JPH11132966A - 欠陥検査装置用蛇行追従装置 - Google Patents

欠陥検査装置用蛇行追従装置

Info

Publication number
JPH11132966A
JPH11132966A JP9300978A JP30097897A JPH11132966A JP H11132966 A JPH11132966 A JP H11132966A JP 9300978 A JP9300978 A JP 9300978A JP 30097897 A JP30097897 A JP 30097897A JP H11132966 A JPH11132966 A JP H11132966A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inspection
area
meandering
inspection area
line image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9300978A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Fuse
正樹 布施
Shintaro Tashiro
慎太郎 田代
Tokuyuki Ikeda
徳之 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP9300978A priority Critical patent/JPH11132966A/ja
Publication of JPH11132966A publication Critical patent/JPH11132966A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の検査領域がある検査対象物が蛇行する
場合でも、高精度で蛇行に追従して欠陥検査可能な欠陥
検査装置用蛇行追従装置を提供する。 【解決手段】 欠陥検査装置用蛇行追従装置は、ライン
イメージセンサの各々について、画像読み取り有効領域
を基準として検査対象物の蛇行がない状態での検査領域
の位置を基準検査領域として設定する手段と、検査対象
物の蛇行量を検出する蛇行量検出手段と、基準検査領域
の位置に蛇行量を加算して得られる仮想検査領域で且つ
有効領域である部分を実検査領域として設定する手段
と、ラインイメージセンサの出力信号を2値化するため
の、実検査領域と非実検査領域とでそれぞれ異なる閾値
を格納する閾値メモリとを備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラインイメージセ
ンサを使用して、少なくとも1つの検査領域を有し、蛇
行する検査対象物の欠陥検査を行う欠陥検査装置用蛇行
追従装置に関する。検査対象物としては、金属の連続シ
ート、フィルム、不織布、蒸着フィルム等がある。
【0002】
【従来の技術】従来の欠陥検査装置における蛇行追従方
式として、特開平08-145908 号公報に記載のものが知ら
れている。この従来方式は、検査対象物が蛇行した場
合、検査対象物と背景のエッジ位置を検出し、エッジ位
置と予め蛇行のない状態で検出された基準位置とのずれ
に基づいて閾値メモリに格納される検査ウインドウの位
置を補正する方式である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、ライ
ンイメージセンサにより検査される検査領域に対応する
検査ウインドウの位置を補正するのみであるため、下記
の検査対象には対応できないという課題がある。 1)走行するシート状の検査対象物を検査する場合は、
シートの幅と検出すべき最小欠陥サイズにより異なる
が、通常、複数台のラインイメージセンサを使用する。
このため、1つの検査領域が隣接する2つ以上のライン
イメージセンサにより走査されることがある。この場合
に、上記従来の方式では各ラインイメージセンサの検査
ウインドウの位置を変更するだけで、検査ウインドウの
幅は変更していないので、上記の重なった検査領域にお
ける欠陥検出はできないという課題がある。
【0004】2)検査対象物のエッジが、ラインイメー
ジセンサの視野の境界部分にある場合、検査対象物の蛇
行により検査ウインドウがラインイメージセンサの視野
内になったり、視野外になったり、検査ウインドウの数
が変化したりすることがある。上記従来の方式では、各
ラインイメージセンサの検査ウインドウの位置を変更す
るだけで、検査ウインドウの有無や検査ウインドウの数
を判定していないので、上記のように検査ウインドウが
視野外になったり、検査ウインドウの数が変化したりす
ると、検査をすることができないという課題がある。
【0005】3)スリットされて、即ち、走行方向に切
断されて、複数の検査領域に分割された検査対象物の場
合、各検査領域の幅より蛇行量が大きいと、ラインイメ
ージセンサにより検出中の検査領域がどの検査領域かを
判定できなくなることがあるという課題がある。また、
蛇行量が大きいと各ラインイメージセンサの視野内にあ
