JPH09178596A - 圧力センサ - Google Patents
圧力センサInfo
- Publication number
- JPH09178596A JPH09178596A JP33656195A JP33656195A JPH09178596A JP H09178596 A JPH09178596 A JP H09178596A JP 33656195 A JP33656195 A JP 33656195A JP 33656195 A JP33656195 A JP 33656195A JP H09178596 A JPH09178596 A JP H09178596A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- pressure sensor
- printed circuit
- circuit board
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Measuring Fluid Pressure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 実装基板に実装しても半田のフラックス等の
異物がボディ内部に侵入せず、信頼性の高い圧力センサ
を提供する。 【解決手段】 カバー6が覆設される樹脂製のボディ1
と、ボディ1の内部1aと外部とを連通し流体が流入す
る圧力導入管11と、圧力導入管端面11aに密着固定
されて圧力を電気信号に変換する圧力センサチップ2
と、ボディ1に装着されて圧力センサチップ2と接続さ
れるプリント基板3と、プリント基板3に接続されてボ
ディ1の外部に導出される端子4と、外部開口端12a
からボディ1の内部1aに大気を導入する大気導入孔1
2bと、を備え、端子4が実装基板8に実装されて流体
の圧力を測定する圧力センサにおいて、前記大気導入孔
12bは、前記外部開口端12aが前記ボディ1に対し
前記実装基板8と反対側に位置するように前記ボディ1
に設けられた構成にしてある。
異物がボディ内部に侵入せず、信頼性の高い圧力センサ
を提供する。 【解決手段】 カバー6が覆設される樹脂製のボディ1
と、ボディ1の内部1aと外部とを連通し流体が流入す
る圧力導入管11と、圧力導入管端面11aに密着固定
されて圧力を電気信号に変換する圧力センサチップ2
と、ボディ1に装着されて圧力センサチップ2と接続さ
れるプリント基板3と、プリント基板3に接続されてボ
ディ1の外部に導出される端子4と、外部開口端12a
からボディ1の内部1aに大気を導入する大気導入孔1
2bと、を備え、端子4が実装基板8に実装されて流体
の圧力を測定する圧力センサにおいて、前記大気導入孔
12bは、前記外部開口端12aが前記ボディ1に対し
前記実装基板8と反対側に位置するように前記ボディ1
に設けられた構成にしてある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端子が実装基板に
実装されて、流体の圧力と大気圧との差圧に基づいて流
体の圧力を測定するいわゆる差圧型の圧力センサに関す
るものである。
実装されて、流体の圧力と大気圧との差圧に基づいて流
体の圧力を測定するいわゆる差圧型の圧力センサに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の圧力センサとして、図5
に示す構成のものが存在する。このものは、カバーAが
覆設される樹脂製のボディBと、ボディの内部B1と外
部とを連通し圧力測定対象である流体が流入する圧力導
入管Cと、ボディBの内部B1で圧力導入管端面C1に
密着固定されて圧力を電気信号に変換する圧力センサチ
ップDと、ボディBに装着されて圧力センサチップDと
ワイヤボンディングでもって接続されるプリント基板E
と、プリント基板Eに接続されてボディBの外部に導出
される端子Fと、外部開口端A1からボディBの内部B
1に大気を導入する大気導入孔A2と、を備えている。
に示す構成のものが存在する。このものは、カバーAが
覆設される樹脂製のボディBと、ボディの内部B1と外
部とを連通し圧力測定対象である流体が流入する圧力導
入管Cと、ボディBの内部B1で圧力導入管端面C1に
密着固定されて圧力を電気信号に変換する圧力センサチ
ップDと、ボディBに装着されて圧力センサチップDと
ワイヤボンディングでもって接続されるプリント基板E
と、プリント基板Eに接続されてボディBの外部に導出
