JPH09185730A - カード処理装置 - Google Patents

カード処理装置

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Publication number
JPH09185730A
JPH09185730A JP7341851A JP34185195A JPH09185730A JP H09185730 A JPH09185730 A JP H09185730A JP 7341851 A JP7341851 A JP 7341851A JP 34185195 A JP34185195 A JP 34185195A JP H09185730 A JPH09185730 A JP H09185730A
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JP
Japan
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recording
heat
color
information
sensitive layer
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JP7341851A
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English (en)
Inventor
Hiroyoshi Sekine
弘義 関根
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カードの印字可能領域を拡大できるプリペイド
カード処理装置の提供。 【解決手段】第1の熱エネルギで第1の色に発色する第
1の感熱層、および第2の熱エネルギで第2の色に発色
する第2の感熱層が層状に形成されたカードに、第1ま
たは第2の熱エネルギを印加し発色させ情報の記録およ
び消去を行う記録手段と;カードの情報の記録状態に応
じて、第1の色で情報を記録する第1の記録モード、第
1の色で記録された情報の内の特定の情報を第1の色で
塗りつぶして背景とし、この背景の位置に第2の色で情
報を記録する第2の記録モードのいずれかを選定する選
定手段と;選定されたモードに応じて記録手段を制御す
る制御手段と;記録手段による情報の記録および消去が
前記カードの所定位置に施されるようにカードを記録手
段の所定位置へ搬送する搬送手段とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、残度数、残金
額、使用日付、使用場所などの使用履歴情報が印字記録
されるプリペイドカード、SF(ストアード・フェア)
カードなどを取り扱うカード処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、交通機関の駅などに設置される自
動改札装置、自動券売機、自動精算機などのカード処理
装置において、SFカードなどが使用可能とされてい
る。このようなカード処理装置では、カードの磁気記録
層に磁気記録された残額情報、利用日付、乗車駅などの
利用情報を読み取り、利用金額を引き去った後の残額、
利用日付などの利用情報を磁気記録するとともに、利用
駅、残額などの情報をカードの裏面に印字記録する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したようなSFカ
ードは、その裏面に使用上の注意事項などがあらかじめ
印刷されているため印字領域が限られ、カード使用1件
につき1回印字する場合、最大使用回数も自ずと限られ
る。このため、SFカードの高額券などでは、利用金額
の小さい使用が多いと、残額のあるうちに印字領域がな
くなり、そのカードは使用不可となるので残高分の情報
を新たなカードにエンコードし、カードを再発行するこ
とになる。このようなカード再発行には、再発行用の機
器、再発行用のカードが必要になるだけでなく、時間と
手間もかかる。
【0004】また、印字される文字サイズを小さくする
ことで印字領域を拡大することは可能であるが、文字が
肉眼で判断しずらく実用的ではない問題がある。
【0005】この発明の目的は、上述したような事情に
鑑み成されたものであって、カードの印字可能な領域を
拡大できるプリペイドカード処理装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題点
に基づきなされたもので、この発明のカード処理装置
は、印加される熱エネルギに応じて異なる色に発色する
複数の感熱層が層状に形成されたカードの前記感熱層が
形成された面の所定の位置に、所定の熱エネルギを印加
することにより、前記感熱層を所定の色に発色させて情
報を記録する記録手段と;前記カードの情報の記録状態
に応じて、特定の感熱層の所定の位置を発色させるため
の所定の熱エネルギが前記記録手段から放出されるよう
に前記記録手段を制御する制御手段と;前記記録手段に
よる異なる色で記録される情報が実質的に重なり合うよ
うに前記カードを前記記録手段の所定の位置へ搬送する
搬送手段とを備えている。
【0007】この発明のカード処理装置は、第1の熱エ
ネルギの印加により第1の色に発色する第1の感熱層、
および第2の熱エネルギの印加により第2の色に発色す
る第2の感熱層が層状に形成されたカードの前記感熱層
が形成された面の所定の位置に、前記第1または第2の
熱エネルギを印加することにより、前記第1または第2
の感熱層を前記第1または第2の色に発色させて情報を
記録する記録手段と;前記第1の感熱層への情報の記録
が可能なときには前記第1の感熱層の所定の位置を発色
させて前記第1の色で情報を記録する第1の記録モード
を選定し、前記第1の記録モードにより前記第1の色で
記録された情報で前記第1の感熱層の情報記録領域が飽
和状態となると、前記第2の感熱層の所定の位置を発色
させて前記第2の色で情報を記録する第2の記録モード
を選定する選定手段と;前記選定手段により選定された
モードに応じて、前記第1または第2の感熱層の所定の
位置を発色させるための前記第1または第2の熱エネル
