JPH07294336A - 焦電型赤外線検出装置 - Google Patents

焦電型赤外線検出装置

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JPH07294336A
JPH07294336A JP11412194A JP11412194A JPH07294336A JP H07294336 A JPH07294336 A JP H07294336A JP 11412194 A JP11412194 A JP 11412194A JP 11412194 A JP11412194 A JP 11412194A JP H07294336 A JPH07294336 A JP H07294336A
Authority
JP
Japan
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ceramic substrate
case body
sensor element
output
amplifier
Prior art date
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Pending
Application number
JP11412194A
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English (en)
Inventor
Noritoshi Furuhata
文紀 古畑
Kousuke Yoshitake
皓輔 吉武
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Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokuriku Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で、S/N比が良く安価な焦電型
赤外線検出装置を提供すること。 【構成】 受光窓16を有した金属製のキャップ12と
ベース10からなるケース体と、このケース体内に設け
られた焦電型の赤外線センサ素子14を有する。ケース
体の底部に設けられ所定の回路パターンが形成されたセ
ラミック基板20と、セラミック基板20上に立設され
センサ素子14を支持した支柱24を設け、センサ素子
14からの出力を増幅するアンプ25と、このアンプ2
5の出力を判別して赤外線の検知信号を出力する比較器
23とを、セラミック基板20上に設ける。セラミック
基板20の回路パターンに接続され、セラミック基板2
0及びケース体底部を貫通して突出したリード端子28
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、焦電効果を利用して
赤外線を電気信号に変換する焦電型赤外線検出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、焦電型赤外線センサは、本願出願
人による特開平3−273120号公報に開示されてい
るように、受光窓を有したケース内に、検出素子と、こ
の検出素子氏からの出力信号を増幅するアンプ等の半導
体素子を設け、半導体素子は、検出素子の下方に設けら
れた基板に取り付けられていた。そして、これら、検出
素子と基板は、リード端子に固定され、このリード端子
が、ケースの底板から下方に突出しているものであっ
た。そして、このリード端子から出力された信号を、外
部の比較器及びアンプ等を介して、赤外線を検知したこ
とを示す検知信号を形成し、この検知信号を他の制御装
置等に出力していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術の場合、赤外線センサから出力される信号を、
外部の増幅器や比較器等によりさらに処理しているの
で、この外部回路とセンサとの間の浮遊容量の影響があ
り、外部回路を経た検知信号のS/N比が良くないと言
う問題があった。また、検出素子が、リード端子に直接
固定されているので、外部からの熱が検出素子に伝わ
り、センサ出力のノイズが多くなり、S/N比をさらに
悪くしているものであった。
【0004】また、この赤外線センサ自体比較的高価な
ものであり、この赤外線センサにさらに、外部回路とし
て、アンプや比較器等を接続すると、検出装置のコスト
が非常に高いものとなり、組立工数も多く掛かると言う
問題もあった。
【0005】この発明は上記従来の技術の問題点に鑑み
て成されたもので、簡単な構成で、S/N比が良く安価
な焦電型赤外線検出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、受光窓を有
した金属製のキャップとベース等からなるケース体と、
このケース体内に設けられた焦電型の赤外線センサ素子
を有し、ケース体の底部に設けられ所定の回路パターン
が形成されたセラミック基板と、このセラミック基板上
に立設され上記センサ素子を支持した支柱とを設け、さ
らに、上記センサ素子からの出力を増幅するアンプとこ
のアンプの出力を判別して赤外線の検知信号を出力する
比較器とを上記セラミック基板上に設け、上記セラミッ
ク基板の回路パターンに接続され上記セラミック基板及
びケース体底部を貫通して突出し上記支柱とは別体たリ
ード端子を備えた焦電型赤外線検出装置である。
【0007】また、上記センサ素子は、2本または3本
の上記支柱により支持され、このセンサ素子の下方に位
置してコンデンサ等の電子素子が、上記セラミック基板
上に配置されているものである。上記リード端子は、上
記センサ素子を支持した上記支柱とは別体で、上記セラ