される端子Fと、外部開口端A1からボディBの内部B
1に大気を導入する大気導入孔A2と、を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の圧力セ
ンサでは、カバーAに大気導入孔A2が設けられている
から、ボディBの内部B1の大気圧が測定の基準となる
外部の大気圧と等しくなって、流体の圧力と外部の大気
圧との差圧を正しく測定できる。
ンサでは、カバーAに大気導入孔A2が設けられている
から、ボディBの内部B1の大気圧が測定の基準となる
外部の大気圧と等しくなって、流体の圧力と外部の大気
圧との差圧を正しく測定できる。
【0004】しかしながら、端子Fが実装基板Gにその
挿通孔G1に挿通されて実装された場合、半田付け時に
半田のフラックス等の異物が大気導入孔A2を通してボ
ディBの内部B1に侵入して、圧力センサチップDに腐
食等の悪影響を及ぼし、圧力センサチップDの信頼性を
阻害する場合があった。また、実装基板Gに搭載された
素子(図示せず)を防水構造とするために素子を樹脂で
封止するとき、樹脂が大気導入孔A2に入って、この樹
脂によって大気導入孔A2がつまる場合があった。
挿通孔G1に挿通されて実装された場合、半田付け時に
半田のフラックス等の異物が大気導入孔A2を通してボ
ディBの内部B1に侵入して、圧力センサチップDに腐
食等の悪影響を及ぼし、圧力センサチップDの信頼性を
阻害する場合があった。また、実装基板Gに搭載された
素子(図示せず)を防水構造とするために素子を樹脂で
封止するとき、樹脂が大気導入孔A2に入って、この樹
脂によって大気導入孔A2がつまる場合があった。
【0005】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、実装基板に実装しても半
田のフラックス等の異物がボディ内部に侵入せず、信頼
性の高い圧力センサを提供することにある。
で、その目的とするところは、実装基板に実装しても半
田のフラックス等の異物がボディ内部に侵入せず、信頼
性の高い圧力センサを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載のものは、カバーが覆設される樹
脂製のボディと、ボディの内部と外部とを連通し圧力測
定対象である流体が流入する圧力導入管と、ボディの内
部で圧力導入管端面に密着固定されて圧力を電気信号に
変換する圧力センサチップと、ボディに装着されて圧力
センサチップとワイヤボンディングでもって接続される
プリント基板と、プリント基板に接続されてボディの外
部に導出される端子と、外部開口端からボディの内部に
大気を導入する大気導入孔と、を備え、端子が実装基板
に実装され、流体の圧力と大気との差圧に基づいて流体
の圧力を測定する圧力センサにおいて、前記大気導入孔
は、前記外部開口端が前記ボディに対し前記実装基板と
反対側に位置するように前記ボディに設けられた構成に
してある。
ために、請求項1記載のものは、カバーが覆設される樹
脂製のボディと、ボディの内部と外部とを連通し圧力測
定対象である流体が流入する圧力導入管と、ボディの内
部で圧力導入管端面に密着固定されて圧力を電気信号に
変換する圧力センサチップと、ボディに装着されて圧力
センサチップとワイヤボンディングでもって接続される
プリント基板と、プリント基板に接続されてボディの外
部に導出される端子と、外部開口端からボディの内部に
大気を導入する大気導入孔と、を備え、端子が実装基板
に実装され、流体の圧力と大気との差圧に基づいて流体
の圧力を測定する圧力センサにおいて、前記大気導入孔
は、前記外部開口端が前記ボディに対し前記実装基板と
反対側に位置するように前記ボディに設けられた構成に
してある。
【0007】請求項2記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記プリント基板がシリコンゲルでもって
被覆されたものであって、前記大気導入孔は筒状に形成
されプリント基板面から突出した構成にしてある。
のにおいて、前記プリント基板がシリコンゲルでもって
被覆されたものであって、前記大気導入孔は筒状に形成
されプリント基板面から突出した構成にしてある。
【0008】請求項3記載のものは、請求項2記載のも
のにおいて、前記大気導入孔は前記ボディと一体形成さ
れた構成にしてある。
のにおいて、前記大気導入孔は前記ボディと一体形成さ
れた構成にしてある。
【0009】請求項4記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記端子と当接して接合固定される補助端
