JPH09186669A - 多重・分離装置 - Google Patents

多重・分離装置

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Publication number
JPH09186669A
JPH09186669A JP5796A JP5796A JPH09186669A JP H09186669 A JPH09186669 A JP H09186669A JP 5796 A JP5796 A JP 5796A JP 5796 A JP5796 A JP 5796A JP H09186669 A JPH09186669 A JP H09186669A
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JP
Japan
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data
clock
network
digital
line
Prior art date
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Application number
JP5796A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Tomizawa
博志 冨澤
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のネットワークからのデータを多重化し
て多重データをデジタル回線、アナログ回線、ISDN
回線のいずれかで多重データを伝送し得る、また多重デ
ータから多重分離して複数のネットワークにデータを与
えることを簡単な構成で効率的に行う。 【解決手段】 多重・分離部105は、ネットワーク1
インタフェース部112からのネットワーク1データ1
08と、ネットワーク2インタフェース部114からの
ネットワーク1データ110とをクロック制御部106
で生成した歯抜けクロックを用いて多重化して多重デー
タ102を高速デジタル網インタフェース部101から
回線へ出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多重・分離装置に
関し、例えば、複数のネットワーク(例えば、LAN、
公衆網)からのデータを多重してデジタル回線、アナロ
グ回線、ISDN回線などのいずれかで伝送し得るもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、LANの普及によって、遠隔地と
のデータ通信を行うためにローカルなLANをルータに
よって公衆網に接続するルータ網が普及しつつある。一
般的に、この公衆網はISDNや高速デジタル回線によ
る網であり、このような網では64Kbpsの伝送速度
が中心である。
【0003】一方、既存ネットワークシステムにはLA
Nの普及以前に他のネットワークシステムが構築されて
いる場合が多い。他のネットワークシステムの例とし
て、HDLCループ(カレントループとも呼ばれる。)
があるが、これは論理的なループを構築し、ホスト側か
らリモート側に対してポーリングを行ってデータ転送を
実現している。このようなネットワークには従来アナロ
グ専用線が使用されている。
【0004】図2は従来のネットワークの一例の構成図
である。この図2において、従来のネットワークは、ア
ナログ専用線1によってモデム3−1とモデム3−2と
が接続され、このモデム3−2は既存ネットワークシス
テム4に接続され、モデム3−1はゲートウエイ装置G
W8に接続され、ここからホスト装置9に接続され、ア
ナログ専用線1を介してホスト装置9と既存ネットワー
クシステム4との間で通信を行うことができるのであ
る。
【0005】また、ISDN又は高速デジタル網2は、
ルータ5−1とルータ5−2とに接続され、このルータ
5−2はLAN6−2に接続され、このLAN6−2に
はLAN端末7−2が接続され、ルータ5−1にはLA
N6−1が接続され、このLAN6−1にはLAN端末
7−1が接続され、ISDN又は高速デジタル網2を介
してLAN端末7−1とLAN端末7−2との間で通信
を行うことができるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、既存ネ
ットワークシステム4とルータ5−1、5−2網とのネ
ットワークシステムを共存させるため、ユーザは従来契
約しているアナログ専用線1の他に、ルータ網構築のた
めにISDN又は高速デジタル専用線2を契約しなけれ
ばならず、これらの専用線の契約費用が増加すると共
