JP2003264568A - データ伝送システム - Google Patents

データ伝送システム

Info

Publication number
JP2003264568A
JP2003264568A JP2002062912A JP2002062912A JP2003264568A JP 2003264568 A JP2003264568 A JP 2003264568A JP 2002062912 A JP2002062912 A JP 2002062912A JP 2002062912 A JP2002062912 A JP 2002062912A JP 2003264568 A JP2003264568 A JP 2003264568A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
transmission
communication data
function
synchronous communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002062912A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisafumi Hatamori
壽文 畑森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2002062912A priority Critical patent/JP2003264568A/ja
Publication of JP2003264568A publication Critical patent/JP2003264568A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Communication Control (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 LANのフレームデータと同期通信データを
効率よく適切に多重化できるデータ伝送システムを得
る。 【解決手段】 非同期通信データを高速に伝送する複数
のLAN3A〜3Dと、タイムスロットに時分割された
同期通信データを多重伝送する伝送路2Aと、上記各L
ANを上記伝送路に接続して上記各LAN相互間のデー
タ伝送を時分割多重方式で行うものであって、上記LA
Nを接続するインタフエース部に、非同期通信データと
同期通信データのタイムスロットとを相互に変換する機
能および非同期通信データと同期通信データとのデータ
伝送速度を相互に変換する機能が設けられた複数の伝送
装置に、非同期通信データのみまたは同期通信データの
みのデータ通信の場合、そのデータ通信に不要な部位を
外すことができる機能を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データ伝送装
置、特に、時分割多重方式伝送システムにおける多重化
装置や多重分離変換装置において、非同期通信データを
高速に伝送する複数のLANとタイムスロットに時分割
された同期通信データを同時に伝送し、効率的にネット
ワークを構成するデータ伝送システムならびに装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバなどの伝送路を介してデータ
通信を行うディジタル通信においては、使用可能な帯域
をある単位のブロック(タイムスロット)に時分割し、
そのブロックを個々の通信回線(ユーザ)に割り当て、
その割り当てられたブロックで通信を行う時分割多重
(Time_Division_Multiplex;
以下、単にTDMという)方式が一般的に採用される。
このようなTDM方式では、時分割されたタイムスロッ
トを個々の通信回線に割り当てるものであるため、1つ
の伝送路を複数の通信回線で共有し効率的にデータ伝送
することが可能であるが、個々の通信回線に割り当てら
れたタイムスロットの同期をとる必要がある。
【0003】一方、比較的狭い地域を対象に複数の端末
を通信回線で接続して構成した通信網であるLANにお
いては、データはフレームと呼ばれるかたまりとして伝
送賂に送出される。LANにおいても、複数の端末が効
率よく伝送路を共有するためのアクセス制御を行ってい
るが、TDM方式のようにタイムスロットの同期制御を
行うというものではなく、フレームの送信順序の制御の
み行うものである。
【0004】このように、TDM方式とLANとは、伝
送路の共有方法が異なるものである。また、TDM方式
のデータの伝送速度は一般的に1.5Mbps程度であ
るが、LANのデータの伝送速度は4Mbps〜1Gb
psと高速であり、このように、TDM方式とLANと
はデータの伝送速度も異なるものである。従って、LA
Nを直接伝送装置に接続してLANのデータをそのまま
TDM方式で伝送することができない。このため、従来
のデータ伝送システムでは、TDM方式によりデータ伝
送を行う伝送装置とLANとの間に変換装置を設け、こ
の変換装置によってLANのフレームデータのフォーマ
ットとTDM方式(同期通信方式)のタイムスロットデ
ータのフォーマットを変換すると共に、データの伝送速
度を変換する必要があった。
【0005】また、TDM方式では、上記したように、
時分割されたタイムスロットを個々の回線に割り当て
て、タイムスロットに乗せたデータを送受信することに
より通信を行うものである。従って、同じタイムスロッ
トを共有する通信回線を1対1または1対Nに対応させ
て、1対1の通信回線同士または1対Nの通信回線同士
でしか通信を行うことができない。なぜなら、同じタイ
ムスロットを共有する通信回線を1対1または1対Nに
対応させないで、複数の通信回線が相互に同じタイムス
ロットを共有すると、複数の通信回線が同時に同じタイ
ムスロットにデータ伝送を開始してしまい、データの重
複が生じてしまうからである。
【0006】なお、この発明に関連する先行技術として
は、特開平11−220473号公報が挙げられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のデータ伝送シス
テムは以上のように構成されているので、次のような課
題があった。 (1)まず、データのフォーマットを変換すると共に、
データの伝送速度を変換する変換装置を、伝送装置とL
ANとの間に設けていたので、データ伝送システムとし
ての価格の上昇を招き、またデータ伝送システムの取り
扱いの手間が増えるなどの課題があった。 (2)次に、TDM方式(同期通信方式)では、タイム
スロットに乗せるデータの重複を防止するために、同じ
タイムスロットを共有する通信回線を1対1または1対
Nに対応させなければならず、複数の通信回線に相互に
同じタイムスロットを共有させて複数の通信回線相互間
で通信を行うことができないという課題があった。
【0008】また、特開平11−220473号会報に
記載されるデータ伝送システムにおいては、LAN通信
にも多重分離を行うためのクロスコネクト機能を必要と
し、冗長であった。
【0009】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、LANのフレームデータと同期
通信データを効率よく適切に多重化できるデータ伝送シ
