JPH09179437A - 定着装置およびこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

定着装置およびこれを備えた画像形成装置

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JPH09179437A
JPH09179437A JP33499095A JP33499095A JPH09179437A JP H09179437 A JPH09179437 A JP H09179437A JP 33499095 A JP33499095 A JP 33499095A JP 33499095 A JP33499095 A JP 33499095A JP H09179437 A JPH09179437 A JP H09179437A
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temperature
size
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roller
heating
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JP33499095A
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Inventor
Hirotaka Matsumoto
浩孝 松本
Toshimi Yamashita
利美 山下
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】過度の加熱による周辺部材の損傷、および定着
不良を生じることなく、安定した定着が可能な経済性に
優れた定着装置、および画像形成装置を提供することに
ある 【解決手段】加熱ローラ58の中央部の温度を検出する
第1のサーミスタ68と、加圧ローラ60の一端部の温
度を検出する第2のサーミスタ69と、が設けられてい
る。現像剤像の定着される用紙のサイズに応じて、それ
ぞれ加熱ローラおよび加圧ローラの基準温度が予め定め
られている。制御部は、検出された用紙のサイズに対応
する加熱ローラおよび加圧ローラの基準温度をそれぞれ
設定するとともに、第1および第2のサーミスタによっ
て検出された実際の温度をそれぞれ基準温度と比較し、
その比較結果に応じて、加熱ローラの最適な制御温度を
設定し、ヒータランプ61を制御することにより、加熱
ローラを制御温度に維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、現像剤像の形成
さえた転写材を加熱ローラおよび加圧ローラによって加
熱および加圧して現像剤像を定着させる定着装置、およ
びこれを備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ等の画像形成装置は、
転写用紙上に転写された現像剤像を加熱溶融して転写用
紙に定着させるための定着装置を備えている。この定着
装置は、一般に、ヒータ等の加熱源が内蔵された加熱ロ
ーラと、加熱ローラに所定の圧力で転接した状態に設け
られた加圧ローラと、を備えている。
【0003】そして、現像剤像の形成された転写用紙
は、これらの加熱ローラと加圧ローラとの間を通して搬
送され、その際、加熱ローラおよび加圧ローラからの熱
および圧力により現像剤像が転写用紙に定着される。
【0004】上記構成の定着装置において、加熱ローラ
の温度は、加圧ローラおよび転写用紙により熱が奪われ
て低下し、逆に、加圧ローラは加熱ローラから熱を奪っ
て温度上昇する。そして、現像剤像を転写用紙に充分に
定着させるためには、加熱ローラを所定の温度に維持し
ておく必要がある。そのため、通常、サーミスタ等の温
度センサによって加熱ローラの温度を検出し、その検出
結果に応じて加熱源を制御している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の定着装置に
おいて、A4−R、A5等のサイズの小さな転写用紙に
連続的に定着を行った場合、転写用紙に接触する加熱ロ
ーラの中央部分は転写用紙に熱を奪われて温度が低下す
るため、この中央部の温度を所定の値に維持するべく、
加熱源を作動して加熱ローラの加熱が行われる。しかし
ながら、加熱ローラおよび加圧ローラの両端部、つま
り、転写用紙に接触しない部分は、転写用紙によって熱
を奪われることがないため、加熱ローラ中央部の温度を
一定に維持するために加熱源を駆動すると、加熱ローラ
および加圧ローラの両端部の温度が極端に上昇する。
【0006】従って、この場合、加熱および加圧ローラ
の両端部を支持している軸受、ブッシュ等が熱によって
損傷を受ける。また、このように加熱ローラおよび加圧
ローラの両端部の温度が極端に上昇した状態で、A4、
B4等のサイズの大きな転写用紙の定着を行った場合、
転写用紙上の現像剤像が加熱ローラおよび加圧ローラの
両端部によって過度に加熱され、高温オフセット画像等
の定着不良が発生する。
【0007】更に、現像剤像の定着に寄与しない部分を
不必要に加熱することから、消費エネルギの増大を招き
経済性の点においても望ましくない。この発明は以上の
点に鑑みなされたもので、その目的は、加熱ローラおよ
び加圧ローラの過度の加熱を防止し、周辺部材の熱によ
る損傷、および定着不良を生じることがなく経済性に優
れた定着装置、およびこれを備えた画像形成装置を提供
することにある
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係るこの発明に係る定着装置は、第1の
サイズの記録材、および第1のサイズよりも大きな第2
のサイズの記録材に現像剤像を定着させる定着装置にお
いて、加熱手段を備えた加熱ローラと、上記加熱ローラ