に、システム構築の上でも異なる2種類の仕様の回線又
は網に適用し得るようにしなければならないので、シス
テム構築が複雑になるという問題点があった。
【0007】そこで、複数のシステムからのデータを多
重化して多重データをデジタル回線(例えば、ISDN
回線、デジタル専用回線)、アナログ回線などのいずれ
かで多重データを伝送し得る、また多重データから多重
分離して複数のシステムにデータを与えることが簡単な
構成で効率的に行うことができる多重・分離装置の提供
が要請されている。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1の発明
は、複数のシステム(例えば、通信システム、ネットワ
ークシステムなど)からのデータを多重してデジタル回
線(例えば、ISDN回線、デジタル専用回線)に多重
データを出力する、又はデジタル回線からの多重データ
を多重分離して上記複数のシステムに与える多重・分離
装置であって、複数のシステムとインタフェースを行っ
て、歯抜けクロックを用いてデータをサンプルしてデー
タの授受を行うシステムインタフェース手段と、上記デ
ジタル回線とのインタフェースを行い、多重データの授
受を行い、この多重データから上記複数のシステムから
のデータを時分割多重又は時分割多重分離するためのク
ロックであって、それぞれのシステムのデータ速度に応
じたクロックを生成する回線インタフェース手段と、上
記回線インタフェース手段からの上記複数のクロックか
ら上記各システムのデータをサンプルするために対応し
たタイミングの上記歯抜けクロックを生成して上記シス
テムインタフェース手段に与えると共に、上記歯抜けク
ロックを用いて上記システムインタフェース手段でサン
プルされた各データを時分割多重して多重データを上記
回線インタフェース手段に与える、又は上記デジタル回
線から受けた多重データを歯抜けクロックを用いて時分
割多重分離して上記システムインタフェース手段に与え
る時分割多重・分離手段とを備えて、上述の課題を解決
するものである。
【0009】このような構成を採ることで、複数のシス
テムからのデータを時分割多重して多重データをデジタ
ル回線に出力することができる。また、デジタル回線か
らの多重データから時分割多重分離してデータを複数の
システムに与えることができるのである。
【0010】また、請求項2の発明は、複数のシステム
からのデータを多重してアナログ回線にアナログ多重信
号を出力する、又はアナログ回線からのアナロ多重信号
を多重分離して上記複数のシステムに与える多重・分離
装置であって、複数のシステムとインタフェースを行っ
て、歯抜けクロックを用いて上記複数のシステムのデー
タをサンプルしてデータの授受を行うシステムインタフ
ェース手段と、上記アナログ回線とのインタフェースを
行い、上記アナログ回線からのアナログ多重信号に対す
る復調を行いデジタル多重データを得る、又はデジタル
多重データに対する変調を行ってアナログ多重信号を得
ると共に、上記デジタル多重データからこのデジタル多
重データ速度に対応した第1のクロックを生成する回線
インタフェース手段と、上記回線インタフェース手段か
らの上記第1のクロックから上記各システムのデータの
多重・分離に使用するための第2のクロックを生成する
と共に上記回線インタフェース手段からの上記デジタル
多重データから同期検出を行って所定のデータ速度のデ
ジタル多重データに変換する、又はデジタル多重データ
に同期情報を付加して所定のデータ速度に変換して上記
回線インタフェース手段に与える速度変換手段と、上記
第2のクロックから上記歯抜けクロックを生成して上記
システムインタフェース手段に与えると共に上記速度変
換によって得られた上記データ速度変換後のデジタル多
重データに対して上記歯抜けクロックを用いて時分割多
重分離して上記システムインタフェース手段に与える、
又は上記歯抜けクロックを用いて上記システムインタフ
ェース手段でサンプルされた各データを時分割多重して
デジタル多重データを上記速度変換手段に与える時分割
多重・分離手段とを備えて、上述の課題を解決するもの
である。
【0011】このような構成を採ることで、複数のシス
テムからのデータを時分割多重してアナログ多重信号を
アナログ回線に出力することができる。また、アナログ
回線からのアナログ多重信号から時分割多重分離してデ
ータを複数のシステムに与えることができるのである。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の好適な実施の形態を
図面を用いて説明する。 『第1の実施の形態』:そこで、本発明の第1の実施の
形態においては、多重・分離システムに、高速デジタル
