JP2001189011A - 磁気記録媒体及びこれを用いた磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録媒体及びこれを用いた磁気記録再生装置

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JP2001189011A
JP2001189011A JP37503899A JP37503899A JP2001189011A JP 2001189011 A JP2001189011 A JP 2001189011A JP 37503899 A JP37503899 A JP 37503899A JP 37503899 A JP37503899 A JP 37503899A JP 2001189011 A JP2001189011 A JP 2001189011A
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recording medium
head
disk
magnetic
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Keiko Azuma
圭子 東
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Toshiba Corp
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/60Fluid-dynamic spacing of heads from record-carriers

Landscapes

  • Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッドが接触摺動しても動的吸着を起こさ
ず、その回転が安定し、良好な記録再生が可能な磁気記
録媒体を得る。 【解決手段】 表面に対する磁気ヘッドの吸着面圧が1
mm2当たり250gf以下であるか、あるいはその表
面が負荷面積比5%以下で、1μm四方当たりの突起の
個数をN、その突起の先端の径の平均値をR(nm)と
するとき、R−9709/N<6.6である磁気記録媒
体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報を磁気で記録
再生する磁気記録再生装置およびそれに用いられる磁気
記録媒体に係り、特に、記録再生時に磁気記録媒体表面
にヘッドが接触する接触型ヘッドスライダを搭載し、非
リード/ライト動作時にヘッドを磁気記録媒体の外側に
待避させるヘッドロードアンロード方式の磁気記録再生
装置及びこれに用いられる磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録再生装置の記録密度を向上させ
る手段として、ヘッドとディスクのスペーシングを下げ
ていくことが考えられる。そのため、前述したディスク
の表面粗さを小さくする共に、磁気記録再生装置は回転
する磁気ディスクに対してヘッドを浮上させながら記録
再生を行う浮上方式から、よりヘッドとディスクのスペ
ーシングを下げるため、回転する磁気ディスクに対して
ヘッドを連続的に接触させる接触方式への移行が検討さ
れている。
【0003】前者は、ヘッドの個品差、及び取り付けば
らつきなどによって浮上量誤差が生じるため、ヘッド浮
上量とその誤差分だけヘッドとディスクにスペーシング
ができ、それを縮めるには限界がある。それに対して、
後者はヘッドとディスクの粗さ分のみのスペーシングで
すむ為、ヘッドとディスクのスペーシングを小さくする
ことができる。ただし、後者はヘッド摩耗、及びヘッド
の動的吸着問題のため、実現されていなかった。
【0004】磁気記録再生装置のヘッド動作方式とし
て、CSS方式とロード・アンロード方式がある。CS
S方式では、ヘッドが記録・再生していないとき、ヘッ
ドは静止したディスクの内周側に着地している。磁気記
録再生装置の記録密度を上げる為にはヘッド・ディスク
のスペーシングを下げる必要があり、そのためにヘッド
・ディスクの表面粗さを小さくする必要がある。しかし