ギが前記記録手段から放出されるように前記記録手段を
制御する制御手段と;前記記録手段による前記第1また
は第2の色で記録される情報が実質的に重なり合うよう
に前記カードを前記記録手段の所定の位置へ搬送する搬
送手段とを備えている。
【0008】この発明のカード処理装置は、磁気情報を
記録するための磁気記録層と、第1の熱エネルギの印加
により第1の色に発色する第1の感熱層、第2の熱エネ
ルギの印加により第2の色に発色する第2の感熱層、お
よび第3の熱エネルギの印加により第3の色に発色する
第3の感熱層とが層状に形成されたカードを受け取る受
取手段と;前記受取手段により受け取られた前記カード
の前記磁気記録層に記録された磁気情報の読み取り、お
よび前記磁気記録層への磁気情報の書き込みを行う磁気
処理手段と;前記受取手段により受け取られた前記カー
ドの前記感熱層が形成された面の所定の位置に、前記第
1、第2、または第3の熱エネルギを印加することによ
り、前記第1、第2、または第3の感熱層を前記第1、
第2、または第3の色に発色させて情報を記録する記録
手段と;前記磁気処理手段により読み取られた磁気情報
から前記第1の感熱層への情報の記録が可能なことが判
明したとき、前記第1の感熱層の所定の位置を発色させ
て前記第1の色で情報を記録する第1の記録モードを選
定し、前記磁気情報から前記第1の記録モードにより前
記第1の色で記録された情報で前記第1の感熱層の情報
記録領域が飽和状態であることが判明したとき、前記第
2の感熱層の所定の位置を発色させて前記第1の色で情
報を記録する第2の記録モードを選定し、前記磁気情報
から前記第2の記録モードにより前記第2の色で記録さ
れた情報で前記第2の感熱層の情報記録領域が飽和状態
であることが判明したとき、前記第3の感熱層の所定の
位置を発色させて前記第3の色で情報を記録する第2の
記録モードを選定する選定手段と;前記選定手段により
選定されたモードに応じて、前記第1、第2、または第
3の感熱層の所定の位置を発色させるための前記第1、
第2、または第3の熱エネルギが前記記録手段から放出
されるように前記記録手段を制御する制御手段と;前記
記録手段による前記第1、第2、または第3の色で記録
される情報が実質的に重なり合うように前記カードを前
記記録手段の所定の位置へ搬送する搬送手段と;前記受
取手段で受け取られ、所定の処理が施された前記カード
を排出する排出手段とを備えている。
【0009】この発明のカード処理装置は、印加される
熱エネルギに応じて異なる色に発色する複数の感熱層が
層状に形成されたカードの前記感熱層が形成された面の
所定の位置に、所定の熱エネルギを印加することによ
り、前記感熱層を所定の色に発色させて情報を記録する
記録手段と;前記カードの情報の記録状態に応じて、特
定の感熱層の所定の位置を発色させるための所定の熱エ
ネルギが前記記録手段から放出されるように前記記録手
段を制御する制御手段と;前記記録手段による異なる色
で記録される情報が実質的に重なり合わずにずれるよう
に前記カードを前記記録手段の所定位置へ搬送する搬送
手段とを備えている。
【0010】この発明のカード処理装置は、第1の熱エ
ネルギの印加により第1の色に発色する第1の感熱層、
および第2の熱エネルギの印加により第2の色に発色す
る第2の感熱層が層状に形成されたカードの前記感熱層
が形成された面の所定の位置に、前記第1または第2の
熱エネルギを印加することにより、前記第1または第2
の感熱層を前記第1または第2の色に発色させて情報を
記録する記録手段と;前記第1の感熱層への情報の記録
が可能なときは前記第1の感熱層の所定の位置を発色さ
せて前記第1の色で情報を記録する第1の記録モードを
選定し、前記第1の記録モードにより前記第1の色で記
録された情報により前記第1の感熱層の情報記録領域が
飽和状態となると、前記第2の感熱層の所定の位置を発
色させて前記第2の色で情報を記録する第2の記録モー
ドを選定する選定手段と;前記選定手段により選定され
たモードに応じて、前記第1または第2の感熱層の所定
の位置を発色させるための前記第1または第2の熱エネ
ルギが前記記録手段から放出されるように前記記録手段
を制御する制御手段と;前記記録手段による前記第1ま
たは第2の色で記録される情報が実質的に重なり合わず
にずれるように前記カードを前記記録手段の所定の位置
へ搬送する搬送手段とを備えている。
【0011】この発明のカード処理装置は、磁気情報を
記録するための磁気記録層と、第1の熱エネルギの印加
により第1の色に発色する第1の感熱層、第2の熱エネ
ルギの印加により第2の色に発色する第2の感熱層、お
よび第3の熱エネルギの印加により第3の色に発色する
第3の感熱層とが層状に形成されたカードを受け取る受
取手段と;前記受取手段により受け取られた前記カード
の前記磁気記録層に記録された磁気情報の読み取り、お
よび前記磁気記録層への磁気情報の書き込みを行う磁気
処理手段と;前記受取手段により受け取られた前記カー
ドの前記感熱層が形成された面の所定の位置に、前記第
1、第2、または第3の熱エネルギを印加することによ
り、前記第1、第2、または第3の感熱層を前記第1、
第2、または第3の色に発色させて情報を記録する記録
手段と;前記磁気処理手段により読み取られた磁気情報
から前記第1の感熱層への情報の記録が可能なことが判
明したとき、前記第1の感熱層の所定の位置を発色させ
て前記第1の色で情報を記録する第1の記録モードを選
定し、前記磁気情報から前記第1の記録モードにより前
記第1の色で記録された情報で前記第1の感熱層の情報
記録領域が飽和状態であることが判明したとき、前記第
2の感熱層の所定の位置を発色させて前記第1の色で情
報を記録する第2の記録モードを選定し、前記磁気情報
から前記第2の記録モードにより前記第2の色で記録さ
れた情報で前記第2の感熱層の情報記録領域が飽和状態
であることが判明したとき、前記第3の感熱層の所定の
位置を発色させて前記第3の色で情報を記録する第2の
記録モードを選定する選定手段と;前記選定手段により
選定されたモードに応じて、前記第1、第2、または第
3の感熱層の所定の位置を発色させるための前記第1、