に所定の圧力で転接した加圧ローラと、上記加熱ローラ
と加圧ローラとの間を通して上記記録材を搬送する搬送
手段と、上記加熱ローラの温度を検出する第1の温度検
出手段と、上記加圧ローラの温度を検出する第2の温度
検出手段と、上記搬送手段によって搬送される記録材の
サイズを検出するサイズ検出手段と、上記第1および第
2のサイズにそれぞれ対応する第1および第2の加圧ロ
ーラ基準温度を、上記サイズ検出手段によって検出され
た記録材のサイズに応じて選択的に設定する設定手段
と、上記第2の温度検出手段によって検出された上記加
圧ローラの温度と上記設定手段によって設定された第1
あるいは第2の加圧ローラ基準温度との差に応じて、上
記加熱ローラの制御温度を設定し、上記加熱ローラの温
度が上記制御温度と一致するように上記加熱手段を制御
する制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0009】請求項2に係るこの発明の定着装置は、第
1のサイズの記録材、および第1のサイズよりも大きな
第2のサイズの記録材に現像剤像を定着させる定着装置
において、加熱手段を備えた加熱ローラと、上記加熱ロ
ーラとほぼ平行に設けられ、上記加熱ローラに所定の圧
力で転接した加圧ローラと、上記加熱ローラと加圧ロー
ラとの間を通して上記記録材を搬送する搬送手段と、上
記加熱ローラの内、上記第1および第2のサイズの記録
材に接触する領域の温度を検出する第1の温度検出手段
と、上記加圧ローラの内、上記第1のサイズの記録材に
非接触な領域の温度を検出する第2の温度検出手段と、
上記搬送手段によって搬送される記録材のサイズを検出
するサイズ検出手段と、上記第1および第2のサイズに
それぞれ対応する第1および第2の加圧ローラ基準温度
を、上記サイズ検出手段によって検出された記録材のサ
イズに応じて選択的に設定する設定手段と、上記第1の
サイズの記録材に定着する際、上記第2の温度検出手段
によって検出された上記加圧ローラの温度と上記設定手
段によって設定された第1の加圧ローラ基準温度との差
に応じて、上記加熱ローラの制御温度を設定し、上記加
熱ローラの温度が上記制御温度と一致するように上記加
熱手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とし
ている。
【0010】また、請求項3に係るこの発明の定着装置
によれば、第1および第2のサイズにそれぞれ対応する
第1および第2の加熱ローラ基準温度と、上記第1およ
び第2のサイズにそれぞれ対応する第1および第2の加
圧ローラ基準温度とが記憶手段に格納され、設定手段
は、サイズ検出手段によって検出された記録材のサイズ
に応じて上記第1あるいは第2の加熱ローラ基準温度お
よび第1あるいは第2の加圧ローラ基準温度を選択的に
設定し、制御手段は、第1の検出手段によって検出され
た加熱ローラの温度と上記設定手段によって設定された
加熱ローラ基準温度との差、および上記第2の検出手段
によって検出された上記加圧ローラの温度と上記設定手
段によって設定された加圧ローラ基準温度との差に応じ
て、上記加熱ローラの制御温度を設定し、上記加熱ロー
ラの温度が上記制御温度と一致するように上記加熱手段
を制御することを特徴としている。
【0011】請求項6に係るこの発明の画像形成装置
は、像担持体と、上記像担持体に現像剤像を形成する画
像形成手段と、第1のサイズの記録材、および第1のサ
イズよりも大きな第2のサイズの記録材を上記像担持体
に選択的に供給する供給手段と、上記供給手段によって
供給された記録材に、上記像担持体に形成された現像剤
像を転写する転写手段と、上記記録材に転写された現像
剤像を上記記録材に定着させる定着装置と、を備え、上
記定着装置は、加熱手段を備えた加熱ローラと、上記加
熱ローラに所定の圧力で転接した加圧ローラと、上記加
熱ローラと加圧ローラとの間を通して上記記録材を搬送
する搬送手段と、上記加熱ローラの温度を検出する第1
の温度検出手段と、上記加圧ローラの温度を検出する第
2の温度検出手段と、上記搬送手段によって搬送される
記録材のサイズを検出するサイズ検出手段と、上記第1
および第2のサイズにそれぞれ対応する第1および第2
の加圧ローラ基準温度を、上記サイズ検出手段によって
検出された記録材のサイズに応じて選択的に設定する設
定手段と、上記第2の温度検出手段によって検出された
上記加圧ローラの温度と上記設定手段によって設定され
た第1あるいは第2の加圧ローラ基準温度との差に応じ
て、上記加熱ローラの制御温度を設定し、上記加熱ロー
ラの温度が上記制御温度と一致するように上記加熱手段
を制御する制御手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
【0012】上記のように構成された定着装置および画
像形成装置によれば、加熱ローラおよび加圧ローラの両
温度を検出するとともに、記録材のサイズに応じて加熱
ローラおよび加圧ローラの基準温度を設定し、検出され
た温度と設定された基準温度とのに応じて加熱ローラの
加熱手段を制御し、加熱ローラを所定の制御温度に維持
している。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本実
施の形態に係る定着装置を備えた電子写真式の複写機を
示している。まず、複写機の全体の構成について概略的
に説明すると、図1に示すように、複写機は筐体10を
備え、この筐体内のほぼ中央部に、像担持体としての感
光体ドラム12が回転自在に設けられている。感光体ド
ラム12の周囲には、帯電チャージャ11、現像器1
3、転写チャージャ14、剥離チャージャ15、剥離爪
16、清掃装置17、および除電ランプ18が順に配置
され、画像形成部20を構成している。
【0014】筐体10の上面部には透明ガラスからなる
