JP5058701B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技球を遊技領域に打込んで遊技が行なわれる弾球遊技機に関する。
弾球遊技機においては、遊技球が打ち込まれる遊技領域に、遊技球が入賞可能な役物が設けられている。この役物内には、特定入賞口(V入賞口)を設けたクルーンと呼ばれる特別遊技振分回転体を備え、通常遊技状態においては役物内に入賞した遊技球が特別遊技振分回転体に到達し、この特別遊技振分回転体の特定入賞口に入賞すると、大当り(遊技者にとって有利な特別遊技状態)となって、大量の遊技球を賞球として獲得可能になる。例えば、特許文献1には、特別遊技振分回転体の中央部に特定入賞口を設けた弾球遊技機が記載されている。
特開2006−181295号公報
しかし、上記特許文献1に記載された弾球遊技機においては、特別遊技振分回転体の中央部に設けられた特定入賞口には全く障害物が設けられていない。そのため、役物内に入賞した遊技球が特定入賞口に入賞する確率が高くなり、遊技者に特定入賞口を狙われやすくなる。このため、この主の特別遊技振分回転体を使用する場合には、役物内に入球した遊技球の特別遊技振分回転体に到達する確率を低く抑える必要があり、遊技球がなかなか特別遊技振分回転体に到達せず、遊技がかえって単調になってしまう問題点がある。
本発明は、上述の問題点を鑑みてなされたもので、遊技球が特定入賞口に入賞する確率を適度に抑えて、遊技性を高めることができるようにした弾球遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る弾球遊技機は、遊技球が打ち込まれる遊技領域に、遊技球が入賞可能な役物を備え、前記役物内に、上下方向を向く軸回りに回転するとともに、入賞した遊技球を遊技者にとって有利な特別遊技状態の発生を確定する特定領域部に振り分け可能な特定入賞口及びそれ以外の領域に振り分け可能な通常入賞口を有する特別遊技振分回転体を設けた弾球遊技機において、前記特別遊技振分回転体は、上面中央部に、前記特別遊技振分回転体と一体的に回転可能な上下方向の回転軸を有し、前記特定入賞口は、前記特別遊技振分回転体のほぼ中央部に設けられ、前記通常入賞口は、前記特別遊技振分回転体の周方向に沿って設けられ、前記回転軸は、前記特定入賞口の真上において水平方向へ貫通し、回転している前記特別遊技振分回転体の上面を外周から中央に向けて転動する転動遊技球が進入することによって前記特定入賞口への入賞を可能にする水平方向のトンネルと、前記トンネル以外の部位にあって、前記転動遊技球が前記特定入賞口に入賞することを遮る障害部とを有する。この構成により、中央に特定入賞口を設けた特別遊技振分回転体を使用しても、役物内に入球した遊技球の特別遊技振分回転体に到達する確率を低く抑えることなく、遊技球が特定入賞口に入球する確率を適度に抑えて、遊技性を向上させることができる。さらには、トンネルの形状または大きさを変えることにより、遊技球が特定入賞口に入賞する確率を容易に変化させることができる。
本発明によれば、上記構成により、特定入賞口を中央に設けた振分回転体を用いた場合においても、遊技球が回転体に到達する可能性を抑えることなく、遊技球が特定入賞口に入球する確率を適度に抑えることができ、遊技性を向上させることができる。
以下、本発明に係わる一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明を適用した弾球遊技機の正面図である。なお、以下の説明においては、図1において図面手前を「前方または表面」とし、図面奥を「後方または裏面」とし、左方を「左方」とし、右方を「右方」とする。
図1に示すように、弾球遊技機をなすパチンコ機1は、遊技施設に据え付けられる外枠2と、外枠2内に固定され、表面に外側ガイドレール3と内側ガイドレール4とによって包囲された円形状の遊技領域5を形成した遊技盤6と、外枠2に支持されて、遊技盤6の表面を開閉可能なガラス枠扉7とを備えている。遊技盤6の裏側には、遊技機1の遊技を統括的に制御する制御回路部(図示略)、遊技球が入賞したとき予め定めた数の遊技球を賞球としてガラス枠扉7の下方に設けられた球貯留皿8に払い出す払出装置(図示略)、遊技球を遊技領域5に発射する発射装置(図示略)等が設けられている。
球貯留皿8に貯留されている遊技球は、ガラス枠扉7の右下に設けられた操作ハンドル9を回動操作することによって、発射装置から発射されて、外側ガイドレール3及び内側ガイドレール4により誘導されて遊技領域5に打ち込まれ、遊技領域5に植設された多数の遊技釘に当接しながら流下する。なお、遊技釘は、図面簡素化のため省略してある。
遊技領域5のほぼ中央には、後述の羽根部材15が開閉動作しているとき、遊技領域5に打ち込まれた遊技球を、内部に受入可能な役物10が配置されている。役物10内に入球した遊技球が、役物10内に設けた後述の特別遊技振分回転体19により後述の特定領域部に振り分けられた場合には、遊技者にとって有利な特別遊技状態が発生する。役物10の下方には、遊技球が通過または入賞可能な第1始動口11及び左右の第2始動口12がそれぞれ配置されている。さらに遊技領域5の最下部には、遊技領域5に打ち込まれた遊技球を遊技盤6の裏面側に排出するアウト口13が設けられている。