ミック基板の4隅に4本突設され、上記セラミック基板
表面の回路パターンを介して、上記比較器等に接続され
ているものである。また、上記受光窓は、上記ケース体
の中央部から偏心して設けられ、上記センサ素子もこの
受光窓に対応して、上記ケース体内で偏心して設けられ
ているものである。
【0008】
【作用】この発明の焦電型赤外線検出装置は、一つのセ
ンサケース内に、センサ素子とその出力信号を増幅し判
別する回路が収納され、ノイズの少ない状態で、比較器
によりセンサ素子の出力信号を判別することができ、正
確な検知信号を出力するものである。
【0009】
【実施例】以下この発明の一実施例について図面に基づ
いて説明する。この実施例の焦電型赤外線検出装置は、
図1、図2に示すように、ケース体を構成する金属製の
ハーメチックベース10と、これを覆う箱状のハーメチ
ック用金属製キャップ12とを有し、この内部に焦電型
の赤外線センサ素子14が収容されている。キャップ1
2には、一方の側面より偏心して、受光窓16が形成さ
れ、この受光窓16には、赤外線入射フィルター17が
絶縁性接着剤18により貼り付けられている。
【0010】ハーメチックベース10上には、セラミッ
ク基板20が載置され、このセラミック基板20の表面
に形成された図示しない回路パターンに、コンデンサ2
1やトランジスタ22、及びオペアンプ等からなる比較
器23等の電子素子がハンダ付けされて取り付けられて
いる。さらに、図1、図3に示すように、セラミック基
板20上には、センサ素子14を支持した金属製の支柱
24の基端部がハンダにより固定され、回路パターンに
接続している。支柱24は、例えば、銅の丸棒にハンダ
メッキしたもので、センサ素子14を3本の支柱24に
より支持している。また、センサ素子14は、支柱24
の先端部に載置されて、例えばエポキシ樹脂に銀等を混
合させた導電性接着剤26により固定されている。ここ
で、支柱24は3本配置したが、支柱24は、電極に接
続された2本のみでも良く、これにより、さらに小型化
することが可能である。
【0011】ハーメチックベース10とセラミック基板
20の4隅には、リード端子28が貫通している。リー
ド端子28は、センサ素子14を支持した支柱24とは
別体で、ハーメチックベース10とセラミック基板20
に貫通して、その先端部が、ハンダ30によりセラミッ
ク基板20上の回路パターンに接続されるとともに回路
基板に固定されている。そして、セラミック基板20上
の回路パターンを介して、セラミック基板20上のトラ
ンジスタ22に接続され、比較器23につながってい
る。
【0012】キャップ12は、その周縁部がハーメチッ
クベース10の周縁部に、抵抗溶接され、完全に内部が
密封される。そして、ケース体内部には、窒素ガスが充
填され、外部環境の変化による特性変動の影響が抑制さ
れるとともに、赤外線周波数の低い領域での感度を向上
させている。
【0013】この実施例の焦電型赤外線検出装置の回路
は、図4に示すように、センサ素子14の出力が、増幅
回路を構成するオペアンプ25の一方の入力端子に接続
されている。このオペアンプ25には、センサ素子14
からの信号のうち所定周波数帯域のみを通過させるよう
に、ハイカットフィルター用のコンデンサC1と、ロー
カットフィルター用のコンデンサC2とが接続されてい
る。さらに、入力抵抗R1及び帰還抵抗R2が、オペア
ンプ25に接続されている。
【0014】オペアンプ25の出力は、コンデンサ21
を介して、比較器23の一方の入力端子に接続されてい
る。また、比較器23の他方の入力端子は、基準電圧を
設定する抵抗R3,R4間に接続されている。そして、
比較器23の出力は、トランジスタ22のベースに接続
されている。トランジスタ22からの信号は、バイアス
用の抵抗R5を介して電源側に接続された出力端子29
から、検知信号として出力される。
【0015】この実施例の焦電型赤外線検出装置の動作
は、先ず、センサ素子14の視野内に赤外線放射体がな
い場合、図5に示す様に、オペアンプ25を経たセンサ
素子14からの出力信号は、比較器23の基準電圧の範
囲内のノイズのみであり、出力端子29からは検知信号
は出力されない。
【0016】一方、センサ素子14の視野内を人等の赤
外線放射体が通り過ぎた場合、図5に示すように、オペ
アンプ25を経たセンサ素子14からの出力信号は、人
が入った時及び出たときで、各々比較器23の上限の基
準電圧以上及び下限値以下に振れる。そして、比較器2
3からは、この基準電圧以上に振れた期間のパルス幅を
有した検知信号1が出力され、トランジスタ22により
所定のレベルに増幅された検知信号が、出力端子29か
ら出力される。又、比較器23等の回路を変更して、図
5に示すように、オペアンプ25の出力が上限の基準電
圧以上及び下限の基準電圧以下になった期間に対応し
て、各々パルス状の検知信号2を出力するようにしても
良い。さらに、比較器23の下限の基準電圧以下に振れ
た場合に、図5に示すような検知信号3が出力されるよ
うにしても良い。又、検知信号の出力形態の変更は、セ
ンサ素子14の素子構造の変更及び増幅回路によっても
可能である。ここで、センサ素子14からの信号は、コ
ンデンサC1,C2を経て、所望の周波数、例えば人体
検知の場合1Hz程度の周波数帯域内に上限下限でカッ
トされたもので、必要な周波数帯域の信号のみがオペア
ンプ25から出力される。
【0017】この実施例の焦電型赤外線検出装置によれ
ば、セラミック基板20の熱伝導率が良いので、リード
端子28を介して外部から侵入した熱は、セラミック基
板20により拡散されて放熱され、支柱24に伝わら
ず、センサ素子14に外部の熱が悪影響を与えることは
