JPH09181194A - デュアルゲート構造およびその製造方法 - Google Patents

デュアルゲート構造およびその製造方法

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JPH09181194A
JPH09181194A JP7340172A JP34017295A JPH09181194A JP H09181194 A JPH09181194 A JP H09181194A JP 7340172 A JP7340172 A JP 7340172A JP 34017295 A JP34017295 A JP 34017295A JP H09181194 A JPH09181194 A JP H09181194A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デュアルゲート構造では、ゲート電極の金属
層または金属化合物層と通じて多結晶シリコン中の不純
物の相互拡散を起こして、トランジスタ特性を劣化させ
ている。 【解決手段】 第1,第2ゲート電極16N,16P とを一つ
のゲート配線16で形成したデュアルゲート構造であっ
て、第1ゲート電極16N が第1導電型(以下、N型)多
結晶シリコン層21N と金属化合物層22とからなり、第2
ゲート電極16P が第2導電型(以下、P型)多結晶シリ
コン層21P と金属化合物層22とからなり、N型,P型多
結晶シリコン層21N,21P との接続領域21A 上で金属化合
物層22が分離された状態で形成されているものである。
また接続領域21A に、N型,P型結晶シリコン層21N,21
P よりも不純物濃度が高い高濃度不純物領域(図示省
略)が設けられているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デュアルゲート構
造およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】素子の微細化にともない、トランジスタ
の拡散層はますます浅い接合になっている。すなわち、
いわゆるシャロー化が進んでいる。一方、ゲート線幅が
縮小化しているので、拡散層の深さを浅くしないとショ
ートチャネル効果が増大し、ソース・ドレイン耐圧が劣
化する。例えばゲート線幅が0.25μmのトランジス
タに対しては拡散層の深さを0.08μm程度に浅くす
る必要がある。
【0003】また、近年、トランジスタの電流駆動能力
を高く維持させる必要性から、NMOS(MOSはMeta
l-Oxide-Semiconductor の略)にはN型の不純物を含ん
だゲート、PMOSにはP型の不純物を含んだゲートを
用いるデュアルゲート構造を有するCMOSの開発が盛
んに行われている。本ゲート構造を用いることで、従来
のベリッドチャネル(ポケットイオン注入を行うこと
で、オン、オフ状態を確保でき、チャネル部をソース・
ドレイン領域と同一型でできる)方式では、しきい値電
圧Vthを比較的に高く確保する必要があるため、結果と
してソース・ドレイン電流Idsが低い。そこで、しきい
値電圧Vthを比較的低く保つことができる表面チャネル
方式は、電流駆動能力の比較的高いデバイスを製作でき
る。
【0004】ここで、従来のMOSLSIプロセスの一
例を、図7の製造工程図によって説明する。
【0005】図7の(1)に示すように、通常のMOS
トランジスタプロセスによって、半導体基板111にN
チャネルトランジスタとPチャネルトランジスタとの各
形成領域を分離するための素子分離領域112を形成し
た後、半導体基板111にゲート絶縁膜113を介して
ゲート配線114を形成する。このゲート配線114
は、Nチャネルトランジスタの形成領域においてN型ゲ
ート配線114Nに形成し、Pチャネルトランジスタの
形成領域においてP型ゲート配線114Pに形成する。
そしてゲート配線114の両側にサイドウォール絶縁膜
(図示省略)を形成し、さらにN型,P型ゲート配線1
14N,114Pの各両側の半導体基板111にソース
・ドレイン領域116(117)、ソース・ドレイン領
域118(119)を形成することで、Nチャネルトラ
ンジスタ101NとPチャネルトランジスタ101Pを
形成する。なお、図面では、ソース・ドレイン領域(1
17,119)は紙面の手前側になるため、図示は省略
した。
【0006】次いで図7の(2)に示すように、上記半
導体基板111に対してフッ酸(HF)処理を施し、ソ
ース・ドレイン領域116(117)上およびソース・
ドレイン領域118(119)上の自然酸化膜(図示省
略)を完全に除去する。その後、例えばスパッタリング
によって、全面にチタン(Ti)膜を50nmの厚さに
形成する。続いて、熱処理(第1熱処理は窒素雰囲気中
で600℃の加熱、および第2熱処理は窒素雰囲気中で
800℃の加熱)を施して、ゲート配線114のシリコ
ン(Si)とチタン膜のチタン(Ti)とを反応させて
なる低抵抗なチタンシリサイド(TiSi2 )層121
を形成するとともに、ソース・ドレイン領域116(1
17)、ソース・ドレイン領域118(119)のシリ
コン(Si)とチタン膜のチタン(Ti)とを反応させ
てなる低抵抗なチタンシリサイド(TiSi2 )層(図
示省略)を選択的に形成する。
【0007】続いて上記半導体基板111を、例えばア
ンモニア過水に浸漬することで、未反応なチタン膜(図
示省略)を選択的にエッチングして除去する。
【0008】次いで図7の(3)に示すように、例えば
化学的気相成長(以下、CVDという)法によって、ゲ
ート配線114側の全面を覆う状態に酸化シリコンから
なる層間絶縁膜131を形成した後、リソグラフィー技
術とエッチング技術とによって、例えばゲート配線11
4P上の層間絶縁膜131に、チタンシリサイド層12
1に接続する接続孔132を形成する。さらにブランケ
ットタングステンプラグの形成方法によって、接続孔1
32の内部に密着層133を介してタングステンプラグ
134を形成する。さらにタングステンプラグ134に
接続する状態で層間絶縁膜131上に、例えば、密着層
135とアルミニウム−シリコン膜からなる配線層13
6とを形成する。そしてリソグラフィー技術とエッチン
グ技術とによって、上記密着層135と配線層136と
をパターニングして配線137を形成する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、表面チ
ャネル型のトランジスタでデュアルゲート構造のCMO
Sを形成しようとした場合には、以下のうような課題が
存在する。
【0010】すなわち、デュアルゲート構造では、それ
ぞれNチャネルトランジスタ上とPチャネルトランジス
タ上にゲート線が形成されるため、それぞれのゲートの
導電型が異なる。結果として、一つのゲート線上である
部分まではヒ素(As)をドーピングしたN型のゲート
になり、ある部分まではホウ素(B)をドーピングした
P型のゲートになっている。