ステムを得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るデータ
伝送システムでは、非同期通信データを高速に伝送する
複数のLANと、タイムスロットに時分割された同期通
信データを多重伝送する伝送路と、上記各LANを上記
伝送路に接続して上記各LAN相互間のデータ伝送を時
分割多重方式で行うものであって、上記LANを接続す
るインタフエース部に、非同期通信データと同期通信デ
ータのタイムスロットとを相互に変換する機能および非
同期通信データと同期通信データとのデータ伝送速度を
相互に変換する機能が設けられた複数の伝送装置とを備
え、前記伝送装置には、非同期通信データのみまたは同
期通信データのみのデータ通信の場合に、そのデータ通
信に不要な部位を外すことができる機能を設けたもので
ある。
【0011】第2の発明に係るデータ伝送システムで
は、非同期通信データを高速に伝送する複数のLANと
タイムスロットに時分割された同期通信データに割り当
てる帯域を可変とし、データ伝送システムの使用構成に
より、非同期通信データを高速に伝送する複数のLAN
とタイムスロットに時分割された同期通信データに割り
当てる帯域を変更する帯域割り当て変更手段を備えたこ
とを特徴とする請求項1に記載のデータ伝送システム。
【0012】第3の発明に係るデータ伝送システムで
は、第1または第2の発明において、複数の端末を接続
して構成された非同期通信データを高速に伝送する複数
のLANと、タイムスロットに時分割された同期通信デ
ータを多重伝送する伝送路と、上記各LANを上記伝送
路に接続して上記各LAN相互間のデータ伝送を時分割
多重方式で行うものであって、上記LANを接続するイ
ンタフエース部に、非同期通信データと同期通信データ
のタイムスロットとを相互に変換する機能および非同期
通信データと同期通信データとのデータ伝送速度を相互
に変換する機能が設けられた複数の伝送装置とを備え、
前記伝送装置には、タイムスロットを論理パスとみなし
てスイッチ方式により複数伝送路からの非同期通信デー
タのスイッチを行う機能を設けたものである。
【0013】第4の発明に係るデータ伝送システムで
は、第1ないし第3の発明において、複数の端末を接続
して構成された、非同期通信データを高速に伝送する複
数のLANと、タイムスロットに時分割された同期通信
データを多重伝送する伝送路と、各LANを伝送路に接
続して各LAN相互間のデータ伝送を時分割多重方式で
行うものであって、LANを接続するLAN端末インタ
フエース部に、非同期通信データから同期通信データへ
データ伝送速度を変換する機能および非同期通信データ
から同期通信データのタイムスロットに変換する機能な
らびに同期通信データから非同期通信データへデータ伝
送速度を変換する機能が設けられた複数の伝送装置とを
備え、前記伝送装置には、同期通信データのタイムスロ
ットから非同期通信データに変換する機能を設けたもの
である。
【0014】第5の発明に係るデータ伝送システムで
は、第1ないし第3の発明において、複数の端末を接続
して構成された、非同期通信データを高速に伝送する複
数のLANと、タイムスロットに時分割された同期通信
データを多重伝送する伝送路と、各LANを伝送路に接
続して各LAN相互間のデータ伝送を時分割多重方式で
行うものであって、LANを接続するLAN端末インタ
フエース部に、非同期通信データから同期通信データヘ
データ伝送速度を変換する機能および非同期通信データ
から同期通信データのタイムスロットに変換する機能な
らびに同期通信データから非同期通信データへデータ伝
送速度を変換する機能および同期通信データのタイムス
ロットから非同期通信データに変換する機能が設けられ
た複数の伝送装置を備え、前記伝送装置には、同期通信
データを伝送路に接続される他の伝送装置に中継する機
能を設けたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明による実
施の形態1を図1ないし図4について説明する。図1は
実施の形態1におけるデータ伝送システムの構成を示す
ブロック図である。図2は実施の形態1におけるTDM
伝送装置の構成を示すブロック図である。図3は実施の
形態1におけるSDHフレームのうちAUGの説明図で
ある。図4は実施の形態1における図3のAUGを16
個組み合わせ、STM−16に多重する説明図である。
【0016】図1において、1A〜1Dは複数の通信回
線データをTDM方式で伝送するTDM伝送装置、2A
は光ファイバで接続された同期通信データの伝送路であ
り、このTDM伝送装置は伝送路2Aによりループ状に
接続されている。3A〜3DはLAN端末4A〜4Dを
通信回線で接続して構成した通信網であるLANであ
る。LAN3A〜3Dのアクセス制御方式は、CSMA
/CDを用いる場合を想定しているが、他のアクセス制
御方式でもよい。4A〜4Dはコンピュータ等のLAN
端末である。5A〜5Cは、同期データ端末6A〜6C
を結ぶ通信回線であり、通常ツイスト線や同軸ケーブル
が使用される。
【0017】図2は図1のTDM伝送装置の詳細図であ
り、1はTDM伝送装置、2は伝送路上の同期ディジタ
ル網(Synchronus_Digltal_Hie
rarchy:以下、単にSDHという)信号、3はS
DH受信インタフエース部、4は多重分離部、8は多重
分離バス、6,7は同期通信データ端末、8はLAN端
末インタフエース部、9は同期データとLAN端末イン
タフエース部8のデータを選択するデータ選択部、10
はSDH送信インタフエース部、11は切替制御部、1
2は装置管理部、13はLAN端末である。
【0018】図3,図4は伝送路2上のSDH信号の1
例であり、64kbps容量のタイムスロツトが234
0タイムスロット集まり、それに9バイトのVC−4_
POH(Pass_OverHead)を付けたAU−
4フレームである。AU−4フレームにポインタ情報を
付けたVC−4フレームにしたものをAUGと呼ぶ。図
4では、AUGを16個多重してSTM−16(2.4
88Gbps)のフレームを作る図を示している。
【0019】次に、図1,図2,図3,図4を用いて動
作について説明する。図1のように接続されたTDM伝
送装置では、伝送路2Aを流れるSDH信号2が図2の
SDH受信インタフエース部3で受信され、たとえばS
TM−16フレームの先頭の認識、エラーの有無を判定
する。フレームのAUGは、1〜16まであり、多重分
離部4とLAN端末インタフエース部は、すべての信号
を受け取る。多量分離部4とLAN端末インタフエース
部は、あらかじめ装置管理部12によって切替制御部1
1に設定された情報を元に、たとえばAUGl〜10が
LAN端末インタフエース部、AUGll−16を同期
データ端末部が設定されたAUGを内部に取り込む。
【0020】次に、多重分離部4に取り込んだデータ
は、また内部の設定により、必要なデータのみが、多重
分離バス5と呼ばれるデータの送受信バスを介して、
6,7で示される同期通信データ端末1,2との間でデ
ータ交換し、また多重分離部に戻り、AUGのデータ部
(以下、ペイロード部という)に多重する。また、非同
期通信データ端末であるLAN端末13のデータをLA
N端末インタフエース部において、同期化しITU−T
