JP2008119234A - 球体の移送機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】螺旋部材48の回転停止時においても玉21が転動落下することはなく、しかも、装置が小型で製作費を安価とする。
【解決手段】螺旋部材48をモータ56により駆動回転すると、供給開口39を通じて移送通路37内に導かれた玉21は、螺旋状の移送体47と上下方向に延びる第1突条51との双方に接触しながら移送体47のリード角により上方に移送される。このとき、玉21は通常、移送体47の1ピッチに1個だけ存在しているため、モータ56は小出力の小型のもので充分となる。しかも、玉21の移送途中で螺旋部材48の回転が停止しても、各玉21は第1突条51によって転がり落ちる事態が阻止される。
【選択図】図3
【解決手段】螺旋部材48をモータ56により駆動回転すると、供給開口39を通じて移送通路37内に導かれた玉21は、螺旋状の移送体47と上下方向に延びる第1突条51との双方に接触しながら移送体47のリード角により上方に移送される。このとき、玉21は通常、移送体47の1ピッチに1個だけ存在しているため、モータ56は小出力の小型のもので充分となる。しかも、玉21の移送途中で螺旋部材48の回転が停止しても、各玉21は第1突条51によって転がり落ちる事態が阻止される。
【選択図】図3
Description
この発明は、パチンコ玉等の球体を上方に向かって移送する球体の移送機構に関する。
従来の球体の移送機構としては、例えば以下の特許文献1に記載されているようなものが知られている。
特開平8−141202号公報
このものは、下端部および上端部にそれぞれ供給開口および排出開口が形成された上下方向に延びる円筒状の揚送筒と、揚送筒内に収納された回転軸、および、該回転軸の外周に取り付けられるとともに、螺旋状に延びる揚送フィンとからなり、揚送筒の下端部から上端部まで延びる螺旋体と、前記螺旋体を駆動回転させることで、供給開口から揚送筒内に導かれたパチンコ玉を排出開口に向かって上方に揚送する揚送モータとを備えたものである。
しかしながら、このような従来の移送機構にあっては、パチンコ玉を揚送しているとき、揚送筒と揚送フィンとによって画成される螺旋状空間にはパチンコ玉が隙間無く数珠繋ぎで充満しているため、大重量となるとともに、摩擦抵抗も大となり、この結果、螺旋体を回転させるためには大出力の揚送モータが必要となり、装置全体が大型化するとともに、高価となってしまうという課題があった。また、パチンコ玉の揚送の途中で揚送モータの作動が停止し、螺旋体の回転が停止すると、前記螺旋状空間に充満しているパチンコ玉は、供給開口での待機中のパチンコ玉による揚送筒内への押込み力とバランスする位置まで自重によって揚送フィン上を転がり落ちてしまうという課題もあった。
この発明は、螺旋部材の回転停止時においても球体が転動落下することはなく、しかも、装置が小型で安価に製作することができる球体の移送機構を提供することを目的とする。
このような目的は、内部に移送通路が形成されるとともに、下端部および上端部にそれぞれ供給開口および排出開口が形成された上下方向に延びる移送ケースと、移送ケースの移送通路内に収納された回転軸、および、該回転軸の周囲において螺旋状に延び、回転軸に連結されることで該回転軸と一体的に回転する移送体からなり、移送通路に沿って移送ケースの下端部から上端部まで延びる螺旋部材と、移送ケースの内面にその下端部から上端部に亘って設けられ、螺旋部材に沿って延びる突条と、前記螺旋部材を駆動回転させることで、供給開口から移送通路内に導かれた球体を移送体と突条とに接触させながら排出開口に向かって移送する回転手段とを備えることにより、達成することができる。
この発明においては、移送ケースの内面に螺旋部材に沿ってその下端部から上端部まで延びる突条を設けたので、移送通路内の球体は螺旋部材の移送体上を前記突条に接触するまで転がり落ちることになる。この状態で螺旋部材が回転手段により駆動回転されると、前記球体は移送体と突条との双方に接触しながら移送体のリード角により排出開口に向かうよう上方に移送される。これにより、供給開口から移送ケース内の移送通路に球体が導かれると、該球体は螺旋部材の回転によって上方に移送された後、排出開口から移送ケース外へ排出されるのである。
ここで、この発明においては、螺旋部材が1回転する毎に球体は1ピッチだけ上方に移送されるとともに、通常、1回転に1個だけ球体が供給開口から移送通路内に導かれるため、移送ケース内に位置している移送途中の球体数は従来よりかなり少なくなり、この結果、回転手段は小出力の小型のもので充分となり、装置全体を小型とし安価に製作することもできる。しかも、球体の移送途中で螺旋部材の回転が停止しても、移送ケース内の各球体は前述のように突条によって転がり落ちる事態が阻止され、球体の移送を確実なものとすることができる。