原稿載置台32、および原稿載置台上に原稿Dを自動的
に給紙する自動原稿送り装置(以下ADFと称する)8
0が設けられている。ADF80は、原稿載置台32を
開閉する原稿押えを兼ねて構成され、原稿Dが載置され
る原稿トレイ82と、原稿載置台のほぼ全面と対向して
設けられ原稿を搬送する搬送ベルト85と、を備えてい
る。
【0015】原稿トレイ82に載置された原稿は、搬送
路84を介して原稿載置台32上に導かれ、搬送ベルト
85により所定の位置に搬送および位置決めされる。そ
して、後述するスキャナにより読み取られた原稿は、搬
送ベルト85により搬送路86を通してADF80上面
の原稿排紙部88に排出される。
【0016】筐体10内において原稿載置台32の下方
には、原稿載置台32上に載置された原稿Dの画像を読
み取る読み取り手段として機能するスキャナ22が配設
されている。このスキャナ22は、リフレクタ23によ
って背部が囲繞された露光ランプ24と、露光ランプと
共に第1のキャリッジ33に載置された第1の反射ミラ
ー25と、を備えている。また、スキャナ22は、第2
のキャリッジ34に載置されて一体的に移動可能な第2
および第3の反射ミラー26、27と、レンズ28と、
固定の第4、第5及び第6の反射ミラー29、30、3
1と、を有している。
【0017】第1および第2のキャリッジ33、34
は、原稿載置台32に沿って所定の速度で移動され、露
光ランプ24からの照射光により原稿Dを走査する。そ
して、原稿Dからの反射光は、第1ないし第6の反射ミ
ラーおよびレンズ28により感光体ドラム12に導かれ
感光体ドラム表面を露光する。
【0018】それにより、後述するように帯電チャージ
ャ11によって一様に帯電された感光体ドラム12の表
面に、原稿の画像に対応した静電潜像が形成される。形
成された静電潜像は、現像器13により現像剤としての
トナーを用いて現像され、トナー像を形成する。
【0019】第3の反射ミラー27とレンズ28との間
には、露光光量を測定する自動露光センサ21が設けら
れている。詳細には、自動露光センサ21は、レンズ2
8が配置される面と同一の面内、つまり、第3の反射ミ
ラー27から第4の反射ミラー29へ伝搬する光が通過
する領域であって、第4の反射ミラー29へ向かう光を
遮ることのない位置に設けられている。
【0020】そして、第3のミラー27で反射した光の
一部は自動露光センサ21に入射し、自動露光センサ2
1は、原稿の画像濃度に応じた出力電圧を後述する制御
部に原稿濃度信号として出力する。
【0021】筐体10の側面下部には、記録材としての
用紙Pをそれぞれ多数枚収容した第1および第2の給紙
カセット35、36が脱着自在に装着されている。ま
た、第1の給紙カセット35には、用紙Pを手差しで供
給するための手差しトレイ37が設けられている。
【0022】筐体1内には、第1および第2の給紙カセ
ット35、36から取り出された用紙P、および手差し
された用紙Pを、感光体ドラム12と転写チャージャ1
4との間に位置した転写部を通して搬送する搬送路38
が形成され、搬送路の終端には定着装置40が設けられ
ている。定着装置40に対向した筐体1の側壁には排出
口42が形成され、この排出口には排紙トレイ43が装
着されている。
【0023】第1および第2の給紙カセット35、36
の近傍には、それぞれ給紙カセットから用紙Pを取り出
すピックアップローラ44が設けられているとともに、
搬送路38において感光体ドラム12の上流側には用紙
Pを整位するレジストローラ46が設けられている。ま
た、レジストローラ46の近傍には、用紙Pの到着を検
出するセンサ48が設けられている。
【0024】ピックアップローラ44により第1あるい
は第2の給紙カセット35、36から1枚づつ取り出さ
れた用紙P、および手差しされた用紙Pは、レジストロ
ーラ46により整位された後、転写部に送られる。そし
て、転写部において、感光体ドラム12上のトナー像
が、転写チャージャ14により用紙P上に転写される。
【0025】なお、第1および第2の給紙カセット3
5、36、ピックアップローラ44、レジストローラ4
6は、この発明における供給手段を構成している。トナ
ー像の転写された用紙Pは、剥離チャージャ15からの
ACコロナ放電および剥離爪16により感光体ドラム1
2から剥離され、搬送路38を構成する搬送ベルト50
を介して定着装置40に搬送される。定着装置40で
は、用紙P上のトナー像が加熱および加圧され、用紙P
に溶融定着される。その後、用紙Pは、排紙ローラ51
により排紙トレイ43上に排出される。
【0026】また、搬送路38の下方には、定着装置4
0を通過した用紙Pを反転した後に再びレジストローラ
40を介して転写部へ導く自動両面装置51が設けられ
ている。自動両面装置51は、搬送路38から分岐し用
紙Pを反転させるための反転路52と、反転された用紙
Pを一時的に集積する一時集積部53と、一時集積部か
らレジストローラ46まで用紙Pを搬送する再搬送路5
4と、を備えている。
【0027】定着装置40と排紙ローラ51との間に
は、用紙Pを反転路52へ導く振り分けゲート55が設
けられ、反転路52および再搬送路54内には複数の送
りローラ56が配設されている。また、一時集積部53
内には、集積された用紙Pを1枚づつ取出して再搬送路
54へ送るピックアップローラ57が設けられている。
【0028】両面コピーを行なう場合、定着装置40を
通過した用紙Pは、振り分けゲート55により反転路5
2に導かれ、反転された後に一時集積部53へ集積され
る。集積された用紙Pは、ピックアップローラ57によ
って一時集積部53から取り出された後、再搬送路54
を通してレジストローラ46へ送ら、ここで整理された
後、再び転写部において用紙Pの裏面にトナー像が転写
される。その後、用紙Pは、搬送路38、定着装置40