図2は、役物10の拡大正面図、図3は、役物10を斜め前方から見たその斜視図、図4は、役物10内の要部を示す一部破断斜視図、図5は、役物10における縦断面図、図6は、図2におけるVI−VI線横断面図、図7は、要部の斜視図である。
役物10は、遊技盤6の表面に固定される合成樹脂製のハウジング14を備え、ハウジング14の上部には、遊技領域5に打ち込まれた遊技球Aをハウジング14内に入球可能とする左右の入口142と、左右の入口142を開閉可能な左右の羽根部材15が設けられている。
左右の羽根部材15は、外側端部がハウジング14の上部に前後方向を向く支軸151により上下方向へ揺動可能に枢支されるとともに、ハウジング14の裏側上部に枢支されたリンク16a、16bを介してソレノイド(図示略)により連結され、遊技球Aが第1始動口11または第2始動口12に入球したことを契機に1回または2回開閉動作する。羽根部材15が閉鎖位置(図2に実線で示す位置)にあるときは、入口142を閉鎖して、遊技球Aのハウジング14内への入球を実質的に不能にし、また、同じく開放位置(図2に想像線で示す位置)にあるときは、入口142を開放して、遊技球Aのハウジング14内への入球を可能にする。
ハウジング14内の上部中央には、入口142から入球した遊技球Aが通過可能な導入口143が設けられている。導入口143の内部には、遊技球Aの通過を検出可能なセンサ(図示略)が設けられている。センサが遊技球Aの通過を検出すると、入賞信号が制御回路部に送信され、払出装置から予め定めた数の遊技球が賞球として球貯留皿8に払い出される。
主に図4に示すように、ハウジング14内には、遊技球Aを予め定めた方向へ誘導する第1、2及び第3通路17、20、26並びに第1、2螺旋状回転体18、21と、遊技球Aを予め定めた領域に振り分け可能な特別遊技振分回転体19及びリトライ振分構造体を形成する一、二次リトライ振分体22、23と、遊技球Aを上方へ搬送可能な上昇搬送機構25と、上昇搬送機構25により搬送される直前の遊技球Aを後述のように規制する規制部材24と、上昇搬送機構25により搬送される直前の遊技球Aを検出する検出装置42が設けられている。
第1通路17は、導入口143の下方に設けられ、導入口143を通過して落下した遊技球Aを受け止めて左斜め下方、すなわち第1螺旋状回転体18へ誘導する。
第1螺旋状回転体18は、ハウジング14内の左部に上下方向を向く第1回転軸27により枢支されるとともに、ハウジング14の底部に取り付けられた後述の第1モータ28の動力により第1回転軸27と共に図6において時計方向へ回転する。第1螺旋状回転体18には、第1通路17により誘導された遊技球Aを受け止めることにより、その回転方向と同一方向の時計方向へ螺旋軌道を描きつつ下方へ誘導する螺旋状スロープ181が設けられている。第1螺旋状回転体18の回転方向と螺旋スロープ181の巻き方向(遊技球Aが螺旋軌道を描きつつ転動する方向)を同一方向にすることにより、螺旋状スロープ181の進み角を小さくして、遊技球Aの放出速度を速めることができる。これにより、第1螺旋状回転体18の上下方向の寸法を短縮することができる。また、第2螺旋状回転体21についても同様に上下方向の寸法を短縮することができる。なお、第1螺旋状回転体18とその下方に設けられる第2螺旋状回転体21のほぼ左半分の周囲は、遊技球Aが落下しないように、ハウジング14に設けられたカバー部146により覆われる。また、第1螺旋状回転体18と第2螺旋状回転体21との間は、第1螺旋状回転体18に誘導された遊技球Aが第2螺旋状回転体21へ移動しないように、ハウジング14に設けられた水平方向の区画板144により区画されている。
特別遊技振分回転体19は、表面中央部が凸の丘陵円板状をなすとともに、第1通路17の下方に設けられた皿状の特別遊技振分受皿34のほぼ中央に上下方向を向く大径の第2回転軸30により枢支され、第1モータ28の動力により図6において時計方向へ回転する。特別遊技振分回転体19には、外周が開口し、遊技球Aを受入可能な複数(本実施形態においては10個)の切欠き状の通常搬送部191が周方向に沿って等間隔で設けられ、また、同じく中央部(回転中心)には、上下方向へ貫通し、遊技球Aが通過可能な特定入賞口192が設けられている。なお、通常搬送部191の数及び位置は、本実施形態に特定されるものでなく、必要に応じて適宜変更可能である。
第2回転軸30は、その下端部が特別遊技振分回転体19の中央上部に連設されるとともに、その下端部には、特定入賞口192の真上において水平方向へ貫通し、遊技球Aが進入可能なトンネル301が設けられている。また、第2回転軸30の下端部におけるトンネル301以外の領域は、一部の遊技球Aが特定入賞口192に入球することを遮る障害部302として作用する。遊技球Aが特定入賞口192に入賞する確率は、トンネル301の形状または大きさによってある程度変化させることができる。すなわち、トンネル301の開口幅を大きくすればするほど、遊技球Aが特定入賞口192に入賞する確率を高くすることができる。