また、請求項2に記載のように構成すれば、移送ケースの上端部まで移送されてきた球体を確実に排出開口から押し出すことができ、球体の移送が円滑となる。さらに、請求項3に記載のように構成すれば、螺旋部材を簡単かつ安価に製作することができる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1、2において、11はゲームセンター等で用いられるパチンコ遊技機であり、このパチンコ遊技機11はガイドレール12に囲まれた略円形状の遊技領域13が前面に形成された遊技盤14を有する。この遊技領域13には、入賞部15、図柄表示部16、図示しない釘や風車等の遊技部品がそれぞれ所定位置に配置されており、その最下位置にはアウト口17が設けられている。20は前記遊技盤14が格納される矩形状の遊技機枠であり、この遊技機枠20の前面下部には後述する送出手段から送り出された(払い出された)球体としての玉(パチンコ玉)21を一時的に貯留する玉受け皿22が設けられている。
図1、2において、11はゲームセンター等で用いられるパチンコ遊技機であり、このパチンコ遊技機11はガイドレール12に囲まれた略円形状の遊技領域13が前面に形成された遊技盤14を有する。この遊技領域13には、入賞部15、図柄表示部16、図示しない釘や風車等の遊技部品がそれぞれ所定位置に配置されており、その最下位置にはアウト口17が設けられている。20は前記遊技盤14が格納される矩形状の遊技機枠であり、この遊技機枠20の前面下部には後述する送出手段から送り出された(払い出された)球体としての玉(パチンコ玉)21を一時的に貯留する玉受け皿22が設けられている。
23は玉受け皿22より後側の遊技盤14に設けられた打出し手段であり、この打出し手段23は玉受け皿22に貯留されている玉21を遊技盤14の遊技領域13に向かって1個ずつ所定間隔で打ち出すとともに、打ち出しを行う毎に減算信号を出力する。また、前記遊技機枠20の前面下部には打出しハンドル24が取り付けられ、この打出しハンドル24は、その回転角度を変化させることで、打出し手段23から打ち出される玉21の飛距離を調節することができる。
28は遊技機枠20の後面上部に取り付けられ、上面が開口した箱型のタンクであり、このタンク28はある程度の数の玉21を一時的に貯留することができる。29は前記タンク28に隣接して配置されるとともに、遊技盤14の後面に取り付けられた上下方向に延びる送出手段であり、この送出手段29は、供給信号が入力されると、タンク28に貯留されている玉21を所定個数だけ玉受け皿22に送り出す。
図1、2、3、4、5において、31は遊技盤14の後側に形成された排出口32の直下に前端部が配置された接続スロープであり、この接続スロープ31は、入賞部15、アウト口17に入った後に遊技盤14から排出される玉21を後方に向かって誘導する。33は後述の島設備に取り付けられ前記玉21を上方に向かって移送する移送機構であり、この移送機構33は遊技盤14の後方に設置されるとともに、上下方向に延びる移送ケース34を有する。ここで、上下方向とは、水平方向よりはどちらかといえば上下方向であるという意味で、鉛直方向に対してある程度傾斜していてもよい。
この移送ケース34は、前面が開口するとともに断面略コの字形で、上下端が頂壁および底壁によって閉止されたケース本体35と、該ケース本体35の前端に着脱可能に取り付けられ、前記ケース本体35の前面開口を閉止する帯板状の閉止プレート36とから構成され、この結果、該移送ケース34の内部には上下方向に延びる四角柱状の移送通路37が形成される。
前記移送ケース34、詳しくは閉止プレート36の下端部には前記移送通路37に連通する供給開口39が形成され、この供給開口39は高さ、幅が共に前記玉21の直径より若干大きい。また、この供給開口39の直下の閉止プレート36には前記接続スロープ31の後端が連結されており、この結果、前記接続スロープ31上を後方に向かって転動してきた玉21を前記供給開口39を通じて移送通路37内に導くことができる。
41は前記移送ケース34の移送通路37内に収納された上下方向に延びる回転軸であり、この回転軸41は移送通路37の断面中心を繋ぐ直線と同軸であるとともに、その外周面から移送ケース34の内面までの最短距離は前記玉21の直径より僅かに大きい。前記回転軸41の下端にはケース本体35の底壁内面に摺接する下フランジ42が形成され、一方、その上端部にはケース本体35の頂壁内面に摺接する上フランジ43が形成されている。また、前記回転軸41は上フランジ43より上側に連結部44を有し、この連結部44はケース本体35の頂壁を貫通し上方に突出している。
