JPH09180545A - ワイヤハーネスのねじれ判別構造 - Google Patents

ワイヤハーネスのねじれ判別構造

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JPH09180545A
JPH09180545A JP7340584A JP34058495A JPH09180545A JP H09180545 A JPH09180545 A JP H09180545A JP 7340584 A JP7340584 A JP 7340584A JP 34058495 A JP34058495 A JP 34058495A JP H09180545 A JPH09180545 A JP H09180545A
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JP
Japan
Prior art keywords
wire harness
clamp
attached
vehicle body
line
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7340584A
Other languages
English (en)
Inventor
Tamiyuki Makido
民幸 牧戸
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09180545A publication Critical patent/JPH09180545A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤハーネスがねじれた状態で取り付けら
れることを防止して、ワイヤハーネス幹線より分岐する
電装品接続用の分岐線の突出方向がずれることを防止す
る。 【解決手段】 ワイヤハーネス10を車体5に係止する
クランプ6が予め車体に係止され、自動車の組立ライン
において、上記クランプをワイヤハーネスに取り付ける
ものにおいて、上記クランプを取り付ける領域Rのワイ
ヤハーネスの外周に直線状の判別棒11をワイヤハーネ
スの長さ方向Xにテープ巻きで取り付けておき、上記判
別棒が傾斜しているとワイヤハーネスがねじれているこ
とが判別できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワイヤハーネスのね
じれ判別構造に関し、詳しくは、ワイヤハーネスを自動
車の車体に予め係止されたクランプに取り付ける際に、
ワイヤハーネス幹線がねじれた状態であるか否かを判別
できるようにして、ねじれていた場合にはねじれを解消
した状態で車体へワイヤハーネスを係止し、よって、該
ワイヤハーネス幹線より分岐する分岐線の方向を所要方
向として電装品と確実に接続するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の内部に配索するワイヤハーネス
は、多数本の電線をテープ巻きして結束しており、図5
に示すように、分岐接続用の電気接続箱1と接続したワ
イヤハーネス幹線2の所要位置には、メータやラジオ等
の電装品接続用の分岐線3を分岐させいる。
【0003】上記ワイヤハーネス4を自動車に配索する
場合、自動車の車体5に予め係止したクランプ6に、上
記ワイヤハーネス幹線2を取り付けて位置決めした後
に、上記分岐線3を接続する電装品にコネクタ接続して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記ワイヤハーネス4
は、分岐線3を構成する電線の無駄を削減するために、
図6に点線で示すように、その全長を、ワイヤハーネス
幹線2の分岐位置から電装品7までの間の距離に対応し
た長さとして形成している。そのため、ワイヤハーネス
幹線2がねじれた状態でクランプ6に取り付けられた場
合には、分岐線3の突出方向が設定した方向とならず、
電装品7に対して最短距離にならないため、分岐線3の
先端に取り付けたコネクタ8が電装品7のコネクタ嵌合
部7aに届かなくなり、電装品7とコネクタ接続するこ
とが出来ないという問題がある。この場合、ワイヤハー
ネス4を車体5に対して、一旦取り外し、再度取り付け
直さなければならないため、作業性が悪いという問題が
ある。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、ワイヤハーネスを自動車の車体に予め係止されたク
ランプに取り付ける際に、ワイヤハーネス幹線がねじれ
た状態で取り付けりけられないようにして、ワイヤハー
ネス幹線より分岐する電装品接続用の分岐線の突出方向
を所定方向とすることができるワイヤハーネスのねじれ
判別構造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、請求項1で、ワイヤハーネスを車体に係
止するクランプが予め車体に係止され、自動車の組立ラ
インにおいて、上記クランプにワイヤハーネスを取り付
けるものにおいて、上記クランプに取り付ける領域のワ
イヤハーネスの外周に直線状の判別棒をワイヤハーネス
の長さ方向にテープ巻きで取り付けておき、上記判別棒
が傾斜しているとワイヤハーネスがねじれていることが
判別できる構成としたことを特徴とするワイヤハーネス
のねじれ判別構造を提供するものである。
【0007】上記判別構造では、車体に予め係止したク
ランプにワイヤハーネスを取り付ける時、まず、取付前
に、ワイヤハーネスの外周に取り付けた判別棒が直線状
になっているかを検査し、傾斜している場合には、ワイ
ヤハーネスがねじれているため、判別棒を直線状となる
ようにしながらワイヤハーネスを補正してねじれをもど
しながらクランプに取り付ける。よって、クランプに取
り付けられたワイヤハーネス幹線にはねじれが発生せ
ず、該ワイヤハーネス幹線から分岐する分岐線は設定方
向に突出させることができる。
【0008】また、請求項2では、ワイヤハーネスを車
体に係止するクランプが予め車体に係止され、自動車の
組立ラインにおいて、上記クランプにワイヤハーネスを
取り付けるものにおいて、上記クランプに取り付ける領
域のワイヤハーネスの外周にL型プレートをワイヤハー
ネスの長さ方向の同一線上に、クランプ取付位置と同一
間隔をあけてテープ巻きで取り付けておき、上記L型プ
レートが同一線上に位置していないとワイヤハーネスが
ねじれていることが判別できる構成としたことを特徴と
するワイヤハーネスのねじれ判別構造を提供するもので
ある。
【0009】上記判別構造では、車体に予め係止したク
ランプにワイヤハーネスを取り付ける時、まず、取付前
に、L型プレートが同一線上に位置しているか否かを判