る検査領域の位置、幅、数が変化するが、上記従来方式
では、検査領域の位置、幅、数に応じて検査ウインドウ
の位置、幅、数を変更していないので、このように、蛇
行量が大きくて各ラインイメージセンサの視野内にある
検査領域の位置、幅、数が変化すると、検査をすること
ができないという課題がある。
【0006】4)検査後にスリットされる検査対象物の
場合は、検査中はまだエッジがないのでラインイメージ
センサによりエッジを検出できず、何番目のスリット位
置を検査したのかを判定できないという課題がある。本
発明の目的は、上記のような場合でも、高精度で蛇行に
追従して欠陥検査を行うことが可能な欠陥検査装置用蛇
行追従装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、各ラインイメージセンサ毎に、仮想検
査領域を設定し、いずれかのラインイメージセンサの画
像データからエッジ座標を検出し、このエッジ座標から
実検査領域を設定するようにした。すなわち、本発明に
より提供されるものは、ラインイメージセンサの各々に
ついて、ラインイメージセンサの画像読み取り有効領域
を基準として検査対象物の蛇行がない状態での検査領域
の位置を基準検査領域として設定する手段と、ラインイ
メージセンサの少なくとも1つの出力信号から、検査対
象物の蛇行量を検出する蛇行量検出手段と、ラインイメ
ージセンサの各々について、基準検査領域の位置に蛇行
量を加算して得られる仮想検査領域で且つ有効領域であ
る部分を実検査領域として設定する手段と、ラインイメ
ージセンサの出力信号を2値化するための、実検査領域
と非実検査領域とでそれぞれ異なる閾値を格納する閾値
メモリとを備えた欠陥検査装置用蛇行追従装置である。
【0008】各ラインイメージセンサ毎に、基準検査領
域の位置に蛇行量を加算して得られる仮想検査領域で且
つそのラインイメージセンサの有効領域である部分を実
検査領域として設定するようにしたので、検査対象物が
蛇行して、その仮想検査領域が隣接する2つのラインイ
メージセンサの有効領域内にある場合や、仮想検査領域
の数や位置が蛇行により1つのラインイメージセンサの
有効領域内で変動しても、その仮想検査領域自体は蛇行
に追従している。仮想検査領域は、各ラインイメージセ
ンサの有効領域内の実検査領域に分割され、その分割さ
れた実検査領域に対応する検査ウインドウが作成される
ので、このような場合でも検査対象物の欠陥の有無を検
査することができるようになる。
【0009】また、検査後にスリットされる検査対象物
の場合でも、それぞれ実検査領域を設定し、それに対し
て検査ウインドウを設定しており、検査ウインドウを確
実に設定できるので、何番目のスリット位置を検査した
かが確実に把握できるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明による欠陥検査装置
用蛇行追従装置の実施の形態の好ましい実施例を図面に
よって説明する。図1は本発明の実施例による仮想検査
領域と実検査領域の関係を示す図である。
【0011】なお、以下の説明において「検査領域」と
は検査を行う領域をいう。即ち検査対象物の全ての範囲
を検査する場合は検査対象物が検査領域であり、背景が
非検査領域である。検査対象物の一部を検査領域とする
ことも可能である。「基準検査領域」とは、各ラインイ
メージセンサの素子について設定される領域であって、
検査対象物が蛇行しない状態で、ラインイメージセンサ
がその視野範囲からの光を受光する場合、検査領域から
の光を受光する素子の範囲を示すものである。なお、素
子の範囲はラインイメージセンサの任意の素子を基準と
して設定されたラインイメージセンサの素子の番号によ
って表される。基準検査領域は検査領域が各ラインイメ
ージセンサの有効領域外にある場合でも設定できる。例
えばラインイメージセンサA,Bを2台並べて検査対象
物上の1ラインを読み取るように設置した場合、ライン
イメージセンサBのみによって読み取ることができる領
域についても、両ラインイメージセンサの位置関係から
ラインイメージセンサAの素子番号を基準にした素子番
号として表すことができる。
【0012】また、「仮想検査領域」とは各ラインイメ
ージセンサの素子について設定される領域であって、検
査領域からの光を受光する素子の範囲を示すものであ
る。なお、素子の範囲はラインイメージセンサの任意の
素子を基準として設定されたラインイメージセンサの素
子の番号によって表される。仮想検査領域は、基準検査
領域と蛇行後の検査領域のずれに対応する素子数を基準
検査領域の素子番号に加算することにより算出される。
仮想検査領域は基準検査領域を設定する場合と同様に検
査領域が各ラインイメージセンサの有効領域外にある場
合でも設定できる。
【0013】「実検査領域」は、各ラインイメージセン
サの素子について設定される領域であって、仮想検査領
域全体のうち、各ラインイメージセンサの読取有効領域
内にあるものを各ラインイメージセンサの素子の範囲で
表したものである。図1において、No.1からNo.
