JPH09188247A - 車両の連結方法 - Google Patents
車両の連結方法Info
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Landscapes
- Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
Abstract
ドに直交する方向への偏位を修正することでこれらの連
結作業を容易ならしめる。 【解決手段】 第1車両1に設けた位置確認センサ4
A,4Bにて左右方向に所定間隔をもって上記第2車両
2に設けた左右一対の検出体5A,5Bを共に検出し得
るように該第1車両1の方向を制御し、方向制御後にお
けるガイドセンサ31の基準検出位置とガイド3との偏
位量を求めてこれを第1偏位量とするとともに、該第1
偏位量に基づいて上記第1車両1と第2車両2との偏位
量を求めてこれを第2偏位量とし、しかる後、上記ガイ
ドセンサ31における上記ガイド3の検出位置を上記基
準検出位置から上記第2偏位量に相当する量だけ偏位し
た位置に変更し、この変更後の位置を基準として上記ガ
イド3に沿って上記第1車両1を走行させるとで、該第
1車両1の走行方向中心線L1と上記第2車両2の走行
方向中心線L2とを合致させてこれらを連結可能とす
る。
Description
に関し、さらに詳しくは連結作業に際しての車両相互間
の位置決め方法に関するものである。
においては、組立部品等を所定の作業ステーションへ搬
送する場合に、工場の床面に敷設した例えば磁気テープ
等で構成されるガイドにより誘導されて走行する自動搬
送車両が使用されている。この自動搬送車両としては、
自走式車両に直接荷台を設けた一体型のものと、荷台の
みを備え牽引される被牽引車両と該被牽引車両を牽引す
る自走式の牽引車両とからなる分離型のものとがある。
必要に応じて被牽引車両を牽引車両に連結するが、かか
る場合における連結方法としては例えば特開平5−13
4746号公報に開示されるように、一方の車両にソレ
ノイドを用いた被吸着具を、他方の車両に永久磁石を用
いた吸着具を設け、この両者間に作用する磁気吸引力に
より牽引車両と被牽引車両とを連結するものが知られて
いる。
牽引車両と被牽引車両とを自動的に連結する場合、その
連結形態が上掲公知例の如き磁気吸着連結方式のものは
勿論のこと、従来一般的なピン連結方式のものであって
も、これら相互間の位置決めを正確に行う必要があるこ
とに変わりはない。
めを行う方法として最も一般的な方法は、被牽引車両が
待機するラインサイドに位置決め装置を配置し該位置決
め装置にて位置決めする方法であるが、かかる位置決め
方法によれば、位置決め装置の存在そのものが組立ライ
ンの設計自由度を制限したり組立作業の邪魔になる等の
欠点があり、好ましいものとは言い難い。従って、かか
る観点からすれば、最も好適な位置決め方法は、ライン
サイド側に位置決め装置を配置することなく、相互に連
結される牽引車両と被牽引車両との間において自動的に
位置決めできるようにする方法であると言える。
車両と被牽引車両との間で自動的に位置決めするとして
も、この各車両のうち、牽引車両はガイドに誘導されて
走行するものであることから連結作業位置における車両
位置は確実にガイド上にあるが、被牽引車両は例え牽引
車両により搬送されて所定の停止位置に停止された時点
においてはガイド上に正確に位置していたとしてもその
後の荷物の積み降ろし等の作業に伴ってガイドに対して
これに直交する方向へ位置ずれしていることも多い。
自動的に位置決めし且つ連結する場合には、これに先立
って上記ガイドに直交する方向における両者間の相対的
な偏位を修正することが必要となるが、かかる連結作業
に先立っての偏位修正方法については未だ有効な提案は
何らなされていないというのが現状である。
連結作業に先立って両者間のガイドに直交する方向の偏
位を自動的に修正することでこれらの位置決め及び連結
