JPH09187566A - 球体搬送装置 - Google Patents

球体搬送装置

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JPH09187566A
JPH09187566A JP178796A JP178796A JPH09187566A JP H09187566 A JPH09187566 A JP H09187566A JP 178796 A JP178796 A JP 178796A JP 178796 A JP178796 A JP 178796A JP H09187566 A JPH09187566 A JP H09187566A
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JP
Japan
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spiral coil
sphere
line portion
curved
helical coil
Prior art date
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JP178796A
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English (en)
Inventor
Yoshio Kishinami
芳雄 岸浪
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AJINA GIKEN KK
Original Assignee
AJINA GIKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 螺旋コイルと、螺旋コイルを回転駆動する駆
動源とを有し、回転駆動される螺旋コイルによって球体
を搬送する球体搬送装置をさらに改良し、球体搬送路の
曲線部分での螺旋コイルの円滑な回転を図り、回転に伴
う螺旋コイルの曲線部分での変形を少なくし、曲線部で
の球体の移動を円滑に行わせる。 【解決手段】 螺旋コイル1による球体10の搬送路は
直線部Aとこれに続く曲線部Cからなり、螺旋コイル1
のピッチ間の間隙は、直線部Aよりも曲線部Cにおいて
狭くなっている。ブロック部材8の内部に形成された曲
線状の孔9と、孔9に挿入された螺旋コイル1とで球体
の搬送路の曲線部Cが形成されていればなおよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、螺旋コイルと、こ
の螺旋コイルを回転駆動する駆動源とを有し、回転駆動
される螺旋コイルによって球体を搬送する球体搬送装置
に関するもので、例えば、パチンコ遊技場におけるパチ
ンコ玉の搬送装置として、あるいはゴルフ練習場におけ
るゴルフボールの搬送装置などとして適用可能なもので
ある。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技場には、複数個のパチンコ
遊技機が列設されてなるパチンコ島があり、各パチンコ
遊技機で遊技に供されたパチンコ玉はパチンコ島単位で
回収され、かつ、各パチンコ島の上部に設置された供給
タンクに揚送され、この供給タンクから各遊技機の賞球
タンクに供給されるようになっている。また、各パチン
コ島間での保有パチンコ玉数のアンバランスをなくすた
めに、各パチンコ島間でパチンコ玉を融通し合うように
なっている。従って、パチンコ遊技場には多くのパチン
コ玉搬送装置が設置されている。
【0003】また、ゴルフ練習場では、回収したゴルフ
ボールを各玉貸し機に分配し、あるいは各打席の自動ボ
ールセット装置に供給するために、ゴルフボール搬送装
置が設置されている。
【0004】上記パチンコ玉搬送装置やゴルフボール搬
送装置等に見られる従来の球体搬送装置は、例えば、バ
ケットコンベア等を用いて、ある程度高い位置に設置さ
れた供給タンクに球体を揚送し、供給タンクからは位置
エネルギーを利用して傾斜樋などを介して球体の自重で
目的の位置まで搬送するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の球体搬送装置に
よれば、上記のようにバケットコンベア等を用いてある
程度高い位置に設置された供給タンクに球体を揚送し、
供給タンクからは球体の自重で目的の位置まで搬送する
ものであるため、球体を水平移動させたり曲線を描きな