第2、または第3の熱エネルギが前記記録手段から放出
されるように前記記録手段を制御する制御手段と;前記
記録手段による前記第1、第2、または第3の色で記録
される情報が実質的に重なり合わずにずれるように前記
カードを前記記録手段の所定の位置へ搬送する搬送手段
と;前記受取手段で受け取られ、所定の処理が施された
前記カードを排出する排出手段とを備えている。
【0012】この発明のカード処理装置は、第1の熱エ
ネルギの印加により第1の色に発色する第1の感熱層、
および第2の熱エネルギの印加により第2の色に発色す
る第2の感熱層が層状に形成されたカードの前記感熱層
が形成された面の所定の位置に、前記第1または第2の
熱エネルギを印加することにより、前記第1または第2
の感熱層を前記第1または第2の色に発色させて情報の
記録および消去を行う記録手段と;前記カードの情報の
記録状態に応じて、前記第1の感熱層の所定の位置を発
色させて前記第1の色で情報を記録する第1の記録モー
ド、前記第1の記録モードにより前記第1の感熱層の所
定の位置に前記第1の色で記録された情報の内の特定の
情報を前記第1の色で塗りつぶして背景とし、この背景
の位置の前記第2の感熱層を発色させて前記第2の色で
情報を記録する第2の記録モードのいずれかを選定する
選定手段と;前記選定手段により選定されたモードに応
じて、前記第1および第2の感熱層の所定の位置を発色
させるための前記第1および第2の熱エネルギが前記記
録手段から放出されるように前記記録手段を制御する制
御手段と;前記記録手段による情報の記録および情報の
消去が前記カードの前記第1または第2の感熱層の所定
の位置に施されるように前記カードを前記記録手段の所
定の位置へ搬送する搬送手段とを備えている。
【0013】この発明のカード処理装置は、磁気情報を
記録するための磁気記録層と、第1の熱エネルギの印加
により第1の色に発色する第1の感熱層、第2の熱エネ
ルギの印加により第2の色に発色する第2の感熱層、お
よび第3の熱エネルギの印加により第3の色に発色する
第3の感熱層とが層状に形成されたカードを受け取る受
取手段と;前記受取手段により受け取られた前記カード
の前記磁気記録層に記録された磁気情報の読み取り、お
よび前記磁気記録層への磁気情報の書き込みを行う磁気
処理手段と;前記受取手段により受け取られた前記カー
ドの前記感熱層が形成された面の所定の位置に、前記第
1、第2、または第3のの熱エネルギを印加することに
より、前記第1、第2、または第3の感熱層を前記第
1、第2、または第3の色に発色させて情報を記録する
記録手段と;前記磁気処理手段により読み取られた磁気
情報から前記第1の感熱層への情報の記録が可能なこと
が判明したとき、前記第1の感熱層の所定の位置を発色
させて前記第1の色で情報を記録する第1の記録モード
を選定し、前記磁気情報から前記第1の記録モードによ
り前記第1の色で記録された情報で前記第1の感熱層の
情報記録領域が飽和状態であることが判明したとき、前
記第1の記録モードにより前記第1の感熱層の所定の位
置に前記第1の色で記録された情報の内の最も時間の経
過した情報だけを前記第1の色で塗りつぶして背景と
し、この背景の位置の前記第2の感熱層を発色させて前
記第2の色で情報を記録する第2の記録モードを選定
し、前記磁気情報から前記第2の記録モードにより前記
第1の色で記録された情報で前記第2の感熱層の情報記
録領域が飽和状態であることが判明したとき、前記第2
の記録モードにより前記第2の感熱層の所定の位置に前
記第2の色で記録された情報の内の最も時間の経過した
情報だけを前記第2の色で塗りつぶして背景とし、この
背景の位置の前記第3の感熱層を発色させて前記第3の
色で情報を記録する第3の記録モードを選定する選定手
段と;前記選定手段により選定されたモードに応じて、
前記第1、第2、または第3の感熱層の所定の位置を発
色させるための前記第1、第2、または第3の熱エネル
ギが前記記録手段から放出されるように前記記録手段を
制御する制御手段と;前記記録手段による情報の記録お
よび情報の消去が前記カードの前記第1、第2、または
第3の感熱層の所定の位置に施されるように前記カード
を前記記録手段の所定の位置へ搬送する搬送手段と;前
記受取手段で受け取られ、所定の処理が施された前記カ
ードを排出する排出手段とを備えている。
【0014】上記手段を講じた結果、下記の作用が生じ
る。
【0015】(1)この発明のカード処理装置によれ
ば、夫々が異なる熱エネルギの印加により夫々が異なる
色に発色する複数の感熱層を有するカードに対して、記
録手段が夫々の感熱層を発色させるための熱エネルギを
供給でき、先に第1の感熱層にカードの使用情報を印字
し、第1の感熱層の印字領域が満載になった時点で第1
の感熱層の印字情報に重なり合うように第2の感熱層に
使用情報を印字し、第2の感熱層の印字領域が満載にな
った時点で第2の感熱層の印字情報に重なり合うよう
に、即ち第1の感熱層の印字情報と第2の感熱層の印字
情報とに重なり合うように第3の感熱層に使用情報を印
字記録するため、メカをほとんど変更しないでプログラ
ム、回路、サーマルヘッド、媒体仕様の変更だけで従来
と同様の印字フォーマットで最大印字件数が増加でき、
カードの再発行が減少できる。また、前回の使用情報を
消去しないので前回の使用情報を見ることができる。さ
らに、一回あたりの使用情報の情報量を増やすことも可
能である。
【0016】(2)この発明のカード処理装置によれ
ば、夫々が異なる熱エネルギの印加により夫々が異なる
色に発色する複数の感熱層を有するカードに対して、記
録手段が夫々の感熱層を発色させるための熱エネルギを
供給でき、先に第1の感熱層にカードの使用情報を印字
し、第1の感熱層の印字領域が満載になった時点で第1
の感熱層の印字情報に重なり合わないように、即ち第1
の感熱層の印字情報に対してずらして第2の感熱層に使
用情報を印字し、第2の感熱層の印字領域が満載になっ
た時点で第2の感熱層の印字情報に重なり合わないよう
に、即ち第2の感熱層の印字情報に対してずらして第3
の感熱層に使用情報を印字記録するため、メカをほとん