網或いはISDNの基本インタフェースと、複数のネッ
トワークインタフェースを有し、これらのインタフェー
スからの64KHzと8KHzのクロックを用いて、多
重化されたデータのビット位置を認識する手段と複数の
ネットワークから入力されたデータを多重・分離する手
段を有するように構成する。
【0013】更に、本第1の実施の形態においては、上
述の多重・分離システムに、分離された現データをサン
プルするための歯ぬけクロックを生成する手段を有し、
この歯抜けクロックに対応して個々のネットワークと送
受信するデータを生成する手段を有し、これらの複数の
ネットワークインタフェースのデータを、高速デジタル
網或いはISDN基本インタフェースに多重化するよう
に構成する。
【0014】このような構成によって、既存ネットワー
クシステムと新規のネットワークシステム(ルータ網
等)を単一のネットワークにて接続することを可能にす
る。また、単一ネットワークへの接続に際して、既存ネ
ットワークに接続されている端末のソフトウェア等のリ
ソースはそのまま使用可能とするものである。
【0015】また、新規ネットワークとして使用する専
用線には、従来ネットワークで使用していたアナログ専
用線を使用することも可能であり、また高速デジタル専
用線に代替えすることも可能にするものである。
【0016】図1は、第1の実施の形態の多重・分離シ
ステムの構成図である。この図1において、多重・分離
システムは、高速デジタル網インタフェース部101
と、多重・分離部105と、ネットワーク1インタフェ
ース部112と、ネットワーク2インタフェース部11
4とから構成されている。更に、多重・分離部105
は、データ制御部107と、クロック制御部106とか
ら構成されている。また、ネットワーク1インタフェー
ス部112は、データサンプル部113を備えている。
ネットワーク2インタフェース部114も、データサン
プル部115を備えている。
【0017】(各部の機能): 高速デジタル網イン
タフェース部101は、高速デジタル網とデータの授受
を行うインタフェース回路であり、高速デジタル網と6
4Kbps102でデータの授受を行い、多重・分離部
105からの64Kbpsのデータ102aを取り込
み、また多重・分離部105に64Kbpsのデータ1
02bを与えると共に、64KHzのクロック103
と、8KHzのクロック104とを生成して、多重・分
離部105のクロック制御部106に与えるのである。
【0018】多重・分離部105のデータ制御部107
は、クロック制御部106からのクロックに基づき、ネ
ットワーク1インタフェース部112からのネットワー
ク1データ108と、ネットワーク2インタフェース部
114からのネットワーク2データ110とを多重化し
て、64Kbpsの多重データ102aを生成して高速
デジタル網インタフェース部101に与える。
【0019】また、このデータ制御部107は、高速デ
ジタル網インタフェース部101から多重データ102
bを与えられると、クロック制御部106からのクロッ
クを用いて多重分離してネットワーク1データ108b
とネットワーク2データ110bとを多重分離すると共
に、ネットワーク1クロック109とネットワーク2ク
ロック111とを生成し、ネットワーク1データ108
bとネットワーク1クロック109とはネットワーク1
インタフェース部112のデータサンプル部113に与
え、ネットワーク2データ110bとネットワーク2ク
ロック111とはネットワーク2インタフェース部11
4のデータサンプル部115に与えるのである。
【0020】ネットワーク1インタフェース部112
は、例えば、HDLC(High level Dat
a Link Control procedure:
ハイレベルデータリンク制御手順)で制御されるカレン
トループなどで形成されるネットワーク1からのデータ
をデータサンプル部113に取り込み、ネットワーク1
データ108aとして多重・分離部105のデータ制御
部107に与える。
【0021】また、このネットワーク1インタフェース
部112のデータサンプル部113は、多重・分離部1
05からネットワーク1データ108bを与えられる
と、上述の構成のネットワーク1へデータを与えるもの
である。
【0022】ネットワーク2インタフェース部114
は、例えば、イーサネット(Ethernet)から形
成されるネットワーク2からのデータをデータサンプル
部115に取り込み、ネットワーク2データ110aと
して多重・分離部105のデータ制御部107に与え
る。尚、このイーサネットとは、パーソナルコンピュー
タやワークステーション、プリンタ、磁気ディスク装置
