JPH09181163A - 丸い角を備えたトレンチ分離構造体を有する半導体装置の製造法 - Google Patents

丸い角を備えたトレンチ分離構造体を有する半導体装置の製造法

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JPH09181163A
JPH09181163A JP30203596A JP30203596A JPH09181163A JP H09181163 A JPH09181163 A JP H09181163A JP 30203596 A JP30203596 A JP 30203596A JP 30203596 A JP30203596 A JP 30203596A JP H09181163 A JPH09181163 A JP H09181163A
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silicon
forming
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 丸い角を備えたトレンチ分離構造体を有する
半導体装置の製造法を提供する。 【解決手段】 LOCOS酸化物がシリコン基板の表面
から除去されて、表面に凹部328が形成される。LO
COS工程で用いられた窒化シリコンを有する表面の上
に、二酸化シリコン層または窒化シリコン層324が沈
着される。この表面が異方性エッチングされて、トレン
チが形成されるべき領域の両側に側壁スペーサ332が
作成される。次に、基板がエッチングされて、トレンチ
334が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】トレンチ分離構造体は、通
常、トレンチ裏打ち部材として、沈着(堆積)または熱
的成長のいずれかで形成された二酸化シリコンを用いて
いる。トレンチ工程段階の大部分は、典型的には、ゲー
ト酸化物が成長される前およびポリシリコン・ゲートが
沈着される前に実行される。この工程段階の結果とし
て、大部分のトレンチ分離構造体は、活性トランジスタ
に対し、通常、端部漏洩の問題点を有する。図1aは、
分離トレンチ102とソース104とドレイン106と
ゲート108とを有するトレンチ分離トランジスタ10
0の平面図である。図1bは、ゲートとトレンチとの重
なり合った領域のトランジスタに関し1b−1b線に沿
った部分横断面図である。トレンチ102は、熱的に成
長された二酸化シリコン116で裏打ちされる。このト
レンチを、CVDで沈着された二酸化シリコン112で
被覆された多結晶シリコン114で部分的に充填するこ
とが、または二酸化シリコン112で完全に充填するこ
とができる。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】ゲート酸化物110が
成長される前、化学的機械的研磨(chemical−
mechanical polishing、CMP)
のような平坦化段階が実行されて表面が平坦化され、そ
して湿式HFエッチングを用いた表面除去(degla
ze)工程段階により、熱酸化物が除去される。HFエ
ッチングは等方性処理工程であり、参照番号118で示
された角を頂部および側面の両方からエッチングを行
い、そのためにその領域がさらに深くエッチングされ
る。沈着された酸化物は熱酸化物よりもゆっくりエッチ
ングされるという事実により、この問題点はさらに悪化
する。
【0003】この鋭い角は、活性装置を完成する際、2
つのよく知られた問題点を生ずる。第1の問題点は、ゲ
ート酸化物が形成されるとき、ゲート酸化物は鋭い角の
上には十分には形成されなく、その結果弱い酸化物がで
きることがある。この弱い酸化物は、トランジスタの過
剰な漏洩または短絡を生ずる原因となることがある。第
2の問題点は、多結晶シリコン・ゲートがゲート酸化物
の上に沈着されるとき、多結晶シリコン・ゲートがチヤ
ンネルの側面と頂部の両方に沈着され、そして角領域の
2次元効果により、チヤンネルの角領域はチヤンネルの
他の領域よりも、ゲート・バイアスの影響を強く受ける
ことである。したがって、この局所領域の閾値電圧が低
下し、そして漏洩は大きくなる。図2は、この端部漏洩
の問題点を有するトランジスタのId −Vs 曲線を、正
規の装置の同じ特性曲線と比較して示した図である。正
規の装置の特性曲線202と比べると、鋭い角を有する
トランジスタの特性曲線はいわゆる「2重ハンプ」特性
