JPH09184277A - 防音床材及びその製造方法 - Google Patents

防音床材及びその製造方法

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JPH09184277A
JPH09184277A JP1720896A JP1720896A JPH09184277A JP H09184277 A JPH09184277 A JP H09184277A JP 1720896 A JP1720896 A JP 1720896A JP 1720896 A JP1720896 A JP 1720896A JP H09184277 A JPH09184277 A JP H09184277A
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JP
Japan
Prior art keywords
cushion
sound insulating
cushioning material
resin
felt
Prior art date
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Pending
Application number
JP1720896A
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English (en)
Inventor
Naotoshi Kira
直敏 吉良
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Dantani Plywood Co Ltd
Original Assignee
Dantani Plywood Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造工程中の繊維のホツレや毛羽立ちを防止
でき、更には製品の不良発生率が少なく、弾力性も付与
できる防音床材及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 基板11の裏面に不織布又はフェルト等
の合成繊維からなる緩衝材12が積層された防音床材1
0において、緩衝材12に粘弾性樹脂を含浸させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、裏面に不織布又は
フェルト等の合成繊維からなる緩衝材が貼着された防音
床材及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】合板やその他の板状物からなる基板の裏
面に不織布やフェルトからなる緩衝材が積層された防音
床材が知られているが、この防音床材は比較的広い基板
の裏面に接着剤等で前記緩衝材を積層した後、所定寸法
に裁断して雄実、雌実等の本実等を後加工処理して製造
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記緩衝材
を貼着した基板を裁断する機械には、フローリングカッ
ター(ギャングソーやテノーナー等)が用いられるが、
鋸刃による加工であるため、緩衝材の繊維が絡んでホツ
レたり、あるいは毛羽立ちが発生し、作業環境を著しく
阻害するという問題があった。また、ホツレや毛羽立ち
が激しい場合には不良品となるという問題があった。本
発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、製造工程中
の繊維のホツレや毛羽立ちを防止でき、更には製品の不
良発生率が少なく、弾力性も付与できる防音床材及びそ
の製造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の防音床材は、基板の裏面に不織布又はフェルト等
の合成繊維からなる緩衝材が積層された防音床材におい
て、前記緩衝材に粘弾性樹脂を含浸させている。また、
請求項2記載の防音床材の製造方法は、基板の裏面に予
め粘弾性樹脂を含浸させた不織布やフェルト等の合成繊
維からなる緩衝材を積層した後、所定寸法に切断して、
その端面に本実等の後加工処理をしている。なお、以上
において基板とは、合板又はその他の板状物からなっ
て、床材として使用できるものをいう。緩衝材とは不織
布やフェルト等の合成繊維をいい、これらの材料として
は、ポリエステル、ポリプロピレン、ナイロン等があ
る。また、粘弾性樹脂とはスチレン・ブタジエン・ラバ
ー(SBR)、ニトリル・ブタジエン・ラバー(NB
R)等の合成ゴム系の樹脂が適当であるが、その他アク
リル樹脂等の合成樹脂であってもよく、緩衝材の緩衝効
果を維持するには粘弾性の高い樹脂がよい。なお、粘弾
性樹脂の含浸量を合成繊維350g/m2 に対して50
〜90g/m2 とする。これは、繊維350g/m2
対して50g/m2 より少ないと、粘弾性樹脂が不足し
てホツレが発生し易く、90g/m2 より多いと緩衝作
用が減少するからである。
【0005】
【作用】請求項1記載の防音床材においては、基板の裏
面に貼着された緩衝材に粘弾性樹脂を含浸させているの
で、緩衝材の機能を失うことなく合成繊維分を固めるこ
とができる。従って、切断あるいは本実の加工を行う際
に合成繊維分の毛羽立ちやホツレを防止できる。また、
請求項2記載の防音床材の製造方法においては、緩衝材
を粘弾性樹脂で固めた後に、所定の寸法に切断し、本実
を加工しても毛羽立ちやホツレが発生し難い。更に緩衝
材を固める材料として粘弾性樹脂を使用しているので、
緩衝材の弾性力を残した状態で固められる。
【0006】
【発明の効果】従って、請求項1記載の防音床材及び請
求項2記載の方法によって製造された防音床材は、基板
の裏面に貼着された緩衝材が粘弾性樹脂によって弾力的
に固められているので、更に弾力性を付与し防音効果を
高めた防音床材を提供できる。そして、防音床材の製造
過程において、緩衝材がホツレたりあるいは毛羽立った
りすることがなく、結果として不良製品等の発生の少な
い防音床材を提供できる。
【0007】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の一実施の形
態に係る防音床材の部分断面図である。
【0008】図1に示すように、本発明の一実施の形態
に係る防音床材10は、合板やその他の板状物からなる
基板11とその裏面に接着剤を介して接合された緩衝材
12からなる。前記基板11は、裏面に防音効果を増す
ための平行溝13が多数形成されている。
【0009】前記緩衝材12としては、例えば不織布や
フェルト等の合成繊維からなって、先に説明した合成ゴ
ム系の樹脂等からなる粘弾性樹脂が含浸されている。こ
の粘弾性樹脂の含浸は、液体状の粘弾性樹脂液の中に緩
衝材12を浸漬した後、引き上げて粘弾性樹脂液を絞り
一定の含有率に調整してもよいし、別の方法では、緩衝
材の表面から粘弾性樹脂の液状物を吹き付けて緩衝材に
浸透させるようにしてもよい。
【0010】前記実施の形態においては、基板の裏面に
溝を設けたが、必ずしも必須の要件ではない。また、表
面から粘弾性樹脂を薄く塗布した場合、緩衝材の内部ま
で浸透しない場合があり、この場合には、切断しようと
する部分のみについては少し多めの粘弾性樹脂を塗布し
て内部まで粘弾性樹脂が行き渡るようにするのが好まし
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る防音床材の断面図
である。
【符号の説明】
10 防音床材 11 基板 12 緩衝材 13 平行溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の裏面に不織布又はフェルト等の合
    成繊維からなる緩衝材が積層された防音床材において、 前記緩衝材に粘弾性樹脂を含浸させたことを特徴とする
    防音床材。
  2. 【請求項2】 基板の裏面に予め粘弾性樹脂を含浸させ
    た不織布やフェルト等の合成繊維からなる緩衝材を積層
    した後、所定寸法に切断して、その端面に本実等の後加
    工処理をすることを特徴とする防音床材の製造方法。
JP1720896A 1996-01-06 1996-01-06 防音床材及びその製造方法 Pending JPH09184277A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8516760B2 (en) 2007-12-05 2013-08-27 Isola As Studded plate with felt

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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