【0011】そのため、ゲート領域を形成した後の熱
処理によって、ゲート領域にドーピングされているヒ素
(As)の拡散が発生し、P型ゲートにまでそのヒ素
(As)が拡散するという課題を有する。P型ゲート
にはホウ素(B)が多結晶シリコン中にドーピングされ
ているため、そのホウ素が薄いゲート酸化膜を突き抜け
るという課題を有している。上記ホウ素等の不純物が
多結晶シリコンの結晶粒界に析出し、多結晶シリコンを
空乏化状態にするという課題を有している。以上のよう
な課題〜を克服することが、デュアルゲートの実用
化のために必要になっている。
【0012】上記課題の解決策として、ゲートに二層
の多結晶シリコン層を用いることで相互拡散を抑制する
ことが、特開平07−037992号公報およびIED
M technical digests (1994) H.Koike,Y.Unno,K.Ishim
ura,F.Matsuoka and M.Kakumu p855-858に開示されてい
る。また上記課題の解決策として、ゲートの多結晶シ
リコンの結晶粒径を大きくすることでホウ素(B)の突
き抜けを防止することが、IEDM technical digests
(1993) Munetaka Koda,Yoshikatsu Shida,Junichi Kaw
aguchi,and Yoshio Kaneko p471-474 に開示されてい
る。また、窒素(N)をLDD(Lightly Doped Drain
)部にイオン注入することでホウ素の突き抜けを防止
することが、IEDM technical digests (1994) S.Sh
imizu,T.Kuroi,M.Kobayashi,T.Yamaguchi,T.Fujino,H.M
aeda,T.Tsutsumi,Y.Hirose,S.Kusunoki,M.Inuishi and
N.Tsubouchi p67-70に開示されている。
【0013】本発明は、上記課題を別の手段によって解
決するためになされたもので、ゲート電極間における不
純物の相互拡散の抑制に優れたデュアルゲート構造およ
びその製造方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたデュアルゲート構造およびその製
造方法である。
【0015】デュアルゲート構造は、第1ゲート電極と
第2ゲート電極とを一つの配線で形成したものであっ
て、第1ゲート電極は、第1導電型の多結晶シリコン層
と金属層、または第1導電型の多結晶シリコン層と金属
層と金属化合物層とからなり、第2ゲート電極は、第2
導電型の多結晶シリコン層と金属層、または第2導電型
の多結晶シリコン層と金属層と金属化合物層とからな
り、第1導電型の多結晶シリコン層と第2導電型の多結
晶シリコン層とが接続する領域上で、金属層、または金
属層と金属化合物層とが分離された状態で形成されてい
るものである。また、第1導電型の多結晶シリコン層と
第2導電型の多結晶シリコン層とが接続される領域に
は、第1,第2導電型の各多結晶シリコン層よりも不純
物濃度が高い状態の高濃度不純物領域を設けたものであ
る。
【0016】上記デュアルゲート構造では、第1導電型
の多結晶シリコン層と第2導電型の多結晶シリコン層と
が接続する領域上で、金属層、または金属層と金属化合
物層とが分離されていることから、第1導電型の多結晶
シリコン層と第2導電型の多結晶シリコン層との間で、
不純物の拡散経路となる金属層および金属化合物層を通
じて不純物の拡散は起きない。また、第1導電型の多結
晶シリコン層と第2導電型の多結晶シリコン層との接合
領域に、第1,第2導電型の各多結晶シリコン層よりも
不純物濃度が高い状態の高濃度不純物領域を設けたこと
から、第1導電型の多結晶シリコン層と第2導電型の多
結晶シリコン層との間でも不純物の相互拡散は起き難く
なる。
【0017】デュアルゲート構造の製造方法は、まず、
半導体基板上に多結晶シリコン層を形成した後、該多結
晶シリコン層における第1ゲート電極を形成する領域に
第1導電型の不純物をドーピングするとともに第2ゲー
ト電極を形成する領域に第2導電型の不純物をドーピン
グする。そして多結晶シリコン層上に、金属層、または
金属層と金属化合物層とを形成した後、第1導電型の多
結晶シリコン層と第2導電型の多結晶シリコン層とが接
続される領域上の、金属層、または金属層と金属化合物
層とを除去する。また、第1導電型の多結晶シリコン層
と第2導電型の多結晶シリコン層とが接続される領域
に、第1,第2導電型の各多結晶シリコン層よりも不純
物濃度が高い状態に不純物を導入して高濃度不純物領域
を形成する。上記デュアルゲート構造の製造方法におい
て、多結晶シリコン層は、下地多結晶シリコン層を形成
しさらに非晶質シリコン層を形成する工程と、レーザア
ニーリングもしくはエキシマレーザアニーリングによっ
て非晶質シリコン層を下地多結晶シリコン層のシリコン
結晶よりも大きな粒径のシリコン結晶で構成される多結
晶シリコン層に改質する工程とによって形成する。
【0018】上記デュアルゲート構造の製造方法では、
第1,第2導電型の多結晶シリコン層上に、金属層、ま
たは金属層と金属化合物層とを形成した後、第1導電型
の多結晶シリコン層と第2導電型の多結晶シリコン層と
が接続される領域上の、金属層、または金属層と金属化
合物層とを除去することから、金属層、または金属層と
金属化合物層とを通じて多結晶シリコン層にドーピング
されている不純物の相互拡散は起きない。また、第1導
電型の多結晶シリコン層と第2導電型の多結晶シリコン
層とが接続される領域に、各多結晶シリコン層よりも不
純物濃度が高い状態に不純物をドーピングする製造方法
では、第1,第2導電型の多結晶シリコン層間での相互
拡散は起きない。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明のデュアルゲート構造に係
わる第1実施形態の一例を、図1によって説明する。図
1は、一例としてデュアルゲート型のCMOSトランジ
スタを示すもので、(1)に概略構成断面図を示し、
(2)に平面レイアウト図を示す。
【0020】図1に示すように、半導体基板(例えばシ
リコン基板)11には、NMOSトランジスタの形成領
域12とPMOSトランジスタの形成領域13とを分離
するための素子分離領域14が形成されている。上記半
導体基板11上には、ゲート絶縁膜15を介して、ゲー
ト電極を構成するもので多結晶シリコン層21と金属化
合物層22とからなるゲート配線16が形成されてい
る。
【0021】第1のMOSトランジスタの形成領域12
上における上記多結晶シリコン層21には第1導電型
(以下、N型という)の不純物として、例えばヒ素(A
s)がドーピングされている。上記ヒ素がドーピングさ
れた部分はN型多結晶シリコン層21Nになり、上記金
属化合物層22とともに第1ゲート電極16Nを構成す
る。一方、第2のMOSトランジスタの形成領域13上
の上記多結晶シリコン層21には第2導電型(以下、P