および排紙ローラ51を介して排紙トレイ43に排紙さ
れる。
【0029】次に、本実施の形態に係る定着装置40の
構成について詳細に説明する。図2および図3に示すよ
うに、定着装置40は、加熱ローラ58、およびこの加
熱ローラに所定の圧力で転接した加圧ローラ60を備
え、これらのローラは互いに平行に延びている。
【0030】加熱ローラ58としては、例えば、長さ3
80mm、直径30mm、厚さ0.5mmの鉄パイプ
に、厚さ25μmのテフロンコート層を形成したものが
用いられている。加熱ローラ58内には、加熱手段とし
て機能するヒータランプ61が配設され、加熱ローラは
このヒータランプによって加熱される。ヒータランプ6
1としては、例えば、出力900Wのハロゲンランプが
用いられている。また、加熱ローラ58の軸方向両端部
は、それぞれ軸受59によって回転自在に支持されてい
る。
【0031】加圧ローラ60としては、例えば、長さ3
10mm、直径28mm、アスカ硬度60度のシリコン
ゴム管の表面にPFAチューブを被覆したものが用いら
れている。そして、加圧ローラ60は、約160Nの荷
重で加熱ローラ58に転接している。加熱ローラ58お
よび加圧ローラ60は、これらの圧接部分を除いてカバ
ー62によって覆われている。
【0032】加熱ローラ58の周囲には、加熱ローラの
表面温度を検出する第1の温度検出手段としての第1の
サーミスタ68が設けられているとともに、加熱ローラ
の表面を清掃するための、フエルトからなる清掃ローラ
63および清掃パッド64が設けられている。第1のサ
ーミスタ68は、加熱ローラ58の軸方向中央部で加熱
ローラの外周面に接触して設けられている。言い換える
と、第1のサーミスタ68は、加熱ローラ58の外周面
の内、いずれのサイズの用紙Pに対して定着を行う場合
でも常に用紙Pに接触する領域に接触して設けられてい
る。
【0033】図3において、矢印Aは、加熱ローラ58
および加圧ローラ61の外周面の内、A4−R、A5等
の小さいサイズ(第1のサイズ)の用紙Pに接触する領
域を、矢印Bは、A4、A3等の大きなサイズ(第2の
サイズ)の用紙Pに接触する領域をそれぞれ示してい
る。
【0034】加圧ローラ61の周囲には、加圧ローラの
表面温度を検出する第2の温度検出手段として機能する
第2のサーミスタ69が設けられているとともに、加熱
ローラの表面を清掃するための清掃パッド65が設けら
れている。第2のサーミスタ69は、加圧ローラ61の
軸方向一端部で加圧ローラの外周面に接触して設けられ
ている。言い換えると、第2のサーミスタ69は、加圧
ローラ61の外周面の内、第1のサイズの用紙Pに対し
て定着を行う際には用紙Pに接触しない領域、に接触し
て設けられている。
【0035】また、定着装置40は、加熱ローラ58へ
の用紙Pの巻き付きを防止する剥離爪70、および加圧
ローラ61への用紙Pの巻き付きを防止する剥離爪76
を備えている。更に、定着装置40は、トナー像Tの形
成された用紙Pを加熱ローラ58と加圧ローラ61との
間に案内するガイド71、これらのローラ間を通過した
用紙Pを排出ローラ51へ搬送する搬送ローラ72、搬
送ローラ72へ用紙Pを案内するガイド73を備えてい
る。これらのガイドおよび搬送ローラは、加熱ローラ5
8および加圧ローラ60と共に搬送手段を構成してい
る。
【0036】図4に示すように、加熱ローラ58のヒー
タランプ61は、電源75を介して制御部77に接続さ
れている。また、加熱ローラ58等を駆動するための駆
動ギア78は、電磁クラッチ90を介してメインモータ
92に接続され、メンモータ92は制御部77に接続さ
れている。第1および第2のサーミスタ68、69は、
制御部77に接続された比較手段としての比較器93に
それぞれ検出信号を入力する。
【0037】設定手段および制御手段として機能する制
御部77は、定着装置40を含めて複写機全体の動作を
制御するもので、この制御部には、複写機の操作パネル
94、手差しセンサ96、サイズ検出手段としての用紙
サイズセンサ97、メモリ98等が接続されている。記
憶手段として機能するメモリ98には、定着装置40を
制御するためのデータとして、後述する用紙サイズに応
じた加熱ローラ基準温度、加圧ローラ基準温度等が格納
されている。
【0038】上記構成の定着装置40によれば、作動
時、加熱ローラ58はヒータランプ61によって加熱さ
れ所定の表面温度に維持されているとともに、加熱ロー
ラおよび加圧ローラ60は図2に示す矢印C方向に同一
の周速度で回転される。
【0039】画像形成部20でトナー像Tの形成された
用紙Pが搬送路38を通して送られている来ると、この
用紙Pはガイド71によって加熱ローラ58と加圧ロー
ラ60との間に導かれ、これらのローラにより搬送ロー
ラ72に向かって搬送される。加熱ローラ58と加圧ロ
ーラ60との間を通る際、用紙P上のトナー像は加熱ロ
ーラ58により加熱されて溶融するとともに、加圧ロー
ラ61の圧力により用紙Pに押し付けられる。従って、
トナー像Tは用紙P上に溶融定着する。
【0040】そして、トナー像Tの定着された用紙P
は、ガイド73に沿って搬送ローラ72へ導かれ、更
に、排紙ローラ51によって排紙トレイ43上に排紙さ
れる。通常、加熱ローラ58の表面温度は190℃に設
定されている。そして、加熱ローラ58の温度および加
圧ローラの温度は、定着動作による温度変化、および通
過する用紙のサイズに応じて以下のように制御される。
【0041】図5は、加熱ローラ58および定着ローラ
60の表面温度と、用紙P上に定着された画像との関係
を示すもので、加熱ローラおよび加圧ローラの表面温度
が必要以上に高いと高温オフセットを生じ、逆に、加熱
ローラの温度が所定の温度よりも低いと定着不良が発生
することが分かる。
【0042】図6は、A3等の大サイズの用紙P、つま
