JP2015051490A - ショットピーニング装置 - Google Patents

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雄一 平田
Yuichi Hirata
雄一 平田
伊藤 秀和
Hidekazu Ito
秀和 伊藤
礼光 天野
Norimitsu Amano
礼光 天野
康裕 岸波
Yasuhiro Kishinami
康裕 岸波
康夫 楯岡
Yasuo Tateoka
康夫 楯岡
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Chuo Hatsujo KK
Chuo Spring Co Ltd
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Abstract

【課題】 ショット粒がショットピーニング装置の外部に飛散することを抑制しながら、装置の大型化を抑制する技術を提供する。
【解決手段】 ショットピーニング装置10は、被処理物にショットピーニングを行う。ショットピーニング装置10は、投射室18を有するハウジング12と、被処理物を搬送する搬送装置と、投射装置を備えている。投射装置は、搬送装置により投射室内を搬送される被処理物にショット粒を投射する。投射装置は、投射室内を搬送される被処理物の搬送方向を含む鉛直面と平行な方向にショット粒を投射する。ハウジング12はさらに、投射室18の一端部と隣接する第1室16と、投射室18の他端部と隣接する第2室22とを有する。第1室16及び第2室22は、上記の搬送方向と交差する方向であって、上記の搬送方向に対して同じ側に形成されている。搬送装置は、被処理物を第1室16から投射室18を通って第2室22に搬送する。
【選択図】図1

Description

本明細書に開示の技術は、ショットピーニング装置に関する。
ワークの機械的特性(例えば、疲労強度等)を向上するために、ワークの表面にショットピーニング処理が行われることがある。特許文献1には、従来のショットピーニング装置の一例が開示されている。
特開2007−196338号公報
ワークを搬送方向に1列に並べて連続送りするタイプのショットピーニング装置の場合、搬送方向に沿って供給口、投射エリア、搬出口が配置される。供給口から供給されたワークは、搬送装置によって投射エリアを通って搬出口まで搬送され、搬出口から取出される。このとき、ショット粒がワークの供給口及び搬出口から装置外に飛散する場合がある。これを防ぐために、従来のショットピーニング装置では、投射エリアから供給口及び搬出口までの距離をある程度長くして、ショット粒が装置外に飛散することを抑制している。この構成によると、ショット粒がショットピーニング装置の外部に飛散することは抑制できるものの、装置の全長が長くなり、装置が大型化する問題が生じる。
本明細書は、ショット粒がショットピーニング装置の外部に飛散することを抑制しながら、装置の大型化を抑制する技術を提供する。
本明細書に開示されるショットピーニング装置は、被処理物にショットピーニングを行う。ショットピーニング装置は、投射室を有するハウジングと、被処理物を搬送する搬送装置と、投射装置を備えている。投射装置は、搬送装置により投射室内を搬送される被処理物にショット粒を投射する。ハウジングはさらに、投射室の一端部と隣接する第1室と、投射室の他端部と隣接する第2室とを有する。第1室及び第2室は、投射室内において被処理物を搬送する搬送方向と交差する方向であって、上記の搬送方向に対して同じ側に形成されている。搬送装置は、被処理物を第1室から投射室を通って第2室に搬送する。
このショットピーニング装置では、第1室及び第2室が、投射室内において被処理物が搬送される方向(以下、「投射室内搬送方向」と称する)と交差する方向に形成されており、搬送装置は、被処理物を第1室から投射室を通って第2室に搬送する。このため、第1室及び第2室を、投射室内搬送方向の延長線上に形成する構成と比較して、ショットピーニング装置の全長を短くすることができる。また、第1室及び第2室が投射室内搬送方向の延長線上に位置しないため、投射装置から投射されたショット粒が第1室及び第2室に入り込み難くなる。従って、ショット粒がショットピーニング装置の外部に飛散することを抑制しながら、装置の大型化を抑制することができる。
実施例1のショットピーニング装置の模式的な平面断面図を示す。 投射室の正面断面図を示す。 換気室、供給搬出室及び巻締室の正面断面図を示す。 回転装置の平面図を示す。 図4のN−N線における正面断面図を示す。 側方から見たときの円筒部材と被処理物の位置関係を示す。 回転装置が設置される台の平面図を示す。 台がショットピーニング装置の内部を循環する様子を示す(その1)。 台がショットピーニング装置の内部を循環する様子を示す(その2)。 台がショットピーニング装置の内部を循環する様子を示す(その3)。 台がショットピーニング装置の内部を循環する様子を示す(その4)。 台がショットピーニング装置の内部を循環する様子を示す(その5)。 台がショットピーニング装置の内部を循環する様子を示す(その6)。 台がショットピーニング装置の内部を循環する様子を示す(その7)。 比較例のショットピーニング装置の正面断面図を示す。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
(特徴1) このショットピーニング装置では、ショットピーニング装置を平面視したときに、投射装置から投射されるショット粒の投射方向が前記搬送方向と平行となってもよい。このような構成によると、ショット粒の第1室及び/又は第2室への飛散をより抑制することができる。
(特徴2) このショットピーニング装置では、投射室と第1室との間には第1開閉扉が、投射室と第2室との間には第2開閉扉がそれぞれ形成されていてもよい。第1開閉扉及び第2開閉扉は、投射装置が被処理物にショット粒を投射する期間の少なくとも一部の期間は閉じられていてもよい。この構成によると、第1開閉扉及び第2開閉扉が形成されていない構成に比べて、第1室及び第2室にショット粒がより入り込み難くなる。
(特徴3) このショットピーニング装置では、ハウジングが、第1室と第2室との間に、第1室及び第2室と隣接する第3室を有していてもよい。搬送装置は、被処理物を、第3室、第1室、投射室、第2室、及び第3室の順に通るように搬送してもよい。第3室では、被処理物が供給されるとともに、ショット粒が投射された被処理物が搬出されてもよい。この構成によると、被処理物の供給と搬出とが同一の位置(第3室)で行われるため、作業効率が向上する。
(特徴4) このショットピーニング装置では、被処理物が、台に保持された状態で搬送されてもよい。この構成によると、被処理物を台に保持せずに搬送する構成に比べて、被処理物を搬送し易くなる。
(特徴5) このショットピーニング装置では、台上には2つの円筒部材が回転可能に支持されていてもよい。2つの円筒部材の上には被処理物が配置されていてもよい。少なくとも一方の円筒部材は、その内部にねじりばねを有しており、ねじりばねに蓄えられるエネルギーによって2つの円筒部材が自転することで被処理物が自転してもよい。この構成によると、円筒部材はその内部に蓄えられたエネルギーによって被処理物を自転させる。このため、外部の駆動装置から円筒部材を駆動して被処理物を自転させる構成と比較して、より簡易な構成とすることができる。