型という)の不純物として、例えばホウ素(B)がドー
ピングされている。上記ホウ素がドーピングされている
部分はP型多結晶シリコン層21Pになり、上記金属化
合物層22とともに第2ゲート電極16Pを構成する。
上記各N型,P型多結晶シリコン層21N,21Pは、
大粒径のシリコン結晶(例えばシリコン結晶の粒径が
0.3μm以上)で形成されている。
【0022】その上、上記金属化合物層22は、例えば
タングステンシリサイド(WSi2)で形成され、N型
多結晶シリコン層21NとP型多結晶シリコン層21P
との接合領域21A上で金属化合物層22は分離された
状態になっている。上記金属化合物層22には、タング
ステンシリサイドの他に、例えば、窒化チタン(Ti
N)、酸窒化チタン(TiON)、チタンシリサイド
(TiSi2 )、窒化タングステン(WN)および酸窒
化タングステン(WON)のうちの少なくとも一種類を
用いることが可能である。また金属化合物層22のかわ
りに金属層を単層で用いることも可能である。単層で用
いる金属層には、タングステン(W)、モリブデン(M
o)、コバルト(Co)等を用いることができる。また
は金属層上に金属化合物層を形成した構造、金属層上に
金属化合物層を形成しさらに金属層を形成した構造とす
ることも可能である。このような積層構造における金属
化合物層および金属層には、上記説明したような材料を
用いることができる。
【0023】上記NMOSトランジスタの形成領域12
における上記ゲート配線16の両側の半導体基板11に
はNMOSトランジスタのソース・ドレイン領域17
(18)が形成されている。一方、PMOSトランジス
タの形成領域13における上記ゲート配線16の両側の
半導体基板11にはPMOSトランジスタのソース・ド
レイン領域19(20)が形成されている。なお、
(1)の図面では、ソース・ドレイン領域(18,2
0)は、図面手前側に形成されることになるので、図示
は省略した。
【0024】そして上記NMOSトランジスタ1および
PMOSトランジスタ2を覆う状態に層間絶縁膜31
が、例えば酸化シリコンで形成されている。上記層間絶
縁膜31には、例えばPMOSトランジスタ2のゲート
配線16上に接続孔32が形成され、その接続孔32の
内壁に密着層(図示省略)とバリアメタル層33とが形
成され、さらにその接続孔32を埋め込む状態に金属プ
ラグ34が形成されている。上記密着層は例えばチタン
(Ti)からなり、上記バリアメタル層33は例えば窒
化チタン(TiN)からなる。また上記金属プラグ34
は例えばタングステン(W)からなる。
【0025】さらに上記層間絶縁膜31上には、上記金
属プラグ34に接続する配線35が形成されている。こ
の配線35は、例えば、チタン(Ti)からなる密着層
36とアルミニウム(Al)系金属からなる主配線層3
7とからなる。図示はしていないが、上記配線35の接
続構造と同様に、NMOSトランジスタ1のゲート配線
16にも層間絶縁膜31を通して形成される金属プラグ
を介して層間絶縁膜31上に配線が接続されている。
【0026】上記デュアルゲート構造では、N型多結晶
シリコン層21NとP型多結晶シリコン層21Pとが接
続する領域上で、金属化合物層22が分離されているこ
とから、N型多結晶シリコン層21NとP型多結晶シリ
コン層21Pとの間で、不純物の拡散経路となる金属化
合物層22を通じて、不純物の拡散は起きない。またP
型多結晶シリコン層21Pが大粒径のシリコン結晶から
なるため、ゲート絶縁膜をホウ素が突き抜けるという課
題が解決される。
【0027】次に本発明のデュアルゲート構造の製造方
法に係わる第1実施形態の一例を、図2および図3によ
って説明する。各図では、概略構成断面図で示し、さら
に必要に応じて平面レイアウト図によって示す。また、
上記図1によって説明したのと同様の構成部品には同一
の符号を付す。
【0028】図2の(1)に示すように、通常の素子分
離領域の形成方法として、例えば局所酸化法〔例えば、
LOCOS(Local Oxidation of Silicon)法〕によっ
て、半導体基板(例えばシリコン基板)11に第1のM
OSトランジスタの形成領域12と第2のMOSトラン
ジスタの形成領域13とを分離する素子分離領域14を
形成する。さらに例えば熱酸化法によって、半導体基板
11上にゲート絶縁膜(例えばゲート酸化膜)15を形
成する。
【0029】その後、例えば化学的気相成長(以下、C
VDという、CVDはChemical Vapour Depositionの
略)法によって、上記処理を行った半導体基板11上に
下地多結晶シリコン層23を形成する。上記下地多結晶
シリコン層23の成膜条件は、一例として、 成膜ガス:モノシラン(SiH4 );100sccm
〔以下、sccmは標準状態における体積流量(cm3
/分)を表す〕、ヘリウム(He);400sccm、
窒素(N2 );200sccm、 成膜雰囲気の圧力;70Pa、 基板温度;610℃、 に設定した。そして下地多結晶シリコン層23が例えば
50nmの厚さになるように成膜を行った。
【0030】次いでCVD法によって、上記下地多結晶
シリコン層23上に非晶質シリコン層(24)を形成す
る。非晶質シリコン層(24)の成膜条件は、一例とし
て、 成膜ガス:モノシラン(SiH4 );100sccm
と、ヘリウム(He);400sccmと、窒素
(N2 );200sccm、 成膜雰囲気の圧力:70Pa、 基板温度:510℃、 に設定した。そして非晶質シリコン層(24)が例えば
100nmの膜厚になるように成膜を行った。
【0031】次いでデュアルゲートを形成するための不
純物のドーピングを、例えばイオン注入によって行う。
先ず通常のリソグラフィー技術(例えば、レジスト塗布
によるレジスト膜の形成、露光、現像、ベーキング等の
処理をいい、以下、この説明は省略する)によって、第
1導電型(以下、N型という)ゲートとなる領域上に開
口部を有するレジストパターン(図示省略)を形成す
る。続いてそのレジストパターンをマスクに用いたイオ
ン注入法によって、N型の不純物として、例えばヒ素イ
オン(As + )をイオン注入する。このイオン注入条件
は、一例として、 打ち込みエネルギー:30keV、 ドーズ量:5×1015個/cm2 、 に設定した。そして上記非晶質シリコン層(24)と下
地多結晶シリコン層23とにヒ素イオンのイオン注入を
行った。その後、上記レジストパターンを、例えばアッ
シングおよび洗浄処理によって除去する。
【0032】次いで通常のリソグラフィー技術によっ
て、第2導電型(以下、P型という)ゲートとなる領域
上に開口部を有するレジストパターン(図示省略)を形
成する。続いてそのレジストパターンをマスクに用いた
イオン注入法によって、P型の不純物として、例えばホ
ウ素イオン(B+ )をイオン注入する。このイオン注入
条件は、一例として、 打ち込みエネルギー:10keV、 ドーズ量:3×1015個/cm2 、 に設定した。そして上記非晶質シリコン層(24)と下