り、第2のサイズの用紙Pを定着装置40に連続通紙し
た場合の加熱ローラ58および加圧ローラ61の各中央
部および端部の温度変化を示すもので、図5に当てはめ
ると分かるように、各ローラの各部の温度はいずれも安
定画像領域にあり、問題を生じることなく良好な定着を
行うことができる。
【0043】一方、図7は、加熱ローラ58の温度を常
に190℃に維持するように温度制御した状態で、A4
−R、A5等の小サイズの用紙P、つまり、第1のサイ
ズの用紙Pを定着装置40に連続通紙した場合の加熱ロ
ーラ58および加圧ローラ61の各中央部および端部の
温度変化を示している。
【0044】この場合、図7および図5の比較から分か
るように、加熱ローラ58の端部および加圧ローラ60
の端部が過度に温度上昇し、高温オフセット領域に達す
る。従って、前述した種々の問題が生じる。
【0045】そこで、本実施の形態に係る複写機の定着
装置40によれば、加熱ローラ58および加圧ローラ6
0の温度、並びに通紙する用紙Pのサイズに応じて、ヒ
ータランプ61を制御し、加熱ローラの温度を制御して
いる。
【0046】図8は、予め定められてメモリ98に格納
されている定着装置40の制御条件を示したもので、小
サイズの用紙Pについては、加熱ローラ58の基準温度
HT1を160℃、加圧ローラ60の基準温度PH1を
150℃にそれぞれ設定し、大サイズの用紙Pについて
は、加熱ローラ58の基準温度HT2を160℃、加圧
ローラ60の基準温度PH2を100℃にそれぞれ設定
されている。
【0047】加熱ローラ基準温度は、用紙のサイズに拘
らず共通の温度に設定されているが、加圧ローラ基準温
度は、大サイズ時の基準温度PT2よりも小サイズ時の
基準温度PH2の方が高く設定されている。例えば、P
T1=PT2×4/3に設定されている。
【0048】また、第1および第2のサーミスタ68、
69によって検出された実際の温度が、各基準温度以上
の場合の加熱ローラ58の制御温度CT1を160℃
に、各基準温度よりも低い場合の加熱ローラの制御温度
CT2を190℃にそれぞれ設定している。なお、手差
し給紙の場合は用紙サイズおよび温度条件に拘らず、加
熱ローラ58の制御温度を190℃に設定している。
【0049】そして、図9に示すように、制御部77は
上述の制御条件に従って定着装置40を制御する。すな
わち、複写機の電源がオンされると(ステップ1)、制
御部77は電源75を駆動してヒータランプ61を作動
させ定着装置40の加熱ローラ58を加熱する。この
際、制御部77は第1のサーミスタ68により検出され
る加熱ローラ中央部の検出温度に基づいて電源75をオ
ン・オフ制御して、加熱ローラ58の表面温度を190
℃に維持する(ステップ2)。
【0050】続いて、操作パネル94の図示しないコピ
ー開始キーが押されると(ステップ3)、制御部77
は、手差しセンサ96からの検出信号に基づいて、給紙
カセット35、36からの給紙であるか手差し給紙であ
るかを判断し(ステップ4)、手差し給紙の場合には
(ステップ11)、加熱ローラの表面温度が制御温度1
90℃に維持されるように電源75のオン・オフ制御を
続行する(ステップ15)。
【0051】一方、給紙カセット35、36からの給紙
である場合(ステップ4)、制御部77は紙サイズセン
サ97の検出信号に基づいて用紙サイズを検出し(ステ
ップ5)、メモリ98から用紙サイズに対応する加熱ロ
ーラ基準温度および加圧ローラ基準温度を読み込む。
【0052】大サイズの用紙である場合(ステップ
6)、制御部77は、第1のサーミスタ68によって検
出された加熱ローラ58の実際の表面温度HT0を比較
器93により加熱ローラ基準温度HT2と比較するとと
もに(ステップ7)、第2のサーミスタ69によって検
出された加圧ローラ60の実際の表面温度PT0を比較
器93により加圧ローラ基準温度PT2と比較する(ス
テップ8)。
【0053】そして、制御部77は、検出された実際の
表面温度HT0、PT0がそれぞれ基準温度HT2、P
T2以上の場合、加熱ローラ58の表面温度が制御温度
160℃に維持されるようにヒータランプ61の電源7
5を制御する(ステップ7)。また、制御部77は、検
出された実際の表面温度HT0、PT0の少なくとも一
方が基準温度HT2、PT2よりも低い場合、加熱ロー
ラ58の表面温度が制御温度190℃に維持されるよう
にヒータランプ61の電源75を制御する(ステップ1
5)。
【0054】一方、小サイズの用紙である場合(ステッ
プ12)、制御部77は、第1のサーミスタ68によっ
て検出された加熱ローラ58の実際の表面温度HT0を
比較器93により加熱ローラ基準温度HT1と比較する
とともに(ステップ13)、第2のサーミスタ69によ
って検出された加圧ローラ60の実際の表面温度PT0
を比較器93により加圧ローラ基準温度PT1と比較す
る(ステップ14)。
【0055】そして、制御部77は、検出された実際の
表面温度HT0、PT0がそれぞれ基準温度HT1、P
T1以上の場合、加熱ローラ58の表面温度が制御温度
160℃に維持されるようにヒータランプ61の電源7
5を制御する(ステップ9)。また、制御部77は、検
出された実際の表面温度HT0、PT0の少なくとも一
方が基準温度HT1、PT1よりも低い場合、加熱ロー
ラ58の表面温度が制御温度190℃に維持されるよう
にヒータランプ61の電源75を制御する(ステップ1
5)。
【0056】図10は、このような制御の下で、小サイ
ズの用紙を定着装置40に連続通紙して定着した場合の
加熱ローラ58および加圧ローラ60の中央部および端
部の温度変化を示している。図10と図5との比較か
ら、加熱ローラ58および加圧ローラ60の中央部およ
び端部は、いずれも過度に温度上昇することなく安定画
像領域内の温度に維持されているが分かる。
【0057】以上のように構成された複写機によれば、