のX.85(IP_over_SDH_using_L
APS)等の汎用のプロトコルを用いてAUGのペイロ
ード部に多重する。LAN端末インタフエース部8と多
重分離部4から出力されるデータをデータ選択部9にお
いてはAUGが図4の並びとなるように選択していく。
この際、切替制御部は、上記の例でいうとAUGl−1
0がLAN端末インタフエース部、AUGll〜16を
同期データ端末部となるように選択する。
【0021】特開平11−220473号公報では、多
重分離バスを介して LAN端末を収容する方法が記載
されているが、この発明では、LAN端末インタフエー
ス部8を独立させ、LAN端末のみの収容時には多重分
離部4の実装を不要とすることで、従来に比べ安価に構
成できるものである。なお、本例では、LAN端末イン
タフエース部が1つの場合を示したが、データ選択部の
入力を3つ以上にすることにより、LAN端末インタフ
エース部は2以上に増やすことが可能とする。
【0022】この発明による実施の形態1によれば、非
同期通信データを高速に伝送する複数のLAN3A〜3
Dと、タイムスロットに時分割された同期通信データを
多重伝送する伝送路2Aと、上記各LAN3A〜3Dを
上記伝送路2Aに接続して上記各LAN相互間のデータ
伝送を時分割多重方式で行うものであって、上記LAN
3A〜3Dを接続するインタフエース部に、非同期通信
データと同期通信データのタイムスロットとを相互に変
換する機能および非同期通信データと同期通信データと
のデータ伝送速度を相互に変換する機能が設けられた複
数の伝送装置とを備え、前記伝送装置には、非同期通信
データのみまたは同期通信データのみのデータ通信の場
合に、そのデータ通信に不要な部位を外すことができる
機能を設けたので、不要な機能部位を取り外し可能とす
ることにより必要限度の構成でLANのフレームデータ
と同期通信データを効率よく適切に多重化できるデータ
伝送システムを得ることができる。
【0023】実施の形態2.この発明による実施の形態
2を図5について説明する。図5は実施の形態2におけ
るTDM伝送装置の構成を示すブロック図である。この
実施の形態2において、ここで説明する特有の構成以外
の構成については、先に説明した実施の形態1における
構成と同様の構成を有し、同様の作用を奏するものであ
る。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
【0024】図5に示す実施の形態2におけるTDM伝
送装置では、図2のTDM伝送装置に加えて、帯域割当
変更部14を設け、帯域割当変更部14に対して、装置
管理バス経由で帯域割当情報15を設定する。
【0025】次に、動作について説明する。基本動作は
実施の形態1で述べた動作と同様である。帯域割り当て
情報15に応じて、LAN端末インタフエース部と多重
分離部のAUG個数の割合を設定し、AUGの単位で、
自由に帯域を変更しデータ選択部9で選択することが可
能となる。このことにより LAN端末との同期通信デ
ータ端末の帯域を自由に変更することが可能となる。
【0026】この発明による実施の形態2によれば、実
施の形態1における構成において、非同期通信データを
高速に伝送する複数のLANとタイムスロットに時分割
された同期通信データに割り当てる帯域を可変とし、デ
ータ伝送システムの使用構成により、非同期通信データ
を高速に伝送する複数のLANとタイムスロットに時分
割された同期通信データに割り当てる帯域を変更する帯
域割当変更部14からなる帯域割り当て変更手段を備え
たので、LANのフレームデータと同期通信データをそ
れぞれのネットワークの負荷に応じて効率よく適切に多
重化できるデータ伝送システムを得ることができる。
【0027】実施の形態3.この発明による実施の形態
3を図6および図7について説明する。図6は実施の形
態3におけるデータ伝送システムの構成を示すブロック
図である。図7は実施の形態3におけるTDM伝送装置
の構成を示すブロック図である。この実施の形態3にお
いて、ここで説明する特有の構成以外の構成について
は、先に説明した実施の形態1および実施の形態2にお
ける構成と同様の構成を有し、同様の作用を奏するもの
である。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
【0028】図6は、この発明による一実施形態である
データ伝送システムを示すものである。図において、1
A〜1Dは複数の通信回線データをTDM方式で伝送す
るTDM伝送装置、2A〜2Fは光ファイバで接続され
た同期通信データの伝送路であり、このTDM伝送装置
は伝送路2Aによりメッシュ状に接続されている。ま
た、伝送路2Aは二重化されており、0系・1系と呼ぶ
ものとし、2A〜2Cが0系、2D〜2Fが1系とす
る。3A〜3DはLAN端末4A〜4Dを通信回線で接
続して構成した通信網であるLANである。LAN3A
〜3Dのアクセス制御方式は、CSMA/CDを用いる
場合を想定しているが、他のアクセス制御方式でもよ
い。4A〜4Dはコンピュータ等のLAN端末である。
5A〜5Cは、同期データ端末6A〜6Cを結ぶ通信回
線であり、通常ツイスト線や同軸ケーブルが使用され
る。
【0029】図7は、図4のTDM伝送装置の詳細図で
ある。図において、2A〜2Cは伝送路、22はSDH
インタフエース部、23は多重分離部、24は多重分離
バス、25は装置管理部、26はLANインタフエース
端末であり、30は同期通信データ端末インタフエース
部である。
【0030】次に、動作について説明する。伝送路2
A,2B,2Cの3方路から来るSDH信号は、SDH
インタフエース部22に入力され、実施の形態1と同様
に、ITU一T_X.85等で同期化されたLANデー
タは、LAN端末インタフエース部26にそれぞれ入力
される。LAN端末インタフエース部26で各伝送路2
A〜2Cのデータは、レイヤ2(データリンク層)スイ
ッチもしくはレイヤ3(ネットワーク層)スイッチを介
してスイッチされ、外部のLAN端末とインタフエース
する。
【0031】また、実施の形態1と同様に、同期通信デ
ータは多重分離部を経由し、同期通信データ端末30を
介して通信される。この実施の形態では、3方路から受
信する場合を記述しているが、4以上の方路の場合も同
様に考えることができる。
【0032】この発明による実施の形態3によれば、実
施の形態1または実施の形態2における構成において、
複数の端末を接続して構成された非同期通信データを高
速に伝送する複数のLANと、タイムスロットに時分割
された同期通信データを多重伝送する伝送路と、上記各
LANを上記伝送路に接続して上記各LAN相互間のデ
ータ伝送を時分割多重方式で行うものであって、上記L
ANを接続するインタフエース部に、非同期通信データ
と同期通信データのタイムスロットとを相互に変換する
機能および非同期通信データと同期通信データとのデー
タ伝送速度を相互に変換する機能が設けられた複数の伝
送装置とを備え、前記伝送装置には、タイムスロットを
論理パスとみなしてスイッチ方式により複数伝送路から
の非同期通信データのスイッチを行う機能を設けたの
で、LANのフレームデータと同期通信データを効率よ
く適切に多重化できるとともに、複数方路からの通信を
収容でき、より複雑・高機能なネットワークを構成でき