第1螺旋状回転体18の螺旋状スロープ181を転動した遊技球A、すなわちハウジング14内に入賞した全ての遊技球Aは、特別遊技振分受皿34内に勢いよく放出され、特別遊技振分回転体19の通常搬送部191または特定入賞口192のいずれかに入球する。この場合、遊技球Aが、回転している第1螺旋状回転体18の螺旋状スロープ181の下端部に設けられた排出部181aから特別遊技振分受皿34内に放出されるため、遊技球Aの放出方向は、遊技球Aが特別遊技振分受皿34内に放出されるときの排出部181aの向きや遊技球Aの放出速度等により決まり、その都度変化して予測不可能である。また、そのことと相俟って、特別遊技振分回転体19が回転しているため、特別遊技振分回転体19による遊技球Aの振り分け方向の予測は困難または実質的に不可能である。
第1螺旋状回転体18の螺旋状スロープ181から放出された遊技球Aのうち、回転している特別遊技振分回転体19の上面をその外周から中央へ向けて転動し、かつ回転軸30の障害部302を避けた遊技球Aは、トンネル301内に進入し、そこから特定入賞口192に入賞する。また、障害部302に遮られて、トンネル301内に進入し損なった遊技球Aは、特別遊技振分回転体19の外周側に弾かれて、通常搬送部191に入賞する。
特定入賞口192に入球した遊技球Aは、特別遊技振分受皿34のほぼ中央に設けられた特定落し孔341から落下して、第2通路20により左斜め下方へ誘導され、第2通路20の下端部に設けられた特定領域部をなす特別入賞検出センサ35を通過した後、排出ガイド部145を通って遊技盤6の裏面側に排出される。
第2通路20は、特定入賞口192に入球した遊技球Aを特別入賞検出センサ35へ誘導可能な特定領域誘導通路を形成するものであって、その上端部が特別遊技振分回転体19における回転中心の真下に配置され、特定入賞口192に入球して通過した遊技球Aを、主に図4から明らかなように、左方向(特別入賞検出センサ35を特別遊技振分回転体19の右斜め下方に配置した場合は、右方向)へカーブさせつつ前斜め下方へ向けて転動させて特別入賞検出センサ35へ誘導可能な形状とするとともに、遊技球Aの略半分はオープン状態となり、略下半分だけを覆うように形成したことにより、遊技球Aが転動する様子を遊技領域5の前方から目視し得る透視性材料で形成される。これにより、遊技球Aが特定入賞口192に入球した際、特別入賞検出センサ35に誘導される遊技球Aの様子を遊技領域5の前面から目視可能となり、遊技球Aが特定入賞口192に入球した際のアピール性を高め、遊技の興趣を向上させることができる。
通常搬送部191に入球した遊技球Aは、特別遊技振分回転体19の回転に伴って周方向へ搬送され、特別遊技振分受皿34に設けられたリトライ落し孔342から落下して第2螺旋状回転体21に誘導され、ハウジング15内に形成されるリトライ抽選領域部14Aへ誘導される。すなわち、特別遊技振分回転体19は、役物10内に入球した遊技球Aを、遊技を遊技者にとって有利な特別遊技状態の発生を確定する特別入賞検出センサ35または確定しないリトライ抽選領域部14Aに振り分ける。
リトライ抽選領域部14Aは、特別遊技振分回転体19の下方に設けられるとともに、後述のように、一次リトライ振分体22及び二次リトライ振分体23が配置され、特別遊技振分回転体19により振り分けられた遊技球Aを特別遊技状態が発生する可能性が消失するはずれ領域部またはそれ以外の領域に振り分け可能、すなわち特別遊技状態の発生を確定しない領域である。
特別入賞検出センサ35は、遊技球Aが通過可能な環状の磁気式センサで構成されるとともに、特別遊技振分回転体19の左斜め下方で、かつ遊技領域5の前方から目視可能な領域に配置され、第2通路20を転動してきた遊技球Aの通過を検出すると、特別遊技状態の発生を確定する特別権利発生信号を制御回路部に送信する。このとき、第2通路20により誘導された遊技球Aが特別入賞検出センサ35へ誘導されて通過する様子を、遊技領域5の前方から目視できるため、遊技球Aが特定入賞口192に入球した際のアピール性を高めることができる。制御回路部は、特別権利発生信号の入力に基づいて、特別遊技制御を実行して特別遊技状態を発生させる。特別遊技状態が発生すると、左右の羽根部材15が所定回数開閉動作を行い、その期間に遊技球Aが特定入賞口192に再び入賞すると、左右の羽根部材15が再び所定回数開閉動作を繰り返すラウンドを継続することができる。これにより、遊技球Aが特定入賞口192に入賞した場合、遊技者は短時間に大量の遊技価値(賞球)を得ることができる。
第2螺旋状回転体21は、第1螺旋状回転体18の下方において第1回転軸27と一体的に回転可能に支持されるとともに、特別遊技振分回転体19の通常搬送部191に入球して、リトライ落し孔341から落下した遊技球Aを受け止め、螺旋軌道を描きつつ下方へ誘導して一次リトライ振分体22へ誘導する螺旋状スロープ211が設けられている。
第1、2螺旋状回転体18、21を回転させるための第1モータ28は、ハウジング14の下部に取り付けられ、図7に示すように、その出力軸に固定されたギヤ281、ギヤ281に噛合し、かつ第1回転軸27の下端に固定されたギヤ29を介して、その動力を第1回転軸27に伝達し、第1、2螺旋状回転体18、21を回転させる。第1回転軸27の回転は、第1回転軸27の上端に固定されたギヤ33、ギヤ33に噛合する中間ギヤ32、及び中間ギヤ32に噛合し、かつ第2回転軸30の上端に固定されるギヤ31を介して、特別遊技振分回転体19に伝達される。これにより、1個の第1モータ28により、第1、2螺旋状回転体18、21及び特別遊技振分回転体19を同時に同一方向へ回転させることができる。
