JPH09181563A - 弾性表面波デバイスの製造方法および弾性表面波デバイス - Google Patents
弾性表面波デバイスの製造方法および弾性表面波デバイスInfo
- Publication number
- JPH09181563A JPH09181563A JP33546795A JP33546795A JPH09181563A JP H09181563 A JPH09181563 A JP H09181563A JP 33546795 A JP33546795 A JP 33546795A JP 33546795 A JP33546795 A JP 33546795A JP H09181563 A JPH09181563 A JP H09181563A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acoustic wave
- surface acoustic
- wave device
- heating temperature
- metal film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 238000010897 surface acoustic wave method Methods 0.000 title claims abstract description 39
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 13
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 34
- 230000010287 polarization Effects 0.000 claims abstract description 25
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims abstract description 11
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 claims abstract description 6
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 26
- 229910013641 LiNbO 3 Inorganic materials 0.000 claims description 4
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 description 6
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 6
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 5
- 239000002253 acid Substances 0.000 description 4
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 238000007740 vapor deposition Methods 0.000 description 4
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 3
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 3
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 3
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 2
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 2
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 2
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000007772 electrode material Substances 0.000 description 1
- 238000011835 investigation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来に比べてさらにデバイス特性、およびデ
バイス歩留りを向上させることができ、高性能な弾性表
面波デバイスを効率良く製造することのできる弾性表面
波デバイスの製造方法および弾性表面波デバイスを提供
する。 【解決手段】 分極成分を有する弾性表面波用基板上
に、金属膜を形成し、この金属膜によって所定形状の電
極を形成して弾性表面波デバイスを製造するにあたり、
金属膜形成後における加熱工程の加熱温度を100℃以
下とすることを特徴とする。
バイス歩留りを向上させることができ、高性能な弾性表
面波デバイスを効率良く製造することのできる弾性表面
波デバイスの製造方法および弾性表面波デバイスを提供
する。 【解決手段】 分極成分を有する弾性表面波用基板上
に、金属膜を形成し、この金属膜によって所定形状の電
極を形成して弾性表面波デバイスを製造するにあたり、
金属膜形成後における加熱工程の加熱温度を100℃以
下とすることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾性表面波デバイ
スの製造方法および弾性表面波デバイスに関し、特に、
デバイス特性のロスを低減させ弾性表面波デバイスの歩