がら搬送するには不向きであり、あえて水平移動させた
り曲線を描きながら搬送しようとすると、搬送路の途中
で球体が停止して搬送路が詰まることがある。そのた
め、設計上の自由度がないという難点があった。また、
バケットコンベア等を用いた球体の揚送手段は、球体を
間欠的にまとめて搬送するため、所定の搬送能力を持た
せようとすると形態が嵩張って占有空間が大きくなる難
点があるとともに、搬送方向が直線的なものに限られ、
搬送方向を任意に曲げることはできなかった。
【0006】そこで、螺旋コイルと、この螺旋コイルを
回転駆動する駆動源とを有し、回転駆動される螺旋コイ
ルによって球体を搬送する球体搬送装置が考えられる。
このような螺旋コイルを用いた球体搬送装置によれば、
球体搬送路が曲線状に曲がっていても、螺旋コイルを曲
線に沿って湾曲させかつ曲線部分でも螺旋コイルの弾性
によって自由に回転駆動することができるため、球体を
水平移動させることはもとより、曲線を描きながら搬送
することが可能になるとともに、水平部分や曲線部分で
の球体の詰まりをなくすことを可能にして設計上の自由
度を高め、かつ、搬送能力の割には占有空間を小さくす
ることができる。
【0007】本発明は、上記のような、螺旋コイルと、
この螺旋コイルを回転駆動する駆動源とを有し、回転駆
動される螺旋コイルによって球体を搬送する球体搬送装
置をさらに改良したもので、球体搬送路の曲線部分での
螺旋コイルの円滑な回転を図るとともに、回転に伴う螺
旋コイルの上記曲線部分での変形を少なくすることがで
き、さらに、上記曲線部での球体の移動を円滑に行うこ
とができるようにした球体搬送装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、螺旋コイルと、この螺旋
コイルを回転駆動する駆動源とを有し、回転駆動される
螺旋コイルによって球体を搬送する球体搬送装置であっ
て、螺旋コイルの一端が球体の入り口となっていてこの
入り口から螺旋コイル内に球体が流入するものであり、
螺旋コイルの内径は、螺旋コイルが回転することによっ
て螺旋コイル内の球体が移動できる大きさであり、駆動
源は、螺旋コイルの他端部又は長さ方向の中途に連結さ
れて螺旋コイルを回転駆動するものであり、螺旋コイル
によって搬送された球体の出口は螺旋コイルの他端に設
けられており、螺旋コイルによる球体の搬送路は直線部
とこれに続く曲線部とからなり、螺旋コイルのピッチ間
の間隙は、直線部よりも曲線部において狭くなっている
ことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明のように、螺旋コイル
のピッチ間の間隙は、球体搬送路の曲線部に近接した直
線部から上記曲線部にかけて直線部よりも狭くすればよ
い。また、請求項3記載の発明のように、螺旋コイルの
ピッチ間の間隙は、上記曲線部又は曲線部に近接した直
線部から球体の出口又は出口付近に至る範囲で狭くなっ
ていてもよい。
【0010】また、請求項4記載の発明のように、ブロ
ック部材の内部に形成された孔と、この孔に挿入された
螺旋コイルとで球体の搬送路が形成されていればなおよ
く、さらに、請求項5記載の発明のように、ブロック部
材の内部に形成された曲線状の孔と、この孔に挿入され
た螺旋コイルとで球体の搬送路の曲線部が形成されてい
ればなおよい。一方、球体の搬送路の直線部は、請求項
6記載の発明のように、パイプと、このパイプに挿入さ
れた螺旋コイルとで形成してもよい。搬送される球体は
請求項7記載の発明のようにパチンコ玉であってもよ
い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
にかかる球体搬送装置の実施の形態について説明する。
なお、図示の実施の形態は、パチンコ遊技場に設置され
るパチンコ玉搬送装置の例となっている。
【0012】図1は本発明にかかる球体搬送装置の実施
の形態の左半部を示し、図2は図1に続く上記実施の形
態の右半部を示す。図1、図2において、水平に設置さ
れた横断面円形のパイプ6は直線状に伸びており、パイ
プ6の一端(図2において右端)は円弧を描いて立ち上
がった断面円形のガイド孔11に連通し、パイプ6の他
端(図1において左端)は円弧を描いて立ち上がった断
面円形のガイド孔9に連通している。パイプ6の内部空
間には螺旋コイル1が挿入されている。パイプ6の長さ
の範囲における螺旋コイル1は、各ピッチ間に適宜の間
隙が形成されるように比較的大きなピッチで、例えば各