を示す。チヤンネル幅が小さくなるほど、この問題点は
ますます深刻になる。それは、チヤンネル幅が小さくな
るほど、装置の周辺に存在するトレンチの効果(図1a
参照)がますます支配的になるからである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、丸い角
を備えたトレンチ分離構造体を有する半導体装置を製造
する方法を提供することである。
【0005】本発明のまた別の目的は、一対の半導体装
置を相互に分離し、そして装置の少なくとも1つを集積
回路の周辺装置から分離するために、丸い角を備えたト
レンチ分離構造体を有する半導体集積回路を製造するこ
とである。
【0006】本発明のさらに別の目的は、簡単でかつ信
頼性が高くかつ再現可能である、丸い角を備えたトレン
チ分離構造体を有する半導体装置を製造することであ
る。
【0007】本発明のさらに別の目的は、トレンチ分離
構造体を用い、鋭いトレンチ角に付随して生ずるサブス
レッショルド−ハンプ効果を有しない、半導体装置の集
積回路を製造することである。
【0008】本発明のこれらの目的およびその他の目的
に従い、本発明の1つの特徴により、トレンチが形成さ
れるべき位置におけるシリコン基板の表面の上にLOC
OS酸化物が形成される、丸い角を備えたトレンチ分離
構造体を有する半導体装置を製造することができる。L
OCOS酸化物が除去され、その後のトレンチ位置の表
面に凹部ができる。この表面の上に第1の誘電体層が形
成され、そして異方性エッチングが行われて、トレンチ
位置の両側に誘電体スペーサが形成される。次に、トレ
ンチ位置において、トレンチがエッチングされる。
【0009】本発明のまた別の特徴により、窒化シリコ
ン層がシリコン基板の表面の上に形成され、そしてパタ
ーン形成されて、トレンチが形成されるべき位置の表面
が露出される、丸い角を備えたトレンチ分離構造体を有
する半導体装置を製造する方法が得られる。トレンチ位
置の表面に、LOCOS酸化物が形成される。LOCO
S酸化物が除去されて、トレンチ位置の表面に凹部がで
きる。この表面の上に二酸化シリコン層が形成され、そ
して異方性エッチングが行われて、トレンチ位置に隣接
した窒化シリコン層の両側にスペーサが形成される。ト
レンチ位置において、トレンチがエッチングされる。ス
ペーサが除去され、そしてトレンチが第2の二酸化シリ
コン層で充填される。第2の二酸化シリコン層が平坦化
され、そして窒化シリコン層が除去される。第2の誘電
体層の上にゲート酸化物が形成され、そしてゲート酸化
物の上にゲート多結晶シリコンが作成される。
【0010】本発明のさらに別の特徴により、第1の窒
化シリコン層がシリコン基板の表面の上に形成され、そ
してパターン形成されて、トレンチが作成されるべき位
置の表面が露出される、丸い角を備えたトレンチ分離構
造体を有する半導体装置を製造する方法が得られる。ト
レンチ位置の表面に、LOCOS酸化物が形成される。
LOCOS酸化物が除去されて、トレンチ位置の表面に
凹部ができる。この表面の上に第2の窒化シリコン層が
形成され、そして異方性エッチングが行われて、トレン
チ位置に隣接した第2の窒化シリコン層の両側にスペー
サが形成される。トレンチ位置において、トレンチがエ
ッチングされる。スペーサが除去され、そしてトレンチ
が二酸化シリコン層で充填される。第2の窒化シリコン
層が平坦化され、そして第1の窒化シリコン層が除去さ
れる。第2の窒化シリコン層の上にゲート酸化物が形成
され、そしてゲート酸化物の上にゲート多結晶シリコン
が形成される。
【0011】本発明のなおさらに別の特徴により、トレ
ンチが形成されるべきシリコン基板の表面の上に実質上
1500オングストローム以下の厚さを有するLOCO
S酸化物が形成される、丸い角を備えたトレンチ分離構
造体を有する半導体装置を製造する方法が得られる。ト
レンチ位置の両側に、窒化シリコン側壁スペーサが形成
される。側壁スペーサにより保護された場所以外のLO
COS酸化物が除去され、そしてトレンチ位置におい
て、トレンチがエッチングされる。
【0012】本発明のなおさらに別の特徴により、窒化
シリコン層がシリコン基板の表面の上に形成され、そし
てパターン形成されて、トレンチが作成されるべき位置
の表面が露出される、丸い角を備えたトレンチ分離構造
体を有する半導体装置を製造する方法が得られる。トレ
ンチ位置の表面に、LOCOS酸化物が形成される。L