ない。また、セラミック基板20上の各抵抗体は、回路
を形成した後レーザトリミング等により正確に調整可能
であり、簡単な回路構成で高感度で良好な特性を得るこ
とができるものである。
【0018】この発明の焦電型赤外線検出装置は、上記
実施例に限定されるものではなく、例えば、センサ素子
の数を複数としても良く、ケース体内に収容する電子素
子に他のIC等を付加してもよい。また、センサ素子を
保持した支柱の数や、リード端子のセラミック基板への
取り付け位置等は適宜設定可能なものである。
【0019】
【発明の効果】この発明の焦電型赤外線検出装置は、簡
単な構成で、ノイズとなる外部からの熱が侵入しにくい
ものであり、また回路がケース体内に収容され、S/N
比が良く、高感度で高い信頼性を有し、価格も安価にす
ることができるものである。さらに、比較器等を含んだ
検出装置として、形状も小さいものにすることができ、
外部の基板等への取り付けも容易であり、検出装置の組
み立ても容易にするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の焦電型赤外線検出装置の
縦断面図である。
【図2】この実施例の焦電型赤外線検出装置の斜視図で
ある。
【図3】この実施例の焦電型赤外線検出装置のセンサ素
子の斜視図である。
【図4】この実施例の焦電型赤外線検出装置の回路図で
ある。
【図5】この実施例の焦電型赤外線検出装置の出力波形
の概略説明図である。
【符号の説明】
10 ハーメチックベース(ケース体) 12 キャップ(ケース体) 14 センサ素子 16 検知窓 20 セラミック基板 21 コンデンサ(電子素子) 22 トランジスタ(電子素子) 23 比較器 24 支柱 28 リード端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線を透過する受光窓を有したケース
    体と、このケース体内に設けられた焦電型の赤外線セン
    サ素子を有し、ケース体の底部に設けられ所定の回路パ
    ターンが形成されたセラミック基板と、このセラミック
    基板上に立設され上記センサ素子を支持した支柱を設
    け、上記センサ素子からの出力を増幅するアンプとこの
    アンプの出力を判別して赤外線の検知信号を出力する比
    較器とを上記セラミック基板上に設け、上記セラミック
    基板の回路パターンに接続され上記セラミック基板及び
    ケース体底部を貫通して突出したリード端子を備えた焦
    電型赤外線検出装置。
  2. 【請求項2】 上記センサ素子は、2本または3本の支
    柱により支持され、このセンサ素子の下方に、上記セラ
    ミック基板上に配置された電子素子が設けられている請
    求項1記載の焦電型赤外線検出装置。
  3. 【請求項3】 上記リード端子は、上記センサ素子を支
    持した上記支柱とは別体で上記セラミック基板の4隅に
    4本突設され、上記セラミック基板表面の回路パターン
    を介して、上記比較器及び電子素子に接続されている請
    求項1又は2記載の焦電型赤外線検出装置。
  4. 【請求項4】 上記受光窓は、上記ケース体の中央部か
    ら偏心して設けられ、上記センサ素子もこの受光窓に対
    応して、上記ケース体内で偏心して設けられている請求
    項請求項1,2又は3記載の焦電型赤外線検出装置。
JP11412194A 1994-04-28 1994-04-28 焦電型赤外線検出装置 Pending JPH07294336A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112009003611T5 (de) 2008-11-19 2012-08-23 Toyota Jidosha K.K. Anomalieerfassungsvorrichtung für einen Zylinderinnendrucksensor, Anomalieerfassungsverfahren für einen Zylinderinnendrucksensor und Steuerungsvorrichtung für einen Verbrennungsmotor

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112009003611T5 (de) 2008-11-19 2012-08-23 Toyota Jidosha K.K. Anomalieerfassungsvorrichtung für einen Zylinderinnendrucksensor, Anomalieerfassungsverfahren für einen Zylinderinnendrucksensor und Steuerungsvorrichtung für einen Verbrennungsmotor
DE112009003611B4 (de) * 2008-11-19 2014-05-28 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Anomalieerfassungsvorrichtung für einen Zylinderinnendrucksensor, Anomalieerfassungsverfahren für einen Zylinderinnendrucksensor und Steuerungsvorrichtung für einen Verbrennungsmotor

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