図8は、図2におけるVIII−VIII線横断面図である。一次リトライ振分体22は、特別遊技振分受皿34の下方に設けられたリトライ抽選領域部14Aの一部を形成する皿状のリトライ振分受皿36のほぼ中央部に上下方向を向く支軸37により枢支され、ハウジング14の底部に設けられる後述の振分駆動構造体50により時計方向へ回転する。一次リトライ振分体22には、第2螺旋状回転体21から放出された遊技球Aが入球可能なはずれ搬送部221及びリトライ搬送部222が互い違いに周方向に沿って3個ずつ設けられている。はずれ搬送部221は、リトライ搬送部222よりも内周側に設けられる。なお、はずれ搬送部221及びリトライ搬送部222の数及び位置は、本実施形態に特定されるものでなく、必要に応じて適宜変更可能である。
第2螺旋状回転体21の螺旋状スロープ211により誘導された遊技球Aは、螺旋状スロープ211の下端部に設けられた排出部211aからリトライ振分受皿36内に放出されることにより、一次リトライ振分体22のはずれ搬送部221またはリトライ搬送部222のいずれかに入球する。この場合も、第1螺旋状回転体18から特別遊技振分受皿34内に放出される遊技球Aと同様に、遊技球Aが、回転している第2螺旋状回転体21の螺旋状スロープ211の排出部211aからリトライ振分受皿36内に放出されるため、遊技球Aの放出方向は、遊技球Aがリトライ振分受皿36内に放出されるときの排出部211aの向きや遊技球Aの放出速度等により決まり、その都度変化して予測不可能である。
一次リトライ振分体22のはずれ搬送部221に入球した遊技球Aは、一次リトライ振分体22の回転に伴って周方向へ搬送され、リトライ振分受皿36に設けられたはずれ落し孔361の真上に達すると、そこから落下して遊技盤6の裏面側に排出され、特別遊技状態が発生する可能性が消失する。
リトライ搬送部222に入球した遊技球Aは、一次リトライ振分体22の回転に伴って周方向へ搬送され、リトライ振分受皿36に設けられたリトライ落し孔362の真上に達すると、そこから落下して、リトライ振分受皿36の下方に設けられたリトライ通路39に落下する。
すなわち、一次リトライ振分体22は、特別遊技振分回転体19によりリトライ抽選領域部14Aに振り分けられた遊技球Aを、特別遊技状態が発生する可能性が消失するはずれ領域部(本実施形態においてははずれ落し孔361に相当)またはそれ以外の領域(本実施形態においてはリトライ通路39に相当)に振り分ける。
リトライ通路39は、リトライ振分受皿36の下方に設けられてリトライ抽選領域部14Aの一部を形成するもので、リトライ落し孔362から落下した遊技球Aを右方、すなわち二次リトライ振分体23へ向けて転動させるように右方へ下り勾配となっており、かつその右部は直進して規制部材24を介して上昇搬送機構25へ向かう経路と、排出口40へ向かう経路とに分岐され、その分岐点に二次リトライ振分体23が設けられている。
図9、10は、二次リトライ振分体23及びその周辺の要部を示す平面図である。二次リトライ振分体23は、上下方向を向く軸231により水平方向へ揺動可能にリトライ振分受皿36に枢支されるとともに、遠心方向へ延出する誘導部232が、振分駆動構造体50における後述の第2ギヤ504の回転に従動して、リトライ通路39に突出するはずれ誘導位置(図8、10参照)と、はずれ誘導位置から反時計方向へ所定量回動してリトライ通路39の側面と平坦になるリトライ誘導位置(図9参照)との間を所定のタイミングで往復動作する。
リトライ通路39を転動した遊技球Aは、二次リトライ振分体23がはずれ誘導位置にあるとき、誘導部232により排出口40へ振り分けられ、また、二次リトライ振分体23がリトライ誘導位置にあるとき、上昇搬送機構25へ向かう方向へ振り分けられる。排出口40へ振り分けられた遊技球Aは、排出口40を通過した後、排出ガイド145を通って遊技盤6の裏側に排出されて、特別遊技状態が発生する可能性が消失する。また、上昇搬送機構25に向かう経路に振り分けられた遊技球Aは、その移動が後述のように規制部材24により制限され、上昇搬送機構25により1個ずつ上方へ搬送されて、特別遊技振分回転体19に返戻される。すなわち、二次リトライ振分体23は、特別遊技振分回転体19によりリトライ抽選領域部14Aに振り分けられ、かつ一次リトライ振分体22を通過した遊技球Aを、特別遊技状態が発生する可能性が消失するはずれ領域部(本実施形態においては排出口40に相当)または上昇搬送機構25に向かう方向へ振り分ける。
図11、12は、規制部材24の動作を示す図8におけるXI−XI線縦断面図である。規制部材24は、上昇搬送機構25の下端部近傍の前側に配置され、その左端部がリトライ通路39の底部に前後方向(水平方向)を向く軸241により上下方向へ揺動可能に枢支されるとともに、その右端部には、リトライ通路39に設けられた窓部391から覗いて上下動可能な載置部242が設けられ、振分駆動構造体50の第2ギヤ504の回転に従動して、載置部242が窓部391内に僅かに没入した下降位置(図11参照)と、リトライ通路39の表面よりも上方へ突出する上昇位置(図12参照)との間を所定のタイミングで往復動作する。