OCOS酸化物の厚さは実質上1500オングストロー
ム以下である。トレンチ位置に隣接した窒化シリコン層
の両側に、窒化シリコン側壁スペーサが形成される。側
壁スペーサにより保護された場所以外のLOCOS酸化
物が除去される。トレンチ位置において、トレンチがエ
ッチングされ、そしてこのトレンチが二酸化シリコン層
で充填される。二酸化シリコン・トレンチ充填層の表面
が平坦化される。パターン形成された窒化シリコン層が
除去される。装置の活性領域の上にゲート酸化物が形成
され、そしてゲート酸化物の上にゲート多結晶シリコン
が形成される。
【0013】本発明のなお別の特徴により、一対の半導
体装置を相互に分離するために第1のトレンチ位置にお
いて、および少なくとも1つの装置を集積回路の周辺装
置から分離するために第2の位置において、シリコン基
板の表面の上にLOCOS酸化物が形成される、丸い角
を備えたトレンチ分離構造体を有する半導体集積回路を
製造する方法が得られる。トレンチ位置のおのおのの両
側に、窒化シリコン側壁スペーサが形成される。側壁ス
ペーサにより保護された場所以外のLOCOS酸化物が
除去され、そしてトレンチ位置のおのおのにおいて、ト
レンチがエッチングされる。
【0014】本発明のさらに別の特徴により、窒化シリ
コン層がシリコン基板の表面の上に形成され、そしてパ
ターン形成されて、一対の半導体装置を相互に分離する
ための第1のトレンチが作成されるべき第1の位置にお
いて、および少なくとも1つの装置を集積回路の周辺装
置から分離するための第2のトレンチが形成されるべき
第2の位置において、表面が露出される、丸い角を備え
たトレンチ分離構造体を有する半導体集積回路を製造す
る方法が得られる。トレンチ位置の表面の上に、LOC
OS酸化物が形成される。トレンチ位置に隣接した窒化
シリコン層の両側に、窒化シリコン側壁スペーサが形成
される。側壁スペーサにより保護された場所以外のLO
COS酸化物が除去される。トレンチ位置のおのおのに
おいて、トレンチがエッチングされ、そしてこれらのト
レンチのおのおのが二酸化シリコン層で充填される。二
酸化シリコン・トレンチ充填層のおのおのの表面が平坦
化される。パターン形成された窒化シリコン層が除去さ
れる。装置の活性領域の上にゲート酸化物が形成され、
そしてゲート酸化物の上にゲート多結晶シリコンが形成
される。
【0015】
【発明の実施の形態】図3aは、相互に分離されるべき
2個の半導体装置302,312の平面図である。本発
明の技術は、P形装置またはN形装置のいずれにも同じ
ように応用することができる。トランジスタ302は、
ソース304とゲート306とドレイン308とを有す
る。トランジスタ312は、ソース314とゲート31
6とドレイン318とを有する。図3b〜図3hは図3
aの3b−3b線に沿った図3aの横断面図であって、
トレンチ分離構造体を形成するのに必要な処理工程段階
を示す。図3i〜図3oは、この構造体を完成してゲー
ト・ポリシリコン層を形成する工程を示す。
【0016】トレンチ分離構造体を形成する第1段階
は、LOCOS酸化物層を形成する段階である。当業者
には周知であるように、LOCOS酸化物層を形成する
工程は、シリコン基板320の上に厚さが100オング
ストロームないし300オングストロームの熱パッド酸
化物またはバッファ酸化物322を形成する工程で始ま
る。厚さが1000オングストロームないし2000オ
ングストロームの窒化シリコン層324が、化学蒸気沈
着法(chemical vapor deposit
ion、CVD)または他の適切な方法により形成され
る。パッド酸化物は、シリコン基板と窒化シリコンとの
間のバッファとしての役割を果たす。それは、当業者に
は周知であるように、窒化シリコンとシリコンとの界面
に大きなストレスが発生し、そしてこのストレスがシリ
コンの中に転位を生ずる原因となるからである。
【0017】図3cに示されているように、窒化シリコ
ン324がマイクロリソグラフィ技術によりパターン形
成される。それにより、LOCOS酸化物が形成される
べき領域内の窒化シリコンが除去される。厚さが300
オングストロームないし4000オングストロームのL
OCOS酸化物領域326が、図3dに示されているよ
うに、窒化シリコンによって保護されていない領域に形
成される。LOCOS酸化物は、典型的には、セッ氏9
00度ないしセッ氏1100度の間の温度の高温の蒸気
に基板をさらすことにより形成される。前記で説明され