(特徴6) このショットピーニング装置では、ねじりばねが第1室で巻かれてもよい。第1室は投射室の一端部と隣接しており、ねじりばねを有する円筒部材が支持されている台は、第1室から投射室に搬送される。このため、第1室でねじりばねを巻くことにより、ねじりばねに蓄えられたエネルギーが投射室の外部で消費されることを極力抑制しながら、且つ、被処理物を自転させながら投射室内を搬送することができる。
(特徴7) このショットピーニング装置では、円筒部材が、少なくとも投射室において、水平方向から3°〜13°の範囲で傾斜していてもよい。この構成によると、投射装置からショット粒を投射しても、被処理物がショット粒の衝突によって円筒部材上で移動してしまうことを回避できる。このため、被処理物に適切に残留応力を付与することができる。
以下、実施例1に係るショットピーニング装置10を図面を参照して説明する。ショットピーニング装置10は、被処理物Wの表面にショットピーニングを行うための装置である。被処理物Wには例えばコイルばねが用いられるが、これに限られない。図1はショットピーニング装置10の平面断面図である。図2は図1のM−M線における正面断面図である。図3は図1の正面図である。なお、図1の平面断面図では、図を見易くするために台64(後述)以外の部材を省略している。また、図3の正面図ではハウジング12の側壁の内、−y方向側に位置する側壁を省略している。図1〜3に示すように、ショットピーニング装置10は、ハウジング12、搬送装置20、投射装置70a,70b及びショット粒回収装置(図示省略)を備えている。ハウジング12は、供給搬出室14、巻締室16、投射室18、及び換気室22を有する。搬送装置20は、供給搬出室14で供給された被処理物Wを、供給搬出室14、巻締室16、投射室18、換気室22、及び供給搬出室14の順に通るように搬送する。投射装置70a,70bは、投射室18内で被処理物Wにショット粒を投射する。ショット粒回収装置は、投射装置70a,70bによって投射されたショット粒を回収し、再び投射装置70a,70bに供給する。以下、ショットピーニング装置10の各部分について詳述する。
(ハウジング12の構成)
ハウジング12は、搬送装置20及び投射装置70a,70bを収容するための筐体であって、複数の鋼板によって形成されている。図1に示すように、ハウジング12は平面視すると略矩形状となっている。点P1及び点P4は、平面視したハウジング12のy方向に延びる短辺の略中央をそれぞれ示しており、点P2,P3は、線分P1P4を略3等分したときの点をそれぞれ示す。ハウジング12の内部空間は線分P1P4を含む鉛直面によってy方向側の空間と、−y方向側の空間とに分けられる。後述するが、この2つの空間の間は完全に分断されているわけではない。ハウジング12には、仕切り壁24が形成されている。仕切り壁24はx方向に延びる略矩形状の壁であり、x方向の幅は線分P2P3の長さに相当する。仕切り壁24はハウジング12の上面12aから下面12b(図2,3参照)まで鉛直方向(z方向)に延びている。即ち、仕切り壁24は上記の鉛直面に含まれる壁である。y方向側の空間における構成が図2に図示されており、−y方向側の空間における構成が図3に図示されている。
図1、2に示すように、ハウジング12内のy方向側の空間には、投射室18が形成されている。ハウジング12を平面視すると、投射室18は略矩形状を有している。被処理物Wは、直進用送り機20a(搬送装置20を構成する装置の1つ(後述))によって矢印S1の方向(−x方向)に搬送される。投射室18の上部(直進用送り機20aの上方)には投射装置70a,70bが配置されている。従って、投射室18において、被処理物Wの表面にショット粒が投射される。投射室18の下部(直進用送り機20aの下方)には、ショット粒貯留部76が配置されている。ショット粒貯留部76は、上方が開放された皿状の部材であり、その内部にショット粒が貯留される。このため、投射装置70a,70bから投射されたショット粒の一部は、ショット粒貯留部76内に貯留されたショット粒に衝突する。これによって、ショット粒の飛散が抑制されると共に、ショット粒によるショットピーニング装置10の各部の磨耗が防止される。
図1、3に示すように、ハウジング12内の−y方向側の空間には、換気室22、供給搬出室14、及び巻締室16が、x方向にこの順で形成されている。別言すれば、供給搬出室14は、巻締室16と換気室22との間に、巻締室16と換気室22と隣接するように形成されている。ハウジング12を平面視すると、各室14、16、22は、それぞれ略矩形状を有している。供給搬出室14と巻締室16とは、図1に太線で示す開閉扉28(後述)によって区画されており、換気室22と供給搬出室14とは、図1に太線で示す開閉扉29(後述)によって区画されている。供給搬出室14と投射室18とは、仕切り壁24によって分断されている。また、巻締室16は投射室18のx方向側の端部に隣接しており、換気室22は投射室18の−x方向側の端部に隣接している。具体的には、巻締室16は、上記の鉛直面の内、線分P3P4を一辺とする鉛直面を挟んで投射室18と隣接している。一方、換気室22は、線分P1P2を一辺とする鉛直面を挟んで投射室18と隣接している。別言すれば、投射室18に対して巻締室16及び換気室22が形成される方向(−y方向)は、投射室18内における被処理物Wの搬送方向(−x方向)と直交している。本実施例では、巻締室16と投射室18との間には図1に太線で示す開閉扉25(後述)が形成されており、換気室22と投射室18との間には図1に太線で示す開閉扉26(後述)が形成されている。なお、巻締室16は「第1室」の一例に相当し、換気室22は「第2室」の一例に相当し、供給搬出室14は「第3室」の一例に相当する。
図1に示すように、ハウジング12の側壁のうち供給搬出室14が形成されている箇所には、太線で示す開閉扉32が形成されている。開閉扉32は平面視するとx方向に延びており、上下方向(z方向)にスライド可能となっている。開閉扉32を上方向にスライドして開閉扉32が開くと、ハウジング12の内部と外部が連通し、開閉扉32を下方向にスライドして開閉扉32が閉じると、ハウジング12の内部と外部の連通が遮断される。開閉扉32を開けることで、これからショットピーニングされる被処理物Wを供給搬出室14に供給するとともに、ショットピーニングを終了した被処理物Wを供給搬出室14から搬出することができる。被処理物Wの供給及び搬出には、例えば多関節型ロボットが用いられるが、これに限られず、人手が用いられてもよい。巻締室16では、円筒部材40(後述)が有するねじりばね50(後述)が巻締められる。換気室22では、室内の換気が行われる(後述)。