地多結晶シリコン層23とにホウ素イオンのイオン注入
を行った。その後、上記レジストパターンを、例えばア
ッシングおよび洗浄処理によって除去する。なお、上記
N型不純物のイオン注入工程とP型不純物のイオン注入
工程とは、どちらを先に行っても差し支えはない。
【0033】その後、エキシマレーザ光を非晶質シリコ
ン層(24)に照射(エキシマレーザアニーリング)し
て、この非晶質シリコン層(24)の結晶化を図る。上
記エキシマレーザ光の照射条件は、一例として、 エキシマレーザ光のエネルギー密度:250mJ/cm
2 、 照射雰囲気の圧力:1×10-5Pa、 に設定した。そして結晶化処理を行った。
【0034】その結果、上記非晶質シリコン層(24)
は、0.5μm程度の粒径を有する大粒径多結晶シリコ
ン層25になり、上記下地多結晶シリコン層23ととも
に多結晶シリコン層21を構成する。このように、エキ
シマレーザ光の照射では、シリコン結晶を、少なくとも
粒径が0.3μm以上の大きさの結晶に成長させること
が望ましい。そして、第1のMOSトランジスタの形成
領域12上の上記下地多結晶シリコン層23と大粒径多
結晶シリコン層25とによって、N型多結晶シリコン層
21Nが形成され、第2のMOSトランジスタの形成領
域13上の上記下地多結晶シリコン層21と大粒径多結
晶シリコン層25とによって、P型多結晶シリコン層2
1Pが形成される。
【0035】その後CVD法によって、上記非晶質シリ
コンを結晶化した大粒径多結晶シリコン層25上に、金
属化合物層22を例えばタングステンシリサイド(WS
2)で形成する。上記CVD条件は、一例として、 成膜ガス:ジクロロシラン(SiH2 Cl2 );300
sccm、六フッ化タングステン(WF6 );2.8s
ccm、アルゴン(Ar);50sccm、 成膜雰囲気の圧力:20Pa、 基板温度:520℃、 に設定した。そしてタングステンシリサイドからなる金
属化合物層22が70nmの厚さになるように成膜を行
った。
【0036】次いで、図2の(2−1)の概略構成断面
図および(2−2)の平面レイアウト図に示すように、
通常のリソグラフィー技術によって、ゲートを形成する
ためのエッチングマスクとなるレジストパターン(図示
省略)を形成する。そしてこのレジストパターンをマス
クに用いたドライエッチングによって、上記金属化合物
層22とN型,P型多結晶シリコン層21N,21Pと
をパターニングして、ゲート配線16を形成する。この
うち、第1のMOSトランジスタの形成領域12上のゲ
ート配線16、すなわちN型多結晶シリコン層21Nと
金属化合物層22とが第1ゲート電極16Nになり、第
2のMOSトランジスタの形成領域13上のゲート配線
16、すなわちP型多結晶シリコン層21Pと金属化合
物層22とが第2ゲート電極16Pになる。上記ドライ
エッチングには、例えば、マイクロ波エッチング装置を
用いた。そのエッチング条件は、一例として、 エッチングガス:サルファーヘキサフルオライド(SF
6 );20sccm、塩素(Cl2 );25sccm、 エッチング雰囲気の圧力:1.3Pa、 マイクロ波パワー:950W、 RFパワー:50W、 に設定した。そしてエッチングを行った。その後、上記
レジストパターンを、例えばアッシングおよび洗浄処理
によって除去する。
【0037】次いで、LDD(Lightly Doped Drain )
を形成するためのイオン注入を行う。先ず通常のリソグ
ラフィー技術によって、N型のLDDを形成する領域上
に開口部を有するレジストパターン(図示省略)を形成
する。その後そのレジストパターンをマスクに用いたイ
オン注入法によって、N型の不純物として、例えば砒素
イオン(As+ )をイオン注入する。このときのイオン
注入条件は、一例として、 打ち込みエネルギー:25keV、 ドーズ量:1×1013個/cm2 、 に設定した。そしてN型のLDD(図示省略)を形成し
た。その後、上記レジストパターンを、例えばアッシン
グおよび洗浄処理によって除去する。
【0038】次いで通常のリソグラフィー技術によっ
て、P型のLDDを形成する領域上に開口部を有するレ
ジストパターン(図示省略)を形成する。その後そのレ
ジストパターンをマスクに用いたイオン注入法によっ
て、P型の不純物として、例えば二フッ化ホウ素イオン
(BF2 + )をイオン注入する。このときのイオン注入
条件は、一例として、 打ち込みエネルギー:20keV、 ドーズ量:2×1012個/cm2 、 に設定した。そしてP型のLDD(図示省略)を形成し
た。その後、上記レジストパターンを、例えばアッシン
グおよび洗浄処理によって除去する。なお、N型のLD
Dの形成工程とP型のLDDの形成工程とは、どちらを
先に行っても差し支えはない。
【0039】次にCVD法によって、上記ゲート配線1
6を覆う状態に酸化シリコン膜を形成する。上記酸化シ
リコン膜の成膜条件は、一例として、 成膜ガス:テトラエトキシシラン(TEOS);800
sccmと、酸素(O 2 );600sccmとの混合ガ
ス、 成膜雰囲気の圧力:1.13kPa、 基板温度:400℃、 RFパワー:700W、 に設定した。そして酸化シリコン膜を200nmの厚さ
になるように成膜した。
【0040】その後、上記酸化シリコン膜をエッチバッ
クして、ゲート配線16の側壁部にサイドウォール絶縁
膜26を形成する。上記エッチバック条件は、一例とし
て、 エッチバックガス:オクタフルオロシクロブタン(C4
8 );50sccm、 エッチング雰囲気の圧力:2Pa、 RFパワー:1.2kW、 に設定した。
【0041】次いでソース・ドレイン領域を形成するた
めのイオン注入を行う。先ず通常のリソグラフィー技術
によって、第1のMOSトランジスタの形成領域12に
形成されるソース・ドレイン領域上に開口部を有するレ
ジストパターン(図示省略)を形成する。その後そのレ
ジストパターンをマスクに用いたイオン注入法によっ
て、N型の不純物として、例えばヒ素イオン(As+
をイオン注入する。このイオン注入条件は、一例とし
て、 打ち込みエネルギー:30keV、 ドーズ量:5×1015個/cm2 、 に設定した。そしてソース・ドレイン領域17,18を
形成した。その後、上記レジストパターンを、例えばア
ッシングおよび洗浄処理によって除去する。
【0042】次いで通常のリソグラフィー技術によっ
て、第2のMOSトランジスタの形成領域13に形成さ
れるソース・ドレイン領域上に開口部を有するレジスト
パターン(図示省略)を形成する。その後そのレジスト
パターンをマスクに用いたイオン注入法によって、P型
の不純物として、例えば二フッ化ホウ素イオン(BF2
+ )をイオン注入する。このイオン注入条件は、一例と
して、 打ち込みエネルギー:25keV、 ドーズ量:3×1015個/cm2 、 に設定した。そしてソース・ドレイン領域19,20を
形成した。その後、上記レジストパターンを、例えばア
ッシングおよび洗浄処理によって除去する。なお、上記
N型不純物のイオン注入工程とP型不純物のイオン注入