留りを向上させた弾性表面波デバイスの製造方法および
弾性表面波デバイスに関する。
スの製造方法および弾性表面波デバイスに関し、特に、
デバイス特性のロスを低減させ弾性表面波デバイスの歩
留りを向上させた弾性表面波デバイスの製造方法および
弾性表面波デバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、弾性表面波デバイスの製造工
程においては、単一分域化したLiNbO3 ウェーハ等
の分極成分を有する弾性表面波用基板上に、Al等の金
属膜を形成し、この金属膜を、レジスト塗布、ベイキン
グ、露光、現像、エッチング等の一連のフォトリソグラ
フ工程によって櫛形等の所定形状の電極とし、さらにこ
の後、吸温剤のプリントおよびベイキング、接着剤のコ
ートおよびベイキング等の工程を経て、弾性表面波デバ
イスを製造することが行われている。
程においては、単一分域化したLiNbO3 ウェーハ等
の分極成分を有する弾性表面波用基板上に、Al等の金
属膜を形成し、この金属膜を、レジスト塗布、ベイキン
グ、露光、現像、エッチング等の一連のフォトリソグラ
フ工程によって櫛形等の所定形状の電極とし、さらにこ
の後、吸温剤のプリントおよびベイキング、接着剤のコ
ートおよびベイキング等の工程を経て、弾性表面波デバ
イスを製造することが行われている。
【0003】そして、上記各ベイキング工程において
は、例えば、120℃、150℃等の100℃を超える
加熱温度によるベイキング処理が一般的に行われてい
る。また、テスト工程においても、100℃を超える加
熱温度によるテストがー般的に行われている。
は、例えば、120℃、150℃等の100℃を超える
加熱温度によるベイキング処理が一般的に行われてい
る。また、テスト工程においても、100℃を超える加
熱温度によるテストがー般的に行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の弾性表面波デバイスの製造方法および弾性表面
波デバイスにおいても、さらにデバイス特性を向上させ
ること、およびデバイス歩留りを向上させることが当然
要求される。
た従来の弾性表面波デバイスの製造方法および弾性表面
波デバイスにおいても、さらにデバイス特性を向上させ
ること、およびデバイス歩留りを向上させることが当然
要求される。
【0005】本発明は、かかる従来の事情に対処してな
されたもので、従来に比べてさらにデバイス特性、およ
びデバイス歩留りを向上させることができ、高性能な弾
性表面波デバイスを効率良く製造することのできる弾性
表面波デバイスの製造方法および弾性表面波デバイスを
提供しようとするものである。
されたもので、従来に比べてさらにデバイス特性、およ
びデバイス歩留りを向上させることができ、高性能な弾
性表面波デバイスを効率良く製造することのできる弾性
表面波デバイスの製造方法および弾性表面波デバイスを
提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、分極
成分を有する弾性表面波用基板上に、金属膜を形成し、
この金属膜によって所定形状の電極を形成して弾性表面
波デバイスを製造するにあたり、前記金属膜形成後にお
ける加熱工程の加熱温度を100℃以下とすることを特
徴とする。
成分を有する弾性表面波用基板上に、金属膜を形成し、
この金属膜によって所定形状の電極を形成して弾性表面
波デバイスを製造するにあたり、前記金属膜形成後にお
ける加熱工程の加熱温度を100℃以下とすることを特
徴とする。
【0007】請求項2の発明は、請求項1記載の弾性表
面波デバイスの製造方法において、前記弾性表面波用基
板がLiNbO3 ウェーハからなることを特徴とする。
面波デバイスの製造方法において、前記弾性表面波用基
板がLiNbO3 ウェーハからなることを特徴とする。
【0008】請求項3の発明は、分極成分を有する弾性
表面波用基板上に、金属膜によって所定形状の電極を形
成した弾性表面波デバイスにおいて、分極反転の発生率
が5%以下であることを特徴とする。
表面波用基板上に、金属膜によって所定形状の電極を形
成した弾性表面波デバイスにおいて、分極反転の発生率
が5%以下であることを特徴とする。
【0009】請求項4の発明は、分極成分を有する弾性
表面波用基板上に、金属膜によって所定形状の電極を形
成した弾性表面波デバイスにおいて、前記金属膜形成後
における加熱工程の加熱温度を100℃以下としたこと
を特徴とする。
表面波用基板上に、金属膜によって所定形状の電極を形
成した弾性表面波デバイスにおいて、前記金属膜形成後
における加熱工程の加熱温度を100℃以下としたこと
を特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】前述したように、従来の技術にお
いては、弾性表面波デバイス製造工程におけるベイキン
グ工程、テスト工程等において、例えば、120℃、1
50℃等の100℃を超える加熱温度による処理が行わ
れている。
いては、弾性表面波デバイス製造工程におけるベイキン
グ工程、テスト工程等において、例えば、120℃、1
50℃等の100℃を超える加熱温度による処理が行わ
れている。
【0011】しかしながら、本発明者等が詳査したとこ
ろ、ウェーハ上に櫛形電極等の電極材であるAl膜等の
金属膜が形成された後、ベイキング工程等において10
0℃を超える温度に加熱すると、加熱によって発生する
静電気により、アースされない電極との間において数十
KVの高電界が発生し、ウェーハの電極の周辺部に、分
極反転層が形成されることが判明した。
ろ、ウェーハ上に櫛形電極等の電極材であるAl膜等の
