JPH09187277A - 鋳型として全血液を用いた核酸の直接的pcr増幅法 - Google Patents

鋳型として全血液を用いた核酸の直接的pcr増幅法

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JPH09187277A
JPH09187277A JP8001572A JP157296A JPH09187277A JP H09187277 A JPH09187277 A JP H09187277A JP 8001572 A JP8001572 A JP 8001572A JP 157296 A JP157296 A JP 157296A JP H09187277 A JPH09187277 A JP H09187277A
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dna
dna polymerase
nucleic acid
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Yukio Hattori
幸夫 服部
Naoko Okayama
直子 岡山
Kunimitsu Yamamoto
邦光 山本
Yasuhiro Yamashiro
安啓 山城
Kiyomi Yamamoto
きよみ 山本
Yuzo Oba
雄三 大庭
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Abstract

(57)【要約】 【目的】無処理の血液からPCR反応により特定標的D
NA配列を容易に増幅させる方法を提供する。 【構成】採血された無処理の血液もしくは輸血用保存血
液を鋳型とし、特定標的DNA配列に相補的なヌクレオ
チドであるプライマー、4種のデオキシリボヌクレオチ
ドトリフォスフェートおよび耐熱性DNAポリメラー
ゼ、例えばTth DNAポリメラーゼもしくはΔTth DN
Aポリメラーゼをトリトン−X100などの界面活性剤
の濃度が0.05〜0.15%である反応液中にて作用
させ、加熱および冷却を繰り返すことにより、上記血液
中の特定標的DNA配列を増幅するDNA増幅方法およ
び該方法を利用する上記血液中の特定核酸の検出方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は試料としてヒト体内
から採取した全血液を用いた直接的核酸増幅法に関し、
特に採血後の血液を無処理のまま、鋳型として使用する
核酸の増幅方法ならびに得られた増幅産物から標的核酸
を検出する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】核酸の増幅法、特にDNA増幅反応とし
ては、耐熱性酵素として特徴つけられているDNAポリ
メラーゼを用いて、RNA鋳型から逆転写酵素を用いて
合成されたcDNAもしくは染色体DNAを鋳型とし
て、2種またはそれ以上のプライマーを使用するポリメ
ラーゼ・チェイン・リアクション(以下、PCRと略す
る)(Saiki,1985,Since,230:1350-1354)により、極微量
の標的DNAを増幅する反応である。PCRの開発当初
から、耐熱性DNAポリメラーゼが標的DNAを増幅す
るために使用され、その増幅産物は種々の操作に応用さ
れている。例えばエイズ、C型肝炎、結核、コレラなど
の病気の診断、あるいは遺伝子病などの診断などに応用
されている。
【0003】耐熱性DNAポリメラーゼは、各種超好熱
菌、好熱菌などから単離され、広く研究されている。そ
の中で代表的な耐熱性DNAポリメラーゼであるサーマ
ス・アクアチカス(Tharmus aquaticus) 由来のTaq DN
Aポリメラーゼが、初期の頃から広く使用されている。
また、近年、同じ耐熱性DNAポリメラーゼであるサー
マス・サーモフィルス(Tharmus thermophilus HB8)由来
のTth DNAポリメラーゼ等も広く用いられるようにな
ってきている。
【0004】一方、DNA増幅反応に使用する鋳型DN
Aは、各種サンプルより抽出する必要がある。特にヒト
血液からのDNA抽出は煩雑な操作を必要とし、検体数
が多くなると実験者の負担が非常に大きくなる。また、
鋳型DNAの純度はPCRによるDNA増幅反応の結果
に大きく影響する。これはDNA試料中の種々の蛋白質
等がDNAポリメラーゼ反応を阻害することに起因す
る。従って、サンプル間の純度の差が結果の判定を左右
