JPH09183597A - リーチ式フォークリフトのキャスタ輪懸架機構 - Google Patents
リーチ式フォークリフトのキャスタ輪懸架機構Info
- Publication number
- JPH09183597A JPH09183597A JP35504195A JP35504195A JPH09183597A JP H09183597 A JPH09183597 A JP H09183597A JP 35504195 A JP35504195 A JP 35504195A JP 35504195 A JP35504195 A JP 35504195A JP H09183597 A JPH09183597 A JP H09183597A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- caster
- link
- car body
- wheel
- suspension mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はスプリング等、格別な器具を設ける
ことなく、単純なキャスタリンク構造のみで車体の衝撃
を吸収できる低床型リーチ式フォークリフトの懸架機構
を提供することを目的としている。 【構成】 車体と車体前方で荷を上下動させるマストか
らなり、車体には、前方２本のストラドルレッグにロー
ドホイール、後方ドライブリンクに車体を移動させるド
ライブホイール、後方キャスタリンクに車体の移動方向
に伴って回転するキャスタホイールが各々支持され、キ
ャスタリンクは方端でキャスタホイールを支持する一
方、他端は丸く曲げ内側にピンを挿入し、最端部を車体
に圧接してなるリーチ式フォークリフトの後輪懸架機構
とする。
ことなく、単純なキャスタリンク構造のみで車体の衝撃
を吸収できる低床型リーチ式フォークリフトの懸架機構
を提供することを目的としている。 【構成】 車体と車体前方で荷を上下動させるマストか
らなり、車体には、前方２本のストラドルレッグにロー
ドホイール、後方ドライブリンクに車体を移動させるド
ライブホイール、後方キャスタリンクに車体の移動方向
に伴って回転するキャスタホイールが各々支持され、キ
ャスタリンクは方端でキャスタホイールを支持する一
方、他端は丸く曲げ内側にピンを挿入し、最端部を車体
に圧接してなるリーチ式フォークリフトの後輪懸架機構
とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、懸架機構自身の高さが
低く、部品点数も極めて少なく簡素化された懸架機構と
し、運転時の乗降性を向上し、かつ整備性も向上するリ
ーチ式フォークリフトの後輪懸架機構に関する。
低く、部品点数も極めて少なく簡素化された懸架機構と
し、運転時の乗降性を向上し、かつ整備性も向上するリ
ーチ式フォークリフトの後輪懸架機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、従来のリーチ式フォークリフト
の後輪懸架機構においては、図３のようにドライブ装置
９を上下揺動可能に支持するアッパリンク１０Ａとアン
ダリンク１０Ｂからなる平行ドライブリンク１０と、キ
ャスタ輪８を上下揺動可能に支持するキャスタリンク１
８を有し、前記平行ドライブリンク１０はフレーム部材
１２に固着したフレーム軸１２Ａ及び１２Ｂ、ドライブ
装置９に固着したドライブ軸９Ａ及び９Ｂ各々に軸支さ
れ、アッパリンク１０Ａを介してドライブ装置９をフレ
ーム部材１２に対して押し下げるドライブスプリング１
３が配されている。前記キャスタリンク１８はフレーム
軸１２Ｂに軸支され、キャスタ輪８をアンダリンク１０
Ｂに対して押し下げるキャスタスプリング１９が配され
ている。
の後輪懸架機構においては、図３のようにドライブ装置
９を上下揺動可能に支持するアッパリンク１０Ａとアン
ダリンク１０Ｂからなる平行ドライブリンク１０と、キ
ャスタ輪８を上下揺動可能に支持するキャスタリンク１
８を有し、前記平行ドライブリンク１０はフレーム部材
１２に固着したフレーム軸１２Ａ及び１２Ｂ、ドライブ
装置９に固着したドライブ軸９Ａ及び９Ｂ各々に軸支さ
れ、アッパリンク１０Ａを介してドライブ装置９をフレ
ーム部材１２に対して押し下げるドライブスプリング１
３が配されている。前記キャスタリンク１８はフレーム
軸１２Ｂに軸支され、キャスタ輪８をアンダリンク１０
Ｂに対して押し下げるキャスタスプリング１９が配され
ている。
