JPH09179242A - 写真フィルムベース及び写真要素 - Google Patents

写真フィルムベース及び写真要素

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JPH09179242A
JPH09179242A JP8338288A JP33828896A JPH09179242A JP H09179242 A JPH09179242 A JP H09179242A JP 8338288 A JP8338288 A JP 8338288A JP 33828896 A JP33828896 A JP 33828896A JP H09179242 A JPH09179242 A JP H09179242A
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JP
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poly
film base
photographic
film
pei
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JP8338288A
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Jehuda Greener
グリーナー ジューダ
Wen-Li A Chen
エー.チェン ウェン−リ
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Eastman Kodak Co
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Eastman Kodak Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のポリ(エチレンナフタレート)フィル
ムベースを用いて作製された写真要素に比して、よりコ
アセット性及び後処理カール性を低下させたフィルムベ
ースを有する写真要素を提供する。 【解決手段】 70〜95重量%のポリ(エチレンナフ
タレート)及び30〜5重量%のポリ(エーテルイミ
ド)からなる相溶性ブレンドを含んでなる写真フィルム
ベース、並びに該フィルムベースを用いた写真要素。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なポリマーブ
レンドから作製された新規な写真フィルムベース及び該
フィルムベースを含有する写真要素に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀カラー写真要素は、支持体
上に塗布された一層あるいはそれ以上の感光層を含む。
典型的には、この支持体は、通常フィルムベースと呼ば
れる一枚の透明又は半透明のフィルムである。写真要素
の通常のフィルムベース材料は、セルロース三酢酸塩及
びポリ(エチレンテレフタレート)である。これらの材
料は、写真の用途に適合する特性を有する。比較的最近
になって、以前より堅くフィルムを巻く必要がある縮小
した直径をもつカートリッジに使用することを意図して
いる写真要素用のフィルムベースとして、ポリ(エチレ
ンナフタレート)を用いることが提案された。慣用の3
5mmフィルムのスプールは、約11mmの直径を有するの
に対して、提案されたフィルムカートリッジ用のスプー
ルは、7mm以下の直径を有する。これは、米国特許第
5,294,473号及び同第5,368,997号明
細書の中で議論されており、これらによると、ポリ(エ
チレンナフタレート)は、セルロース三酢酸塩又はポリ
(エチレンテレフタレート)のいずれよりも一層高い剛
性を有し、また一層低いカール性とコアセット性を有す
ることが示唆されている。
【0003】ポリ(エチレンナフタレート)製フィルム
のカール性及びコアセット性の利点を実現させるために
は、該フィルムを高められた温度下で実質的に一定時間
アニールすることが必要である。このようにしても、コ
アセット性及びカール性は、望まれるほど良好にはなら
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明で
は、改良された物性を有するフィルムベースを提供する
ことを目的とし、更に詳細には、低カール性とコアセッ
ト性を有すると同時に適当な剛性及び引裂強さをも保有
するフィルムベースを提供することを目的とする。ま
た、本発明では、温和な条件を用いてアニールすること
ができるフィルムベースを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】ポリ(エチレンナフタレ
ート)及びポリ(エーテルイミド)からなる新規なブレ
ンドは、特に写真フィルム用に利点を与える種々な有用
な特性を有するフィルムベースを与えることが見出され
た。
【0006】一態様では本発明は、70〜95重量%の
ポリ(エチレンナフタレート)及び30〜5重量%のポ
リ(エーテルイミド)からなる相溶性ブレンドを含む写
真用フィルムベースである。
【0007】他の態様によると、本発明は、少なくとも
一つの写真層を有し、70〜95重量%のポリ(エチレ
ンナフタレート)及び30〜5重量%のポリ(エーテル