子が、前記プリント基板に設けられた構成にしてある。
のにおいて、前記端子と当接して接合固定される補助端
子が、前記プリント基板に設けられた構成にしてある。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1乃至
図3に基づいて以下に説明する。
図3に基づいて以下に説明する。
【0011】1はボディで、絶縁性の樹脂により、中心
位置にて一体形成された筒状の圧力導入管11が設けら
れ、後述するカバー6でもって形成される内部1aを有
している。圧力導入管11は、その基端部が突出して外
部に開口し、先端部が同様にに突出して圧力導入管端面
11aにて内部1aに開口して、内部1aと外部とを連
通した流入孔11bを有し、流入孔11bに圧力測定対
象である流体が流入する。さらに大気導入管12が設け
られている。
位置にて一体形成された筒状の圧力導入管11が設けら
れ、後述するカバー6でもって形成される内部1aを有
している。圧力導入管11は、その基端部が突出して外
部に開口し、先端部が同様にに突出して圧力導入管端面
11aにて内部1aに開口して、内部1aと外部とを連
通した流入孔11bを有し、流入孔11bに圧力測定対
象である流体が流入する。さらに大気導入管12が設け
られている。
【0012】大気導入管12は、円筒状で圧力導入管1
1の軸と略平行にボディ1と一体形成され、外部開口端
12aからボディ内部1aに大気を導入する大気導入孔
12bを有し、一端部12cが外部に開口し、他端部1
2dがボディ1の内部1aに開口している。
1の軸と略平行にボディ1と一体形成され、外部開口端
12aからボディ内部1aに大気を導入する大気導入孔
12bを有し、一端部12cが外部に開口し、他端部1
2dがボディ1の内部1aに開口している。
【0013】2は圧力センサチップで、シリコン半導体
素子であり、電極2aが設けられ、半田付け又はシリコ
ン系の接着剤によって圧力導入管端面11aに密着固定
されて、圧力導入管11の流入孔11bを遮蔽し、シリ
コンダイヤフラム上にピエゾ抵抗を配することによって
歪みゲージを形成し、流体の圧力を電気信号に変換す
る。
素子であり、電極2aが設けられ、半田付け又はシリコ
ン系の接着剤によって圧力導入管端面11aに密着固定
されて、圧力導入管11の流入孔11bを遮蔽し、シリ
コンダイヤフラム上にピエゾ抵抗を配することによって
歪みゲージを形成し、流体の圧力を電気信号に変換す
る。
【0014】3はプリント基板で、セラミック基板によ
り回路が形成され、四隅に4個の円形状の穴3aと1個
の円形状の穴3bと1個の四角状の貫挿穴3cと6個の
電極3dとを有し、増幅回路が配された素子3eを搭載
し、温度補償用の厚膜抵抗(図示せず)が形成されて、
ボディ1に装着されている。このとき、大気導入管12
の他端部12dが穴3bから突出して導出され、圧力セ
ンサチップ2が貫挿穴3c内に位置することになる。
り回路が形成され、四隅に4個の円形状の穴3aと1個
の円形状の穴3bと1個の四角状の貫挿穴3cと6個の
電極3dとを有し、増幅回路が配された素子3eを搭載
し、温度補償用の厚膜抵抗(図示せず)が形成されて、
ボディ1に装着されている。このとき、大気導入管12
の他端部12dが穴3bから突出して導出され、圧力セ
ンサチップ2が貫挿穴3c内に位置することになる。
【0015】4は端子で、Cu又はCu合金の金属によ
り、長尺状で略L字状に折曲形成され、側壁1bに固着
されてボディ1の両側方にそれぞれ2個設けられ、ボデ
ィ1の内部に配された内部端子41と外部に配された外
部端子42とを有し、内部端子41に突出片41aが設
けられその突出片41aがプリント基板3の穴3aに導
出され、外部端子42が、大気導入管12の外部開口端
12aとボディ1に対し反対側に導出されている。
り、長尺状で略L字状に折曲形成され、側壁1bに固着
されてボディ1の両側方にそれぞれ2個設けられ、ボデ
ィ1の内部に配された内部端子41と外部に配された外
部端子42とを有し、内部端子41に突出片41aが設
けられその突出片41aがプリント基板3の穴3aに導
出され、外部端子42が、大気導入管12の外部開口端
12aとボディ1に対し反対側に導出されている。
【0016】5はワイヤで、Au又はAlの金属細線で
あり、端末がワイヤボンディングによって圧力センサチ
ップ2の電極2a及びプリント基板3の電極3dとを接
続している。6はカバーで、樹脂により、ボディ1に覆
