JPH09179946A - カード作成装置及び方法 - Google Patents

カード作成装置及び方法

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JPH09179946A
JPH09179946A JP7339391A JP33939195A JPH09179946A JP H09179946 A JPH09179946 A JP H09179946A JP 7339391 A JP7339391 A JP 7339391A JP 33939195 A JP33939195 A JP 33939195A JP H09179946 A JPH09179946 A JP H09179946A
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JP
Japan
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card
character information
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medium
input
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JP7339391A
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English (en)
Inventor
Masahiko Yamada
昌彦 山田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】文字情報の量が多く、表面に記載しきれない場
合でも、自動的にこれを判断し、裏面に必要な文字情報
を高い品質で鮮明に記載する。 【解決手段】カード所持者の顔画像及び文字情報を入力
する操作入力部4と、入力した顔画像によりカード媒体
10表面にカード所持者の顔画像を印刷する感熱昇華カラ
ー写真印刷部22と、入力した文字情報によりカード媒体
10表面に文字情報を印刷する溶融転写文字印刷部36と、
入力した文字情報が全てカード媒体10表面に印刷しきれ
ないと判断した場合にその印刷しきれない文字情報をカ
ード媒体10裏面に印刷する溶融転写文字印刷部48と、上
記印刷部22,36により顔画像及び文字情報が印刷された
カード媒体10表面に保護膜を形成するUV保護膜転写部
60及び表面保護膜塗布部80とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばIDカード
と称される個人識別カードに代表される証明カードを作
成するカード作成装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば運転免許証に代表される顔写真付
きの個人識別カード(以下「IDカード」と略称する)
を作成するカード作成装置は、撮影装置により撮影した
カード所持者の顔画像をカード供給部から供給されたカ
ード媒体に印刷する写真印刷部、この写真印刷部を介し
て顔写真が印刷されたカード媒体にIDカードとして必
要な各種の文字情報を印刷する文字印刷部、この文字印
刷部により所定の文字情報が印刷されたカード媒体の印
刷面上に保護膜を形成する保護膜形成部、及び出来上が
ったIDカードを収容するカード収容部を有している。
【0003】この種のカード作成装置では、撮影装置に
より撮影されて符号化データとして供給されるカードの
所有者の顔写真データに基づいて写真印刷部によりカー
ド所有者の顔写真を3色カラーで印刷し、さらに上記文
字印刷部を介して所定の文字情報を印刷して表面保護膜
が形成される。そして、このようにして形成された証明
カードがカード収容部に順にストックされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したカード作成装
置は、撮影装置により供給される所有者の顔写真と入力
装置により入力された文字情報とを、カード媒体の一方
の面すなわち表面にのみ印刷可能に形成されている。な
お、カード媒体のもう一方の面すなわち裏面には、カー
ド発行機関名、文字情報がカード表面に記載し切れなか
った場合、あるいは訂正事項が生じた場合に手書き等に
より訂正を可能とする備考欄、及びカードの取扱い上の
注意事項などが予め印刷されている。
【0005】このことから、カードの記載事項としての