イミド)からなる相溶性ブレンドを含んでなるフィルム
ベースを含むハロゲン化銀写真要素である。
【0008】本発明は、写真要素での使用に望ましい特
性を有するフィルムベースを提供する。これらは、低コ
アセット性、低後処理カール性、良好な剛性及び良好な
引裂強さを有する。更に、これらの特性は、アニールす
ることを必要とせずに、あるいはより短い時間アニール
することによって得ることができる。本発明のフィルム
ベースは、小さい直径、例えば3〜12.5mmの範囲に
ある直径のカートリッジで使用できるコアセット性を有
する。
【0009】
【発明の実施の形態】ポリ(エチレンナフタレート)
(時々“PEN”と略す)は、かつて、磁気記録再生テ
ープ用の支持体として使用されていたし、また、例え
ば、米国特許第4,141,735号、同第5,29
4,473号及び同第5,368,997号明細書で、
写真フィルム用の支持体として使うことが提案されたこ
とがある。この’473号及び’997号特許は、PE
Nとの共重合体及びPENと他のポリマーとのブレンド
について広範に記載しているが、ポリ(エーテルイミ
ド)とのブレンドについては記載していない。本発明の
ポリマーブレンドで使用されるPENは、この先行技
術、例えば米国特許第5,368,997号明細書(こ
れを開示することにより、本願明細書に含める)に記載
されるポリマーと同じであってよい。好ましくは、それ
はポリ(エチレン−2,6−ナフタレート)である。
【0010】本発明のポリマーブレンドで使用されるP
ENは、好ましくは0.5〜0.9dl/gmの範囲の内部
粘度で表わされる分子量を有する。(内部粘度は、25
℃下、50/50混合重量のペンタフルオロフェノール
及び1,2,4−トリクロロベンゼン中の0.25g/
dLポリマー濃度で、Vbbelhodeキャピラリー粘
度計(Schott Gerate 536−13)で
測定される)本発明のポリマーブレンドで使用されるP
ENは、好ましくは約118℃以上のガラス転移温度
(Tg)を有する。
【0011】ポリ(エーテルイミド)(時々“PEI”
と略す)は、ビス(エーテル二無水物)と有機ジアミン
との縮合生成物である。その合成、構造及び使用は、米
国特許第3,803,085号、同第3,847,86
7号、同第3,905,942号、同第4,011,1
98号及び同第4,293,684号明細書に記載され
ている。本発明のポリマーブレンドで使用される特別な
PEIは、例えば米国特許第3,847,867号明細
書(この開示により、これを本願明細書中に含める)の
ような先行技術に記載されるものであってよい。好まし
いPEIは、そのビス(エーテル二無水物)が2,2−
ビス〔4−(2,3−ジカルボキシフェノキシ)フェニ
ル〕プロパン二無水物(これは、ビスフェノールA二無
水物として公知)であり、そしてその有機アミンがm−
フェニレンジアミンであるものである。
【0012】好ましくは、PEIは、103 〜105
イズの範囲の溶融粘度で表わされる分子量を有する。溶
融粘度は、次の手順によって測定される:ペレット状の
PEIのサンプルを150℃、10時間、真空下で乾燥
する。乾燥サンプルをRheometrics Sys
tem IV(登録商標)流動計(ニュージャージー州0
8854,ピスカタウェイ,ポッサムタウン Rd.の
Rheometrics 社により製作) の平行ディスク(25mm
径)ジグに装填し、温度を305℃に上げる。溶融物の
粘度を、定常振動数1 rad/sで樹脂を剪断することに
よって測定する。
【0013】本発明で使用されるPEIは、好ましくは
150℃を超えるガラス転移温度(Tg)を有する。更
に、PEIは、PENと相溶性でなければならない。相
溶性であるとは、二種のポリマーブレンドが単一のガラ
ス転移温度(Tg)を有し、そしてそのブレンドから作
製される写真フィルムベースが透明であることを意味す
る。このPEIは、Ultem(登録商標)の商標名
で、マサチューセッツ州01201,ピッツフィール
ド,ワンプラスチック通りのGeneral Electric社より入
手可能である。代表的な等級には、Ultem 100
0(登録商標)及びUltem 1010(登録商標)
がある。
【0014】PEIをPET及びPENのようなポリエ
ステルとブレンドすることは、米国特許第4,141,
927号明細書及びリサーチディスクロージャー(Re
search Disclosure)、1987年1
1月、第28338項、第677〜8頁に広く記載され
ている。(リサーチディスクロージャーは、英国,ハン
プシャー州P010 7DQ,エムスワース,12aノ
ースストリート,ダッドレイ AnnexのKenneth Ma
son Publishers社により発行されている。) これらの特
許及び刊行物は、本発明のブレンドを記載していない
し、また、それらが写真フィルムベースとしての使用に
好適であることを示唆してもいない。この先行技術のい
ずれも、PEIとPENとのブレンドが、そのブレンド
により製造されたフィルムベースのコアセット性や後処
理カール性の特性に何らかの影響を与えることなどは一
切示唆されておらず、ただかかるブレンドがその特性が
改良されたフィルムベースを与えることを示唆している
のみである。