るデータ伝送システムを得ることができる。
【0033】実施の形態4.この発明による実施の形態
4を図8ないし図13について説明する。図8は実施の
形態4におけるデータ伝送システムの構成を示すブロッ
ク図である。図9は実施の形態4におけるTDM伝送装
置の構成を示すブロック図である。図10は発明による
実施の形態4における送信制御部の構成を示すブロック
図である。図11は実施の形態4における受信制御部の
構成を示すブロック図である。図12は実施の形態4に
おけるSDHペイロードのデータフォーマットを示す説
明図である。図13は実施の形態4における伝送路上の
タイムスロットとLAN上のフレームデータとの対応関
係を示す説明図である。この実施の形態4において、こ
こで説明する特有の構成以外の構成については、先に説
明した実施の形態1ないし実施の形態3における構成と
同様の構成を有し、同様の作用を奏するものである。図
中、同一符号は同一または相当部分を示す。
【0034】図8はこの発明の一実施形態であるデータ
伝送システムであり、図において、2は光ファイバで接
続された同期通信データの伝送路、1A、1Bは複数の
通信回線データをTDM方式で伝送するTDM伝送装置
であり、このTDM伝送装置は伝送路2により対向接続
されている。3A〜3Cは端末4A〜4Cを通信回線で
接続して構成した通信網であるLANである。LAN3
A〜3Cのアクセス制御方式は、CSMA/CDを用い
る場合を想定しているが、他のアクセス制御方式でもよ
い。4A〜4Cはコンピュータ等のLAN端末である。
【0035】図9はTDM伝送装置2の詳細な構成を示
したものであり、図において、22は伝送路2からの同
期通信データを受信するSDH受信インタフエース部3
と送信を行うSDH送信インタフエース部10から構成
されるSDHインタフエース部、8はLAN3A,3B
を介して端末4A,4Bと接続し、非同期通信データと
同期通信データの変換機能を備えたLAN端末インタフ
エース部である。
【0036】LANインタフエース部8において、81
は端末4A、4B側のフレームデータとSDHインタフ
エース側のフレームデータを相互に中継するレイヤ2ス
イッチ回路、82はレイヤ2スイッチ回路81から送出
されたフレームデータを一時格納する送信バッファ、8
3は送信バッファからのフレームデータを多重する送信
制御部、84はSDH受信インタフエース部3からのデ
ータを多重分離する受信制御部、85は受信制御部84
からのデータを一時格納する受信バッファである。
【0037】また、図10は送信制御部83の詳細な構
成を示したものである。831は、送信バッファ82よ
り送出されたデータ中に含まれる7Eh・7Dhを符号
化する7E・7D符号化部、832はさらにそのデータ
にフラグを付加するフラグ付加部である。
【0038】また、図11は受信制御部84の詳細な構
成を示したものである。841は、SDH受信インタフ
ェ−ス部3から受信したデータよりフレームデータ部分
を抽出するフレームデータ抽出部、842は抽出したフ
レームデータを復号化する7E17D復号化部である。
【0039】また、図12はSDH送信インタフエース
部に送出されるデータのフォーマットを示したものであ
る。図13は、伝送路1上のタイムスロットとLAN3
上のフレームデータの対応関係を示した図である。
【0040】次に、動作について説明する。端末4から
LAN3に送出された非同期通信データ(フレームデー
タ)は、TDM伝送装置1のLAN端末インタフエース
部8で受信される。LAN端末インタフエース部8のレ
イヤ2スイッチ回路81は、LAN3よりフレームデー
タを受信すると、フレームデータの送信先アドレスを確
認し、中継先がLAN端末インタフエース部8側である
場合は、送信バッファ82へフレームデータを送出し、
送信バツフア82にフレームデータが格納される。送信
制御部83は送信バッファ82にフレームデータが格納
されたことを.検知すると、SDH送信インタフエース
部10ヘフレームデータを送出する。このときのSDH
送信インタフエース部10へ送出するデータのフォーマ
ットは図12に示す通りであり、図中のフレームは7E
・7D符号化部831にて送信バッファ82より引き出
されたデータ中の7Ehを7Dh・5Ehに、7Dhを
7Dh・5Dhに変換したデータであり、また、フラグ
付加部832にて、フレームの前後にフラグとして7E
hを付加する。このフラグは、タイムスロット上のフレ
ームデータ間を埋めるデータであり、フレームデータ間
に少なくとも1バイトは挿入する。これにより、タイム
スロット上のデータ中に、フラグ以外に7Ehの値を持
つデータは存在しないことになる。ここで、フレームデ
ータ(非同期データ)からSDH通信データ(同期デー
タ)への変換は、図13に示したように、フレームデー
タをタイムスロットのデータ量に分割することにより行
われるので、速度可変なフレームデータ(非同期デー
タ)にも対応可能となる。SDH送信インタフエース部
10は、データを、通常のTDM処理に従って多重化し
て同期データとし、伝送路2に送出する。
【0041】一方、TDM伝送装置1は伝送路2から同
期データを受信する。伝送路2から受信された同期デー
タを、SDH受信インタフエース部3は、受信した同期
データを分離してデータに変換し、その分離データをL
AN端末インタフエース部8の受信制御部84が受信
し、まず、フレームデータ抽出部841にて、多重分離
データより 7Ehに挟まれたデータ領域を分離するこ
とでフレームデータ部分を抽出し、更に、7E・7D復
号化部842にて、7Dh・5Ehの値を7Ehに、7
Dh・5Dhの値を7Dhに変換することで元のフレー
ムデータに復号し、受信バッファ85に格納する。この
とき、受信バッファ85には多重化/多重分離部のタイ
ムスロットで分割されたフレームデータが順次格納され
ていく。そして、受信制御部84は、受信バッファ85
に1フレーム分のデータが格納されたことを検知する
と、レイヤ2スイッチ回路81にフレームデータ(非同
期データ)を1フレーム分送出する。レイヤ2スイッチ
回路81は、フレームデータを受信すると、フレームデ
ータの送信先アドレスを確認し、送信先の端末4に接続
するLAN3ヘフレームデータを送出する。
【0042】以上のように、この実施の形態4では、T
DM伝送装置1のLAN端末インタフエース部8内にデ
ータの変換機能を備えたので、変換装置を設ける必要が
なく、同期通信データ端末を必要としない装置では、多
重分離機能を取り外すことができ、TDM伝送装置2
A,2BのTDM伝送装置1に直接LAN3を接続する
ことができ、その結果、安価に構成でき、かつ取り扱い
が容易なデータ伝送システムを得ることができる。
【0043】この発明による実施の形態4によれば、実
施の形態1ないし実施の形態3における構成において、
複数の端末を接続して構成された、非同期通信データを
高速に伝送する複数のLANと、タイムスロットに時分
割された同期通信データを多重伝送する伝送路と、各L
ANを伝送路に接続して各LAN相互間のデータ伝送を
時分割多重方式で行うものであって、LANを接続する
LAN端末インタフエース部に、非同期通信データから
同期通信データへデータ伝送速度を変換する機能および
非同期通信データから同期通信データのタイムスロット