文字情報で、表面に記載しきれなかった事項、例えば資
格の条件や制限に関する追加事項が生じた場合には、そ
の追加事項が手書きで加筆処理される。
【0006】このため、IDカードの文字情報を手書き
により加筆することは、例えば故意に誤った情報を表示
する可能性も含んでいるという不具合がある。また、手
書きにより文字情報を加筆することは、非効率的である
ばかりでなく、誤記または脱字を生じ易くなると共に、
加筆する者の字体によっては文字情報を不鮮明にすると
いう問題がある。さらに、手書きによる文字情報の加筆
は、IDカードの見映えを悪くしてしまう。
【0007】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、文字情報の量が多
く、表面に記載しきれない場合でも、自動的にこれを判
断し、裏面に必要な文字情報を高い品質で鮮明に記載す
ることが可能なカード作成装置及び方法を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明のカード作成装
置は、カード所持者の顔画像及び文字情報を入力する入
力手段と、この入力手段で入力した顔画像によりカード
媒体の表面にカード所持者の顔画像を印刷する第1の印
刷手段と、上記入力手段で入力した文字情報によりカー
ド媒体の表面に文字情報を印刷する第2の印刷手段と、
上記入力手段で入力した文字情報が全てカード媒体の表
面に印刷しきれるか否かを判断する判断手段と、この判
断手段で入力した文字情報がカード媒体の表面に印刷し
きれないと判断した場合にその印刷しきれない文字情報
をカード媒体の裏面に印刷する第3の印刷手段と、上記
第1及び第2の印刷手段により顔画像及び文字情報が印
刷されたカード媒体の表面に保護膜を形成する保護膜形
成手段とから構成されている。
【0009】このような構成とすることで、記載すべき
文字情報の量が多く、第2の印刷手段によりカード表面
に記載しきれない場合でも、自動的にこれを判断して第
3の印刷手段で適宜裏面に必要な文字情報を印刷するこ
とで、より効率的にカードを作成することができると共
に、カード裏面に追加記載される文字もカード表面と同
様に高い品質で鮮明なものとすることが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の一形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明に係るIDカ
ード作成装置1の構成を示す概略断面図であり、このカ
ード作成装置1は、装置本体2としての筐体を有してい
る。
【0011】筐体2の前面部(図1を参照符号が正立す
る方向から見た状態において右側方)には、カード媒体
に印刷する個人データすなわち文字情報を入力する操作
入力部4が配置されている。
【0012】この操作入力部4には、IDカード作成装
置1を単独で運用する情報及びIDカードとして必要な
文字情報を始めに入力する第1の入力手段としての操作
パネル6、ここでは図示しないカード所有者の顔画像を
撮影する撮像装置、この撮像装置で得た顔写真データす
なわちデジタル値に符号化された顔画像情報を上記操作
パネル6で入力した文字情報と共にID番号を付して登
録し、登録した顔画像情報、文字情報を読出して供給入
力する第2の入力手段としての光磁気ディスク装置8、
及びこれら各入力手段により入力された情報内容や異常
などを表示するための同じく図示しない表示装置等が配
置されている。
【0013】筐体2の前面側上方には、顔写真及び文字
情報が印刷されることによりIDカード110として発
行されるための印刷前の原券であるカード媒体10を保
持すると共に順次一枚ずつ取出して供給するカード媒体
供給部12が設けられている。
【0014】このカード媒体供給部12は、複数のカー
ド媒体10を被印刷面すなわち表面を上方に向けた水平
状態で収納するカードホッパ14を有している。このカ
ードホッパ14は、作成するカードの種類あるいはカー
ド発行機関により予め決められているカードの形式に応
じて複数種用意されるとともに、カード媒体供給部12
に着脱可能に形成されており、カードホッパ14内には
収納されているカード媒体10を下方へ押圧する重り1
6が設けられている。
【0015】カードホッパ14内のカード媒体10は、
反時計方向に回転するゴムローラからなる取出ローラ1
8によって、カードホッパ14の最下部に位置されたカ
ード媒体10から1枚ずつ取出される。なお、カードホ