別し、同一直線上に位置していなければ、ワイヤハーネ
スに幹線にねじれが発生しているため、L型プレートが
同一直線上に位置するようにワイヤハーネスを補正して
ねじれをもどしながらクランプをL型プレートの外周に
嵌合して取り付けていく。その結果、クランプに取り付
けられたワイヤハーネス幹線にはねじれが発生せず、該
ワイヤハーネス幹線から分岐する分岐線は設定方向に突
出させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、本
発明の第1実施形態のワイヤハーネスのねじれ判別構造
は、自動車の車体5に予め係止したクランプ6を取り付
ける領域Rのワイヤハーネス10の外周に直線状の判別
棒11を、ワイヤハーネス10の長さ方向Xに沿ってテ
ープ巻きで取り付けている。
【0011】上記判別棒11は、樹脂製の直線形状の棒
体で、予め車体に取り付けているクランプ6に対して自
動車組立ラインにおいて取り付けられるワイヤハーネス
10の領域Rの外周面に、長さ方向に沿って直線状、即
ち、長さ方向の軸線と平行に延在させて配置し、長さ方
向に所要間隔をあけてテープ13で巻き付け取り付けて
いる。該判別棒11はワイヤハーネス幹線10aの外周
面に対して、テープ13で周方向に移動不可に固着して
おり、よって、判別棒11が直線状でなければ固着した
ワイヤハーネス10自体にねじれが生じていることが分
かるようにしている。なお、判別棒11は、ワイヤハー
ネス10を構成する電線束の外周をテープ巻きして結束
するテープ12とは明確に判別できる色彩からなるもの
を用いることが好ましい。
【0012】上記ワイヤハーネス10は、従来と同様
に、多数本の電線の外周を上記テープ12により巻き付
けて結束しており、ワイヤハーネス幹線10aの所要位
置には、メータやラジオ等の電装品と接続するための分
岐線10bを突設している。該分岐線10bの長さは、
ワイヤハーネス幹線10aの分岐位置から接続する電装
品までの間の距離と対応して設定されている。
【0013】上記判別棒11を取り付けたワイヤハーネ
ス10は、従来と同様に、自動車の組立ライン上で、車
体5に予め係止されたクランプ6を、ワイヤハーネス幹
線10aに取り付けて、自動車の内部に配索する。
【0014】その際に、図2に示すように、上記ワイヤ
ハーネス幹線10aに取り付けた判別棒11が直線状と
なっておらず、傾斜している場合には、ワイヤハーネス
幹線10aが図中矢印で示す方向に回転して、ねじれた
状態となっていることを、作業者は容易に判別すること
ができる。よって、作業者は、ワイヤハーネス幹線10
aをクランプ6に取り付ける際に、図1に示すように、
判別棒11が直線状になるようにワイヤハーネス幹線1
0を補正してねじれをもどしながら配線することによ
り、ワイヤハーネス10がねじれた状態で取り付けられ
ることを防止することができる。
【0015】よって、従来例のように、ワイヤハーネス
がねじれた状態で車体5に取り付けられた場合に発生す
る分岐線10bが電装品に届かず、コネクタ接続できな
い等の問題が生じることを防止できる。また、ワイヤハ
ーネスの取付作業のやり直し等の不要な作業が増えるこ
とを防止することができ、取付作業性の向上を図ること
ができる。
【0016】図3は第2実施形態のワイヤハーネスのね
じれ判別構造を示し、第2実施形態では、上記クランプ
6に取り付けられる領域Rのワイヤハーネス10の外周
にL型プレート15を、ワイヤハーネス10の長さ方向
Xに軸線と平行に直線上に、クランプ取付位置と同一間
隔をあけてテープ巻きで取り付けている。
【0017】上記L型プレート15は、薄肉の板材から
なり、ワイヤハーネス幹線10aの外周面に密着する取
付板部15aと、該取付板部15aの一端より屈曲した
突出板部15bとからなる。該L型プレート15は、ワ
イヤハーネス幹線10aのクランプ取付位置に、上記突
出板部15bがワイヤハーネス外周面より外方に突出す
るように配置して、取付板部15aの外周をテープ16
により巻き付けて、ワイヤハーネス10に対して移動不
可に取り付けている。
【0018】上記L型プレート15を取り付けたワイヤ
ハーネス10では、車体5に予め取り付けたクランプ6
へ取り付ける前、L型プレート15の位置をチェック
し、図4に示すように、L型プレート15が同一線上に
位置せず、ワイヤハーネス10がねじれている場合に
は、L型プレート15が同一線上に位置するようにワイ
ヤハーネス幹線10aを補正してねじれをもどしなが
ら、該L型プレート15にクランプ6を取り付ける。こ
れにより、ワイヤハーネス10は真っすぐな状態で車体
に対して取り付けることができる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明のワイヤハーネスのねじれ判別構造では、ワイ
ヤハーネスを車体に予め取り付けたクランプに取り付け
る前に、判別棒が直線状か、斜めになっているかによ
り、ワイヤハーネスが真っすぐか、あるいはねじれてい
るかを容易に判別できる。よって、ねじれている場合に
は、判別棒が直線状になるように補正しながら、ワイヤ
ハーネスをクランプに取り付けることにより、ねじれた
状態のままでワイヤハーネスが車体に取り付けられるこ
とを防止できる。その結果、ワイヤハーネスがねじれて
いた場合に発生する分岐線がコネクタ接続する電装品に
届かず、接続できない等の不具合が発生するのを防止で
きる。よって、ワイヤハーネスの取付作業をやり直す等
の不要な作業が増えることを防止することができ、取付
作業性の向上を図ることができる。
【0020】請求項2のねじれ判別構造も、請求項1と
同様で、L型プレートが直線状にあるか否かをチェック
することで、ワイヤハーネスのねじれを容易に判別で
き、ねじれていた場合には、L型プレートが同一線上に
位置するようにワイヤハーネスを補正しながらクランプ
に取り付けると、ワイヤハーネスを真っすぐな状態で車
体に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態のワイヤハーネスのね
じれ判別構造を示す分解斜視図である。
【図2】 第1実施形態のワイヤハーネスがねじれてい
る場合の正面図である。
【図3】 第2実施形態のワイヤハーネスのねじれ判別
構造を示す斜視図である。
【図4】 第2実施形態のワイヤハーネスがねじれてい
る場合の正面図である。
【図5】 自動車の内部に配索するワイヤハーネスの一
例を示す斜視図である。
【図6】 従来の問題点を説明するための概略断面図で
ある。
【符号の説明】
5 車体 6 クランプ 10 ワイヤハーネス 10a 幹線 10b 分岐線 11 判別棒 13 テープ R クランプを取り付ける領域 X ワイヤハーネスの長さ方向