し、判定の信頼性を低下させる結果となる。
【0005】これらの問題を解決するために、血液から
の鋳型調製を簡便にしたFoLTPCR(Formamide Low
Temperature PCR) が、Panaccio M. により開発され
た。これは、ホルムアミドに作用により血液中の白血球
から鋳型DNAを露出させ、得られたDNAを鋳型とし
て増幅反応を行う方法である。しかしながら、採血後の
血液をホルムアミドと混合した後、熱処理を行う必要が
あり、操作の煩雑性は大きく改善されるに至っていな
い。また、検出のばらつきもみられ、これも問題であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、採血
後の血液を無処理のまま鋳型として使用し、検出感度を
飛躍的に上昇させた核酸増幅法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこれらの課
題を解決すべく鋭意研究を進めた結果、好ましくはトリ
トンX−100等の界面活性剤を含む緩衝液中で、好ま
しくはサーマス・サーモフィルス由来の耐熱性DNAポ
リメラーゼを使用することにより、上記課題が解決され
ることを見いだして、本発明を完成させるに至った。
【0008】すなわち、ヒト体内から採取した全血液で
あって、白血球からもたらされる標的DNAを含む血液
試料に、該標的DNAに相補的なオリゴヌクレオチドで
ある2種またはそれ以上のプライマー、デオキシリボヌ
クレオチドフォスフェートおよび耐熱性DNAポリメラ
ーゼを緩衝液中にて作用させて、(a)上記2種または
それ以上のプライマーを該標的DNAにアニールさせ、
(b)耐熱性DNAポリメラーゼの作用によりプライマ
ー伸長反応を行って2本鎖DNAを合成し、(c)得ら
れた2本鎖DNAを1本鎖DNAに分離し、そして
(d)得られたDNA増幅産物を鋳型として、上記工程
(a)〜(c)を繰り返すことことを特徴とする鋳型と
して全血液を用いた核酸の直接的PCR増幅法である。
【0009】また、本発明はヒト体内から採取した全血
液であって、白血球からもたらされる標的DNAを含む
血液試料に、該標的DNAに相補的なオリゴヌクレオチ
ドである2種またはそれ以上のプライマー、デオキシリ
ボヌクレオチドフォスフェートおよび耐熱性DNAポリ
メラーゼを緩衝液中にて作用させて、(a)上記2種ま
たはそれ以上のプライマーを該標的DNAにアニールさ
せ、(b)耐熱性DNAポリメラーゼの作用によりプラ
イマー伸長反応を行って2本鎖DNAを合成し、(c)
得られた2本鎖DNAを1本鎖DNAに分離し、そして
(d)得られたDNA増幅産物を鋳型として、上記工程
(a)〜(c)を繰り返し、さらに得られたDNA増幅
産物に標的核酸検出用プローブを作用させて、標的核酸
を検出することを特徴とする標的核酸の検出法である。
【0010】
【発明の実施態様】本発明において使用するヒト体内か
ら採取した全血液であって、白血球からもたらされる標
的DNAを含む血液試料とは、ヒト体内から採取した無
処理の全血であるものが好ましい。採取方法はヒト血液
を各種採血管、例えばEDTA採血管により採血する。
本発明で用いる血液試料としては、具体的には採血後、
低温、例えば4℃で長期保存したものを使用する。好ま
しくは、採血後、0〜130日以内の血液を使用する。
本発明で用いる採血後の血液としては、PCR反応液
中、1〜10%含まれることが好ましい。10%を越え
ると増幅反応が難しく、1%未満であっても増幅反応が
難しい。この存在量にて鋳型DNAとなり、耐熱性DN
Aポリメラーゼ反応を阻害することはない。好ましく
は、PCR反応液中、2〜6%で最も良好な増幅産物を
検出することができる。
【0011】本発明に使用するPCR反応液とは、標的
DNAに相補的なオリゴヌクレオチドである2種または
それ以上のプライマー、4種のデオキシリボヌクレオチ
ドフォスフェートおよび耐熱性DNAポリメラーゼ、金
属イオンおよび必要により界面活性剤を含む緩衝液であ
る。
【0012】本発明において使用するプライマーとは、
増幅されるべき核酸の各核酸鎖に相補的なオリゴヌクレ
オチドであり、2種またはそれ以上のプライマーからな
る。該プライマーは、2本鎖核酸の配列の異なる各鎖と
実質的に相補的であって、一方のプライマーから合成さ
れた伸長生成物がその相補体から分離された場合に、そ
の伸長生成物が他方のプライマーの伸長生成物の合成の
ための鋳型として機能することができるように選択され