ッパ14のカード媒体取出し口部14aには、カード媒
体10を重ね取出ししないように、カード媒体10の1
枚の厚さよりも広く2枚の厚さよりも狭い隙間を有し、
スロートナイフと呼ばれる図示しない重送防止機構が設
けられている。
【0016】図1を参照符号が正立する方向から見た状
態においてカードホッパ14の左方には、取出ローラ1
8によりカードホッパ14から取出されたカード媒体1
0に関し、取出し時のスロートナイフとの接触によりカ
ード媒体10の表面に付着する虞れのあるごみを接着層
に接着させて剥離する糊ローラ20が配置されている。
取出ローラ18によって取出されたカード媒体10は、
糊ローラ20によりクリーニングされ、取出し時のスロ
ートナイフとの接触により付着される虞れのあるごみが
除去される。
【0017】糊ローラ20の左方には、所有者の顔写真
を印刷する第1の印刷手段としての感熱昇華カラー写真
印刷部22が配置されており、糊ローラ20により表面
のごみが除去されたカード媒体10はこの感熱昇華カラ
ー写真印刷部22に送られる。
【0018】感熱昇華カラー写真印刷部22は、カード
媒体10の表面にカード所持者(更新者)の顔画像をフ
ルカラーで多色印刷するもので、減色混合法に基づいて
色分解された赤(R)、緑(G)及び青(B)それぞれ
の色成分に対して補色の関係にあるイエロー(黄、以下
Yまたは添字Yで示す)、マゼンタ(赤、以下Mまたは
添字Mで示す)及びシアン(紫、以下Cまたは添字Cで
示す)の3色を逐次重ね合わせて感熱昇華印刷するため
に、カード媒体10が搬送される方向に沿って順次配列
されたイエロー印刷部24Y、マゼンタ印刷部24M及
びシアン印刷部24Cを有している。
【0019】この感熱昇華カラー写真印刷部22に案内
されたカード媒体10の表面には、光磁気ディスク装置
8により供給された所有者の顔写真がY,M及びCの3
色の重ね合わせによりカラー印刷される。
【0020】しかるに上記各印刷部24Y,24M及び
24Cは、詳細には、プラテンローラ26Y,26M及
び26C、感熱印刷ヘッド28Y,28M及び28C、
それぞれのプラテンローラと感熱印刷ヘッドとの間に中
途部を介在させたY,M及びCの3色の感熱昇華印刷イ
ンクリボン30Y,30M及び30C、各インクリボン
30Y,30M及び30Cの後端が巻付けられたインク
リボン送出軸32Y,32M及び32C、並びに各イン
クリボン30Y,30M及び30Cの先端が巻付けられ
たインクリボン巻取軸34Y,34M及び34Cとから
構成されている。
【0021】プラテンローラ26Y,26M及び26C
は、カード媒体10との滑りを最小にするために、柔ら
かいゴムローラあるいはセラミック粉が植え込まれてい
るセラミック植込みローラで形成されている。
【0022】感熱昇華カラー写真印刷部22の後段すな
わち図1において感熱昇華カラー写真印刷部22の左方
には、第2の印刷手段としての溶融転写文字印刷部36
が配置されている。感熱昇華カラー写真印刷部22によ
り顔画像が印刷されたカード媒体10は、この溶融転写
文字印刷部36に送り込まれる。
【0023】なお、上記写真印刷部22が感熱昇華型の
3色カラー印刷であるに対して、この文字印刷部36は
溶融転写型で黒のみを印刷するものである。このこと
は、溶融転写型の印刷は、昇華型の印刷と比較して必要
となる印加エネルギーが低いことを利用して、印刷速度
を高速にするものである。すなわち、顔画像のカラー印
刷に比較して印刷面積(長手方向の長さ)が広い文字印
刷では溶融転写型の印刷が望ましい。
【0024】溶融転写文字印刷部36は、カード媒体1
0表面に所有者の個人データすなわち文字情報を印刷す
る黒印刷装置であって、プラテンローラ38、感熱印刷
ヘッド40、溶融転写インクリボン42、インクリボン
送出軸44及びインクリボン巻取軸46とから構成され
ている。
【0025】溶融転写文字印刷部36の後段には、溶融
転写文字印刷部36で印刷しきれなかった文字情報をカ
ード媒体10裏面に印刷する第3の印刷手段としての溶
融転写文字印刷部48が配置されている。溶融転写文字
印刷部36により表面に文字情報が印刷されたカード媒
体10は、この溶融転写文字印刷部48に送り込まれ
る。
【0026】溶融転写文字印刷部48は、上記溶融転写
文字印刷部36と同様構成を有し、カード媒体10の裏
面に上記溶融転写文字印刷部36で印刷しきれなかった
文字情報を印刷する黒印刷装置であって、プラテンロー