金属膜が形成された後、ベイキング工程等において10
0℃を超える温度に加熱すると、加熱によって発生する
静電気により、アースされない電極との間において数十
KVの高電界が発生し、ウェーハの電極の周辺部に、分
極反転層が形成されることが判明した。
【0012】このため、電極形成後の加熱温度と分極反
転の発生率との関係を64゜YLiNbO3 ウェーハに
ついて調べたところ、図1のようになった。すなわち、
加熱温度を80℃以下とすることにより、分極反転の発
生率を略ゼロとすることができ、加熱温度を100℃以
下とすることにより、分極反転の発生率を略5%以下と
することができることが判明した。なお、加熱温度が1
00℃を超えると、分極反転の発生率が急激に上昇す
る。
転の発生率との関係を64゜YLiNbO3 ウェーハに
ついて調べたところ、図1のようになった。すなわち、
加熱温度を80℃以下とすることにより、分極反転の発
生率を略ゼロとすることができ、加熱温度を100℃以
下とすることにより、分極反転の発生率を略5%以下と
することができることが判明した。なお、加熱温度が1
00℃を超えると、分極反転の発生率が急激に上昇す
る。
【0013】そこで、本発明においては、金属膜形成後
における加熱工程の加熱温度を100℃以下とする。
における加熱工程の加熱温度を100℃以下とする。
【0014】すなわち、例えば、片面を鏡面に研磨し、
裏面を粗したLiNbO3 ウェーハ等の鏡面にAl膜
(金属膜)を形成した場合、この後の工程における、上
記Al膜にレジスト液をコートしてベイキングする際、
および、この後、露光、レジスト剥離、Al膜のエッチ
ング、吸温剤のプリントの後にベイキングする際、なら
びに、この後、裏面に接着剤をコートしてべイキングす
る際等において、加熱温度を100℃以下、さらに好ま
しくは80℃以下として処理を行う。
裏面を粗したLiNbO3 ウェーハ等の鏡面にAl膜
(金属膜)を形成した場合、この後の工程における、上
記Al膜にレジスト液をコートしてベイキングする際、
および、この後、露光、レジスト剥離、Al膜のエッチ
ング、吸温剤のプリントの後にベイキングする際、なら
びに、この後、裏面に接着剤をコートしてべイキングす
る際等において、加熱温度を100℃以下、さらに好ま
しくは80℃以下として処理を行う。
【0015】このように、加熱温度を100℃以下とす
ると、加熱によって発生する静電気が抑制され、電極と
の間の電界強度も低くなり、電界や放電による基板の分
極反転層の形成を抑制することができる。これによっ
て、デバイス形成時に発生する分極反転による表面波の
妨害を防止でき、デバイス特性およびデバイス歩留りを
向上させることができる。
ると、加熱によって発生する静電気が抑制され、電極と
の間の電界強度も低くなり、電界や放電による基板の分
極反転層の形成を抑制することができる。これによっ
て、デバイス形成時に発生する分極反転による表面波の
妨害を防止でき、デバイス特性およびデバイス歩留りを
向上させることができる。
【0016】本発明に係る弾性表面波デバイスの分極反
転層の発生状態を調べたところ、本発明に係る弾性表面
波デバイスでは、分極反転層は明確には判別できなかっ
た。
転層の発生状態を調べたところ、本発明に係る弾性表面
波デバイスでは、分極反転層は明確には判別できなかっ
た。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0018】[実施例1]片面を鏡面に研磨し、裏面を
Ra〜0.8μmに粗した76Φ×0.5mmの64゜
YLiNbO3 ウェーハ50pを良く洗浄し、抵抗加熱
の蒸着機で鏡面にAl膜(金属膜)を形成した。
Ra〜0.8μmに粗した76Φ×0.5mmの64゜
YLiNbO3 ウェーハ50pを良く洗浄し、抵抗加熱
の蒸着機で鏡面にAl膜(金属膜)を形成した。
【0019】この後、上記Al膜にレジスト液をコート
し、90℃でベイキングした後、ステッパー露光し、レ
ジスト剥離液によりマスク部分を残してレジストを剥離
して、このレジストをマスクとしてAl膜をエッチング
し、Alの櫛形金属電極を形成した。
し、90℃でベイキングした後、ステッパー露光し、レ
ジスト剥離液によりマスク部分を残してレジストを剥離
して、このレジストをマスクとしてAl膜をエッチング
し、Alの櫛形金属電極を形成した。
【0020】さらに、上記ウェーハに吸温剤をプリント
し、80℃でベイキングを行い、べイキング後裏面に接
着剤をコートし、さらに70℃でべイキングした。
し、80℃でベイキングを行い、べイキング後裏面に接
着剤をコートし、さらに70℃でべイキングした。
【0021】そして、上記ウェーハをダイシングし、チ
ップ化した後、マウントし、封じを行いデバイス化し
た。
ップ化した後、マウントし、封じを行いデバイス化し
た。
【0022】このデバイスの特性を測定した結果、ロス
は2dB低減し、デバイス歩留りも8%以上向上した。
この素子をHF:HNO3 の混酸で表面をエッチングし
た所、明確な分極反転は見られなかった。
は2dB低減し、デバイス歩留りも8%以上向上した。
この素子をHF:HNO3 の混酸で表面をエッチングし
た所、明確な分極反転は見られなかった。
【0023】[実施例2]片面を鏡面に研磨し、裏面を
Ra〜2.8μmに粗した76Φ×0.5mmの128
゜YLiNbO3 ウェーハ50pを良く洗浄し、抵抗加
熱の蒸着機で鏡面にAl膜(金属膜)を形成した。
Ra〜2.8μmに粗した76Φ×0.5mmの128
゜YLiNbO3 ウェーハ50pを良く洗浄し、抵抗加
熱の蒸着機で鏡面にAl膜(金属膜)を形成した。