に変換する機能ならびに同期通信データから非同期通信
データへデータ伝送速度を変換する機能が設けられた複
数の伝送装置とを備え、前記伝送装置には、同期通信デ
ータのタイムスロットから非同期通信データに変換する
機能を設けたので、データ変換を簡潔な構成で容易に遂
行できLANのフレームデータと同期通信データを効率
よく適切に多重化できるデータ伝送システムを得ること
ができる。
【0044】実施の形態5.この発明による実施の形態
5を図14ないし図18について説明する。図14は実
施の形態5におけるデータ伝送システムの構成を示すブ
ロック図である。図15は実施の形態5におけるTDM
伝送装置の構成を示すブロック図である。図16は実施
の形態5における送信制御部の構成を示すブロック図で
ある。図17は実施の形態5における受信制御部の構成
を示すブロック図である。図18は実施の形態5におけ
る送信−中継選択部の動作を説明するためのフローチャ
ートである。この実施の形態5において、ここで説明す
る特有の構成以外の構成については、先に説明した実施
の形態1ないし実施の形態3における構成と同様の構成
を有し、同様の作用を奏するものである。図中、同一符
号は同一または相当部分を示す。
【0045】図14はこの発明の一実施形態であるデー
タ伝送システムであり、図において、2は光ファイバで
接続された同期通信データの伝送路、1A−1DはTD
M伝送装置であり、このTDM伝送装置は伝送路2によ
りリング接続されている。3A〜3GはLAN、4A−
4Gはコンピュータ等のLAN端末である。
【0046】図15は、TDM伝送装置1の詳細な構成
を示した図であり、図において、86は受信制御部84
に受信されたフレームデータを送信制御部83に中継す
る中継バッファである。その他の構成は、図9と同一な
ので重複する説明を省略する。
【0047】また、図16は、図10の送信制御部83
に、送信バッファ82からのデータと中継バッファ86
からのデータを選択する送信・中継選択部833を備え
たものである。また、図17は、図11の受信制御部8
4に、7E・7D復号化部842から中継バッファ85
へのデータの送出経路を備えたものである。
【0048】また、図18は、送信・中継選択部833
の動作を示したフローチャートである。
【0049】次に、動作について説明する。図14に示
すような複数のTDM伝送装置がリング上に接続される
データ伝送システムでは、複数の通信回線に相互に同じ
タイムスロットを共有させて複数の通信回線相互間で通
信を行う場合、同じタイムスロットに乗せるデータの重
複(上書き)を防止する必要がある。実施の形態5で
は、中継/送信選択制御を行うことによりデータの重複
を防止する。受信制御部84は、7E・7D復号化部8
42にて復号化されたフレームデータを、受信バッファ
85及び中継バッファ86に送出する。送信制御部83
は、送信・中継選択部833にて、送信バッファ82及
び中継バッファ86各々のフレームデータの格納状況に
応じてフレームデータを引き出すバッファを選択し、選
択したバッファよりフレームデータを分割して引き出
し、SDH送信インタフエース部10にフレームデータ
を送出する。
【0050】このときの送信・中継選択部833の動作
について図18のフローチャートを用いて説明する。送
信・中継選択部833は、電源オンを含む全てのリセッ
ト要求により、全ての状態から遷移して制御を開始す
る。まず、送信バッファ82及び中継バッファ86のい
ずれかにフレームデータが格納されるまで待機する(ス
テップ8331)。この待機している間は、フラグ7E
hがSDH送信インタフエース部10に送信され続け
る。ステップ8331にてフレームデータの格納を検出
したとき、中継バッファ86のみにフレームデータが格
納されているときは、中継バッファ86に格納されてい
るフレームデータを送信する(ステップ8332→ステ
ツプ8333→ステップ8335)。また、送信バッフ
ァ82のみにフレームデータが格納されているときは、
送信バッファ82に格納されているフレームデータを送
信する(ステップ8332→ステップ8333→ステッ
プ8336)。また、中継バッファ86,送信バッファ
82両方にフレームデータが格納されている場合は、前
回送信バッファ82のフレームデータを送信していれ
ば、中継バッファ86のフレームデータを送信し(ステ
ップ8332→ステツプ8334→ステップ733
5)、逆に前回中継バッファ86のフレームデータを送
信していれば、送信バッファ82のフレームデータを送
信する(ステップ8332→ステツプ8334→ステッ
プ8336)。ステップ8335またはステップ833
6にて、フレームデータを1フレーム送信完了すればス
テップ8331に戻り、フレームデータが格納されるま
で待機する。このように、どちらか片方のバッファにフ
レームデータが格納されていれば、そのフレームデータ
を送信し、両方のフレームにデータが格納されていれば
交互に送信されるように制御する。
【0051】以上のように、この実施の形態5では、中
継バッファ86及び中継・送信選択制御部833を備え
ることにより、同じタイムスロットを共有する複数のL
AN端末インタフエース部8が、他LAN端末インタフ
エース部8の送信データ(自LAN端末インタフエース
部8の中継データ)を壊さずに安全なタイミングでデー
タを送信することが可能となり、複数のLAN端末イン
タフエース部8相互間で通信を行うことができる。この
結果、LAN相互間の通信システムを柔軟に構築するこ
とが可能となる。
【0052】この発明による実施の形態5によれば、実
施の形態1ないし実施の形態3においける構成におい
て、複数の端末を接続して構成された、非同期通信デー
タを高速に伝送する複数のLANと、タイムスロットに
時分割された同期通信データを多重伝送する伝送路と、
各LANを伝送路に接続して各LAN相互間のデータ伝
送を時分割多重方式で行うものであって、LANを接続
するLAN端末インタフエース部に、非同期通信データ
から同期通信データヘデータ伝送速度を変換する機能お
よび非同期通信データから同期通信データのタイムスロ
ットに変換する機能ならびに同期通信データから非同期
通信データへデータ伝送速度を変換する機能および同期
通信データのタイムスロットから非同期通信データに変
換する機能が設けられた複数の伝送装置を備え、前記伝
送装置には、同期通信データを伝送路に接続される他の
伝送装置に中継する機能を設けたので、LANのフレー
ムデータと同期通信データを効率よく適切に多重化でき
るとともに、LAN相互間の通信システムを柔軟に構築
できるデータ伝送システムを得ることができる。
【0053】この発明による実施の形態では、次の
(1)〜(5)項にそれぞれ示す構成を具備する。 (1)時分割多重化装置を持つ局において、非同期通信
データを高速に伝送する複数のLANと、タイムスロッ
トに時分割された同期通信データを多重伝送する伝送路
と、上記各LANを上記伝送路に接続して上記各LAN
相互間のデータ伝送を時分割多重方式で行う、上記LA
Nを接続するインタフエース部に、非同期通信データと
同期通信データのタイムスロットとを相互に変換する機
能、非同期通信データと同期通信データとのデータ伝送
速度を相互に変換する機能、及び非同期通信データのみ
または同期通信データのみの場合に相反するデータ通信