ながら、表面粗さの小さいもの同士が接触するとヘッド
・ディスク間に存在するディスク上の潤滑剤、及び水蒸
気によって、ヘッド・ディスクを互いに引き寄せる力が
働き、吸着現象を起こしてしまう。CSS方式では静止
したディスクの上にヘッドが着地するので静的吸着が生
じる。この静的吸着により、起動時、ヘッドに過剰な力
が加わり、ヘッドの立ち上がり動作が不安定になりた
り、スピンドルモーターが動かなくなるという問題が起
こる。
【0005】その解決方法として、ロード・アンロード
方式が挙げられる。ロード・アンロード方式ではヘッド
が記録・再生していないとき、つまり、ディスクが静止
している時、ヘッドをディスク上から、ディスクの外に
あるランプ上に退避しており、静止したディスクにヘッ
ドが着地することはない。従って、ロード・アンロード
方式を用いると動的な吸着を起こさない。前記した浮上
方式のヘッドを用いた磁気記録装置では非記録再生時に
のみ、ディスクとヘッドが連続的に接触するため、ロー
ド・アンロード方式を用いることにより、静的な吸着が
回避された。しかしながら、接触方式のヘッドを用いた
磁気記録再生装置では、記録・再生時にはヘッドが回転
しているディスクに連続的に接触しており、動的な吸着
が起きてしまう。この動的な吸着が発生すると走行時の
ヘッド吸着力の変動により、ヘッドの振動を励起して、
ヘッドが跳躍するという問題があった。
【0006】従来から、CSS方式と浮上方式を併用し
たドライブの静的吸着防止を狙った技術は検討されてい
る。たとえば、データ加減ではヘッドの浮上量を低くす
るためにディスクの表面粗さは小さくして、CSS領域
では人工的にテクスチュアをつけて、動的吸着防止をす
るという方法、もしくは、ヘッド側の接地面積を小さく
する為、吸着防止のパッドを設ける方法等が提案され、
用いられている。いずれも、従来技術は、静止したディ
スクの上にヘッドが着地した時の静的吸着の回避を目的
としたものであり、ディスクの表面粗さを大きくした
り、ヘッドの表面粗さを大きくして問題解決を狙ったも
のであり、接触記録方式のヘッドの記録再生時の動的吸
着防止には前記技術ではスペーシングが大きくなってし
まい、適用できない。また、同じ表面形状ディスク上で
は静的吸着力の方が動的吸着力よりも大きくなる。従っ
て、従来技術では使用できない静的吸着力の大きいディ
スクでも動的吸着力は問題にならないものが存在する。
加えて、このような動的吸着はディスクが回転している
状態で発生するため、その吸着状態を容易に特定するこ
とができなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、ヘッドが接触摺動しても動的吸着を起こさず、良好
な記録再生が可能な磁気記録媒体を提供することを目的
とする。
【0008】また、本発明の第2の目的は、ヘッドが接
触摺動しても動的吸着による跳躍現象を起こさず、良好
な記録再生が可能な磁気記録再生装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1に、磁気
記録再生装置に使用される磁気記録媒体であって、その
表面に対する磁気ヘッドの接地面に発生する吸着力の面
圧が1mm2当り250gf以下であることを特徴とす
る磁気記録媒体を提供する。
【0010】本発明は、第2に、表面に複数の突起を有
し、負荷面積比5%以下で、1μm四方当たりの突起の
個数をN、その突起の先端の径の平均値をR(nm)と
するとき、R−9709/N<6.6であることを特徴
とする磁気記録媒体を提供する。
【0011】本発明は、第3に、第1または第2の発明
に係る磁気記録媒体と、該磁気記録媒体を支持及び回転
駆動する駆動手段と、該磁気記録媒体に対して情報の記
録再生を行うためのヘッドを実装したヘッドスライダ
と、該磁気記録媒体表面上から該ヘッドスライダを待避
させて保持するためのランプ部材と、前記ヘッドスライ
ダを支持し、前記ランプ部材から前記磁気記録媒体の表
面上までロードし、また該磁気記録媒体の表面上から前
記ランプ部材まで前記ヘッドスライダをアンロードさせ
るためのヘッドアクチュエータ手段とを具備する磁気記