定着装置40は、加熱ローラ58の軸方向中央部、つま
り、用紙のサイズに拘らず常に用紙に接触する領域、の
表面温度を検出する第1のサーミスタ68に加えて、第
2のサーミスタ69を設け、この第2のサーミスタ69
により加圧ローラの端部、つまり、小サイズの用紙を通
紙する際に用紙に接触しない領域、の表面温度を検出し
ている。そして、加熱ローラ58に比較して温まり易く
冷め難い加圧ローラの温度を第2のサーミスタ69によ
って検出することにより、安定状態の温度を検出するこ
とができ、加圧ローラおよび加熱ローラの端部の温度を
正確に検出することができる。
【0058】そして、用紙のサイズに応じて異なる加熱
ローラおよび加圧ローラ基準温度を設定し、これらの基
準温度と、第1および第2のサーミスタ68、69によ
って検出された実際の表面温度との差に応じて加熱ロー
ラ58の制御温度を調整することにより、加熱ローラお
よび加圧ローラの各部の温度を最適な値に維持すること
ができる。
【0059】特に、小サイズの用紙を連続通紙して定着
する場合に過度に加熱され易い加熱ローラおよび加圧ロ
ーラの端部の温度を正確に検出するとともに、その際の
加熱ローラの基準温度を、大サイズ用紙の定着時に比較
して高めに設定していることから、加熱ローラおよび加
圧ローラの各部の温度を最適な値に維持することができ
る。
【0060】従って、用紙のサイズに拘らず、高温オフ
セット、定着不良等を生じることなく良好な画像を得る
ことができる。また、加熱ローラ58端部の過度の温度
上昇を防止し、軸受61等の周辺部材の熱による損傷を
防止することができる。同時に、加熱ローラ58を過剰
に加熱することがなくなり、省エネルギー化による経済
性の向上を図ることができる。
【0061】なお、この発明は上述した実施の形態に限
定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能で
ある。例えば、定着装置の加熱ローラは、内部に加熱源
を有するものに限らず、加熱ローラ自体が発熱体として
構成されてものを用いてもよい。
【0062】また、この発明は、上述した複写機に限ら
ず、プリンタ、デジタル複写機等の他の画像形成装置に
適用しても、上述した実施の形態と同様の作用効果を得
ることができる。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、加熱ローラおよび加圧ローラの過度の加熱を防止
し、周辺部材の熱による損傷および定着不良を生じるこ
とがなく良好な画像を得ることが可能な経済性に優れた
定着装置、およびこれを備えた画像形成装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る複写機を示す断面
図。
【図2】上記複写機の定着装置を示す断面図。
【図3】上記定着装置の加熱ローラおよび加圧ローラを
示す正面図。
【図4】上記定着装置および複写機の構成を概略的に示
すブロック図。
【図5】上記定着装置における、加熱ローラおよび加圧
ローラの温度と、画像定着との関係を示すグラフ。
【図6】上記加熱ローラを一定の制御温度に制御した状
態で、大サイズの用紙を定着装置に連続通紙した場合の
加熱ローラおよび加圧ローラの各部の温度変化を示すグ
ラフ。
【図7】上記加熱ローラを一定の制御温度に制御した状
態で、小サイズの用紙を定着装置に連続通紙した場合の
加熱ローラおよび加圧ローラの各部の温度変化を示すグ
ラフ。
【図8】上記定着装置の加熱ローラの温度制御条件を示
す図。
【図9】上記定着装置における加熱ローラの温度の制御
動作を示すフローチャート。
【図10】図9に示す制御動作に従って上記加熱ローラ
を温度に制御した状態で、小サイズの用紙を定着装置に
連続通紙した場合の加熱ローラおよび加圧ローラの各部
の温度変化を示すグラフ。
【符号の説明】
12…感光体ドラム 20…画像形成部 35…第1の給紙カセット 36…第2の給紙カセット 37…手差しトレイ 40…定着装置 58…加熱ローラ 59…軸受 60…加圧ローラ 61…ヒータランプ 68…第1のサーミスタ 69…第2のサーミスタ 75…電源 77…制御部 93…比較器 94…操作パネル 96…手差しセンサ 97…用紙サイズセンサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のサイズの記録材、および第1のサイ
    ズよりも大きな第2のサイズの記録材に現像剤像を定着
    させる定着装置において、 加熱手段を備えた加熱ローラと、 上記加熱ローラに所定の圧力で転接した加圧ローラと、 上記加熱ローラと加圧ローラとの間を通して上記記録材
    を搬送する搬送手段と、 上記加熱ローラの温度を検出する第1の温度検出手段
    と、 上記加圧ローラの温度を検出する第2の温度検出手段
    と、 上記搬送手段によって搬送される記録材のサイズを検出
    するサイズ検出手段と、 上記第1および第2のサイズにそれぞれ対応する第1お
    よび第2の加圧ローラ基準温度を、上記サイズ検出手段
    によって検出された記録材のサイズに応じて選択的に設
    定する設定手段と、 上記第2の温度検出手段によって検出された上記加圧ロ
    ーラの温度と上記設定手段によって設定された第1ある
    いは第2の加圧ローラ基準温度との差に応じて、上記加
    熱ローラの制御温度を設定し、上記加熱ローラの温度が
    上記制御温度と一致するように上記加熱手段を制御する
    制御手段と、 を備えたことを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】第1のサイズの記録材、および第1のサイ
    ズよりも大きな第2のサイズの記録材に現像剤像を定着