作業を容易ならしめるようにした車両の連結方法を提案
せんとしてなされたものである。
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
敷設されたガイドからのガイド信号を車体幅方向に延び
るガイドセンサで受けて該ガイドセンサの幅方向中央に
位置する基準検出位置が上記ガイドに沿うように該ガイ
ドにより誘導されて走行する第1車両と、該第1車両に
連結されてこれに牽引される第2車両との連結方法にお
いて、停車状態にある上記第2車両に対して該第2車両
の走行方向中心線上の一方側から上記第1車両を接近さ
せて該第1車両の走行方向中心線を上記第2車両の走行
方向中心線に合致させてこれらを連結するに際して、上
記第1車両を上記ガイド上の所定位置に停止させた状態
で、該第1車両に設けた位置確認センサにて左右方向に
所定間隔をもって上記第2車両に設けた左右一対の検出
体を共に検出し得るように該第1車両の方向を制御し、
方向制御後における上記ガイドセンサの基準検出位置と
上記ガイドとの該ガイドに直交する方向への偏位量を求
めてこれを第1偏位量とするとともに、該第1偏位量に
基づいて上記第1車両と第2車両との上記ガイドに直交
する方向の偏位量を求めてこれを第2偏位量とし、しか
る後、上記ガイドセンサにおける上記ガイドの検出位置
を上記基準検出位置から上記第2偏位量に相当する量だ
け偏位した位置に変更し、この変更後の位置を基準とし
て上記ガイドに沿って上記第1車両を走行させるとで、
該第1車両の走行方向中心線と上記第2車両の走行方向
中心線とを合致させてこれらを連結可能とすることを特
徴としている。
かかる車両の連結方法において、上記位置確認センサを
光電式センサとし、上記検出体を反射板としたことを特
徴としている。
かかる車両の連結方法において、上記ガイドを磁気信号
を出力するマグネットテープとし、上記ガイドセンサを
上記マグネットテープの磁気信号を検出する磁気センサ
としたことを特徴としている。
り次のような効果が得られる。即ち、本願発明の車両の
連結方法によれば、停車状態にある被牽引車両たる第2
車両に対して該第2車両の走行方向中心線上の一方側か
ら牽引車両たる上記第1車両を接近させて該第1車両の
走行方向中心線を上記第2車両の走行方向中心線に合致
させてこれらを連結するに際して、上記第1車両をガイ
ド上の所定位置に停止させた状態で、該第1車両に設け
た位置確認センサにて左右方向に所定間隔をもって上記
第2車両に設けた左右一対の検出体を共に検出し得るよ
うに該第1車両の方向を制御する。
上に位置している場合(即ち、第2車両がガイドに直交
する方向に位置ずれしていない場合)には、上記位置確
認センサは上記第2車両側の左右一対の検出体を共に検
出する。従って、上記第1車両はその位置からそのまま
上記第2車両を連結すべく該第2車両側に走行移動する
ことで、該第2車両に対して接離方向における所定位置
に位置決めされ且つ連結される。
しているが第2車両はガイド上に位置していない場合
(即ち、第2車両がガイドに直交する方向に位置ずれし
ている場合)には、上記位置確認センサは上記第2車両
側の左右一対の検出体のうちいずれか一方しか検出しな
い。従って、上記第1車両は、上記位置確認センサによ
り上記左右一対の検出体を共に検出するように、その停
止位置において方向が変更制御され、上記一対の検出体
を共に検出した方向において制御が停止される。
れたことで、該第1車両のガイドセンサの基準検出位置
は当然にガイドからこれに直交する方向に偏位すること
になる。そこで、この偏位量を求めてこれを第1偏位量
とする。この第1偏位量が求められると、上記第1車両
と第2車両とのガイド方向の間隔は予め定めた所定間隔
に設定されており、且つ該第1車両における上記ガイド
センサの配置位置も予め所定位置に設定されているの
で、該第1偏位量と上記所定間隔及び上記ガイドセンサ
の配置位置の三者から、上記第1車両と第2車両との上