録再生装置を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、接触型ヘッドスライダ
を搭載したロードアンロード方式の磁気記録再生装置及
びこれに用いられる磁気記録媒体を提供する。
【0013】本発明は、以下の4つの発明に大別され
る。
【0014】第1の発明は、磁気記録再生装置に好適に
使用される磁気記録媒体であって、磁気記録媒体の表面
に対する磁気ヘッド接地面に発生する吸着力の面圧が、
1mm2当たり250gf以下である磁気記録媒体を提
供する。
【0015】第2の発明は、表面に複数の突起を有し、
負荷面積比5%以下で、1μm四方当たりの突起の個数
をN、その突起の先端の径の平均値をR(nm)とする
とき、R−9709/N<6.6である磁気記録媒体を
提供する。
【0016】また、第3の発明は、第1の発明にかかる
磁気記録媒体を用いた磁気記録再生装置を提供するもの
で、この磁気記録再生装置は、その表面に対する磁気ヘ
ッドの吸着面圧が、1mm 2当たり250gf以下であ
る磁気記録媒体と、磁気記録媒体を支持及び回転駆動す
る駆動手段と、磁気記録媒体に対して情報の記録再生を
行うためのヘッドを実装したヘッドスライダと、磁気記
録媒体表面上からヘッドスライダを待避させて保持する
ためのランプ部材と、ヘッドスライダを支持し、ランプ
部材から磁気記録媒体の表面上までロードし、また磁気
記録媒体の表面上からランプ部材までヘッドスライダを
アンロードさせるためのヘッドアクチュエータ手段とを
具備する。
【0017】第4の発明は、第2の発明にかかる磁気記
録媒体を用いた磁気記録再生装置を提供するもので、こ
の磁気記録再生装置は、表面に複数の突起を有し、負荷
面積比5%以下で、1μm四方当たりの突起の個数を
N、その突起の先端の径の平均値をR(nm)とすると
き、R−9709/N<6.6である磁気記録媒体と、
磁気記録媒体を支持及び回転駆動する駆動手段と、磁気
記録媒体に対して情報の記録再生を行うためのヘッドを
実装したヘッドスライダと、磁気記録媒体表面上からヘ
ッドスライダを待避させて保持するためのランプ部材
と、ヘッドスライダを支持し、ランプ部材から磁気記録
媒体の表面上までロードし、また磁気記録媒体の表面上
からランプ部材までヘッドスライダをアンロードさせる
ためのヘッドアクチュエータ手段とを具備する。
【0018】また、上述の磁気記録媒体は、その平均面
からの最大突起高さが5nm以下であることが好まし
い。なお、ここで、平均面とは、一次の最小二乗法によ
って求めた面のことをいう。
【0019】以下、図面を参照し、本発明を具体的に説
明する。
【0020】本発明の磁気記録媒体の構成の一例を表す
図を図1に示す。
【0021】図示するように、この磁気記録媒体は、ガ
ラス基板21上に、例えばスパッタにより形成されたコ
バルトクロムからなる磁性層22、例えばスパッタもし
くはCVDにより形成されたカーボンからなる保護層2
3、及び例えばディッピングにより形成されたフォンブ
リンからなる潤滑層24が各々積層された構成を有す
る。この磁気記録媒体は、例えば使用するガラス基板の
研磨条件を調整することにより、その表面に複数の突起
が設けられている。ここでは、負荷面積比5%以下で、
1μm四方当たりの突起の個数をN、その突起の先端の
径の平均値をR(nm)とするとき、R−9709/N
<6.6である。また、その表面に対する磁気ヘッドの
吸着面圧が、1mm2当たり250gf以下である。さ
らに、その平均面からの最大突起高さが5nm以下であ
る。
【0022】また、図2に、本発明の磁気記録再生装置
の一例を一部分解した斜視図を示す。
【0023】情報を記録するための剛構成の磁気ディス
ク121はスピンドル122に装着されており、図示し
ないスピンドルモータによって一定回転数で回転駆動さ
れる。磁気ディスク121にアクセスして情報の記録再
生を行う磁気ヘッドを搭載したスライダー123は、薄
板状の板ばねからなるサスペンション124の先端に取
付けられている。サスペンション124は図示しない駆
動コイルを保持するボビン部等を有するアーム125の