工程とは、どちらを先に行っても差し支えはない。
【0043】次いで、既知のリソグラフィー技術により
レジストパターン(図示省略)を形成し、それをマスク
に用いてエッチングを行うことによって、N型多結晶シ
リコン層21NとP型多結晶シリコン層21Pとの接合
領域21A上の、上記金属化合物層22(2点鎖線で示
す部分)を除去する。ここでは、上記接合領域21Aは
素子分離領域14上に位置している。上記エッチング条
件は、一例として、 エッチングガス:塩素(Cl2 );30sccm、酸素
(O2 );5sccm、 マイクロ波電流:250mA、 バイアス:100V、 エッチング雰囲気の圧力:0.4Pa、 に設定した。なお、このエッチング工程は、ゲート配線
16を形成するためのエッチングの前に行ってもよい。
そして接合領域21Aが素子分離領域14上に位置して
いるため、一部分の金属化合物層22(2点鎖線で示す
部分)を除去してもゲート配線16を形成した後に行わ
れるイオン注入工程には影響を及ぼさない。上記のよう
にして、デュアルゲート構造の表面チャネル型のNMO
Sトランジスタ1とPMOSトランジスタ2とが形成さ
れる。
【0044】次に図3に示すように、CVD法によっ
て、上記ゲート配線16を覆う状態に酸化シリコンから
なる層間絶縁膜31を形成する。上記層間絶縁膜31の
成膜条件は、一例として、 成膜ガス:テトラエトキシシラン(TEOS);50s
ccm、 成膜雰囲気の圧力:40Pa、 基板温度:720℃ に設定した。そして層間絶縁膜31が、例えば600n
mの厚さになるように成膜した。
【0045】その後、急速加熱アニール〔RTA(Rapi
d Thermal Annealing )〕装置を用いて、活性化熱処理
を施す。上記熱処理は、一例として、 熱処理温度:1000℃、 熱処理雰囲気:窒素(N2 )、 熱処理時間:10秒、 に設定した。そしてRTAを行った。
【0046】続いて通常のリソグラフィー技術によっ
て、コンタクトホールを形成する領域上に孔を有するレ
ジストパターン形成する。その後そのレジストパターン
をエッチングマスクに用いてエッチングを行うことによ
って、例えば第2ゲート電極16P上の層間絶縁膜31
に接続孔32を形成する。このときのドライエッチング
条件は、一例として、 エッチングガス:オクタフルオロシクロブタン(c−C
4 8 );50sccm、 RFパワー:1.2kW エッチング雰囲気の圧力:2Pa、 に設定した。その後、上記レジストパターンを、例えば
アッシングおよび洗浄処理によって除去する。
【0047】そして配線材料を形成する。まず、スパッ
タリングによって、密着層(図示省略)となるチタン
(Ti)膜とバリアメタル層33となる窒化チタン(T
iN)膜とを成膜した。上記チタン膜のスパッタリング
条件は、一例として、 スパッタリングガス:アルゴン(Ar);100scc
m、 スパッタパワー:8kW、 基板温度:150℃、 成膜雰囲気の圧力:0.47Pa、 に設定した。そして密着層を10nmの厚さに成膜し
た。
【0048】続いてスパッタリングによってバリアメタ
ル層33を形成する。このスパッタリング条件は、一例
として、 スパッタリングガス:アルゴン(Ar);40sccm
と窒素(N2 );20sccm、 成膜雰囲気の圧力:0.47Pa、 に設定した。そして窒化チタンからなるバリアメタル層
33を70nmの厚さに成膜した。
【0049】次いでCVD法によって、タングステン
(W)膜を形成する。このタングステン膜の形成条件
は、一例として、 反応ガス:アルゴン(Ar);2200sccm、窒素
(N2 );300sccm、水素(H2 );500sc
cm、六フッ化タングステン(WF6 );75scc
m、 成膜雰囲気の温度:450℃、 成膜雰囲気の圧力:10.64kPa、 に設定した。そして上記接続孔32の内部を埋め込む状
態にタングステン膜を400nmの厚さに成膜した。
【0050】続いて、上記タングステン膜をエッチバッ
クする。このエッチバック条件は、一例として、 エッチングガス:六フッ化イオウ(SF6 ):50sc
cm、 RFパワー:150W、 エッチング雰囲気の圧力:1.33Pa、 に設定した。そして、接続孔32の内部にタングステン
膜を残すことでプラグ34を形成した。
【0051】その後、例えばスパッタリングによって、
密着層36となるチタン膜と主配線層37となるアルミ
ニウム(Al)膜とからなる配線層35を形成する。こ
のスパッタリング条件は、一例として、 スパッタリングガス:アルゴン(Ar);100scc
m、 スパッタパワー:4kW、 基板温度:150℃、 成膜雰囲気の圧力:0.47Pa、 に設定した。そしてチタンからなる密着層36を30n
mの厚さに成膜した。
【0052】さらに例えばスパッタリングによって、主
配線層37を成膜する。このスパッタリング条件は、一
例として、 スパッタリングガス:アルゴン(Ar);50scc
m、 スパッタパワー:22.5kW、 基板温度:150℃、 成膜雰囲気の圧力:0.47Pa、 に設定した。そしてアルミニウムからなる主配線層37
を0.5μmの厚さに成膜した。
【0053】その後、リソグラフィー技術によりレジス
トパターン(図示省略)を形成し、それをマスクに用い
てエッチングを行うことによって、プラグ35に接続す
るもので、主配線層37/密着層36からなる配線層3
5を形成する。このエッチング条件は、一例として、 エッチングガス:三塩化ホウ素(BCl3 );60sc
cmと塩素(Cl2 );90sccm、 マイクロ波パワー:1.0kW、 RFパワー:50W、 エッチング雰囲気の圧力:0.016Pa、 に設定した。
【0054】上記デュアルゲート構造の製造方法におい
て、上記金属化合物層22には、上記タングステンシリ
サイド(WSi2 )の他に、例えば、窒化チタン(Ti
N)、酸窒化チタン(TiON)、チタンシリサイド
(TiSi2 )、窒化タングステン(WN)、タングス
テンシリサイド(WSi2 )、酸窒化タングステン(W
ON)を用いることが可能である。また金属化合物層2
2のかわりに金属層を単層で用いることも可能である。
単層で用いる金属層には、タングステン(W)、モリブ
デン(Mo)、コバルト(Co)を用いることが可能で
ある。または金属層上に金属化合物層を形成し、さらに
金属層を形成した構造とすることも可能である。この構
造における金属化合物層および金属層には、上記説明し
たような材料を用いることが可能である。
【0055】上記デュアルゲート構造の製造方法では、
N型,P型多結晶シリコン層21N,21P上に、金属
化合物層22を形成した後、N型,P型多結晶シリコン
層21N,21Pが接続される領域21A上の、金属化
合物層22を除去することから、金属化合物層22を通
じて、N型,P型多結晶シリコン層21N,21Pにド
ーピングされている不純物の相互拡散は起きない。さら
にエキシマレーザアニーリングによって、上記非晶質シ
リコン層24を結晶化して大粒径多結晶シリコン層25