ど変更しないでプログラム、回路、サーマルヘッド、媒
体仕様の変更だけで従来と同様の印字フォーマットで最
大印字件数が増加でき、プリペイドカードの再発行が減
少できる。また、前回の使用情報を消去せずに、前回の
使用情報に対して使用情報をずらして記録するので、前
回の使用情報をより見易くできる。さらに、一回あたり
の使用情報の情報量を増やすことも可能である。
【0017】(3)この発明のカード処理装置によれ
ば、夫々が異なる熱エネルギの印加により夫々が異なる
色に発色する複数の感熱層を有するカードに対して、記
録手段が夫々の感熱層を発色させるための熱エネルギを
供給でき、先に第1の感熱層にカードの使用情報を印字
し、第1の感熱層の印字領域が満載になった時点で第1
の感熱層の印字情報の中の最も時間の経過した情報だけ
をベタ印字し、このベタ印字された位置の第2の感熱層
に使用情報を印字し、第2の感熱層の印字領域が満載に
なった時点で第2の感熱層の印字情報の中の最も時間の
経過した情報だけをベタ印字し、このベタ印字された位
置の第3の感熱層に使用情報を印字記録するため、メカ
をほとんど変更しないでプログラム、回路、サーマルヘ
ッド、媒体仕様の変更だけで従来と同様の印字フォーマ
ットで最大印字件数が増加でき、プリペイドカードの再
発行が減少できる。また、前回の使用情報を全て消去し
ないので、前回の使用情報の内の新しい情報は見ること
ができきる。さらに、一回あたりの使用情報の情報量を
増やすことも可能である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0019】図1は、複数の駅務機器をホストコンピュ
ータで管理している駅務機器システムを示すブロック図
である。
【0020】図1において、11は本システムを統括し
て制御するホストコンピュータである。このホストコン
ピュータ11には監視盤12が接続されている。この監
視盤12は、各駅務機器の動作状況、即ち、正常に稼働
中か、異常停止中かなどをモニタしている。
【0021】ホストコンピュータ11には通信ラインを
介して、複数の自動改集札機13、自動券売機14、お
よび複数の精算機15などが接続されている。自動改集
札機13、自動券売機14、および精算機15などを総
称して駅務機器という。
【0022】ホストコンピュータ11はマイクロコンピ
ュータを中心に構成されているもので、自動改集札機1
3、自動券売機14、および精算機15から送られてく
るデ−タを集計して、売上デ−タ等を管理している。
【0023】次に、図2を参照して自動改集札機13、
自動券売機14、および精算機15の基本的構成につい
て説明する。
【0024】図2において、21は本装置を統括して制
御するCPU(中央処理装置)である。このCPU21
からのシステムバス21aには制御プログラムが記憶さ
れているROM(リード・オンリ・メモリ)22、各種
作業エリアが設定されたRAM(ランダム・アクセス・
メモリ)23、前述したホストコンピュータ11とのデ
−タの送受信を制御する伝送制御回路24、サーマルヘ
ッド31から放出される熱エネルギを制御するための3
種類の駆動条件、即ち図5に示すようなパルス幅を記憶
しているサーマルヘッド駆動条件メモリ25、読取ヘッ
ド27から読み取られた情報に基づくカードの印字記録
状態に応じてカードの印字の駆動条件を選択するサーマ
ルヘッド駆動条件判定部26が接続されている。
【0025】さらに、システムバス21aには、カード
に磁気記録されているカード残額、日付、乗車駅等の磁
気情報を読取る磁気情報を読取る読取ヘッド27を介し
て読取る読取回路28、カードにカード残額、日付、乗
車駅の磁気情報を書込ヘッド29を介して書込む書込回
路30、カードの裏面に図7〜図11に示すように日
付、乗降車駅、カード残額などの使用情報をサーマルヘ
ッド31を介して印字するサーマルヘッド駆動回路3
2、カード処理装置内部におけるカードの搬送を制御す
るモ−タ33を駆動するモ−タ駆動回路34を制御する
搬送制御回路35、運賃表が格納された運賃メモリ3
6、ROM22に設定されている本カード処理装置が設
置された駅名と運賃メモリ36に記憶されている運賃表
を参照して運賃を演算する運賃演算部37、カードが投
入される投入口38およびカードが排出される排出口3
9およびカードが搬送される図示しない搬送路などにお
いてカードを検知する複数のカード検知センサ40など
が接続されている。なお、図7〜図11については後に
詳しく説明する。
【0026】次に、図3を参照して本カード処理装置で
使用されるカードの構造について説明する。
【0027】図3において、41は例えばポリエステル
フィルムで構成された基材である。この基材41の磁気
記録層42が積層されると共に、その磁気記録層42の
上にそれぞれ感熱発色記録材料からなる第1の感熱記録
層43、第2の感熱記録層44、第3の感熱記録層45
が順に積層されている。
【0028】第1の感熱記録層43、第2の感熱記録層
44、第3の感熱記録層45のそれぞれの発色特性は、
図4に示すように発色する温度域が異なっている。つま
り、第1の感熱記録層43、第2の感熱記録層44、第
3の感熱記録層45の順で発色する温度が上昇してい
る。また、これら感熱記録層は、例えば、第1の感熱記
録層が黄色に、第2の感熱記録層が青色に、第3の感熱
記録層が黒色に発色するものとする。
【0029】よって、サーマルヘッド駆動回路32にお
いてサーマルヘッド31に印加する印字パルスのパルス
幅を図5(A)〜(C)に示すように制御することによ
り、第1の感熱記録層43、第2の感熱記録層44、第
3の感熱記録層45を選択して印字させることができ
る。つまり、パルス幅を長くすることにより、第1の感
熱記録層43、第2の感熱記録層44、第3の感熱記録
層45に印加する熱エネルギを可変させることができ
る。
【0030】次に、上記のように構成された本発明の一
実施例の動作について説明する。まず、カードが投入口
38から投入され、この投入されたカードが受け取られ
ると(ST10)、モ−タ33が駆動され、カードは磁
気ヘッド27がある位置まで搬送される。そして、この