設される。7はシリコンゲルで、有機物を含む樹脂によ
り、塗布時に液状で乾燥するとゲル状となって、圧力セ
ンサチップ2及びプリント基板3の実装面に被覆されて
いる。
あり、端末がワイヤボンディングによって圧力センサチ
ップ2の電極2a及びプリント基板3の電極3dとを接
続している。6はカバーで、樹脂により、ボディ1に覆
設される。7はシリコンゲルで、有機物を含む樹脂によ
り、塗布時に液状で乾燥するとゲル状となって、圧力セ
ンサチップ2及びプリント基板3の実装面に被覆されて
いる。
【0017】ここで、プリント基板3がボディ1に装着
され、内部端子41の突出片41aがプリント基板3の
穴3aにて半田付けされて、プリント基板3と端子4と
が電気的に接続されるとともに、ボディ1とプリント基
板3とが固定される。圧力センサチップ2が圧力導入管
端面11aに密着固定され、圧力センサチップ2の電極
2aとプリント基板3の電極3dとがワイヤ5でもって
ワイヤボンディングされて、それぞれが電気的に接続さ
れる。ここで、ワイヤボンディングは、圧力を負荷した
状態で超音波振動を負荷しボンディングする方法であ
る。
され、内部端子41の突出片41aがプリント基板3の
穴3aにて半田付けされて、プリント基板3と端子4と
が電気的に接続されるとともに、ボディ1とプリント基
板3とが固定される。圧力センサチップ2が圧力導入管
端面11aに密着固定され、圧力センサチップ2の電極
2aとプリント基板3の電極3dとがワイヤ5でもって
ワイヤボンディングされて、それぞれが電気的に接続さ
れる。ここで、ワイヤボンディングは、圧力を負荷した
状態で超音波振動を負荷しボンディングする方法であ
る。
【0018】圧力導入管11の流入孔11bに空気等の
流体が流入されて圧力を負荷した状態で、温度を上昇及
び下降させ外部端子42からの出力電圧値を測定するこ
とによって、圧力センサチップ2の温度特性が測定され
る。この温度特性測定結果に基づいて、プリント基板3
の温度補償用の厚膜抵抗の抵抗値が調整される。この状
態で、圧力センサチップ2及びプリント基板3の表面に
シリコンゲル7が塗布される。このとき、大気導入管1
2の他端部12dがプリント基板3の穴3bから突出し
て導出されているから、シリコンゲル7が大気導入孔1
2bに侵入せず、大気導入孔12bがつまることがな
い。次いで、樹脂製のカバー6がボディ1に覆設されて
外部とボディ1の内部1aとを遮蔽する。
流体が流入されて圧力を負荷した状態で、温度を上昇及
び下降させ外部端子42からの出力電圧値を測定するこ
とによって、圧力センサチップ2の温度特性が測定され
る。この温度特性測定結果に基づいて、プリント基板3
の温度補償用の厚膜抵抗の抵抗値が調整される。この状
態で、圧力センサチップ2及びプリント基板3の表面に
シリコンゲル7が塗布される。このとき、大気導入管1
2の他端部12dがプリント基板3の穴3bから突出し
て導出されているから、シリコンゲル7が大気導入孔1
2bに侵入せず、大気導入孔12bがつまることがな
い。次いで、樹脂製のカバー6がボディ1に覆設されて
外部とボディ1の内部1aとを遮蔽する。
【0019】ここで、外部端子42が実装基板8の挿通
孔8aに挿通され半田付部8bでもって実装基板8に実
装されると、実装基板8は、大気導入管12の外部に開
口した外部開口端12aとボディ1に対し反対側に位置
することになる。
孔8aに挿通され半田付部8bでもって実装基板8に実
装されると、実装基板8は、大気導入管12の外部に開
口した外部開口端12aとボディ1に対し反対側に位置
することになる。
【0020】このものの動作を説明する。空気等の流体
は、圧力導入管11の流入孔11bに導入され、このと
き、流入孔11bが圧力センサチップ2で遮蔽されその
圧力センサチップ2が圧力導入管端面11aに密着固定
されているから、漏れることがない。流体の圧力が圧力
センサチップ2に負荷されると、シリコン半導体素子に
形成されたシリコンダイヤフラムが、流体の圧力と大気
圧との差に比例して撓む。そして、シリコンダイヤフラ
ムの上に形成されたピエゾ抵抗の抵抗値が撓みの大きさ
に比例して変化し、この抵抗値をプリント基板3に設け
られた厚膜抵抗の抵抗値でもって温度補償をしたうえ
で、電気信号を素子3eで増幅して端子4に出力する。
このようにして、流体の圧力と大気圧との差圧を測定す
る。
は、圧力導入管11の流入孔11bに導入され、このと
き、流入孔11bが圧力センサチップ2で遮蔽されその
圧力センサチップ2が圧力導入管端面11aに密着固定