る。プライマーの合成は、例えばABI社DNAシンセ
サイザー391型を用いて、ホスホアミダイド法にて行
う。
【0013】本発明において使用するデオキシリボヌク
レオチドフォスフェート(dNTP)とは、dATP、
dCTP、dGTPおよびdTTPあるいはこれらの誘
導体を意味する。
【0014】本発明において使用する耐熱性DNAポリ
メラーゼとしては、例えばサーマス・アクアチカス由来
のDNAポリメラーゼ、サーマス・サーモフィラス由来
のDNAポリメラーゼ、サーモコッカス・リトラリス由
来のDNAポリメラーゼ、パイロコッカス・フリオサス
由来のDNAポリメラーゼ、超好熱始原菌由来のDNA
ポリメラーゼなどが挙げられる。これらの耐熱性DNA
ポリメラーゼは、これらの細菌から分離・精製したも
の、あるいはこれらの細菌から単離した耐熱性DNAポ
リメラーゼをコードする遺伝子をクローン化した組換え
DNA技術によって産生したものなどがある。好ましい
具体例としては、サーマス・サーモフィルスが産生する
Tth DNAポリメラーゼまたは該酵素をコードする遺伝
子を組み込んだ組換宿主細胞から精製されたr-Tth DN
Aポリメラーゼ、また、Tth DNAポリメラーゼの5’
→3’エキソヌクレアーゼ活性部分を除いたΔTth DN
Aポリメラーゼなどが挙げられる。その濃度は、反応液
25μlに対して、好ましくは1単位以上、さらに好ま
しくは2.5単位を使用する。
【0015】本発明においてPCR増幅反応に使用する
緩衝液としては、特に制限されないが、トリス塩酸緩衝
液が好ましい。また、そのpHはpH8.0〜9.0、
好ましくはpH8.9である。その濃度は、好ましくは
10〜20mMである。
【0016】本発明においてPCR反応液に使用する金
属イオンとは、マグネシウムイオンであり、例えば、塩
化マグネシウムを使用する。マグネシウムイオン濃度
は、好ましくは1.0〜2.0mMである。
【0017】PCR反応液には、さらに界面活性剤、例
えば非イオン界面活性剤、具体例としてはトリトンX−
100などを含有することが好ましい。その濃度は0.
5%〜2%、好ましくは1%である。
【0018】本発明では、採血後の血液を鋳型として含
む試料に、PCR反応液を作用させ、前記血液中の白血
球からもたらされるDNAを鋳型として、標的DNAを
増幅する。具体的には(a)上記2種またはそれ以上の
プライマーを該標的DNAにアニールさせ、(b)耐熱
性DNAポリメラーゼの作用によりプライマー伸長反応
を行って2本鎖DNAを合成し、(c)得られた2本鎖
DNAを1本鎖DNAに分離し、そして(d)得られた
DNA増幅産物を鋳型として、上記工程(a)〜(c)
を繰り返すことにより、前記血液試料中の白血球からも
たらされるDNAを鋳型として、標的DNAを増幅させ
ることができる。工程(a)においては、例えば90℃
にて、10分間保温する。工程(b)においては、例え
ば95℃にて、30秒保温する。工程(c)において
は、例えば70℃にて、3分間保温する。工程(d)に
おいては、例えば55℃にて、1分間保温する。本発明
では、工程(a)〜(c)を30〜40回、繰り返すこ
とが好ましい。
【0019】PCR反応液の好ましい組成例は、以下の
通りである。 トリス緩衝液 10〜 20mM 塩化カリウム 200〜300mM 塩化マンガン 1.0〜2.0mM dNTP 1.0〜2.0mM ウシ血清アルブミン 400〜600μg/ml コール酸ナトリウム 0.05〜0.15% トリトン−X100 0.05〜0.15%
【0020】また、本発明では前記血液試料中の白血球
からもたらされるDNAを鋳型として特定標的DNA配
列を、好ましくはPCRにより増幅し、増幅産物を標的
核酸と相補的な検出プローブにて検出する。本発明にお
いて使用する核酸検出用プローブとは、試料中の検出し
ようとする核酸の一部または全部に対して、相補的な配
列を有するオリゴヌクレオチドであり、標識または標識
結合物質を有していてもよい。標識としては、アルカリ
ホスファターゼ、ペルオキシダーゼ、β−ガラクトシダ
ーゼなどの酵素、放射性物質、蛍光性物質などが挙げら
れ、標識結合物質としては、アビジン、ストレプトアビ
ジンまたはビオチンなどが挙げられる。
【0021】核酸検出法の一例としては、検出しようと
する核酸を捕捉すべきプローブを担体、例えばポリスチ
レン・ビーズなどに固定させ、本発明により増幅したD
NA増幅産物を捕捉プローブと反応させ、捕捉プローブ
と結合した増幅産物に上記検出用プローブを反応させ、