ピッチ間に1個のパチンコ玉10が存在する程度のピッ
チで形成されている。
【0013】ガイド孔9は、図3に示すように、断面半
円形の溝8aを形成してなる2枚の螺旋コイル保持用ブ
ロック部材8、8を腹合わせ状に貼り合わせ、上記ブロ
ック部材8、8双方の溝8a,8aを対向させることに
より形成されている。上記ガイド孔11も同様に2枚の
ブロック部材を貼り合わせることによって形成されてい
るが、図2には1枚のブロック部材5のみが描かれてい
る。上記のように、螺旋コイル1による球体の搬送路
は、直線部Aとこれに続く曲線部Cとからなる。直線部
Aはパイプ6とこのパイプ6に挿入された螺旋コイル1
とで形成されている。曲線部Cはブロック部材8の内部
に形成された曲線状の孔9とこの孔9に挿入された螺旋
コイル1とで形成されている。
【0014】円弧を描いて立ち上がる上記各ガイド孔
9、11は、パイプを折り曲げて形成してもよいが、パ
イプを折り曲げると、折り曲げ部分でパイプが変形し、
横断面形状が歪む難点がある。その点、上記実施の態様
のようにブロック部材の貼り合わせによってガイド孔
9、11を形成するようにすれば、予めブロック部材に
断面半円形の溝を切削加工あるいは成形加工しておけば
よいので、断面形状に歪みのない良好な横断面形状のガ
イド孔を形成することができる。また、上記ブロック部
材の材質を、平滑性あるいは潤滑性のよい樹脂等にする
ことにより、ガイド孔内で螺旋コイル1を円滑に回転さ
せることができる。
【0015】上記螺旋コイル1の一端(図2において右
端)はパイプ6の一端部に位置していて、この螺旋コイ
ル1の一端が球体としてのパチンコ玉10の入り口3と
なっている。パチンコ玉10の投入口4は上記ガイド孔
11の上端になっていて、この投入口4から投入された
パチンコ玉10が自重で上記ガイド孔11を落下しかつ
転げ落ちて上記螺旋コイル1の入り口3から螺旋コイル
1に流入するようになっている。なお、図10に示すよ
うに、螺旋コイル1の一端部はガイド孔11内に至らし
め、ガイド孔11内の螺旋コイル1の一端を入り口3と
してもよい。上記螺旋コイル1の他端は上記ブロック部
材8、8で形成されたガイド孔9の外側上方に伸び出て
いて、次に説明するような動力伝達機構を介して駆動源
としてのモータ2によって回転駆動されるようになって
いる。
【0016】螺旋コイル1の外周には螺旋コイル1の他
端付近においてスリーブ24が被せられ、溶接その他適
宜の手段によって螺旋コイル1に一体に固着されてい
る。スリーブ24の外周にはプーリ23の中心孔が嵌め
られ、溶接その他適宜の手段でスリーブ24とプーリ2
3が一体に固着されている。上記ブロック部材8、8の
側面と平行にかつ実質一体に支持板12が立ち上がって
おり、この支持板12の上部の一面側には水平支持板3
1が固定されている。上記プーリ23の上下両端部は、
上記水平支持板31の下面とブロック部材8の上面にそ
れぞれ固着された軸受25、25によって回転可能に支
持されている。軸受25、25は任意のものを選択して
使用すればよく、例えばボールベアリング、メタル軸受
等を使用することができる。上記支持板12の他方の垂
直面にはアングル板22が固定され、アングル板22の
水平片の下面側にモータ2の本体が上下方向に向けて固
定されている。アングル板22の水平片の上面側に突出
したモータ2の出力軸にはプーリ17が固着されてお
り、このプーリ17と上記プーリ23との間にベルト1
8が掛けられている。従って、モータ2の回転力は、プ
ーリ17、ベルト18、プーリ23、スリーブ24を介
して螺旋コイル1に伝達される。なお、プーリ23と螺
旋コイル1とを直接結合してスリーブ24を省略しても
よい。
【0017】上記螺旋コイル1の内径は、螺旋コイル1
が回転することによって螺旋コイル1内のパチンコ玉1
0が列をなし螺旋コイル1の螺旋に沿って移動できる大
きさになっている。螺旋コイル1のピッチ間の間隙は、
球体搬送路の直線部Aよりも曲線部C及びこの曲線部C
に続く出口7までの垂直部において狭くなっている。よ
り具体的には、図1に示す例では、直線部Aにおける螺
旋コイル1の螺旋ピッチはパチンコ玉10の直径にほぼ
等しく、よって、ピッチ間の間隙はパチンコ玉10の直
径よりも僅かに狭くなっており、一方、曲線部Cとこれ
に続く出口7までの垂直部における螺旋コイル1は密に
巻回されてピッチ間の間隙は極小となっている。さらに
は、螺旋コイル1のピッチ間の間隙は、上記曲線部Cに
近接した直線部Aから曲線部Cにかけて直線部Aよりも