にのみ必要な部位を外すことが出来る機能が設けられた
複数の伝送装置とを備えたデータ伝送システム。 (2) 前記(1)項記載のデータ伝送システムにおい
て、非同期通信データを高速に伝送する複数のLANと
タイムスロットに時分割された同期通信データに割り当
てる帯域を可変とし、データ伝送システムの使用構成に
より、非同期通信データを高速に伝送する複数のLAN
とタイムスロットに時分割された同期通信データに割り
当てる帯域を変更する帯域割り当て変更部を備えたこと
を特徴とするデータ伝送システム。 (3) 前記(1)項ないし(2)項記載のデータ伝送
システムにおいて、複数の端末を接続して構成された非
同期通信データを高速に伝送する複数のLANと、タイ
ムスロットに時分割された同期通信データを多重伝送す
る伝送路と、上記各LANを上記伝送路に接続して上記
各LAN相互間のデータ伝送を時分割多重方式で行う、
上記LANを接続するインタフエース部に、非同期通信
データと同期通信データのタイムスロットとを相互に変
換する機能、非同期通信データと同期通信データとのデ
ータ伝送速度を相互に変換する機能、及びタイムスロッ
トを論理パスとみなしてスイッチ方式により複数伝送路
からの非同期通信データのスイッチを行う機能が設けら
れた複数の伝送装置とを備えたデータ伝送システム。 (4) 前記(1)項ないし(3)項記載のデータ伝送
システムにおいて、複数の端末を接続して構成された、
非同期通信データを高速に伝送する複数のLANと、タ
イムスロットに時分割された同期通信データを多重伝送
する伝送路と、各LANを伝送路に接続して各LAN相
互間のデータ伝送を時分割多重方式で行う、LANを接
続するLAN端末インタフエース部に、レイヤ2スイッ
チ回路、非同期通信データから同期通信データへデータ
伝送速度を変換する機能、非同期通信データから同期通
信データのタイムスロットに変換する機能、同期通信デ
ータから非同期通信データへデータ伝送速度を変換する
機能、同期通信データのタイムスロットから非同期通信
データに変換する機能が設けられた複数の伝送装置とを
備えたデータ伝送システム。 (5) 前記(1)項ないし(3)項記載のデータ伝送
システムにおいて、複数の端末を接続して構成された、
非同期通信データを高速に伝送する複数のLANと、タ
イムスロットに時分割された同期通信データを多重伝送
する伝送路と、各LANを伝送路に接続して各LAN相
互間のデータ伝送を時分割多重方式で行う、LANを接
続するLAN端末インタフエース部に、レイヤ2スイッ
チ回路、非同期通信データから同期通信データヘデータ
伝送速度を変換する機能、非同期通信データから同期通
信データのタイムスロットに変換する機能、同期通信デ
ータから非同期通信データへデータ伝送速度を変換する
機能、同期通信データのタイムスロットから非同期通信
データに変換する機能、同期通信データを伝送路に接続
される他の伝送装置に中継する機能を備えた伝送システ
ム。
【0054】この発明による実施の形態によれば、非同
期データであるLAN通信と同期通信データ端末とを同
一のTDM伝送装置に収容でき、必要に応じて、LAN
通信のみ、同期データ通信のみの構成も可能であり、冗
長な部分を外すことで安価に構成ができる。
【0055】この発明による実施の形態によれば、非同
期データであるLAN通信と同期通信データ端末とを同
一のTDM伝送装置に収容でき、必要に応じて、2つの
通信の使用帯域を可変にでき、ネットワークの負荷に応
じて、効率よく、ネットワーク設計をすることができ
る。
【0056】この発明による実施の形態によれば、非同
期データであるLAN通信と同期通信データ端末とを同
一のTDM伝送装置に収容でき、複数方路からの通信を
収容でき、より複雑・高機能なネットワーク構成を組む
ことができる。
【0057】この発明による実施の形態によれば、TD
M伝送装置1のLAN端末インタフエース部8内にデー
タの変換機能を備えたので、変換装置を設ける必要がな
く、同期通信データ端末を必要としない装置では、多重
分離機能を取り外すことができ、TDM伝送装置2A,
2BのTDM伝送装置1に直接LAN3を接続すること
ができ、その結果、安価に構成でき、かつ取り扱いが容
易なデータ伝送システムを得ることができる。
【0058】この発明による実施の形態によれば、中継
バッファ86及び中継・送信選択制御部833を備える
ことにより、同じタイムスロットを共有する複数のLA
N端末インタフエース部8が、他LAN端末インタフエ
ース部8の送信データ(自LAN端末インタフエース部
8の中継データ)を壊さずに安全なタイミングでデータ
を送信することが可能となり、複数のLAN端末インタ
フエース部8相互間で通信を行うことができる。この結
果、LAN相互間の通信システムを柔軟に構築すること
が可能となる。
【0059】
【発明の効果】第1の発明によれば、非同期通信データ
を高速に伝送する複数のLANと、タイムスロットに時
分割された同期通信データを多重伝送する伝送路と、上
記各LANを上記伝送路に接続して上記各LAN相互間
のデータ伝送を時分割多重方式で行うものであって、上
記LANを接続するインタフエース部に、非同期通信デ
ータと同期通信データのタイムスロットとを相互に変換
する機能および非同期通信データと同期通信データとの
データ伝送速度を相互に変換する機能が設けられた複数
の伝送装置とを備え、前記伝送装置には、非同期通信デ
ータのみまたは同期通信データのみのデータ通信の場合
に、そのデータ通信に不要な部位を外すことができる機
能を設けたので、LANのフレームデータと同期通信デ
ータを効率よく適切に多重化できるデータ伝送システム
を得ることができる。
【0060】第2の発明によれば、第1の発明におい
て、非同期通信データを高速に伝送する複数のLANと
タイムスロットに時分割された同期通信データに割り当
てる帯域を可変とし、データ伝送システムの使用構成に
より、非同期通信データを高速に伝送する複数のLAN
とタイムスロットに時分割された同期通信データに割り
当てる帯域を変更する帯域割り当て変更手段を備えたの
で、LANのフレームデータと同期通信データをそれぞ
れのネットワークの負荷に応じて効率よく適切に多重化
できるデータ伝送システムを得ることができる。
【0061】第3の発明によれば、第1または第2の発
明において、複数の端末を接続して構成された非同期通
信データを高速に伝送する複数のLANと、タイムスロ
ットに時分割された同期通信データを多重伝送する伝送
路と、上記各LANを上記伝送路に接続して上記各LA
N相互間のデータ伝送を時分割多重方式で行うものであ
って、上記LANを接続するインタフエース部に、非同
期通信データと同期通信データのタイムスロットとを相
互に変換する機能および非同期通信データと同期通信デ
ータとのデータ伝送速度を相互に変換する機能が設けら
れた複数の伝送装置とを備え、前記伝送装置には、タイ
ムスロットを論理パスとみなしてスイッチ方式により複
数伝送路からの非同期通信データのスイッチを行う機能
を設けたので、LANのフレームデータと同期通信デー
タを効率よく適切に多重化できるとともに、複数方路か
らの通信を収容でき、より複雑・高機能なネットワーク
を構成できるデータ伝送システムを得ることができる。
【0062】第4の発明によれば、第1ないし第3の発