磁気ヘッド27でカード残額、日付、乗車駅などの磁気
情報が読み取られる(ST12)。そして、ROM22
に設定されている本カード処理装置が設置された駅名と
運賃メモリ36に記憶されている運賃表を参照して運賃
演算部37において運賃が演算される(ST14)。
【0031】さらに、カードに磁気記録されていたカー
ド残額から運賃が減算されてカード残額が計算される
(ST15)。このとき、ST14で演算された運賃よ
りカード残額が少ないと(ST16、NO)、カードは
排出される(ST30)。運賃よりカード残額が多いと
き(ST16、YES)、以下に説明する駆動条件が判
定される。
【0032】ここで、この発明のポイントであるサーマ
ルヘッドの駆動条件について駆動条件1〜3と駆動条件
4〜6とに分けて説明する。
【0033】まず、駆動条件1〜3について説明する。
カードの使用開始時には、図5(A)の印字パルスがサ
ーマルヘッド31に出力され、サーマルヘッド31から
第1の感熱記録層43を発色させるための熱エネルギが
放出される。この熱エネルギにより第1の感熱記録層4
3が黄色に発色され、図7に示すようにカードに使用記
録が印字される。このような使用記録の印字を駆動条件
1による記録モードとする。
【0034】駆動条件1により使用記録が印字され、カ
ードの印字エリアが満杯となると、図5(B)の印字パ
ルスがサーマルヘッド31に出力され、サーマルヘッド
31から第2の感熱記録層44を発色させるための熱エ
ネルギが放出される。この熱エネルギにより第2の感熱
記録層44が青色に発色され、図8に示すようにカード
に使用記録が印字される。なお、このとき、駆動条件1
により印字された使用記録の上に重なり合うように、ま
たは重なり合わないようにずらして(図示なし)記録す
る。また、このようにカードの所定の位置に使用記録が
施されるように、搬送制御回路35による搬送系の制御
によりカードがサーマルヘッドの所定の位置へ搬送され
る。このような使用記録の印字を駆動条件2による記録
モードとする。なお、カードの印字エリアが満杯か否か
の判断は、読み取られる磁気情報から判断される。
【0035】駆動条件2により使用記録が印字され、カ
ードの印字エリアが満杯となると、図5(C)の印字パ
ルスがサーマルヘッド31に出力され、サーマルヘッド
31から第3の感熱記録層45を発色させるための熱エ
ネルギが放出される。この熱エネルギにより第3の感熱
記録層45が黒色に発色され、図9に示すようにカード
に使用記録が印字される。なお、このとき、駆動条件2
により印字された使用記録の上に重なり合うように、ま
たは重なり合わないようにずらして(図示なし)記録す
る。また、このようにカードの所定の位置に使用記録が
施されるように、搬送制御回路35による搬送系の制御
によりカードがサーマルヘッドの所定の位置へ搬送され
る。このような使用記録の印字を駆動条件3による記録
モードとする。なお、カードの印字エリアが満杯か否か
の判断は、読み取られる磁気情報から判断される。
【0036】ところで、上記説明したように重ねて、ま
たはずらして印字を行う場合は、既に印字されている静
発色特性よりも高い温度の静発色特性を有する駆動条件
で印字されることにより、下の印字は消色するための、
結果として下の印字は上に来る印字により一部被覆され
ることから、視認性は保たれる。しかも、上に来る印字
により完全に被覆されてしまうわけではないので、下に
記録された情報を見ることも可能である。
【0037】次に、駆動条件4〜6について説明する。
カードの使用開始時には、図5(A)の印字パルスがサ
ーマルヘッド31に出力され、サーマルヘッド31から
第1の感熱記録層43を発色させるための熱エネルギが
放出される。この熱エネルギにより第1の感熱記録層4
3が黄色に発色され、図7に示すようにカードに使用記
録が印字される。このような使用記録の印字を駆動条件
4による記録モードとする。
【0038】駆動条件4により使用記録が印字され、カ
ードの印字エリアが満杯となると、駆動条件4により黄
色で記録された使用記録のうち、最も時間の経過した情
報、即ち最も古い情報を駆動条件4により黄色で塗りつ
ぶして背景色として、この背景の位置の第2の感熱記録
層44を発色させて、青色で情報を記録する。つまり、
図5(A)の印字パルスがサーマルヘッド31に出力さ
れ、サーマルヘッド31からの第1の感熱記録層43を
発色させるための熱エネルギが放出される。この熱エネ
ルギにより最も時間の経過した情報が黄色で塗りつぶさ
れ、背景色とされる。そして、図5(B)の印字パルス
がサーマルヘッド31に出力され、サーマルヘッド31
から第2の感熱記録層44を発色させるための熱エネル
ギが放出される。この熱エネルギにより、黄色で塗りつ
ぶされた背景色の位置の第2の感熱記録層44が青色に
発色され、図10に示すように使用記録が印字される。
このようにカードの所定の位置に使用記録または背景が
施されるように、搬送制御回路35による搬送系の制御
によりカードがサーマルヘッドの所定の位置へ搬送され
る。このような使用記録の印字を駆動条件5による記録
モードとする。なお、カードの印字エリアが満杯か否か
の判断は、読み取られる磁気情報から判断される。
【0039】駆動条件5により使用記録が印字され、カ
ードの印字エリアが満杯となると、駆動条件5により青
色で記録された使用記録のうち、最も時間の経過した情
報、即ち最も古い情報を駆動条件5により青色で塗りつ
ぶして背景色として、この背景の位置の第3の感熱記録
層45を発色させて、黒色で情報を記録する。つまり、
図5(B)の印字パルスがサーマルヘッド31に出力さ
れ、サーマルヘッド31からの第2の感熱記録層44を
発色させるための熱エネルギが放出される。この熱エネ
ルギにより最も時間の経過した情報が青色で塗りつぶさ
れ、背景色とされる。そして、図5(C)の印字パルス
がサーマルヘッド31に出力され、サーマルヘッド31
から第3の感熱記録層45を発色させるための熱エネル
ギが放出される。この熱エネルギにより、青色で塗りつ
ぶされた背景色の位置の第3の感熱記録層45が黒色に
発色され、図11に示すように使用記録が印字される。
