JPH09184756A - 焦電型赤外線検出器とその製造方法 - Google Patents

焦電型赤外線検出器とその製造方法

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JPH09184756A
JPH09184756A JP35368295A JP35368295A JPH09184756A JP H09184756 A JPH09184756 A JP H09184756A JP 35368295 A JP35368295 A JP 35368295A JP 35368295 A JP35368295 A JP 35368295A JP H09184756 A JPH09184756 A JP H09184756A
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JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
conductive paste
sensor element
pyroelectric infrared
fet
Prior art date
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Pending
Application number
JP35368295A
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English (en)
Inventor
Koji Yokota
康治 横田
Terukazu Nomura
輝一 能村
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Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokuriku Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Radiation Pyrometers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、精度良くセンサ素子の取り付
けを行う。 【解決手段】 焦電型の赤外線センサ素子24と、裏面
にFET12や高抵抗14等の電子素子が取り付けられ
た回路基板10とを備える。回路基板10の表面にセン
サ素子24が、スペーサ用の所定の大きさのガラスビー
ズ20等を含有した導電性ぺースト22により、回路基
板10の表面と一定の間隔を空けて取り付けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、焦電効果を利用
して赤外線を電気信号に変換する焦電型赤外線検出器と
その製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、焦電型赤外線センサは、本願出願
人による特開平4−5526号公報等に開示されている
ように、受光窓を有したケース内に、センサ素子と、こ
のセンサ素子からの出力信号をインピーダンス変換する
FETを設け、このFETは、センサ素子の下方に設け
られた回路基板に取り付けられていた。そして、センサ
素子は、内部の部材の熱によるノイズを避けるために、
ケース中空部にリード端子により支持されて位置してい
る。このリード端子は、ケースの底板を貫通して伸びた
金属製リード端子であり、先端部分にセンサ素子の角部
が固定されている。そしてその下方に、FET等の回路
を有した回路基板が、このリード端子に角部を貫通され
て、ケースの底板とセンサ素子との間の中空部に位置し
て固定されていた。このリード端子は、ケースの底板か
ら下方に突出し、このリード端子から出力された信号
を、外部の比較器及びアンプ等を介して、赤外線を検知
したことを示す検知信号を形成し出力している。
【0003】また実開昭55ー30857号公報等に開
示されているように、センサ素子を、絶縁性の柱状スペ
ーサを介して、ケースの中空部に固定し、センサ素子
に、底板を貫通して伸びたリード端子をさらに貫通さ
せ、回路基板と電気的に接続しているものもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術の場合、センサ素子を支持するリード端子やス
ペーサ等の部品の精度や取付精度等の問題により、セン
サの位置精度が必ずしも良いものではなかった。また、
端子や柱状スペーサを回路基板に取り付けその柱状スペ
ーサ等にセンサ素子を固定する作業が面倒であり、位置
出しも難しいものであった。
【0005】この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑
みて成されたもので、簡単な構成で、精度良くセンサ素
子の取り付けを行うことができる焦電型赤外線検出器と
その製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、焦電型の赤
外線センサ素子と、裏面にFETや高抵抗等の電子素子
が取り付けられた回路基板とを備え、この回路基板の表
面に上記センサ素子が、スペーサ用の所定の大きさのガ
ラスビーズを含有したAgレジン等の導電性ぺーストに
より上記回路基板表面と一定の間隔を空けて取り付けら
れている焦電型赤外線検出器である。
【0007】またこの発明は、焦電型の赤外線センサ素
子と、裏面にFETや高抵抗等の電子素子が取り付けら
れた回路基板とを備え、この回路基板の表面周縁部にス
ペーサ用の所定の大きさのガラスビーズを含有した導電
性ぺーストを塗布し、上記センサ素子をこの導電性ペー
ストを介して上記回路基板に取り付け、上記導電性ペー
ストを固化させる焦電型赤外線検出器の製造方法であ
る。またこの発明は、回路基板の裏面に電子素子を取り
付け、この回路基板の表面周縁部にスペーサ用の所定の
大きさのビーズを含有したAg−Pdメタルグレーズペ
ースト等の導電性ぺーストを塗布して焼成し、この導電
性ペーストの上に焦電型の赤外線センサ素子を載置し、
この導電性ペーストと上記センサ素子とをAgレジン等
の他の導電性ペーストにより接続固定する焦電型赤外線
検出器の製造方法である。
【0008】この発明の焦電型赤外線検出器は、センサ
素子と回路基板とをガラスビーズ等を介して一定間隔を