上述したように、ハウジング12には、供給搬出室14と巻締室16との間に開閉扉28が、換気室22と供給搬出室14との間に開閉扉29がそれぞれ形成されている。開閉扉28、29はともに平面視するとy方向に延びており、上下方向にスライド可能となっている。開閉扉28、29の開閉は同時に行われる。開閉扉28、29はハウジング12の上面12aから鉛直方向に延びており、開閉扉28、29を閉めると開閉扉28、29の先端はそれぞれ直進用送り機20b(搬送装置20を構成する部品の1つ(後述))の搬送面の高さhの位置に位置する。従って、開閉扉28を閉じると供給搬出室14と巻締室16とは直進用送り機20bの上方において開閉扉28によって分断される。同様に、開閉扉29を閉じると、換気室22と供給搬出室14とは直進用送り機20bの上方において開閉扉29によって分断される。一方、直進用送り機20bの下方の空間は、開閉扉28、29を閉めてもx方向に連通している。このため、開閉扉28、29を閉めても、各室14,16,22は完全に分断されるわけではない。開閉扉28、29を開けることで、被処理物Wは直進用送り機20bによって矢印S2の方向に搬送される(図3参照)。具体的には、換気室22から供給搬出室14へと搬送された被処理物Wは、開閉扉32を開けることで供給搬出室14から搬出される。また、開閉扉32を開けて供給搬出室14に供給された被処理物Wは、供給搬出室14から巻締室16へと搬送される。
上述したように、ハウジング12には、巻締室16と投射室18との間に開閉扉25が、投射室18と換気室22との間に開閉扉26がそれぞれ形成されている。開閉扉25、26はともに平面視するとx方向に延びており、上下方向にスライド可能となっている。開閉扉25、26の開閉は同時に行われる。開閉扉25のx方向の幅は線分P3P4に相当し、開閉扉26のx方向の幅は線分P1P2に相当する。開閉扉25、26はハウジング12の上面12aから鉛直方向に延びており、開閉扉25、26を閉めると開閉扉25、26の先端はそれぞれ高さhの位置に位置する。即ち、開閉扉25、26は開閉扉28、29と同じ高さまで閉じられるようになっている。後で詳しく説明するが、搬送装置20は、第1横移動用送り機及び第2横移動用送り機(図示省略)を有する。第1横移動用送り機は、直進用送り機20bの右側(x方向側)の端部と直進用送り機20aの右側の端部とを接続している。第2横移動用送り機は、直進用送り機20aの左側(−x方向側)の端部と直進用送り機20bの左側の端部とを接続している。各横移動用送り機の搬送面の高さは直進用送り機20a、20bの高さと略同一(即ち、高さh)である。このため、開閉扉25を閉じると、巻締室16と投射室18とは第1横移動用送り機の上方において開閉扉25によって分断される。同様に、開閉扉26を閉じると、投射室18と換気室22とは第2横移動用送り機の上方において開閉扉26によって分断される。一方、各横移動用送り機の下方の空間は、開閉扉25、26を閉めてもy方向に連通している。このため、開閉扉25を閉めても、巻締室16と投射室18が完全に分断されるわけではなく、同様に、開閉扉26を閉めても投射室18と換気室22が完全に分断されるわけではない。開閉扉25を開けることで、被処理物Wは第1横移動用送り機によって巻締室16から投射室18に搬送される。また、開閉扉26を開けることで、被処理物Wは第2横移動用送り機によって投射室18から換気室22に搬送される。図1から明らかなように、仕切り壁24と開閉扉25、26とは、同一平面上(即ち、上記の鉛直面上)に位置している。なお、開閉扉25は「第1開閉扉」の一例に相当し、開閉扉26は「第2開閉扉」の一例に相当する。
また、後で詳しく説明するが、被処理物Wは台64に保持されており、台64を搬送装置20で搬送することにより被処理物Wが搬送される。搬送過程において、台64は供給搬出室14、巻締室16、投射室18及び換気室22において一時的に停止する。図1に破線で示す位置A〜Fは、台64が一時的に停止する位置を示す。本実施例では4台の台64がショットピーニング装置10の内部を循環する。
(搬送装置20)
図2、3に示すように、搬送装置20は、投射室18内に設置された直進用送り機20aと、換気室22、供給搬出室14、及び巻締室16内に亘って設置された直進用送り機20bを有する。搬送装置20はさらに、直進用送り機20a、20bの右側の端部同士を接続する第1横移動用送り機(図示省略)と、直進用送り機20a、20bの左側の端部同士を接続する第2横移動用送り機(図示省略)を有する。直進用送り機20a,20bには従来公知のコンベヤが用いられ、また、各横移動用送り機には従来公知のシリンダ(例えば、電動シリンダやエアシリンダ)が用いられるため、それらの構造についての詳細な説明は省略する。
直進用送り機20a,20bは外部のモータ(図示省略)によって別々に駆動される。従って、直進用送り機20a、20bの速度は同一とは限らない。以下では、直進用送り機20aを駆動するモータを「第1モータ」と称し、直進用送り機20bを駆動するモータを「第2モータ」と称する。また、第1横移動用送り機と第2横移動用送り機は、上記のモータとは別の外部のモータ(図示省略)によって同時に駆動される。以下では、各横移動用送り機を駆動するモータを「第3モータ」と称する。第1〜第3モータは、それぞれ所定のタイミングで駆動と停止を繰り返す。具体的には、第1モータは直進用送り機20aを駆動して、台64を位置Cから位置Dまで搬送すると、一時停止する。そして、所定の時間経過後、第1モータは再び直進用送り機20aを駆動して台64を位置Dから位置Eまで搬送し、一時停止する。これは、直進用送り機20a上に複数の台64が配置されている場合でも同様である。即ち、例えば2台の台64が位置Cと位置Dにそれぞれ配置されている場合、第1モータは直進用送り機20aを駆動して2台の台64をそれぞれ位置Dと位置Eに搬送し、一時停止する。同様に、第2モータは直進用送り機20bを駆動して、台64を位置Fから位置Aに搬送して一時停止し、所定の時間経過後に台64を位置Aから位置Bに搬送して一時停止する。第3モータは、第1横移動用送り機を駆動して台64を位置Bから位置Cに搬送して一時停止し、第2横移動用送り機を駆動して台64を位置Eから位置Fに搬送して一時停止する。第1横移動用送り機の駆動と停止は、第2横移動用送り機の駆動と停止と同じタイミングで行われる。
(投射装置70a,70b)
図2に示すように、投射装置70a,70bは、ロータ72a,72bと、ロータ72a,72bの外周面に形成されたインペラ74a,74bを備えている。ロータ72a,72bは、平面視したときにその回転軸線が被処理物Wの搬送方向に対して直交するように配置されている。ロータ72a,72bは、図示しないモータによって回転駆動される。ロータ72aは、時計回りに回転駆動され、ロータ72bは、反時計回りに回転駆動される。インペラ74a,74bは、ロータ72a,72bの外周面から径方向に延びる複数の羽根により構成されている。インペラ74a,74bの複数の羽根は、ロータ72a,72bの外周面に周方向に均等な間隔を空けて配置されている。本実施例では、周方向に45°の間隔を空けて8枚の羽根が形成されている。
投射装置70a,70bは、ショット粒を貯蔵するホッパ84に接続されている。ホッパ84は、投射装置70a,70bの上方に配置されている。ホッパ84には、ハウジング12内から回収されたショット粒が投入される。ホッパ84に貯蔵されるショット粒は、インペラ74a,74bの羽根の間に供給される。ロータ72a,72bが回転すると、インペラ74a,74bの羽根の間に供給されたショット粒は、その遠心力によって被処理物Wに投射される。