二次リトライ振分体23により上昇搬送機構25に向かう方向へ振り分けられた遊技球Aは、規制部材24が下降位置にあるとき、載置部242に載置され、また、規制部材24が上昇位置にあるとき、リトライ通路39の表面よりも突出し、図12に想像線で示すように、載置部242の手前で停止する。
載置部242に載置された遊技球Aは、規制部材24が下降位置から上昇位置へ移動することにより、載置部242の後方に設けられた段差部413を乗り越えて上昇搬送機構25へ送り込まれ、上述のように上方へ搬送されて特別遊技振分回転体19に返戻される。なお、載置部242の上面は、載置した遊技球Aが後方、すなわち上昇搬送機構25の下端部へ向けて転動するように後方へ下り勾配となっており、かつ遊技球Aを1個だけ載置可能な大きさに形成されている。したがって、遊技球Aが2個続いて流れてきても、先頭の遊技球Aのみが載置部242に載置されて、後続の遊技球Aは排出口40へ誘導される。また、規制部材24が下降位置にある場合、載置部242に載置された遊技球Aは、段差部413により後方への転動が阻止されるため、上昇搬送機構25に送り込まれることはない。
図13、14は、上昇搬送機構25及びその周辺の要部を示す斜視図である。上昇搬送機構25は、ハウジング14内の右部に枢支された上下方向を向く第3回転軸251と共に回転可能な螺旋杆252と、螺旋杆252の近傍に配置される上下方向の2本の支持棒253により昇降可能に支持され、螺旋杆252の回転に伴って遊技球Aと共に昇降可能なキャリヤ254と、キャリヤ254の昇降経路を除く螺旋杆252の周囲を囲む搬送カバー41とを含む。
螺旋杆252は、遊技球Aが転走可能な上下方向を向く螺旋溝252aを有し、振分駆動構造体50の動力により螺旋溝252aの巻き方向(反時計方向)と同一方向へ回転する。
キャリヤ254は、螺旋溝252aに対向する側が開口し、遊技球Aを保持可能な保持部254aを有し、最下位置(図5に実線で示す位置及び図13に示す位置)にあるとき、規制部材24の載置部242から送り出された遊技球Aを保持部254aと螺旋溝252aとの間に取り込んで保持することにより、遊技球Aを介して螺旋溝252aに対して間接的に係合し、螺旋杆252の回転に伴って、螺旋溝252aを相対的に転送して漸次上昇する遊技球Aと共に最下位置から最上位置(図5に想像線で示す位置)まで上昇する。なお、キャリヤ254と螺旋溝252aとの間に遊技球Aを保持していない状態においては、キャリヤ254と螺旋溝252aとは互いに係合関係にないため、螺旋杆252の回転に伴って、キャリヤ254のみが上昇することはない。
キャリヤ254が遊技球Aと共に最上位置まで上昇すると、遊技球Aは、ハウジング14の上部から下方へ向けて突出して設けられた押出片147に当接し、螺旋溝252aの回転移動との相互作用によってキャリヤ254から前方へ押し出され、搬送カバー41の上端に設けられた排出口412から第3通路26に放出される。これにより、キャリヤ254と螺旋溝252aとの係合関係が解除され、キャリヤ254は、その自重により最下位置まで降下して、次の遊技球Aを搬送可能な状態で待機する。
なお、本実施形態においては、螺旋杆252が5回転すると、キャリヤ254及び遊技球Aが共に最下位置から最上位置に上昇するように、螺旋溝252aの巻き数が設定されている。
キャリヤ254には、その前面に色彩、模様、文字及び/またはキャラクタ等を描いた表示部254bが設けられている。表示部254bは、遊技球Aが上方へ搬送される際の演出効果をより高めるものであり、この表示254bを視認することにより、遊技球Aの搬送状況を確認することができる。
図15は、図13におけるXV矢視図、図16、17は、検出装置42及びその周辺の要部の斜視図である。図15に示すように、振分駆動構造体50は、リトライ振分受皿36の下部に取り付けられる第2モータ501と、第2モータ501の出力軸に固着されたピニオン502に噛合する第1ギヤ503及び大径の第2ギヤ504と、第1ギヤ503に噛合する第3ギヤ505と、第2ギヤ504に噛合する第4ギヤ506と、第4ギヤ506に噛合する第5ギヤ507とを含む。
第2ギヤ504は、その回転により、後述のように二次リトライ振分体23及び規制部材24をそれぞれのタイミングで動作させるためのもので、螺旋杆252と一体的に回転する第3回転軸251の下部に回転可能に遊嵌される。第3ギヤ505は、螺旋杆252と一体的に回転するように第3回転軸251の下部に固定される。第5ギヤ507は、一次リトライ振分体22と一体的に回転する支軸37の下部に固定される。
第2モータ501の回転は、第2ギヤ504に対してはピニオン502を介して伝達され、螺旋杆252に対してはピニオン502、第1ギヤ503、第3ギヤ505及び第3回転軸251を介して伝達され、また、一次リトライ振分体22に対してはピニオン502、第2ギヤ504、第4ギヤ506、第5ギヤ507及び支軸37を介して伝達される。
