JPH09179310A - 回路パターンの露光方法 - Google Patents

回路パターンの露光方法

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JPH09179310A
JPH09179310A JP7337566A JP33756695A JPH09179310A JP H09179310 A JPH09179310 A JP H09179310A JP 7337566 A JP7337566 A JP 7337566A JP 33756695 A JP33756695 A JP 33756695A JP H09179310 A JPH09179310 A JP H09179310A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mask film
film
substrate
circuit pattern
transparent films
Prior art date
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Pending
Application number
JP7337566A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobumitsu Onishi
信光 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP7337566A priority Critical patent/JPH09179310A/ja
Publication of JPH09179310A publication Critical patent/JPH09179310A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レジストが塗布された基板の表面にマスクフ
ィルムを貼着して、露光を行う回路パターンの露光方法
において、マスクフィルムを空気溜まりを形成すること
なく基板に密着し、露光不良がなく、高信頼性の回路パ
ターンを形成することができる回路パターンの露光方法
を提供することにある。 【解決手段】 本発明の回路パターンの露光方法は、フ
ォトレジストが塗布された基板に所定の回路パターンを
有するマスクフィルムを密着させて露光する回路パター
ンの露光方法において、マスクフィルムの基板と密接す
る面に、透明フィルムを貼着することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板にマスクフィ
ルムを密着させて露光する回路パターンの露光方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】プリント配線板の回路パターンを形成す
るために、所定の回路パターンが形成されたマスクフィ
ルムをフォトレジストが塗布された基板に密着して露光
する方法が従来より使用されている。このプリント配線
板の回路パターンは、細線化が進み、よりパターン解像
度高い露光方法が要求されている。そのため、基板とマ
スクフィルムの密着が不十分であると、投影された光が
マスクの側面より回り込み、形成された回路パターンの
幅が一定にならない問題が生じる。そこで、基板とマス
クフィルムを密着させるために、マスクフィルムが貼着
されたマイラを上面より押圧したり、基板とマスクフィ
ルムの間を真空引きをしてマスクフィルムと基板の密着
性を図っていた。
【0003】しかしながら、密着したマスクフィルムと
基板との間には、多くの空気溜まりが形成され、上述の
ようにマイラより押圧したり、真空引きを行っても、完
全には空気を取り除くことはできなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、
レジストが塗布された基板の表面にマスクフィルムを貼
着して、露光を行う回路パターンの露光方法において、
マスクフィルムを空気溜まりを形成することなく基板に
密着し、露光不良がなく、高信頼性の回路パターンを形
成することができる回路パターンの露光方法を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
回路パターンの露光方法は、フォトレジストが塗布され
た基板に所定の回路パターンを有するマスクフィルムを
密着させて露光する回路パターンの露光方法において、
マスクフィルムの基板と密接する面に、透明フィルムを
貼着することを特徴とする。
【0006】本発明の請求項2に係る回路パターンの露
光方法は、上記上記請求項1記載の透明なフィルムの幅
が、2mm以上、20.0mm以下であることを特徴と
する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で使用されるフォトレジス
トとしては、ドライフィルムレジスト、液状レジスト等
のフォトレジストが使用され、具体的には、KPR、K
OR、KPL、KTFR、KMER、KADR(以上、
イーストマン・コダック社製)、TPR、OMR81、
OMR83、PFR、AF−730(以上、東京応化工
業社製)等があり、それぞれの膜厚は1〜50μmが好
ましい。
【0008】また、露光機としては、カラス、アクリ
ル、マイラ等の紫外線透過率の高いものを焼枠として使
用しているものが好ましく、片面または両面に上記レジ
ストを塗布した基板にマスクフィルムを密着させて露光
する。
【0009】この時、光源として、平行光や散乱光を使
用することができ、平行光では点光源とレンズを組み合
わせたもの、点光源に近い疑似平行光、散乱光では高圧
水銀ランプを使用することができる。
【0010】このような露光機としては、HTE−30
00NEL(ハイテック社製)、HMW−201(オー
ク社製)等がある。
【0011】本発明に係る回路パターンの露光方法は、
基板にレジストを塗布し、この基板のレジストを露光す
る際に、基板とマスクフィルムとの間に存在する空気溜