ここで、ロータ72a,72bの回転軸線が被処理物Wの搬送方向に対して直交するため、投射装置70a,70bから投射されるショット粒の投射領域は、被処理物Wの搬送方向に延びる形状となる。別言すれば、ショット粒が投射される方向は、投射室18を平面視したときに投射室18内を搬送される被処理物Wの搬送方向と略平行な方向(即ち、±x方向)となる。
(回転装置100)
図2、3に示すように、搬送装置20は被処理物Wを台64に保持した状態で搬送する。具体的には、台64の上面には回転装置100が設置されている。図4に示すように、回転装置100は一対の円筒部材40(40a、40b)を有する。円筒部材40は軸受を介して軸受台に回転可能に支持されている。円筒部材40の上に被処理物Wが配置される。以下では、図4,5を参照して回転装置100について説明する。なお、図4,5は回転装置100が台64に設置される前の状態である。
図4,5に示すように回転装置100は、円筒部材40、軸受、軸受台、歯付プーリ48a,48b、及びタイミングベルト59を有する。まず、円筒部材40aについて説明する。円筒部材40aは円筒カバー42aを有する。円筒カバー42aは内部が空洞の円筒状の部材であり、右側の端面は開口しており、左側の端面は閉じている。円筒部材40aは、円筒カバー42aの内部に固定ボビン56、駆動軸44、及び回転ボビン51を有する。固定ボビン56は略円筒状を有しており、その両端面は開口している。固定ボビン56の右端部の一部は円筒カバー42aの外部に延びており、支台58に取り付けられている。円筒カバー42aは、軸受57を介して固定ボビン56に回転可能に支持されている。駆動軸44は、その右端部が円筒カバー42aの外部に延びており、軸受55を介して固定ボビン56に回転可能に支持されているとともに、軸受53を介して軸受台52aに回転可能に支持されている。回転ボビン51は、一端が閉じた略円筒状の部材であり、固定ボビン56に対して図の左側に位置している。回転ボビン51の直径は固定ボビン56の直径と略同一となっている。回転ボビン51は駆動軸44に取り付けられており、駆動軸44と一体的に回転可能となっている。
円筒部材40aは、円筒カバー42aの内部にさらにカムクラッチ47、軸43、増速機49、軸45、及びねじりばね50を有する。駆動軸44の左端部はカムクラッチ47を介して軸43の右端部に接続されている。カムクラッチ47は、外輪の一方向の回転に対して軸43にトルクを伝達し、他方向には空転する機能を有するいわゆるワンウェイクラッチである。駆動軸44の左端部がカムクラッチ47の外輪に取り付けられており、軸43の右端部がカムクラッチ47の内輪に取り付けられている。本実施例では、カムクラッチ47を右側から正面視して外輪が反時計回りに回転する場合はカムが噛み合って内輪が回転(即ち、トルクを伝達)し、外輪が時計回りに回転する場合はカムクラッチ47が空転するようになっている。従って、駆動軸44を時計回りに回転すると、カムクラッチ47が空転し、軸43は回転しない。
軸43の左端部は増速機49を介して軸45の右端部に接続されている。増速機49は軸43の回転数を増加させて軸45に伝達する。本実施例では、増速機49の増速比は20倍に設定されているが、これに限られない。軸45は、その左端部が円筒カバー42aの左端面の中心を貫通して外部に延びており、軸受61を介して軸受台60aに回転可能に支持されている。軸45の左端部には歯付プーリ48aが固定されている。また、円筒カバー42aは軸45に取付けられており、軸45と一体的に回転可能となっている。
固定ボビン56の側面と回転ボビン51の側面には、ねじりばね50が配置されている。ねじりばね50の一端50aは回転ボビン51に固定されており、他端50bは固定ボビン56に固定されている。ねじりばね50は、ねじりばね50をその右側から正面視すると、その一端50aから他端50bにかけて反時計回りとなる向きに巻回されている。この状態のねじりばね50にはエネルギーは蓄えられていない(即ち、自然状態である)。駆動軸44の右端部を、右側から見て時計回りに回転すると、回転ボビン51及びねじりばね50の一端50aが駆動軸44と一体となって時計回りに回転し、その結果、ねじりばね50は巻締められる。ねじりばね50は、巻締められる分を考慮して、自然状態では回転ボビン51及び固定ボビン56に対して緩く巻回されている。即ち、自然状態におけるねじりばね50の直径(即ち、ねじりばね50を正面視した際の直径)は、回転ボビン51及び固定ボビン56の直径よりも大きくされている。ねじりばね50を巻締めることにより、ねじりばね50の直径は小さくなり、回転ボビン51及び固定ボビン56の直径に近づく。本実施例では、ねじりばね50は7巻分、巻締められるが、巻締め回数はこれに限られない。なお、本実施例では、駆動軸44の右端部は、巻締機(後述)によって回転される。
続いて、図4を参照して円筒部材40bについて説明する。円筒部材40bは円筒カバー42b及び軸46を有する。円筒カバー42bは内部が空洞の円筒状の部材であり、その両端面は閉口している。円筒カバー42bは円筒カバー42aに対して平行に配置されている。円筒カバー42a、42bの間の間隔は、被処理物Wの直径(厳密には、被処理物Wを右側から正面視した際の被処理物Wの直径)よりも小さくされている。軸46は、円筒カバー42bの両端面の中心を貫通して外部に延びている。軸46の右端部は軸受(図示省略)を介して軸受台52bに回転可能に支持されており、左端部には歯付プーリ48bが固定されている。歯付プーリ48bと円筒カバー42bの左端面との間には軸受台60bが設けられ、軸46が、軸受(図示省略)を介して軸受台60bに回転可能に支持されている。円筒カバー42bは軸46に取り付けられており、軸46と一体的に回転可能となっている。歯付プーリ48a,48bには、タイミングベルトがかけられており、歯付プーリ48aのトルクが歯付プーリ48bに伝達されるようになっている。
次に、回転装置100の動作について説明する。円筒部材40aの駆動軸44の右端部を、右側から見て時計回りに7回転すると、円筒カバー42a内部の回転ボビン51を介してねじりばね50が7巻分、巻締められる。これにより、ねじりばね50にはエネルギーが蓄えられる。この状態で駆動軸44の右端部を開放すると、ねじりばね50に蓄えられたエネルギーにより、ねじりばね50は反時計回りに7巻分、巻き戻る。すると、回転ボビン51を介して駆動軸44が反時計回りに回転し、カムクラッチ47の外輪が反時計回りに7回転する。上述したように、カムクラッチ47の外輪が反時計回りに回転するとそのトルクが内輪に伝達されるため、軸43が反時計回りに7回転する。軸43の回転数は増速機49によって20倍の増速比で増加されて軸45に伝達されるため、軸45及び歯付プーリ48aは反時計回りに140回転する。これにより、軸45と一体的に回転する円筒カバー42aは反時計回りに140回転する。また、歯付プーリ48aのトルクはタイミングベルト59を介して歯付プーリ48bに伝達される。この結果、円筒カバー42bは軸46と一体となって反時計回りに140回転する。即ち、駆動軸44の右端部を右側から見て時計回りに7回転して開放すると、円筒カバー42a,42bは同一の速度で反時計回りに140回転する。