検出用プローブが有する標識または標識結合物質を通常
の検出法に従い、測定することにより、試料中の核酸を
検出することができる。
【0022】
【実施例】次に、本発明を実施例により詳細に説明す
る。参考例1 オリゴヌクレオチドの合成 ABI社DNAシンセサイザー391型を用いて、ホス
ホアミダイド法にて、下記配列を有する第1および第2
オリゴヌクレオチドを合成した。第1オリゴヌクレオチ
ド:ヒトβ−グロビン遺伝子のコード領域の上流、−2
33番目から−208番目のオリゴヌクレオチド配列と
相補的な配列を有する(配列番号1)。第2オリゴヌク
レオチド:ヒトβ−グロビン遺伝子の第613番目から
第638番目のオリゴヌクレオチド配列と相補的な配列
を有する(配列番号2)。合成の手法はABI社マニュ
アルに従い、0.2μMスケールで実施した。各種オリ
ゴヌクレオチドの脱保護はアンモニア水で55℃で一晩
実施した。精製はファルマシア社製FPLCで陰イオン
交換カラムにて実施した。
【0023】実施例1 (1)鋳型ヒト血液試料の調製 EDTA採血管にて採取した新鮮ヒト末梢血、および4
℃で保存した輸血保存血液を用いた。 (2)増幅反応 操作(a):参考例1の第1および第2オリゴヌクレオ
チドを各25pmol(配列番号1及び2)、および上
記ヒト血液試料ならびに輸血保存血液1μlを下記PC
R反応溶液に加え、更に TthDNAポリメラーゼ(東洋
紡製)あるいはΔTth DNAポリメラーゼ(東洋紡製)
2.5単位を添加し、90℃に10分間保温した。 反応溶液1 200μM dNTPs 10mM トリス塩酸緩衝液(pH8.9) 1.5mM 塩化マグネシウム 280mM 塩化カリウム 500μg/ml ウシ血清アルブミン 0.1 % コール酸ナトリウム 0.1 % トリトン−X100 操作(b):上記反応後、続いて、下記PCR増幅反応
条件1を35回繰り返した。 操作(c):上記反応液を4℃にて保存した。
【0024】操作(d):PCR反応産物を2%アガロ
ースで100V、20分間電気泳動した。 操作(e):電気泳動後、エチヂウム・ブロマイドで染
色し、紫外線照射下で検出した。その結果を図1に示
す。図中、レーン1〜6は TthDNAポリメラーゼを使
用、レーン7〜13はΔTth DNAポリメラーゼを使
用、レーンMは分子マーカーであるφX174/HaeIII を示
す。図1から明らかなように、Tth DNAポリメラーゼ
またはΔTth DNAポリメラーゼを使用して、標的DN
A配列を高い効率で増幅することができる。
【0025】
【発明の効果】本発明では、採血後、無処理のままの血
液を耐熱性DNAポリメラーゼ、例えばTthDNAポリ
メラーゼまたはΔTth DNAポリメラーゼを含む反応液
中で、好ましくは界面活性剤、例えばトリトンX−10
0の存在下に作用させ、直接PCR反応を行うことが可
能である。これにより飛躍的に安定した(どういうこと
か、課題のところで説明要)DNA増幅反応を行える。
【0026】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:26 配列の型:核酸 トポロジー:一本鎖 配列の種類:他の核酸合成DNA 配列の特徴 存在位置:1..26 他の特徴:ヒトβ−グロビン遺伝子の第233番目から
208番目のヌクレオチド配列と相同な配列を有する。 配列 AGTABCAATT TGTACTGATG GTATGG 26
【0027】配列番号:2 配列の長さ:25 配列の型:核酸 トポロジー:一本鎖 配列の種類:他の核酸合成DNA 配列の特徴 存在位置:1..25 他の特徴:ヒトβ−グロビン遺伝子の第613番目から
638番目のヌクレオチド配列と相同な配列を有する。 配列 CGATCCTGAG ACTTCCACAC TGATG 25
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における反応液中のDNA増幅産物の
電気泳動結果を示す図面代用写真である。 図中、レーン 1〜 6 : Tth DNA ポリメラーゼを使用 レーン 7〜13 :ΔTth DNA ポリメラーゼ使用 レーン M :φX174/HaeIII 分子量マーカー
フロントページの続き (72)発明者 大庭 雄三 山口県宇部市南区城野133

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒト体内から採取した全血液であって、
    白血球からもたらされる標的DNAを含む血液試料に、