6までの6種類の状態について、斜線で示した検査領域
と1つのラインイメージセンサの有効領域との関係、実
検査領域を設定するための条件、及びその条件により定
まる実検査領域の始点と終点を示している。非検査領域
は白色で示されている。S及びEはそれぞれラインイメ
ージセンサの有効領域の始点及び終点である。isは仮
想検査領域の始点、ieは仮想検査領域の終点である。
S,E,とis,ieの関係は検査対象物の蛇行の程度
により以下のNo.1からNo.6の6種類に分類でき
る。
【0014】No.1とNo.6は、仮想検査領域is
〜ieがラインイメージセンサの有効領域S〜E内に無
い場合であり、この場合は仮想検査領域は実際にはこの
ラインイメージセンサにより撮像できないので、実検査
領域から削除される。No.2とNo.4は、仮想検査
領域is〜ieの一部がラインイメージセンサの有効領
域S〜E内に無い場合であり、この場合は、実検査領域
は、No.2では実検査領域の始点がisからSに修正
され、No.4では実検査領域の終点がieからEに修
正され、いずれの場合も実検査領域がSとEの間の範
囲、即ち、実際にこのラインイメージセンサで読み取る
ことができる範囲にあるように修正される。
【0015】No.5は、仮想検査領域is〜ieの範
囲内にラインイメージセンサの有効領域S〜Eの範囲が
収まる場合であり、実検査領域はラインイメージセンサ
の有効領域S〜Eに修正される。No.3は、仮想検査
領域is〜ieがラインイメージセンサの有効領域S〜
E内に有る場合であり、実検査領域は仮想検査領域is
〜ieと同じである。
【0016】このようにして、検査対象物の蛇行により
検査領域の位置が移動しても、各ラインイメージセンサ
毎に実検査領域の始点及び終点をその蛇行に追従して変
更する。図1においては、1つのラインイメージセンサ
と1つの仮想検査領域を用いて本発明の蛇行追従方式の
概略を説明したが、1つの検査対象物に対して複数のラ
インイメージセンサを用いてもよく、1つの検査対象物
に複数の仮想検査領域があってもよい。この場合は、各
ラインイメージセンサの実検査領域の始点及び終点を上
記と同様に定める。1つの仮想検査領域を2つの隣接す
るラインイメージセンサの実検査領域で分担する場合も
ある。また、1つのラインイメージセンサの有効領域内
に複数の実検査領域がある場合もある。
【0017】上記のようにして定めた実検査領域に対応
するように閾値メモリの検査ウインドウを設定すること
により、検査対象物の蛇行に追従して検査ウインドウの
位置、幅、及び数を変化させる。なお、「検査ウインド
ウ」とは閾値メモリ上の検査領域用閾値を有する範囲を
いう。図2は本発明の実施の形態による欠陥検査装置用
蛇行追従装置を示すブロック図である。同図において、
1はラインイメージセンサとして用いられるラインCC
Dカメラ、2は画像処理装置、12はホストコンピュー
タである。画像処理装置2はA/Dコンバータ3と、コ
ンパレータ4と、ランレングス符号化回路5と、基準値
メモリ6と、明欠陥検出用閾値および暗欠陥検出用閾値
の書き込みと読み出しに交互に使用される第1閾値メモ
リ7Aおよび第2閾値メモリ7Bと、例えば64KBの
容量の第1ランレングスバッファ8Aおよび第2ランレ
ングスバッファ8Bと、ランダムアクセスメモリ(RA
M)9と、中央処理装置(CPU)10と、ホストコン
ピュータ12との間で検査条件や検査結果などのデータ
を転送するための汎用インターフェース(GP−IB)
等のI/Oインターフェース11とを備えている。
【0018】図2においては、ラインCCDカメラ1と
画像処理装置2を、1組しか記載していないが、通常
は、検査対象物の幅に応じて複数のラインCCDカメラ
とそれらに対応する複数の画像処理装置とを使用する。
ラインCCDカメラ1は走行する検査対象物を読み取る
ものであり、例えば、三菱レイヨン株式会社製SCD型
のものを使用する。ラインCCDカメラ1には、例えば
素子数が1024〜5000素子、駆動周波数が10MHz 〜20MHz
のものがあり、検査内容により適正な機種を選択する。
例えば、検査対象物の幅が1200〜2400mm、ラインCCD
カメラ1が5000素子、分解能が0.1mm の場合は、5台の
ラインCCDカメラが必要となる。また、検査対象物の
幅が1200mmの場合は、ラインCCDカメラは2台または
3台で検査対象物の画像を入力できる。
【0019】ラインCCDカメラ1の出力信号を2値化
するための閾値メモリ7A及び7Bはそれぞれ、例え
ば、8ビット/画素でのメモリであり、一方が閾値メモ
リへの書き込みを行っている間に他方はすでに書き込ま
れた閾値を読み出して2値化処理を行うという動作を交
互に使用することで連続的に検査可能としている。ま
た、明欠陥、暗欠陥を同時に検出する場合は、各系列と
も2行分の容量となる。
【0020】閾値メモリ7A及び7Bには検査対象物の
蛇行に追従して検査ウインドウが作成される。検査ウイ