次に、図6を参照して円筒部材40a、40bと被処理物Wとの位置関係について説明する。図6に示すように、円筒部材40aと円筒部材40bとの間の間隔は、被処理物Wの直径よりも小さくされており、被処理物Wは円筒部材40a、40bの上(厳密には円筒カバー42a、42bの上)に配置される。図6では示していないが、被処理物Wは円筒部材40a、40bの上に複数配置されている。なお、図6は被処理物Wが配置された円筒部材40を、図4の右方向から見た状態を示す。上述したように回転装置100が動作して円筒カバー42a、42bが反時計回りに回転すると、被処理物Wは円筒カバー42a、42bと接触状態を保ちながら、円筒カバー42a、42bと同一の速度で軸線周りを時計回りに回転する。
次に、図7を参照して台64について説明する。図7に示すように台64は、支台65(65a,65b)、連結部66(66a,66b)、及び中央連結部67を有する。支台65は大きさが略同一の板状部材である。支台65a,65bは互いに平行に配置されており、互いの対向面が連結部66及び中央連結部67によって連結されている。中央連結部67には、複数の被処理物支持部68が、斜め上方(後述)に延びるように形成されている(図2,3参照)。被処理物支持部68は等間隔に形成されている。被処理物支持部68は、回転装置100を台64に配置した際に、被処理物Wを支持する。このため、隣接する被処理物支持部68の間隔は円筒部材40上に配置する複数の被処理物W同士の間隔と等しくなっている。支台65a、支台65b上には、それぞれ傾斜台69a,69bが設けられている。傾斜台69aの上面及び傾斜台69bの上面はそれぞれ同一角度でx方向に向かうにつれて下降するように傾斜している(図2、3参照)。また、各傾斜台69a,69bの上面は、同一平面内に位置するように各傾斜台69a,69bの高さが調節されている。傾斜台69a,69bの上面の傾斜角度は3°〜13°の間に調整されている。本実施例では、傾斜台69bのほうが傾斜台69aよりも高くされている。傾斜方向における傾斜台69aと傾斜台69bとの間隔は、軸受台52と軸受台60との間隔と略同一となっている。また、傾斜台69a,69bのy方向における幅は、軸受台52、60の幅w(図4参照)よりも大きくされている。
回転装置100の軸受台52、60を傾斜台69a、69b上にそれぞれ配置することにより、回転装置100が台64上に設置される。上述したように傾斜台69a,69bの上面はx方向に下降するように傾斜しており、傾斜台69bが傾斜台69aよりも高くされている。このため、回転装置100を台64上に設置すると、円筒部材40は、円筒部材40の右端部に対して左端部が高くなるように傾斜する。また、回転装置100を台64上に設置すると、円筒部材40a、40bの間には被処理物支持部68が位置することになる。ここで、被処理物支持部68は、円筒部材40の回転軸線と略直交するように傾いている。被処理物Wが円筒部材40a、40bの間に配置されると、被処理物Wの後端(搬送方向と反対側)は被処理物支持部68に当接する。これにより、被処理物Wは被処理物支持部68によって適切に支持される。
次に、ショットピーニング装置10の動作について、図1、8〜14を参照して説明する。図8〜14では、図を見易くするために位置A〜Fの図示を省略している。本実施例では、搬送装置20は4台の台64を搬送する。以下では、図8に示すように4台の台64にそれぞれ64a、64b、64c、64dと符号を付す。各台64には回転装置100が設置されている。上述したように、回転装置100は、x方向に下降するように傾斜した状態で台64上に設置される。供給搬出室14では、回転装置100の円筒部材40a,40b上(厳密には円筒カバー42a、42b上)に複数の被処理物Wを配置する。被処理物Wは被処理物支持部68と当接するように配置される。以下では、被処理物Wが配置された回転装置100が設置された台64を、単に「台64」と称することもある。
図8は、搬送装置20の直進用送り機20bが駆動して台64aを換気室22の位置Fから供給搬出室14の位置Aに搬送した直後の状態を示す。別言すれば、台64bを供給搬出室14の位置Aから巻締室16の位置Bに搬送した直後の状態ということもできる。供給搬出室14に形成されている開閉扉32は、台64aが供給搬出室14の位置Aに搬送されるのと同じタイミングで全開となるように制御される。このため、台64aが供給搬出室14の位置Aに搬送されると、開閉扉32が開き、外部の多関節型ロボットにより台64aからショットピーニングを終了した被処理物Wが搬出される(即ち、円筒カバー42a、42b上の被処理物Wが取出される)。と同時に、多関節型ロボットによりこれからショットピーニングされる被処理物Wが台64aに供給される(即ち、被処理物Wが円筒カバー42a、42b上に配置される)。被処理物Wの搬出及び供給に要する時間を供給搬出時間t1とする。
供給搬出時間t1の間における台64b〜64dについて説明する。供給搬出時間t1の間は、直進用送り機20bは停止している。このため、台64aは供給搬出室14の位置Aで停止しており、台64bは巻締室16の位置Bで停止している。巻締室16には巻締機(図示省略)が設置されている。巻締室16では、供給搬出時間t1の間に、巻締機が台64b上に設けられた回転装置100の駆動軸44の右端部を右側から見て時計回りに7回転する。これにより、円筒部材40a内部のねじりばね50は7巻分、巻締められる。このとき、カムクラッチ47は空転するので円筒カバー42a、42bは回転しない。駆動軸44の右端部は、ねじりばね50に蓄えられたエネルギーにより駆動軸44が逆回転するのを防止するため、台64bが次の移動を開始するまで巻締機により固定されている。台64bの駆動軸44の回転(即ち、ねじりばね50の巻締め)は、台64aの被処理物Wの搬出及び供給とほぼ同時に始まる。また、駆動軸44の回転に要する時間(即ち、ねじりばね50の巻締めに要する時間)は、供給搬出時間t1よりも短い。このため、駆動軸44の回転は、被処理物Wの供給搬出よりも早く終了する。また、供給搬出時間t1の間は、開閉扉28、29は閉まっている。
一方、供給搬出時間t1の間、投射室18では投射装置70a,70bが台64c、64d上の被処理物Wの表面にショット粒を投射してショットピーニングを行う。このとき、台64c、64dは直進用送り機20aにより−x方向に搬送されている。具体的には、台64cは投射室18の位置Dに向かって搬送され、台64dは投射室18の位置Eに向かって搬送されている。ここで、回転装置100が備える円筒部材40a、40bは、台64が投射室18に位置している間は回転を続けるように予め設定されている。従って、投射室18内では、台64c、64d上の被処理物Wはその軸線周りを自転をしながら−x方向に搬送される(図6参照)。これにより、投射室18において被処理物Wの表面全体に万遍なくショット粒を投射することができる。このとき、開閉扉25、26は閉まっている。
