JPH09180148A - 接触式磁気ディスク装置 - Google Patents

接触式磁気ディスク装置

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JPH09180148A
JPH09180148A JP7342149A JP34214995A JPH09180148A JP H09180148 A JPH09180148 A JP H09180148A JP 7342149 A JP7342149 A JP 7342149A JP 34214995 A JP34214995 A JP 34214995A JP H09180148 A JPH09180148 A JP H09180148A
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magnetic head
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接触式磁気ディスク装置では、磁気ヘッドス
ライダを支持するばね材のばね定数によって磁気ヘッド
スライダの跳躍や磁気ディスク媒体の摩耗損傷等の相反
する現象が生じる。 【解決手段】 記録再生を行う電磁ヘッド1を先端部に
形成しかつ磁気ディスク媒体11に接触摺動する接触パ
ッド2を装着する磁気ヘッドスライダ3と、この磁気ヘ
ッドスライダを支持するサスペンションばね4と、この
サスペンションばねを支持するばね支持機構5とを備え
る接触式磁気ディスク装置において、サスペンションば
ね4の長さを5mm以下にする。また、磁気ヘッドスラ
イダ3の質量を2mg以上とし、磁気ヘッドスライダ3
の磁気ディスク媒体11に対する押し付け荷重を1g重
以下とし、磁気ディスク媒体11の潤滑層15の膜厚を
5nm以上とする。シーク時の磁気ヘッドスライダ3の
振動を抑制し、磁気ディスク媒体11の摩耗損傷を防止
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は接触式磁気ディスク
装置に関し、特に、磁気ヘッドが磁気ディスク媒体に接
触摺動しながら記録再生を行う接触式磁気ディスク装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報記憶ファイルの分野におい
て、高記録密度化が着実に向上している。このため、磁
気ディスク装置では、情報の書き込み・読み出しを行う
磁気ヘッドと情報を保持している磁気ディスク媒体との
間隙をより小さくすることが、高密度記録化の重要な要
素の1つとなっている。磁気ヘッドと磁気ディスク媒体
との間隙を小さくするために、磁気ディスク媒体面に接
触摺動しながら記録再生を行う、いわゆる、接触式磁気
ディスク装置が開発されている(例えば、H.Hamilton:
Jornal of Magnetic Society of Japan,Vol.15, Supple
ment No.S2(1991)483 、および特開平5−508808
号公報)。
【0003】これらの接触式磁気ディスクには磁気ヘッ
ドを一体に有する磁気ヘッドスライダを固定し、押し付
け荷重を加えるためにサスペンションばねが用いられて
いる。この場合、接触式磁気ディスク装置では、磁気ヘ
ッドおよび磁気ディスク媒体の摩耗を低減させるため
に、従来の浮上式磁気ディスク装置の荷重2g重〜10
g重と比較して1桁から2桁小さい10mg重〜500
mg重の押し付け荷重が用いられている。このような、
小さい押し付け荷重を得るために、サスペンションばね
の長さを比較的に長めに設定し、その先端部でのばね力
が小さくなるような設計が行われている。通常、サスペ
ンションばねの長さは5mmよりも長く設計されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の接触
式磁気ディスク装置では、磁気ヘッドおよび磁気ディス
ク媒体が摩耗損傷を防止するようにすると、サスペンシ
ョンばねのばね定数を小さくして磁気ディスク媒体と磁
気ヘッドの衝撃的接触の強さを弱める必要があるが、こ
のようにばね定数を小さくしたサスペンションばねで
は、その低シーク剛性によって生じるサーボ情報の読み
取り誤差が高記録密度の妨げになるという問題点があ