記ガイドに直交する方向における偏位量を求めてこれを
第2偏位量とする。
ドの検出位置を、上記基準検出位置から上記第2偏位量
に相当する量だけ偏位した位置に変更し、この変更後の
位置を基準として上記ガイドに沿って上記第1車両を走
行させる。従って、第1車両は、ガイドに対してこれに
直交する方向に上記第2偏位量だけ位置ずれした状態で
該ガイドと平行に走行することとなり、該第1車両の走
行方向中心線は、当初から上記ガイドに対してこれに直
交する方向へ上記第2偏位量だけ位置ずれしている上記
第2車両の走行方向中心線と合致し、両者は同一直線上
に位置する。後は、上記第1車両をそのままガイドテー
プに沿って走行させて上記第2車両に接近させること
で、該第1車両と第2車両との間の平面方向における位
置決めが行われ、最終的にこれら両者が連結されること
になる。
ば、被牽引車両たる第2車両が牽引車両たる第1車両の
走行軸線(即ち、ガイド)から側方へ偏位していたとし
ても、これら両者の連結作業に先立ってこの偏位が自動
的に修正されることで、これら両者間の平面方向におけ
る位置決めが容易ならしめられ、これら二つの車両の自
動連結作業の確実化及び迅速化が図られるものである。
結方法により相互に連結された牽引車両1と被牽引車両
2とを示している。以下、この牽引車両1及び被牽引車
両2の具体的構成を図1及び図2を参照して、またこれ
ら両者の連結方法を図3〜図5を参照して、それぞれ具
体的に説明する。
するものであって、図1及び図2に示すように、横長の
頭部11aと縦長の尾部11bとからなる略T字状の平
面形態を有する車体11を備えるとともに、該車体11
の頭部11aの左右両側には走行用モータ13により回
転駆動される駆動輪12,12が、またその尾部11b
の車幅方向中央にはキャスター式の従動輪14が、それ
ぞれ設けられ、これら各車輪12,12,13により搬
送床Gに接地し、且つ上記駆動輪12,12の回転によ
り所定方向へ走行するとともに、該左右一対の駆動輪1
2,12に回転差を与えることで所定方向へ旋回できる
ようになっている。
行方向を、上記頭部11aを先頭にして走行する方向を
「前進走行」、上記尾部11bを先頭にして走行する方
向を「後退走行」とする。また、上記一対の駆動輪1
2,12を結ぶ車輪軸線L3と上記牽引車両1の走行方
向中心線L1との交点はステアリングセンタPとされ、
該牽引車両1は上記一対の駆動輪12,12を同時に逆
方向へ回転させることで該ステアリングセンタPを中心
として「その場旋回」ができるようになっている。
御行うための各種のセンサが備えられている。即ち、車
体11の頭部11aと尾部11bとの連続部の近傍には
車幅方向に延びる後退用ガイドセンサ31が、該頭部1
1aからその前方側に延出状態で設けられたバンパー1
5には車幅方向に延びる前進用ガイドセンサ32が、ま
た該頭部11aの側部には車長方向に延びる位置センサ
33が、それぞれ設けられている。さらに、上記頭部1
1aの左右方向に所定間隔をって離間した二位置には、
左右一対の光電式センサ4A,4B(共に、特許請求の
範囲中の「位置確認センサ」に該当する)が、それぞれ
その投光光軸La,Lbが平行状態で共に尾部11b側
へ指向するようにして配置されている。
との境部分には、連結ピン機構16が設けられている。
この連結ピン機構16は、牽引車両1を後述の被牽引車
両2に対して所定の相対位置に位置決めした時点におい
てこれに連結するためのものであって、クランク機構を
介して連結駆動用モータ42により昇降駆動される連結
ピン41を備え、該連結ピン41が上昇して後述の被牽
引車両2側のストッパー23に設けたピン受孔25に嵌
入することで連結状態とされ、また該連結ピン41が下
降して上記ピン受孔25から離脱することで連結解除状
態とされる。尚、上記連結ピン41の近傍には、上記被
牽引車両2側の上記ストッパー23と当接することで該
牽引車両1と被牽引車両2との車体前後方向の位置決め