このようにカードの所定の位置に使用記録または背景が
施されるように、搬送制御回路35による搬送系の制御
によりカードがサーマルヘッドの所定の位置へ搬送され
る。このような使用記録の印字を駆動条件6による記録
モードとする。なお、カードの印字エリアが満杯か否か
の判断は、読み取られる磁気情報から判断される。
【0040】以上で駆動条件の説明を終了し、フローチ
ャートの説明に戻る。
【0041】読み取られた磁気情報から第1の感熱記録
層43の印字エリアが満杯でないことが判明したときは
(ST18、NO)、前述した第1または第4の駆動条
件により使用記録が印字される。
【0042】読み取られた磁気情報から第1の感熱記録
層43の印字エリアが満杯で(ST18、YES)、第
2の感熱記録層44の印字エリアが満杯でないことが判
明したときには(ST22、NO)、前述した第2また
は第5の駆動条件により使用記録が印字される。
【0043】読み取られた磁気情報から第1の感熱記録
層43の印字エリアが満杯で(ST18、YES)、第
2の感熱記録層44の印字エリアが満杯であることが判
明したときには(ST22、YES)、前述した第3ま
たは第6の駆動条件により使用記録が印字される。
【0044】その後、所定の情報、例えば、残額、使用
日付、感熱記録層の印字エリアの満杯情報などが磁気記
録され(ST28)、モータ33が駆動されてカードが
排出口39から排出される(ST30)。
【0045】以上のようにして、色分けしてカードの使
用履歴の印字を行うことにより、最大印字件数を増加す
ることが可能となる。
【0046】なお、上記実施の形態では、鉄道で使用さ
れるカードについて説明したが、他の分野のカード、例
えば、有料道路で使用されるプリペイドカードについて
も同様に適用することができる。また、上記実施の形態
では、3層の感熱記録層の例について説明したが、これ
に限定されることなく、2層、または4層以上の感熱記
録層にも適用することができる。
【0047】
【発明の効果】この発明によれば、メカをほとんど変更
しないでプログラム、回路、サーマルヘッド、媒体仕様
等の簡単な変更だけで従来と同様の印字フォーマットで
プリペイドカードの印字可能な領域を拡大できるカード
処理装置を提供できる。
【0048】また、前回の使用履歴に重ねてまたはずら
して使用履歴を記録する場合には、前回の使用履歴を見
ることができる。前回の使用履歴を消去する場合でも、
全ての前回の使用履歴を消去せず、最も古い使用履歴の
みを消去するので、最近の使用履歴は見ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係るカード処理装置
としての駅務機器をホストコンピュータで管理している
駅務機器システムを示すブロック図。
【図2】カード処理装置のシステム構成を示すブロック
図。
【図3】カードの断面構造を示す図。
【図4】カードの第1、第2、および第3の記録層の発
色する温度域を説明するための図。
【図5】サーマルヘッドに印加する印字パルスを示す波
形図。
【図6】この発明のカード処理装置によるカード印字動
作を説明するためのフローチャート。
【図7】カードの印字例その1を示す図。
【図8】カードの印字例その2を示す図。
【図9】カードの印字例その3を示す図。
【図10】カードの印字例その4を示す図。
【図11】カードの印字例その5を示す図。
【符号の説明】
11…ホストコンピュータ 12…監視盤 13…自動改集札機 14…自動券売機 15…精算機 21…CPU(制御手段) 22…ROM 23…RAM 24…伝送制御回路 25…サーマルヘッド駆動条件メモリ(選定手段) 26…サーマルヘッド駆動条件判定部(選定手段) 27…読取ヘッド(磁気処理手段) 28…読取回路(磁気処理手段) 29…書込ヘッド(磁気処理手段) 30…書込回路(磁気処理手段) 31…サーマルヘッド(記録手段) 32…サーマルヘッド駆動回路(制御手段) 33…モ−タ(搬送手段) 34…モ−タ駆動回路(搬送手段) 35…搬送制御回路(搬送手段) 36…運賃メモリ 37…運賃演算部。 38…投入口(受取手段) 39…排出口(排出手段) 40…カード検知センサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印加される熱エネルギに応じて異なる色に
    発色する複数の感熱層が層状に形成されたカードの前記
    感熱層が形成された面の所定の位置に、所定の熱エネル
    ギを印加することにより、前記感熱層を所定の色に発色
    させて情報を記録する記録手段と;前記カードの情報の
    記録状態に応じて、特定の感熱層の所定の位置を発色さ
    せるための所定の熱エネルギが前記記録手段から放出さ
    れるように前記記録手段を制御する制御手段と;前記記
    録手段による異なる色で記録される情報が実質的に重な
    り合うように前記カードを前記記録手段の所定の位置へ
    搬送する搬送手段と;を備えたことを特徴とするカード
    処理装置。
  2. 【請求項2】第1の熱エネルギの印加により第1の色に
    発色する第1の感熱層、および第2の熱エネルギの印加
    により第2の色に発色する第2の感熱層が層状に形成さ
    れたカードの前記感熱層が形成された面の所定の位置
    に、前記第1または第2の熱エネルギを印加することに
    より、前記第1または第2の感熱層を前記第1または第
    2の色に発色させて情報を記録する記録手段と;前記第
    1の感熱層への情報の記録が可能なときには前記第1の
    感熱層の所定の位置を発色させて前記第1の色で情報を
    記録する第1の記録モードを選定し、前記第1の記録モ
    ードにより前記第1の色で記録された情報で前記第1の
    感熱層の情報記録領域が飽和状態となると、前記第2の
    感熱層の所定の位置を発色させて前記第2の色で情報を
    記録する第2の記録モードを選定する選定手段と;前記
    選定手段により選定されたモードに応じて、前記第1ま
    たは第2の感熱層の所定の位置を発色させるための前記