る。すなわち、接触式磁気ディスク装置では、磁気ヘッ
ドスライダをシークした際にシーク方向に摩擦力が発生
して、磁気ヘッドスライダがシーク方向に振動する。こ
の振動によってサーボ信号に読みとり誤差が生じ、高ト
ラック密度化を妨げる原因となる。
【0005】このような磁気ヘッドスライダのシーク方
向の振動を抑制する方法としては、サスペンションばね
やロードビームばねのシーク方向の剛性を高くすること
が効果的である。すなわち、シーク剛性を高くすると共
振周波数が高周波側へシフトし振動振幅が小さくなるの
である。しかしながら、シーク剛性を高くするとばね定
数が大きくなり、高ばね定数によって押し付け荷重が大
きくなるので磁気ヘッドスライダや磁気ディスク媒体の
摩耗損傷が進行してしまう。このような相反する条件が
存在するため、シーク剛性の向上と摩耗損傷の低減とを
同時に満たすことができないという重大な問題点があっ
た。
【0006】本発明の目的は、このような問題点を解決
した高記録密度、高信頼性の接触式磁気ディスクを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録再生を行
う電磁変換素子を先端部に形成しかつ磁気ディスク媒体
に接触摺動する接触パッドと、この接触パッドを装着す
る磁気ヘッドスライダと、この磁気ヘッドスライダを支
持するサスペンションばね、あるいはジンバルばねを介
して支持するロードビームばねと、これらサスペンショ
ンばねあるいはロードビームばねを支持するばね支持機
構とを備える接触式磁気ディスク装置において、サスペ
ンションばねあるいはロードビームばねの長さを5mm
以下にすることを特徴とする。
【0008】ここで、磁気ヘッドスライダの質量を2m
g以上とし、かつこの磁気ヘッドスライダの押し付け荷
重を1g重以下としてもよい。また、磁気ディスク媒体
に成膜された潤滑層の膜厚が5nm以上であってもよ
い。さらに、サスペンションばね、あるいはロードビー
ムばねの厚さが、ばね支持機構から磁気ヘッドスライダ
に向かって薄くされていてもよい。
【0009】本発明では、高トラック密度化を実現する
ためには、ばねの共振周波数が高周波側へシフトしなく
てもシーク時に発生する振動の振幅を低減すればよいと
いう考えに基づき、シーク時に発生する振動振幅といろ
いろなパラメータ、例えばサスペンションばねの材質、
形状などを検討した。その結果、サスペンションばねの
長さ低減がシーク時に発生する振動振幅の抑制に著しい
効果があることを見いだし、特にサスペンションばねの
長さを5mm以下にするとシーク時の振動が実用上問題
にならない程度まで抑制されることが確認された。ま
た、サスペンションばねの長さを5mm以下にしても、
磁気ヘッドスライダの押し付け荷重を1g重以下にする
ことによって接触式磁気ディスクにおいて課題としてあ
げられるシーク剛性と摩耗損傷の2つの性能を同時に満
足させ、高記録密度で高信頼性の接触式磁気ディスクを
提供できる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の実施形態の基本構成
を示す断面図である。この接触式磁気ディスク装置は、
磁気ディスク媒体11に対して記録再生を行う磁気記録
再生素子からなる磁気ヘッド1と、この磁気ヘッド1の
先端に形成された接触パッド2と、磁気ヘッド1と接触
パッド2を装着する磁気ヘッドスライダ3と、この磁気
ヘッドスライダ3を支持するサスペンションばね4と、
このサスペンションばねを支持するばね支持機構5と、
シーク機構6とを備えている。
【0011】図2および図3は磁気ヘッドスライダ3と
サスペンションばね4の詳細を示す分解斜視図および断
面図である。前記磁気ヘッドスライダ3は、中央近傍に
穴開け加工されたダイヤモンドからなる基板21に上に
Cu薄膜からなるコイル22が形成され、その表面は絶
縁膜23により被覆されている。この絶縁膜23の上に
はFe−Ni合金からなるヨーク24が形成されてお
り、このヨーク24は、同様にFe−Ni合金からなる
リターンヨーク25に接続され、磁束の通路となる磁気
回路を形成している。また、コイル22の両端は電極2
6に接続される。
【0012】また、接触パッド2は、中心部にヨーク2
7が貫通する構造を有し、ダイヤモンドを加工した接触
