JPH09182922A - 給油装置付パンチャー装置 - Google Patents

給油装置付パンチャー装置

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JPH09182922A
JPH09182922A JP34380095A JP34380095A JPH09182922A JP H09182922 A JPH09182922 A JP H09182922A JP 34380095 A JP34380095 A JP 34380095A JP 34380095 A JP34380095 A JP 34380095A JP H09182922 A JPH09182922 A JP H09182922A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
punch
lubricant
puncher
clamp base
porous member
Prior art date
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Pending
Application number
JP34380095A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasunobu Kimura
保信 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】切れ味不良対策として、ポンチ,ダイスの取替
え頻度を多くしたり、超硬度化で対応するとコストが嵩
むと共に生産性が低下する。また、ポンチの打ち抜き力
増強で対応すると設備全体が大型化し大幅のコストアッ
プとなる。 【解決手段】ワークWを固定する上下のクランプ台3,
6と、一方のクランプ台6に設置されたダイス7と、他
方のクランプ台3に設置されたポンチ4と、ポンチ4の
駆動手段5とを備えたパンチャー装置10において、上
クランプ台3のポンチ4の通過位置に、そのポンチ4の
外周面に接触する多孔質部材18を設けると共に、多孔
質部材18に潤滑剤を微量づつ供給する潤滑剤供給装置
20を設けた。ポンチに直接潤滑剤を供給する給油装置
付パンチャー装置により稼働率が大幅に向上した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼板連続製造ライ
ンに設置されて目印の孔をあけるパンチャー装置の改良
に関し、特に、穿孔時の切れ味不良トラブルの防止を図
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、鋼板連続製造ラインでは、先行
する鋼板(No.1巻戻機から供給される鋼板)の末端と後
行の鋼板(No.2巻戻機から供給される鋼板)の先端とを
溶接して接続するためのウエルダが設置されている。そ
して、ウエルダによる接続位置を自動的に検出するため
に、パンチャー装置で直径15mmほどの孔を鋼板に穿
孔している。図4に示す1は従来のパンチャー装置であ
り、ワークの鋼板Wを押さえつける上クランプ台3にポ
ンチ4とその駆動手段であるシリンダ5が設置されると
共に、対向する下クランプ台6にダイス7が設置されて
いる。このパンチャー装置1は、鋼板Wを挟むウエルダ
本体2,2の出側に配設されて、鋼板Wの溶接箇所の近
傍に目印の孔をあける。
【0003】ところが、パンチャー装置1の孔あけ回数
が増してくると、ポンチ4,ダイス7の硬度劣化及び刃
欠けにより切れ味不良のトラブルが発生する。この切れ
味不良トラブルを防止するために、ポンチ,ダイスの取
替え頻度を多くしたり、またはポンチ,ダイス超硬度化
して対応している。また、連続製造ラインで扱う鋼板W
の板厚が例えば1〜8mmというように範囲が広い設備
の場合には、パンチャー装置の切れ味不良トラブルの防
止対策として、ポンチの駆動手段に大型のシリンダを設
置し打ち抜き力を増強するという対応がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポン
チ,ダイスの取替え頻度を多くするという対応策には、
ポンチ,ダイスの消耗による材料費及びその交換作業の
工事費といったようなコストが嵩むという問題がある。
また、ポンチ,ダイスの超硬度化という対応策には、超
硬度化するためのコスト増加と共に、さらには刃欠けが
発生しやすいという問題がある。
【0005】一方、取り扱う鋼板の板厚範囲が広いパン
チャー装置の場合には、ポンチ駆動手段であるシリンダ
の大型化だけでは済まされず、パンチャー装置全体の強