されているから、漏れることがない。流体の圧力が圧力
センサチップ2に負荷されると、シリコン半導体素子に
形成されたシリコンダイヤフラムが、流体の圧力と大気
圧との差に比例して撓む。そして、シリコンダイヤフラ
ムの上に形成されたピエゾ抵抗の抵抗値が撓みの大きさ
に比例して変化し、この抵抗値をプリント基板3に設け
られた厚膜抵抗の抵抗値でもって温度補償をしたうえ
で、電気信号を素子3eで増幅して端子4に出力する。
このようにして、流体の圧力と大気圧との差圧を測定す
る。
【0021】かかる第1実施形態の圧力センサにあって
は、上記したように、外部端子42を実装基板8に実装
すれば、外部からボディ1の内部1aに大気を導入する
大気導入孔12bの外部開口端12aが実装基板8と反
対側に位置するから、半田付け時に半田のフラックス等
の異物が、カバーに大気導入孔を設けた従来と異なり、
大気導入孔12bを通してボディ1の内部1aに侵入し
て圧力センサチップ2を腐食することがなく、圧力セン
サチップ2を高寿命化でき、また異物によって大気導入
孔12bがつまることもない。
は、上記したように、外部端子42を実装基板8に実装
すれば、外部からボディ1の内部1aに大気を導入する
大気導入孔12bの外部開口端12aが実装基板8と反
対側に位置するから、半田付け時に半田のフラックス等
の異物が、カバーに大気導入孔を設けた従来と異なり、
大気導入孔12bを通してボディ1の内部1aに侵入し
て圧力センサチップ2を腐食することがなく、圧力セン
サチップ2を高寿命化でき、また異物によって大気導入
孔12bがつまることもない。
【0022】また、圧力センサチップ2とプリント基板
3とをワイヤボンディングした後プリント基板3面をシ
リコンゲル7でもって被覆すれば、大気導入孔12bが
筒状の大気導入管12でもって形成されプリント基板3
面から突出しているから、シリコンゲル7が大気導入孔
12bに入ってつまることなくプリント基板3に塗布さ
れて、ワイヤボンディング部とプリント基板3に形成さ
れた回路とをボディ1の内部1aへ侵入した水分から保
護できる。
3とをワイヤボンディングした後プリント基板3面をシ
リコンゲル7でもって被覆すれば、大気導入孔12bが
筒状の大気導入管12でもって形成されプリント基板3
面から突出しているから、シリコンゲル7が大気導入孔
12bに入ってつまることなくプリント基板3に塗布さ
れて、ワイヤボンディング部とプリント基板3に形成さ
れた回路とをボディ1の内部1aへ侵入した水分から保
護できる。
【0023】また、筒状に形成された大気導入孔12b
がボディ1と一体形成されているから、大気導入孔12
bを得るための管状の新規部品を必要とせず、コストを
安価にできる。
がボディ1と一体形成されているから、大気導入孔12
bを得るための管状の新規部品を必要とせず、コストを
安価にできる。
【0024】なお、第1実施形態では、大気導入孔12
bを、筒状の大気導入管12でもって形成したが、外部
開口端12aがボディ1に対し実装基板8と反対側に位
置するボディ1に設けられた穴としてもよく、限定され
ない。
bを、筒状の大気導入管12でもって形成したが、外部
開口端12aがボディ1に対し実装基板8と反対側に位
置するボディ1に設けられた穴としてもよく、限定され
ない。
【0025】本発明の第2実施形態を図4に基づいて以
下に説明する。なお、第2実施形態では第1実施形態と
異なる機能について述べることとし、第1実施形態と実
質的に同一機能を有する部材については同一符号を付し
てある。
下に説明する。なお、第2実施形態では第1実施形態と
異なる機能について述べることとし、第1実施形態と実
質的に同一機能を有する部材については同一符号を付し
てある。
【0026】プリント基板3は、金属からなり略L字状
で突出片を有する補助端子3fが四隅に設けられて、ボ
ディ1に装着されている。このとき、補助端子3fの突
出片が内部端子41の突出片41aと当接し、当接部に
てレーザ溶接でもって接合されて、プリント基板3と端
子4とが電気的に接続されるとともに、ボディ1とプリ
ント基板3とが固定される。
で突出片を有する補助端子3fが四隅に設けられて、ボ
ディ1に装着されている。このとき、補助端子3fの突
出片が内部端子41の突出片41aと当接し、当接部に
てレーザ溶接でもって接合されて、プリント基板3と端
子4とが電気的に接続されるとともに、ボディ1とプリ
ント基板3とが固定される。
【0027】かかる第2実施形態の圧力センサにあって