【0024】この後、上記Al膜にレジスト液をコート
し、90℃でベイキングした後、ステッパー露光し、レ
ジスト剥離液によりマスク部分を残してレジストを剥離
して、このレジストをマスクとしてAl膜をエッチング
し、Alの櫛形金属電極を形成した。
し、90℃でベイキングした後、ステッパー露光し、レ
ジスト剥離液によりマスク部分を残してレジストを剥離
して、このレジストをマスクとしてAl膜をエッチング
し、Alの櫛形金属電極を形成した。
【0025】さらに、上記ウェーハに吸温剤をプリント
し、80℃でベイキングを行い、べイキング後裏面に接
着剤をコートし、さらに70℃でべイキングした。
し、80℃でベイキングを行い、べイキング後裏面に接
着剤をコートし、さらに70℃でべイキングした。
【0026】そして、上記ウェーハをダイシングし、チ
ップ化した後、マウントし、封じを行いデバイス化し
た。
ップ化した後、マウントし、封じを行いデバイス化し
た。
【0027】このデバイスの特性を測定した結果、ロス
は1.5dB低減し、デバイス歩留りも6%以上向上し
た。この素子をΗF:HNO3 の混酸で表面をエッチン
グした所、明確な分極反転は見られなかった。
は1.5dB低減し、デバイス歩留りも6%以上向上し
た。この素子をΗF:HNO3 の混酸で表面をエッチン
グした所、明確な分極反転は見られなかった。
【0028】[比較例1]片面を鏡面に研磨し、裏面を
Ra〜0.8μmに粗した76Φ/0.5mmの64゜
YLiNbO3 ウェーハ50pを良く洗浄し、抵抗加熱
の蒸着機で鏡面ににAl膜(金属膜)を形成した。
Ra〜0.8μmに粗した76Φ/0.5mmの64゜
YLiNbO3 ウェーハ50pを良く洗浄し、抵抗加熱
の蒸着機で鏡面ににAl膜(金属膜)を形成した。
【0029】この後、上記Al膜にレジスト液をコート
し、120℃でベイキングした後、ステッパー露光し、
レジスト剥離液によりマスク部分を残してレジストを剥
離して、このレジストをマスクとしてAl膜をエッチン
グし、Alの櫛形金属電極を形成した。
し、120℃でベイキングした後、ステッパー露光し、
レジスト剥離液によりマスク部分を残してレジストを剥
離して、このレジストをマスクとしてAl膜をエッチン
グし、Alの櫛形金属電極を形成した。
【0030】さらに、上記ウェーハに吸温剤をプリント
し、150℃でベイキングを行い、べイキング後裏面に
接着剤をコートし、さらに120℃でべイキングした。
し、150℃でベイキングを行い、べイキング後裏面に
接着剤をコートし、さらに120℃でべイキングした。
【0031】そして、上記ウェーハをダイシングし、チ
ップ化した後、マウントし、封じを行いデバイス化し
た。
ップ化した後、マウントし、封じを行いデバイス化し
た。
【0032】このデバイスの特性を測定した結果、ロス
は3dB増加し、デバイス歩留りも70%と悪かった。
この素子をHF:HNO3 の混酸で100℃で1時間表
面をエッチングした所、全面に明確な分極反転が見られ
た。
は3dB増加し、デバイス歩留りも70%と悪かった。
この素子をHF:HNO3 の混酸で100℃で1時間表
面をエッチングした所、全面に明確な分極反転が見られ
た。
【0033】[比較例2]片面を鏡面に研磨し、裏面を
Ra〜2.8μmに粗した76Φ×0.5mmの128
゜YLiNbO3 ウェーハ50pを良く洗浄し、抵抗加
熱の蒸着機で鏡面にAl膜(金属膜)を形成した。
Ra〜2.8μmに粗した76Φ×0.5mmの128
゜YLiNbO3 ウェーハ50pを良く洗浄し、抵抗加
熱の蒸着機で鏡面にAl膜(金属膜)を形成した。
【0034】この後、上記Al膜にレジスト液をコート
し、110℃でベイキングした後、ステッパー露光し、
レジスト剥離液によりマスク部分を残してレジストを剥
離して、このレジストをマスクとしてAl膜をエッチン
グし、Alの櫛形金属電極を形成した。
し、110℃でベイキングした後、ステッパー露光し、
レジスト剥離液によりマスク部分を残してレジストを剥
離して、このレジストをマスクとしてAl膜をエッチン
グし、Alの櫛形金属電極を形成した。
【0035】さらに、上記ウェーハに吸温剤をプリント
し、120℃でベイキングを行い、べイキング後裏面に
接着剤をコートし、さらに150℃でべイキングした。
し、120℃でベイキングを行い、べイキング後裏面に
接着剤をコートし、さらに150℃でべイキングした。
【0036】そして、上記ウェーハをダイシングし、チ
ップ化した後、マウントし、封じを行いデバイス化し
た。
ップ化した後、マウントし、封じを行いデバイス化し
た。
【0037】このデバイスの特性を測定した結果、ロス
は2.5dB増加し、デバイス歩留りも75%と悪かっ
た。この素子をHF:HNO3 の混酸で100℃で1時
間表面をエッチングした所、全面に明確な分極反転が見
られた。
は2.5dB増加し、デバイス歩留りも75%と悪かっ
た。この素子をHF:HNO3 の混酸で100℃で1時
間表面をエッチングした所、全面に明確な分極反転が見
られた。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来に比べてさらにデバイス特性、およびデバイス歩留
りを向上させることができ、高性能な弾性表面波デバイ
スを効率良く製造することができる。
従来に比べてさらにデバイス特性、およびデバイス歩留
りを向上させることができ、高性能な弾性表面波デバイ
スを効率良く製造することができる。
【図1】加熱温度と分極反転の発生率との関係を示す
図。
図。
Claims (4)
- 【請求項1】 分極成分を有する弾性表面波用基板上
に、金属膜を形成し、この金属膜によって所定形状の電