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスを車体に係止するクラン
    プが予め車体に係止され、自動車の組立ラインにおい
    て、上記クランプにワイヤハーネスを取り付けるものに
    おいて、 上記クランプに取り付ける領域のワイヤハーネスの外周
    に直線状の判別棒をワイヤハーネスの長さ方向にテープ
    巻きで取り付けておき、上記判別棒が傾斜しているとワ
    イヤハーネスがねじれていることが判別できる構成とし
    たことを特徴とするワイヤハーネスのねじれ判別構造。
  2. 【請求項2】 ワイヤハーネスを車体に係止するクラン
    プが予め車体に係止され、自動車の組立ラインにおい
    て、上記クランプにワイヤハーネスを取り付けるものに
    おいて、 上記クランプに取り付ける領域のワイヤハーネスの外周
    にL型プレートをワイヤハーネスの長さ方向の同一線上
    に、クランプ取付位置と同一間隔をあけてテープ巻きで
    取り付けておき、上記L型プレートが同一線上に位置し
    ていないとワイヤハーネスがねじれていることが判別で
    きる構成としたことを特徴とするワイヤハーネスのねじ
    れ判別構造。
JP7340584A 1995-12-27 1995-12-27 ワイヤハーネスのねじれ判別構造 Withdrawn JPH09180545A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102015117506A1 (de) 2014-10-16 2016-04-21 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Kabelbaum

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102015117506A1 (de) 2014-10-16 2016-04-21 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Kabelbaum
JP2016081721A (ja) * 2014-10-16 2016-05-16 富士重工業株式会社 ワイヤハーネス
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DE102015117506B4 (de) 2014-10-16 2022-02-03 Subaru Corporation Kabelbäume und verwendung von solchen in einem fahrzeug

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Effective date: 20030304