パッド28と中央部にヨーク27を埋め込んだ接触パッ
ド29とから構成され、これら2つの接触パッド28,
29を貼り合わせ、さらに中心線平均粗さRaが0.5
nm程度の球面研磨を行って作製される。このように構
成される磁気ヘッドスライダ3は、基板21の厚さを変
えることによって磁気ヘッドスライダ全体の質量を制御
することができる。そして、この磁気ヘッドスライダ3
は、両端に電極30,31を設けたCu薄膜の配線膜3
2を有するサスペンションばね4に接着剤等で固定さ
れ、Auのワイヤー33を介してサスペンションばね4
に設けられた電極30に接続される。なお、サスペンシ
ョンばね4は弾性を有するステンレス鋼で構成される。
【0013】また磁気ディスク媒体11は、ガラス基板
(図示せず)上に形成したCrの下地体12の上に、磁
気記録担体13が形成されている。この磁気記録担体1
3は、スパッタ法によりCoCrPtを30nmの膜厚
に成膜される。また、磁気記録担体13上の保護膜14
は、スパッタ法によってダイヤモンドライクカーボンを
5nmの膜厚に成膜される。さらに、この保護膜14上
の潤滑層15は、ディップ法によりパーフルオロポリエ
ーテルを5nmの膜厚に成膜される。なお、潤滑層15
の膜厚を変化させる場合は、ディップ溶液の濃度を制御
することによって制御可能である。そして、この磁気デ
ィスク媒体11は矢印Aの方向に回転するように構成さ
れている。
【0014】図4は本発明の別の実施形態の接触式磁気
ディスク装置の基本構成を示す断面図である。この実施
形態では、磁気ヘッド2、磁気ヘッドスライダ3の構成
は前記した図1の磁気ディスク装置と同じであるが、そ
のサスペンションばね4の代わりにジンバルばね7とロ
ードビームばね8を用いている点で構成が相違してい
る。すなわち、磁気ヘッドスライダ3にジンバルばね7
が接続され、このジンバルばね7にロードビームばね8
が接続され、はね支持機構5に接続されている。
【0015】なお、接触パッド2および磁気ディスク媒
体11に用いた下地体12、磁気記録担体13、保護膜
14、潤滑層15の種類、形成方法などは特に限定され
るものではなく、公知の材料,形成方法を特別な制限な
く用いることができる。
【0016】
【実施例】サスペンションばね4、またはロードビーム
ばね8の形状、磁気ヘッドスライダ3の質量、磁気ヘッ
ドスライダ3を磁気ディスク媒体11に押し付ける荷
重、磁気ディスク媒体11の潤滑層15の膜厚をそれぞ
れ相違させた実施例1〜21の磁気ディスク装置を作製
した。また、これらの実施例装置との比較を行うため
に、比較例1〜9の磁気ディスク装置を併せて作製し
た。
【0017】〔実施例1〕 サスペンションばね4の形
状を、長さ1mm,厚さ0.015mm,幅0.5mm
にした。磁気ヘッドスライダ3の質量は2.0mgとし
た。また、磁気ヘッドスライダ3を磁気ディスク媒体1
1に押し付ける荷重を100mg重とした。また、潤滑
層15の厚さを5nmにした。 〔実施例2〕 サスペンションばね4の形状を、長さ2
mm,厚さ0.020mm,幅0.5mmにした。サス
ペンションばね4の形状以外は実施例1と同様にした。 〔実施例3〕 サスペンションばね4の形状を、長さ3
mm,厚さ0.025mm,幅0.5mmにした。サス
ペンションばね4の形状以外は実施例1と同様にした。 〔実施例4〕 サスペンションばね4の形状を、長さ5
mm,厚さ0.030mm,幅0.5mmにした。サス
ペンションばね4の形状以外は実施例1と同様にした。
【0018】〔比較例1〕 サスペンションばね4の形
状を、長さ7mm,厚さ0.030mm,幅0.5mm
にした。サスペンションばね4の形状以外は実施例1と
同様にした。 〔比較例2〕 サスペンションばね4の形状を、長さ1
0mm,厚さ0.030mm,幅0.5mmにした。サ
スペンションばね4の形状以外は実施例1と同様にし
た。
【0019】〔実施例5〕 サスペンションばね4の形
状を、長さ5mm,厚さ0.030mm,幅0.5mm
にした。磁気ヘッドスライダ3の質量は10.0mgと
した。また、磁気ヘッドスライダ3を磁気ディスク媒体
11に押し付ける荷重を100mg重とした。また、潤
滑層15の厚さを5nmにした。 〔実施例6〕 磁気ヘッドスライダ3の質量は4.0m