【０００３】このように低床型と呼ばれる運転室フロア
の路面からの高さを低くした形式のリーチ式フォークリ
フトではスプリングをキャスタリンク上部に配すること
ができない。そこでキャスタリンクを左側に延長してそ
の延長部分とアンダリンクをキャスタスプリングで連結
する構造としていた。
の路面からの高さを低くした形式のリーチ式フォークリ
フトではスプリングをキャスタリンク上部に配すること
ができない。そこでキャスタリンクを左側に延長してそ
の延長部分とアンダリンクをキャスタスプリングで連結
する構造としていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述のような低床型リ
ーチ式フォークリフトの懸架機構の構造では、キャスタ
リンクの支点とキャスタスプリングとの距離を長く取る
ことができないので、強力なスプリングとそれに応じた
強力な連結ボルトを狭い空間に配置する必要があり、設
計上の制約が大きい、部品点数が多い、コストが高い、
整備性が悪い等様々な問題点があった。
ーチ式フォークリフトの懸架機構の構造では、キャスタ
リンクの支点とキャスタスプリングとの距離を長く取る
ことができないので、強力なスプリングとそれに応じた
強力な連結ボルトを狭い空間に配置する必要があり、設
計上の制約が大きい、部品点数が多い、コストが高い、
整備性が悪い等様々な問題点があった。
【０００５】本発明はスプリング等、格別な器具を設け
ることなく、単純なキャスタリンク構造のみで車体の衝
撃を吸収できる低床型リーチ式フォークリフトの懸架機
構を提供することを目的としている。
ることなく、単純なキャスタリンク構造のみで車体の衝
撃を吸収できる低床型リーチ式フォークリフトの懸架機
構を提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、車体と車体前
方で荷を上下動させるマストからなり、車体には、前方
２本のストラドルレッグにロードホイール、後方ドライ
ブリンクに車体を動かすドライブホイール、後方キャス
タリンクに車体の動きに伴って回転するキャスターホイ
ールが各々支持され、キャスタリンクは片端でキャスタ
ホイールを支持する一方、他端は丸く曲げ内側にピンを
挿入し、最端部を車体に圧接してなるリーチ式フォーク
リフトの後輪懸架機構である。
方で荷を上下動させるマストからなり、車体には、前方
２本のストラドルレッグにロードホイール、後方ドライ
ブリンクに車体を動かすドライブホイール、後方キャス
タリンクに車体の動きに伴って回転するキャスターホイ
ールが各々支持され、キャスタリンクは片端でキャスタ
ホイールを支持する一方、他端は丸く曲げ内側にピンを
挿入し、最端部を車体に圧接してなるリーチ式フォーク
リフトの後輪懸架機構である。
【０００７】本発明によるキャスタリンクは格別なスプ
リング等を用いずに、路面状態や車体の傾きによるキャ
スタリンクへの荷重を、キャスタリンク自身の弾性で吸
収し、衝撃をやわらげ、さらには車体の傾きをも抑制す
る構造である。
リング等を用いずに、路面状態や車体の傾きによるキャ
スタリンクへの荷重を、キャスタリンク自身の弾性で吸
収し、衝撃をやわらげ、さらには車体の傾きをも抑制す
る構造である。
【０００８】
【実施例】各図面においてリーチ式フォークリフト１
は、車体２、車体２前方に２本のストラドルレッグ３、
２本のストラドルレッグ３内側にマスト４、ストラドル
レッグ３先端にロードホイール５、車体２後方内部に後
輪懸架装置６、後輪懸架装置６には下部に車体２を移動
させるドライブ輪７と、車体２の移動方向に伴って回転
するキャスタ輪８を備えている。
は、車体２、車体２前方に２本のストラドルレッグ３、
２本のストラドルレッグ３内側にマスト４、ストラドル
レッグ３先端にロードホイール５、車体２後方内部に後
輪懸架装置６、後輪懸架装置６には下部に車体２を移動
させるドライブ輪７と、車体２の移動方向に伴って回転
するキャスタ輪８を備えている。
【０００９】後輪懸架装置６は図１のようにドライブ輪
７を含むドライブ装置９を上下揺動可能に支持するアッ
パリンク１０Ａとアンダリンク１０Ｂからなる平行ドラ
イブリンク１０と、キャスタ輪８を上下揺動可能に支持
するキャスタリンク１１を有し、平行ドライブリンク１
０はフレーム部材１２に固着したフレーム軸１２Ａ及び
１２Ｂ、ドライブ装置９に固着したドライブ軸９Ａ及び
９Ｂ各々に軸支され、アッパリンク１０Ａを介してドラ
イブ装置９をフレーム部材１２に対して押し下げるドラ
イブスプリング１３が配されている。