などの間で高速通信を実現するためのLANである。
【0023】また、このネットワーク2インタフェース
部114のデータ制御部107は、多重・分離部105
からネットワーク2データ110bを与えられると、上
述の構成のネットワーク2へデータを与えるものであ
る。
【0024】(システムの動作): 次に、図3は本
多重・分離システムの動作タイミングチャートである。
この図3と上述の図1とを用いて本多重・分離システム
の動作を説明する。先ず、本多重・分離システムの第1
の特徴である、高速デジタル網インタフェース部101
から供給される64KHzクロック103と8KHzク
ロック104とを用いたネットワーク1データ108a
とネットワーク2データ110aとの多重化方法の動作
について説明する。
【0025】そこで、具体的には高速デジタル網インタ
フェース部101でデータを受信すると、多重・分離部
105によって多重データを多重分離し、ネットワーク
1インタフェース部112とネットワーク2インタフェ
ース部114とに対してデータを6:2の割り合いで分
離すると共に、このデータに対応したクロックを生成す
る手順を説明する。
【0026】先ず、クロック制御部106は、高速デジ
タル網インタフェース部101から供給される64KH
zクロック103(図3(b))と、8KHzクロック
104(図3(a))とのタイミング関係を監視し、両
方のクロックがハイレベルとなるタイミング116を検
出する。
【0027】このタイミング116を検出すると、予め
設定され多重化比率(本実施の形態においては、6:2
とする。)に従ってネットワーク1インタフェース部1
12に対するネットワーク1データ108b及びネット
ワーク1クロック109と、ネットワーク2インタフェ
ース部114に対するネットワーク2データ110b及
びネットワーク2クロック111とを生成する。
【0028】つまり、設定された多重化比率に従って、
ネットワーク1データ108aに対してはタイミング1
16を検出後、64KHzクロック103から6クロッ
ク分のネットワーク1クロック109(図3(d))を
生成してネットワーク1インタフェース部112に与え
る。また、データ制御部107は、クロック制御部10
6からこのタイミング116の通知を受け、多重データ
102a(図3(c))のタイミング116以降の6ビ
ット分をネットワーク1データ108bとして出力する
(図3(f))。
【0029】クロック制御部106は、タイミング11
6から6ビット時間経過するとタイミング117を生成
し、データ制御部107に通知すると共に、ネットワー
ク1クロック109(図3(d))のパルス出力を中止
する。また、ネットワーク2クロック111(図3
(e))のクロックの出力を開始する。
【0030】データ制御部107は、タイミング116
の通知を受けると、ネットワーク1クロック109のパ
ルス中止に対応するようネットワーク1データ108b
(図3(f))に対して有効なデータの送信を停止す
る。一方、タイミング116からは、受信している多重
データ102のデータをネットワーク2データ110b
に出力する(図3(g))。
【0031】次に、クロック制御部106は、タイミン
グ118を検出し、ネットワーク1インタフェース部1
12に対するネットワーク1クロック109(図3
(d))を出力し、上述の動作を繰り返す。タイミング
118とタイミング116とは共にネットワーク1イン
タフェース部112に対して有効データの転送開始を示
す信号で論理的には同等である。
【0032】これによって、多重・分離部105は、高
速デジタル網インタフェース部101から供給される6
4KHzクロック103(図3(b))と、8KHzク
ロック104(図3(a))との2つのクロックを使用
して、ネットワーク1データ108a(図3(f))
と、ネットワーク2データ110a(図3(g))とを
ビット多重して、多重データ102(図3(c))を形
成して高速デジタル網インタフェース部101から高速
デジタル網へ出力させることが可能となるのである。
【0033】次に、本実施の形態の第2の特徴であるネ
ットワーク1インタフェース部112に対するネットワ
ーク1クロック109によるデータサンプル部113
と、ネットワーク2インタフェース部114に対するネ
ットワーク2クロック111を使用したデータサンプル
部115でのデータのサンプル方法について説明する。
【0034】先ず、ネットワーク1インタフェース部1
12のデータサンプル部113は、多重・分離部105
のデータ制御部107から供給されるネットワーク1ク
ロック109に基づいてデータの送受信を行う(これを