    させる定着装置において、 加熱手段を備えた加熱ローラと、 上記加熱ローラとほぼ平行に設けられ、上記加熱ローラ
    に所定の圧力で転接した加圧ローラと、 上記加熱ローラと加圧ローラとの間を通して上記記録材
    を搬送する搬送手段と、 上記加熱ローラの内、上記第1および第2のサイズの記
    録材に接触する領域の温度を検出する第1の温度検出手
    段と、 上記加圧ローラの内、上記第1のサイズの記録材に非接
    触な領域の温度を検出する第2の温度検出手段と、 上記搬送手段によって搬送される記録材のサイズを検出
    するサイズ検出手段と、 上記第1および第2のサイズにそれぞれ対応する第1お
    よび第2の加圧ローラ基準温度を、上記サイズ検出手段
    によって検出された記録材のサイズに応じて選択的に設
    定する設定手段と、 上記第1のサイズの記録材に定着する際、上記第2の温
    度検出手段によって検出された上記加圧ローラの温度と
    上記設定手段によって設定された第1の加圧ローラ基準
    温度との差に応じて、上記加熱ローラの制御温度を設定
    し、上記加熱ローラの温度が上記制御温度と一致するよ
    うに上記加熱手段を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする定着装置。
  3. 【請求項3】第1のサイズの記録材、および第1のサイ
    ズよりも大きな第2のサイズの記録材に現像剤像を定着
    させる定着装置において、 加熱手段を備えた加熱ローラと、 上記加熱ローラとほぼ平行に設けられ、上記加熱ローラ
    に所定の圧力で転接した加圧ローラと、 上記加熱ローラと加圧ローラとの間を通して上記記録材
    を搬送する搬送手段と、 上記加熱ローラの内、上記第1および第2のサイズの記
    録材に接触する領域の温度を検出する第1の温度検出手
    段と、 上記加圧ローラの内、上記第1のサイズの記録材に非接
    触な領域の温度を検出する第2の温度検出手段と、 上記搬送手段によって搬送される記録材のサイズを検出
    するサイズ検出手段と、 上記第1および第2のサイズにそれぞれ対応する第1お
    よび第2の加熱ローラ基準温度と、上記第1および第2
    のサイズにそれぞれ対応する第1および第2の加圧ロー
    ラ基準温度とを記憶した記憶手段と、 上記サイズ検出手段によって検出された記録材のサイズ
    に応じて上記第1あるいは第2の加熱ローラ基準温度お
    よび第1あるいは第2の加圧ローラ基準温度を選択的に
    設定する設定手段と、 上記第1の検出手段によって検出された上記加熱ローラ
    の温度と上記設定手段によって設定された加熱ローラ基
    準温度との差、および上記第2の検出手段によって検出
    された上記加圧ローラの温度と上記設定手段によって設
    定された加圧ローラ基準温度との差に応じて、上記加熱
    ローラの制御温度を設定し、上記加熱ローラの温度が上
    記制御温度と一致するように上記加熱手段を制御する制
    御手段と、 を備えたことを特徴とする定着装置。
  4. 【請求項4】第1のサイズの記録材、および第1のサイ
    ズよりも大きな第2のサイズの記録材に現像剤像を定着
    させる定着装置において、 加熱手段を備えた加熱ローラと、 上記加熱ローラとほぼ平行に設けられ、上記加熱ローラ
    に所定の圧力で転接した加圧ローラと、 上記加熱ローラと加圧ローラとの間を通して上記記録材
    を搬送する搬送手段と、 上記加熱ローラの内、上記第1および第2のサイズの記
    録材に接触する領域の温度を検出する第1の温度検出手
    段と、 上記加圧ローラの内、上記第1のサイズの記録材に非接
    触な領域の温度を検出する第2の温度検出手段と、 上記搬送手段によって搬送される記録材のサイズを検出
    するサイズ検出手段と、 上記第1および第2のサイズにそれぞれ対応する第1お
    よび第2の加圧ローラ基準温度、第1の制御温度、およ
    び第1の制御温度よりも低い第2の制御温度を記憶した
    記憶手段と、 上記サイズ検出手段によって検出された記録材のサイズ
    に応じて上記第1あるいは第2の加圧ローラ基準温度を
    選択的に設定する設定手段と、 上記第1のサイズの記録材に定着する際、上記第2の温
    度検出手段によって検出された上記加圧ローラの温度と
    上記設定手段によって設定された加圧ローラ基準温度と
    を比較する比較手段と、 上記比較手段による比較結果に応じて上記第1あるいは
    第2の制御温度を選択し、上記加熱ローラの温度が上記
    選択された制御温度と一致するように上記加熱手段を制
    御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする定着装置。
  5. 【請求項5】第1のサイズの記録材、および第1のサイ
    ズよりも大きな第2のサイズの記録材に現像剤像を定着
    させる定着装置において、 加熱手段を備えた加熱ローラと、 上記加熱ローラとほぼ平行に設けられ、上記加熱ローラ
    に所定の圧力で転接した加圧ローラと、 上記加熱ローラと加圧ローラとの間を通して上記記録材
    を搬送する搬送手段と、 上記加熱ローラの内、上記第1および第2のサイズの記
    録材に接触する領域の温度を検出する第1の温度検出手
    段と、 上記加圧ローラの内、上記第1のサイズの記録材に非接
    触な領域の温度を検出する第2の温度検出手段と、 上記搬送手段によって搬送される記録材のサイズを検出
    するサイズ検出手段と、 上記第1および第2のサイズにそれぞれ対応する第1お
    よび第2の加熱ローラ基準温度、上記第1および第2の
    サイズにそれぞれ対応する第1および第2の加圧ローラ