【0015】本発明のブレンドは、好ましくは次の物性
を有する:125℃より大きいTg;350kg/mm2
り大きい引張弾性率;80%より大きい光透過率;及び
3%より小さい曇り度。これらの特性の測定方法は、以
下の実施例に記載される。
【0016】PENとPEIの相対比率は、採用される
特定のPEIにおける変動、並びにブレンド中の他成分
の存在に伴って多少変わりうるとはいっても、本発明で
のブレンドにおけるPENとPEIとの好ましい比率
は、70〜95重量%のPEN及び5〜30重量%のP
EIである。PEIの比率が増加すると、引張弾性率が
減少し、ブレンドの結晶化度が低下して、ブレンドから
形成されるシートの延伸が困難になることがわかってい
る。PEIの比率が前記の範囲以下に減少すると、ブレ
ンドの物理的性能における改良が無意味になることがわ
かっている。好ましくは、PEIの比率は、10〜20
重量%の間である。最も好ましくは、PEIの比率は、
12〜17重量%の間である。これらは、ビスフェノー
ルA二無水物とm−フェニレンジアミンから製造される
PEIに関する好ましい比率である。
【0017】ポリマーブレンドは、当業者に公知の配合
技術を用いてPENとPEIを化合することによって製
造することができる。フィルムベースは、当業者に知ら
れている技術によるポリマーブレンドから作製される。
これらの技術は、シュラーダーの米国特許第4,14
1,735号明細書(その開示によって、これを本願明
細書中に含める)に詳細に記載されている。フィルムベ
ースは、50〜200μmの範囲の厚さ、好ましくは7
0〜110μmの厚さを有する平面シートであると理解
されている。
【0018】典型的な操業では、フィルムベースは、2
90〜320℃の温度でポリマーブレンドをシーティン
グダイを通して押出成形し、それからこの溶融シートを
60〜120℃の温度で冷却ロール上にキャスティング
することによって作製される。その注型シートは、その
後初期の横寸法の2〜5倍まで二軸延伸される。延伸
は、130〜170℃の範囲の温度で実施される。二軸
延伸は、連続的にあるいは同時に行うことができる。延
伸後に、フィルムベースは、200〜250℃の範囲の
温度で0.1〜10秒間ヒートセットされる。フィルム
ベースがアニールされることになっている場合は、それ
は50℃〜該ポリマーブレンドのTgまでの範囲の温度
で0.1〜1000時間アニールされてよい。小径のフ
ィルムカートリッジに有用なコアセット性を有するフィ
ルムベースでは、90〜125℃の間の温度で6〜48
時間アニールすることによって、本発明の好ましいブレ
ンドを得ることができる。
【0019】本発明のポリマーブレンドから作製される
フィルムベースには、写真要素用のフィルム支持体に通
常見出される他の成分を含んでもよい。これらには、色
素、滑剤及びガラスビーズのような有機、無機材料から
なる粒子が含まれる。これらのことは、リサーチ・ディ
スクロージャー、1995年2月、第37038項、第
79〜114頁に詳細に記載されている。
【0020】本発明のポリマーブレンドから作製される
フィルムベースには、写真要素に用いられるフィルム支
持体上に通常見られる層を有していてもよい。これらに
は、通常写真要素中にみられるような、磁気記録層、他
の層と支持体の間に存する下塗り層、感光層、中間層及
び上塗り層が含まれる。これらの層は、当該技術分野で
知られる手段によって塗布することができ、上記のリサ
ーチ・ディスクロージャー、第37038項で引用する
参考文献に記載されている。
【0021】本発明の写真要素に用いることができる磁
気記録層は、米国特許第3,782,947号、同第
4,279,945号、同第5,147,768号、同
第5,252,441号、同第5,254,449号、
同第5,395,743号、同第5,397,826
号、同第5,413,902号、同第5,427,90
0号、同第5,432,050号、同第5,434,0
37号、同第5,436,120号明細書、リサーチ・
ディスクロージャー、1992年11月、第34390
項、第869頁等、及び発明協会技報、No. 94−60
23,1994年3月15日発明協会(日本)発行に記
載されている。
【0022】本発明の写真要素は、上記で引用したリサ
ーチ・ディスクロージャーに開示される構造及び成分を
有することができ、また、上記リサーチ・ディスクロー
ジャー、第37038項に記載されるものを含めての公
知技術及び組成を用いて、像様露光し、処理することが
できる。
【0023】
【実施例】以下の実施例により更に本発明を説明する。実施例1 :以下の表1に示される配合比のPEN、並び
にPENとPEIとのブレンドから形成されるシート
を、以下のように作成し、評価した。
【0024】組成物1として特定される0.69dL/g
の内部粘度を有する純ポリ(エチレン−2,6−ナフタ
レート)を、二軸スクリュー押出機中で、ビスフェノー
ルA二無水物及びm−フェニレンジアミンの縮合生成物
である20重量%のポリ(エーテルイミド)(マサチュ
ーセッツ州01201,ピッツフィールド,ワンプラス
チック通りのGeneral Electric社によりUltem(登
録商標)1010として販売)とブレンドして、組成物
Aとして特定される配合物を作製する。組成物Aを組成