DTEモードと呼ぶ)。従って、データサンプル部11
3においてデータの送受信を行う場合には、図3のタイ
ミング116からタイミング117の間を有効なデータ
送受信時間としてデータ処理を行えばよい。
【0035】つまり、ネットワーク1クロック109
(図3(d))の立ち上がり(又は立ち下がり)を検出
し、このネットワーク1クロック109によってネット
ワーク1データ108(図3(f))をサンプルする
か、或いは検出後から高速クロックによってネットワー
ク1データ108のサンプルを行うことによって有効デ
ータの認識が可能となる。ネットワーク2インタフェー
ス部114においても同様にネットワーク2クロック1
11の立ち下がり(或いは立ち上がり)を検出してネッ
トワーク2データ110の認識を行うことが可能であ
る。
【0036】(本発明の第1の実施の形態の効果):
以上の本発明の第1の実施の形態によれば、高速デジ
タル網インタフェース部101から供給される2種類の
64KHzクロック103、8KHzクロック104と
を用いて、デジタル専用線に対するビット多重を実現す
ることが可能となる。尚、本実施の形態においてはネッ
トワーク1とネットワーク2の2つの場合を考えたが、
ネットワークの数は2から8までの多重が可能である。
【0037】更に、上述の2種類のクロックから生成さ
れた歯ぬけクロック(図3(d)、(e))を用いて、
ネットワーク1、2インタフェース部は有効データのサ
ンプルを行うことが可能となる。
【0038】『第2の実施の形態』:本発明の第2の実
施の形態においては、多重・分離システムに、V.34
のモダムインタフェースを有し、このインタフェースと
伝送するデータとを、複数ビットからなる第1の同期パ
ターンと、複数ビットからなる第2の同期パターンとを
有する同期フレーム構成を有し、V.34インタフェー
ス最高速度に速度変換を行うと共にこの同期フレームに
複数ネットワークのデータを多重/分離する機能を有す
るように構成する。
【0039】更に、本第2の実施の形態においては、上
述の多重・分離システムに、V.34インタフェースの
最高伝送速度から変換された速度クロックを源クロック
とし、このクロックの歯抜けクロックを生成する手段
と、この歯抜けクロックに対応してデータを多重/分離
する手段とを有し、このクロックとデータとを多重化す
べき複数のネットワークに供給するように構成する。
【0040】図4は、第2の実施の形態の多重・分離シ
ステムの構成図である。本第2の実施の形態ではアナロ
グ専用線を用いて、V.34の28.8Kbpsでのデ
ータ通信を行う場合を考える。
【0041】この図4において、多重・分離システム
は、V.34モデム部119と、速度変換フレーミング
部120と、多重・分離部127と、ネットワーク1イ
ンタフェース部132と、ネットワーク2インタフェー
ス部133とから構成されている。更に、速度変換フレ
ーミング部120には、同期検出部123が備えられて
いる。また、多重・分離部127は、データ制御部13
0とクロック制御部131とから構成されている。更
に、ネットワーク1インタフェース部132には、デー
タサンプル部134が備えられている。ネットワーク2
インタフェース部133にもデータサンプル部135が
備えられている。
【0042】V.34モデム部119は、アナログ専用
回線に接続され、この回線と28.8kbpsでV.3
4でデータの授受を行い、28.8KHzのクロック1
22を生成して速度変換フレームミング部120に与え
ると共に、この速度変換フレーミング部120とデータ
121の授受を行うものである。
【0043】速度変換フレーミング部120は、同期検
出部123でV.34モデム部119からの28.8K
Hzのクロック122を受け、このクロックから24K
Hzのクロック129を生成して多重・分離部127の
クロック生成部131に与えると共に、データ制御部1
30とデータ128の授受を行い、同期検出を行うもの
である。
【0044】多重・分離部127は、上述の第1の実施
の形態の多重・分離部105とほぼ同様な構成と動作で
あるが、但し、クロック制御部131が同期検出部12
3から24KHzのクロック129を供給されてから必
要なクロックをデータ制御部130に与えることだけが
異なるものである。
【0045】ネットワーク1インタフェース部132と
ネットワーク2インタフェース部133とも、上述の第
1の実施の形態の構成・動作と同様である。
【0046】(動作): 図4の多重・分離システム
の動作を説明する。V.34モデム部119は、アナロ
グ専用線に接続され、該アナログ専用線を介して相手の
モデム装置とV.34の仕様の処理手順によって28.