ラ50、感熱印刷ヘッド52、溶融転写インクリボン5
4、インクリボン送出軸56及びインクリボン巻取軸5
8とから構成されている。
【0027】そして、溶融転写文字印刷部48の後段に
は、保護膜形成手段としての耐光性向上保護膜(紫外線
すなわちUltraViolet保護膜)転写部(以
下、UV保護膜転写部と示す)60が配置されている。
【0028】このUV保護膜転写部60は、カラー顔写
真及び黒文字情報が印刷されたカード媒体10の表面に
最終工程において紫外線硬化形の表面保護膜を塗布する
際に、昇華印刷をした顔画像が色あせてしまうことを防
止するための防護膜を形成するもので、加熱ローラ6
2、ピンチローラ64、UV保護膜シート66、UVシ
ート送出軸68及びUVシート巻取軸70とから構成さ
れている。
【0029】UV保護膜転写部60に案内された顔写真
及び文字情報が印刷されたカード媒体10の表面には、
上述した構成により最終工程において照射される紫外線
から昇華印刷をした顔画像が色あせることを防止するべ
くこのUV保護膜転写部60によりUV保護膜が溶融転
写される。
【0030】なお、UV保護膜は、カード媒体10によ
り形成されたIDカード110が実際に使用される場合
に、太陽光にさらされることによる色あせの防止(耐光
性)にも利用される。また、UV保護膜は、感熱印刷イ
ンクリボンと同じように支持体リボンに透明なUV保護
膜が連続的に形成されたシートを、内部に発熱体が埋め
込まれたピンチローラ64と加熱ローラ62とにより加
熱と同時に加圧することで、カード媒体10の表面にU
V保護膜を転写するものである。なお、UV保護膜は、
感熱印刷ヘッドにより転写することも可能であるが、カ
ード媒体10の全面に転写されることから、より安価な
ヒートローラが利用される。
【0031】UV保護膜転写部60の後段には、すでに
顔写真及び文字情報が印刷されたカード媒体10の表面
に、後述する表面保護膜を塗布する表面保護膜塗布部、
及びUV保護膜転写部60から表面保護膜塗布部に向け
てカード媒体10を搬送するカード搬送機構が配置され
ている。
【0032】UV保護膜転写部60によりUV保護膜を
溶融転写されたカード媒体10は、クランプローラ72
によりシュート部74に送り込まれ、シュート部74の
下方のベルトコンベア76に移載される。
【0033】詳細には、クランプローラ72で送られた
カード媒体10の先端が落下シュート78に突き当たる
と、カード媒体10の後端(右端)がクランプローラ7
2から離脱すると共に図中で時計方向に回転し、落下シ
ュート78に沿って下方に落下する。
【0034】落下シュート78の下方の落下面には、水
平状態のベルトコンベア76が設けられていて、落下し
たカード媒体10を受取って右方向へ搬送しながら、図
示しない整列ガイドを介して落下により乱れた姿勢を次
第に正しい姿勢にガイドをしつつ、表面保護膜塗布手段
としての表面保護膜塗布部80へ搬送する。
【0035】表面保護膜塗布部80は、カード媒体10
の表面にUV硬化液を塗布するもので、ピンチローラ8
2、UV硬化液タンク84、定量供給器86及び塗布ペ
ン88から構成されている。
【0036】ベルトコンベア76で搬送されるカード媒
体10は、ピンチローラ82によりベルトコンベア76
上にしっかり押し付けられる。カード媒体10の表面に
は、塗布ペン88を介して、UV硬化液タンク84から
UV硬化液を吸い上げる定量供給器86で定量のUV硬
化液が計測されて供給されたUV硬化液が全面に薄く塗
布される。なお、UV硬化液は、塗布ペン88により提
供される毛細管現象によりカード媒体10の表面全面に
薄く拡散される。
【0037】なお、UV硬化液は、硬化すると表面が非
常に硬くなるので、単なるオーバコート層に比較して表
面の傷が着きにくく、耐久性を向上できる。表面保護膜
塗布部80を介してUV硬化液が塗布されたカード媒体
10は、表面保護膜硬化手段としての表面保護膜硬化部
90に送られる。この表面保護膜硬化部90は、カード
媒体10上に塗布されたUV硬化液に紫外線を照射する
ことで硬化させるもので、ベルトコンベア92及びその
上方に約10cm程度離して設置された水銀灯94から
構成されている。
【0038】ベルトコンベア76で搬送されるカード媒
体10は、ベルトコンベア92に移載され、このベルト
コンベア92により所定の時間をかけて搬送される。こ
のとき、ベルトコンベア92上の搬送されるカード媒体
10の表面には、水銀灯94からの紫外線が照射され
