JPH09183939A - フローリング床用被覆剤 - Google Patents
フローリング床用被覆剤Info
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- JPH09183939A JPH09183939A JP35299495A JP35299495A JPH09183939A JP H09183939 A JPH09183939 A JP H09183939A JP 35299495 A JP35299495 A JP 35299495A JP 35299495 A JP35299495 A JP 35299495A JP H09183939 A JPH09183939 A JP H09183939A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】表面を樹脂塗装されたフローリング床に対し
て、床面を保護し、床面の美観を保つとともに、床面上
についた傷を目立たなくすることができるフローリング
床用の被覆剤を提供することを目的とする。 【解決手段】アクリル系ポリマー及びワックスを主成分
として含む艶出し成分に、フローリング床面に近い色と
なるように色調整された有効量のアクリル系水系ミルベ
ース顔料を配合されたフローリング床用被覆剤を提供す
る。
て、床面を保護し、床面の美観を保つとともに、床面上
についた傷を目立たなくすることができるフローリング
床用の被覆剤を提供することを目的とする。 【解決手段】アクリル系ポリマー及びワックスを主成分
として含む艶出し成分に、フローリング床面に近い色と
なるように色調整された有効量のアクリル系水系ミルベ
ース顔料を配合されたフローリング床用被覆剤を提供す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面を樹脂塗装さ
れたフローリング床用の被覆剤に関する。更に詳しく
は、フローリング床面に塗布されると、被膜を形成し
て、床面の美観を保ち、基材を保護するとともに、床面
上についた傷を目立たなくすることのできるフローリン
グ床用被覆剤に関する。
れたフローリング床用の被覆剤に関する。更に詳しく
は、フローリング床面に塗布されると、被膜を形成し
て、床面の美観を保ち、基材を保護するとともに、床面
上についた傷を目立たなくすることのできるフローリン
グ床用被覆剤に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の住居においては、表面の樹脂塗装
されたフローリング仕上げの床が多く取り入れられてい
る。このフローリング床の手入れには、床面を保護する
ために、被膜形成能を持つアクリル系ポリマー等の合成
樹脂、被膜に適度な硬さを与え、被膜の摩耗を少なくす
るワックス類、及び油脂類等を主成分として含むフロー
リング床用の被覆剤が塗布されていた。
されたフローリング仕上げの床が多く取り入れられてい
る。このフローリング床の手入れには、床面を保護する
ために、被膜形成能を持つアクリル系ポリマー等の合成
樹脂、被膜に適度な硬さを与え、被膜の摩耗を少なくす
るワックス類、及び油脂類等を主成分として含むフロー
リング床用の被覆剤が塗布されていた。
【0003】このような被覆剤は、フローリング床用の
被覆剤として現在広く使用されており、被膜形成能が良
好なため、床面に傷がついたり、汚れが付着するのを防
ぐことができ、床面を有効に保護することができるもの
であった。
被覆剤として現在広く使用されており、被膜形成能が良
好なため、床面に傷がついたり、汚れが付着するのを防
ぐことができ、床面を有効に保護することができるもの
であった。
【0004】前記の被覆剤は、艶出し成分としての効果
も有するアクリル系ポリマー及びワックスを主成分とし
て含んでいるため、床面に塗布されると、透明性を示
し、床面を美しく見せるという美観を保つはたらきも有
していた。
も有するアクリル系ポリマー及びワックスを主成分とし
て含んでいるため、床面に塗布されると、透明性を示
し、床面を美しく見せるという美観を保つはたらきも有
していた。
【0005】一方で、床面の色に合わせた有色性の被覆
剤の作成が試みられている。このような被覆剤を作成す
るには、前記のような被覆剤に、色素を添加する方法が
提案されている。また、色素の代わりに、塗料業界及び
インキ業界で広く使用されている顔料を添加する方法も
提案されている。
剤の作成が試みられている。このような被覆剤を作成す
るには、前記のような被覆剤に、色素を添加する方法が
提案されている。また、色素の代わりに、塗料業界及び
インキ業界で広く使用されている顔料を添加する方法も
提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】合成樹脂、ワックス及
び油脂類を主成分として含む被覆剤は、床面の保護及び
美観保持の効果は有効であるが、いったんフローリング
板表面に傷がつくと、無色透明性であるために、傷を隠
すという効果はない。従って、床面上の傷が目立ち、そ
の傷のために床面の美観が低下する。
び油脂類を主成分として含む被覆剤は、床面の保護及び
美観保持の効果は有効であるが、いったんフローリング
板表面に傷がつくと、無色透明性であるために、傷を隠
すという効果はない。従って、床面上の傷が目立ち、そ
の傷のために床面の美観が低下する。
【0007】前記問題を解決するために提案された有色
性の被覆剤において、色素が配合されたものは、床に塗
布後、水拭きにより色が落ちてしまうという欠点を有し
ていた。
性の被覆剤において、色素が配合されたものは、床に塗
布後、水拭きにより色が落ちてしまうという欠点を有し
ていた。
【0008】また、前記欠点の解決のため、色素に代わ
って顔料を配合する場合、顔料として、塗料業界及びイ