第1、2及び第3ギヤ503、504及び505の歯数は、第2モータ501の回転により、第2ギヤ504が一回転すると、螺旋杆252が6回転するように設定されている。すなわち、前述のように、螺旋杆252が5回転すると、キャリヤ254及び遊技球Aが最下位置から最上位置に移動するように、各ギヤの歯数が設定されているため、螺旋杆252の6回転に相当する第2ギヤ504の一回転する時間は、キャリヤ254が最下位置から最上位置まで上昇して遊技球Aを第3通路26に放出した後、再び最下位置に戻るまでの搬送循環時間よりも僅かに長時間となる。
第2ギヤ504は、第3回転軸251の下端部にあって、二次リトライ振分体23及び規制部材24の真下に配置されるとともに、その上面には、周方向へ所定の長さを有し、かつ上方へ突出する山形状の1個の突条部504aと、上方へ突出する複数(本実施形態においては4個)の係合突部504bが設けられている。
突条部504aは、第2ギヤ504が一回転する毎に、規制部材24をその下部に当接して押し上げることにより下降位置から上昇位置に変位させる。これにより、規制部材24は、第2ギヤ504が一回転する毎に、突条部504aとの当接関係により下降位置と上昇位置との間を一往復する取込動作をして、1個の遊技球Aを上昇搬送機構25へ送り込むことができる。
上述のように構成することにより、規制部材24の取込動作時間は、第2ギヤ504の一回転に相当し、かつキャリヤ254の搬送循環動作時間よりも僅かに長時間となるため、規制部材24から送り出された遊技球Aがキャリヤ254と共に最下位置から最上位置へ向けて移動している途中、規制部材24が後続の遊技球Aを螺旋杆252の螺旋溝252aに送り込むようなことはない。例えば、キャリヤ254が最下位置以外の位置にあるとき、規制部材24から遊技球Aが螺旋溝254aに送り込まれると、その遊技球Aを上昇させることが不能となり、遊技球Aとキャリヤ254とが干渉したりして、上昇搬送機構25の故障を招くこととなる。しかし、本実施形態のように、キャリヤ254が最下位置にあるとき以外のときは、遊技球Aが螺旋溝254aに送り込まれないように、規制部材24の取込動作を設定したことにより、上昇搬送機構25の故障を防止して、遊技球Aを確実に1個ずつ上昇させることができる。
主に図9に示すように、各係合突部504bは、第2ギヤ504の上面に周方向へ90度間隔で設けられ、第2ギヤ504の時計方向への回転に伴って、二次リトライ振分体23をその下部に設けられたアーム部233に当接することにより側方へ押動してリトライ誘導位置からはずれ誘導位置へ揺動させる。
二次リトライ振分体23は、はずれ誘導位置に移動した後、第2ギヤ504の時計方向への回転に伴って、アーム部233が係合軸部504bから外れると、ばね234の付勢力により、はずれ誘導位置からリトライ誘導位置に復帰する。なお、ばね234は、一端がリトライ振分受皿36の底部に掛止され、他端が二次リトライ振分体23に掛止される。これにより、二次リトライ振分体23は、第2ギヤ504が一回転すると、4個の係合突部504bとの当接関係によりリトライ誘導位置とはずれ誘導位置との間を4回往復動作する。
検出装置42は、規制部材24の載置部242に載置した遊技球Aを検出するもので、載置部242に載置した遊技球Aが当接可能な検出レバー421と、検出レバー421の動きを検出する光電式の検出センサ422とを含む。
検出レバー421は、前後方向を向く軸421aによりハウジング14に左右方向へ揺動可能に枢支されるとともに、載置部242の上方を左右方向へ移動可能な第1検出部421b、及び載置部242の前方を移動可能な第2検出部421cを有し、遊技球Aが規制部材24の載置部242に載置すると、遊技球Aが第1、2検出部421b、421cに当接することにより、遊技球Aの自重をもって、図11に示す待機位置から図12に示す検出位置へ揺動する。検出センサ422は、検出レバー421が検出位置に揺動したことを検出すると、その検出信号を遊技盤6の裏側に設けられた制御回路部に送信する。制御回路部は、その検出信号に基づいて、上昇搬送機構25に隣接して設けられた表示塔43の内部に設けられた光源(図示略)を発光させ、遊技球Aが上昇搬送機構25により上方へ搬送される際の演出が行われる。そして、遊技球Aが載置部242から上昇搬送機構25へ送り出されると、検出レバー421は、自重により待機位置に復帰する。
主に図6に示すように、第3通路26は、上昇搬送機構25のキャリヤ254から放出された遊技球Aを、特別遊技振分回転体19の特別入賞口192に向けて放出するように、その排出部261が特別遊技振分回転体19の上面のほぼ中心部に向いている。したがって、遊技球Aが第3通路26から放出されると、その遊技球Aは、特別遊技振分回転体19上を転動し、第2回転軸30の回転タイミングと合えば特別入賞口192に入賞し、また、タイミングが合わなければ通常搬送部191に入球して、前述のように再び一次リトライ振分体22、二次リトライ振分体23により、はずれ領域部またはそれ以外の領域に振り分けられ、それ以外の領域に振り分けられた場合には、再び特別遊技振分回転体19に返戻される。