たLOCOS工程は当業者には周知である。
【0018】次の工程段階は、湿式エッチング工程を用
いてLOCOS酸化物の表面を処理して表面を一部除去
することである。シリコン基板の表面を酸化して二酸化
シリコンが形成されるとき、形成された二酸化シリコン
の約45%は基板の表面から採取されたシリコンであ
る。したがって、LOCOS酸化物の表面処理を行うと
き、基板の表面に凹部328ができる。次に、図3eに
示されているように、この表面処理工程で用いられたパ
ッド酸化物322が再び成長される。その後、図3fに
示されているように、このようにして得られた構造体の
上に、二酸化シリコンまたは窒化シリコン層330が沈
着される。
【0019】次に、二酸化シリコンまたは窒化シリコン
層330がマイクロリソグラフィ技術によりパターン形
成され、そして異方性エッチングを用いてエッチングさ
れ、図3gに示されているように、側壁スペーサ332
が形成される。次に、この構造体はシリコン・エッチン
グされて、シリコン基板320をエッチングしてトレン
チ334が形成される。このようにして形成されたトレ
ンチは、図3hに示されているように、傾斜しかつ丸い
形状の角を有する。
【0020】傾斜しかつ丸い形状の角を形成する工程
は、この時点で完了する。トレンチ分離工程はここから
始まる。本発明の開示を明確に示すために、下記の説明
および図3i〜図3oは、トレンチ分離工程を実行する
1つの実施例を示す。本発明の範囲内において、他の工
程を用いることもできる。
【0021】図3iにおいて、二酸化シリコンまたは窒
化シリコンのスペーサが、例えば湿式エッチングにより
除去され、そしてオプションの回転式チヤンネル停止体
注入または垂直式チヤンネル停止体注入が実行される。
図に示されているように、この注入剤はNMOS装置に
対してはホウ素であり、そして当業者にはよく知られて
いるように、PMOS装置に対してはリンが用いられる
であろう。
【0022】図3jに示されているように、もし用いら
れるならば、トレンチの表面の上におよび注入されたチ
ヤンネル停止体の上に、パッド酸化物338が熱酸化に
より成長される。得られた構造体の上に二酸化シリコン
層または窒化シリコン層340が沈着され、それによ
り、図3kに示されているように、トレンチが充填され
る。沈着された二酸化シリコン層または窒化シリコン層
の表面が、例えば、化学的機械的研磨(CMP)により
平坦化され、それにより図3lに示されているように、
窒化シリコン層324の表面が露出し、そしてゲートを
形成するための平坦な表面が形成される。窒化物層32
4が例えば湿式エッチングにより除去され、そして図3
mに示されているように、ダミー・ゲート酸化物342
を熱酸化により成長させる。次に、このダミー酸化物の
表面が一部除去され、それによりシリコンの活性領域が
露出する。このダミー酸化物は、この後に行われる工程
の前に、シリコンの表面を清浄にするのに用いられる犠
牲酸化物としての役割を果たす。図3nに示されている
ように、熱ゲート酸化物344が成長され、そして多結
晶シリコン・ゲート346が沈着される。図3oに示さ
れているように、ゲート多結晶シリコンにエッチングが
行われ、そしてソース領域およびドレイン領域の注入が
行われて、工程が完了する。その後、CMOS集積回路
を従来の方式で工程処理することができる。
【0023】図3nおよび図3oに示されているよう
に、多結晶シリコン・ゲートはトレンチの角を包み込む
ことはなく、前に説明したコーナ効果は生じない。
【0024】もし図3dに示された表面一部除去段階が
窒化シリコンの下のパッド酸化物を厳しくアンダーカッ
トして窒化シリコンを完全に「除去」するならば、その
ときに生ずる問題点を、本発明の好ましい第2の実施例
により回避することができる。この第2の実施例では、
LOCOS酸化物を除去する代わりに、トレンチに、L
OCOS酸化物を介した乾式エッチングが行われる。第
2の実施例の最初の3つの段階は図3b〜図3dに示さ
れた段階と同じであり、これらの段階については前に説
明した。図4a〜図4gにおいては、図3b〜図3oに
示された実施例と同じようなエレメントには、同じよう
な参照符号が付されている。図4aにおいて、LOCO
S酸化物426はすでに成長している。オプションのチ
ヤンネル停止体436が注入される。チヤンネル停止体
436は、図3iに示されたチヤンネル停止体336と
同等のエレメントである。
【0025】図4bに示されているように、窒化シリコ