8Kbpsのデータ通信を行う。一方、V.34モデム
部119は、速度変換フレーミング部120に対して、
データ送受信を行うと共に28.8KHzのクロック1
22を供給する。この速度変換フレーミング部120
は、アナログ専用回線に対してレイヤ1レベルの同期を
確立すると共に、有効データの抽出・速度変換を行う。
【0047】V.34モデム部119から供給される2
8.8KHzのクロック122は上述の第1の実施の形
態と異なり、アナログ専用回線速度と同一の28.8K
Hzのクロックだけであり、多重化されたビット位置の
認識を行うためにアナログ専用回線との同期が必要であ
る。この動作を速度変換フレーミング部120で行うの
である。
【0048】ここで、図5は、速度変換フレーミングで
の同期ビット位置の認識のために使用するフレーミング
の例を示す図である。この例においてはネットワーク1
とネットワーク2のデータは8:2の割合で多重化され
ている場合を示す。この図5において太枠内がフレーム
のフォーマットであり、Aはネットワーク1のデータで
あり、Bはネットワーク2のデータを示すものである。
また、0、1は同期用の固定ビットである。通常のデー
タ転送において、データは本フレームに格納されて転送
される。
【0049】先ず、同期検出部123は28.8KHz
のクロック122によってデータ121をサンプルし、
第1の同期パターン(本実施の形態の場合、11個連続
の0データビット)を検出する。この第1の同期パター
ンが検出された場合、次に第2の同期パターンである1
1ビット毎のデータ1を11個検出し、これが検出され
るとフレーム同期が確立されたと見なす。
【0050】本フレーム構成は本実施の形態における大
きな特徴の一つである。本フレームの大きさは11列
(ビット)×12行(ビット)で132ビットから構成
され、有効ビット(A、Bのデータ)は10×11ビッ
トの110ビットである。これによって28.8Kbp
sの伝送速度は、従来のシリアル伝送に変換しやすい2
4Kbpsの速度に変換されるとともに、ビット多重さ
れたフレームの同期の確立が可能となる。
【0051】同期検出部123は、第1の同期パターン
と第2の同期パターンを検出すると、受信フレームの有
効データと変換後のクロック(本実施の形態においては
24KHz)をデータ128と、24KHzクロック1
29によって多重・分離部127に転送する。そして、
多重・分離部127では、予め設定された多重化比率
(本実施の形態においては8:2である。)に従って、
データ128を分離する。データ128の分離、対応ク
ロック(ネットワーク1クロック137、ネットワーク
2クロック139など)の生成の動作は、上述の第1の
実施の形態における多重・分離部105の動作と同様で
ある。
【0052】(本発明の第2の実施の形態の効果):
以上の本発明の第2の実施の形態によれば、V.34
モデム部を用いた28.8Kbpsでのデータ通信に対
してビット多重を行ったフレームの同期を確立すること
が可能になると共に、同期が確立されたフレームから、
予め設定された多重化比率に基づき、データを分離する
と共に、分離されたデータをサンプルするためのクロッ
クの生成が可能となる。ネットワークインタフェース部
では分離されたデータとサンプル用のクロックによって
データの送受信を行うことが可能となるのである。
【0053】また、本実施の形態においてはフレーム構
成を11×12ビットの構成の例を説明したが、これに
よって同期検出の精度を向上させることができる。ま
た、このフレーム構成は他のビット数構成でも同じよう
に適用できる。また多重化比率、多重化されるネットワ
ーク数も本実施の形態と異なる数であっても同じように
適用することができる。
【0054】(他の実施の形態): (1)尚、以上
の実施の形態において、V.34モデム装置を例にして
説明したが、他にV.24、V.35などによるモデム
装置などにおいても適用することができる。
【0055】(2)また、ネットワーク1、2として
は、TCP/IP、CSMA/CD型LAN、トークン
リング型LAN、FDDIなどを採用することもできる
し、マルチメディア型LANや、無線LAN、光LAN