る。これにより、塗布ペン88からカード媒体10の表
面に塗布されたUV硬化液は、所定の時間すなわちベル
トコンベア92によりカード媒体10が搬送される間に
確実に硬化される。
【0039】表面保護膜硬化部90を通過したカード媒
体10すなわち完成したIDカード110は、表面保護
膜硬化部90の図において右方向に設けられた区分集積
手段としての区分集積部100に送り込まれ、カード収
容手段としてのスタッカ102に収容されるようになっ
ている。
【0040】区分集積部100は、表面保護膜硬化部9
0から送出されるIDカード110をスタッカ102に
向けて搬出するカード搬出手段としての搬送ローラ対1
04を有している。すなわち、表面保護膜硬化部90か
ら送出されたIDカード110は、搬送ローラ対104
によりスタッカ102の上部の開口に向けて搬送され、
カードの後端が搬送ローラ対104から離れることで、
スタッカ102の開口に落下される。なお、スタッカ1
02の上部に移動可能な1枚取出しステージ106を配
置することで、IDカード110をスタッカ102に落
下させずに該ステージ106に案内すれば、図示しない
外部からの取出し口からカードを1枚ずつ抜取ることも
可能である。
【0041】図2は上記カード作成装置1の主として筐
体2内に設けられた各部の制御回路構成を示すものであ
り、装置全体の動作制御を司るCPU120に対し、上
記光磁気ディスク装置8、操作パネル6、上記カードホ
ッパ14を接続したカード媒体供給部12、感熱昇華カ
ラー写真印刷部22、溶融転写文字印刷部36、溶融転
写文字印刷部48、UV保護膜転写部60、表面保護膜
塗布部80、表面保護膜硬化部90、及び上記スタッカ
102及び搬送ローラ対104を接続した区分集積部1
00がそれぞれ直接接続される。
【0042】すなわちCPU120は、ROM122に
予め記憶されている動作プログラムに従ってRAM12
4に各種制御データを保持させながら上記接続された各
部の動作を制御するもので、RAM124にはまた上記
操作パネル6から入力され、光磁気ディスク装置8に登
録された後に光磁気ディスク装置8から転送されてきた
文字情報を保持するメモリ領域が設定され、該メモリ領
域からカード媒体10の表面に印刷可能な所定量の文字
情報がCPU120により溶融転写文字印刷部36へ転
送され、また溶融転写文字印刷部36へ転送することが
できなかった残る文字情報がCPU120により溶融転
写文字印刷部48へ転送されることとなる。
【0043】次に上記実施の形態の動作について説明す
る。図3は一人のカード所持者に対してIDカード発行
のための申請書を受付けてから実際にIDカードを作成
して発行するまでの一連の作成手順を示すものであり、
その当初にはまずIDカードに印刷すべき事項を含む各
種申請情報が漏らさず記載された申請書を受付け(ステ
ップS1)、その申請書に記載されている各種文字情報
を操作パネル6により入力して光磁気ディスク装置(図
3では「MO」と示す)8に登録させる(ステップS
2)。
【0044】次いで、この申請書を持参してきたカード
所持者の顔画像を撮像装置にて撮影し、デジタル値の顔
画像情報として上記文字情報に対応させて光磁気ディス
ク装置8に登録する(ステップS3)。
【0045】その後、カード媒体10をカード媒体供給
部12のカードホッパ14にセットした上で(ステップ
S4)、IDカード110の作成開始を指示する操作パ
ネル6でのキー操作を待機し(ステップS5)、キー操
作がなされた時点で上記光磁気ディスク装置8から登録
されている顔画像情報と文字情報とを読出してそれぞれ
RAM124に保持させる(ステップS6)。
【0046】次いで、RAM124に保持させた顔画像
情報をカード媒体10に3色のカラー印刷をするための
Y,M及びCの印字データとして展開する。カード媒体
供給部12のカードホッパ14にセットされたカード媒
体10は、同カードホッパ14の最下部から取出ローラ
18を介して取出され、糊ローラ20によりクリーニン
グされて感熱昇華カラー写真印刷部22に案内されるも
ので、この感熱昇華カラー写真印刷部22に案内された
カード媒体10の表面に対して、展開されているY,M
及びCの印字データを用いて3色の画像の重ね合わせに
よりカード所持者の顔画像がカラー印刷される(ステッ
プS7)。
【0047】感熱昇華カラー写真印刷部22により顔画
像が印刷されたカード媒体10は、次いで溶融転写文字
印刷部36に送り込まれ、表面に光磁気ディスク装置8