    該標的DNAに相補的なオリゴヌクレオチドである2種
    またはそれ以上のプライマー、デオキシリボヌクレオチ
    ドフォスフェートおよび耐熱性DNAポリメラーゼを緩
    衝液中にて作用させて、(a)上記2種またはそれ以上
    のプライマーを該標的DNAにアニールさせ、(b)耐
    熱性DNAポリメラーゼの作用によりプライマー伸長反
    応を行って2本鎖DNAを合成し、(c)得られた2本
    鎖DNAを1本鎖DNAに分離し、そして(d)得られ
    たDNA増幅産物を鋳型として、上記工程(a)〜
    (c)を繰り返すことことを特徴とする鋳型として全血
    液を用いた核酸の直接的PCR増幅法。
  2. 【請求項2】 緩衝液が、トリス緩衝液であり、かつマ
    グネシウムイオンを含む請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 マグネシウムイオン濃度が1.0〜2.
    0mMである請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 緩衝液が、さらに界面活性剤を含有する
    請求項1の方法。
  5. 【請求項5】 界面活性剤が非イオン界面活性剤である
    請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 ヒト体内から採取した全血液が採血後、
    無処理のものである請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 耐熱性DNAポリメラーゼがサーマス・
    サーモフィラス由来の酵素である請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 耐熱性DNAポリメラーゼがサーマス・
    サーモフィルス由来の3’→5’エキソヌクレアーゼ活
    性部位を欠損させた耐熱性DNAポリメラーゼである請
    求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 ヒト体内から採取した全血液であって、
    白血球からもたらされる標的DNAを含む無処理の血液
    試料に、該標的DNAに相補的なオリゴヌクレオチドで
    ある2種またはそれ以上のプライマー、デオキシリボヌ
    クレオチドフォスフェートおよびサーマス・サーモフィ
    ラス由来の耐熱性DNAポリメラーゼまたはサーマス・
    サーモフィルス由来の3’→5’エキソヌクレアーゼ活
    性部位を欠損させた耐熱性DNAポリメラーゼを界面活
    性剤およびマグネシウムイオンを含む緩衝液中にて作用
    させて、(a)上記2種またはそれ以上のプライマーを
    該標的DNAにアニールさせ、(b)耐熱性DNAポリ
    メラーゼの作用によりプライマー伸長反応を行って2本
    鎖DNAを合成し、(c)得られた2本鎖DNAを1本
    鎖DNAに分離し、そして(d)得られたDNA増幅産
    物を鋳型として、上記工程(a)〜(c)を繰り返すこ
    と特徴とする鋳型として全血液を用いた核酸の直接的P
    CR増幅法。
  10. 【請求項10】 ヒト体内から採取した全血液であっ
    て、白血球からもたらされる標的DNAを含む血液試料
    に、該標的DNAに相補的なオリゴヌクレオチドである
    2種またはそれ以上のプライマー、デオキシリボヌクレ
    オチドフォスフェートおよび耐熱性DNAポリメラーゼ
    を緩衝液中にて作用させて、(a)上記2種またはそれ
    以上のプライマーを該標的DNAにアニールさせ、
    (b)耐熱性DNAポリメラーゼの作用によりプライマ
    ー伸長反応を行って2本鎖DNAを合成し、(c)得ら
    れた2本鎖DNAを1本鎖DNAに分離し、そして
    (d)得られたDNA増幅産物を鋳型として、上記工程
    (a)〜(c)を繰り返し、さらに得られたDNA増幅
    産物に核酸検出用プローブを作用させて、核酸を検出す
    ることを特徴とする標的核酸の検出法。
JP8001572A 1996-01-09 1996-01-09 鋳型として全血液を用いた核酸の直接的pcr増幅法 Pending JPH09187277A (ja)

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