は、上記したように、プリント基板3に補助端子3fが
設けられ内部端子41と当接してその当接部でもって接
合固定されるから、プリント基板3の回路と端子4とを
電気的に接続して、かつ、接合時の加熱部が局所化され
るので、プリント基板3の温度を上昇させることなくボ
ディ1とプリント基板3とを短時間に固定して、プリン
ト基板3に形成された回路及び搭載された素子3eを熱
障害から保護できる。
は、上記したように、プリント基板3に補助端子3fが
設けられ内部端子41と当接してその当接部でもって接
合固定されるから、プリント基板3の回路と端子4とを
電気的に接続して、かつ、接合時の加熱部が局所化され
るので、プリント基板3の温度を上昇させることなくボ
ディ1とプリント基板3とを短時間に固定して、プリン
ト基板3に形成された回路及び搭載された素子3eを熱
障害から保護できる。
【0028】
【発明の効果】請求項1記載のものは、端子を実装基板
に実装すれば、ボディに設けられた大気導入孔の外部開
口端12aが実装基板8と反対側に位置するから、半田
付け時に半田のフラックス等の異物が、カバーに大気導
入孔を設けた従来と異なり、大気導入孔を通してボディ
の内部に侵入して圧力センサチップを腐食することがな
く、その圧力センサチップを高寿命化でき、また異物に
よって大気導入孔がつまることもない。
に実装すれば、ボディに設けられた大気導入孔の外部開
口端12aが実装基板8と反対側に位置するから、半田
付け時に半田のフラックス等の異物が、カバーに大気導
入孔を設けた従来と異なり、大気導入孔を通してボディ
の内部に侵入して圧力センサチップを腐食することがな
く、その圧力センサチップを高寿命化でき、また異物に
よって大気導入孔がつまることもない。
【0029】請求項2記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、圧力センサチップとプリント基板と
をワイヤボンディングした状態でプリント基板面をシリ
コンゲルでもって被覆すれば、大気導入孔が筒状に形成
されプリント基板面から突出しているから、シリコンゲ
ルが大気導入孔に入ってつまることなくプリント基板に
塗布されて、ワイヤボンディング部とプリント基板に形
成された回路とをボディの内部に侵入した水分から保護
できる。
のの効果に加えて、圧力センサチップとプリント基板と
をワイヤボンディングした状態でプリント基板面をシリ
コンゲルでもって被覆すれば、大気導入孔が筒状に形成
されプリント基板面から突出しているから、シリコンゲ
ルが大気導入孔に入ってつまることなくプリント基板に
塗布されて、ワイヤボンディング部とプリント基板に形
成された回路とをボディの内部に侵入した水分から保護
できる。
【0030】請求項3記載のものは、請求項2記載のも
のの効果に加えて、筒状に形成された大気導入孔がボデ
ィと一体形成されているから、大気導入孔を得るための
管状の新規部品を必要とせず、コストを安価にできる。
のの効果に加えて、筒状に形成された大気導入孔がボデ
ィと一体形成されているから、大気導入孔を得るための
管状の新規部品を必要とせず、コストを安価にできる。
【0031】請求項4記載のものは、請求項1記載のも
のの効果に加えて、プリント基板に補助端子が設けられ
端子と当接してその当接部でもって接合固定されるか
ら、プリント基板の回路と端子とを電気的に接続して、
かつ、接合時の加熱部が局所化されるので、プリント基
板の温度を上昇させることなくボディとプリント基板と
を短時間に固定して、プリント基板に形成された回路及
び搭載された素子を熱障害から保護できる。
のの効果に加えて、プリント基板に補助端子が設けられ
端子と当接してその当接部でもって接合固定されるか
ら、プリント基板の回路と端子とを電気的に接続して、
かつ、接合時の加熱部が局所化されるので、プリント基
板の温度を上昇させることなくボディとプリント基板と
を短時間に固定して、プリント基板に形成された回路及
び搭載された素子を熱障害から保護できる。
【図1】本発明の第1実施形態を示す側断面図である。
【図2】同上の正面図である。
【図3】同上の斜視図である。
【図4】本発明の第2実施形態を示す斜視図である。
【図5】従来例を示す側断面図である。
1 ボディ 1a 内部 11 圧力導入管 11a 圧力導入管端面 11b 流入孔 12a 外部開口端 12b 大気導入孔 2 圧力センサチップ 3 プリント基板 3f 補助端子 4 端子 5 ワイヤ 6 カバー 7 シリコンゲル 8 実装基板
Claims (4)