から読出した所定データ量までの文字情報が黒色により
印字される(ステップS8)。
【0048】ここで上記CPU120は、光磁気ディス
ク装置8から読出した文字情報を全てカード媒体10の
表面に印刷しきれなかったか否か、言い換えれば光磁気
ディスク装置8から読出した文字情報の量がカード媒体
10に印刷できる所定データ量を越えていたか否かを判
断する(ステップS9)。
【0049】そして、文字情報を全てカード媒体10の
表面に印刷しきれなかったと判断した場合には、次いで
カード媒体10を次段の溶融転写文字印刷部48に供給
して今度はカード媒体10の裏面に上記溶融転写文字印
刷部36で印刷しきれなかった残る文字情報を黒色によ
り印字し、印刷後のカード媒体10をUV保護膜転写部
60に供給する。(ステップS10)。
【0050】また、上記ステップS9で文字情報を全て
カード媒体10の表面に印刷しきれたと判断した場合に
は、この溶融転写文字印刷部48でのカード媒体10の
裏面への印刷は行なわず、溶融転写文字印刷部48を素
通りさせてUV保護膜転写部60に供給する。
【0051】こうして裏面への文字情報の有無にかかわ
らず溶融転写文字印刷部48を通過したカード媒体10
は、UV保護膜転写部60でUV保護膜が形成された
後、コーティング処理として表面保護膜塗布部80及び
表面保護膜硬化部90を介して、紫外線硬化樹脂による
保護膜が形成される(ステップS11)。
【0052】しかるに、顔写真ならびに文字情報が印刷
され、UV保護膜及び紫外線硬化樹脂保護膜が形成され
たIDカード110は、区分集積部100のスタッカ1
02あるいは1枚取出しステージ106のいずれかに排
出される(ステップS12)。
【0053】こうして出力されたIDカード110を申
請書に記載された文字情報と照合することにより内容を
確認した上で(ステップS13)、内容が完全に一致し
ているか否かを判断するもので(ステップS14)、内
容が完全に一致していればそのままそのIDカード11
0を発行してカード所持者に手渡し(ステップS1
5)、以上でこの処理を終了する。
【0054】また、上記ステップS14で内容に不一致
の点が見付かった場合は、その不一致の情報がどうして
発生したのか原因を確認し、上記光磁気ディスク装置8
に登録されている対応する文字情報の訂正、訂正した文
字情報に基づくIDカード110の再発行処理等、必要
な処理を行なって(ステップS16)、以上でこの処理
を終了する。
【0055】なお、上記処理手順においては、図示する
如くステップS2の光磁気ディスク装置8への文字情報
の登録からステップS12のIDカード110の出力ま
でがカード作成装置1の内部で行なわれる処理であり、
主としてCPU120により動作制御がなされるもので
ある。
【0056】以上説明したように、IDカードに記載す
る文字情報の多寡に応じて、カード媒体10の表面に文
字情報を印刷しきれなかった場合には自動的にこれを判
断して作成手順中で残る文字情報をカード媒体10の裏
面にも印刷してIDカード110を作成するようにし
た。
【0057】そのため、記載すべき文字情報の量の多寡
に拘らず、より効率的にカードを作成することができる
と共に、カード裏面に追加記載される文字もカード表面
と同様に高い品質で鮮明なものとすることができる。
【0058】
【発明の効果】以上詳記した如く本発明のカード作成装
置は、カード所持者の顔画像及び文字情報を入力し、入
力した顔画像によりカード媒体の表面にカード所持者の
顔画像を印刷し、入力した文字情報によりカード媒体の
表面に文字情報を印刷し、さらに入力した文字情報が全
てカード媒体の表面に印刷しきれないと判断した場合に
はその印刷しきれない文字情報をカード媒体の裏面にも
印刷して、顔画像及び文字情報が印刷されたカード媒体
の表面に保護膜を形成するようにしている。
【0059】これにより、記載すべき文字情報の量が多
く、カード表面に記載しきれない場合でも、自動的にこ
れを判断して適宜裏面に必要な文字情報を印刷すること
で、より効率的にカードを作成することができると共
に、カード裏面に追加記載される文字もカード表面と同
様に高い品質で鮮明なものとすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るカード作成装置の
概略断面構成を示す図。
【図2】同実施の形態に係る各部の制御回路構成を示す
ブロック図。
【図3】同実施の形態に係る申請書の受付けからIDカ