    基準温度、第1の制御温度、および第1の制御温度より
    も低い第2の制御温度を記憶した記憶手段と、 上記サイズ検出手段によって検出された記録材のサイズ
    に応じて上記第1あるいは第2の加熱ローラ基準温度お
    よび第1あるいは第2の加圧ローラ基準温度を選択的に
    設定する設定手段と、 上記第1の温度検出手段によって検出された上記加熱ロ
    ーラの温度と上記設定手段によって設定された加熱ロー
    ラ基準温度とを比較するとともに、上記第2の温度検出
    手段によって検出された上記加圧ローラの温度と上記設
    定手段によって設定された加圧ローラ基準温度とを比較
    する比較手段と、 上記比較手段による比較結果に応じて上記第1あるいは
    第2の制御温度を選択し、上記加熱ローラの温度が上記
    選択された制御温度と一致するように上記加熱手段を制
    御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする定着装置。
  6. 【請求項6】像担持体と、 上記像担持体に現像剤像を形成する画像形成手段と、 第1のサイズの記録材、および第1のサイズよりも大き
    な第2のサイズの記録材を上記像担持体に選択的に供給
    する供給手段と、 上記供給手段によって供給された記録材に、上記像担持
    体に形成された現像剤像を転写する転写手段と、 上記記録材に転写された現像剤像を上記記録材に定着さ
    せる定着装置と、を備え、 上記定着装置は、 加熱手段を備えた加熱ローラと、 上記加熱ローラに所定の圧力で転接した加圧ローラと、 上記加熱ローラと加圧ローラとの間を通して上記記録材
    を搬送する搬送手段と、 上記加熱ローラの温度を検出する第1の温度検出手段
    と、 上記加圧ローラの温度を検出する第2の温度検出手段
    と、 上記搬送手段によって搬送される記録材のサイズを検出
    するサイズ検出手段と、 上記第1および第2のサイズにそれぞれ対応する第1お
    よび第2の加圧ローラ基準温度を、上記サイズ検出手段
    によって検出された記録材のサイズに応じて選択的に設
    定する設定手段と、 上記第2の温度検出手段によって検出された上記加圧ロ
    ーラの温度と上記設定手段によって設定された第1ある
    いは第2の加圧ローラ基準温度との差に応じて、上記加
    熱ローラの制御温度を設定し、上記加熱ローラの温度が
    上記制御温度と一致するように上記加熱手段を制御する
    制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】像担持体と、 上記像担持体に現像剤像を形成する画像形成手段と、 第1のサイズの記録材、および第1のサイズよりも大き
    な第2のサイズの記録材を上記像担持体に選択的に供給
    する供給手段と、 上記供給手段によって供給された記録材に、上記像担持
    体に形成された現像剤像を転写する転写手段と、 上記記録材に転写された現像剤像を上記記録材に定着さ
    せる定着装置と、を備え、 上記定着装置は、 加熱手段を備えた加熱ローラと、 上記加熱ローラとほぼ平行に設けられ、上記加熱ローラ
    に所定の圧力で転接した加圧ローラと、 上記加熱ローラと加圧ローラとの間を通して上記記録材
    を搬送する搬送手段と、 上記加熱ローラの内、上記第1および第2のサイズの記
    録材に接触する領域の温度を検出する第1の温度検出手
    段と、 上記加圧ローラの内、上記第1のサイズの記録材に非接
    触な領域の温度を検出する第2の温度検出手段と、 上記搬送手段によって搬送される記録材のサイズを検出
    するサイズ検出手段と、 上記第1および第2のサイズにそれぞれ対応する第1お
    よび第2の加熱ローラ基準温度、上記第1および第2の
    サイズにそれぞれ対応する第1および第2の加圧ローラ
    基準温度、第1の制御温度、および第1の制御温度より
    も低い第2の制御温度を記憶した記憶手段と、 上記サイズ検出手段によって検出された記録材のサイズ
    に応じて上記第1あるいは第2の加熱ローラ基準温度お
    よび第1あるいは第2の加圧ローラ基準温度を選択的に
    設定する設定手段と、 上記第1の温度検出手段によって検出された上記加熱ロ
    ーラの温度と上記設定手段によって設定された加熱ロー
    ラ基準温度とを比較するとともに、上記第2の温度検出
    手段によって検出された上記加圧ローラの温度と上記設
    定手段によって設定された加圧ローラ基準温度とを比較
    する比較手段と、 上記比較手段による比較結果に応じて上記第1あるいは
    第2の制御温度を選択し、上記加熱ローラの温度が上記
    選択された制御温度と一致するように上記加熱手段を制
    御する制御手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001272897A (ja) * 2000-03-09 2001-10-05 Toshiba Tec Corp 画像形成装置および画像形成方法
US11604426B2 (en) 2020-09-29 2023-03-14 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus configured to control target temperature of fixing device based on edge position of sheet, and method for controlling image forming apparatus

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