７を含むドライブ装置９を上下揺動可能に支持するアッ
パリンク１０Ａとアンダリンク１０Ｂからなる平行ドラ
イブリンク１０と、キャスタ輪８を上下揺動可能に支持
するキャスタリンク１１を有し、平行ドライブリンク１
０はフレーム部材１２に固着したフレーム軸１２Ａ及び
１２Ｂ、ドライブ装置９に固着したドライブ軸９Ａ及び
９Ｂ各々に軸支され、アッパリンク１０Ａを介してドラ
イブ装置９をフレーム部材１２に対して押し下げるドラ
イブスプリング１３が配されている。
【００１０】図２のように本発明によるキャスタリンク
１１は板バネであって片端に溶接したピボットピン１４
を介してキャスタ輪８を支持している。残る一方の片端
は丸く曲げていわゆる目玉となっている。目玉部１５は
内側に挿入した図示しないブッシュを介してフレーム軸
１２Ｂによりアンダリンク１０Ｂと共に支持されて揺動
の支点となっている。また目玉部１５外側にはストッパ
部材１６を溶接してあり、該ストッパ部材１６はアンダ
リンク１０Ｂのリブ１７に当接してキャスタリンク１１
の上向きの回転を阻止している。ドライブ輪重によるア
ンダリンク１０Ｂの回転モーメントとキャスタ輪重によ
るキャスタリンク１１の回転モーメントは前記当接部を
介してつり合う。また、路面よりドライブ輪７又はキャ
スタ輪８が突き上げられた場合にはキャスタリンク１１
が板バネとしてたわむことにより衝撃を吸収する。
１１は板バネであって片端に溶接したピボットピン１４
を介してキャスタ輪８を支持している。残る一方の片端
は丸く曲げていわゆる目玉となっている。目玉部１５は
内側に挿入した図示しないブッシュを介してフレーム軸
１２Ｂによりアンダリンク１０Ｂと共に支持されて揺動
の支点となっている。また目玉部１５外側にはストッパ
部材１６を溶接してあり、該ストッパ部材１６はアンダ
リンク１０Ｂのリブ１７に当接してキャスタリンク１１
の上向きの回転を阻止している。ドライブ輪重によるア
ンダリンク１０Ｂの回転モーメントとキャスタ輪重によ
るキャスタリンク１１の回転モーメントは前記当接部を
介してつり合う。また、路面よりドライブ輪７又はキャ
スタ輪８が突き上げられた場合にはキャスタリンク１１
が板バネとしてたわむことにより衝撃を吸収する。
【００１３】
【発明の効果】叙上の如く本発明のリーチ式フォークリ
フトの操作装置は、前記構成を備えることによって、運
転時の乗降性は低く保たれたままの状態で、車体への衝
撃或いは傾きを吸収することができ、しかも従来の懸架
機構よりも構造が極めて簡素化され、部品点数が少なく
コストの低減をはかれると同時に、組立性、メンテナン
ス性が大幅に向上することが可能となる。
フトの操作装置は、前記構成を備えることによって、運
転時の乗降性は低く保たれたままの状態で、車体への衝
撃或いは傾きを吸収することができ、しかも従来の懸架
機構よりも構造が極めて簡素化され、部品点数が少なく
コストの低減をはかれると同時に、組立性、メンテナン
ス性が大幅に向上することが可能となる。
【図１】本発明の後輪懸架機構を示す後面図である。
【図２】本発明のキャスタリンクを示す後面図である。
【図３】従来の後輪懸架機構を示す後面図である。
【図４】リーチ式フォークリフトの斜視図である。
１ リーチ式フォークリフト ２ 車体 ３ ストラドルレッグ ４ マスト ５ ロードホイール ６ 後輪懸架装置 ７ ドライブ輪 ８ キャスタ輪 ９ ドライブ装置 ９Ａ ドライブ軸 ９Ｂ ドライブ軸 １０ 平行ドライブリンク １０Ａ アッパリンク １０Ｂ アンダリンク １１ キャスタリンク １２ フレーム部材 １２Ａ フレーム軸 １２Ｂ フレーム軸 １３ ドライブスプリング １４ ピボットピン １５ 目玉部 １６ ストッパ部材 １７ リブ １８ キャスタリンク １９ キャスタスプリング
Claims (1)
- 【請求項１】車体と車体前方で荷を上下動させるマスト
からなり、 車体には、前方２本のストラドルレッグにロードホイー
ル、後方ドライブリンクに車体を移動させるドライブホ
イール、後方キャスタリンクに車体の移動方向に伴って
回転するキャスターホイールが各々支持され、 キャスタリンクは片端でキャスタホイールを支持する一
方、他端は丸く曲げ内側にピンを挿入し、最端部を車体
に圧接してなるリーチ式フォークリフトの後輪懸架機