などを採用することもできる。また、交換ネットワー
ク、パソコン通信ネットワークなどを上記ネットワーク
として採用することもできる。また、ネットワークだけ
でなく、通信システム、交換システムなどであってもよ
い。
【0056】
【発明の効果】上述したように請求項1の発明は、複数
のシステムとインタフェースを行って、歯抜けクロック
を用いてデータをサンプルしてデータの授受を行うシス
テムインタフェース手段と、デジタル回線とのインタフ
ェースを行い、多重データの授受を行い、この多重デー
タから複数のシステムからのデータを時分割多重又は時
分割多重分離するためのクロックであって、それぞれの
システムのデータ速度に応じたクロックを生成する回線
インタフェース手段と、回線インタフェース手段からの
複数のクロックから各システムのデータをサンプルする
ために対応したタイミングの歯抜けクロックを生成して
上記システムインタフェース手段に与えると共に、歯抜
けクロックを用いて上記システムインタフェース手段で
サンプルされた各データを時分割多重して多重データを
回線インタフェース手段に与える、又はデジタル回線か
ら受けた多重データを歯抜けクロックを用いて時分割多
重分離してシステムインタフェース手段に与える時分割
多重・分離手段とを備えたものである。
【0057】このような構成を採ることで、複数のシス
テムからのデータを多重化して多重データをデジタル回
線のいずれかで多重データを伝送することができ、また
多重データから多重分離して複数のシステムにデータを
与えることが簡単な構成で効率的に行うことができる多
重・分離装置を実現することができる。
【0058】また、請求項2の発明は、複数のシステム
とインタフェースを行って、歯抜けクロックを用いて複
数のシステムのデータをサンプルしてデータの授受を行
うシステムインタフェース手段と、アナログ回線とのイ
ンタフェースを行い、アナログ回線からのアナログ多重
信号に対する復調を行いデジタル多重データを得る、又
はデジタル多重データに対する変調を行ってアナログ多
重信号を得ると共に、デジタル多重データからこのデジ
タル多重データ速度に対応した第1のクロックを生成す
る回線インタフェース手段と、回線インタフェース手段
からの第1のクロックから各システムのデータの多重・
分離に使用するための第2のクロックを生成すると共に
上記回線インタフェース手段からのデジタル多重データ
から同期検出を行って所定のデータ速度のデジタル多重
データに変換する、又はデジタル多重データに同期情報
を付加して所定のデータ速度に変換して回線インタフェ
ース手段に与える速度変換手段と、第2のクロックから
上記歯抜けクロックを生成して上記ネットワークインタ
フェース手段に与えると共に速度変換によって得られた
データ速度変換後のデジタル多重データに対して歯抜け
クロックを用いて時分割多重分離してシステムインタフ
ェース手段に与える、又は歯抜けクロックを用いてシス
テムインタフェース手段でサンプルされた各データを時
分割多重してデジタル多重データを速度変換手段に与え
る時分割多重・分離手段とを備えたものである。
【0059】このような構成を採ることで、複数のシス
テムからのデータを多重化してアナログ多重信号をアナ
ログ回線で伝送することができ、またアナログ多重信号
から多重分離して複数のシステムにデータを与えること
が簡単な構成で効率的に行うことができる多重・分離装
置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の多重・分離システ
ムの構成図である。
【図2】従来例のネットワークシステムの一例の構成図
である。
【図3】第1の実施の形態の多重・分離システムの動作
タイミングチャートである。
【図4】第2の実施の形態の多重・分離システムの構成
図である。
【図5】第2の実施の形態の同期・速度変換フレームの
構成図である。
【符号の説明】
101…高速デジタル網インタフェース部、102…6
4Kbpsデータ、103…64KHzクロック、10
4…8KHzクロック、105…多重・分離部、106
…クロック制御部、107…データ制御部、108…ネ
ットワーク1データ、109…ネットワーク1クロッ
ク、110…ネットワーク2データ、111…ネットワ