ンドウの内容は、実検査領域では所定値Aに、非実検査
領域では所定値Bに設定する。所定値Aは、検出すべき
欠陥を検出するための閾値であり、予め設定した固定
値、または、背景の出力値に対する比率としている。A
の値は、検出すべき欠陥の内容により適正な値を設定す
る。所定値Bは、どのような画像データであっても欠陥
を検出しないための閾値である。所定値Bは、例えば、
閾値メモリ8A及び7Bはそれぞれ8ビット/ 素子の場
合には、明欠陥検出の場合は255、暗欠陥検出の場合
は0としている。
【0021】ラインCCDカメラ1の少なくとも1つの
出力信号から検査対象物の蛇行量を検出する蛇行量検出
手段は、検査対象物のエッジを検出する手段を備えてい
る。このエッジ検出手段としては、ラインCCDカメラ
1の出力画像データを基準メモリ6に記録し、この画像
データが予め設定した出力値以下、あるいは以上に変化
した位置をエッジとする場合と、予め指定した距離で隣
接する画素との差分値で検出する場合の2種類がある。
いずれを採用するかは、検査対象のエッジ部分の状態で
選択する。前者は、背景、検査対象の出力レベルが安定
していれば、多少ボケがあっても適正位置を検出できる
という長所がある。後者はエッジ部分の変化がある程度
大きければ、検査対象の出力レベルが複数種類あっても
適正位置を検出できるという長所がある。
【0022】エッジ検出手段により検出されたエッジ
と、蛇行のない基準エッジとの差であるオフセット値を
ホストコンピュータ12で計算し、そのオフセット値を
I/Oインターフェース11を介してCPU10に送
り、CPU10はそのオフセット値、即ち、蛇行量をR
AM9に書き込む。そして、CPU10の制御のもとに
蛇行量に基づいて第1の閾値メモリ7A又は第2の閾値
メモリ7Bの検査ウインドウが更新される。
【0023】したがって、蛇行量検出手段は、ラインC
CDカメラ1と、A/Dコンバータ3と、基準値メモリ
6と、RAM9と、CPU10と、I/Oインターフェ
ース11と、ホストコンピュータ12で構成される。検
査対象物が狭い幅の場合は、複数台のラインイメージセ
ンサのうち、検査対象物の画像が含まれないことがあ
る。この場合は、エッジ座標が検出されないことで、判
別できる。エッジ座標と基準座標との差が蛇行量であ
る。
【0024】後に詳述するように、各ラインイメージセ
ンサの実検査領域は、ラインCCDカメラ1の各々につ
いて、仮想検査領域の位置に蛇行量を加算して得られる
領域で且つ前記有効領域である部分である。次に図2の
装置の動作を図3及び図4により説明する。図3は図2
におけるホストコンピュータ12とCPU10の動作を
説明するフローチャート、図4は図3のフローチャート
を図解して説明する図である。
【0025】図3のステップS1で、最初に検査対象物
の仮想検査領域をホストコンピュータ12からRAM9
に設定する。この設定動作は、図4のNo.1からN
o.4までのステップで行われる。即ち、図4のステッ
プNo.1において、例えば3台のラインCCDカメラ
1a、1b、及び1cを所定位置に設置し、且つ、検査
対象物40内で欠陥を検査すべき場所である検査領域の
座標を、例えば検査対象物の左端の座標Bを基準として
設定する。基準座標は上記の座標Bに限定される必要は
なく、任意の座標でよい。例えば、1つのラインCCD
カメラの左端の素子に対応する検査対象物上の位置の座
標としてもよい。図4の例においては、3つの検査領域
40a、40b、及び40cが存在する。検査領域40
aの始点の座標はs1、終点の座標はe1であり、検査
領域40bの始点の座標はs2、終点の座標はe2であ
り、検査領域40cの始点の座標はs3、終点の座標は
e3である。
【0026】次に図4のステップNo.2で各カメラの
視野範囲のうち、画像データを読み取る有効領域をホス
トコンピュータ12に設定する。この設定は、各カメラ
を上記のように所定位置に設置した後に、隣接するカメ
ラ間の視野の重複部分に何らかの被撮像物を置いて撮像
することにより、視野の重複範囲を測定し、次いでその
重複範囲ができる限り小さくなるように、有効領域の終
点E1、E2、E3を定めることにより行われる。図4
においては、ラインCCDカメラ1aの有効領域とライ
ンCCDカメラ1bの有効領域の重複範囲はR1に設定
されており、ラインCCDカメラ1bの有効領域とライ
ンCCDカメラ1cの有効領域の重複範囲はR2に設定
されている。こうして設定されたラインCCDカメラ1
aの有効領域はS1からE1であり、ラインCCDカメ
ラ1bの有効領域はS2からE2であり、ラインCCD
カメラ1cの有効領域はS3からE3である。
【0027】次に図4のステップNo.3で、各ライン
CCDカメラを基準として、すべてのラインCCDカメ
ラの素子位置を設定する。図4においては、ラインCC
Dカメラ1bを基準として、すべてのラインCCDカメ
ラの素子位置を設定した場合が示されている。即ち、ラ