度増大が必要となり、これに伴って設備全体が大型化し
大幅のコストアップとなってしまうという問題がある。
そこで本発明は、こうした従来のパンチャー装置におけ
る切れ味不良トラブルの防止対策の問題点に着目してな
されたもので、ポンチに直接に給油する装置を設けたパ
ンチャー装置により上記従来の問題点を解決することを
目的としている。
【0006】ここで、ポンチに潤滑油を供給する従来技
術として、特開平3−291307号公報に開示された
金型潤滑装置について述べておく。このものは、チタン
粉末またはチタンを含む混合粉末をプレス成形するとき
の金型潤滑装置に関するもので、チタン粉末はプレス成
形に際して金型との間で焼付きを生じやすく、そのため
金型の潤滑は必須であることに鑑み、金型に潤滑剤をタ
イミング良くかつムラなく塗布することを意図したもの
で、成形用金型を固定された下パンチ及び側壁のダイで
構成し、その下パンチの上部側面位置の周囲に溝と、こ
の溝中に開口する複数個の潤滑剤流出ノズルを設けて、
そのノズルに潤滑剤を供給する供給管を配してある。そ
して、ダイが上昇中に、この供給管を介して潤滑剤供給
装置で潤滑剤を前記溝に間欠的に供給することにより金
型内面に塗布する。
【0007】しかし、このようにダイの上下運動にタイ
ミングを合わせながらポンチに潤滑剤を供給するには、
ポンチやダイの運動位置を捕らえて発信しポンプ吐出側
の電磁弁を開閉する制御手段が必要でコスト高になる。
また、供給された潤滑剤はパンチの溝から直接にダイ側
壁に供給して塗布されることから、1回毎の塗布量が過
剰になる傾向がある。したがって、本願の意図するパン
チャー装置のポンチ潤滑には不適当である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る給油装置付
パンチャー装置は、ワークを固定する上下のクランプ台
と、一方のクランプ台に設置されたダイスと、他方のク
ランプ台に設置されたポンチと、該ポンチの駆動手段と
を備えたパンチャー装置において、前記上クランプ台の
ポンチの通過位置に、そのポンチの外周面に接触する多
孔質部材を有すると共に、該多孔質部材に潤滑剤を微量
づつ供給する潤滑剤供給装置を備えたことを特徴とす
る。
【0009】潤滑剤は、潤滑油供給装置から微量づつ多
孔質部材に供給され、その多孔質部材に一旦しみ込んで
からポンチの外周面に塗布されるから、ポンチへは安定
した適切な量の潤滑剤剤が均一に供給できる。この場
合、多孔質部材はポンチの通過位置にポンチの外周面と
接触して配設してあり、潤滑剤の供給とポンチの運動と
のタイミングを合わせる必要はなく、非常に簡単な潤滑
剤供給装置で足りる。
【0010】このように、パンチャー装置のポンチを直
接に潤滑することにより、切れ味不良トラブルの発生に
よる突発的なライン停止がなくなり、かつ又、従来に比
しポンチ寿命が大幅に延長されて、生産性の向上が実現
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。なお、従来と同一部分には同一の
符号を付してある。図1は鋼板連続製造ラインに配した
ウエルダ2の出側に隣接して設置したパンチャー装置1
0の概略図である。図示されていない昇降駆動装置で駆
動されて昇降自在に設けられた上クランプ台3に、ポン
チ4とその駆動手段であるシリンダ5が設置され、対向
する固定の下クランプ台6にダイス7が設置されてい
る。このダイス7に出入するポンチ4は、シリンダロッ
ド5aに連結されると共にガイド12で図の上下方向に
案内されるロッド13の先端に取り付けてある。図2に
拡大して示すように、上クランプ台3には、前記ガイド
12の下端部が嵌入された円筒状の凹部14と、その凹
部14と同心でガイド12の内径より若干小さい径とさ
れた円筒状の凹部15とが上下二段に形成され、その凹
部15の中心にポンチ4が楽に通過する大きさの径を有
する貫通孔16が形成してある。また、凹部15の底面
近くの内壁に開口する潤滑剤供給用の給油路17が複数
本(図では2本)内設されている。
【0012】そして、前記凹部15に、ポンチ4の外周
面に接触するようにポンチ4の外径より0.5mm程小
さい内径とされたドーナツ盤状の多孔質部材であるフェ
ルト18が挿入され、押さえ板18aとボルト18bと
で固定されている。また、図示しないタンク内の潤滑剤
を微量づつ供給するポンプ21と分配弁22と給油管2
3とを有する潤滑剤供給装置20が別に設置され、給油
路17を経てフェルト18に潤滑剤を微量づつ供給する
ようになっている。
【0013】上記の構成を有するパンチャー装置10