gとした。磁気ヘッドスライダ3の質量以外は実施例5
と同様にした。
【0020】〔比較例3〕 磁気ヘッドスライダ3の質
量は1.0mgとした。磁気ヘッドスライダ3の質量以
外は実施例5と同様にした。 〔比較例4〕 磁気ヘッドスライダ3の質量は0.5m
gとした。磁気ヘッドスライダ3の質量以外は実施例5
と同様にした。 〔比較例5〕 磁気ヘッドスライダ3の質量は0.1m
gとした。磁気ヘッドスライダ3の質量以外は実施例5
と同様にした。
【0021】〔実施例7〕 サスペンションばね4の形
状を、長さ5mm,厚さ0.030mm,幅0.5mm
にした。磁気ヘッドスライダ3の質量は2.0mgとし
た。また、磁気ヘッドスライダ3を磁気ディスク媒体1
1に押し付ける荷重を1mg重とした。また、潤滑層1
5の厚さを5nmにした。 〔実施例8〕 磁気ヘッドスライダ3を磁気ディスク媒
体に押し付ける荷重11を10mg重とした。押し付け
荷重以外は実施例7と同様にした。 〔実施例9〕 磁気ヘッドスライダ3を磁気ディスク媒
体に押し付ける荷重11を500mg重とした。押し付
け荷重以外は実施例7と同様にした。 〔実施例10〕 磁気ヘッドスライダ3を磁気ディスク
媒体に押し付ける荷重11を1000mg重とした。押
し付け荷重以外は実施例7と同様にした。
【0022】〔比較例6〕 磁気ヘッドスライダ3を磁
気ディスク媒体11に押し付ける荷重を2000mg重
とした。押し付け荷重以外は実施例7と同様にした。 〔比較例7〕 磁気ヘッドスライダ3を磁気ディスク媒
体11に押し付ける荷重を5000mg重とした。押し
付け荷重以外は実施例7と同様にした。
【0023】〔実施例11〕 サスペンションばね4の
形状を、長さ5mm,厚さ0.030mm,幅0.5m
mにした。磁気ヘッドスライダ3の質量は2.0mgと
した。また、磁気ヘッドスライダ3を磁気ディスク媒体
11に押し付ける荷重を100mg重とした。また、潤
滑層15の厚さを1nmにした。 〔実施例12〕 潤滑層15の厚さを3nmにした。潤
滑層15の厚さ以外は実施例11と同様にした。 〔実施例13〕 潤滑層15の厚さを7nmにした。潤
滑層15の厚さ以外は実施例11と同様にした。 〔実施例14〕 潤滑層15の厚さを10nmにした。
潤滑層15の厚さ以外は実施例11と同様にした。 〔実施例15〕 潤滑層15の厚さを20nmにした。
潤滑層15の厚さ以外は実施例11と同様にした。
【0024】〔実施例16〕 ロードビームばね8の形
状を、長さ1mm、厚さ0.015mm,幅0.5mm
にした。磁気ヘッドスライダ3の質量は2.0mgとし
た。また、磁気ヘッドスライダ3を磁気ディスク媒体1
1に押し付ける荷重を100mg重とした。また、潤滑
層15の厚さを5nmにした。 〔実施例17〕 ロードビームばね8の形状を、長さ2
mm,厚さ0.020mm,幅0.5mmにした。ロー
ドビームばね8の形状以外は実施例16と同様にした。 〔実施例18〕 ロードビームばね8の形状を、長さ3
mm,厚さ0.025mm,幅0.5mmにした。ロー
ドビームばね8の形状以外は実施例16と同様にした。 〔実施例19〕 ロードビームばね8の形状を、長さ5
mm,厚さ0.030mm,幅0.5mmにした。ロー
ドビームばね8の形状以外は実施例16と同様にした。
【0025】〔比較例8〕 ロードビームばね8の形状
を、長さ7mm,厚さ0.030mm,幅0.5mmに
した。ロードビームばね8の形状の形状以外は実施例1
6と同様にした。 〔比較例9〕 ロードビームばね8の形状を、長さ10
mm,厚さ0.030mm,幅0.5mmにした。ロー
ドビームばね8の形状以外は実施例16と同様にした。
【0026】〔実施例20〕 サスペンションばね4の
形状を、長さ3mm,幅0.5mm,厚さは、ばね支持
機構5の部分が0.050mmであり、磁気ヘッドスラ
イダに近づくに従って薄くなり、磁気ヘッドスライダの
部分で0.010mmとなるようにした。磁気ヘッドス
ライダ3の質量は2.0mgとした。また、磁気ヘッド
スライダ3を磁気ディスク媒体11に押し付ける荷重を
100mg重とした。また、潤滑層15の厚さを5nm
にした。 〔実施例21〕ロードビームばね8の形状を、長さ3m
m,幅0.5mm,厚さは、ばね支持機構5の部分が
