JPH09182967A - 溶接スタッド - Google Patents

溶接スタッド

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Publication number
JPH09182967A
JPH09182967A JP35223395A JP35223395A JPH09182967A JP H09182967 A JPH09182967 A JP H09182967A JP 35223395 A JP35223395 A JP 35223395A JP 35223395 A JP35223395 A JP 35223395A JP H09182967 A JPH09182967 A JP H09182967A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stud
welding
base
weld
recess
Prior art date
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Pending
Application number
JP35223395A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoichi Ikeo
良一 池尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON SUTATSUDOUERUDEINGU KK
Nippon Stud Welding Co Ltd
Original Assignee
NIPPON SUTATSUDOUERUDEINGU KK
Nippon Stud Welding Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スタッド溶接中に発生するスパッタを受け止
めることができる溶接スタッドを提供する。 【解決手段】 スタッド基部と突出するスタッド溶接部
を有する溶接スタッドであって、上記スタッド基部に凹
部を形成して構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スタッド溶接中に
発生するスパッタを受け止める凹部を形成して構成した
溶接スタッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スタッド基部と突出するスタッド
溶接部を有する溶接スタッドは、図6と図7に示す通
り、平板状又はヘッド状のスタッド基部31の内面32
の中央にスタッド溶接部33を突出して設けて形成した
ものが用いられていた。そして、上記従来の溶接スタッ
ドでは、上記内面32は平面状に形成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の上記溶接スタッ
ドを用いてこのスタッドを母材35に溶接する際、スタ
ッド溶接部33が溶融された母池34に突き込まれたと
きに、溶融面からスパッタが発生し激しく飛び散りる
(図8、上向き矢印)。この飛び散ったスパッタは、ス
タッド基部31の平面状の内面32に当たり跳ね返され
て母池34に向かっていく(図8、下向き矢印)。上記
母池34に向かったスパッタのために、溶接部に適正な
余盛の形成が妨害されて溶接が不完全になる危険がある
という問題点があった。
【0004】従来、上記危険を回避するために、前もっ
てスタッド溶接部と溶接面とにアークシールドを被せ
て、このアークシールドの基端側からスパッタを放出し
て適正な余盛を形成する溶接工法が採られていた。しか
し、この工法ではスタッド溶接を終えてからアークシー
ルドを壊して取り除く必要があったので、これがスタッ
ド溶接の自動化のネックになるという問題点があった。
溶接の自動化は時代の趨勢であり、スタッド基部とスタ
ッド溶接部を有する溶接スタッドにおいても、溶接を自
動化できる新たな溶接スタッドが求められているという
課題があった。
【0005】本発明は、上記の問題点や課題を解決する
ため、スタッド溶接中に発生するスパッタを受け止める
ことができる新規な溶接スタッドを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明溶接スタッドは上
記の目的を達成するため、スタッド基部と突出するスタ
ッド溶接部を有する溶接スタッドであって、上記スタッ
ド基部に凹部を形成して構成した。
【0007】スタッド基部の中央に突出したスタッド溶
接部の基端を周回する溝状の凹部を形成して構成した。
スタッド基部を長方形板に形成し、このスタッド基部の
長手側面に凹部の一部をなくし開放して構成した。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明溶接スタッドを図1乃至図
5に沿って説明する。図1と図2中符号1は溶接スタッ
ドを示し、この溶接スタッド1は、平板状のスタッド基
部2と、このスタッド基部2の中央に突出して設けたス
タッド溶接部3と、このスタッド基部2にスタッド溶接