狭く、曲線部Cよりも広くなっている。
【0018】前記水平支持板31を螺旋コイル1が空間
的余裕をもって貫くとともに、水平支持板31の上面と
螺旋コイル1の他端をなす上端とがほぼ同一の高さにな
っている。螺旋コイル1の他端部はパチンコ玉10の出
口7となっている。水平支持板31の先端部下方にはパ
チンコ玉収容部14が形成されている。
【0019】上記のように、モータ2は螺旋コイル1を
回転駆動する。このときの螺旋コイル1の回転の向き
は、パチンコ玉10の入り口3から螺旋コイル1に流入
したパチンコ玉10を出口7の方に向かって移動させる
ことができる向きである。そこで螺旋コイル1を回転駆
動しているとき前記投入口4からパチンコ玉10を投入
する。パチンコ玉10はガイド孔11を通じて入り口3
から螺旋コイル1内に流入し、螺旋コイル1の回転駆動
に伴ってパイプ6内を図1、図2において右から左に向
かって搬送される。このパイプ6を含むほぼ水平方向の
搬送部では、螺旋コイル1の回転とパイプ6の内周面と
の協働によって搬送力が生じ、この搬送力によって、ガ
イド孔9内のパチンコ玉10が押し上げられ、出口7に
おいてパチンコ玉10が外方にこぼれ出る。こぼれ出た
パチンコ玉10は水平支持板31の上面を転がり、パチ
ンコ玉収容部14に収容される。収容されたパチンコ玉
10は適宜目的の位置に搬送される。
【0020】以上説明した実施の形態によれば、駆動源
としてのモータ2で螺旋コイル1を回転駆動することに
より、球体としてのパチンコ玉10を搬送するようにし
たため、パチンコ玉10は回転駆動される螺旋コイル1
の螺旋に従って搬送されるから水平方向にも搬送するこ
とができ、また、螺旋コイル1は湾曲させて設置しかつ
湾曲させた状態で回転駆動することもできるため、パチ
ンコ玉10を曲線を描きながら搬送することも可能とな
った。パチンコ玉10は回転駆動される螺旋に従って搬
送されるため、螺旋コイル1が回転駆動されている限
り、螺旋コイル1内で列をなしている個々のパチンコ玉
10に同時に搬送力が生じて順序よく搬送され、水平部
分や曲線部分でのパチンコ玉10の詰まりをなくすこと
ができ、かつ、搬送能力の割には占有空間を小さくする
ことができるパチンコ玉搬送装置を得ることができる。
【0021】さらに、球体搬送路の曲線部Cにおいて、
螺旋コイル1のピッチ間の間隙を、直線部Aよりも狭く
したため、螺旋コイル1が曲線部Cにおいて無理なく円
滑に曲がり、回転時のがたつきもなくなり、かつ、螺旋
コイル1が挿入された孔の内周面と螺旋コイル1の外周
面との接触部分が増大して、螺旋コイル1を円滑に回転
させることが可能となった。球体搬送路の曲線部Cでの
螺旋コイル1のピッチ間の間隙は、曲線部Cの内側が密
で、外側が粗になっており、螺旋コイル1はその回転に
伴い、変形することになるが、上記曲線部Cにおいてピ
ッチ間の間隙が狭くなっているため、回転に伴う変形角
度も小さくて済み、この点からも螺旋コイル1の回転が
円滑に行われる利点がある。さらに、曲線部Cにおいて
螺旋コイル1のピッチ間の間隙が狭くなっているため、
曲線部Cにおいてパチンコ玉10ががたつくことなく円
滑に搬送され、騒音も低くなるという利点がある。
【0022】図1、図2に示す実施の形態によればま
た、ブロック部材8の内部に形成された孔9と、この孔
9に挿入された螺旋コイル1とで球体としてのパチンコ
玉10の搬送路が形成されており、特に、曲線部Cがブ
ロック部材8の孔9で形成されているため、螺旋コイル
1の回転により孔9の壁面が相当摩耗しても螺旋コイル
1を回転可能に保持することができ、耐久性の高い球体
搬送装置を得ることができる。仮に曲線部Cの孔をパイ
プで形成したとすれば、パイプの厚さには限界があり、
摩耗が許容される範囲が制限されるため、耐久性に劣る
ことになる。また、既に説明したように、曲線部Cの孔
をパイプで形成したとすれば、パイプを曲線状に曲げる
ことによって断面形状が変形することになるが、曲線部
Cの孔をブロック部材によって形成すれば、目論見通り
の正確な断面形状の孔を形成することができ、この点か
らも螺旋コイル1の回転が円滑に行われる利点がある。
【0023】なお、上記実施の形態におけるパイプ6の
部分は、例えばパチンコ遊技場の床に埋め込み、パチン
コ島相互間を連絡するようにしてもよい。上記実施の形
態によれば、既に説明したように占有空間を小さくする
ことができるため、パチンコ遊技場の床に埋め込んでも
場所をとらず、設置工事も簡単であるという利点があ