を行うとともに該ストッパー23の先端に突設した位置
決めピン24を嵌入させることで左右方向の位置決めを
行うストッパー受43が設けられている。
記各センサからの信号を受けて上記各走行用モータ1
3,13及び上記連結駆動用モータ42の作動を制御す
るための制御器6が備えられている。
に該当するものであって、長方形状の平面形態をもち荷
台として機能する車体20を備えるとともに、該車体2
0の下面の前後左右の四位置にはそれぞれキャスター式
の車輪21,21,・・を設けている。そして、この車
体20の高さは、その下面側に上記牽引車両1の車体1
1の尾部11bを進入させ得るような寸法に設定されて
いる。また、この車体20の前端面20aの車幅方向中
央位置(即ち、該被牽引車両2の走行方向中心線L2上
の位置)には、上記ストッパー23が前方に向けて突設
されるとともに、該前端面20aの上記走行方向中心線
L2を挟んで左右方向にそれぞれ等距離づつ離間した左
右二位置には、それぞれ車幅方向に延びる反射板5A,
5B(特許請求の範囲中の「検出体」に該当する)が取
り付けられている。この各反射板5A,5Bは、上記牽
引車両1側の左右一対の光電式センサ4A,4Bからそ
れぞれ投射される光を該光電式センサ4A,4B側に反
射させるものであって、その上下方向の取付位置は上記
各光電式センサ4A,4Bの取付高さと同一に設定され
ている。また、この各反射板5A,5Bの車幅方向の取
付位置は、次のように設定されている。即ち、図2に示
すように、上記牽引車両1の走行方向中心線L1と被牽
引車両2の走行方向中心線L2とが合致した状態におい
て、一方の光電式センサ4Aの光軸Laが一方の反射板
5Aの車幅方向中央寄りの端部近傍に対応し、また他方
の光電式センサ4Bの光軸Lbが他方の反射板5Bの車
幅方向中央寄りの端部近傍に対応するように設定してい
る。従って、上記牽引車両1の走行方向中心線L1と被
牽引車両2の走行方向中心線L2とが所定量以上左右方
向にずれた場合には上記一対の光電式センサ4A,4B
のうちのずれ側に位置するものからの光軸のみが反射板
5Aあるいは同5Bに対応し、かかる状態となることで
上記牽引車両1と被牽引車両2とがガイドテープ中心線
L0に直交する方向へずれていることが分かる。
向中心線L2を挟んで車幅方向に平行に対向する左右一
対の直線上における前後二位置の合計四位置には、それ
ぞれ水平面内で回動する側輪22,22,・・が設けら
れている。これら各側輪22,22,・・は、上記車体
20の下面側に上記牽引車両1の車体11の尾部11b
が進入した状態においてそれぞれ該尾部11bの側面に
近接対向し、該牽引車両1と被牽引車両2とが上記連結
ピン41を中心として水平方向に相対変位するのを規制
する如く作用する。従って、牽引車両1と被牽引車両2
とは、図1及び図2に示すように上記連結ピン41によ
り相互に連結された状態では、上記各側輪22,22,
・・の規制作用により連結状態での形態のまま一体化さ
れ、この連結形態のまま直進走行あるいは旋回走行する
ことになる。
御、及び上記被牽引車両2との相対位置の確認制御は、
上記各センサからの情報を受けて上記牽引車両1に設け
た制御器6により次のようにして行われる。
れる上記後退用ガイドセンサ31及び前進用ガイドセン
サ32により行われる。即ち、牽引車両1は、これら各
センサ31,32で搬送床G上に搬送経路に沿って敷設
された磁気テープでなるガイドテープ3(特許請求の範
囲中の「ガイド」に該当する)からのガイド信号を受け
て誘導されることで、直進走行あるいは旋回走行を行
う。
前進用ガイドセンサ32は、共に車幅方向に複数の検出
位置をもち、通常走行時にはこれら複数の検出位置のう
ち車幅方向中央に位置する検出位置(以下、この検出位
置を「基準検出位置」という)において上記ガイドテー
プ3からのガイド信号を検出するように該牽引車両1と
ガイドテープ3との相対位置が設定される。従って、こ