部3の基端に接して周回する溝状の凹部4を設けて形成
されている。上記溶接スタッド1を用いてスタッド溶接
した際には、スタッド溶接中に発生するスパッタは凹部
4に受け止められて、後述するように溶接部に適正が余
盛が形成されて溶接が終了する。
【0009】別の実施の形態を図3乃至図5により説明
する。図3乃至図5中符号5は別の溶接スタッドの実施
例を示し、この溶接スタッド5は、スタッド基部6と、
このスタッド基部6の中央に突出して設けたスタッド溶
接部7と、このスタッド基部6にスタッド溶接部7の基
端に接して周回する溝状の凹部8を設けて形成されてい
る。スタッド基部6は長方形板状に形成することが望ま
しいが、必ずしも板状のものでなくヘッド状のものであ
ってもよい。凹部8はスタッド基部6の長手側面9によ
ってその一部がなくなっており、長手側面9には凹状の
欠切部が形成され開放されている(図3、図4)。図5
は、溶接スタッド5を母材11に溶接した状態を示す。
図5中の符号10は溶接スタッド5のスタッド溶接によ
り形成された溶接部の適正な余盛である。
【0010】上記の溶接スタッド5のスタッド基部6を
スタッド溶接装置の溶接ガンに取り付けて母材11にス
タッド溶接する際には、スタッド基部6の凹部8は母材
11表面と近接対向する。そこで、溶接ガンにより、ス
タッド溶接部7の先端が上記の溶融面に突き込まれたと
き、溶融面からスパッタが激しく飛び散る。この飛び散
ったスパッタは上記の凹部8が受け止めるので、溶接部
に適正な余盛10が形成されて溶接が終了する。上記の
効果により、スタッド溶接の自動化が可能になった。ま
た、溶接の際に発生する高熱ガスが長手側面9の欠切開
放部からも逃げるので溶接部の冷却効果がある。
【0011】
【発明の効果】本発明溶接スタッドは、スタッド基部と
突出するスタッド溶接部を有する溶接スタッドであっ
て、上記スタッド基部に凹部を形成して構成してあるか
ら、スタッド溶接中に発生するスパッタを溶接スタッド
の凹部が受け止めることになり、溶接スタッドを自動的
に溶接できる効果を有する。また、スタッド溶接の自動
化に欠かせない材料を提供できる効果を有する。
【0012】スタッド基部の中央に突出したスタッド溶
接部の基端を周回する溝状の凹部を形成して構成してあ
るから、溶接の際に、上記凹部が溶融面と対向するか
ら、スパッタを凹部が受け止めて溶接部に適正な余盛が
形成される効果を有する。
【0013】スタッド基部を長方形板状に形成し、この
スタッド基部の長手側面に凹部の一部をなくし開放して
溶接スタッドを構成してあるから、溶接の際に発生する
高熱ガスが逃げやすくなり溶接部の冷却効果を高めるこ
とができる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明溶接スタッドの一実施例を示す正面図
【図2】図1図示の溶接スタッドを示す縦断側面図
【図3】本発明の溶接スタッドの別の実施例を示す正面
【図4】図3図示の溶接スタッドの側面図
【図5】図3図示の溶接スタッドを母材に溶接した状態
を示す説明図
【図6】従来の溶接スタッドを示す正面図
【図7】図6図示の溶接スタッドを示す側面図
【図8】図6図示の溶接スタッドを母材に溶接する際の
状態を示す説明図
【符号の説明】
1 溶接スタッド 2 スタッド基部 3 スタッド溶接部 4 凹部 5 溶接スタッド 6 スタッド基部 7 スタッド溶接部 8 凹部 9 長手側面 10 余盛 11 母材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタッド基部と突出するスタッド溶接部
    を有する溶接スタッドであって、上記スタッド基部に凹
    部を形成して構成した溶接スタッド。
  2. 【請求項2】 スタッド基部の中央に突出するスタッド
    溶接部の基端を周回する溝状の凹部を形成して構成した
    上記請求項1に記載の溶接スタッド。
  3. 【請求項3】 スタッド基部を長方形板に形成し、この
    スタッド基部の長手側面に凹部の一部をなくし開放して
    構成してある上記請求項1又は2に記載の溶接スタッ
    ド。
JP35223395A 1995-12-28 1995-12-28 溶接スタッド Pending JPH09182967A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005051587A1 (en) * 2003-11-26 2005-06-09 Illinois Tool Works Inc. Welding stud
JP2009108904A (ja) * 2007-10-29 2009-05-21 Nippon Stud Welding Co Ltd スタッドボルト
CN113600982A (zh) * 2021-07-22 2021-11-05 中国航空制造技术研究院 一种用于螺柱焊的螺钉及焊接装置

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