に益々傾くことを特徴とする請求項１〜３の何れか１
    項に記載の装置。
  5. 【請求項５】 旋回軸（５′）は搬送部材（２０）でそ
    の方向に垂直でしかも搬送路（２）に垂直に移動可能に
    案内され、載置部材（４）は旋回軸（５′）から一定間
    隔を保ち搬送部材に配設されたクランク駆動部（２５）
    の旋回軸（５′）に平行なクランク軸（２６）に結合し
    ていることを特徴とする請求項４に記載の装置。
  6. 【請求項６】 載置部材（４）は搬送部材（２０）に配
    設された二つのクランク駆動部（３５，３５′）の、載
    置部材の角部分（８）に平行で、同じ位相で搬送部材
    （２０）の搬送方向（３）とは逆向きに回転する互いに
    間隔を置いた二つのクランク軸（３６，３６′）に結合
    していることを特徴とする請求項１〜３の何れか１項に
    記載の装置。
  7. 【請求項７】 二つのクランク軸（３６，３６′）の接
    続線は搬送路（２）に直交して延びていることを特徴と
    する請求項６に記載の装置。
  8. 【請求項８】 作業ステーション（１，３８，３８′）
    の領域の搬送路（２）に搬送部材（２０）に関して静止
    している駆動軌跡（３３）が配設されていて、この駆動
    軌跡には載置部材（４）を結合し、運動軌跡に沿って駆
    動させるためにある制御カム（３２）が搬送部材（２
    ０）によりその輸送運動（３）で案内されることを特徴
    とする請求項１〜７の何れか１項に記載の装置。
  9. 【請求項９】 少なくとも一つの作業ステーション
    （１）は、個々の枚葉紙（６）を折り目（７）に対向す
    る側（１２）で開き、搬送路（２）に垂直な向きの装填
    方向でそれぞれ一つの載置部材に装填する枚葉紙装着部
    により形成されていることを特徴とする請求項１〜８の
    何れか１項に記載の装置。
  10. 【請求項１０】 少なくとも一つの作業ステーション
    （３８，３８′）は載置部材（４）の上に載せる枚葉紙
    （６）を折り目（７）で仮綴する仮綴装置により形成さ
    れていることを特徴とする請求項１〜９の何れか１項に
    記載の装置。
JP8290595A 1995-11-01 1996-10-31 折った枚葉紙の処理装置 Withdrawn JPH09188472A (ja)

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