に改質することから、加熱時間は数ピコ秒程度と短時間
である。そのため、N型,P型多結晶シリコン層21
N,21P間での不純物の相互拡散はほとんど起きな
い。もしくはCWレーザを用いて数秒間のレーザ熱処理
を行ってもよい。したがって、特にP型多結晶シリコン
層21Pのシリコン結晶が大粒径化されるため、ゲート
絶縁膜をホウ素が突き抜けるという課題が解決され、ま
たP型多結晶シリコン層21P中が空乏化されることが
抑制されるので、トランジスタ特性の向上が図れる。
【0056】また、上記製造方法は、従来の製造技術の
延長で実施できる。そのため、製造コストが抑制でき
る。さらに製造方法が単純なプロセスで構成されている
ので、生産上の歩留りの低下がない。
【0057】また図4の(1)に示すように、上記説明
した金属化合物層(22)の代わりに、例えばスパッタ
リングによって、窒化チタン(TiN)からなる金属化
合物層41とタングステン(W)からなる金属層42と
で形成することも可能である。ここでは、その形成条件
のみを説明する。まず、窒化チタンからなる金属化合物
層41の成膜条件は、一例として、 成膜ガス:スパッタリングパワー:5kW、 スパッタリング雰囲気:アルゴン(Ar);40scc
m、窒素(N2 );20sccm、 スパッタリング雰囲気の圧力:0.47Pa、 に設定した。そして金属化合物層41を例えば20nm
の膜厚になるように成膜した。
【0058】次いで、タングステンからなる金属層42
をスパッタリングによって成膜する。その成膜条件は、
一例として、 成膜ガス:スパッタリングパワー:8kW、 成膜温度:150℃、 スパッタリング雰囲気:アルゴン(Ar);100sc
cm、 スパッタリング雰囲気の圧力:0.47Pa、 に設定した。そして金属層42を70nmの膜厚になる
ように成膜した。
【0059】その後は、通常のリソグラフィー技術によ
って、ゲート形成領域上にレジストパターン(図示省
略)を形成し、そのレジストパターンをエッチングマス
クに用いたドライエッチングによって、上記金属化合物
層41,金属層42,多結晶シリコン層21をパターニ
ングして、第1ゲート電極16Nと第2ゲート電極16
Pとからなるゲート配線16を形成する。上記ドライエ
ッチングには、例えば、マイクロ波エッチング装置を用
いた。そのエッチング条件は、一例として、 エッチングガス:サルファーヘキサフルオライド(SF
6 );70sccm、アルゴン(Ar);70scc
m、 エッチング雰囲気の圧力:0.7Pa、 マイクロ波電流:250mA、 バイアス:100V、 基板温度:0℃、 に設定した。そしてエッチングを行った。その後、上記
レジストパターンを、例えばアッシングおよび洗浄処理
によって除去する。
【0060】次いで図4の(2)に示すように、既知の
リソグラフィー技術とエッチング技術とによって、N型
の多結晶シリコン層21NとP型の多結晶シリコン層2
1Pとの接合領域21A上の、2点鎖線で示す部分の金
属層41と、2点鎖線で示す部分の金属化合物層42と
を除去する。上記エッチング条件は、一例として、 エッチングガス:サルファーヘキサフルオライド(SF
6 );70sccm、アルゴン(Ar);70scc
m、 マイクロ波電流:250mA、 バイアス:100V、 エッチング雰囲気の圧力:0.7Pa、 基板温度:0℃、 に設定した。
【0061】その後、上記図2の(2)によって説明し
たのと同様にしてLDDとソース・ドレイン領域を形成
し、さらに上記図3によって説明したのと同様にして層
間絶縁膜と配線とを形成するための工程を行う。
【0062】次に、本発明のデュアルゲート構造に係わ
る第2実施形態の一例を、図5の概略構成断面図によっ
て説明する。図5では、上記図1で説明したのと同様の
構成部品には同一の符号を付す。
【0063】図5に示すデュアルゲート構造は、前記図
1で説明したデュアルゲート構造において、N型多結晶
シリコン層21NとP型多結晶シリコン層21Pとの接
合領域21Aに、N型,P型多結晶シリコン層21N,
21Pよりも不純物濃度が高い状態に不純物の高濃度不
純物領域21Dを形成したものである。この高濃度不純
物領域21Dは、例えば不純物としてリン(P)を、1
×1018個/cm3 〜1×1021個/cm3 程度含む領
域である。一方、N型多結晶シリコン層21Nのヒ素の
不純物濃度は、例えば1×1018個/cm3 〜1×10
21個/cm3 程度であり、P型多結晶シリコン層21P
のホウ素の不純物濃度は、例えば1×1018個/cm3
〜1×1021個/cm3 程度である。
【0064】上記図5によって説明した第2実施形態の
デュアルゲート構造では、上記第1実施形態で説明した
のと同様の効果を奏するとともに、N型多結晶シリコン
層21NとP型多結晶シリコン層21Pとの接合領域2
1Aに、各N型,P型多結晶シリコン層21N,21P
よりも不純物濃度が高い状態に不純物の高濃度不純物領
域21Dが設けられていることから、N型,P型多結晶
シリコン層21N,21P間でも不純物の相互拡散は起
き難くなる。
【0065】次に本発明のデュアルゲート構造の製造方
法に係わる第2実施形態の一例を、図6によって説明す
る。各図では、概略構成断面図で示し、さらに必要に応
じて平面レイアウト図によって示す。また、上記図1〜
図5によって説明したのと同様の構成部品には同一の符
号を付す。
【0066】図6の(1)に示すように、前記デュアル
ゲート構造の製造方法に係わる第1の実施形態によって
説明したのと同様にして、例えばLOCOS法によっ
て、半導体基板(例えばシリコン基板)11に第1のM
OSトランジスタの形成領域12と第2のMOSトラン
ジスタの形成領域13とを分離する素子分離領域14を
形成する。さらに例えば熱酸化法によって、半導体基板
11上にゲート絶縁膜(例えばゲート酸化膜)15を形
成する。
【0067】その後、例えばCVD法によって、上記処
理を行った半導体基板11上に下地多結晶シリコン層2
3を50nmの厚さに形成する。続いてCVD法によっ
て、上記下地多結晶シリコン層23上に非晶質シリコン
層(24)を100nmの膜厚になるように形成した。
上記下地多結晶シリコン層23および非晶質シリコン層
(24)の成膜条件は、前記図2の(1)で説明したの
と同様である。
【0068】その後、非晶質シリコン層(24)を結晶
化するための熱処理を行う。上記熱処理条件は、一例と
して、 熱処理温度:650℃、 熱処理時間:10時間、 に設定した。そして結晶化処理を行った。その結果、上
記非晶質シリコン層(24)は、0.5μm程度の粒径
を有する大粒径多結晶シリコン層25になり、上記下地
多結晶シリコン層23とともに多結晶シリコン層21を
構成する。このように、熱処理による結晶化では、多結
晶シリコンの粒径を、少なくとも0.3μm以上の大き
さに結晶を成長させることが望ましい。
【0069】次いで自然酸化膜のエッチングを行う。上
記エッチング条件は、一例として、 エッチングガス:サルファーヘキサフルオライド(SF