次に、役物10内に入球した遊技球Aの一連の流れについて説明する。先ず遊技領域5に打ち込まれた遊技球Aが第1始動口11または第2始動口12に入賞すると、それを契機に、羽根部材15が1回または2回開閉動作する。そして、羽根部材15が開閉動作しているとき、遊技球Aが入口142から役物14内に入球すると、その遊技球Aは、導入口143を通過して第1通路17に誘導され、回転している第1螺旋状回転体18の螺旋状スロープ181に放出される。
螺旋状スロープ181に放出された全ての遊技球Aは、螺旋軌道を描きながら下方へ転動して、螺旋状スロープ181の排出部181aから特別遊技振分受皿34内に放出される。そのうち特別遊技振分回転体19の上面をその外周から中央へ向けて転動し、かつ障害部302に遮られることなくトンネル301内に進入した遊技球Aは、特定入賞口192に入賞する。また、特別遊技振分回転体19の上面を外周から中央へ向けて転動したものの、障害部302に遮られた遊技球Aは、特別遊技振分回転体19の外側に弾かれて、通常搬送部191に入球する。これにより、ハウジング14内に入球した全ての遊技球Aを特別遊技振分回転体19に到達するように誘導しても、特定入賞口192に周辺に設けた障害部302の存在により、遊技球Aが特定入賞口192に入球する確率を適度に抑えることができ、遊技性を向上させることができる。
特別遊技振分回転体19の特定入賞口192に入球した遊技球Aは、第2通路20を通って特別入賞検出センサ35へ振り分けられ、また、通常搬送部191に入球した遊技球Aは、リトライ抽選領域部14Aに向かう経路に振り分けられる。遊技球Aが特別遊技振分回転体19により特別入賞検出センサ35に振り分けられた場合には、特別遊技状態の発生が確定し、また、リトライ抽選領域部14Aに向かう経路に振り分けられた場合には、振り分けられた全ての遊技球Aに対して、再び特別遊技振分回転体19による特別遊技抽選を受けることができるか否かのリトライ振分抽選のチャンスが与えられる。
リトライ抽選領域部14Aに向かう経路に振り分けられた遊技球Aは、特別遊技振分受皿34の通常落し孔342から第2螺旋状回転体21の螺旋状スロープ211に落下して螺旋軌道を描きながら下方へ転動して、リトライ振分受皿36内に放出され、一次リトライ振分体22のはずれ搬送部221またはリトライ搬送部222のいずれかに入球する。ここで、一次リトライ振分体22は、はずれを確定するか否かに振り分ける1回目のリトライ振分抽選を行い、はずれを確定しない領域に振り分けられた全ての遊技球Aに対して、2回目のリトライ振分抽選のチャンスを与える。
一次リトライ振分体22のはずれ搬送部221に入球した遊技球Aは、はずれが確定するはずれ落し孔361を通って遊技盤6の裏側に排出され、また、リトライ搬送部222に入球した遊技球Aは、リトライ落し孔362からリトライ通路39に落下して、リトライ通路39を右方へ向けて転動する。
一次リトライ振分体22によりリトライ通路39に振り分けられた遊技球Aは、リトライ通路39の分岐点に移動したとき、二次リトライ振分体23がはずれ誘導位置にあれば、はずれが確定する排出口40に誘導され、また、二次リトライ振分体23がリトライ誘導位置にあれば上昇搬送機構25へ向けて誘導される。ここで、二次リトライ振分体23は、はずれを確定するか否かに振り分ける2回目のリトライ振分抽選を行い、はずれが確定しない領域に振り分けられた一部の遊技球Aに対して、再び特別遊技抽選のチャンスを与える。
はずれが確定しない領域に振り分けられた遊技球Aは、常時上下動している規制部材24が下降位置にあればその載置部242に載置され、また、上昇位置にある場合には、規制部材24の手前で一旦停止する。このとき、規制部材24が下降位置になる以前に、二次リトライ振分体23がリトライ誘導位置からはずれ誘導位置に移動した場合には、規制部材24の手前で停止して待機している遊技球Aは、排出口40へ強制的に排出される。
規制部材24の載置部242に載置された遊技球Aは、検出レバー421に当接して検出センサ422より検出される。それを契機に、表示塔43の光源が発光して、遊技球Aが上昇搬送機構25により上方へ搬送されることが演出表示される。そして、規制部材24が上昇位置に移動すると、載置部242に載置されている遊技球Aは、上昇搬送機構25の螺旋溝252aとキャリヤ254との間に送り込まれて保持されることにより、螺旋杆252の回転に伴って螺旋溝252a内を漸次上昇して、キャリヤ254と共に上方へ搬送される。遊技球Aが最上位置まで搬送されると、その遊技球Aは螺旋溝252aとキャリヤ254の間から第3通路26に放出される。
第3通路26に誘導された遊技球Aは、特別遊技振分回転体19に返戻される。この場合、第3通路26の排出部261は、特別遊技振分回転体19におけるほぼ中央に向いているため、第3通路26から放出される遊技球Aは、特定入賞口192に向けて放出される。したがって、遊技球Aが特定入賞口192に入賞する確率は、第1螺旋状回転体18から放出された際に行われる特別遊技抽選に比して、リトライ時での特別遊技抽選のときの方が高い。ここで、特定入賞口192に入球すれば、特別遊技状態の発生が確定し、また、通常搬送部191に入球すれば、再び一、二次振分体22、23により振り分けられ、運が良ければ再び特別遊技振分回転体19に返戻されて、特別遊技抽選のチャンスを何回でも得ることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、上記実施形態に対して、次のような種々の変形や変更を施すことが可能である。