ン領域424の両側に窒化シリコン側壁が形成される。
エッチングでトレンチが形成されるべき位置の両側に、
これらの側壁が配置される。これらの側壁は、窒化シリ
コンが沈着された後に、例えば等方性乾式エッチングを
行うことにより、形成することができる。トレンチの側
面領域を保護するための側壁を利用して、LOCOS酸
化物に対し、好ましくは窒化シリコンを選択的にエッチ
ングする酸化物エッチングを用いて異方性エッチングが
行われる。その結果得られた構造体が図4cに示されて
いる。この構造体において、トレンチが形成されるべき
場所のLOCOS酸化物はエッチングにより除去されて
いる。窒化シリコンのスペーサの下のLOCOS酸化物
は、用いられたエッチングの異方性性質のために、エッ
チングされない。前に説明されたように、基板からのシ
リコンがLOCOS酸化物を形成するのに用いられるか
ら、シリコン基板420の表面に凹部427が形成され
る。
【0026】図4dは、もし窒化シリコン側壁がLOC
OSエッチングの期間中にエッチングされたならば、そ
のときにのみ必要なオプションの段階を示す。この段階
では、側壁432とLOCOS酸化物426の残存物と
の上に、第2の窒化シリコン側壁または二酸化シリコン
側壁431が形成される。これらの窒化シリコン側壁ま
たは二酸化シリコン側壁はそれぞれ、窒化シリコンまた
は二酸化シリコンを沈着した後に例えば乾式エッチング
を行うことにより、作成することができる。
【0027】図4eに示されているように、シリコン基
板がエッチングされて、浅いトレンチ434が形成さ
れ、そして保護酸化物438が成長されてトレンチ43
4の表面が裏打ちされる。この保護酸化物は、例えば、
熱酸化により成長させることができる。この工程は、図
3hで示された時点で完了している。図3hで示された
時点では、傾斜しそして丸い角を有するトレンチが完成
している。トレンチ分離工程は、図4fに示されたこの
時点から進行する。図4fに示されているように、トレ
ンチは、例えば、化学蒸気沈着(CVD)法により沈着
されたトレンチ再充填酸化物440で充填される。この
構造体に対し例えば化学的機械的平坦化が行われ、それ
により図4gに示された構造体が得られる。図4gに示
された構造体は、図3lに示された構造体と同等の構造
体である。次に、トランジスタを形成するために、図3
m〜図3oの工程を用いることができ、そして従来のC
MOS工程を用いて処理を行うことにより、集積回路を
作成することができる。
【0028】本発明の特定の実施例が開示されたが、種
々の変更実施例の可能であることは当業者には容易に分
かるであろう。このような変更実施例はすべて、本発明
の範囲内に包含されるものと理解されなければならな
い。
【0029】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 (1) トレンチが形成されるべき位置のシリコン基板
の表面上にLOCOS酸化物を形成する段階と、前記ト
レンチ位置の前記表面に凹部が残るように前記LOCO
S酸化物を除去する段階と、前記表面の上に第1の誘電
体層を形成する段階と、前記トレンチ位置の側面に誘電
体スペーサを形成するために前記誘電体層を異方性エッ
チングする段階と、前記トレンチ位置でトレンチをエッ
チングする段階と、を有する、丸い角を備えたトレンチ
分離構造体を有する半導体装置を製造する方法。 (2) 第1項記載の方法において、前記スペーサを除
去する段階と、前記トレンチを第2の誘電体層で充填す
る段階と、前記装置の活性領域の上にゲート酸化物を形
成する段階と、前記ゲート酸化物の上にゲート多結晶シ
リコンを形成する段階と、をさらに有する前記方法。 (3) 第2項記載の方法において、前記ゲート酸化物
を形成する前に前記第2の酸化物層を平坦化する段階を
さらに有する、前記方法。 (4) 第3項記載の方法において、前記第2の誘電体
層を形成する前に、前記トレンチ領域にチヤンネル停止
領域を形成する段階をさらに有する、前記方法。 (5) 第2項記載の方法において、前記LOCOS酸
化段階が、前記LOCOS酸化物の形成の前に、パター
ン形成された窒化シリコン層を形成する段階を有し、前
記第1の誘電体層が、前記窒化シリコン層の上に形成さ
れ、前記窒化シリコン層の側面の上に前記スペーサを形
成するために異方性エッチングされ、前記窒化シリコン
層が前記ゲート酸化物層の形成の前に除去される、前記
方法。 (6) 第1項記載の方法において、前記第1の誘電体