47は断面円形の金属、例えばスチール単線をコイル状に変形させることで構成した移送体であり、この移送体47は前記回転軸41の周囲にこれと同軸関係を保って配置されており、この結果、該移送体47は回転軸41の周囲において螺旋状に延びることになる。ここで、前記移送体47の内径は回転軸41の直径より若干大径であるため、回転軸41との間に若干の間隙が形成され、一方、その外径は移送通路37の幅、奥行きより若干小径であるため、移送ケース34と移送体47との間には若干の間隙が形成されされている。
また、前記移送体47のピッチは前記玉21の直径より若干大であるため、上下に隣接する巻き間に玉21は位置することができるが、このとき、該コイル状の移送体47の平均径は回転軸41の直径に玉21の直径を加算した値より若干大であるため、玉21は移送体47上で自重により半径方向内側に転がり込み、移送体47、回転軸41に接触した状態でこれら移送体47、回転軸41に保持される。この結果、玉21が上方に移送されるとき、玉21が移送ケース34の内面に摺接することはなく、これらの間の摩擦接触による摩耗を防止することができる。
そして、この移送体47は前記回転軸41の軸方向に離れた複数点、ここではその上端および下端が回転軸41の上、下フランジ43、42に2点において連結され、これにより、該移送体47は回転軸41と一体的に回転することができる。前述した回転軸41、移送体47は全体として、移送通路37に沿って移送ケース34の下端部から上端部まで延びる螺旋部材48を構成する。
ここで、前述のように移送体47を、断面円形の金属線をコイル状に変形させることで構成するとともに、回転軸41に軸方向に離れた複数点で連結するようにすれば、螺旋部材48を簡単かつ安価に製作することができる。なお、この移送体は回転軸の外周に螺旋状に巻き付け固定された帯板(フィン)から構成したり、あるいは、円柱状の素材から回転軸と共に削り出して構成してもよい。また、移送体47、回転軸41を金属ではなく、プラスチック等から構成してもよい。
前記移送ケース34の内面、詳しくは閉止プレート36の内面には螺旋部材48に沿って上下方向に延びる第1突条51が設けられ、この第1突条51は閉止プレート36の下端部から上端部に亘って配置されている。また、この第1突条51は前記供給開口39の一側端近傍に設けられているが、ここで、供給開口39の一側端とは、移送体47と交差している供給開口39の両側端のうち、より下側において移送体47と交差している側である。
また、閉止プレート36の内面で供給開口39の他側端近傍には前記第1突条51と平行で等長の第2突条52が設けられ、これらの第1、第2突条51、52と移送体47との間には僅かな間隙が形成されている。前記ケース本体35の頂壁の上面にはブラケット55を介してモータ56が取り付けられ、このモータ56の出力軸は前記回転軸41の連結部44に継手57を介して連結されている。この結果、前記モータ56が作動して出力軸が回転すると、螺旋部材48は回転するが、このときの回転方向は、供給開口39から眺めたとき、移送体47が上昇するように見える方向である。
前述したモータ56、継手57は全体として、前記螺旋部材48を駆動回転させることで、供給開口39から移送通路37内に導かれた玉21を移送体47と第1突条51とに接触させながら排出開口60に向かって移送(揚送)する回転手段59を構成する。ここで、前記排出開口60は、移送ケース34、詳しくは閉止プレート36の上端部に形成されるとともに、前記移送通路37に連通し、また、供給開口39と同様に第1、第2突条51、52間に位置している。
なお、前記螺旋部材48は、回転手段59の作動を打出し手段23の作動に連動させることで、間欠的に回転させるようにしてもよく、また、常に回転させるようにしてもよい。58は第1、第2突条51、52間で、かつ、供給、排出開口39、60間の閉止プレート36に形成された貫通している少なくとも1個のスリットであり、該スリット58を通じて移送されている玉21の状況を観察することにより、トラブルが発生しているか否かを知ることができる。
