JPH09178421A - 画像データの中心検出方法 - Google Patents

画像データの中心検出方法

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JPH09178421A
JPH09178421A JP7350638A JP35063895A JPH09178421A JP H09178421 A JPH09178421 A JP H09178421A JP 7350638 A JP7350638 A JP 7350638A JP 35063895 A JP35063895 A JP 35063895A JP H09178421 A JPH09178421 A JP H09178421A
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JP
Japan
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image data
center
data
detecting
minimum
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Pending
Application number
JP7350638A
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English (en)
Inventor
Sumiaki Adachi
澄昭 安達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、検出すべき媒体の大きさが未知で
あっても正確に媒体の中心位置を検出でき、しかも画像
データを取込みながら媒体の画像データ中心位置を高速
に求めることができる画像データの中心検出方法の提供
を目的とする。 【解決手段】この発明は、媒体を光学的に捉えた画像デ
ータから同画像データの中心を検出する画像データの中
心検出方法であって、この画像データの縦横の走査出力
の画素分布から特定される縦横の各ラインの中心位置を
求め、この求めた各中心位置から画像データの中心を求
めることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、硬貨等の媒体を
光学的に読取る画像処理装置に適用されるような画像デ
ータの中心検出方法に関し、さらに詳しくは媒体の画像
データの中心位置を速く正確に検出する画像データの中
心検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像処理装置に取込んだ媒体の
画像データを光学的に検出する場合、その捉えた画像デ
ータから硬貨等を検出している。以下、硬貨の検出例に
ついて説明すると、 1、予め用意した円形のマスクデータを用いて、画像デ
ータの端から端までくまなくマスクデータを移動させ、
移動した各点でマスクデータとの相関をとり、最も相関
の大きい所に円形があると検出する円形物の検出方法が
知られている。
【0003】しかし、この場合は円形物の大きさが既知
でなければマスクパターンを作成できないため、未知の
円形物を検出できなかった。また、画像データの端から
端までマスクデータを動かし、各点でマスクパターンと
の相関をとって検出する方法のため、このマスクデータ
の大きさに比例して計算時間がかかる問題を有してい
た。
【0004】2、Hough変換を用いて、画像データ
の各画素に対応する点を特徴空間に変換して描画するこ
とによって、円形物を検出する検出方法が知られてい
る。
【0005】しかし、この場合はデータ変換時に円形物
の大きさが既知でなければ変換できないため、未知の円
形物を検出できなかった。また、画像データの各点に対
する特徴空間の円を描くため、その各点のデータ変換に
時間がかかり、さらに各点に対する特徴空間の円を描く
とき、円の重なった所をカウントアップするため、3次
元のメモリ構成が必要となり、この特徴空間に描画する
ためのメモリが多く必要となる。
【0006】3、画像データの円周であろうと思われる
2点から円形物の曲率を求め、続いて円形物の中心、半
径を求めて円形物を検出する検出方法が知られている。
【0007】しかし、この場合は画像に汚れがあるとデ
ータがずれて正規の中心位置が検出できず、それゆえ円
周が既知でなければ検出できず、また画像データを取込
んだ後に検出処理する方法のため検出時間が長くかかっ
ていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、検
出すべき媒体の大きさが未知であっても正確に媒体の中
心位置を検出でき、しかも画像データを取込みながら媒
体の画像データ中心位置を高速に求めることができる画
像データの中心検出方法の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
媒体を光学的に捉えた画像データから同画像データの中
心を検出する画像データの中心検出方法であって、この
画像データの縦横の走査出力の画素分布から特定される
縦横の各ラインの中心位置を求め、この求めた各中心位
置から画像データの中心を求めることを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、画像データの中心
を算出するとき、縦横の各ラインを走査しながら算出す