    第1または第2の熱エネルギが前記記録手段から放出さ
    れるように前記記録手段を制御する制御手段と;前記記
    録手段による前記第1または第2の色で記録される情報
    が実質的に重なり合うように前記カードを前記記録手段
    の所定の位置へ搬送する搬送手段と;を備えたことを特
    徴とするカード処理装置。
  3. 【請求項3】磁気情報を記録するための磁気記録層と、
    第1の熱エネルギの印加により第1の色に発色する第1
    の感熱層、第2の熱エネルギの印加により第2の色に発
    色する第2の感熱層、および第3の熱エネルギの印加に
    より第3の色に発色する第3の感熱層とが層状に形成さ
    れたカードを受け取る受取手段と;前記受取手段により
    受け取られた前記カードの前記磁気記録層に記録された
    磁気情報の読み取り、および前記磁気記録層への磁気情
    報の書き込みを行う磁気処理手段と;前記受取手段によ
    り受け取られた前記カードの前記感熱層が形成された面
    の所定の位置に、前記第1、第2、または第3の熱エネ
    ルギを印加することにより、前記第1、第2、または第
    3の感熱層を前記第1、第2、または第3の色に発色さ
    せて情報を記録する記録手段と;前記磁気処理手段によ
    り読み取られた磁気情報から前記第1の感熱層への情報
    の記録が可能なことが判明したとき、前記第1の感熱層
    の所定の位置を発色させて前記第1の色で情報を記録す
    る第1の記録モードを選定し、前記磁気情報から前記第
    1の記録モードにより前記第1の色で記録された情報で
    前記第1の感熱層の情報記録領域が飽和状態であること
    が判明したとき、前記第2の感熱層の所定の位置を発色
    させて前記第1の色で情報を記録する第2の記録モード
    を選定し、前記磁気情報から前記第2の記録モードによ
    り前記第2の色で記録された情報で前記第2の感熱層の
    情報記録領域が飽和状態であることが判明したとき、前
    記第3の感熱層の所定の位置を発色させて前記第3の色
    で情報を記録する第2の記録モードを選定する選定手段
    と;前記選定手段により選定されたモードに応じて、前
    記第1、第2、または第3の感熱層の所定の位置を発色
    させるための前記第1、第2、または第3の熱エネルギ
    が前記記録手段から放出されるように前記記録手段を制
    御する制御手段と;前記記録手段による前記第1、第
    2、または第3の色で記録される情報が実質的に重なり
    合うように前記カードを前記記録手段の所定の位置へ搬
    送する搬送手段と;前記受取手段で受け取られ、所定の
    処理が施された前記カードを排出する排出手段と;を備
    えたことを特徴とするカード処理装置。
  4. 【請求項4】印加される熱エネルギに応じて異なる色に
    発色する複数の感熱層が層状に形成されたカードの前記
    感熱層が形成された面の所定の位置に、所定の熱エネル
    ギを印加することにより、前記感熱層を所定の色に発色
    させて情報を記録する記録手段と;前記カードの情報の
    記録状態に応じて、特定の感熱層の所定の位置を発色さ
    せるための所定の熱エネルギが前記記録手段から放出さ
    れるように前記記録手段を制御する制御手段と;前記記
    録手段による異なる色で記録される情報が実質的に重な
    り合わずにずれるように前記カードを前記記録手段の所
    定位置へ搬送する搬送手段と;を備えたことを特徴とす
    るカード処理装置。
  5. 【請求項5】第1の熱エネルギの印加により第1の色に
    発色する第1の感熱層、および第2の熱エネルギの印加
    により第2の色に発色する第2の感熱層が層状に形成さ
    れたカードの前記感熱層が形成された面の所定の位置
    に、前記第1または第2の熱エネルギを印加することに
    より、前記第1または第2の感熱層を前記第1または第
    2の色に発色させて情報を記録する記録手段と;前記第
    1の感熱層への情報の記録が可能なときは前記第1の感
    熱層の所定の位置を発色させて前記第1の色で情報を記
    録する第1の記録モードを選定し、前記第1の記録モー
    ドにより前記第1の色で記録された情報により前記第1
    の感熱層の情報記録領域が飽和状態となると、前記第2
    の感熱層の所定の位置を発色させて前記第2の色で情報
    を記録する第2の記録モードを選定する選定手段と;前
    記選定手段により選定されたモードに応じて、前記第1
    または第2の感熱層の所定の位置を発色させるための前
    記第1または第2の熱エネルギが前記記録手段から放出
    されるように前記記録手段を制御する制御手段と;前記
    記録手段による前記第1または第2の色で記録される情
    報が実質的に重なり合わずにずれるように前記カードを
    前記記録手段の所定の位置へ搬送する搬送手段と;を備
    えたことを特徴とするカード処理装置。
  6. 【請求項6】磁気情報を記録するための磁気記録層と、
    第1の熱エネルギの印加により第1の色に発色する第1
    の感熱層、第2の熱エネルギの印加により第2の色に発
    色する第2の感熱層、および第3の熱エネルギの印加に
    より第3の色に発色する第3の感熱層とが層状に形成さ
    れたカードを受け取る受取手段と;前記受取手段により
    受け取られた前記カードの前記磁気記録層に記録された
    磁気情報の読み取り、および前記磁気記録層への磁気情
    報の書き込みを行う磁気処理手段と;前記受取手段によ
    り受け取られた前記カードの前記感熱層が形成された面
    の所定の位置に、前記第1、第2、または第3の熱エネ
    ルギを印加することにより、前記第1、第2、または第
    3の感熱層を前記第1、第2、または第3の色に発色さ
    せて情報を記録する記録手段と;前記磁気処理手段によ
    り読み取られた磁気情報から前記第1の感熱層への情報