は、次のように作動する。図3に示すように、上クラン
プ台3を下降させて鋼板Wを下クランプ台6との間にク
ランプして固定した後、シリンダ5の駆動でポンチ4を
下降運動させて、ダイス7との共働作業で鋼板Wに所定
の目印孔25をあける。穿孔を完了したポンチ4は上昇
して待機位置に退避する。この穿孔動作において、ポン
チ4はフェルト18の内径面に確実に接触しながら通過
する。そのフェルト18には、潤滑剤供給装置20のポ
ンプ21から微量づつ吐出され分配弁22で両方の給油
管23に等しく分配された潤滑剤が給油路17を経て供
給されており、かくしてフェルト18にしみ込んだ潤滑
剤がフェルト内径面に接触するポンチ4の外周面に、確
実に、かつ過不足のない適切な量で、ポンチ全周に均一
に塗布される。そのために、ポンチ4の切れ味不良の発
生が防止できて従来に比べて格段に多い穿孔作業を繰り
返し行うことが可能である。
【0014】(実施例)上クランプ台3に装着する多孔
質部材18として、厚み5mm,外径30mm,内径1
4.5mmの皮製のフェルトを使用した。潤滑剤供給装
置20のポンプ21は60秒間隔で作動させるととも
に、1回の作動で潤滑剤が0.08cm3 吐出するよう
に調整した。潤滑剤には鉱油を用い、ポンチ4は外径1
5mmのものを使用した。
【0015】以上の条件で、材質SS400,板厚6.
5mmの鋼板に穿孔した場合と、潤滑剤供給装置20に
よる給油を行わない従来の場合とを比較したところ、従
来は21000回で切れ味不良となったのに対して、潤
滑剤を供給しつつ穿孔する本発明の場合は100000
回の穿孔後も切れ味不良はなく、極めて良好な結果が得
られた。
【0016】なお、多孔質部材としてフェルトを用いた
が、これに限らず、潤滑剤がしみ込むことができる材料
であれば良い。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の給油装置
付パンチャー装置によれば、ポンチの通過位置にポンチ
外周面に接触する多孔質部材を設け、その多孔質部材に
潤滑剤供給装置から潤滑剤を微量づつ供給するものとし
たため、ポンチが多孔質部材を通過するたびに微量の潤
滑剤がポンチに供給されてポンチの切れ味不良トラブル
の発生が防止され、その結果従来に比べて格段にポンチ
寿命が延長でき、且つ連続製造ラインにおいても特にパ
ンチャー装置を大型化せずに済み、大きなコスト低減効
果が得られると共に、ラインの突発的な休止がなくなり
生産性の向上が実現できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例の概要を示す側面図であ
る。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図1のものの作用説明図である。
【図4】従来のパンチャー装置の概要を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
W ワーク(鋼材) 3 上クランプ台 4 ポンチ 5 ポンチの駆動手段 6 下クランプ台 7 ダイス 10 パンチャー装置 16 貫通孔 18 多孔質部材 20 潤滑剤供給装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを固定する上下のクランプ台と、
    一方のクランプ台に設置されたダイスと、他方のクラン
    プ台に設置されたポンチと、該ポンチの駆動手段とを備
    えたパンチャー装置において、前記上クランプ台の前記
    ポンチの通過位置に前記ポンチの外周面に接触する多孔
    質部材を有すると共に、該多孔質部材に潤滑剤を微量づ
    つ供給する潤滑剤供給装置を備えたことを特徴とする給
    油装置付パンチャー装置。
JP34380095A 1995-12-28 1995-12-28 給油装置付パンチャー装置 Pending JPH09182922A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200446799Y1 (ko) * 2009-04-16 2009-12-03 한국폴리텍7대학 산학협력단 프레스금형의 윤활유공급장치
KR101114124B1 (ko) * 2011-03-15 2012-02-22 정영일 금형 자동오일 공급장치
CN113579056A (zh) * 2021-09-28 2021-11-02 御马精密科技(江苏)有限公司 分体式定位头组件

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