インCCDカメラ1bの有効領域はS2からE2であ
り、S2を基準とするとラインCCDカメラ1aの有効
領域の始点はS2−(E1−S1)+R1となり、E2
を基準とするとラインCCDカメラ1cの有効領域の終
点はE2+(E3−S3)−R2となる。
【0028】以上の設定をホストコンピュータ12にお
いて行った後に、図4のステップNo.4で、ホストコ
ンピュータ12は、各ラインCCDカメラ毎に仮想検査
領域をラインCCDカメラの画素単位の座標で表してホ
ストコンピュータ12から画像処理装置2内のRAM9
にその座標を記憶させる。図4のNo.4では、ライン
CCDカメラ1bからみたすべての仮想検査領域の画素
単位の始点is1、is2、is3、及び終点ie1、
ie2、ie3のみが示されているが、実際には、他の
ラインCCDカメラ1a及び1cからみた全ての仮想検
査領域の画素単位の始点及び終点も画像処理装置2内の
RAM9に格納される。したがって、ホストコンピュー
タ12及びRAM9は、ラインイメージセンサの各々に
ついて、該ラインイメージセンサの画像読み取り有効領
域を基準として検査対象物の蛇行がない状態での検査領
域の位置を仮想検査領域として設定する手段を構成す
る。なお、図4では仮想検査領域の全てを示している
が、最大蛇行量以上離れた仮想検査領域は省略できる。
【0029】以上で図3のステップS1の処理が終了
し、次いで、閾値メモリへの閾値の設定と欠陥検査と
を、検査対象物の蛇行に追従しながら実行する。基準メ
モリ6には、透過率あるいは反射率が均一である被写体
をラインCCDカメラ1a、1b、及び1cで撮像して
得られた1行分の画像をA/Dコンバータ3でディジタ
ルデータに変換したものを予め基準データとして記録し
ておく。この基準データは閾値を決定するために用いら
れる。
【0030】なお、欠陥の検出論理には2種類あり、明
欠陥検出の場合は、閾値メモリに設定された閾値より大
きい出力レベルを有する領域に対するコンパレータ4の
出力が“1”となるように閾値を設定し、暗欠陥検出の
場合は、閾値メモリ未満の出力レベルを有する領域にた
いするコンパレータ4の出力が“1”となるように閾値
を設定する。
【0031】従って、コンパレータ4により、欠陥部に
相当する領域が“1”、正常部に相当する領域が“0”
となる。コンパレータ4によるこの2値化データは、
“0”から“1”あるいは“1”から“0”への変化点
アドレスを得るランレングス符号化回路5によりランレ
ングス符号化され、ランレングスバッファ8A,8Bに
記憶される。
【0032】閾値は、基準メモリ6に格納されている各
画素毎の基準データと、予め設定された比率との積をと
して第1の閾値メモリ7A又は第2の閾値メモリ7Bに
記憶される。この計算は、各素子の基準データに基づ
き、RAM9に記録されている閾値決定プログラムによ
って行われ、新たな閾値が決定されると、閾値メモリ7
Aまたは7Bに記録される。従って、コンパレータ4
は、ラインCCDカメラ1の素子間バラツキや照明ムラ
やレンズの歪みを補正して各素子の出力信号を2値化す
ることができる。なお、画像データには欠陥部分が含ま
れる可能性があるため、複数行分の画像データを用い
て、平均化処理などにより欠陥の影響を低減させるよう
にしている。
【0033】ランレングス符号化回路5により得られた
ランレングス符号は、2系統のランレングスバッファ8
A,8Bに一時的に記憶される。各ランレングスバッフ
ァ8A,8Bとしては、例えば64KBの容量のものを
用いることができる。各ランレングスバッファ8A,8
Bに一時記憶されたランレングス符号は、交互にCPU
10により連結性処理の実行に使用される。なお、連結
性処理とは、複数の連続する走査ラインにおけるデータ
をライン間で比較しつつ処理することをいう。この連結
性処理を行うことによって、欠陥を認識し、形態的特徴
を測定できる。
【0034】検査装置では、連結性処理と閾値設定が行
われる。連結性処理が優先であり、連結性処理の空き時
間で閾値設定が行われる。閾値設定の処理内容は、次の
通りである。即ち、図3のステップS2で欠陥検査の終
了でないと判定されると、ステップS3にてラインCC
Dカメラ1a、1b、及び1cからの画像を画像処理装
置2が取り込む。
【0035】次に、図3のステップS4で、検査対象物
の蛇行量OFを検出するために、検査対象物のエッジ座
標ED(図4のステップNo.5を参照)を検出する。
蛇行量OFはOF=ED−Bとなる。図3のフローチャ
ートの1サイクル目では、蛇行量はゼロであるが、検査
対象物が走行するにしたがって蛇行する場合があるの
で、2サイクル目以降ではOFはゼロとは限らない。
【0036】次に、図3のステップS5で、CPU10
は、各ラインCCDカメラ毎に、仮想検査領域の位置に
エッジ座標を加算して得られる領域で且つそのラインC
CDカメラの有効領域である部分を実検査領域として設
定する。図4のステップNo.6ではラインCCDカメ