図9に示すように台64cが投射室18の位置Dに搬送され、台64dが投射室18の位置Eに搬送されると、直進用送り機20aは一時停止するとともに、投射装置70a,70bのショット粒の投射も一時停止する。厳密には、ロータ72a,72b自体は、ショットピーニング装置10の動作中に亘って回転を続ける。しかしながら、ホッパ84とロータ72a,72bとの間にはゲート(図示省略)が設けられており、ゲートが閉じるとホッパ84からロータ72a,72bへのショット粒の供給が停止され、ゲートが開くとショット粒の供給が再開されるようになっている。このため、投射装置70a,70bは、ゲートが閉じることでショット粒の投射が停止され、ゲートが開くことでショット粒の投射が再開される。開閉扉25、26は、台64c、64dが投射室18の位置D及び位置Eにそれぞれ搬送されるのとほぼ同じタイミングで全開するように制御される。なお、巻締機による台64bの駆動軸44の回転は、台64c、64dが投射室の位置D、位置Eにそれぞれ搬送される前に終了する。
開閉扉25、26が全開すると、第1横移動用送り機及び第2横移動用送り機が駆動して、台64bと台64dを搬送(横移動)する。具体的には、図10に示すように、開閉扉25が全開すると、第1横移動用送り機が台64bを巻締室16の位置Bから投射室18の位置Cに搬送する。また、開閉扉26が全開すると、第2横移動用送り機が台64dを投射室18の位置Eから換気室22の位置Fに搬送する。このとき、台64b、64dは向きを変えることなくそのまま横(±y方向)にスライドするように移動する。ここで、上述したように、第1横移動用送り機が駆動を開始すると、巻締機は台64bの駆動軸44の右端部を開放する。すると、台64b上の回転装置100が備えるねじりばね50に蓄えられているエネルギーによって円筒カバー42a、42bは自転を開始し(即ち、回転装置100が動作を開始し)、被処理物Wがその軸線周りに自転する。一方、台64dが換気室22の位置Fに搬送されると、台64d上の回転装置100の動作は終了し、被処理物Wの自転が停止する。即ち、巻締室16では、少なくとも台64が巻締室16から投射室18を通過して換気室22に搬送されるまでの間は回転装置100が動作を継続できるだけのエネルギーがねじりばね50に蓄えられる。また、換気室22では、室内の換気が行われる。換気には従来公知の換気装置が用いられる。これにより、仮に開閉扉26が開いた際にショット粒や粉塵等が換気室22に入り込んでも、換気装置により換気室22は適切に換気される。このため、開閉扉29が開いた際に、供給搬出室14にショット粒や粉塵等が入り込むことが抑制される。
台64b、64dの横移動が終了すると、開閉扉25、26が閉まり始めると同時に、直進用送り機20aが駆動を再開して、投射室18において台64b、64cを−x方向に搬送する。また、投射装置70a,70bは、台64bの横移動が終了するのとほぼ同じタイミングでショット粒の投射を再開できるようにゲートの開閉が制御される。即ち、本実施例では、開閉扉25、26が完全に閉まりきる前に投射装置70a,70bによるショット粒の投射が再開される。この時点では、まだ台64a上の被処理物Wの搬出と供給が継続している(即ち供給搬出時間t1が経過していない)。
図11に示すように、直進用送り機20aにより台64b、64cが投射室18の位置D及び位置Eにそれぞれ搬送される途中で、台64a上の被処理物Wの搬出及び供給が完了する(即ち、供給搬出時間t1が経過する)。開閉扉28、29は、台64a上の被処理物Wの搬出及び供給が完了するのとほぼ同じタイミングで全開するように制御されている。台64a上の被処理物Wの搬出及び供給が完了すると、直進用送り機20bが駆動を再開し、台64aを巻締室16の位置Bに、台64dを供給搬出室14の位置Aにそれぞれ搬送する。搬送が終了すると直進用送り機20bが一時停止するとともに、開閉扉28、29が閉まる。この間、投射室18における台64b、64cは直進用送り機20aにより投射室18の位置D及び位置Eに向かって搬送されている。即ち、直進用送り機20aの搬送速度は、直進用送り機20bの搬送速度よりも遅い。この間、開閉扉25,26は閉まっている。
台64dが供給搬出室14の位置Aに搬送されると、開閉扉32が開き、上述した手順で多関節型ロボットにより被処理物Wの搬出及び供給が行われる。また、台64aが巻締室16の位置Bに搬送されると、上述した手順で台64a上の回転装置100の駆動軸44が巻締機により回転される。
台64aの駆動軸44の回転が終了してしばらくすると、図13に示すように、台64b、64cが投射室18の位置D及び位置Eにそれぞれ搬送される。すると、直進用送り機20aが一時停止するとともに、投射装置70a,70bのショット粒の投射も一時停止する。上述したように、開閉扉25、26は、台64b、64cが投射室18の位置D及び位置Eにそれぞれ搬送されるのとほぼ同じタイミングで全開するように制御される。開閉扉25、26が全開すると、第1横移動用送り機及び第2横移動用送り機が駆動して、図14に示すように台64aを巻締室16の位置Bから投射室18の位置Cに搬送(横移動)するとともに、台64dを投射室18の位置Eから換気室22の位置Fに搬送(横移動)する。台64aの駆動軸44は、第1横移動用送り機が駆動すると同時に巻締機により開放される。このため、台64a上の被処理物Wはその軸線周りに自転している状態で投射室18に搬送される。この時点では、まだ台64d上の被処理物Wの搬出と供給が継続している。上記に説明した動作が台64a〜64dに対して繰り返されることにより、台64a〜64d上の被処理物Wがショットピーニングされる。
実施例1のショットピーニング装置10の作用効果について、従来のショットピーニング装置110(比較例)を参照しながら説明する。図15は、従来のショットピーニング装置110の正面断面図を示しており、実施例1のショットピーニング装置10と同一の部材には同一の符号を付している。図15に示すように、従来のショットピーニング装置110では、供給室114は、ハウジング12の一端(図15の右端)に設けられている。供給室114の上部には供給口132が形成されている。被処理物Wは供給口132から供給室114に投入される。投射室118は、供給室114と搬出室115(後述)の間に配置されている。投射室118の上部には、投射装置70a,70bが配置されている。搬出室115は、ハウジング12の他端(図15の左端)に設けられている。搬出室115の上部には、搬出口133が設けられている。搬出口133から、ショット粒が投射された被処理物Wが搬出される。即ち、ショットピーニング装置110では、供給室114と、投射室118と、搬出室115とが、被処理物Wの搬送方向に沿って並んで形成されている。ショットピーニング装置110を平面視すると、ショット粒は搬送方向と略平行な方向に向かって投射されるため、上記の構成によると、ショット粒が供給口及び搬出口からショットピーニング装置外に飛散することがある。このため、ショットピーニング装置110では、供給口132から投射室18までの長さL3及び投射室18から搬出口133までの長さL4をある程度長くすることにより、ショット粒が装置の外部に飛散することを抑制している。これにより、ショット粒がショットピーニング装置の外部に飛散することは抑制できるものの、x方向におけるショットピーニング装置110の長さL2が長くなり、装置が大型化することが避けられなかった。