物1とそれぞれ75:25及び50:50の配合比でド
ライブレンドすることによって、組成物Aから、組成物
B及び組成物Cとして特定される二種のその他の配合物
を形成した。
【0025】四種の組成物をシーティングダイを通して
押出成形し、それから冷却ロール上で1.1mmの厚さに
キャストした。キャストシートを3.5×3.5の割合
で二軸延伸し、次いで表1に示される温度でヒートセッ
トして本発明で有用なフィルムベースを与えた。
【0026】得られるフィルムを、下記に記載するよう
な、コアセット性、後処理カール性、引張特性及び光学
特性に関して評価した。結果は、表2に報告される。
【0027】ガラス転移温度(Tg):各組成物のサン
プルを、示差走査熱量計(デラウェア州、ウィルミント
ンのDuPont により販売された990示差熱分析計)
で、20℃から300℃まで10℃/分の割合で加熱
し、次いで20℃まで急冷した後、最後に300℃まで
10℃/分の割合で再加熱した。報告したTgは、第2
サーモグラムの第一の転移における中間点温度である。
【0028】引張特性:前記で作製した各フィルムか
ら、150mm×15mmの縦方向5個及び幅方向5個のス
トリップをカットした。Sintech引張試験機(マ
サチューセッツ州02072,スタウトン,378ペー
ジストリートのSintech 社より入手可能)を用いて、A
STM D882に準拠して代表的な引張特性を測定し
た。測定した特性(及び表2中で報告するそれらの単
位)は、引張弾性率(kg/mm2 )、降伏応力(kg/m
m2 )、破壊応力(kg/mm2 )及び破断点伸び(%)で
ある。
【0029】引張強さ:前記で作製した各フィルムベー
スから、75mm×25mmの縦方向5個及び幅方向5個の
ストリップをカットし、ASTM D1938に準拠し
てテストした。引裂強さは、引裂きに必要な力(g)と
して報告する。
【0030】光学特性:BYK−Gardner XL
−211曇り試験機(メリーランド州20910,シル
バースプリングス,2435リンデンルイジアナのBYK-
Gardner 社より入手可能)を用いて、ASTM D10
03−61に準拠して、曇り度及び光透過率の両者を測
定した。
【0031】コアセット性(CS):下記に示す各テス
ト用に、前述で作製した各フィルムから、150mm×3
5mmの縦方向6個のストリップをカットした。各ストリ
ップは、21℃/50%相対温度下で一晩調整した後、
それらのカール性をANSI第4129頁−1985年
のテスト法Aに準拠して測定した。結果は、I/R,m
-1(こゝで、Rは、カールしたフィルムの曲率半径であ
る)に換算して示す。コアセット性のテストには、次の
曲がり条件を用いた。 CSI:フィルムベースを、7mm径のコア上に80℃/
50%RH下で2時間保持しておいた。 CSII:フィルムベースを、12.5mm径のコア上に4
9℃/50%RH下で24時間保持しておいた。 同じコアセット性の測定を、100℃で24時間アニー
ルしたフィルムサンプルに対して繰り返した。
【0032】後処理カール性(PPC):コアセット性
のテストに付したサンプルを38℃の水中に15分間浸
漬した後、各ストリップから50g重量の重りを釣り下
げたまゝ50℃で3分間乾燥させた。重りを取り去った
後、ストリップを21℃/50%RH下16時間平衡させ
るにまかせ、その後コアセット性を決めるのになしたと
同様な方法でカール性を測定した。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】表2に報告した結果から、コアセット性及
び後処理カール性の改良が、高引張弾性率、良好な引裂
強さ及び良好な光学特性を維持したまゝで得られること
がわかる。
【0036】本発明は、好ましい具体例に言及して記載
したが、本発明の技術思想並びに範囲内において、本願
明細書中で特に記載した具体例に対して変更が可能であ
ることが理解されるであろう。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 70〜95重量%のポリ(エチレンナフ
    タレート)及び30〜5重量%のポリ(エーテルイミ
    ド)からなる相溶性ブレンドを含んでなる写真フィルム
    ベース。
  2. 【請求項2】 少なくとも一つの写真層を有し、70〜
    95重量%のポリ(エチレンナフタレート)及び30〜
    5重量%のポリ(エーテルイミド)からなる相溶性ブレ
    ンドを含むフィルムベースを含んでなるハロゲン化銀写
    真要素。
JP8338288A 1995-12-19 1996-12-18 写真フィルムベース及び写真要素 Pending JPH09179242A (ja)

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US08/574471 1995-12-19
US08/574,471 US5599658A (en) 1995-12-19 1995-12-19 Photographic film-base and photographic elements

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