ードの発行に至る処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…カード作成装置 2…筐体 4…操作入力部 6…操作パネル 8…光磁気ディスク装置 10…カード媒体 12…カード媒体供給部 14…カードホッパ 16…重り 18…取出ローラ 20…糊ローラ 22…感熱昇華カラー写真印刷部(第1の印刷手段) 24Y…イエロー印刷部 24M…マゼンタ印刷部 24C…シアン印刷部 36…溶融転写文字印刷部(第2の印刷手段) 48…溶融転写文字印刷部(第3の印刷手段) 60…UV保護膜転写部 74…シュート部 80…表面保護膜塗布部 90…表面保護膜硬化部 100…区分集積部 110…IDカード 120…CPU

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード所持者に係わる文字情報を入力す
    る入力手段と、 この入力手段で入力した文字情報によりカード媒体の表
    面に文字情報を印刷する第1の印刷手段と、 上記入力手段で入力した文字情報が全てカード媒体の表
    面に印刷しきれるか否かを判断する判断手段と、 この判断手段により上記入力手段で入力した文字情報が
    カード媒体の表面に印刷しきれないと判断した場合にそ
    の印刷しきれない文字情報をカード媒体の裏面に印刷す
    る第2の印刷手段とを具備したことを特徴とするカード
    作成装置。
  2. 【請求項2】 カード所持者に係わる文字情報を入力す
    る入力処理と、 この入力処理で入力した文字情報によりカード媒体の表
    面に文字情報を印刷する第1の印刷処理と、 上記入力処理で入力した文字情報が全てカード媒体の表
    面に印刷しきれるか否かを判断する判断処理と、 この判断処理で上記文字情報がカード媒体の表面に印刷
    しきれないと判断した場合にその印刷しきれない文字情
    報をカード媒体の裏面に印刷する第2の印刷処理とを有
    したことを特徴とするカード作成方法。
  3. 【請求項3】 カード所持者の顔画像及び文字情報を入
    力する入力手段と、 この入力手段で入力した顔画像によりカード媒体の表面
    にカード所持者の顔画像を印刷する第1の印刷手段と、 上記入力手段で入力した文字情報によりカード媒体の表
    面に文字情報を印刷する第2の印刷手段と、 上記入力手段で入力した文字情報が全てカード媒体の表
    面に印刷しきれるか否かを判断する判断手段と、 この判断手段で入力した文字情報がカード媒体の表面に
    印刷しきれないと判断した場合にその印刷しきれない文
    字情報をカード媒体の裏面に印刷する第3の印刷手段と
    を具備したことを特徴とするカード作成装置。
  4. 【請求項4】 上記第1及び第2の印刷手段により顔画
    像及び文字情報が印刷されたカード媒体の表面に保護膜
    を形成する保護膜形成手段をさらに具備したことを特徴
    とする請求項3記載のカード作成装置。
  5. 【請求項5】 カード所持者の顔画像及び文字情報を入
    力する入力処理と、 この入力処理で入力した顔画像によりカード媒体の表面
    にカード所持者の顔画像を印刷する第1の印刷処理と、 上記入力処理で入力した文字情報によりカード媒体の表
    面に文字情報を印刷する第2の印刷処理と、 上記入力処理で入力した文字情報が全てカード媒体の表
    面に印刷しきれるか否かを判断する判断処理と、 この判断処理で入力した文字情報がカード媒体の表面に
    印刷しきれないと判断した場合にその印刷しきれない文
    字情報をカード媒体の裏面に印刷する第3の印刷処理と
    を有したことを特徴とするカード作成方法。
  6. 【請求項6】 上記第1及び第2の印刷処理により顔画
    像及び文字情報が印刷されたカード媒体の表面に保護膜
    を形成する保護膜形成処理をさらに有したことを特徴と
    する請求項5記載のカード作成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011148273A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Dainippon Printing Co Ltd カードの印字システム

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