明において、複数の端末を接続して構成された、非同期
通信データを高速に伝送する複数のLANと、タイムス
ロットに時分割された同期通信データを多重伝送する伝
送路と、各LANを伝送路に接続して各LAN相互間の
データ伝送を時分割多重方式で行うものであって、LA
Nを接続するLAN端末インタフエース部に、非同期通
信データから同期通信データへデータ伝送速度を変換す
る機能および非同期通信データから同期通信データのタ
イムスロットに変換する機能ならびに同期通信データか
ら非同期通信データへデータ伝送速度を変換する機能が
設けられた複数の伝送装置とを備え、前記伝送装置に
は、同期通信データのタイムスロットから非同期通信デ
ータに変換する機能を設けたので、データ変換を簡潔な
構成で容易に遂行できLANのフレームデータと同期通
信データを効率よく適切に多重化できるデータ伝送シス
テムを得ることができる。
【0063】第5の発明によれば、第1ないし第3の発
明において、複数の端末を接続して構成された、非同期
通信データを高速に伝送する複数のLANと、タイムス
ロットに時分割された同期通信データを多重伝送する伝
送路と、各LANを伝送路に接続して各LAN相互間の
データ伝送を時分割多重方式で行うものであって、LA
Nを接続するLAN端末インタフエース部に、非同期通
信データから同期通信データヘデータ伝送速度を変換す
る機能および非同期通信データから同期通信データのタ
イムスロットに変換する機能ならびに同期通信データか
ら非同期通信データへデータ伝送速度を変換する機能お
よび同期通信データのタイムスロットから非同期通信デ
ータに変換する機能が設けられた複数の伝送装置を備
え、前記伝送装置には、同期通信データを伝送路に接続
される他の伝送装置に中継する機能を設けたので、LA
Nのフレームデータと同期通信データを効率よく適切に
多重化できるとともに、LAN相互間の通信システムを
柔軟に構築できるデータ伝送システムを得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による実施の形態1におけるネット
ワーク構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明による実施の形態1におけるTDM
伝送装置の構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明による実施の形態1におけるSDH
フレームのうちAUGの説明図である。
【図4】 この発明による実施の形態1における図3の
AUGを16個組み合わせ、STM−16に多重する説
明図である。
【図5】 この発明による実施の形態2におけるTDM
伝送装置の構成を示すブロック図である。
【図6】 この発明による実施の形態3におけるネット
ワーク構成を示すブロック図である。
【図7】 この発明による実施の形態3におけるTDM
伝送装置の構成を示すブロック図である。
【図8】 この発明による実施の形態4におけるデータ
伝送システムの構成を示すブロック図である。
【図9】 この発明による実施の形態4におけるTDM
伝送装置の構成を示すブロック図である。
【図10】 この発明による実施の形態4における送信
制御部の構成を示すブロック図である。
【図11】 この発明による実施の形態4における受信
制御部の構成を示すブロック図である。
【図12】 この発明による実施の形態4におけるSD
Hペイロードのデータフォーマットを示す説明図であ
る。
【図13】 この発明による実施の形態4における伝送
路上のタイムスロットとLAN上のフレームデータとの
対応関係を示す説明図である。
【図14】 この発明による実施の形態5におけるデー
タ伝送システムの構成を示すブロック図である。
【図15】 この発明による実施の形態5におけるTD
M伝送装置の構成を示すブロック図である。
【図16】 この発明による実施の形態5における送信
制御部の構成を示すブロック図である。
【図17】 この発明による実施の形態5における受信
制御部の構成を示すブロック図である。
【図18】 この発明による実施の形態5における送信
−中継選択部の動作を説明するためのフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1A〜1D TDM伝送装置、2A 伝送路、3A〜3
D LAN、4A〜4D LAN端末、5A〜5C 通
信回線、6A〜6C 同期データ端末。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非同期通信データを高速に伝送する複数
    のLANと、タイムスロットに時分割された同期通信デ
    ータを多重伝送する伝送路と、上記各LANを上記伝送
    路に接続して上記各LAN相互間のデータ伝送を時分割
    多重方式で行うものであって、上記LANを接続するイ
    ンタフエース部に、非同期通信データと同期通信データ
    のタイムスロットとを相互に変換する機能および非同期
    通信データと同期通信データとのデータ伝送速度を相互
    に変換する機能が設けられた複数の伝送装置とを備え、
    前記伝送装置には、非同期通信データのみまたは同期通
    信データのみのデータ通信の場合に、そのデータ通信に
    不要な部位を外すことができる機能を設けたことを特徴
    とするデータ伝送システム。
  2. 【請求項2】 非同期通信データを高速に伝送する複数
    のLANとタイムスロットに時分割された同期通信デー
    タに割り当てる帯域を可変とし、データ伝送システムの
    使用構成により、非同期通信データを高速に伝送する複
    数のLANとタイムスロットに時分割された同期通信デ
    ータに割り当てる帯域を変更する帯域割り当て変更手段
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のデータ伝送
    システム。
  3. 【請求項3】 複数の端末を接続して構成された非同期
    通信データを高速に伝送する複数のLANと、タイムス
    ロットに時分割された同期通信データを多重伝送する伝
    送路と、上記各LANを上記伝送路に接続して上記各L
    AN相互間のデータ伝送を時分割多重方式で行うもので
    あって、上記LANを接続するインタフエース部に、非
    同期通信データと同期通信データのタイムスロットとを
    相互に変換する機能および非同期通信データと同期通信
    データとのデータ伝送速度を相互に変換する機能が設け
    られた複数の伝送装置とを備え、前記伝送装置には、タ
    イムスロットを論理パスとみなしてスイッチ方式により
    複数伝送路からの非同期通信データのスイッチを行う機
    能を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載のデータ伝送システム。
  4. 【請求項4】 複数の端末を接続して構成された、非同
    期通信データを高速に伝送する複数のLANと、タイム
    スロットに時分割された同期通信データを多重伝送する
    伝送路と、各LANを伝送路に接続して各LAN相互間
    のデータ伝送を時分割多重方式で行うものであって、L