る。また、上記実施の形態によれば、パチンコ玉搬送経
路を湾曲させても支障なくパチンコ玉を搬送することが
でき、設計上の自由度が高いため、上記のようにパイプ
6の部分をパチンコ遊技場の床に埋め込むことができる
ともいえる。
【0024】上記実施の形態におけるパイプ6は、螺旋
コイル1の回転による振れを抑制するためのものであ
る。従って、螺旋コイル1の回転による振れを抑制する
ものであれば、パイプ6に代わる別の手段を用いてもよ
い。例えば、板状の部材の中に形成された孔であっても
よいし、上記ガイド孔9、11と同様に2枚のブロック
部材の貼り合わせによって形成してもよい。また、螺旋
コイル1が入る孔は必ずしも横断面円形の孔である必要
はなく、例えば、四角形、多角形などであってもよい。
さらに、上記パイプ6に代えて、図4に示すように、螺
旋コイル1の外周側に適宜数(図示の例では3個)のロ
ーラ15を接触させてもよい。図4に示す例では、各ロ
ーラ15の回転軸が螺旋コイル1の中心軸線と平行をな
していて、螺旋コイル1の回転に伴い回転しながら螺旋
コイル1を支持しているので、螺旋コイル1回転駆動時
の付加を軽減できる利点がある。
【0025】なお、ブロック部材の内部に孔を形成して
この孔に螺旋コイルを挿入するに当たっては、図5に示
すような各種の変形例が考えられる。図5(a)に示す
例は、一つのブロック部材38に螺旋コイルを挿通する
孔39を形成した例である。一つのブロック部材38に
孔39を形成する手段は、例えば射出成形やロストワッ
クス成形等の一体成形その他各種の手段が考えられる。
図5(b)に示す例は、一つのブロック部材48に断面
正方形の溝49を形成し、このブロック部材48に板状
のブロック部材50を被せて上記溝49の開放面側を塞
ぎ、上記溝49を、螺旋コイルが挿入される孔としたも
のである。図5(c)は前記実施の形態に用いられてい
るものと同じもので、断面半円形の溝8aを形成してな
る2枚のブロック部材8、8を貼り合わせ、ブロック部
材8、8双方の溝8a,8aを対向させて孔9を形成し
た例である。図5(d)に示す例は、一つのブロック部
材58に断面半円形の溝59を形成し、このブロック部
材58に板状のブロック部材60を被せて上記溝59の
開放面側を塞ぎ、上記溝59を、螺旋コイルが挿入され
る孔としたものである。何れの例にせよ、ブロック部材
に形成された孔は、球体の搬送路の曲線部を有してい
る。もちろん、搬送路の直線部をブロック部材で形成し
ても差し支えない。
【0026】パチンコ玉10の揚送高さを高くする必要
があり、一方、モータ2、プーリ17、23、ベルト1
8等からなる回転駆動機構の高さ方向の設置スペースに
余裕がない場合は、図1に示す例おいて、回転駆動機構
の高さ位置はそのまま、螺旋コイル1の他端部すなわち
上端部をさらに上方に延長してもよいし、螺旋コイル1
の上端部の位置はそのまま回転駆動機構の高さ位置を下
方に下げてもよい。
【0027】螺旋コイル1の内径は、既に説明したとお
り、螺旋コイル1が回転することによって螺旋コイル1
内のパチンコ玉が移動することができる大きさであれば
よい。また、図1に示す直線部Aにおける螺旋コイル1
のピッチ間の間隙もある程度の許容範囲がある。図6な
いし図9は螺旋コイル1のピッチ間の間隙の各種の例を
示す。図6に示す例は螺旋コイル1のピッチ間の間隙を
パチンコ玉10の外径とほぼ同じにしたもの、図7に示
す例は螺旋コイル1のピッチ間の間隙をパチンコ玉10
の外径よりも大きくしたものである。図8に示す例は螺
旋コイル1のピッチ間の間隙をパチンコ玉10の外径よ
りも狭くして螺旋コイル1のピッチ(ピッチ間の間隙と
は異なる)をパチンコ玉10の外径とほぼ同じにしたも
の、図9に示す例は螺旋コイル1のピッチ間の間隙をパ
チンコ玉10の外径よのも狭くしたものである。
【0028】本発明にかかる球体搬送装置は、前に述べ
たとおりパチンコ玉の搬送装置に限らずゴルフボールそ
の他のあらゆる球体の搬送装置に適用可能なものであ
り、パチンコ玉以外の球体の搬送装置として構成するこ
とにより、所期の効果を得ることができるものである。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、螺旋コイルを駆動源で
回転駆動することによって球体を搬送するようにしたた
め、球体は回転駆動される螺旋コイルの螺旋に従って搬
送されるから水平方向にも搬送することができ、また、
螺旋コイルは湾曲させて設置しかつ湾曲させた状態で回