(i)特別遊技振分回転体19は、遊技球を特別入賞検出センサ35または特別遊技状態の発生が消失するはずれ領域部に振り分けるものとする。
(ii)ハウジング14内に入賞した遊技球を、固定式の通路により誘導して特別遊技振分回転体19の上面を外周から中央へ向けて転動するように放出する。この場合は、第1通路17の下部を特別遊技振分回転体19の側方に位置するように延出することによって、第1螺旋状回転体18は省略される。
本発明を適用した弾球遊技機の正面図である。 役物の拡大正面図である。 役物を斜め前方から見たその斜視図である。 役物内の要部を示す一部破断斜視図である。 役物における縦断面図である。 図2におけるVI−VI線横断面図である。 要部の斜視図である。 図2におけるVIII−VIII線横断面図である。 二次リトライ振分体がリトライ誘導位置にあるときの、二次リトライ振分体及びその周辺の要部を示す平面図である。 二次リトライ振分体がはずれ誘導位置にあるときの、二次リトライ振分体及びその周辺の要部を示す平面図である。 規制部材が下降位置にあるときの、図8におけるXI−XI線縦断面図である。 規制部材が上昇位置にあるときの、図8におけるXI−XI線縦断面図である。 キャリヤが最下位置にあるときの、上昇搬送機構及びその周辺の要部を示す斜視図である。 キャリヤが上昇途中にあるときの、上昇搬送機構及びその周辺の要部を示す斜視図である。 図13におけるXV矢視図である。 検出レバーが待機位置にあるときの、検出装置及びその周辺の要部の斜視図である。 検出レバーが検出位置にあるときの、検出装置及びその周辺の要部の斜視図である。
符号の説明
1 パチンコ機(弾球遊技機)
2 外枠
3 外側ガイドレール
4 内側ガイドレール
5 遊技領域
6 遊技盤
7 ガラス枠扉
8 球貯留皿
9 操作ハンドル
10 役物
11 第1始動口
12 第2始動口
13 アウト口
14 ハウジング
14A リトライ抽選領域部
15 羽根部材
16a、16b リンク
17 第1通路
18 第1螺旋状回転体
19 特別遊技振分回転体
20 第2通路(特定領域誘導通路)
21 第2螺旋状回転体
22 一次リトライ振分体(リトライ振分構造体)
23 二次リトライ振分体(リトライ振分構造体)
24 規制部材
25 上昇搬送機構
26 第3通路
27 第1回転軸
28 第1モータ
29 ギヤ
30 第2回転軸
31 ギヤ
32 中間ギヤ
33 ギヤ
34 特別遊技振分受皿
35 特別入賞検出センサ(特定領域部)
36 リトライ振分受皿
37 支軸
39 リトライ通路(リトライ領域)
40 排出口
41 搬送カバー
42 検出装置
43 表示塔
50 振分駆動構造体
142 入口
143 導入口
144 区画板
145 排出ガイド部
146 カバー部
147 押出片
151 支軸
181 螺旋状スロープ
181a 排出部
191 通常搬送部
192 特定入賞口
211 螺旋状スロープ
211a 排出部
221 はずれ搬送部
222 リトライ搬送部
231 軸
232 誘導部
233 アーム部
234 ばね
241 軸
242 載置部
251 第3回転軸
252 螺旋杆
252a 螺旋溝
253 支持棒
254 キャリヤ
254a 保持部
254b 表示部
261 排出部
281 ギヤ
301 トンネル
302 障害部
341 特定落し孔
342 通常落し孔
361 はずれ落し孔(はずれ領域部)
362 リトライ落し孔
391 窓部
412 排出口
413 段差部
421 検出レバー
421a 軸
421b 第1検出部
421c 第2検出部
422 検出センサ
501 第2モータ
502 ピニオン
503 第1ギヤ
504 第2ギヤ
504a 突条部
504b 係合突部
505 第3ギヤ
506 第4ギヤ
507 第5ギヤ
A 遊技球

Claims (1)

  1. 遊技球が打ち込まれる遊技領域に、遊技球が入賞可能な役物を備え、前記役物内に、上下方向を向く軸回りに回転するとともに、入賞した遊技球を遊技者にとって有利な特別遊技状態の発生を確定する特定領域部に振り分け可能な特定入賞口及びそれ以外の領域に振り分け可能な通常入賞口を有する特別遊技振分回転体を設けた弾球遊技機において、
    前記特別遊技振分回転体は、上面中央部に、前記特別遊技振分回転体と一体的に回転可能な上下方向の回転軸を有し、
    前記特定入賞口は、前記特別遊技振分回転体のほぼ中央部に設けられ、
    前記通常入賞口は、前記特別遊技振分回転体の周方向に沿って設けられ、
    前記回転軸は、前記特定入賞口の真上において水平方向へ貫通し、回転している前記特別遊技振分回転体の上面を外周から中央に向けて転動する転動遊技球が進入することによって前記特定入賞口への入賞を可能にする水平方向のトンネルと、前記トンネル以外の部位にあって、前記転動遊技球が前記特定入賞口に入賞することを遮る障害部とを有することを特徴とする弾球遊技機。
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