    ANを接続するLAN端末インタフエース部に、非同期
    通信データから同期通信データへデータ伝送速度を変換
    する機能および非同期通信データから同期通信データの
    タイムスロットに変換する機能ならびに同期通信データ
    から非同期通信データへデータ伝送速度を変換する機能
    が設けられた複数の伝送装置とを備え、前記伝送装置に
    は、同期通信データのタイムスロットから非同期通信デ
    ータに変換する機能を設けたことを特徴とする請求項1
    ないし請求項3のいずれかに記載のデータ伝送システ
    ム。
  5. 【請求項5】 複数の端末を接続して構成された、非同
    期通信データを高速に伝送する複数のLANと、タイム
    スロットに時分割された同期通信データを多重伝送する
    伝送路と、各LANを伝送路に接続して各LAN相互間
    のデータ伝送を時分割多重方式で行うものであって、L
    ANを接続するLAN端末インタフエース部に、非同期
    通信データから同期通信データヘデータ伝送速度を変換
    する機能および非同期通信データから同期通信データの
    タイムスロットに変換する機能ならびに同期通信データ
    から非同期通信データへデータ伝送速度を変換する機能
    および同期通信データのタイムスロットから非同期通信
    データに変換する機能が設けられた複数の伝送装置を備
    え、前記伝送装置には、同期通信データを伝送路に接続
    される他の伝送装置に中継する機能を設けたことを特徴
    とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の伝送
    システム。
JP2002062912A 2002-03-08 2002-03-08 データ伝送システム Pending JP2003264568A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002062912A JP2003264568A (ja) 2002-03-08 2002-03-08 データ伝送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002062912A JP2003264568A (ja) 2002-03-08 2002-03-08 データ伝送システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003264568A true JP2003264568A (ja) 2003-09-19

Family

ID=29196444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002062912A Pending JP2003264568A (ja) 2002-03-08 2002-03-08 データ伝送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003264568A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007159063A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Nec Corp ネットワークコントローラの障害処理装置、リンク障害時パケット転送システムおよび方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007159063A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Nec Corp ネットワークコントローラの障害処理装置、リンク障害時パケット転送システムおよび方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3691504B2 (ja) スイッチング機構における等時性データのローカルループバック
US7386008B2 (en) Method and apparatus for converting data packets between a higher bandwidth network and a lower bandwidth network having multiple channels
US7173930B2 (en) Transparent flexible concatenation
US20040136711A1 (en) Optical fiber ring communication system
EP1225718A2 (en) Flexible multiplexer/demultiplexer and method for transport of optical line data to a wide/metro area link
JP2001501420A (ja) 切換可能のマルチドロップビデオ分配システム
JP2007110457A (ja) 伝送装置
JP2000332717A (ja) マルチプレクサ、デマルチプレクサおよびインターフェース装置
JP2001333037A (ja) 多重化送受信装置および多重化伝送方法
CN1747606B (zh) 业务数据传输方法及装置
JP3483106B2 (ja) 固定長セルデータ・時分割データハイブリッド多重化装置
JP4624141B2 (ja) ギガビット・イーサネット(登録商標)信号多重伝送装置
JP2003264568A (ja) データ伝送システム
JP2005159701A (ja) ディジタル伝送方式
JP4586379B2 (ja) 無線伝送装置及び方法
US7042845B1 (en) System and method for time division multiplexed switching of data using a high-speed packet switch
JP3734762B2 (ja) Wdm装置
JP2005086619A (ja) Sonet/sdh装置の監視制御通信方式
JPH089058A (ja) 伝送路バックアップ機能付の多重化装置
JP5126551B2 (ja) 伝送装置、伝送システム、伝送方法及び伝送プログラム
JP2007336472A (ja) 制御信号を中継するイーサネット(登録商標)通信システム
EP1407565B1 (en) Method and apparatus for converting data packets between a higher bandwidth network and lower bandwidth network
US20070237173A1 (en) Apparatus for transmitting an anisochronic data stream on an isochronic transmission route
US20020159435A1 (en) Apparatus and method for transmitting an anisochronic data stream on an isochronic transmission route
JP2004363973A (ja) データ伝送システム