0.050mmであり、磁気ヘッドスライダに近づくに
従って薄くなり、磁気ヘッドスライダの部分で0.01
0mmとなるようにした。磁気ヘッドスライダ3の質量
は2.0mgとした。また、磁気ヘッドスライダ3を磁
気ディスク媒体11に押し付ける荷重を100mg重と
した。また、潤滑層15の厚さを5nmにした。
【0027】これらのように作製した磁気ヘッドを用い
て摺動耐久性試験を行った。この摺動耐久性試験時の磁
気ディスク媒体の回転数は5400rpmとした。ま
た、摺動試験2000時間後における磁気ディスク媒体
表面の平均摩耗厚さ、およびシーク動作時での最大跳躍
量を求めた。ここで、最大跳躍量とは、摺動耐久性試験
中に磁気ヘッドスライダと磁気ディスク媒体とは常に接
触しているわけではなく、シーク時などに磁気ヘッドス
ライダがシーク方向に振動することによって跳躍を示し
た場合に、これを最大跳躍量として求めたものであっ
て、この跳躍量は、レーザードップラー振動系(LD
V)を用い、レーザービームを磁気ヘッドスライダの背
面に照射し、その反射光の周波数変化を観測して速度を
測定し、さらに、積分することにより変位に換算して求
めた。
【0028】次に、実施例1〜21および比較例1〜9
を用いて摺動耐久性試験を行った結果を表1,表2に示
す。
【0029】
【表1】 ばね種類Sはサスペンションばねを示す。
【0030】
【表2】 ばね種類Lはロードビームばねを示す。
【0031】これらの表によれば、実施例1〜4および
比較例1,2を比べると、サスペンションばねの長さが
5mm以下では、最大跳躍量の値および摩耗厚さの値は
共に小さいが、サスペンションばねの長さが5mmより
大きくなると最大跳躍量の値および摩耗厚さの値が共に
著しく大きくなっている。すなわち、サスペンションば
ねの長さを5mm以下にすることによってシーク剛性と
摩耗損傷に対する要求を満足させ、高記録密度で高信頼
性の接触式磁気ディスクを提供できることになる。
【0032】次に、実施例1,5,6および比較例3〜
4を比べると、磁気ヘッドスライダの質量が2.0mg
以上では、最大跳躍量の値および摩耗厚さの値は共に小
さいが、磁気ヘッドスライダの質量が2.0mgより小
さくなると最大跳躍量の値および摩耗厚さの値が共に大
きくなっている。すなわち、磁気ヘッドスライダの質量
を2.0mg以上にすることによって、さらに、性能を
向上させることができる。
【0033】また、実施例1,7〜10および比較例
6,7を比べると、押し付け荷重が1g重以下では、最
大跳躍量の値および摩耗厚さの値は共に小さいが、押し
付け荷重が1g重より大きくなると最大跳躍量の値およ
び摩耗厚さの値が共に大きくなっている。すなわち、押
し付け荷重を1g重以下にすることによっても、さらに
性能を向上させることができる。
【0034】さらに、潤滑層の厚さを変えた実施例1,
11〜15を比較すると、潤滑層の厚さが厚いほど最大
跳躍量の値および摩耗厚さの値は小さくなっており、特
に潤滑層厚5nm以上では性能が著しく向上しており、
潤滑層厚は5nm以上が適切な範囲であることがわか
る。
【0035】また、ロードビームばねを用いた実施例1
6〜19および比較例8,9を比べると、ロードビーム
ばねの長さが5mm以下では、最大跳躍量の値および摩
耗厚さの値は共に小さいが、ロードビームばねの長さが
5mmより大きくなると最大跳躍量の値および摩耗厚さ
の値が共に著しく大きくなっている。すなわち、ロード
ビームばねを用いた場合でも、その長さを5mm以下に
することによって、シーク剛性と摩耗損傷に対する要求
を満足させ、高記録密度で高信頼性の接触式磁気ディス
クを提供できることになる。
【0036】さらに、サスペンションばね、またはロー
ドビームばねの厚さを、ばね支持機構からジンバルばね
に向かって薄くなるようにした実施例20,21は、そ
の他のどの実施例を比較しても、最大跳躍量の値および
摩耗厚さの値は著しく小さな値となっており、このよう
にばねの厚みを変化させるとさらに性能が向上すること
がわかる。
【0037】以上のように、本発明の接触式磁気ディス
クでは、従来の接触式磁気ディスクと比較して少なくと
も数分の一から数百分の一の平均摩耗厚さと最大跳躍量
を実現することができ、トータルとして少なくとも3倍
の耐久性が達成され、高信頼性を確保することができ