そして、この実施例においては、前述のように移送ケース34の内面に螺旋部材48に沿ってその下端部から上端部まで延びる第1突条51を設けたので、移送通路37内の玉21は螺旋部材48の移送体47上を前記第1突条51に接触するまで転がり落ちることになる。この状態で螺旋部材48が前述のように回転手段59により駆動回転されると、前記玉21は移送体47と第1突条51との双方に接触しながら移送体47のリード角により排出開口60に向かうよう上方に移送される。これにより、供給開口39から移送ケース34内の移送通路37に玉21が導かれると、該玉21は螺旋部材48の回転によって上方に移送された後、排出開口60から移送ケース34外へ排出されるのである。
ここで、前記螺旋部材48が1回転する毎に玉21は移送体47の1ピッチ分だけ上方に移送されるとともに、通常、螺旋部材48の1回転に1個だけ玉21が供給開口39から移送通路37内に導かれるため、移送ケース34内に位置している移送途中の玉21の数は従来よりかなり少なくなり、この結果、回転手段59は小出力の小型のもので充分となり、装置全体を小型とし安価に製作することもできる。しかも、玉21の移送途中で螺旋部材48の回転が停止しても、各玉21は前述のように第1突条51によって転がり落ちる事態が阻止され、玉21の移送を確実なものとすることができる。
一方、前記第2突条52は、振動等により玉21が螺旋を描きながら上方に押し上げられる事態を防止し、これにより、該玉21が移送通路37の四隅部に落ち込んでそのままの位置を維持する事態を阻止している。61は前後方向に延びる中空の供給管であり、この供給管61の後端は前記排出開口60の周囲の閉止プレート36に連結され、その前端は前記タンク28の直上に位置している。この結果、前記排出開口60から排出された玉21は供給管61を通じてタンク28に導かれる。
また、前記回転軸41の排出開口60に対向する上端部には上方に向かうに従い大径となった円錐台部65が設けられ、この円錐台部65は斜面を利用して移送ケース34の上端部まで移送されてきた玉21を排出開口60に強制的に押し出すことができる。このように回転軸41に円錐台部65を設ければ、移送ケース34の上端部まで移送されてきた玉21を確実に排出開口60から供給管61に押し出すことができ、玉21の移送が円滑となる。前述した移送ケース34、螺旋部材48、回転手段59は全体として、前記移送機構33を構成する。
再び、図1、2において、70は制御手段であり、この制御手段70にはパチンコ遊技に関する基本的なプログラムが記憶され、また、この制御手段70は各部から信号が入力されるとともに、各部に信号を出力し、これら各部の動作を制御する。そして、前記制御手段70は玉21が入賞部15に入ったとき、該入賞部15に対応した入賞信号を追加制御手段71に出力する。このとき、該追加制御手段71は記憶残玉数に入賞信号に対応する玉数を加算して再記憶する一方、打出し手段23からの減算信号が入力されると、記憶残玉数から減算信号に対応する玉数(1個)を減算して再記憶する。
また、この追加制御手段71は、入賞信号が入力されると、送出手段29から前記入賞信号に対応する数の玉21が玉受け皿22に送出されたとする送出信号を制御手段70に出力する一方、前記タンク28に貯留された玉21が所定個数以上となったとき、送出手段29に供給信号を出力し、タンク28から所定個数の玉21を玉受け皿22に送出する。
72はパチンコ遊技機11に隣接して設置された貸し玉機であり、この貸し玉機72は、追加制御手段71から出力された残玉信号に基づいて記憶残玉数を表示手段73に数字等で表示する。74は前記貸し玉機72に設けられたコイン投入口であり、このコイン投入口74にコインを投入すると、そのコインに対応する玉数が貸し出され、残玉数として表示手段73に表示される。75は設置部が1個だけ形成された、いわゆる独立島型の島設備であり、この島設備75の前記設置部内にパチンコ遊技機11、移送機構33、および貸し玉機72が設置され、全体としてパチンコ風遊技装置76を構成する。
次に、前記実施例の作用について説明する。
遊技者がパチンコ風遊技装置76でプレイを開始するためにコイン投入口74にコインを投入すると、コイン数に対応する玉数が、追加制御手段71の記憶残玉数(通常は零)に加算されて再記憶されるとともに、表示手段73に表示される。次に、遊技者が打出しハンドル24を操作(回転)すると、玉21が玉受け皿22から打出し手段23に供給されるとともに、操作量(回転量)に応じた強度で1個ずつ遊技領域13に向けて打ち出されるが、この打ち出し毎に減算信号が追加制御手段71に出力される。
遊技者がパチンコ風遊技装置76でプレイを開始するためにコイン投入口74にコインを投入すると、コイン数に対応する玉数が、追加制御手段71の記憶残玉数(通常は零)に加算されて再記憶されるとともに、表示手段73に表示される。次に、遊技者が打出しハンドル24を操作(回転)すると、玉21が玉受け皿22から打出し手段23に供給されるとともに、操作量(回転量)に応じた強度で1個ずつ遊技領域13に向けて打ち出されるが、この打ち出し毎に減算信号が追加制御手段71に出力される。