極を形成して弾性表面波デバイスを製造するにあたり、 前記金属膜形成後における加熱工程の加熱温度を100
℃以下とすることを特徴とする弾性表面波デバイスの製
造方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の弾性表面波デバイスの製
造方法において、 前記弾性表面波用基板がLiNbO3 ウェーハからなる
ことを特徴とする弾性表面波デバイスの製造方法。 - 【請求項3】 分極成分を有する弾性表面波用基板上
に、金属膜によって所定形状の電極を形成した弾性表面
波デバイスにおいて、 分極反転の発生率が5%以下であることを特徴とする弾
性表面波デバイス。 - 【請求項4】 分極成分を有する弾性表面波用基板上
に、金属膜によって所定形状の電極を形成した弾性表面
波デバイスにおいて、 前記金属膜形成後における加熱工程の加熱温度を100
℃以下としたことを特徴とする弾性表面波デバイス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33546795A JPH09181563A (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 弾性表面波デバイスの製造方法および弾性表面波デバイス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33546795A JPH09181563A (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 弾性表面波デバイスの製造方法および弾性表面波デバイス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09181563A true JPH09181563A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18288896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33546795A Withdrawn JPH09181563A (ja) | 1995-12-22 | 1995-12-22 | 弾性表面波デバイスの製造方法および弾性表面波デバイス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09181563A (ja) |
-
1995
- 1995-12-22 JP JP33546795A patent/JPH09181563A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4152195A (en) | Method of improving the adherence of metallic conductive lines on polyimide layers | |
US4428796A (en) | Adhesion bond-breaking of lift-off regions on semiconductor structures | |
EP1156132B1 (en) | Method of forming electrode film | |
US7213322B2 (en) | Method for manufacturing surface acoustic wave device | |
JPH09181563A (ja) | 弾性表面波デバイスの製造方法および弾性表面波デバイス | |
EP0877417A1 (en) | Method for fabrication of electrodes and other electrically-conductive structures | |
JPH05283970A (ja) | 高周波帯弾性表面波素子 | |
JPH10145171A (ja) | 表面弾性波素子およびその製造方法 | |
JP2003347883A (ja) | 圧電薄膜素子及びその製造方法 | |
JPS6111749A (ja) | フオトマスクブランク | |
US8404136B2 (en) | Method for manufacturing diffractive optical element | |
CN118554909B (zh) | 叉指换能器及其制备方法、声表面滤波器 | |
JPH04158612A (ja) | 弾性表面波素子の製造方法 | |
JPH01269941A (ja) | 微細パターンの形成方法 | |
JPS5910085B2 (ja) | 弾性表面波デバイスの製造方法 | |
KR0171364B1 (ko) | 탄성표면파장치의 전극형성방법 | |
JP3362860B2 (ja) | 表面弾性波素子の製造方法 | |
JPH0864931A (ja) | 電子部品の微細電極形成方法 | |
JPH0294911A (ja) | 弾性表面波素子の製造方法 | |
JP3404293B2 (ja) | 圧電素子の製造方法 | |
JP3157969B2 (ja) | 弾性表面波素子の製造方法 | |
CN118554909A (zh) | 叉指换能器及其制备方法、声表面滤波器 | |
JPS63135007A (ja) | 電極パタ−ンの形成方法 | |
TW202322203A (zh) | 鈧摻雜的氮化鋁之選擇性蝕刻 | |
CN116318007A (zh) | 一种抗老化高稳石英谐振器晶片加工方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030304 |