ンキ業界で一般に広く使用されている通常の顔料が用い
られるが、このような通常の顔料が被覆剤に添加される
と、顔料は被覆剤中の他の成分よりも比重が重いため、
被覆剤溶液中に分散後、経時的に沈降がみられ、安定性
に乏しいものであった。
って顔料を配合する場合、顔料として、塗料業界及びイ
ンキ業界で一般に広く使用されている通常の顔料が用い
られるが、このような通常の顔料が被覆剤に添加される
と、顔料は被覆剤中の他の成分よりも比重が重いため、
被覆剤溶液中に分散後、経時的に沈降がみられ、安定性
に乏しいものであった。
【0009】本発明は、上記従来技術の問題点を解決
し、表面を樹脂塗装されたフローリング床の床面を保護
し、美観を保つとともに、床面上についた傷を隠して目
立たなくすることができ、さらに配合された顔料成分が
経時的に沈降することのない安定なフローリング床用の
被覆剤を提供することを課題とするものである。
し、表面を樹脂塗装されたフローリング床の床面を保護
し、美観を保つとともに、床面上についた傷を隠して目
立たなくすることができ、さらに配合された顔料成分が
経時的に沈降することのない安定なフローリング床用の
被覆剤を提供することを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的に従い鋭意研究
を重ねた結果、アクリル系ポリマー及びワックスを主成
分として含む艶出し成分にアクリル系水系ミルベース顔
料を添加した被覆剤を床面に塗布することにより、床面
上についた傷を目立たなくすることができ、しかも該被
覆剤は、添加された顔料成分の経時的な沈降がないこと
を見いだし、本発明を完成するに至った。
を重ねた結果、アクリル系ポリマー及びワックスを主成
分として含む艶出し成分にアクリル系水系ミルベース顔
料を添加した被覆剤を床面に塗布することにより、床面
上についた傷を目立たなくすることができ、しかも該被
覆剤は、添加された顔料成分の経時的な沈降がないこと
を見いだし、本発明を完成するに至った。
【0011】すなわち、本発明はアクリル系ポリマー及
びワックスを含有するフローリング床用被覆剤におい
て、アクリル系水系ミルベース顔料を含有することを特
徴とするフローリング床用被覆剤である(請求項1)。
アクリル系水系ミルベース顔料は、アクリル系をベース
とした顔料であるため、フローリング床用被覆剤の主成
分である艶出し成分と相溶性が良く、該顔料部分を除い
た被覆剤に均一に分散し易く安定である。従って、係る
顔料を含有する被覆剤を、床面に塗布することにより、
床面の保護及び美観を保つとともに、配合された顔料の
示す色によって、床面上の傷を目立たなくすることがで
きる。また被覆剤中の顔料成分は、前記のような理由か
ら、安定性があり、経時的に沈降することがない。請求
項2〜5は好ましい実施態様を示している。即ち、請求
項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、アク
リル系水系ミルベース顔料が、赤色、黒色及び黄色から
なる群より選ばれる少なくとも1種以上としたものであ
る。これにより、該被覆剤をフローリング床面と同一の
色彩とすることが容易となり、フローリング床面の傷を
目立たなくすることができる。請求項3記載の発明は、
請求項1又は2記載の発明において、該被覆剤が、ライ
トブラウン色、ダークブラウン色、マホガニー色、グレ
ー色又はメープル色のものである。これらの被覆剤によ
り、一般的なフローリング床面の色に対応した傷消し効
果を発揮することができる。請求項4記載の発明は、請
求項1〜3のいずれか一に記載の発明において、アクリ
ル系水系ミルベース顔料を、被覆剤全重量に対して0.
01〜0.5重量%配合することとしたものである。前
記範囲で配合されることにより、有効な床面上の傷消し
効果が示され、且つ顔料成分の経時的沈降も見られな
い。請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一
に記載の発明において、前記被覆剤にさらに、アルカリ
可溶性樹脂、可塑剤、被膜形成助剤、フッ素系界面活性
剤、乳化剤、防腐剤及び消泡剤の少なくとも1種以上を
配合されるとしたものである。
びワックスを含有するフローリング床用被覆剤におい
て、アクリル系水系ミルベース顔料を含有することを特
徴とするフローリング床用被覆剤である(請求項1)。
アクリル系水系ミルベース顔料は、アクリル系をベース
とした顔料であるため、フローリング床用被覆剤の主成
分である艶出し成分と相溶性が良く、該顔料部分を除い
た被覆剤に均一に分散し易く安定である。従って、係る
顔料を含有する被覆剤を、床面に塗布することにより、
床面の保護及び美観を保つとともに、配合された顔料の
示す色によって、床面上の傷を目立たなくすることがで
きる。また被覆剤中の顔料成分は、前記のような理由か
ら、安定性があり、経時的に沈降することがない。請求
項2〜5は好ましい実施態様を示している。即ち、請求
項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、アク
リル系水系ミルベース顔料が、赤色、黒色及び黄色から
なる群より選ばれる少なくとも1種以上としたものであ
る。これにより、該被覆剤をフローリング床面と同一の
色彩とすることが容易となり、フローリング床面の傷を
目立たなくすることができる。請求項3記載の発明は、
請求項1又は2記載の発明において、該被覆剤が、ライ
トブラウン色、ダークブラウン色、マホガニー色、グレ
ー色又はメープル色のものである。これらの被覆剤によ
り、一般的なフローリング床面の色に対応した傷消し効
果を発揮することができる。請求項4記載の発明は、請
求項1〜3のいずれか一に記載の発明において、アクリ
ル系水系ミルベース顔料を、被覆剤全重量に対して0.
01〜0.5重量%配合することとしたものである。前
記範囲で配合されることにより、有効な床面上の傷消し
効果が示され、且つ顔料成分の経時的沈降も見られな
い。請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一
に記載の発明において、前記被覆剤にさらに、アルカリ
可溶性樹脂、可塑剤、被膜形成助剤、フッ素系界面活性
剤、乳化剤、防腐剤及び消泡剤の少なくとも1種以上を
配合されるとしたものである。
【0012】尚、本願において数値範囲の記載はその範
囲に属する任意の値を示し、両端の値に限定されない。
囲に属する任意の値を示し、両端の値に限定されない。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のフローリング床用被覆剤
は、アクリル系ポリマー及びワックスを主成分として含
む艶出し成分に、フローリング床面に近い色となるよう
に色調整された有効量のアクリル系水系ミルベース顔料
を配合したものである。
は、アクリル系ポリマー及びワックスを主成分として含
む艶出し成分に、フローリング床面に近い色となるよう
に色調整された有効量のアクリル系水系ミルベース顔料
を配合したものである。
【0014】本発明において適用されるアクリル系ポリ
マーは、通常のフローリング床用の被覆剤に主成分とし
て配合されているものであれば特に限定はされないが、
金属架橋型アクリル系ポリマーが代表である。具体的に
は、メタクリル酸エステル、アクリル酸エステル、又は
スチレン等のモノマーをアクリル酸又はメタクリル酸と
乳化共重合の後、亜鉛等の金属架橋を施したもの等が挙
げられる。モノマーの種類及び重合度によって、艶出し
効果及び被膜の耐久性等を変えることができる。前記ア
クリル系ポリマーは、35〜45重量%エマルジョンを
被覆剤全重量に対して、35〜45重量%配合される。
マーは、通常のフローリング床用の被覆剤に主成分とし
て配合されているものであれば特に限定はされないが、
金属架橋型アクリル系ポリマーが代表である。具体的に
は、メタクリル酸エステル、アクリル酸エステル、又は
スチレン等のモノマーをアクリル酸又はメタクリル酸と
乳化共重合の後、亜鉛等の金属架橋を施したもの等が挙
げられる。モノマーの種類及び重合度によって、艶出し
効果及び被膜の耐久性等を変えることができる。前記ア
クリル系ポリマーは、35〜45重量%エマルジョンを
被覆剤全重量に対して、35〜45重量%配合される。
【0015】本発明において適用されるワックスは、通
常のフローリング床用の被覆剤に主成分として配合され
ているものであれば特に限定はされないが、ポリエチレ
ンワックス、ポリプロピレンワックス及びカルナバワッ
クス等が挙げられる。前記ワックスは、30〜45重量
%のエマルジョンを、被覆剤全重量に対して、5〜10
重量%配合される。
常のフローリング床用の被覆剤に主成分として配合され
ているものであれば特に限定はされないが、ポリエチレ
ンワックス、ポリプロピレンワックス及びカルナバワッ
クス等が挙げられる。前記ワックスは、30〜45重量
%のエマルジョンを、被覆剤全重量に対して、5〜10
重量%配合される。
【0016】本発明において配合される顔料は、一般に
水性塗料として製品化され、使用されているアクリル系
水系ミルベース顔料である。これは、細かくした顔料を
アクリル樹脂に混合して、安定化させ、水に溶解しやす
い状態としたものを、水に分散させることにより得られ
る。本発明においては、赤色、黒色及び黄色の3色を基
本色として使用する。前記各色の顔料の組み合わせ及び
配合割合を調整することにより、代表的なフローリング
床面の色に対応した、ライトブラウン、ダークブラウ
ン、マホガニー、グレー、メープル等の色に調整するこ
とができる。また、本発明において使用した前記3色に
加えて、他の色の顔料を加えることによって、さらに多
様な色に調整することも可能であり、実質的には、それ
ら顔料の組み合わせ及び配合割合を変化させることによ
って、必要な全ての色に調整することができる。
水性塗料として製品化され、使用されているアクリル系
水系ミルベース顔料である。これは、細かくした顔料を
アクリル樹脂に混合して、安定化させ、水に溶解しやす
い状態としたものを、水に分散させることにより得られ
る。本発明においては、赤色、黒色及び黄色の3色を基
本色として使用する。前記各色の顔料の組み合わせ及び
配合割合を調整することにより、代表的なフローリング
床面の色に対応した、ライトブラウン、ダークブラウ
ン、マホガニー、グレー、メープル等の色に調整するこ
とができる。また、本発明において使用した前記3色に
加えて、他の色の顔料を加えることによって、さらに多
様な色に調整することも可能であり、実質的には、それ
ら顔料の組み合わせ及び配合割合を変化させることによ
って、必要な全ての色に調整することができる。
【0017】前記アクリル系水系ミルベース顔料は、被
覆剤全重量に対して、0.001〜0.5重量%の範囲
で配合されることが好ましく、0.001〜0.3重量
%の範囲がより好ましい。溶液の安定性が良好で、艶出
し効果も十分に発揮されるには配合量が、0.001〜
0.5重量%の範囲にあることが好ましい。フローリン
グ床面の色調に合わせて、基本色を混ぜ合わせ、必要な
色に調整する際には、使用する各色のアクリル系水系ミ
ルベース顔料の合計が前記範囲内にあるよう、基本色を
バランス良く配合することが好ましい。
覆剤全重量に対して、0.001〜0.5重量%の範囲
で配合されることが好ましく、0.001〜0.3重量
%の範囲がより好ましい。溶液の安定性が良好で、艶出
し効果も十分に発揮されるには配合量が、0.001〜
0.5重量%の範囲にあることが好ましい。フローリン
グ床面の色調に合わせて、基本色を混ぜ合わせ、必要な
色に調整する際には、使用する各色のアクリル系水系ミ
ルベース顔料の合計が前記範囲内にあるよう、基本色を
バランス良く配合することが好ましい。
【0018】本発明の被覆剤には、この種のフローリン
グ床用の被覆剤に通常用いられる添加成分、例えばアル
カリ可溶性樹脂、可塑剤、被膜形成助剤、フッ素系界面
活性剤、乳化剤、防腐剤及び消泡剤等の少なくとも1種
以上を添加することができる。
グ床用の被覆剤に通常用いられる添加成分、例えばアル
カリ可溶性樹脂、可塑剤、被膜形成助剤、フッ素系界面
活性剤、乳化剤、防腐剤及び消泡剤等の少なくとも1種
以上を添加することができる。
【0019】本発明のフローリング床用被覆剤は、通常
のフローリング床用の被覆剤で一般に用いられている製
造法に従って、各成分が順次混合され、攪拌される。顔
料以外の各成分が良く混合攪拌された後、目的とする色
になるように各色の顔料を組み合わせ、配合量を調整し
て添加し、さらによく混合攪拌する。その後、液をろ過
し、ろ液を本発明品とする。本発明品はアクリル系水系
ミルベース顔料を使用しているため、艶出し成分の主成
分のアクリル系ポリマーとの相溶性が良く、顔料成分が
均一に分散した分散液を得ることができる。得られた溶
液は、水系のエマルジョンであり、例えば、ライトブラ
ウン色に色調整された被覆剤は、外観はライトブラウン
色の色調を示し、フローリング床に塗布されると、床面
とほとんど同一の色を示し、透明性も有している。
のフローリング床用の被覆剤で一般に用いられている製
造法に従って、各成分が順次混合され、攪拌される。顔
料以外の各成分が良く混合攪拌された後、目的とする色
になるように各色の顔料を組み合わせ、配合量を調整し
て添加し、さらによく混合攪拌する。その後、液をろ過
し、ろ液を本発明品とする。本発明品はアクリル系水系
ミルベース顔料を使用しているため、艶出し成分の主成
分のアクリル系ポリマーとの相溶性が良く、顔料成分が
均一に分散した分散液を得ることができる。得られた溶
液は、水系のエマルジョンであり、例えば、ライトブラ
ウン色に色調整された被覆剤は、外観はライトブラウン
色の色調を示し、フローリング床に塗布されると、床面
とほとんど同一の色を示し、透明性も有している。
【0020】前記の如くして製造された本発明の被覆剤
は、通常行われている塗布方法で床面に塗布する。1度
の塗布で、有効に被膜が形成されるので、床面保護効
果、床面を美しくみせる艶出し効果及び床面上の傷消し
効果は十分表れるが、傷消し効果をより有効に発揮させ
るには、一度塗布した後、30分程度の時間を置いた
後、もう一度同様にして塗布することが好ましい。いっ
たん塗布すると約6カ月程度その効果は持続する。
は、通常行われている塗布方法で床面に塗布する。1度
の塗布で、有効に被膜が形成されるので、床面保護効
果、床面を美しくみせる艶出し効果及び床面上の傷消し
効果は十分表れるが、傷消し効果をより有効に発揮させ
るには、一度塗布した後、30分程度の時間を置いた
後、もう一度同様にして塗布することが好ましい。いっ
たん塗布すると約6カ月程度その効果は持続する。
【0021】フローリング床面に傷がついている場合、
その傷部分に本発明の被覆剤の主成分であるアクリル系
ポリマー及びアクリル系水系ミルベース顔料が他の平滑
な部分よりも多く塗布されるため、その部分の傷を目立
たなくする。
その傷部分に本発明の被覆剤の主成分であるアクリル系
ポリマー及びアクリル系水系ミルベース顔料が他の平滑
な部分よりも多く塗布されるため、その部分の傷を目立
たなくする。
【0022】フローリング床面の代表色である、ライト
ブラウン、ダークブラウン、マホガニー、グレー及びメ
ープル色に対応させてそれぞれ作成された各被覆剤は、
床面の色とほとんど同一色を示すものが作成されるが、
顔料の配合量は被覆剤全体に対して少量であるため、床
面に塗布後の被膜は透明性も有している。
ブラウン、ダークブラウン、マホガニー、グレー及びメ
ープル色に対応させてそれぞれ作成された各被覆剤は、
床面の色とほとんど同一色を示すものが作成されるが、
顔料の配合量は被覆剤全体に対して少量であるため、床
面に塗布後の被膜は透明性も有している。
【0023】また、本発明に係る被覆剤は、着色のため
に色素が配合された場合とは異なり、水拭きを行っても
色が落ちることがない。
に色素が配合された場合とは異なり、水拭きを行っても
色が落ちることがない。
【0024】さらに、着色のために通常の顔料が配合さ
れた場合、経時的に顔料成分の沈降がみられるが、本発
明品は、主成分がアクリル系ポリマーであるアクリル系
水系ミルベース顔料を配合することによって、溶液に対
する相溶性が上昇するので、経時的に顔料が沈降しにく
いものである。
れた場合、経時的に顔料成分の沈降がみられるが、本発
明品は、主成分がアクリル系ポリマーであるアクリル系
水系ミルベース顔料を配合することによって、溶液に対
する相溶性が上昇するので、経時的に顔料が沈降しにく
いものである。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。但し、本
発明はこれらに限定されるものではない。尚、特に断ら
ない限り、%は重量%を表すこととする。
発明はこれらに限定されるものではない。尚、特に断ら
ない限り、%は重量%を表すこととする。
【0026】<実施例1>次に示す組成でライトブラウ
ン色のフローリング床用被覆剤を試作した。 (A)水 45.47 % (B)ジエチレングリコールモノエチルエーテル 5 トリブトキシエチルフォスフェート 1.25 1%アニオン系フッ素系界面活性剤 1.0 10%シリコン系消泡剤 0.02 (C)40%アクリル樹脂エマルジョン 35 (D)40%ポリエチレンワックスエマルジョン 7 30%ロジン−マレイン酸共重合体水溶液 5 防腐剤 0.1 (E)アクリル系水系ミルベース顔料(赤) 0.05 アクリル系水系ミルベース顔料(黒) 0.05 アクリル系水系ミルベース顔料(黄) 0.06 合 計 100.00 常温、常圧の条件下、攪拌釜に上記の(A)及び(B)
成分を仕込み、約20分間混合攪拌した。さらに、
(C)成分を添加して、約20分間混合攪拌した後、
(D)成分を加えて約1時間混合攪拌した。ライトブラ
ウン色を示すような配合割合の上記顔料(E)を配合し
て約30分間混合攪拌した。得られた溶液をろ過し、ろ
液をライトブラウン色の被覆剤とした。該被覆剤は、2
5℃において外観はライトブラウン色を示し、pH8、
比重1.03、粘度5cpであった。
ン色のフローリング床用被覆剤を試作した。 (A)水 45.47 % (B)ジエチレングリコールモノエチルエーテル 5 トリブトキシエチルフォスフェート 1.25 1%アニオン系フッ素系界面活性剤 1.0 10%シリコン系消泡剤 0.02 (C)40%アクリル樹脂エマルジョン 35 (D)40%ポリエチレンワックスエマルジョン 7 30%ロジン−マレイン酸共重合体水溶液 5 防腐剤 0.1 (E)アクリル系水系ミルベース顔料(赤) 0.05 アクリル系水系ミルベース顔料(黒) 0.05 アクリル系水系ミルベース顔料(黄) 0.06 合 計 100.00 常温、常圧の条件下、攪拌釜に上記の(A)及び(B)
成分を仕込み、約20分間混合攪拌した。さらに、
(C)成分を添加して、約20分間混合攪拌した後、
(D)成分を加えて約1時間混合攪拌した。ライトブラ
ウン色を示すような配合割合の上記顔料(E)を配合し
て約30分間混合攪拌した。得られた溶液をろ過し、ろ
液をライトブラウン色の被覆剤とした。該被覆剤は、2
5℃において外観はライトブラウン色を示し、pH8、
比重1.03、粘度5cpであった。
【0027】<実施例2>次に示す組成でダークブラウ
ン色のフローリング床用被覆剤を試作した。 (A)水 45.45 % (B)、(C)、(D) 実施例1と同様 (E)アクリル系水系ミルベース顔料(赤) 0.04 アクリル系水系ミルベース顔料(黒) 0.1 アクリル系水系ミルベース顔料(黄) 0.04 合 計 100.00 ダークブラウン色を示すような配合割合の上記顔料
(E)を配合する以外は、全て前記実施例1と同様の操
作を行って各成分を良く混合攪拌して、ダークブラウン
色の被覆剤を得た。
ン色のフローリング床用被覆剤を試作した。 (A)水 45.45 % (B)、(C)、(D) 実施例1と同様 (E)アクリル系水系ミルベース顔料(赤) 0.04 アクリル系水系ミルベース顔料(黒) 0.1 アクリル系水系ミルベース顔料(黄) 0.04 合 計 100.00 ダークブラウン色を示すような配合割合の上記顔料
(E)を配合する以外は、全て前記実施例1と同様の操
作を行って各成分を良く混合攪拌して、ダークブラウン
色の被覆剤を得た。
【0028】<実施例3>次に示す組成でマホガニー色
のフローリング床用被覆剤を試作した。 (A)水 45.5 % (B)、(C)、(D) 実施例1と同様 (E)アクリル系水系ミルベース顔料(赤) 0.08 アクリル系水系ミルベース顔料(黒) 0.04 アクリル系水系ミルベース顔料(黄) 0.01 合 計 100.00 マホガニー色を示すような配合割合の上記顔料(E)を
配合する以外は、全て前記実施例1と同様の操作を行っ
て各成分を良く混合攪拌して、マホガニー色の被覆剤を
得た。
のフローリング床用被覆剤を試作した。 (A)水 45.5 % (B)、(C)、(D) 実施例1と同様 (E)アクリル系水系ミルベース顔料(赤) 0.08 アクリル系水系ミルベース顔料(黒) 0.04 アクリル系水系ミルベース顔料(黄) 0.01 合 計 100.00 マホガニー色を示すような配合割合の上記顔料(E)を
配合する以外は、全て前記実施例1と同様の操作を行っ
て各成分を良く混合攪拌して、マホガニー色の被覆剤を
得た。
【0029】<実施例4>次に示す組成でグレー色のフ
ローリング床用被覆剤を試作した。 (A)水 45.59 % (B)、(C)、(D) 実施例1と同様 (E)アクリル系水系ミルベース顔料(黒) 0.04 合 計 100.00 グレー色を示すような配合割合の上記顔料(E)を配合
する以外は、全て前記実施例1と同様の操作を行って各
成分を良く混合攪拌して、グレー色の被覆剤を得た。
ローリング床用被覆剤を試作した。 (A)水 45.59 % (B)、(C)、(D) 実施例1と同様 (E)アクリル系水系ミルベース顔料(黒) 0.04 合 計 100.00 グレー色を示すような配合割合の上記顔料(E)を配合
する以外は、全て前記実施例1と同様の操作を行って各
成分を良く混合攪拌して、グレー色の被覆剤を得た。
【0030】<実施例5>次に示す組成で、メープル色
のフローリング床用被覆剤を試作した。 (A)水 45.43 % (B)、(C)、(D) 実施例1と同様 (E)アクリル系水系ミルベース顔料(赤) 0.04 アクリル系水系ミルベース顔料(黒) 0.01 アクリル系水系ミルベース顔料(黄) 0.15 合 計 100.00 メープル色を示すような配合割合の上記顔料(E)を配
合する以外は、全て前記実施例1と同様の操作を行って
各成分を良く混合攪拌して、メープル色の被覆剤を得
た。
のフローリング床用被覆剤を試作した。 (A)水 45.43 % (B)、(C)、(D) 実施例1と同様 (E)アクリル系水系ミルベース顔料(赤) 0.04 アクリル系水系ミルベース顔料(黒) 0.01 アクリル系水系ミルベース顔料(黄) 0.15 合 計 100.00 メープル色を示すような配合割合の上記顔料(E)を配
合する以外は、全て前記実施例1と同様の操作を行って
各成分を良く混合攪拌して、メープル色の被覆剤を得
た。
【0031】<比較例1>次に示す組成で、フローリン
グ床用被覆剤(クリアー)を試作した。 (A)水 45.63 % (B)ジエチレングリコールモノエチルエーテル 5 トリブトキシエチルフォスフェート 1.25 1%アニオン系フッ素系界面活性剤 1.0 10%シリコン系消泡剤 0.02 (C)40%アクリル樹脂エマルジョン 35 (D)40%ポリエチレンワックスエマルジョン 7 30%ロジン−マレイン酸共重合体水溶液 5 防腐剤 0.1 (E)アクリル系水系ミルベース顔料(赤) 0 アクリル系水系ミルベース顔料(黒) 0 アクリル系水系ミルベース顔料(黄) 0 合 計 100.00 常温、常圧の条件下、実施例1と同様の方法で、(A)
〜(D)成分を順次配合して良く混合攪拌した。前記実
施例1〜5のような(E)の顔料成分は全く加えていな
いので、得られた比較例の被覆剤は、外観は乳白色を呈
していたが、25℃で、pH8、比重1.03、粘度5
cpであり、外観以外は、前記実施例1で得られたライ
トブラウン色の被覆剤と同一の性質を有するものであっ
た。この被覆剤は、塗布されると透明性を示した。
グ床用被覆剤(クリアー)を試作した。 (A)水 45.63 % (B)ジエチレングリコールモノエチルエーテル 5 トリブトキシエチルフォスフェート 1.25 1%アニオン系フッ素系界面活性剤 1.0 10%シリコン系消泡剤 0.02 (C)40%アクリル樹脂エマルジョン 35 (D)40%ポリエチレンワックスエマルジョン 7 30%ロジン−マレイン酸共重合体水溶液 5 防腐剤 0.1 (E)アクリル系水系ミルベース顔料(赤) 0 アクリル系水系ミルベース顔料(黒) 0 アクリル系水系ミルベース顔料(黄) 0 合 計 100.00 常温、常圧の条件下、実施例1と同様の方法で、(A)
〜(D)成分を順次配合して良く混合攪拌した。前記実
施例1〜5のような(E)の顔料成分は全く加えていな
いので、得られた比較例の被覆剤は、外観は乳白色を呈
していたが、25℃で、pH8、比重1.03、粘度5
cpであり、外観以外は、前記実施例1で得られたライ
トブラウン色の被覆剤と同一の性質を有するものであっ
た。この被覆剤は、塗布されると透明性を示した。
【0032】<評価試験>上記実施例1〜5の色に近い
色調のフローリング板(予め釘を用いて傷をつけてお
く)に、前記のようにして試作した各被覆剤を1m2あ
たり10mlとなるように塗布した。比較例1の被覆剤
においては、予め釘で傷をつけたライトブラウン色のフ
ローリング板を用いて同様のことを行った。30分経過
後、もう一度同様にして塗布し、乾燥後の被膜の傷消し
効果を目視により評価した。
色調のフローリング板(予め釘を用いて傷をつけてお
く)に、前記のようにして試作した各被覆剤を1m2あ
たり10mlとなるように塗布した。比較例1の被覆剤
においては、予め釘で傷をつけたライトブラウン色のフ
ローリング板を用いて同様のことを行った。30分経過
後、もう一度同様にして塗布し、乾燥後の被膜の傷消し
効果を目視により評価した。
【0033】(評価規準) 傷消し効果 ◎:優秀 ○:良好 △:可 ×:不可
【0034】結果を表1に示す。
【0035】
【表1】 本発明に係る各色の被覆剤は、ライトブラウン、ダーク
ブラウン、マホガニー、グレー及びメープル色の各床面
に対し、比較例に比べて有効な傷消し効果を示した。
ブラウン、マホガニー、グレー及びメープル色の各床面
に対し、比較例に比べて有効な傷消し効果を示した。
【0036】<実施例6> (色落ち性試験)実施例1のライトブラウン色の被覆剤
を、ライトブラウン色のフローリング板に3回塗布し、
一晩放置した。翌日、湿らせた白色のガーゼによりフロ
ーリング板表面を擦って、ガーゼが着色するかどうかを
観察した。
を、ライトブラウン色のフローリング板に3回塗布し、
一晩放置した。翌日、湿らせた白色のガーゼによりフロ
ーリング板表面を擦って、ガーゼが着色するかどうかを
観察した。
【0037】<比較例2>前記ライトブラウン色の被覆
剤において、顔料に代えて、同色の色素が同量配合され
た被覆剤を作成し、実施例6と同様の方法で、ガーゼへ
の着色を観察した。
剤において、顔料に代えて、同色の色素が同量配合され
た被覆剤を作成し、実施例6と同様の方法で、ガーゼへ
の着色を観察した。
【0038】(結果)色素が配合された比較例2では、
ガーゼに対して色素の着色が見られたが、本発明品で
は、全くガーゼの着色は見られなかった。従って、本発
明品は、傷消しに有効となる、床面に類似した色を呈し
ていながら、水拭きされても色落ちがないことが示され
た。
ガーゼに対して色素の着色が見られたが、本発明品で
は、全くガーゼの着色は見られなかった。従って、本発
明品は、傷消しに有効となる、床面に類似した色を呈し
ていながら、水拭きされても色落ちがないことが示され
た。
【0039】<実施例7>被覆剤中の顔料成分の沈降性
試験 (方法)実施例1〜5で作成した、ライトブラウン、ダ
ークブラウン、マホガニー、グレー及びメープル色の5
種類の被覆剤をそれぞれ、−5℃、0℃、25℃、4
0、50℃の各温度の恒温槽中に入れて、2カ月間顔料
成分の沈降を観察した。
試験 (方法)実施例1〜5で作成した、ライトブラウン、ダ
ークブラウン、マホガニー、グレー及びメープル色の5
種類の被覆剤をそれぞれ、−5℃、0℃、25℃、4
0、50℃の各温度の恒温槽中に入れて、2カ月間顔料
成分の沈降を観察した。
【0040】(結果)マホガニーに含まれる赤色の顔料
が40℃及び50℃において、また、メープルに含まれ
る黄色の顔料が−5℃及び0℃において、少量の沈降が
見られた以外は、観察を行った2カ月間の間顔料の沈降
は見られなかった。従って、本発明品は、通常の顔料が
配合された場合と異なり、長期間にわたって顔料成分が
沈降することがなく、長期間安定に保存することができ
ることが示された。
が40℃及び50℃において、また、メープルに含まれ
る黄色の顔料が−5℃及び0℃において、少量の沈降が
見られた以外は、観察を行った2カ月間の間顔料の沈降
は見られなかった。従って、本発明品は、通常の顔料が
配合された場合と異なり、長期間にわたって顔料成分が
沈降することがなく、長期間安定に保存することができ
ることが示された。
【0041】
【発明の効果】本発明のフローリング床用被覆剤は、塗
布されると有効な被膜を形成して、床面を保護し、艶出
し効果によって美観を保持するとともに、アクリル系水
系ミルベース顔料が配合されているため、床面上に存在
する傷を目立たなくすることができる。各色のアクリル
系水系ミルベース顔料を適当に組み合わせ、またその配
合量を調整することによって、フローリング床面の色に
対応した色調の被覆剤を製造することができるので、ど
の色の床面に対しても傷消し効果を発揮することができ
る優れた被覆剤である。
布されると有効な被膜を形成して、床面を保護し、艶出
し効果によって美観を保持するとともに、アクリル系水
系ミルベース顔料が配合されているため、床面上に存在
する傷を目立たなくすることができる。各色のアクリル
系水系ミルベース顔料を適当に組み合わせ、またその配
合量を調整することによって、フローリング床面の色に
対応した色調の被覆剤を製造することができるので、ど
の色の床面に対しても傷消し効果を発揮することができ
る優れた被覆剤である。
【0042】さらに、該被覆剤に配合される顔料は、主
成分としてアクリル系ポリマーを使用しているので、ア
クリル系ポリマーを艶出し成分の主成分として含む溶液
に対して相溶性が良く、アクリル系水系ミルベース顔料
が配合された被覆剤において、顔料成分はほとんど沈降
することがなく長期間安定であり、また塗布後に水拭き
を行っても色が落ちるということがない。
成分としてアクリル系ポリマーを使用しているので、ア
クリル系ポリマーを艶出し成分の主成分として含む溶液
に対して相溶性が良く、アクリル系水系ミルベース顔料
が配合された被覆剤において、顔料成分はほとんど沈降
することがなく長期間安定であり、また塗布後に水拭き
を行っても色が落ちるということがない。
Claims (5)
- 【請求項1】アクリル系ポリマー及びワックスを含有す
るフローリング床用被覆剤において、アクリル系水系ミ
ルベース顔料を含有することを特徴とするフローリング
床用被覆剤。 - 【請求項2】前記アクリル系水系ミルベース顔料が、赤
色、黒色及び黄色から成る群より選ばれる少なくとも1
種以上であることを特徴とする請求項1記載のフローリ
ング床用被覆剤。 - 【請求項3】ライトブラウン色、ダークブラウン色、マ
ホガニー色、グレー色又はメープル色であることを特徴
とする請求項1又は2記載のフローリング床用被覆剤。 - 【請求項4】前記アクリル系水系ミルベース顔料が、被
覆剤全重量に対して0.001〜0.5重量%配合され
ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記載の
フローリング床用被覆剤。 - 【請求項5】さらに、アルカリ可溶性樹脂、可塑剤、被
膜形成助剤、フッ素系界面活性剤、乳化剤、防腐剤及び
消泡剤の少なくとも1種以上を配合されることを特徴と
する請求項1〜4のいずれか一に記載のフローリング床
用被覆剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35299495A JPH09183939A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | フローリング床用被覆剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35299495A JPH09183939A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | フローリング床用被覆剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09183939A true JPH09183939A (ja) | 1997-07-15 |
Family
ID=18427850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35299495A Withdrawn JPH09183939A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | フローリング床用被覆剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09183939A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015131870A (ja) * | 2014-01-09 | 2015-07-23 | 田島ルーフィング株式会社 | 水性フロアポリッシュ用組成物 |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP35299495A patent/JPH09183939A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015131870A (ja) * | 2014-01-09 | 2015-07-23 | 田島ルーフィング株式会社 | 水性フロアポリッシュ用組成物 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030304 |