空けるようにし、センサ素子の取付作業を容易にすると
ともに、位置精度を高いものにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下この発明の一実施形態につい
て図面に基づいて説明する。この実施形態の焦電型赤外
線検出器は、図示するように、絶縁性の回路基板10を
有し、回路基板10の裏面側にFET12と高抵抗14
が取り付けられている。さらに、回路基板10の裏面の
隅部には、リード端子16が固定され下方に突出してい
る。回路基板10の裏面には、図示しない回路パターン
が形成され、各種電子素子が接続されているとともに、
スルーホール等を介して、その回路パターンは、表面側
のランドに電気的に接続されている。
【0010】回路基板10の表面側には、その周縁部の
4ケ所に、一定の直径のガラスビーズ20を含有したA
gレジン等の導電性ペースト22が塗布され、その上に
焦電型の赤外線検出センサ素子24が載置され固定され
ている。センサ素子24は、Agレジン等の導電性ペー
スト22により固定されガラスビーズ20により高さ方
向の位置決めがなされている。ガラスビーズは直径が1
00〜200μm程度の球形のものである。
【0011】この実施形態の焦電型赤外線検出器の製造
方法は、先ず、回路基板10の裏面側にFET12と高
抵抗14を導電性ペーストにより固定する。そして、こ
の回路基板10の表面周縁部の4ケ所にスペーサ用のガ
ラスビーズ20を含有した導電性ぺースト22を塗布
し、センサ素子24をこの導電性ペースト22を介して
上記回路基板10に取り付け、導電性ペースト22を1
00〜150℃で固化させるものである。
【0012】この実施形態の焦電型赤外線検出器の動作
は、先ず、センサ素子24の視野内に赤外線放射体がな
い場合、センサ素子24からの出力信号は、ノイズのみ
であり、検知信号は出力されない。一方、センサ素子2
4の視野内を人等の赤外線放射体が通り過ぎた場合、セ
ンサ素子24からの出力信号は、人が視野内に入った時
及び出たときで、各々プラスマイナスに振れる。そし
て、FET18によりインピーダンス変換された検知信
号が、リード端子から出力される。
【0013】この実施形態の焦電型赤外線検出器によれ
ば、センサ素子24の組立に際して、導電性ペーストを
塗布するのみでセンサ素子の位置決め及び固定、さらに
電気的接続の準備がなされ、センサ素子24を載置して
導電性ペースト22を硬化させるだけで組立が完了する
ものである。しかも、位置精度が高く取り付け強度も高
いものである。しかも、ハンダを使わない電気的接続が
可能となり、鉛による問題をなくすことができる。
【0014】この発明の焦電型赤外線検出器は、上記実
施形態に限定されるものではなく、回路基板の表面周縁
部にスペーサ用の所定の大きさのビーズを含有したAg
−Pdメタルグレーズペースト等の導電性ぺーストを塗
布して焼成し、一定の高さにし、この導電性ペーストの
上に焦電型の赤外線センサ素子を載置し、この導電性ペ
ーストと上記センサ素子とをAgレジン等の他の導電性
ペーストにより接続固定するようにしてもよい。
【0015】また、例えば、センサ素子やFETを取り
付ける位置も、適宜設定可能なものであり、他の電子素
子を取り付けるようにしてもよく、ビーズの大きさは適
宜設定されるものであり、形状も円柱状や各種正多角形
等適宜設定可能なものである。また、ビーズの種類は、
ガラス以外にセラミックスや金属でも良い。
【0016】
【発明の効果】この発明の焦電型赤外線検出器とその製
造方法によれば、センサ素子の取り付け及び電気的接続
が容易且つ正確に可能となり、工数を大きく削減するこ
とができる。しかも、ハンダを使わない電気的接続が可
能となり、鉛やフラックスによる問題をなくすことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の焦電型赤外線検出器の
平面図である。
【図2】この実施形態の焦電型赤外線検出器の縦断面図
である。
【符号の説明】
10 回路基板 12 FET 20 ガラスビーズ 22 導電性ペースト 24 センサ素子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焦電型の赤外線センサ素子と、裏面に電
    子素子が取り付けられた回路基板とを備え、この回路基
    板の表面に上記センサ素子が、スペーサ用の所定の大き
    さのビーズを含有した導電性ぺーストにより上記回路基
    板表面と一定の間隔を空けて取り付けられている焦電型
    赤外線検出器。
  2. 【請求項2】 回路基板の裏面に電子素子を取り付け、
    この回路基板の表面周縁部にスペーサ用の所定の大きさ
    のビーズを含有した導電性ぺーストを設け、焦電型の赤
    外線センサ素子をこの導電性ペーストを介して上記回路
    基板に取り付け、上記導電性ペーストを固化させる焦電
    型赤外線検出器の製造方法。
  3. 【請求項3】 回路基板の裏面に電子素子を取り付け、
    この回路基板の表面周縁部にスペーサ用の所定の大きさ
    のビーズを含有した導電性ぺーストを塗布して焼成し、
    この導電性ペーストの上に焦電型の赤外線センサ素子を
    載置し、この導電性ペーストと上記センサ素子とを他の
    導電性ペーストにより接続固定する焦電型赤外線検出器
    の製造方法。
JP35368295A 1995-12-29 1995-12-29 焦電型赤外線検出器とその製造方法 Pending JPH09184756A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006009174A1 (ja) * 2004-07-20 2006-01-26 Murata Manufacturing Co., Ltd. 赤外線センサおよびその製造方法
JP2012013584A (ja) * 2010-07-02 2012-01-19 Nec Tokin Corp 焦電型赤外線センサ
WO2015037390A1 (ja) * 2013-09-10 2015-03-19 株式会社村田製作所 センサモジュール

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