ることを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、縦横の各ラインを
走査出力した走査出力値が画像データの中心を特定する
有効検出要素か否かを判定することを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、画像データが捉え
た円形物の媒体に対し、その画像データから媒体の中心
を求めることを特徴とする。
【0013】
【作用】この発明によれば、取込んだ画像データから媒
体の中心を検出する際、画像データの縦方向の走査出力
の画素分布と、横方向の走査出力の画素分布とから縦横
の各ラインの中心位置を特定し、この特定した各中心位
置から画像データの中心を求める。
【0014】また、画像データの中心を算出する際、縦
横の各ラインを走査しながら算出する。
【0015】さらに、縦横の各ラインを走査出力したと
きの走査出力値が画像データの中心を特定するのに有効
な有効検出要素かあるいは無効検出要素かを判定し、有
効検出要素だけを取扱って画像データの中心を検出す
る。
【0016】また、円形物の媒体の画像データからその
中心を求める。
【0017】
【発明の効果】この結果、画像データの縦横方向の各ラ
インの中心位置の分布から画像データの中心を求める検
出方法のため、媒体の大きさが既知でなくても検出する
ことができ、特に画像データを取込みながら画像データ
の中心を検出する方法のため、検出処理時間に無駄がな
くなり高速に検出できる。さらに、検知したデータ値が
無効検知要素の場合はそのデータ値を排除して無効とす
るため、有効データのみを的確に捉えて正確に媒体を検
出することができる。
【0018】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図1は自動預金支払機の硬貨処理ユニットに内
蔵される硬貨検出装置11を示し、この硬貨検出装置1
1はベルト搬送路12上に載って一定速度で搬送される
硬貨13を上方からCCDイメージセンサ14で光学的
に検知し、この光学検知した画像データを画像処理装置
15が取込んで画像処理する。このときに画像処理して
得られた硬貨鑑別データを制御系に出力する。
【0019】図2は硬貨を光学検知した画像データ21
の入力例を示し、CCDイメージセンサ14が平面的に
搬送される硬貨13の円形面を光学的に捉え、この捉え
た円形面の画像データ21を画像処理装置15が取込ん
で硬貨を鑑別する。図中、22は閾値以上のデータを有
する円形検知点、23は捉えた画像データの中心を示
す。
【0020】図3は画像データの処理手順に沿って示す
画像処理装置15の制御回路ブロック図を示し、この画
像処理装置15は閾値比較器31、横(X)方向最小位
置比較器32、X方向最大位置比較器33、X方向最小
位置メモリ34、X方向最大位置メモリ35、X方向中
心演算器36、X方向の各行に対する演算結果待機メモ
リ37、縦(Y)方向最小位置比較器38、Y方向最大
位置比較器39、Y方向最小位置メモリ40、Y方向最
大位置メモリ41、Y方向中心演算器42、Y方向の各
行に対する演算結果待機メモリ43、マルチプレクサ4
4、中心演算器45を有して構成される。
【0021】このように構成された画像処理装置15を
用いて硬貨13を鑑別する際の処理動作を図2の画像デ
ータおよび図3の画像処理手順に沿って説明する。今、
CCDイメージセンサ14が硬貨13の円形状の画像デ
ータ21を捉え、これを画像処理装置15が取込んだと
き、画像データ21は取込まれながらX方向へ順に入力
され、X方向の右端まで行くと、Y方向に1ラインずら
して再びX方向の左端から順にデータを取込む(閾値比
較器31)。
【0022】このX方向に対して取込んだデータの内、
最初に閾値以上有する画素をX方向の最小位置に設定し
(X方向最小位置比較器32)、その設定したX方向の
最小位置を記憶する(X方向最小位置メモリ34)。
【0023】同様に、X方向に対して取込んだデータの
内、最後に閾値以上有する画素をX方向の最大位置に設
定し(X方向最大位置比較器33)、その設定したX方
向の最大位置を記憶する(X方向最大位置メモリ3
5)。
【0024】続いて、1つのX方向(1行)の端部に到
着した時点で、その1行における最小位置と最大位置を
各メモリ34,35から読出して、その1行のX方向の
中心位置を演算して求める。
【0025】この1行のX方向の中心位置は、 中心位置=(最小位置/最大位置)/2 で求められる(X方向中心演算器36)。
【0026】X方向の各行について全ての中心位置の演
算結果が取込まれると(X方向の各行に対する演算結果
待機メモリ37)、その中心位置の分布を調べて、最も
分布の高い所をX方向の中心位置として求める(中心演
算器45)。
【0027】また、Y方向に対しても、X方向と同様な
検出手順によってY方向の中心位置を求める。このY方
向の中心位置を求めるとき、画像処理装置15は画像デ
ータを取込んだとき、画像データ21は取込まれながら
Y方向へ順に入力され、Y方向の下端まで行くと、X方
向に1ラインずらして再びY方向の上端から順にデータ
を取込む(閾値比較器31)。
【0028】Y方向に対して取込んだデータの内、最初
に閾値以上有する画素をY方向の最小位置に設定し(Y
方向最小位置比較器38)、その設定したY方向の最小
位置を記憶する(Y方向最小位置メモリ40)。
【0029】同様に、Y方向に対して取込んだデータの
内、最後に閾値以上有する画素をY方向の最大位置に設