の走行状態においては、常時、牽引車両1の走行方向中
心線L1とガイドテープ中心線L0とは合致した状態とな
っている。また、当然のことであるが、牽引車両1の走
行方向中心線L1とガイドテープ中心線L0とがずれた場
合には、上記基準検出位置以外の検出位置において上記
ガイドテープ3からのガイド信号を検出するとともに、
現在どの検出位置においてガイド信号を検出しているか
も分かるようになっている。さらに、牽引車両1は、上
記基準検出位置以外の検出位置において上記ガイドテー
プ3のガイド信号を受けて(即ち、基準検出位置以外の
検出位置をガイドテープ3の中心に位置させた状態で)
誘導走行することもでき、特にこの発明の連結方法にお
いては、後述するように後退用ガイドセンサ31におけ
るこのような機能を利用して牽引車両1の走行方向中心
線L1と被牽引車両2の走行方向中心線L2との間におけ
るガイドテープ中心線L0に直交する方向の偏差を自動
的に修正するようにしている。
送経路の側方に設けた位置ガイドテープ(図示省略)か
らのガイド信号を受けて、該牽引車両1を停止、発進あ
るいは加速・減速させるものである。尚、牽引車両1に
被牽引車両2を連結する場合には、後述のように該牽引
車両1は後退走行にて、停止状態にある被牽引車両2の
前方側位置まで移動して一旦停止するが、この連結時の
停止位置(図3及び図4に示す位置)も上記位置センサ
33により位置ガイドテープからのガイド信号を受けて
行われる。
確認制御 牽引車両1と後述の被牽引車両2との連結作業時におけ
る相対位置の確認制御は、上記光電式センサ4A,4B
を使用して行われる。即ち、上記牽引車両1が後退走行
して所定の停止位置にて停止した状態で、しかも該牽引
車両1の走行方向中心線L1がガイドテープ中心線L0と
合致している状態で、上記一対の光電式センサ4A,4
Bが共に反射板5A,5Bからの反射光を検出した場合
には、牽引車両1と被牽引車両2とは同一線上に位置し
ている(即ち、上記被牽引車両2の走行方向中心線L2
もガイドテープ中心線L0に合致しており、該被牽引車
両2が正規の停止位置にある)と判断できる。
A,4Bのいずれか一方のみしか反射光を検出していな
い場合には、ガイドテープ中心線L0上に位置している
牽引車両1に対して上記被牽引車両2はガイドテープ3
の中心線に直交する方向(即ち、車幅方向)に位置ずれ
していると判断できる。尚、この場合には、後述のよう
に、上記牽引車両1を停止位置において「その場旋回」
させて、上記一対の光電式センサ4A,4Bがともに反
射光を検出するように牽引車両1の方向を変更するが、
この牽引車両1の方向変更量は上記後退用ガイドセンサ
31がどの検出位置で上記ガイドテープ3を検出してい
るかによって判断され、最終的にはこの方向変更量に基
づいて後述するように牽引車両1と被牽引車両2とのガ
イドテープ中心線に直交する方向の偏位量が求められる
ものである。
1を接近させて両者の位置決めをし且つこれらを相互に
連結する場合について各部材の作動等を説明する。
が後退走行にて、待機している被牽引車両2の前方側に
設定した所定の停止位置まで走行して停止した状態を示
している。この場合、上記牽引車両1の走行方向中心線
L1はガイドテープ中心線L0と合致しているが、上記被
牽引車両2の走行方向中心線L2はガイドテープ中心線
L0に対してこれに直交する方向に寸法S0だけ右側へ偏
位している。この牽引車両1の走行方向中心線L1と被
牽引車両2の走行方向中心線L2とのガイドテープ中心
線L0に直交する方向の偏位量は、特許請求の範囲中の
「第2偏位量」に該当するものであり、以下においては
単に「第2偏位量S0」という。
サ4A,4Bから検出光を被牽引車両2側に向けて投射
すると、光電式センサ4Aのみが反射光を受光し、光電
式センサ4Bは反射光を受光しない。このため、このま
ま上記牽引車両1を被牽引車両2側へ後退させてもこれ
ら両者を位置決めし且つ連結することはできないので、