- 【請求項1】 カバーが覆設される樹脂製のボディと、
ボディの内部と外部とを連通し圧力測定対象である流体
が流入する圧力導入管と、ボディの内部で圧力導入管端
面に密着固定されて圧力を電気信号に変換する圧力セン
サチップと、ボディに装着されて圧力センサチップとワ
イヤボンディングでもって接続されるプリント基板と、
プリント基板に接続されてボディの外部に導出される端
子と、外部開口端からボディの内部に大気を導入する大
気導入孔と、を備え、端子が実装基板に実装され、流体
の圧力と大気との差圧に基づいて流体の圧力を測定する
圧力センサにおいて、 前記大気導入孔は、前記外部開口端が前記ボディに対し
前記実装基板と反対側に位置するように前記ボディに設
けられたことを特徴とする圧力センサ。 - 【請求項2】 前記プリント基板がシリコンゲルでもっ
て被覆されたものであって、前記大気導入孔は筒状に形
成されプリント基板面から突出したことを特徴とする請
求項1記載の圧力センサ。 - 【請求項3】 前記大気導入孔は前記ボディと一体形成
されてなることを特徴とする請求項2記載の圧力セン
サ。 - 【請求項4】 前記端子と当接して接合固定される補助
端子が、前記プリント基板に設けられたことを特徴とす
る請求項1記載の圧力センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33656195A JPH09178596A (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 圧力センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33656195A JPH09178596A (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 圧力センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09178596A true JPH09178596A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18300422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33656195A Pending JPH09178596A (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 圧力センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09178596A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013122141A1 (ja) * | 2012-02-16 | 2013-08-22 | 北陸電気工業株式会社 | 圧力センサモジュール |
JP2014209109A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-11-06 | 北陸電気工業株式会社 | センサモジュール |
WO2016204389A1 (ko) * | 2015-06-15 | 2016-12-22 | 주식회사 아이티엠반도체 | 압력센서장치 및 그 제조방법 |
KR20160147504A (ko) * | 2015-06-15 | 2016-12-23 | 주식회사 아이티엠반도체 | 압력센서장치 및 그 제조방법 |
WO2017164549A1 (ko) * | 2016-03-23 | 2017-09-28 | 주식회사 아이티엠반도체 | 압력 센서 장치와 압력 센서 조립체 및 압력 센서 장치의 제조 방법 |
JP2019023594A (ja) * | 2017-07-25 | 2019-02-14 | 京セラ株式会社 | タイヤ空気圧検知装置 |
CN114459665A (zh) * | 2022-02-10 | 2022-05-10 | 南京沃天科技股份有限公司 | 一种易装配差压变送器结构 |
-
1995
- 1995-12-25 JP JP33656195A patent/JPH09178596A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013122141A1 (ja) * | 2012-02-16 | 2013-08-22 | 北陸電気工業株式会社 | 圧力センサモジュール |