一端側に接続されている。スライダー123は、磁気デ
ィスクに接触して磁気記録再生を行う接触型スライダー
であり、このサスペンション124により所定の力Pで
磁気ディスク123に押しつけられている。
【0024】アーム125の他端側には、リニアモータ
の一種であるボイスコイルモータ126が設けられてい
る。ボイスコイルモータ126は、アーム125のボビ
ン部に巻き上げられた図示しない駆動コイルと、それを
挟み込むように対向して配置された永久磁石および対向
ヨークにより構成される磁気回路とから構成されてい
る。
【0025】アーム125は、固定軸127の上下2カ
所に設けられた図示しないボールベアリングによって保
持され、ボイスコイルモータ126によって回転揺動駆
動される。すなわち、磁気ディスク121上におけるス
ライダー123の位置は、ボイスコイルモータ126に
よって制御される。なお、図2中、128は蓋体を示し
ている。
【0026】本発明のように、接触型ヘッドスライダを
用い、接触記録を実現するためには、ヘッド摩耗量抑制
と、ヘッドの動的吸着抑制が重要となる。
【0027】接触記録ではヘッド摩耗量を抑制するため
に、浮上ヘッドと異なり低荷重での記録再生が行われ
る。ヘッドと磁気記録媒体との接触面積が大きいと、動
的吸着が生じる。この動的吸着により、ヘッド吸着力が
変動するため、ヘッドが振動して走行が不安定になる現
象、及び、半径方向に力が加わり、トラッキングを妨げ
る現象が観察されている。
【0028】接触記録でのヘッドと磁気記録媒体のスペ
ーシングはヘッドの表面粗さ、磁気記録媒体の表面粗さ
で決まってくる。ヘッドと磁気記録媒体との接地面積は
磁気記録媒体の総面積と比較すると極めて小さいので、
接触摺動させると摩耗し、表面形状は経時変化すると考
えられる。そのため、ヘッドの接地面積形状は制御しに
くい。
【0029】磁気ヘッドと磁気記録媒体表面との間に発
生する吸着現象とは、潤滑剤、水分がヘッドと磁気記録
媒体との界面に介在してメニスカス形状を形成すること
により、ヘッドと磁気記録媒体が互いに引き合う方向に
力が働く現象である。
【0030】メニスカス形状と先端Rを表す模式図を図
3及び図4に示す。図3は、メニスカス径が小さい場
合、図4は、メニスカス径が大きい場合を各々示す。
【0031】回転駆動を静止していると磁気記録媒体上
ではそのメニスカス形状を形成する時間が十分にとれる
のに対して、動作していると磁気記録媒体上ではメニス
カス形状を形成する時間が短くなるため、飽和するまで
形成される動的吸着は静的吸着力に対して小さく、測定
は困難である。また、静的吸着力の大きい領域での磁気
記録媒体でも動的吸着力は問題になるほど大きくならな
いことが十分にあり得る。
【0032】第1及び第3の発明では、接触型ヘッドス
ライダのヘッド表面と磁気記録媒体表面との間に発生す
る動的吸着と、そのときの静的吸着力を表す吸着面圧と
の関係を導き出すことによって規定した。
【0033】また、第2及び第4の発明では、動的吸着
を起こす磁気記録媒体、及び動的吸着を起こさない磁気
記録媒体の静摩擦力を計算し、そのときの磁気記録媒体
の表面形状を規定したものである。
【0034】まず、最大突起高さが10nm程度のディ
スクAと、最大突起高さが4nm以下のディスクBとの
2種類の磁気記録媒体を用意し、接触ヘッドを摺動させ
て、ヘッドの振動状況を観察した。
【0035】ディスクAでは問題なく接触摺動するが、
ディスクBで動的吸着により振動する現象が見られる。
実際に用いたディスクAとディスクBの違いは表面の突
起形状にある。
【0036】同様に、表面突起形状の異なる複数のディ
スクを用意し、その静的吸着面圧を以下のようにして計
算した。図5に、その静的吸着面圧と動的吸着の発生と
の関係を表すグラフ図を示す。
【0037】まず、実験で使用したディスクの表面突起
形状をAFM(Atomic Force Microscopy)で測定し
た。その後、実質的に吸着に寄与し得ると考えられる突
起先端部分の負荷面積比5%の解析を行い、突起の形
状、突起の数を求めた。
【0038】負荷面積比5%の突起とは、ディスクの最