ラ1bについて、蛇行量OFだけ検査対象物が蛇行して
おり、したがって仮想検査領域40a、40b、及び4
0cもOFだけ図の右側にシフトしている。一方、ライ
ンCCDカメラ1bの固定の有効領域はS2からE2で
あり、仮想検査領域40b及び40cの一部はこの有効
領域の範囲外となっている。本発明の実施例では、蛇行
量だけずれた仮想検査領域のうち、ラインCCDカメラ
1bの有効領域に入る領域を実検査領域として第1の閾
値メモリ7A又は第2の閾値メモリ7Bに設定し、その
実検査領域を検査ウインドウとしてその中では第1の所
定閾値Aを設定し、非実検査領域内では第2の所定閾値
Bを設定する。図3のステップS6では、ラインCCD
カメラ1bの1つの実検査領域の始点はrs1で終点は
re1であり、他の1つの実検査領域の始点はrs2で
終点はre2である。
【0037】図3のフローチャートの1サイクル目では
1行分の画像をラインCCDカメラにより撮像し、第1
の閾値メモリ7Aに実検査領域の閾値Aを設定し、検査
は行わない。2サイクル目では次の1行分の画像をライ
ンCCDカメラにより撮像し、第2の閾値メモリ7Bに
実検査領域の閾値Aを設定し、第1の閾値メモリ7Aか
らは内容を読み出して、コンパレータ4にて現在撮像中
の画像データを比較する。
【0038】以下、検査対象物の検査終了まで、同様の
動作を繰り返す。これにより、蛇行に追従して実検査領
域が変化し、それにより閾値メモリ内の検査ウインドウ
の位置、幅、数が蛇行に応じて変化する。図5は、本発
明の欠陥検査例を示す図である。図5のラインCCDカ
メラ1a、1b、1cに対してスリットされている検査
対象物51a及び51bは蛇行するので、「発明が解決
しようとする課題」の欄に記載したように、従来は蛇行
の程度によっては、2つのラインCCDカメラで1つの
検査領域を撮像したり、検査領域がラインCCDカメラ
の視野外になったり視野内になったり、どのスリットを
検査しているか判定できなくなるという課題があった。
【0039】本発明はこれらの課題を図1から図4によ
り説明したようにして解決する。図5の(a)は、ライ
ンCCDカメラ1a、1b、1cと検査対象物51a、
51bとの配置関係を示している。ラインCCDカメラ
は図示例では3台であり、3台のラインCCDカメラの
視野は、検査対象物の蛇行を考慮して、(検査対象物+
蛇行量)よりも広い範囲に設定している。3台のライン
CCDカメラの視野内で非検査領域は52a、52b及
び52cであり、検査領域は53a及び53bと幅方向
に2つに別れている。
【0040】図5の(b1)及び(b2)は、2箇所の
ラインCCDカメラの入力画像の位置を示している。縦
に点線で区切った領域54a、54b、54cが各ライ
ンCCDカメラの有効領域である。この有効領域は固定
であるのに対して、検査対象物は蛇行しており、したが
って、検査領域も蛇行している。斜線で示した部分が非
検査領域であり、周辺部分と検査対象物51a及び51
bの間の隙間が含まれる。その他の部分が検査領域であ
る。ラインCCDカメラの読み取り位置に、暗欠陥ア及
びイを示している。検査対象物の左エッジ座標は、図5
の(b1)では、ラインCCDカメラ1aの有効領域内
にあるが、図5の(b2)では、蛇行により、ラインC
CDカメラ1bの有効領域内に移動している。
【0041】図5の(c1)及び(c2)はそれぞれ、
図5の(b1)及び(b2)の読み取り位置で読み取っ
たときの1行分のラインCCDカメラ波形と、閾値メモ
リの値を示している。図5の(c1)のラインCCDカ
メラ波形において、左方部は検査領域53aの一部であ
る実検査領域55a、中心部は非実検査領域55b、右
方部は検査領域53bの一部である実検査領域55cを
示している。閾値メモリの値は、実検査領域ではライン
CCDカメラ波形の値に対して50%、中心部は暗欠陥
検出の非検査領域であるため、" 0" に設定している。
【0042】図5の(c2)のラインCCDカメラ波形
は、左方部は非検査領域52aの一部である非実検査領
域56a、中心部は検査領域53aが蛇行した実検査領
域56b、右方部は非検査領域52bに対応する非実検
査領域56cを示している。閾値メモリの値は、図5の
(c1)と同様に、実検査領域はラインCCDカメラ波
形の値に対して50%、非実検査領域は、" 0" に設定
している。
【0043】図5の(d1)及び(d2)は、コンパレ
ータ4で2値化されたデータを示している。欠陥ア及び
イは、いずれも、ラインCCDカメラの出力値が閾値メ
モリの値よりも低いため、2値化後に" 1" となる。ま
た、欠陥以外の実検査領域、および、非実検査領域は"
0" となる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明による欠陥検
査装置用蛇行追従装置は、下記の状態であっても、検査
対象物の蛇行に自動追従して検査範囲を調整することが