以下に述べるように、牽引車両1と被牽引車両2との位
置決めに先立って上記第2偏位量S0を修正して該牽引
車両1の走行方向中心線L1を被牽引車両2の走行方向
中心線L2に合致させる位置修正制御(即ち、上記牽引
車両1を側方へ移動させて上記第2偏位量S0をS0=0
とする制御)を行う。
所定の停止位置に停止した状態における該牽引車両1の
ステアリングセンタPと被牽引車両2の前端面との間の
ガイドテープ中心線L0方向の間隔S1と、該牽引車両1
のステアリングセンタPと上記後退用ガイドセンサ31
の中心との間隔S2とは、共に既知値である。
は、図4に示すように、上記牽引車両1を所定位置での
停止状態において、上記左右一対の駆動輪12,12を
相互に逆方向へ回転させて該牽引車両1を上記ステアリ
ングセンタPを中心として「その場旋回」させ、上記左
右一対の光電式センサ4A,4Bが共に反射板5A,5
Bからの反射光を検出した時点で旋回動作を停止させる
(この停止状態が図4に示す状態である)。この状態に
おいては、上記牽引車両1の走行方向中心線L1が上記
ステアリングセンタPと上記被牽引車両2の前端の車幅
方向中心位置Qとを結ぶ直線に合致している。従って、
上記牽引車両1側の後退用ガイドセンサ31の「基準検
出位置」とガイドテープ中心線L0とは該ガイドテープ
中心線L0に直交する方向へある寸法だけ偏位してお
り、この偏位量が特許請求の範囲中の「第1偏位量」で
あって、該第1偏位量は後退用ガイドセンサ31が現在
どの「検出位置」において上記ガイドテープ3を検出し
ているか(換言すれば、ガイドテープ中心線L0が後退
用ガイドセンサ31の複数の「検出位置」のうちのいず
れの「検出位置」に合致しているか)によって求められ
る。この第1偏位量が求められると、この第1偏位量と
上記間隔S1及び間隔S2の三者間の相対関係から、上記
「第2偏位量S0」が求められる。
次に上記牽引車両1を適宜後退走行させて、該牽引車両
1の走行方向中心線L1が上記ガイドテープ中心線L0に
対して上記第2偏位量S0に相当する寸法だけ偏位した
位置で上記ガイドテープ中心線L0と平行となるととも
に上記被牽引車両2の走行方向中心線L2に合致する如
く該牽引車両1の位置修正を行う。この位置修正が完了
した状態が、図5に示す状態である。
心線L0は上記後退用ガイドセンサ31の複数の検出位
置のうち上記「基準検出位置」から上記第2偏位量S0
だけ側方へ偏位した検出位置に対応しており、上記牽引
車両1は常時この偏位した検出位置において上記ガイド
テープ3からのガイド信号を受けるように誘導走行され
る。
ま上記ガイドテープ3に沿ってさらに牽引車両1を後退
走行させることで、該牽引車両1はその走行方向中心線
L1を上記被牽引車両2の走行方向中心線L2に合致させ
た状態のまま該被牽引車両2側に接近しその車体11の
尾部11bを該被牽引車両2の車体20の下方側に進入
させ、最終的に図2に示すように所定の連結位置に位置
決めされ、さらに上記連結ピン機構16により連結され
るものである。
よれば、被牽引車両2が牽引車両1の走行軸線(即ち、
ガイドテープ中心線)から側方へ偏位していたとして
も、これら両者の連結作業に先立ってこの偏位(即ち、
上記「第2偏位量」)が該牽引車両1側において自動的
に修正されることで、これら両者間の平面方向における
位置決めが容易ならしめられ、結果的にこれら二つの車
両1,2の自動連結作業の確実化及び迅速化が図られる
ものである。
式センサ4A,4Bを牽引車両1に対してその車幅方向
に所定間隔をもって配置しこれら各光電式センサ4A,
4Bによりそれぞれ被牽引車両2側の反射板5A,5B
を検出するようにしているが、本願発明はかかる構成に
限定されるものではなく、例えば一つの光電式センサを
上記牽引車両1に対してその車幅方向の所定範囲内で移
動し得る如く配置し、その移動方向の一端と他端とでそ
れぞれ上記反射板5A,5Bを検出するようにすること
もできるものである。