6 );70sccm、アルゴン(Ar);70scc
m、 エッチング雰囲気の圧力:0.7Pa、 マイクロ波電流:250mA、 バイアス:100V、 基板温度:0℃、 に設定した。そして上記エッチングを行った。
【0070】次いでスパッタリングによって、タングス
テン(W)からなる金属層41と窒化チタン(TiN)
からなる金属化合物層42とで形成する。まず、上記金
属化合物層41および上記金属層42の成膜条件は、図
4によって説明した成膜条件と同様である。その結果、
例えば、金属化合物層41を20nmの膜厚のタングス
テン膜で形成し、金属層42を70nmの膜厚の窒化チ
タン膜で形成する。
【0071】その後は、通常のリソグラフィー技術によ
って、ゲート形成領域上にレジストパターン(図示省
略)を形成し、そのレジストパターンをエッチングマス
クに用いたドライエッチングによって、上記金属層4
2,金属化合物層41,大粒径多結晶シリコン層25お
よび下地多結晶シリコン層23をパターニングして、ゲ
ート配線16を形成する。上記ドライエッチング条件
は、前記図4の(1)によって説明したエッチング条件
と同様である。その後、上記レジストパターンを、例え
ばアッシングおよび洗浄処理によって除去する。
【0072】次いで図6の(2)に示すように、既知の
リソグラフィー技術によって、第1ゲート電極(16
N)となる多結晶シリコン層21と第2ゲート電極(1
6P)となる多結晶シリコン層21とが接合されること
になる接合領域21A上に開口を有するレジストパター
ン(図示省略)を形成する。そしてそのレジストパター
ンをエッチングマスクに用いたとエッチング技術によっ
て、上記接合領域21A上の、2点鎖線で示す部分の金
属層41と2点鎖線で示す部分の金属化合物層42とを
除去する。このエッチング条件は、前記図4の(2)に
よって説明したエッチング条件と同様である。その後、
このエッチングで用いたレジストパターンを、例えばア
ッシングおよび洗浄処理によって除去する。
【0073】次いで上記接合領域21Aに高濃度に不純
物をドーピングする方法として、例えばイオン注入法に
よって、例えばリンイオン(P+ )を上記接合領域21
Aに選択的にイオン注入する。このイオン注入条件は、
一例として、 打ち込みエネルギー:10keV〜100keVの範囲
の所定値、 ドーズ量:7×1015個/cm2 〜1×1017個/cm
2 の範囲の所定値、 に設定した。そして高濃度不純物領域21Dを形成し
た。
【0074】その後、上記図2の(2)によって説明し
たのと同様にして、LDDを形成し、さらにゲート配線
16の側壁部にサイドウォール絶縁膜(図示省略)を形
成する。
【0075】次いで図6の(3)に示すように、ソース
・ドレイン領域を形成するためのイオン注入とゲート電
極の導電化のためのイオン注入を同時に行う。先ず通常
のリソグラフィー技術によって、第1のMOSトランジ
スタの形成領域12に形成されるソース・ドレイン領域
上およびゲート配線16上に開口部を有するレジストパ
ターン(図示省略)を形成する。このレジストパターン
は、上記高濃度不純物領域21Dは覆う状態に形成され
る。続いてそのレジストパターンをマスクに用いたイオ
ン注入法によって、N型の不純物として、例えばヒ素イ
オン(As+ )をイオン注入する。このイオン注入条件
は、一例として、 打ち込みエネルギー:30keV、 ドーズ量:5×1015個/cm2 、 に設定した。そしてソース・ドレイン領域17(18)
を形成するとともに、N型多結晶シリコン層21Nを形
成した。このようにして、N型多結晶シリコン層21N
と金属層41と金属化合物層42とによってN型の第1
ゲート電極16Nが形成される。なお、上記ソース・ド
レイン領域(18)は図面手前側に形成されるため、図
示は省略した。その後、上記レジストパターンを、例え
ばアッシングおよび洗浄処理によって除去する。
【0076】次いで通常のリソグラフィー技術によっ
て、第2のMOSトランジスタの形成領域13に形成さ
れるソース・ドレイン領域上およびゲート配線16上に
開口部を有するレジストパターン(図示省略)を形成す
る。このレジストパターンは、上記接合領域21Aは覆
う状態に形成される。その後このレジストパターンをマ
スクに用いたイオン注入法によって、P型の不純物とし
て、例えば二フッ化ホウ素イオン(BF2 + )をイオン
注入する。このイオン注入条件は、一例として、 打ち込みエネルギー:25keV、 ドーズ量:3×1015個/cm2 、 に設定した。そしてソース・ドレイン領域19(20)
を形成するとともに、P型多結晶シリコン層21Pを形
成した。このようにして、P型多結晶シリコン層21P
と金属層41と金属化合物層42とによってP型の第2
ゲート電極16Pが形成される。なお、上記ソース・ド
レイン領域(20)は図面手前側に形成されるため、図
示は省略した。その後、上記レジストパターンを、例え
ばアッシングおよび洗浄処理によって除去する。なお、
上記N型不純物のイオン注入工程とP型不純物のイオン
注入工程とは、どちらを先に行っても差し支えはない。
【0077】その後、前記図3によって説明したのと同
様にして層間絶縁膜の形成、活性化熱処理、配線を形成
するための工程を行う。
【0078】上記図6によって説明したデュアルゲート
構造の製造方法では、上記第1実施形態の製造方法で説
明したのと同様の効果を奏するとともに、N型,P型多
結晶シリコン層21N,21P間に高濃度不純物領域2
1Dを形成したので、N型,P型多結晶シリコン層21
N,21P間での相互拡散が起き難くなる。
【0079】また従来の製造技術の延長で実施できるた
め、製造コストが抑制できる。さらに製造方法が単純な
プロセスで構成されるので、生産上の歩留りの低下がな
い。
【0080】なお、上記各実施形態で説明した成膜方法
は、CVD法,スパッタリング等に限定されることはな
く、適宜CVD法,スパッタリング,蒸着法等を選択し
て採用することが可能である。また、シリサイドも、チ
タンシリサイド(TiSi2 )に限定されることはな
く、例えばコバルト(Co),ニッケル(Ni),タン
グステン(W),白金(Pt),ジルコニウム(Z
r),ハフニウム(Hf)等のシリサイドであってもよ
い。さらに、種々の数値条件は、上記記載した値に限定
されることはなく、プロセスに適合した条件が適宜選択
される。またさらに、本発明の適用例は、CMOSプロ
セスに限定されることはなく、デュアルゲートを有する
半導体装置の全般に対して適用できる。
【0081】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のデュアル
ゲート構造によれば、第1導電型の多結晶シリコン層と
第2導電型の多結晶シリコン層との接合領域上では、第
1導電型の多結晶シリコン層上および第2導電型の多結
晶シリコン層上に形成されている金属層、または金属層
と金属化合物層とは分離された状態で形成されているの