転駆動することもできるため、曲線を描いた搬送路に沿
って球体を搬送することも可能となり、設計上の自由度
の高い球体搬送装置を得ることができるとともに、球体
搬送路の曲線部において、螺旋コイルのピッチ間の間隙
を、直線部よりも狭くしたため、螺旋コイルが曲線部に
おいて無理なく円滑に曲がり、回転時のがたつきもなく
なり、かつ、螺旋コイルが挿入された孔の内周面と螺旋
コイルの外周面との接触部分が増大して、螺旋コイルを
円滑に回転させることが可能となった。さらに、球体搬
送路の曲線部において、螺旋コイルのピッチ間の間隙が
狭くなっているため、回転に伴う螺旋コイルの上記曲線
部での変形角度も小さくて済み、この点からも螺旋コイ
ルの回転が円滑に行われる利点がある。さらに、上記曲
線部において螺旋コイル1のピッチ間の間隙が狭くなっ
ているため、曲線部において球体ががたつくことなく円
滑に搬送され、騒音も低くなるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる球体搬送装置の実施の形態の一
部を示す断面図。
【図2】同上実施の形態の残りの一部を示す断面図。
【図3】同上実施の形態中の螺旋コイル保持プレートの
部分を示す平面図。
【図4】本発明に適用可能な螺旋コイル保持構造の別の
例を示す断面図。
【図5】本発明に適用可能な球体搬送路を構成するブロ
ック部材の各種変形例を示す断面図。
【図6】本発明に適用可能な螺旋コイルの一例を示す正
面図。
【図7】本発明に適用可能な螺旋コイルの別の例を示す
正面図。
【図8】本発明に適用可能な螺旋コイルのさらに別の例
を示す正面図。
【図9】本発明に適用可能な螺旋コイルのさらに別の例
を示す正面図。
【図10】本発明に適用可能な球体の入り口部分の変形
例を図2に準じて示す断面図。
【符号の説明】
1 螺旋コイル 2 駆動源としてのモータ 3 球体の入り口 6 パイプ 7 球体の出口 8 ブロック部材 9 孔 10 球体としてのパチンコ玉 A 直線部 B 曲線部に近接した直線部 C 曲線部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 螺旋コイルと、この螺旋コイルを回転駆
    動する駆動源とを有し、回転駆動される螺旋コイルによ
    って球体を搬送する球体搬送装置であって、 螺旋コイルの一端が球体の入り口となっていてこの入り
    口から螺旋コイル内に球体が流入するものであり、 螺旋コイルの内径は、螺旋コイルが回転することによっ
    て螺旋コイル内の球体が移動できる大きさであり、 駆動源は、螺旋コイルの他端部又は長さ方向の中途に連
    結されて螺旋コイルを回転駆動するものであり、 螺旋コイルによって搬送された球体の出口は螺旋コイル
    の他端に設けられており、 螺旋コイルによる球体の搬送路は直線部とこれに続く曲
    線部とからなり、 螺旋コイルのピッチ間の間隙は、直線部よりも曲線部に
    おいて狭くなっていることを特徴とする球体搬送装置。
  2. 【請求項2】 螺旋コイルのピッチ間の間隙は、上記曲
    線部に近接した直線部から曲線部にかけて直線部よりも
    狭くなっている請求項1記載の球体搬送装置。
  3. 【請求項3】 螺旋コイルのピッチ間の間隙は、上記曲
    線部又は曲線部に近接した直線部から球体の出口又は出
    口付近に至る範囲で狭くなっている請求項1記載の球体
    搬送装置。
  4. 【請求項4】 ブロック部材の内部に形成された孔と、
    この孔に挿入された螺旋コイルとで球体の搬送路が形成
    されている請求項1記載の球体搬送装置。
  5. 【請求項5】 ブロック部材の内部に形成された曲線状
    の孔と、この孔に挿入された螺旋コイルとで球体の搬送
    路の曲線部が形成されている請求項1記載の球体搬送装
    置。
  6. 【請求項6】 球体の搬送路の直線部は、パイプと、こ
    のパイプに挿入された螺旋コイルとで形成されている請
    求項5記載の球体搬送装置。
  7. 【請求項7】 球体はパチンコ玉である請求項1記載の
    球体搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010259683A (ja) * 2009-05-11 2010-11-18 Takeya Co Ltd 遊技島

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