た。また、本発明の接触式磁気ディスクを用いて、従来
の4倍の線記録密度を得ることができた。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の接触式磁
気ディスク装置は、サスペンションばねの長さまたは、
ロードビームばねの長さを5mm以下にすることによっ
て、シーク時に発生する振動の振幅を低減することがで
き、平均摩耗厚さと最大跳躍量を低減することができ
る。また、磁気ヘッドスライダの質量を2mg以上と
し、かつ磁気ヘッドスライダの押し付け荷重を1g重以
下にしたもの、磁気ディスク媒体に成膜された潤滑層の
膜厚が5nm以上であるもの、サスペンションばね、ま
たはロードビームばねの厚さが、ばね支持機構から磁気
ヘッドスライダに向かって薄くなっているものを用いて
も平均摩耗厚さと最大跳躍量を低減することができ、磁
気ヘッドスライダおよび磁気ディスク媒体の摩耗損傷を
低減し、装置の耐久性および信頼性を向上させ、高記録
密度を達成できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接触式磁気ディスク装置の一実施形態
の側面図である。
【図2】磁気ヘッドスライダ部分の分解斜視図である。
【図3】磁気ヘッドスライダ部分の断面図である。
【図4】本発明の接触式磁気ディスク装置の他の実施形
態の側面図である。
【符号の説明】
1 磁気ヘッド 2 接触パッド 3 磁気ヘッドスライダ 4 サスペンションばね 5 ばね支持機構 6 シーク機構 7 ジンバルばね 8 ロードビームばね 11 磁気ディスク媒体 12 下地体 13 磁気記録担体 14 保護膜 15 潤滑層 21 基板 22 コイル 24 ヨーク 25 リターンヨーク 26 電極 27 ヨーク 28,29 接触パッド 30,31 電極 32 配線膜

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録再生を行う電磁変換素子を先端部に
    形成しかつ磁気ディスク媒体に接触摺動する接触パッド
    と、この接触パッドを装着する磁気ヘッドスライダと、
    この磁気ヘッドスライダを支持するサスペンションばね
    と、このサスペンションばねを支持するばね支持機構と
    を備える接触式磁気ディスク装置において、前記サスペ
    ンションばねの長さを5mm以下にすることを特徴とす
    る接触式磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 記録再生を行う電磁変換素子を先端部に
    形成しかつ磁気ディスク媒体に接触摺動する接触パッド
    と、この接触パッドを装着する磁気ヘッドスライダと、
    この磁気ヘッドスライダを支持するジンバルばねと、こ
    のジンバルばねを支持するロードビームばねと、このロ
    ードビームばねを支持するばね支持機構とを備える接触
    式磁気ディスク装置において、前記ロードビームばねの
    長さを5mm以下にすることを特徴とする接触式磁気デ
    ィスク装置。
  3. 【請求項3】 前記磁気ヘッドスライダの質量を2mg
    以上とし、かつ前記磁気ヘッドスライダの押し付け荷重
    を1g重以下とする請求項1または2記載の接触式磁気
    ディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記磁気ディスク媒体に成膜された潤滑
    層の膜厚が5nm以上である請求項1または2記載の接
    触式磁気ディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記サスペンションばねの厚さが、ばね
    支持機構から磁気ヘッドスライダに向かって薄くされて
    いる請求項1記載の接触式磁気ディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記ロードビームばねの厚さが、ばね支
    持機構からジンバルばねに向かって薄くされている請求
    項2記載の接触式磁気ディスク装置。
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