ーク2クロック、112…ネットワーク1インタフェー
ス部、113…データサンプル部、114…ネットワー
ク2インタフェース部、115…データサンプル部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシステムからのデータを多重して
    デジタル回線に多重データを出力する、又はデジタル回
    線からの多重データを多重分離して上記複数のシステム
    に与える多重・分離装置であって、 上記複数のシステムとインタフェースを行って、歯抜け
    クロックを用いてデータをサンプルしてデータの授受を
    行うシステムインタフェース手段と、 上記デジタル回線とのインタフェースを行い、多重デー
    タの授受を行い、この多重データから上記複数のシステ
    ムからのデータを時分割多重又は時分割多重分離するた
    めのクロックであって、それぞれのシステムのデータ速
    度に応じたクロックを生成する回線インタフェース手段
    と、 上記回線インタフェース手段からの上記複数のクロック
    から上記各システムのデータをサンプルするために対応
    したタイミングの上記歯抜けクロックを生成して上記シ
    ステムインタフェース手段に与えると共に、上記歯抜け
    クロックを用いて上記システムインタフェース手段でサ
    ンプルされた各データを時分割多重して多重データを上
    記回線インタフェース手段に与える、又は上記デジタル
    回線から受けた多重データを歯抜けクロックを用いて時
    分割多重分離して上記システムインタフェース手段に与
    える時分割多重・分離手段とを備えたことを特徴とする
    多重・分離装置。
  2. 【請求項2】 複数のシステムからのデータを多重して
    アナログ回線にアナログ多重信号を出力する、又はアナ
    ログ回線からのアナログ多重信号から多重分離して上記
    複数のシステムにデータを与える多重・分離装置であっ
    て、 上記複数のシステムとインタフェースを行って、歯抜け
    クロックを用いて上記複数のシステムのデータをサンプ
    ルしてデータの授受を行うシステムインタフェース手段
    と、 上記アナログ回線とのインタフェースを行い、上記アナ
    ログ回線からのアナログ多重信号に対する復調を行って
    デジタル多重データを得る、又はデジタル多重データに
    対する変調を行ってアナログ多重信号を得ると共に、上
    記デジタル多重データからこのデジタル多重データ速度
    に対応した第1のクロックを生成する回線インタフェー
    ス手段と、 上記回線インタフェース手段からの上記第1のクロック
    から上記各システムのデータの多重・分離に使用するた
    めの第2のクロックを生成すると共に上記回線インタフ
    ェース手段からの上記デジタル多重データから同期検出
    を行って所定のデータ速度のデジタル多重データに変換
    する、又はデジタル多重データに同期情報を付加して所
    定のデータ速度に変換して上記回線インタフェース手段
    に与える速度変換手段と、 上記第2のクロックから上記歯抜けクロックを生成して
    上記システムインタフェース手段に与えると共に上記速
    度変換によって得られた上記データ速度変換後のデジタ
    ル多重データに対して上記歯抜けクロックを用いて時分
    割多重分離して上記システムインタフェース手段に与え
    る、又は上記歯抜けクロックを用いて上記システムイン
    タフェース手段でサンプルされた各データを時分割多重
    してデジタル多重データを上記速度変換手段に与える時
    分割多重・分離手段とを備えたことを特徴とする多重・
    分離装置。
  3. 【請求項3】 上記同期情報は、上記複数のシステムか
    らのデータを時分割多重したデジタル多重データからな
    るフレームに複数の同期パターンを挿入した構成である
    ことを特徴とする請求項2記載の多重・分離装置。
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