牽引車両の連結状態を示す側面図である。
A及び4Bは光電式センサ、5A及び5Bは反射板、6
は制御器、11は車体、12は駆動輪、13は走行用モ
ータ、14は従動輪、15はバンパー、16は連結ピン
機構、20は車体、21は車輪、22は側輪、23はス
トッパー、24は位置決めピン、25はピン受孔、31
は後退用ガイドセンサ、32は前進用ガイドセンサ、3
3は位置センサ、41は連結ピン、42は連結駆動用モ
ータ、43はストッパー受、Gは搬送床、La及びLb
は光軸、L0はガイドテープ中心線、L1及びL2は走行
方向中心線、Pはステアリングセンタである。
Claims (3)
- 【請求項1】 走行経路に沿って敷設されたガイドから
のガイド信号を車体幅方向に延びるガイドセンサで受け
て該ガイドセンサの幅方向中央に位置する基準検出位置
が上記ガイドに沿うように該ガイドテープにより誘導さ
れて走行する第1車両と、該第1車両に連結されてこれ
に牽引される第2車両との連結方法であって、 停車状態にある上記第2車両に対して該第2車両の走行
方向中心線上の一方側から上記第1車両を接近させて該
第1車両の走行方向中心線を上記第2車両の走行方向中
心線に合致させてこれらを連結するに際して、 上記第1車両を上記ガイド上の所定位置に停止させた状
態で、該第1車両に設けた位置確認センサにて左右方向
に所定間隔をもって上記第2車両に設けた左右一対の検
出体を共に検出し得るように該第1車両の方向を制御
し、 方向制御後における上記ガイドセンサの基準検出位置と
上記ガイドとの該ガイドに直交する方向への偏位量を求
めてこれを第1偏位量とするとともに、該第1偏位量に
基づいて上記第1車両と第2車両との上記ガイドに直交
する方向の偏位量を求めてこれを第2偏位量とし、 しかる後、上記ガイドセンサにおける上記ガイドの検出
位置を上記基準検出位置から上記第2偏位量に相当する
量だけ偏位した位置に変更し、この変更後の位置を基準
として上記ガイドに沿って上記第1車両を走行させると
で、該第1車両の走行方向中心線と上記第2車両の走行
方向中心線とを合致させてこれらを連結可能とすること
を特徴とする車両の連結方法。 - 【請求項2】 請求項1において、 上記位置確認センサが光電式センサとされ、上記検出体
が反射板であることを特徴とする車両の連結方法。 - 【請求項3】 請求項1において、上記ガイドは磁気信
号を出力するマグネットテープであり、上記ガイドセン
サは上記マグネットテープの磁気信号を検出する磁気セ
ンサであることを特徴とする車両の連結方法。
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---|---|---|---|
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011102072A (ja) * | 2009-11-10 | 2011-05-26 | Symtec Hozumi:Kk | 自動搬送車 |
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JP2012113377A (ja) * | 2010-11-22 | 2012-06-14 | Nippon Yusoki Co Ltd | 無人搬送車の走行制御装置、および無人搬送車 |
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CN116062031A (zh) * | 2023-04-06 | 2023-05-05 | 广东正合智能设备有限公司 | 一种agv小车转运装置的自动纠偏机构 |
-
1996
- 1996-01-09 JP JP00168896A patent/JP3666097B2/ja not_active Expired - Fee Related
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