層が二酸化シリコンである、前記方法。 (7) 第1項記載の方法において、前記第1の誘電体
層が窒化シリコンである、前記方法。 (8) 第2項記載の方法において、前記第2の誘電体
層が二酸化シリコンである、前記方法。 (9) 第2項記載の方法において、前記第2の誘電体
層が窒化シリコンである、前記方法。
【0030】(10) トレンチが形成されるべき位置
のシリコン基板の表面を露出するためにパターン形成さ
れる窒化シリコン層を前記シリコン基板の表面の上に形
成する段階と、前記トレンチ位置の前記表面の上にLO
COS酸化物を形成する段階と、前記トレンチ位置の前
記表面に凹部が残るように前記LOCOS酸化物を除去
する段階と、前記表面の上に二酸化シリコン層を形成す
る段階と、前記トレンチ位置に隣接する前記窒化シリコ
ン層の側面にスペーサを形成するために前記二酸化シリ
コン層を異方性エッチングする段階と、前記トレンチ位
置でトレンチをエッチングする段階と、前記スペーサを
除去する段階と、第2の二酸化シリコン層で前記トレン
チを充填する段階と、前記第2の二酸化シリコン層を平
坦化する段階と、前記窒化シリコン層を除去する段階
と、前記第2の誘電体層の上にゲート酸化物を形成する
段階と、前記ゲート酸化物の上にゲート多結晶シリコン
を形成する段階と、を有する、丸い角を備えたトレンチ
分離構造体を有する半導体装置を製造する方法。
【0031】(11) トレンチが形成されるべき位置
のシリコン基板の表面を露出するためにパターン形成さ
れる第1の窒化シリコン層を前記シリコン基板の表面の
上に形成する段階と、前記トレンチ位置の前記表面の上
にLOCOS酸化物を形成する段階と、前記トレンチ位
置の前記表面に凹部が残るように前記LOCOS酸化物
を除去する段階と、前記表面の上に第2の窒化シリコン
層を形成する段階と、前記トレンチ位置に隣接する前記
窒化シリコン層の側面にスペーサを形成するために前記
第2の窒化シリコン層を異方性エッチングする段階と、
前記トレンチ位置でトレンチをエッチングする段階と、
前記スペーサを除去する段階と、二酸化シリコン層で前
記トレンチを充填する段階と、前記第2の窒化シリコン
層を平坦化する段階と、前記第1の窒化シリコン層を除
去する段階と、前記第2の窒化シリコン層の上にゲート
酸化物を形成する段階と、前記ゲート酸化物の上にゲー
ト多結晶シリコンを形成する段階と、を有する、丸い角
を備えたトレンチ分離構造体を有する半導体装置を製造
する方法。
【0032】(12) トレンチが形成されるべき位置
のシリコン基板の表面の上に実質上1500オングスト
ローム以下の厚さを有するLOCOS酸化物を形成する
段階と、前記トレンチ位置の両側に窒化シリコン側壁ス
ペーサを形成する段階と、前記側壁スペーサにより保護
される場所以外の前記LOCOS酸化物を除去する段階
と、前記トレンチ位置でトレンチをエッチングする段階
と、を有する、丸い角を備えたトレンチ分離構造体を有
する半導体装置を製造する方法。 (13) 第12項記載の方法において、前記トレンチ
を二酸化シリコン層で充填する段階をさらに有する、前
記方法。 (14) 第13項記載の方法において、前記二酸化シ
リコン層の表面を平坦化する段階をさらに有する、前記
方法。 (15) 第12項記載の方法において、前記LOCO
S酸化段階が、前記LOCOS酸化物を形成する前に、
パターン形成された窒化シリコン層を形成する段階を有
し、前記側壁スペーサが前記パターン形成された窒化シ
リコン層の側面の上に形成され、かつ二酸化シリコン層
で前記トレンチを充填する段階と、前記二酸化シリコン
層の表面を平坦化する段階と、前記パターン形成された
窒化シリコン層を除去する段階と、をさらに有する、前
記方法。 (16) 第15項記載の方法において、前記トレンチ
をエッチングする前に前記スペーサの上に二酸化シリコ
ン側壁を形成する段階をさらに有する、前記方法。 (17) 第12項記載の方法において、前記LOCO
S酸化物除去段階が、窒化シリコンに対し選択性を有す
る酸化物エッチング液で前記LOCOS酸化物を異方性
エッチングする段階を有する、前記方法。 (18) 第12項記載の方法において、前記装置の活
性領域の上にゲート酸化物を形成する段階と、前記ゲー
ト酸化物の上にゲート多結晶シリコンを形成する段階
と、をさらに有する、前記方法。 (19) 第14項記載の方法において、前記装置の活
性領域の上にゲート酸化物を形成する段階と、前記ゲー