    の記録が可能なことが判明したとき、前記第1の感熱層
    の所定の位置を発色させて前記第1の色で情報を記録す
    る第1の記録モードを選定し、前記磁気情報から前記第
    1の記録モードにより前記第1の色で記録された情報で
    前記第1の感熱層の情報記録領域が飽和状態であること
    が判明したとき、前記第2の感熱層の所定の位置を発色
    させて前記第1の色で情報を記録する第2の記録モード
    を選定し、前記磁気情報から前記第2の記録モードによ
    り前記第2の色で記録された情報で前記第2の感熱層の
    情報記録領域が飽和状態であることが判明したとき、前
    記第3の感熱層の所定の位置を発色させて前記第3の色
    で情報を記録する第2の記録モードを選定する選定手段
    と;前記選定手段により選定されたモードに応じて、前
    記第1、第2、または第3の感熱層の所定の位置を発色
    させるための前記第1、第2、または第3の熱エネルギ
    が前記記録手段から放出されるように前記記録手段を制
    御する制御手段と;前記記録手段による前記第1、第
    2、または第3の色で記録される情報が実質的に重なり
    合わずにずれるように前記カードを前記記録手段の所定
    の位置へ搬送する搬送手段と;前記受取手段で受け取ら
    れ、所定の処理が施された前記カードを排出する排出手
    段と;を備えたことを特徴とするカード処理装置。
  7. 【請求項7】第1の熱エネルギの印加により第1の色に
    発色する第1の感熱層、および第2の熱エネルギの印加
    により第2の色に発色する第2の感熱層が層状に形成さ
    れたカードの前記感熱層が形成された面の所定の位置
    に、前記第1または第2の熱エネルギを印加することに
    より、前記第1または第2の感熱層を前記第1または第
    2の色に発色させて情報の記録および消去を行う記録手
    段と;前記カードの情報の記録状態に応じて、前記第1
    の感熱層の所定の位置を発色させて前記第1の色で情報
    を記録する第1の記録モード、前記第1の記録モードに
    より前記第1の感熱層の所定の位置に前記第1の色で記
    録された情報の内の特定の情報を前記第1の色で塗りつ
    ぶして背景とし、この背景の位置の前記第2の感熱層を
    発色させて前記第2の色で情報を記録する第2の記録モ
    ードのいずれかを選定する選定手段と;前記選定手段に
    より選定されたモードに応じて、前記第1および第2の
    感熱層の所定の位置を発色させるための前記第1および
    第2の熱エネルギが前記記録手段から放出されるように
    前記記録手段を制御する制御手段と;前記記録手段によ
    る情報の記録および情報の消去が前記カードの前記第1
    または第2の感熱層の所定の位置に施されるように前記
    カードを前記記録手段の所定の位置へ搬送する搬送手段
    と;を備えたことを特徴とするカード処理装置。
  8. 【請求項8】磁気情報を記録するための磁気記録層と、
    第1の熱エネルギの印加により第1の色に発色する第1
    の感熱層、第2の熱エネルギの印加により第2の色に発
    色する第2の感熱層、および第3の熱エネルギの印加に
    より第3の色に発色する第3の感熱層とが層状に形成さ
    れたカードを受け取る受取手段と;前記受取手段により
    受け取られた前記カードの前記磁気記録層に記録された
    磁気情報の読み取り、および前記磁気記録層への磁気情
    報の書き込みを行う磁気処理手段と;前記受取手段によ
    り受け取られた前記カードの前記感熱層が形成された面
    の所定の位置に、前記第1、第2、または第3のの熱エ
    ネルギを印加することにより、前記第1、第2、または
    第3の感熱層を前記第1、第2、または第3の色に発色
    させて情報を記録する記録手段と;前記磁気処理手段に
    より読み取られた磁気情報から前記第1の感熱層への情
    報の記録が可能なことが判明したとき、前記第1の感熱
    層の所定の位置を発色させて前記第1の色で情報を記録
    する第1の記録モードを選定し、前記磁気情報から前記
    第1の記録モードにより前記第1の色で記録された情報
    で前記第1の感熱層の情報記録領域が飽和状態であるこ
    とが判明したとき、前記第1の記録モードにより前記第
    1の感熱層の所定の位置に前記第1の色で記録された情
    報の内の最も時間の経過した情報だけを前記第1の色で
    塗りつぶして背景とし、この背景の位置の前記第2の感
    熱層を発色させて前記第2の色で情報を記録する第2の
    記録モードを選定し、前記磁気情報から前記第2の記録
    モードにより前記第1の色で記録された情報で前記第2
    の感熱層の情報記録領域が飽和状態であることが判明し
    たとき、前記第2の記録モードにより前記第2の感熱層
    の所定の位置に前記第2の色で記録された情報の内の最
    も時間の経過した情報だけを前記第2の色で塗りつぶし
    て背景とし、この背景の位置の前記第3の感熱層を発色
    させて前記第3の色で情報を記録する第3の記録モード
    を選定する選定手段と;前記選定手段により選定された
    モードに応じて、前記第1、第2、または第3の感熱層
    の所定の位置を発色させるための前記第1、第2、また
    は第3の熱エネルギが前記記録手段から放出されるよう
    に前記記録手段を制御する制御手段と;前記記録手段に
    よる情報の記録および情報の消去が前記カードの前記第
    1、第2、または第3の感熱層の所定の位置に施される
    ように前記カードを前記記録手段の所定の位置へ搬送す
    る搬送手段と;前記受取手段で受け取られ、所定の処理
    が施された前記カードを排出する排出手段と;を備えた
    ことを特徴とするカード処理装置。
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