しかしながら、実施例1のショットピーニング装置10では、図1に示すように、投射室18のx方向における両端に供給室及び搬出室を形成していない。その代りに、巻締室16及び換気室22を、投射室18に対して同じ側(−y方向側)に、投射室18と直交するように配置している。このため、ショットピーニング装置10のx方向における長さL1は、投射室18のx方向の長さに等しくなる。従って、従来のショットピーニング装置110と比較して、供給室114及び搬出室115のそれぞれのx方向の長さの分だけショットピーニング装置10のx方向の長さを短くすることができる。
また、ショットピーニング装置10を平面視すると、ショット粒は被処理物Wの搬送方向と略平行な方向に向かって投射されるため、巻締室16及び換気室22は、ショット粒の投射方向と直交するように配置されていることとなる。ショット粒は被処理物Wに衝突すると様々な方向に飛散するが、被処理物Wの搬送方向と直交する方向に飛散するショット粒の割合は少ない。このため、投射室と隣接する室を、投射室の搬送方向における両端に形成する構成と比較して、投射室18と隣接している室(即ち、巻締室16及び換気室22)内に、飛散したショット粒が入り込むことを大幅に抑制することができる。従って、ショット粒がショットピーニング装置10の外部に飛散することを抑制しながら、ショットピーニング装置10の大型化を大幅に抑制することができる。例えば、本実施例では、ショットピーニング装置10のx方向の長さを、従来のショットピーニング装置110と比較して約3分の1程度に短くすることができる。
さらに、本実施例では、投射室18と巻締室16との間に開閉扉25が、投射室18と換気室22との間に開閉扉26がそれぞれ形成されている。開閉扉25、26は、投射装置70a,70bがショット粒を投射している間の大部分は閉まっている。このため、開閉扉25、26が閉まっている間は、仮にショット粒が被処理物Wに衝突して−y方向側に飛散しても、ショット粒が巻締室16及び換気室22に入り込むことがない。ここで、台64が第1横移動用送り機により巻締室16から投射室18の位置Cに搬送された直後(別言すれば、別の台64が第2横移動用送り機により投射室18の位置Eから換気室22に搬送された直後)は、開閉扉25、26が完全に閉まる前に投射装置70a,70bによるショット粒の投射が始まる。このため、ショット粒が巻締室16及び換気室22に入り込む可能性がある。また、さらに別の台64が投射室18の位置Dから位置Eに搬送されると、投射装置70a,70bによるショット粒の投射が完全に停止する前に、開閉扉25、26が全開する。このときも、ショット粒が巻締室16及び換気室22に入り込む可能性がある。しかしながら、ショット粒の単位時間当たりの投射量は、ゲートが開き始めることで徐々に増えていき、ゲートが閉じ始めることで徐々に減っていく。このため、ショット粒の投射が始まった直後及びショット粒の投射が停止する直前のショット粒の単位時間当たりの投射量は、ゲートが全開のときの投射量と比較してそれほど多くない。従って、ショット粒の投射が始まった直後及びショット粒の投射が停止する直前に開閉扉25、26が開いていても、巻締室16及び換気室22に入り込むショット粒の量を十分抑制することができる。結果として、開閉扉25、26を設けることにより、ショット粒がショットピーニング装置10の外部に飛散することをより一層抑制することができる。また、ショット粒が巻締室16及び換気室22に入り込んでも、開閉扉28,29は必ずそのタイミングで閉じているので、ショット粒が外部へ飛散することをさらに抑制することができる。また、この構成によると、台64が投射室18の位置Cに搬送された直後にショット粒の投射が始まるため、被処理物Wをショットピーニングするのに必要な時間を低減することができる。
また、本実施例では、巻締室16と換気室22の間に供給搬出室14が形成されている。供給搬出室14では被処理物Wの搬出と供給が順次行われる。従来のショットピーニング装置110では、供給口132と搬出口133が別々に設けられていたため、2箇所で被処理物Wを供給又は搬出しなければならなかった。しかしながら、本実施例の構成によると、1箇所で被処理物Wの供給及び搬出を行うことができる。このため、作業効率を向上できると共に、従来よりも省スペースで作業を行うことができる。また、ショットピーニング装置10の内部は、開閉扉32が開いたときにのみ外部と連通する。このため、供給口132と搬出口133とが分かれて形成されている構成と比較して外部と連通する面積が狭い。従って、ショット粒が装置10の外部に飛散することをより抑制することができる。さらに、開閉扉28,29,32が形成されていることにより、ショット粒が装置10の外部に飛散することをさらに抑制することができる。
また、本実施例では、被処理物Wを台64に搭載して被処理物Wを搬送する。4台の台64a〜64dは、ショットピーニング中は装置10内を環状に循環しており、被処理物Wのみが供給搬出室14において供給及び搬出される。ショットピーニング装置10では被処理物Wが環状に搬送される構成を採用しているため、被処理物Wを台64に搭載して搬送した方が、台64を用いずに搬送するよりも被処理物Wを容易に搬送することができる。
さらに、本実施例では、各台64上に回転装置100が設置されている。回転装置100は、ねじりばね50に蓄えられるエネルギーによって動作し、被処理物Wを自転させる。即ち、ねじりばね50が回転装置100を駆動する駆動源の役割を果たす。このように回転装置100は、その内部に自身を駆動する駆動源を有しているため、外部に回転装置100を駆動するためのモータ等を設置する必要がない。このため、より簡易な構成で回転装置100を駆動することが可能となる。また、回転装置100の駆動源が回転装置100の外部ではなく内部に設けられるため、駆動源がショット粒により損耗することを抑制することができる。
さらに、本実施例のショットピーニング装置10では、円筒部材40a、40bが、右端部に対して左端部が高くなるように傾斜している。したがって、円筒部材40a、40b上に載置された被処理物Wには、重力によって搬送方向の逆側(すなわち、投射室18の位置Eから位置C)に向かう力が作用する。このため、投射装置70aから搬送方向に向かってショット粒を投射しても、被処理物Wが被処理物支持部68から離れてしまうことが抑制され、被処理物Wに適切に残留応力を付与することができる。すなわち、被処理物Wがショット粒の衝突によって逃げてしまい、被処理物Wに残留応力が適切に付与されない事態を回避することができる。特に、高応力設計がなされたコイルばねや、ばねの横力制御設計がなされたばねの場合、最大応力発生部位が、素線の内径側でなく素線の上下面となる場合がある。素線の内外周面や搬送方向前側の面にショット粒を投射する際は、ショット粒から被処理物Wに作用する力を円筒部材40a、40bや被処理物支持部68で受けることができるため、素線に十分な残留応力を付与することができる。一方、投射装置70bから搬送方向とは逆方向に向かってショット粒を投射する際は、ショット粒を強く投射して大きな残留応力を付与しようとすると、そのままでは被処理物Wが逃げて、大きな残留応力を付与することができない。本実施例では、被処理物Wの後端を被処理物支持部68が支持しているため、被処理物Wの逃げを抑制することができる。その結果、被処理物Wの表面全体に比較的に大きな残留応力を付与することができる。