ト酸化物の上にゲート多結晶シリコンを形成する段階
と、をさらに有する、前記方法。 (20) 第15項記載の方法において、前記装置の活
性領域の上にゲート酸化物を形成する段階と、前記ゲー
ト酸化物の上にゲート多結晶シリコンを形成する段階
と、をさらに有する、前記方法。
【0033】(21) トレンチが形成されるべき位置
のシリコン基板の表面を露出するためにパターン形成さ
れる第1の窒化シリコン層を前記シリコン基板の表面の
上に形成する段階と、前記トレンチ位置の前記表面の上
に実質上1500オングストローム以下の厚さを有する
LOCOS酸化物を形成する段階と、前記トレンチ位置
に隣接する前記窒化シリコン層の側面の上に窒化シリコ
ン側壁スペーサを形成する段階と、前記側壁スペーサに
より保護された場所以外の前記LOCOS酸化物を除去
する段階と、前記トレンチ位置でトレンチをエッチング
する段階と、二酸化シリコン層で前記トレンチを充填す
る段階と、前記二酸化シリコン・トレンチ充填層の表面
を平坦化する段階と、前記パターンに形成された窒化シ
リコン層を除去する段階と、前記装置の活性領域の上に
ゲート酸化物を形成する段階と、前記ゲート酸化物の上
にゲート多結晶シリコンを形成する段階と、を有する、
丸い角を備えたトレンチ分離構造体を有する半導体装置
を製造する方法。 (22) 一対の半導体装置を相互に分離するために第
1のトレンチ位置のシリコン基板の表面の上に、および
前記装置の少なくとも1つを集積回路の周辺装置から分
離するために第2の位置のシリコン基板の表面の上に、
LOCOS酸化物を形成する段階と、前記トレンチ位置
のおのおのの両側に窒化シリコン側壁スペーサを形成す
る段階と、前記側壁スペーサにより保護された場所以外
の前記LOCOS酸化物を除去する段階と、前記トレン
チ位置のおのおのの位置でトレンチをエッチングする段
階と、を有する、丸い角を備えたトレンチ分離構造体を
有する半導体集積回路を製造する方法。 (23) 第22項記載の方法において、前記トレンチ
を二酸化シリコン層で充填する段階をさらに有する、前
記方法。 (24) 第23項記載の方法において、前記二酸化シ
リコン層の表面を平坦化する段階をさらに有する、前記
方法。 (25) 第22項記載の方法において、前記LOCO
S酸化段階が、前記LOCOS酸化物を形成する前に、
パターン形成された窒化シリコン層を形成する段階を有
し、前記側壁スペーサが、前記パターン形成された窒化
シリコン層の側面の上に作成され、二酸化シリコン層で
前記トレンチを充填する段階と、前記二酸化シリコン層
の表面を平坦化する段階と、前記パターン形成された窒
化シリコン層を除去する段階と、をさらに有する、前記
方法。 (26) 第25項記載の方法において、前記トレンチ
をエッチングする前に、前記スペーサの上に二酸化シリ
コン側壁を形成する段階をさらに有する、前記方法。 (27) 第22項記載の方法において、前記LOCO
S酸化物除去段階が、窒化シリコンに対し選択性を有す
る酸化物エッチング液で前記LOCOS酸化物を異方性
エッチングする段階を有する、前記方法。 (28) 第22項記載の方法において、前記装置の活
性領域の上にゲート酸化物を形成する段階と、前記ゲー
ト酸化物の上にゲート多結晶シリコンを形成する段階
と、をさらに有する、前記方法。 (29) 第24項記載の方法において、前記装置の活
性領域の上にゲート酸化物を形成する段階と、前記ゲー
ト酸化物の上にゲート多結晶シリコンを形成する段階
と、をさらに有する、前記方法。 (30) 第25項記載の方法において、前記装置の活
性領域の上にゲート酸化物を形成する段階と、前記ゲー
ト酸化物の上にゲート多結晶シリコンを形成する段階
と、をさらに有する、前記方法。
【0034】(31) 一対の半導体装置を相互に分離
するための第1のトレンチが形成されるべき第1の位置
においてシリコン基板の表面を露出するために、および
前記装置の少なくとも1つを集積回路の周辺装置から分
離するための第2のトレンチが形成されるべき第2の位
置においてシリコン基板の表面を露出するためにパター
ン形成される窒化シリコン層を前記シリコン基板の表面
の上に形成する段階と、前記トレンチ位置の前記表面の
上にLOCOS酸化物を形成する段階と、前記トレンチ
位置に隣接する前記窒化シリコン層の側面の上に窒化シ
リコン側壁スペーサを形成する段階と、前記側壁スペー
サにより保護された場所以外の前記LOCOS酸化物を
除去する段階と、前記トレンチ位置のおのおのでトレン