構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35504195A JP3302243B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | リーチ式フォークリフトのキャスタ輪懸架機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35504195A JP3302243B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | リーチ式フォークリフトのキャスタ輪懸架機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09183597A true JPH09183597A (ja) | 1997-07-15 |
| JP3302243B2 JP3302243B2 (ja) | 2002-07-15 |
Family
ID=18441589
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35504195A Expired - Fee Related JP3302243B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | リーチ式フォークリフトのキャスタ輪懸架機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3302243B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU758901B2 (en) * | 2000-01-14 | 2003-04-03 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Suspension device of industrial vehicle |
| JP5578590B1 (ja) * | 2013-06-05 | 2014-08-27 | ニチユ三菱フォークリフト株式会社 | フォークリフトの懸架装置 |
| JP5800343B1 (ja) * | 2014-07-28 | 2015-10-28 | ニチユ三菱フォークリフト株式会社 | フォークリフトの懸架装置 |
| CN105565213A (zh) * | 2016-01-22 | 2016-05-11 | 安徽江淮银联重型工程机械有限公司 | 叉车悬挂锁定系统 |
| CN110255447A (zh) * | 2019-07-18 | 2019-09-20 | 杭叉集团股份有限公司 | 前移式叉车底盘及前移式叉车 |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP35504195A patent/JP3302243B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AU758901B2 (en) * | 2000-01-14 | 2003-04-03 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Suspension device of industrial vehicle |
| JP5578590B1 (ja) * | 2013-06-05 | 2014-08-27 | ニチユ三菱フォークリフト株式会社 | フォークリフトの懸架装置 |
| JP5800343B1 (ja) * | 2014-07-28 | 2015-10-28 | ニチユ三菱フォークリフト株式会社 | フォークリフトの懸架装置 |
| CN105565213A (zh) * | 2016-01-22 | 2016-05-11 | 安徽江淮银联重型工程机械有限公司 | 叉车悬挂锁定系统 |
| CN110255447A (zh) * | 2019-07-18 | 2019-09-20 | 杭叉集团股份有限公司 | 前移式叉车底盘及前移式叉车 |
| CN110255447B (zh) * | 2019-07-18 | 2023-11-21 | 杭叉集团股份有限公司 | 前移式叉车底盘及前移式叉车 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3302243B2 (ja) | 2002-07-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020415 |
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