も高いところから、全面積の5%面積になる高さの突起
のことである。それらの突起の数と形状を用いて、静的
吸着面圧の解析を行った。
【0039】この図より、静的吸着面圧が250gf/
μm2以下のものは動的吸着が発生せず、250gf/
μm2を越えると動的吸着が生じることが明らかとなっ
た。
【0040】ただし、この実験を用いて、動的吸着を起
こさなかったディスクでは平均面からの最大表面粗さが
10nm近くあり、このようなディスクを用いて、接触
記録を実現しても、ヘッド・ディスクの実効隙間が大き
くなってしまい、浮上方式に対する優位さがなくなって
しまう。
【0041】本発明のディスクは動的吸着を起こさない
ディスクと同等の吸着力で表面粗さの小さいディスクを
実現するディスク突起形状である。図6に平均面からの
最大高さが5nmのディスクで突起の数、及び先端Rを
変えたときの静的吸着面圧を計算した結果を示す。図
中、曲線Xよりも先端Rが高い領域が不合格領域、曲線
Xよりも先端Rが低い領域が合格領域であった。この結
果、曲線Xより、動的吸着を起こさないディスクの突起
の数と突起先端Rの関係式を導くことができる。動的吸
着現象を起こさないディスク表面突起形状は、負荷面積
5%以内で1μm四方当たりの突起数をN(個)、その
突起の先端R(nm)とするとき、 R−9709/N<6.6 となる。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、ヘッドが接触摺動して
も動的吸着による跳躍現象を起こさず、良好な記録再生
が可能な磁気記録媒体が得られる。
【0043】また、本発明によれば、ヘッドが接触摺動
しても動的吸着による跳躍現象を起こさず、良好な記録
再生が可能な磁気記録再生装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気記録媒体の構成の一例を表す図
【図2】本発明の磁気記録再生装置の一例を一部分解し
た斜視図
【図3】メニスカス形状と先端Rを表す模式図
【図4】メニスカス形状と先端Rを表す模式図
【図5】静的吸着面圧と動的吸着の発生との関係を表す
グラフ図
【図6】突起の数及び先端Rを変えたときの静的吸着力
を表すグラフ図
【符号の説明】
21…ガラス基板 22…磁性層 23…保護層 24…潤滑層 121…磁気ディスク 122…スピンドル 123…スライダー 124…サスペンション 125…アーム 126…ボイスコイルモータ 127…固定軸 128…蓋体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録再生装置に使用される磁気記録
    媒体であって、その表面に対する磁気ヘッドの接地面に
    発生する吸着力の面圧が、1mm2当たり250gf以
    下であることを特徴とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】 表面に複数の突起を有し、負荷面積比5
    %以下で、1μm四方当たりの突起の個数をN、その突
    起の先端の径の平均値をR(nm)とするとき、R−9
    709/N<6.6であることを特徴とする磁気記録媒
    体。
  3. 【請求項3】 その平均面からの最大突起高さが5nm
    以下である請求項1又は2に記載の磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    の磁気記録媒体と、 該磁気記録媒体を支持及び回転駆動する駆動手段と、 該磁気記録媒体に対して情報の記録再生を行うためのヘ
    ッドを実装したヘッドスライダと、 該磁気記録媒体表面上から該ヘッドスライダを待避させ
    て保持するためのランプ部材と、 前記ヘッドスライダを支持し、前記ランプ部材から前記
    磁気記録媒体の表面上までロードし、また該磁気記録媒
    体の表面上から前記ランプ部材まで前記ヘッドスライダ
    をアンロードさせるためのヘッドアクチュエータ手段と
    を具備する磁気記録再生装置。
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