可能であり、高性能な欠陥検査装置を提供することがで
きる。 1)検査対象物の蛇行により閾値メモリに設定する検査
ウインドウの位置だけではなく、幅も変更しなければな
らない場合、 2)検査対象物の蛇行により、検査領域がラインイメー
ジセンサの視野内になったり視野外になったりする場
合、 3)検査対象物のスリット毎に検査ウインドウの位置、
幅、数を変更しなければならない場合、 4)検査後にスリットされる検査対象物の場合は、他の
ラインイメージセンサ内エッジにより、検査ウインドウ
の位置、幅、数を変更しなければならない場合。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による仮想検査領域と実検査領
域の関係の概略を示す図である。
【図2】本発明の実施例による欠陥検査装置用蛇行追従
装置を示すブロック図である。
【図3】図2におけるホストコンピュータとCPUの動
作の概略を説明するフローチャートである。
【図4】図3のフローチャートを図解して説明する図で
ある。
【図5】本発明の実施例による欠陥検査例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…ラインCCD カメラ 2…画像処理装置 3…A/Dコンバータ 4…コンパレータ 5…ランレングス符号化回路 6…基準値メモリ 7A…第1閾値メモリ 7B…第2閾値メモリ 8A…第1ランレングスバッファ 8B…第2ランレングスバッファ 9…RAM 10…CPU 11…I/Oインターフェース 12…ホストコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 徳之 愛知県豊橋市牛川通四丁目1番地の2 三 菱レイヨン株式会社機能製品開発センター 内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続して走行する検査対象物について、
    その走行方向にほぼ垂直に走査して前記検査対象物の画
    像データを得る少なくとも1台のラインイメージセンサ
    と、 前記ラインイメージセンサの各々について、該ラインイ
    メージセンサの画像読み取り有効領域を基準として前記
    検査対象物の蛇行がない状態での前記検査領域の位置を
    基準検査領域として設定する手段と、 前記ラインイメージセンサの少なくとも1つの出力信号
    から、前記検査対象物の蛇行量を検出する蛇行量検出手
    段と、 前記ラインイメージセンサの各々について、前記基準検
    査領域の位置に前記蛇行量を加算して得られる仮想検査
    領域で且つ前記有効領域である部分を実検査領域として
    設定する手段と、 前記ラインイメージセンサの出力信号を2値化するため
    の、前記実検査領域と非実検査領域とでそれぞれ異なる
    閾値を格納する閾値メモリと、を備えた欠陥検査装置用
    蛇行追従装置。
JP9300978A 1997-10-31 1997-10-31 欠陥検査装置用蛇行追従装置 Pending JPH11132966A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9300978A JPH11132966A (ja) 1997-10-31 1997-10-31 欠陥検査装置用蛇行追従装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9300978A JPH11132966A (ja) 1997-10-31 1997-10-31 欠陥検査装置用蛇行追従装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11132966A true JPH11132966A (ja) 1999-05-21

Family

ID=17891372

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9300978A Pending JPH11132966A (ja) 1997-10-31 1997-10-31 欠陥検査装置用蛇行追従装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11132966A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002243649A (ja) * 2001-02-16 2002-08-28 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 外観検査装置
JP2006177887A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Saki Corp:Kk 被検査体の外観検査装置
JP2011053200A (ja) * 2009-08-05 2011-03-17 Jfe Steel Corp 表面検査装置および方法