なお、円筒部材40a、40bの回転軸線が水平方向となす角度のうち鋭角の角度は、水平方向に対して3〜13°となっていることが好ましい。円筒部材40a、40bの角度が3°未満であると、被処理物Wの逃げを防止するための力が充分に得られないためである。また、円筒部材40a、40bの角度が13°を超えると、ショットピーニング装置10が高さ方向に大型化するためである。
以上、本明細書が開示する技術の実施例について詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、本明細書が開示するショットピーニング装置は、上記の実施例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば、上記の実施例では換気室22で室内の換気が行われたが、これに限られず、巻締室16においても室内の換気が行われてもよい。こうすることで、換気室22や巻締室16内のショット粒や粉塵等が供給搬出室14に入り込むことをさらに抑制することができる。
また、開閉扉32はなくてもよい。上述したように、開閉扉25,26が開いている間は開閉扉28,29は閉まっており、逆に、開閉扉28,29が開いている間は開閉扉25,26は閉まっている。このため、開閉扉32がなくても、ショット粒がショットピーニング装置10の外部に飛散することを抑制することができる。また、開閉扉25、26は、ショット粒の投射中は完全に閉められている構成であってもよい。
また、上記の実施例では、搬送装置20の下方の空間は、開閉扉25,26,28,29を閉めてもy方向及びx方向に連通しているが、このような構成に限られない。例えば、搬送装置20の下方に、各室14,16,18,22を区画する仕切り板を形成してもよい。この構成によると、各室14,16,18,22に入り込んだショット粒が、搬送装置20の下方の空間において他の室14,16,18,22に入り込むことを抑制することができる。
また、上記の実施例では開閉扉28,29を閉めるとそれらの先端は搬送面の高さhに位置するが、これに限られない。例えば、直進用送り機20a,20bがローラタイプの場合、搬送面よりも下部(例えばハウジング12の下面12b)まで開閉扉28,29を閉めることも可能である。
また、各横移動用送り機の搬送面の高さは直進用送り機20a、20bの高さと同一でなくてもよい。例えば、横移動用送り機の搬送面の高さを、台64の搬送時だけ高くしてもよい。また、直進用送り機20a、20bの高さは互いに同一でなくてもよい。例えば、直進用送り機20a、20bの間に高低差を設けて横移動用送り機の搬送面が斜めになる構成であってもよい。また、直進用送り機20a,20b、各横移動用送り機の搬送面は水平でなくてもよい。
また、被処理物Wのサイズが比較的大きい場合(例えば、自動車シャシ用ばね)には、円筒部材40a、40bの上に配置する被処理物Wの数は1つであってもよい。このように、被処理物Wのサイズに応じて円筒部材40a、40bの上に配置する被処理物Wの数を変更することにより、台64やハウジング12のサイズを最適化することができ、ショットピーニング装置10のサイズをよりコンパクトにすることが可能となる。
また、仕切り壁24は、ハウジング12の上面12aから搬送装置20の搬送面の高さhまで形成されていれば、ハウジング12の下面12bまで形成されていなくてもよい。また、ショット粒貯留部76は配置されなくてもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:ショットピーニング装置
12:ハウジング
14:供給搬出室
16:巻締室
18:投射室
20:搬送装置
22:換気室
24:仕切り壁
25,26,28,29,32:開閉扉
40a,40b:円筒部材
42a,42b:円筒カバー
50:ねじりばね
64a〜64d:台
70a,70b:投射装置
100:回転装置

Claims (8)

  1. 被処理物にショットピーニングを行うショットピーニング装置であって、
    投射室を有するハウジングと、
    被処理物を搬送する搬送装置と、
    搬送装置により投射室内を搬送される被処理物にショット粒を投射する投射装置と、を備えており、
    ハウジングはさらに、投射室の一端部と隣接する第1室と、投射室の他端部と隣接する第2室と、を有しており、
    第1室及び第2室は、投射室内において被処理物を搬送する搬送方向と交差する方向であって、前記搬送方向に対して同じ側に形成されており、
    搬送装置は、被処理物を第1室から投射室を通って第2室に搬送する、ショットピーニング装置。
  2. ショットピーニング装置を平面視したときに、投射装置から投射されるショット粒の投射方向が前記搬送方向と平行となることを特徴とする請求項1に記載のショットピーニング装置。
  3. 投射室と第1室との間には第1開閉扉が、投射室と第2室との間には第2開閉扉がそれぞれ形成されており、
    第1開閉扉及び第2開閉扉は、投射装置が被処理物にショット粒を投射する期間の少なくとも一部の期間は閉じられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のショットピーニング装置。
  4. ハウジングは、第1室と第2室との間に、第1室及び第2室と隣接する第3室を有しており、
    搬送装置は、被処理物を、第3室、第1室、投射室、第2室、及び第3室の順に通るように搬送し、
    第3室では、被処理物が供給されるとともに、ショット粒が投射された被処理物が搬出されることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のショットピーニング装置。
  5. 被処理物は、台に保持された状態で搬送されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のショットピーニング装置。
  6. 台上には2つの円筒部材が回転可能に支持されており、
    2つの円筒部材の上には被処理物が配置可能となっており、
    少なくとも一方の円筒部材は、その内部にねじりばねを有しており、
    ねじりばねに蓄えられるエネルギーによって2つの円筒部材が自転することで円筒部材上の被処理物が自転することを特徴とする、請求項5に記載のショットピーニング装置。
  7. ねじりばねは、第1室で巻かれることを特徴とする、請求項6に記載のショットピーニング装置。
  8. 円筒部材は、少なくとも投射室において、水平方向から3°〜13°の範囲で傾斜していることを特徴とする、請求項6または7に記載のショットピーニング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021041533A (ja) * 2020-12-10 2021-03-18 株式会社サンポー ショットブラスト装置

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