チをエッチングする段階と、二酸化シリコン層で前記ト
レンチのおのおのを充填する段階と、前記二酸化シリコ
ン・トレンチ充填層のおのおのの表面を平坦化する段階
と、前記パターン形成された窒化シリコン層を除去する
段階と、前記装置の活性領域の上にゲート酸化物を形成
する段階と、前記ゲート酸化物の上にゲート多結晶シリ
コンを形成する段階と、を有する、丸い角を備えたトレ
ンチ分離構造体を有する半導体集積回路を製造する方
法。 (32) 半導体装置または集積回路を製造する1つの
方法により、ゲート酸化物の弱さを小さくするために、
およびコーナ効果により生ずるいわゆる「2重ハンプ」
曲線を避けるために、丸い角を有するトレンチ分離構造
体が得られる。LOCOS酸化物がシリコン基板の表面
から除去されて、表面に凹部が形成される。LOCOS
工程で用いられた窒化シリコンを備えた表面の上に、二
酸化シリコン層または窒化シリコン層が沈着される。こ
の表面に異方性エッチングが行われて、トレンチが形成
されるべき領域の両側に側壁スペーサが形成される。次
に、基板がエッチングされて、トレンチが形成される。
また別の方法では、LOCOS酸化物が除去される前
に、窒化物側壁が形成される。その結果得られた構造体
に異方性エッチングが行われ、トレンチ位置の両側に側
壁が形成される。これらの側壁は、窒化シリコン側壁と
LOCOS酸化物の残留物とで形成される。次に、基板
がエッチングされて、トレンチが形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】トレンチ分離を用いた半導体装置の図であっ
て、aは平面図、bはゲートとトレンチとが重なり合っ
た領域において1b−1b線に沿っての部分横断面図。
【図2】正規の半導体装置のId −Vs 曲線を示したグ
ラフであって、コーナ効果が原因で生ずる2重ハンプ曲
線も示されている。
【図3】本発明の1つの実施例によりシリコン基板の上
に形成される一対の半導体装置を形成する際の順次の工
程段階の図であって、aは一対の半導体装置の平面図、
bは図aの1b−1b線に沿っての横断面図であって初
期の工程段階の図、cは図bの次の工程段階の図、dは
図cの次の工程段階の図、eは図dの次の工程段階の
図、fは図eの次の工程段階の図、gは図fの次の工程
段階の図、hは図gの次の工程段階の図、iは図aと同
じ横断面図であってトランジスタを作成するために必要
な付加工程段階を示した最初の工程段階の図、jは図i
の次の工程段階の図、kは図jの次の工程段階の図、l
は図kの次の工程段階の図、mは図lの次の工程段階の
図、nは図mの次の工程段階の図、oは図nの次の工程
段階の図。
【図4】本発明の第2実施例によりトレンチ分離構造体
を形成するための工程段階を示した図3aの3b−3b
線に沿っての横断面図であって、aは図3dに示された
工程段階を出発点として示した図、bは図aの次の工程
段階の図、cは図bの次の工程段階の図、dは図cの次
の工程段階の図、eは図dの次の工程段階の図、fはト
ランジスタを形成する前にトレンチ分離体を完成するの
に必要な段階を示した図3aと同じ横断面図の最初の工
程段階の図、gは図fの次の工程段階の図、hは図gの
次の工程段階の図。
【符号の説明】 324 窒化シリコン層 326 LOCOS酸化物 328 凹部 330 第1の誘電体層(二酸化シリコン層または窒化
シリコン層) 332 誘電体スペーサ(側壁スペーサ) 334 トレンチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレンチが形成されるべき位置のシリコ
    ン基板の表面上にLOCOS酸化物を形成する段階と、 前記トレンチ位置の前記表面に凹部が残るように前記L
    OCOS酸化物を除去する段階と、 前記表面の上に第1の誘電体層を形成する段階と、 前記トレンチ位置の側面に誘電体スペーサを形成するた
    めに前記誘電体層を異方性エッチングする段階と、 前記トレンチ位置でトレンチをエッチングする段階と、
    を有する、丸い角を備えたトレンチ分離構造体を有する
    半導体装置を製造する方法。
JP30203596A 1995-11-13 1996-11-13 丸い角を備えたトレンチ分離構造体を有する半導体装置の製造法 Pending JPH09181163A (ja)

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