CN111754470A (zh) * 2020-06-11 2020-10-09 厦门雨程户外运动用品有限公司 自动验布方法、装置、自动验布机和存储介质

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002243649A (ja) * 2001-02-16 2002-08-28 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 外観検査装置
JP2006177887A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Saki Corp:Kk 被検査体の外観検査装置
US7751611B2 (en) 2004-12-24 2010-07-06 Saki Corporation Apparatus for inspecting appearance of inspection piece
JP4654022B2 (ja) * 2004-12-24 2011-03-16 株式会社サキコーポレーション 基板の外観検査装置
JP2011053200A (ja) * 2009-08-05 2011-03-17 Jfe Steel Corp 表面検査装置および方法
CN111754470A (zh) * 2020-06-11 2020-10-09 厦门雨程户外运动用品有限公司 自动验布方法、装置、自动验布机和存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4351522B2 (ja) パターン欠陥検査装置およびパターン欠陥検査方法
JP3693508B2 (ja) パターン比較方法および外観検査装置
JP2003057019A (ja) パターン検査装置および方法
US6456318B1 (en) Defect inspection apparatus and method by comparing two pairs of areas adjacent to one another
US10109045B2 (en) Defect inspection apparatus for inspecting sheet-like inspection object, computer-implemented method for inspecting sheet-like inspection object, and defect inspection system for inspecting sheet-like inspection object
CN114519714A (zh) 一种显示屏脏污缺陷判定的方法和系统
JP2002005846A (ja) 欠陥検査装置
JPH11211442A (ja) 物体表面の欠陥検出方法及び装置
JP4215473B2 (ja) 画像入力方法、画像入力装置及び画像入力プログラム
JP3332208B2 (ja) 網入りガラスの欠陥検出方法および装置
JPH11132966A (ja) 欠陥検査装置用蛇行追従装置
JP4104213B2 (ja) 欠陥検出方法
JP2003329601A (ja) 欠陥検査装置及び欠陥検査方法
JP3608923B2 (ja) 欠陥検査装置用蛇行追従装置及び欠陥検査装置
JP5136277B2 (ja) 網入りまたは線入りガラスの欠陥検出方法
JP2002008029A (ja) 画像検査装置
JP4956077B2 (ja) 欠陥検査装置及び欠陥検査方法
JP3119581B2 (ja) 欠陥検査装置及び欠陥検査方法
JP3234636B2 (ja) 欠陥検査装置
JP2002303588A (ja) パターン欠陥検査装置
JP2002162363A (ja) 欠陥検出装置用蛇行追従装置
JP4585109B2 (ja) 鋼板の表面疵検出装置、検出方法及び記憶媒体
JP3202330B2 (ja) 欠陥検査装置
JP2507811B2 (ja) 2値化装置
JPH01150987A (ja) 形状認識方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040406

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040519

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040713

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20040706

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040913

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041116