まりの抜けを高くし、基板とマスクフィルムとの密着性
を向上することができる。
【0012】図1は、本発明の実施形態を示す一実施例
の露光機の焼枠の上面図である。この図1は、露光機の
焼枠4にマイラフィルム3が取り付けられ、このマイラ
フィルム3の上にマスクフィルム2、さらに、このマス
クフィルム2に帯状の透明フィルム1を貼着している。
【0013】上記帯状の透明フィルム1は、厚さが1〜
50μmのものが好ましく、その幅は、2〜20.0m
mが好ましい。また、この透明フィルムの材質は、ポリ
エステル、ポリビニル等の樹脂で形成されているのが好
ましい。
【0014】図に示す如く、この透明フィルム1の貼着
方法としては、マスクフィルム2に格子状に貼着するの
が好ましく、縦横に貼着された透明フィルム1の交点は
重なりあうことがなく、図では縦方向に貼着した透明フ
ィルム1を断続的に貼着している。特にこの貼着する方
法は限定するものではないが、縦方向或いは横方向に一
端より他端まで貫いて帯状の透明フィルム1を貼着する
のがより好ましい。また、これらの格子の間隔は、20
mm以上50mm以下とするのが好ましく、20mm以
下とすると、空気溜まりが更に形成され、50mm以上
であると空気溜まりが残ってしまう。
【0015】また、図2は、本発明の実施形態を示す一
実施例の露光機の焼枠の一部を示す断面図である。
【0016】図に示す如く、被露光体である基板5を真
ん中に挟み、上下それぞれに、基板5より遠ざかる位置
より、焼枠4に取り付けられたマイラフィルム3、マス
クフィルム2、さらに、このマスクフィルム2に帯状の
透明フィルム1が貼着されている。
【0017】上記帯状の透明フィルム1をマスクフィル
ム2に貼着することにより、透明フィルム1が基板5と
マスクフィルム2との間に、空気溜まりを抜く道筋を形
成し、マスクフィルム2を基板5に密着する際、例え
ば、真空引きや、マイラフィルム3よりマスクフィルム
2を押圧すると容易に空気を抜くことができ、マスクフ
ィルム2と基板5との密着性を向上することができる。 (実施例及び比較例)以下に、実施例及び比較例を述べ
る。
【0018】厚さ0.45mm、銅箔厚さ35μm、縦
横510×610mmの両面銅張エポキシ樹脂積層板
に、ドライフィルム(東京応化工業社製:AF−730 )
を貼着した。
【0019】そして、図3に示す如く、導体幅0.15
mm、導体間隔0.15mmの櫛形回路パターンのマス
クフィルムを使用し、上記積層板に露光を行い、現像、
エッチング処理を施して回路パターンを形成しプリント
配線板を得た。 (実施例1)上記積層板を露光する際、マスクフィルム
に幅0.5mmの帯状の透明フィルムを格子間隔30m
mで格子状に貼着して、露光を行い回路パターンを形成
し、上述のようにしてプリント配線板を形成した。
【0020】得られた (比較例1)上記実施例1と同様の積層板に、マスクフ
ィルムにフィルムに帯状の透明フィルムを貼着すること
なく露光を行い回路パターンを形成し、上述のようにし
てプリント配線板を形成した。
【0021】上記実施例1及び比較例1で得られたプリ
ント配線板を目視により検査を実施し、回路パターンの
状態を確認したが、本発明の回路パターンの露光方法に
より得られた実施例1のプリント配線板は、露光による
回路パターンのボケは見られなかった。また、比較例1
のプリント配線板は、回路パターンのボケが20枚中1
8枚発生していた。
【0022】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明の回路パタ
ーンの露光方法によると、露光パターンを有するマスク
フィルムの基板と密着する面に、帯状の透明フィルムを
貼着することにより、基板とマスクフィルムの間に存在
する空気を容易に抜くことが可能になり、基板とマスク
フィルムの密着性が向上し、精度の良い回路パターンを
形成することができる。また、精度良い回路パターンを
形成する事ができるので、不良を削減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る焼枠の上面図である。
【図2】本発明の一実施例に係る焼枠の断面図である。
【図3】本発明の実施例に使用したマスクフィルムのパ
ターン図である。
【符号の説明】
1 透明フィルム 2 マスクフィルム 3 マイラ 4 焼枠 5 基板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォトレジストが塗布された基板に所定
    の回路パターンを有するマスクフィルムを密着させて露
    光する回路パターンの露光方法において、マスクフィル
    ムの基板と密接する面に、透明フィルムを貼着すること
    を特徴とする回路パターンの露光方法。
  2. 【請求項2】 上記透明なフィルムの幅が、2mm以
    上、20.0mm以下であることを特徴とするも請求項
    1記載の成されたことを特徴とする回路パターンの露光
    方法。
JP7337566A 1995-12-25 1995-12-25 回路パターンの露光方法 Pending JPH09179310A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007294684A (ja) * 2006-04-25 2007-11-08 Matsushita Electric Works Ltd プリント配線板の製造方法
WO2008143424A1 (en) * 2007-05-17 2008-11-27 Lee, Byung-Ryong Vaccum suction frame for ultraviolet rays exposure apparatus
CN103048890A (zh) * 2012-12-20 2013-04-17 景旺电子科技(龙川)有限公司 一种外层手动曝光机pin钉对位系统和方法

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