定し(Y方向最大位置比較器39)、その設定したY方
向の最大位置を記憶する(Y方向最大位置メモリ4
1)。
【0030】続いて、1つのY方向(1列)の端部に到
着した時点で、その1列における最小位置と最大位置を
各メモリ40,41から読出して、その中心位置を演算
して求める。
【0031】この1列のY方向の中心位置は、 中心位置=(最小位置/最大位置)/2 で求められる(Y方向中心演算器42)。
【0032】Y方向の各列について全ての中心位置の演
算結果が取込まれると(Y方向の各列に対する演算結果
待機メモリ43)、その中心位置の分布を調べて、最も
分布の高い所をY方向の中心位置として求める(中心演
算器45)。
【0033】また、中心演算器45は最後にX方向およ
びY方向の両データの多重伝送(マルチプレクサ44)
に基づいて、硬貨の中心位置の座標を精度よく検出して
硬貨を鑑別する。
【0034】このように、画像データのXY方向の各中
心位置から画像データの中心を求める検出方法のため、
国内および国外の流通硬貨を取扱い許容して共用検出す
るような場合に、未知の硬貨の大きさに拘らず検出する
ことができ、汎用性の高い検出ができる。また、画像デ
ータを取込みながら画像データの中心を検出する方法の
ため、画像データの取込み完了時にデータの分布を演算
するだけで画像データの中心を求めることができ、検出
処理時間の短縮を図って高速に検出できる。
【0035】さらに、使用するメモリはXY方向の各ラ
イン分の最小位置メモリ、最大位置メモリおよびその待
避メモリを持つだけで構成でき、また演算処理も単純な
加算とシフトのみで構成できるため、構成が簡素化して
低コスト化が図れる。また、画像が汚れていても、分布
的に判断して検出する方法のため、画像汚れによるデー
タのずれが生じず、画像の汚れに悪影響を受けない安定
した検出が得られる。さらに、XY方向の各ラインの最
小位置データ、最大位置データを取込む際に、その間隔
が一定以上離れていない場合は、円の周辺とは見なさ
ず、そのときは円以外の外部あるいは円周がかすれたり
途切れていたりノイズの発生原因と判断し、それゆえ中
心位置の演算を省くことにより、不安定要素のデータを
取込まなくなり、このためにデータのずれを防ぐことが
できる。また、硬貨検出時に、同じ位置が連続して続い
ているベルト搬送路の端縁部分やその継目等の直線部分
を検出しても、検出したラインの最小位置データ、最大
位置データが連続して一定に続いていることから同様に
円の周辺とは見なさず、そのデータを省くことにより、
不安定要素のデータを取込まなくなる。
【0036】この発明と、上述の一実施例の構成との対
応において、この発明の画像データの中心検出方法の検
出例は、実施例の硬貨検出装置11に対応し、以下同様
に、媒体は、硬貨13に対応し、有効検出要素は、円形
検知点22に対応するも、この発明は上述の一実施例の
構成のみに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の硬貨検出装置の硬貨検出状態を示す
概略説明図。
【図2】この発明の光学検知した画像データの入力例を
示す要部説明図。
【図3】この発明の画像処理手順に沿って示す画像処理
装置の制御回路ブロック図。
【符号の説明】
11…硬貨検出装置 13…硬 貨 14…CCDイメージセンサ 15…画像処理装置 21…画像データ 22…円形検知点 23…画像データの中心 31…閾値比較器 36…X方向中心演算器 42…Y方向中心演算器 45…中心演算器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】媒体を光学的に捉えた画像データから同画
    像データの中心を検出する画像データの中心検出方法で
    あって、上記画像データの縦横の走査出力の画素分布か
    ら特定される縦横の各ラインの中心位置を求め、この求
    めた各中心位置から画像データの中心を求める画像デー
    タの中心検出方法。
  2. 【請求項2】画像データの中心を算出するときは、縦横
    の各ラインを走査しながら算出することを特徴とする請
    求項1記載の画像データの中心検出方法。
  3. 【請求項3】縦横の各ラインを走査出力した走査出力値
    が画像データの中心を特定する有効検出要素か否かを判
    定する請求項1記載の画像データの中心検出方法。
  4. 【請求項4】円形物の媒体に対し、その媒体の画像デー
    タの中心を求める請求項1、2または3記載の画像デー
    タの中心検出方法。
JP7350638A 1995-12-21 1995-12-21 画像データの中心検出方法 Pending JPH09178421A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102519359A (zh) * 2011-12-12 2012-06-27 山东明佳包装检测科技有限公司 一种pet瓶标签的检测方法
JP2012133316A (ja) * 2010-11-30 2012-07-12 Canon Inc 情報処理装置、及び、情報処理方法、画像形成装置
KR20160092374A (ko) * 2015-01-27 2016-08-04 인천대학교 산학협력단 동전 금액 자동 계산 방법 및 그 시스템

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