この結果、追加制御手段71は残玉数から毎回1だけ減算して再記憶するとともに、表示手段73に表示させる。そして、打ち出された玉21が入賞部15に入ると、制御手段70は入賞信号を追加制御手段71に出力するが、このとき、追加制御手段71は記憶残玉数に入賞信号に対応する玉数を加算して再記憶するとともに、表示手段73の表示を訂正する。また、このとき、追加制御手段71は入賞信号に対応する数の玉21が玉受け皿22に送出されたとする送出信号を制御手段70に出力し、これにより、パチンコ風遊技装置76が自動停止する事態を防止している。
また、前述のように打ち出された玉21は入賞部15またはアウト口17に入った後、排出口32から接続スロープ31に排出されるが、このように排出された玉21は接続スロープ31上を転動して供給開口39から移送通路37内に螺旋部材48の1回転に1個ずつ導かれる。このようにして移送通路37内に導かれた玉21は、モータ56によって螺旋部材48が回転することで、移送体47と第1突条51との双方に接触しながら移送体47のリード角により排出開口60に向かうよう上方に移送される。
そして、前記玉21が移送ケース34の上端部まで移送されてくると、該玉21は回転軸41の円錐台部65により排出開口60を通じて供給管61に強制的に押し出され、その後、タンク28に供給されて貯留される。このようにしてタンク28に所定個数以上の玉21が貯留されると、追加制御手段71は送出手段29に供給信号を出力する。この結果、送出手段29はタンク28から所定個数の玉21を玉受け皿22に送り出す。
そして、前述の残玉数が零になると、打出し手段23の作動が停止され、パチンコ風遊技装置76でのプレイが終了する。また、残玉数が残っている状態でプレイを終了させる場合には、遊技者はパチンコ風遊技装置76に設けられたストップボタン(図示せず)を押せばよいが、このとき、パチンコ風遊技装置76から残玉数に対応する枚数のコインが払い出し口77に払い出される。
なお、前述の実施例においては、ゲームセンター等で使用するパチンコ風遊技装置76において玉21を移送するようにしたが、この発明においては、パチンコ店において使用する独立島型のパチンコ遊技装置においてパチンコ玉を移送するようにしてもよい。また、前述の実施例においては、球体がパチンコ風遊技装置76に使用する玉(パチンコ玉)21であったが、この発明においては、ゴルフボール、野球ボール、玉軸受のボールであってもよい。
この発明は、パチンコ玉等の球体を上方に向かって移送する産業分野に適用できる。
21…球体 34…移送ケース
37…移送通路 39…供給開口
41…回転軸 47…移送体
48…螺旋部材 51…突条
59…回転手段 60…排出開口
65…円錐台部
37…移送通路 39…供給開口
41…回転軸 47…移送体
48…螺旋部材 51…突条
59…回転手段 60…排出開口
65…円錐台部
Claims (3)
- 内部に移送通路が形成されるとともに、下端部および上端部にそれぞれ供給開口および排出開口が形成された上下方向に延びる移送ケースと、移送ケースの移送通路内に収納された回転軸、および、該回転軸の周囲において螺旋状に延び、回転軸に連結されることで該回転軸と一体的に回転する移送体からなり、移送通路に沿って移送ケースの下端部から上端部まで延びる螺旋部材と、移送ケースの内面にその下端部から上端部に亘って設けられ、螺旋部材に沿って延びる突条と、前記螺旋部材を駆動回転させることで、供給開口から移送通路内に導かれた球体を移送体と突条とに接触させながら排出開口に向かって移送する回転手段とを備えたことを特徴とする球体の移送機構。
- 前記回転軸の排出開口に対向する上端部に上方に向かうに従い大径となった円錐台部を設け、移送ケースの上端部まで移送されてきた球体を前記円錐台部によって排出開口に押し出すようにした請求項1記載の球体の移送機構。
- 前記移送体は、断面円形の金属線をコイル状に変形させることで構成するとともに、回転軸に軸方向に離れた複数点で連結した請求項1または2記載の球体の移送機構。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20091110 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20100309 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |