JP2015131870A - 水性フロアポリッシュ用組成物 - Google Patents
水性フロアポリッシュ用組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015131870A JP2015131870A JP2014002340A JP2014002340A JP2015131870A JP 2015131870 A JP2015131870 A JP 2015131870A JP 2014002340 A JP2014002340 A JP 2014002340A JP 2014002340 A JP2014002340 A JP 2014002340A JP 2015131870 A JP2015131870 A JP 2015131870A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pigment
- aqueous floor
- aqueous
- polishing composition
- floor polishing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
Description
一方、塩化ビニル樹脂製床タイルには単層のものや印刷フィルムを積層したものがあるが、何れもタイル柄の繰り返しの単調な意匠しか表現できず、例えば天然木材やコルク板の床、自然の砂浜や草原といった、マクロで見た感じでは統一性がありながら、ミクロで見ると所々で違っている自然な空間を表現する事は困難である。したがって自然な空間を表現することを目指した床タイルに関する従来技術は、本発明者の知る限り皆無である。
前述したように、フロアポリッシュ剤を塗布する目的は、床面の保護や美観の維持であり、透明で光沢があることが前提であるから、通常、当業者は前記特性を阻害するようなことは考えない。しかし、本発明者は、前記フロアポリッシュ剤の基本的特性を多少犠牲にしてもよいから敢えて顔料を添加し、着色した水性フロアポリッシュ用組成物とすることにより、前記課題を解決した。
即ち、上記課題は、次の1)〜4)の発明によって解決される。
1) 水性フロアポリッシュ用の樹脂エマルションに着色用顔料を添加したことを特徴とする水性フロアポリッシュ用組成物。
2) 更に顔料分散剤を添加したことを特徴とする1)に記載の水性フロアポリッシュ用組成物。
3) 前記顔料分散剤が、スチレンオキサイドとエチレンオキサイドを共重合させたポリエーテルを含有することを特徴とする2)に記載の水性フロアポリッシュ用組成物。
4) 前記着色用顔料を無機顔料分散体として添加したことを特徴とする1)に記載の水性フロアポリッシュ用組成物。
本発明に用いる水性フロアポリッシュ用の樹脂エマルションとしては、水性フロアポリッシュ剤に広く使用されている、アクリル樹脂エマルション、メタクリル樹脂エマルション、アクリル−スチレン樹脂エマルションなどが挙げられる。これらは、スチレン、メチルスチレン、アクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸、メタクリル酸ブチル、酢酸ビニル、マレイン酸、アクリロニトリル等から選択した任意の不飽和化合物を公知の乳化重合法で重合させることによって得られる水性樹脂エマルションである。
前記架橋剤としては金属架橋を可能とする多価金属塩、多価金属錯体などがあり、その具体例としては、アルミニウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、銅、ニッケル、鉄などが挙げられる。
本発明で使用する顔料分散剤としては、ポリエーテル、リン酸エステル、脂肪酸誘導体、ポリエーテル重合体のリン酸エステルを主成分とするものが挙げられるが、特にスチレンオキサイドとエチレンオキサイドを共重合させたポリエーテルを主成分とする分散剤(例えばEvonik Tego社製のTEGO Dispers650)が好適である。
本発明で使用する無機顔料分散体としては、エマルション用に開発された無機顔料分散体が好ましく、例えば大日精化工業社製の「マスターファインカラー」が挙げられる。
市販の水性フロアポリッシュ剤(タジマ社製床用樹脂ワックス「ポリッシュ」)100重量部に対し、無機顔料(森下弁柄工業社製、商品名べんがら、鉄黄)1重量部を添加して撹拌し、着色した水性フロアポリッシュ用組成物を得た。
上記「ポリッシュ」の配合は下記のとおりであり、水が83.2重量%で、他の成分の合計が16.8重量%である。
・金属架橋型アクリル樹脂
・乳化剤
・レベリング剤
・特殊樹脂
・可塑剤
・水
実施例1と同じ「ポリッシュ」100重量部に対し、無機顔料(森下弁柄工業社製、商品名べんがら、鉄黄)1重量部と、Evonik Tego社製のポリエーテル分散剤(商品名TEGO Dispers650)2重量部を添加して撹拌し、着色した水性フロアポリッシュ用組成物を得た。
実施例1と同じ「ポリッシュ」100重量部に対し、無機顔料水分散体(大日精化工業社製、製品名MFカラー)2重量部を添加して撹拌し、着色した水性フロアポリッシュ用組成物を得た。
<貯蔵安定性>
各水性フロアポリッシュ用組成物を25±5℃、50±10RHの環境下で3ケ月間放置した後、変化を目視で観察して、次の基準で評価した。
〔評価基準〕
○:変化なし。
△:僅かな顔料の凝縮沈降が見られる。
×:顔料の凝縮沈降が見られる。
各水性フロアポリッシュ用組成物を、塩化ビニル樹脂製床タイル(タジマ社製モノシュタイン)に塗布した後の状態を目視で観察し、次の基準で評価した。
〔評価基準〕
○:良好(顔料の凝縮粒子無し)
△:一部に、分散不良の顔料粒子が見られる。
×:分散不良の顔料粒子が見られる。
施工後の塩化ビニル樹脂製床タイル(タジマ社製モノシュタイン)に、実施例2の水性フロアポリッシュ用組成物を、自然な空間を演出できるように塗布した。その状態を図1に示す。
施工後の塩化ビニル樹脂製床タイル(タジマ社製モノシュタイン)に、タジマ社製床用樹脂ワックス「ポリッシュ」を塗布した。その状態を図2に示す。
これに対し、図1では、本発明の水性フロアポリッシュ用組成物を用いることにより、自然な空間を演出できる任意の模様を表現することができる。
Claims (4)
- 水性フロアポリッシュ用の樹脂エマルションに着色用顔料を添加したことを特徴とする水性フロアポリッシュ用組成物。
- 更に顔料分散剤を添加したことを特徴とする請求項1に記載の水性フロアポリッシュ用組成物。
- 前記顔料分散剤が、スチレンオキサイドとエチレンオキサイドを共重合させたポリエーテルを含有することを特徴とする請求項2に記載の水性フロアポリッシュ用組成物。
- 前記着色用顔料を無機顔料分散体として添加したことを特徴とする請求項1に記載の水性フロアポリッシュ用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014002340A JP2015131870A (ja) | 2014-01-09 | 2014-01-09 | 水性フロアポリッシュ用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014002340A JP2015131870A (ja) | 2014-01-09 | 2014-01-09 | 水性フロアポリッシュ用組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015131870A true JP2015131870A (ja) | 2015-07-23 |
Family
ID=53899357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014002340A Pending JP2015131870A (ja) | 2014-01-09 | 2014-01-09 | 水性フロアポリッシュ用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015131870A (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0465472A (ja) * | 1990-07-06 | 1992-03-02 | Sansui Kk | 床用艶出し剤組成物及び、床の艶出し方法 |
JPH09183939A (ja) * | 1995-12-28 | 1997-07-15 | Yokohama Yushi Kogyo Kk | フローリング床用被覆剤 |
JP2007519785A (ja) * | 2004-01-12 | 2007-07-19 | イーコラブ インコーポレイティド | 床仕上げ組成物、ラミネート及び床の処理方法 |
JP2008501061A (ja) * | 2004-05-28 | 2008-01-17 | イーコラブ インコーポレイティド | 明度剤含有床仕上げ剤 |
JP2013520524A (ja) * | 2010-02-22 | 2013-06-06 | インクセル トレードマーク アンド パテンツ エスエージーエル | 水及び/又は有機溶媒に可溶な顔料の組成物 |
JP2013531724A (ja) * | 2010-07-09 | 2013-08-08 | エボニック レーム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | ポリ(メタ)アクリラートを着色するための熱安定な分散添加剤を含有する水系液状着色料 |
-
2014
- 2014-01-09 JP JP2014002340A patent/JP2015131870A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0465472A (ja) * | 1990-07-06 | 1992-03-02 | Sansui Kk | 床用艶出し剤組成物及び、床の艶出し方法 |
JPH09183939A (ja) * | 1995-12-28 | 1997-07-15 | Yokohama Yushi Kogyo Kk | フローリング床用被覆剤 |
JP2007519785A (ja) * | 2004-01-12 | 2007-07-19 | イーコラブ インコーポレイティド | 床仕上げ組成物、ラミネート及び床の処理方法 |
JP2008501061A (ja) * | 2004-05-28 | 2008-01-17 | イーコラブ インコーポレイティド | 明度剤含有床仕上げ剤 |
JP2013520524A (ja) * | 2010-02-22 | 2013-06-06 | インクセル トレードマーク アンド パテンツ エスエージーエル | 水及び/又は有機溶媒に可溶な顔料の組成物 |
JP2013531724A (ja) * | 2010-07-09 | 2013-08-08 | エボニック レーム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | ポリ(メタ)アクリラートを着色するための熱安定な分散添加剤を含有する水系液状着色料 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2019511627A (ja) | 分散塗料 | |
US7851545B2 (en) | Paint composition | |
JPS58501036A (ja) | 膜形成安定水性分散体の製造方法 | |
JP2015522678A5 (ja) | ||
EP1077237A3 (de) | Bindemittelzubereitungen auf der Basis wässriger Polymerdispersionen | |
JP2012092289A5 (ja) | ||
JP2006327941A (ja) | 水系美爪料 | |
CN105462466A (zh) | 一种高针孔极限的水性-基涂料组合物 | |
JP2008044991A (ja) | 水性塗料組成物とそれより形成される塗膜 | |
CN102146264A (zh) | 一种低光泽抛光剂组合物 | |
JP6599615B2 (ja) | 水性美爪料組成物 | |
UA111727C2 (uk) | Пігментні гранули | |
JP2015131870A (ja) | 水性フロアポリッシュ用組成物 | |
CN105368216B (zh) | 一种环保水性透明底漆及其制备方法 | |
CN104449365A (zh) | 一种低碳有机无机杂化超耐擦洗耐污内墙乳胶漆及其制备方法 | |
JP2009227707A (ja) | 水性コーティング剤組成物 | |
JP6394434B2 (ja) | 紙器用水性印刷インキ組成物 | |
CN109401573A (zh) | 一种聚酯/gma粉末涂料 | |
JP6295148B2 (ja) | 美爪料 | |
CN104559538A (zh) | 一种裂纹漆 | |
WO2013174934A1 (en) | Aqueous latex-based coating components | |
CN106280743A (zh) | 一种抗粘连水性上光油及其制备方法 | |
JP2008037917A (ja) | 水性絵具組成物 | |
CN106566336A (zh) | 水性透明珠光涂料及其制备方法 | |
JPH0971511A (ja) | 水系美爪料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161216 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170623 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170704 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170901 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20171003 |