で、第1導電型の多結晶シリコン層と第2導電型の多結
晶シリコン層との相互の間で、金属層および金属化合物
層を通じて不純物の拡散は起きない。また、第1導電型
の多結晶シリコン層と第2導電型の多結晶シリコン層と
の接合領域に各多結晶シリコン層よりも不純物濃度が高
い高濃度不純物領域を設けたデュアルゲート構造によれ
ば、第1導電型の多結晶シリコン層と第2導電型の多結
晶シリコン層との間でも不純物の相互拡散は起き難くな
る。したがって、本発明のデュアルゲート構造を用いた
トランジスタは表面チャネル型のトランジスタとして構
成することが可能になるので、電流駆動能力特性が高い
トランジスタになる。
【0082】本発明のデュアルゲート構造の製造方法に
よれば、第1,第2導電型の多結晶シリコン層上に、金
属層、または金属層と金属化合物層とを形成した後、第
1導電型の多結晶シリコン層と第2導電型の多結晶シリ
コン層とが接続される領域上の、金属層、または金属層
と金属化合物層とを除去するので、金属層、または金属
層と金属化合物層とを通じて多結晶シリコン層にドーピ
ングされている不純物の相互拡散は起きない。また、第
1導電型の多結晶シリコン層と第2導電型の多結晶シリ
コン層との接合領域に、各多結晶シリコン層よりも不純
物濃度が高い高濃度不純物領域を形成する製造方法で
は、第1,第2導電型の多結晶シリコン層間に高濃度不
純物領域が形成されるので、第1,第2導電型の多結晶
シリコン層間での相互拡散を起こさない。したがって、
本発明の製造方法を用いれば、大きな電流駆動能力を有
する表面チャネル型のトランジスタを形成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデュアルゲート構造に係わる第1実施
形態の説明図である。
【図2】本発明の製造方法に係わる第1実施形態の製造
工程図である。
【図3】第1実施形態の製造工程図(続き)である。
【図4】第1実施形態の製造方法に係わる別の製造工程
図である。
【図5】本発明のデュアルゲート構造に係わる第2実施
形態の説明図である。
【図6】本発明の製造方法に係わる第2実施形態の製造
工程図である。
【図7】従来のMOSLSIプロセス例を示す製造工程
図である。
【符号の説明】
16N 第1ゲート電極 16P 第2ゲート電極 21A 接合領域 21D 高濃度不純物領域 21N N型多結晶シリコン層 21P P型多結晶シリコン層 22 金属化合物層 41 金属層 42 金属化合物層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1ゲート電極と第2ゲート電極とを一
    つの配線で形成したデュアルゲート構造において、 前記第1ゲート電極は、第1導電型の多結晶シリコン層
    と金属層、または第1導電型の多結晶シリコン層と金属
    層と金属化合物層とからなり、 前記第2ゲート電極は、第2導電型の多結晶シリコン層
    と金属層、または第2導電型の多結晶シリコン層と金属
    層と金属化合物層とからなり、 前記第1導電型の多結晶シリコン層と前記第2導電型の
    多結晶シリコン層との接合領域上で、前記金属層、また
    は前記金属層と金属化合物層とが分離された状態で形成
    されていることを特徴とするデュアルゲート構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデュアルゲート構造にお
    いて、 前記第1導電型の多結晶シリコン層と前記第2導電型の
    多結晶シリコン層とが接続される領域に、該第1導電型
    の多結晶シリコン層および該第2導電型の多結晶シリコ
    ン層よりも不純物濃度が高い高濃度不純物領域を設けた
    ことを特徴とするデュアルゲート構造。
  3. 【請求項3】 第1ゲート電極と第2ゲート電極とを一
    つの配線で形成したデュアルゲート構造の製造方法にお
    いて、 半導体基板上に多結晶シリコン層を形成した後、第1ゲ
    ート電極を形成する該多結晶シリコン層の領域に第1導
    電型の不純物をドーピングするとともに、第2ゲート電
    極を形成する該多結晶シリコン層の領域に第2導電型の
    不純物をドーピングする工程と、 前記多結晶シリコン層上に、金属層、または金属層と金
    属化合物層とを形成する工程と、 前記第1導電型の多結晶シリコン層と前記第2導電型の
    多結晶シリコン層とが接続される領域上の、前記金属
    層、または前記金属層と金属化合物層とを除去する工程
    とを備えたことを特徴とするデュアルゲート構造の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のデュアルゲート構造の製
    造方法において、 前記第1導電型の多結晶シリコン層と前記第2導電型の
    多結晶シリコン層とが接続される領域に、該第1導電型
    の多結晶シリコン層および該第2導電型の多結晶シリコ
    ン層よりも不純物濃度が高い状態に不純物を導入して高
    濃度不純物領域を形成する工程を備えたことを特徴とす
    るデュアルゲート構造。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のデュアルゲート構造にお
    いて、 前記多結晶シリコン層は、 下地多結晶シリコン層を形成した後、該下地多結晶シリ
    コン層上に非晶質シリコン層を形成する工程と、 レーザアニーリングもしくはエキシマレーザアニーリン
    グによって、前記非晶質シリコン層を下地多結晶シリコ
    ン層のシリコン結晶よりも大きな粒径のシリコン結晶で
    構成される多結晶シリコン層に改質する工程とによって
    形成されることを特徴とするデュアルゲート構造。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のデュアルゲート構造にお
    いて、 前記多結晶シリコン層は、 下地多結晶シリコン層を形成した後、該下地多結晶シリ
    コン層上に非晶質シリコン層を形成する工程と、 レーザアニーリングもしくはエキシマレーザアニーリン
    グによって、前記非晶質シリコン層を下地多結晶シリコ
    ン層のシリコン結晶よりも大きな粒径のシリコン結晶で
    構成される多結晶シリコン層に改質する工程とによって
    形成されることを特徴とするデュアルゲート構造。
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US7772671B2 (en) 1999-06-30 2010-08-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device having an element isolating insulating film

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