CN104114990A (zh) * | 2012-02-16 | 2014-10-22 | 北陆电气工业株式会社 | 压力传感器模块 |
KR20140127823A (ko) * | 2012-02-16 | 2014-11-04 | 호쿠리쿠 덴키 고교 가부시키가이샤 | 압력 센서 모듈 |
JP2014209109A (ja) * | 2013-03-27 | 2014-11-06 | 北陸電気工業株式会社 | センサモジュール |
US10648880B2 (en) | 2015-06-15 | 2020-05-12 | Itm Semiconductor Co., Ltd. | Pressure sensor device and manufacturing method thereof |
KR20160147504A (ko) * | 2015-06-15 | 2016-12-23 | 주식회사 아이티엠반도체 | 압력센서장치 및 그 제조방법 |
CN107820566A (zh) * | 2015-06-15 | 2018-03-20 | Itm半导体有限公司 | 压力传感器装置及其制造方法 |
WO2016204389A1 (ko) * | 2015-06-15 | 2016-12-22 | 주식회사 아이티엠반도체 | 압력센서장치 및 그 제조방법 |
WO2017164549A1 (ko) * | 2016-03-23 | 2017-09-28 | 주식회사 아이티엠반도체 | 압력 센서 장치와 압력 센서 조립체 및 압력 센서 장치의 제조 방법 |
US10900855B2 (en) | 2016-03-23 | 2021-01-26 | Itm Semiconductor Co., Ltd. | Pressure sensor apparatus and method for manufacturing pressure sensor apparatus and pressure sensor assembly |
JP2019023594A (ja) * | 2017-07-25 | 2019-02-14 | 京セラ株式会社 | タイヤ空気圧検知装置 |
CN114459665A (zh) * | 2022-02-10 | 2022-05-10 | 南京沃天科技股份有限公司 | 一种易装配差压变送器结构 |
CN114459665B (zh) * | 2022-02-10 | 2023-09-26 | 南京沃天科技股份有限公司 | 一种易装配差压变送器结构 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0890830B1 (en) | Pressure sensor | |
CN1332190C (zh) | 压力传感器组件 | |
JP4118990B2 (ja) | 圧力センサ | |
CN115790957A (zh) | 温度压力传感器 | |
JPH09178596A (ja) | 圧力センサ | |
JPH08334426A (ja) | 圧力センサ | |
JP3697862B2 (ja) | 圧力検出装置 | |
JPH11326088A (ja) | 圧力センサとその製造方法 | |
JP2782572B2 (ja) | 圧力センサとその製造方法 | |
JP3103526B2 (ja) | 圧力センサとその製造方法 | |
JP3009971B2 (ja) | 圧力センサ | |
CN115144124B (zh) | 传感器和阀组件 | |
JP2004309329A (ja) | 圧力センサ | |
JP3149396B2 (ja) | 圧力センサの製造方法 | |
JP3081179B2 (ja) | 圧力センサとその製造方法 | |
CN218781940U (zh) | 温度压力传感器 | |
JPH10209469A (ja) | 半導体圧力センサ | |
CN113108832B (zh) | 传感器 | |
JPH09178595A (ja) | 圧力センサ | |
JP3349489B2 (ja) | 圧力センサとその製造方法 | |
JPH062189U (ja) | 圧力センサ | |
JPH0544616B2 (ja) | ||
JP2854268B2 (ja) | 圧力センサ装置とその製造方法 | |
JP2006194682A (ja) | 温度センサ一体型圧力センサ装置 | |
JPH11351989A (ja) | 圧力センサ |